『ありがとうございます』

みなさま。ご心配おかけしてすみません。
コメントくださったかたがたに、心からお礼申し上げます。
おひとりおひとりに返事書かせていただくのは、パソコンが直って私も治って^^
帰ってきてからにさせてくださいね。
おひとりおひとりの温かいお言葉、胸にしみます。ほんとうにありがとうございます。

今日も、病気のこと(セカンドオピニオンのことなど)や介護のことなどいろいろ調べもののため、
ネットカフェにきてこれ書いています。
なんで、大事な時に限ってパソコンが故障するんだっ?
まあ、人生というものは得てしてそういうものかもしれませんね。(苦笑)


いい機会なので、いろいろ身辺整理。思い切って家の中のものの断捨離を行っています。
最初のショックから醒めて今は落ち着いた気分。

とにかく。彼岸花。がんばりますぅ。

ありがとうございます! 






スポンサーサイト

ブログ少し休みます。

皆さん。ご心配おかけしていると思います。

パソコンが変になっちゃった。
ハード自体には問題ないのですが、windowsの更新プログラムの過程で、画面が一切
ブラックアウト。色々調べてもらったのですが、初期化するしかないとのこと。
今、工場送り?しています。いつから使えるようになるかわからない。
この更新記事は、ネットカフェから送っています。

そして。どうも体がよくないみたいです。
まだ確定ではありませんが、入院手術ということになるかも。
うえ~ん!
まあ。その時は覚悟するしかないです~。

というわけで、しばらく記事更新できないと思いますし、皆さんのところにお訪ねしたりも
できないと思います。
コメントくださった方々に返事もできなくてごめんなさい。

みなさまの友情に感謝です。

彼岸花。たぶんだいじょぶ。

頑張って戻ってきます。 ^^





『キャンドル・ナイト 85』






キャンドル・ナイト 85



昨年9月。
北陸の海で拾った石と。





南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『この忖度の国で⑤ 佐川喚問その二』


2.森友問題・加計問題の特例および特殊性。

森友・加計問題に関して、もっと確実な信頼できる情報があったらどんなにこの記事も
書きやすいだろう。
だが、一介の市井人にすぎない私には、情報と言えば、テレビか新聞かあるいはネット上の
情報を元にして、その真偽性を慎重に問いつつ確かめつつ書いて行くしかない。

この明らかに異例とも言える二学園への厚遇に対し、市民感覚として『なんか変だよな』
『なんかおかしいよね』『納得できないよね』では、森友学園や加計学園をめぐる疑惑を
公に追及していくことなど本当は出来ない。ただ、その『変だ』と思う感覚はとても大事だと思う。

そうした限られた情報の中でも、全体の流れを示すことによって、その異常さを訴えることなら
出来るかもしれない、と私は考える。全体の構図の突出した部分を取り出すことによって、
あるいは全体の構図の中でそこだけ欠落している部分があるなら、そこになにかがあるのだろう、
ということを、印象として炙り出すことは出来るかもしれないと思う。
隠されているところにこそ何か真実があると言う書き方しか、今の私には出来ないが、
しかし。『国民は納得していないぞ!』、という多くの声の、そのひとつの声として、
今起きているおかしなことを、私も考え糺して行くことが大事なのだろうと思っている。

政治がまっとうに行われるようそれを糺していくのは、国民の力以外に
本当はないのだ。



前の記事で引用した、『安倍総理夫人の名前をなぜ削除したのか』という丸川氏の質問について
佐川氏が補佐人の助言を求めた、という場面の前に、こんなやりとりがあった。

丸川氏「書き換え前の文書の中に、特例的な内容、特例的な処理、特例承認あるいは
     本件の特殊性という言葉が出てきます。これらの特例的、あるいは特殊性という
     言葉が官邸の関与を意味しているのでしょうか、あるいは総理夫人の関与を
     意味しているんでしょうか

佐川氏「特例承認につきまして、私、昨年、国会でご答弁をさせていただいてございます。
     普通、国有財産は売却が中心でございますが、貸し付けをすることもできることに
     なってございまして、通常はやはり売り払いをするためにも3年程度の賃貸貸し付け
     契約というのが通常
ですが、通達上3年と書いてあるんですが、これによらない場合には、
     本省の特例承認をもらってですね、変えることができる
ということで、実はこれは
     定期貸借契約でございますので、法令上10年が最低期間でございました」
     「従いまして、この3年では間に合わないんで、本省の特例承認をとる
ということで、
     本省で特例承認をしたということでございまして、その特例承認というのは、そういう意味
     でございますというのを昨年も答弁をしております

丸川氏「特例、あるいは本件の特殊性という言葉は、官邸の関与あるいは政治の関与を
    意味しているのではありませんね」

佐川氏「そうではございません」

・・・・・・
どうだろうか。
上記、佐川喚問における丸川氏の質問とそれに対する佐川氏の答えは、この森友学園
国有地取得の一連の経緯が、『特殊』でなかった、ということを十分に説明し切れているだろうか?


佐川氏は、丸川氏が、
『書き換え前の文書の中に、特例的な内容、特例的な処理、特例承認あるいは本件の特殊性
という言葉が出てきます。これらの特例的、あるいは特殊性という言葉が官邸の関与を
意味しているのでしょうか、あるいは総理夫人の関与を意味しているんでしょうか
』と
問うたのに対し、「『特例承認』は、売払いをするためにも国有財産を貸付けする場合は、
3年程度の賃貸貸付けが原則。その決まりによらないケースの場合は本省の『特例承認』
が必要だ、ということ、<u>すなわち『特例承認』とは何かということを昨年も説明している」、
ということを単にここで言ったに過ぎない。

この質疑応答のどこに、『官邸や政治の関与はない』、という丸川氏の結論を引き出す根拠と
なる証拠がある?

それなのに、丸川氏は、
『特例、あるいは本件の特殊性という言葉は、官邸の関与あるいは政治の関与を意味して
いるのではありませんね

と、また、『~ではありませんね』、と有無を言わさぬ訊ね方をし、佐川氏はそれに
『そうではございません』と答えているのである。



森友学園による国有地買い取りに至るまでの元の文書のうち、主に書き換えられたのは
「貸付決議書」「売払決議書」「特例承認の決裁文書」。これらの書き換えを反映させる形で
残りの文書も書き換えられた。その文書数14で、その中の改竄・削除された箇所は、実に
290カ所にも及ぶと言われている。
私も新聞で、その14文書の改竄前と後の比較表を見たが、中でも最も突出して『書き換え』で
なくほとんど丸ごと削除されてしまっているのが、『11.学園提出の要望書について』と
『〈2〉貸し付け決議書②「普通財産決議書(貸し付け)」』 (平成27年5月27日)
『〈5〉特例承認の決裁文書②「普通財産の貸付けに関わる特例処理について」』
            (平成27年4月30日)
であって、特に『〈5〉特例承認の決裁文書②「普通財産の貸付けに関わる特例処理について」』
という文書に、複数の政治家の名前や昭恵夫人の名前が複数回出てくるのである。
なおこの改竄前のこの文書には、籠池氏と日本会議についての記載もなぜか出てくる。
この大きく削除された文書にこそ、財務省理財局および近畿財務局そしてさらにその上の
人々にとって、都合の悪い真実が隠れているからこそ、これほど大きく削除したのであろう。

●2017年11月28日の衆院予算委員会で、立憲民主党の川内議員が行った質問に答え、
佐川氏の後任の太田充理財局長は、
 ①「売り払い前提の定期借地とする特例処理を行った事例」
 ②「瑕疵担保責任を免除する特約をつけたもの」
 ③「延納の特約を付して売却した事例」
 ④「公共随契により売り払いを行った中で、契約金額を非公表にした事例」
の4つについて、過去5年間の間にそれぞれ1194件中、森友学園ただ1件しかなかった
ことを認めている。

1194件中、森友1件だけ!


●また、2017年11月22日、「売却価格が適正かどうか」の調査を終えた会計検査院が
報告書を国会に提出。その中で、約8億2000万円の値引きの根拠が不十分であり、

森友学園への土地売却は異例の対応であったことが、ここでも浮き彫りになっている。

●問題の国有地には大量のゴミが埋められており、そのことを元にかくも大胆な値引きが
森友学園に対し認められたわけだが、そのゴミの実態調査や概算量の計算自体が不正確で
あった事実
が、その後も次々に報道された。

本当に森友学園側が主張したように、9.9メートルの深さの高深部にごみはあったのか。
実は専門業者がボーリング調査測定し、「ない」と報告した資料を、財務省は保有していた。

それについては、この記事に詳しい。
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18667_3.html
森友 土地
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.


写真は、2014年12月に、『(仮称)M学園小学校新築工事 地盤調査報告書』として
作られた資料。作成者は国土交通省であり、国土交通省大阪航空局が、この土地の地下の
構造物の状況を調査したもので、どのような用地として利用できるかを確認するためのもの
であるという。
すなわち、森友が購入した土地の地層図。
浅い方から(1)盛土層、(2)沖積層、(3)洪積層と続く。その地層ごとに地質が記載されている。
(1)の盛土層では盛り土(3メートル厚)、(2)の沖積層では第1粘土層(0.3メートル)、
砂質土層(3メートル)、第2粘土層(4メートル)と続き、(3)の洪積層では、第1砂質土層(1メートル)、
第1粘土層(1平方メートル)、第2砂質土層(2~5メートル)と続いていることが示されている。

一番表面部分の盛り土の中には敷地造成時に施行された砂質土、上部で植物根、
中~下部で、塩ビ片や木片及びビニール片などを多く混入していると書かれているが、
すなわち表層部分から約3メートルの盛り土の部分にはごみはあるが、それ以外の地層は
1万年前後をかけて、堆積してつくられた堆積層であり、それらの地層から塩ビ片やビニール片が
出るはずがない、
ということがこれでわかるのだという。

それなのに、籠池氏の主張通り地下9.9メートルのところからゴミが出てきたということとして
国交省はおよそのゴミの量をろくに調査もしないで概算し、その概算を元に8億円もの
値引きは行われたのである!
上記サイトによれば、
2016年3月24日に森友学園は、借地から土地の購入に切り替えたいという希望をだした。
その購入価格を決めるに当たって、財務省はこの土地の所有主である大阪航空局(国交省)
に相談し、高深部のごみ量とその撤去費用を算定した。
高深部に埋まっているごみの量は約1万9500トンと見積もり、その撤去費に8億1900万円
かかるとし、この分を売却予定価格である9億5600万円より値引いて1億3400万円で
売却した。16年6月20日に売買契約を行っている。
 これが、「第2回目のごみの撤去」である。したがって、2回目のごみの撤去は、実際にごみを
撤去して、それにかかった費用を算出したわけではない。国である大阪航空局(国交省)と
近畿財務局(財務省)が算定計算を行いはじき出した、単なる想定金額
である。
しかもその際に、瑕疵担保免責契約(上記太田理財局長の答弁にも出てくる異例の特約)を
行い、あとでごみの撤去の有無で問題になっても、金銭のやり取りは生じないようにしていた。

(ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/04/post_18667_3.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved. 下線部彼岸花による)



●とすると、ここにすぐ続く部分も問題になる。
丸川氏『では、総理夫人が森友学園の名誉校長であることが貸付契約や売買契約に
    何らかの影響を与えた経緯もありますか。 』
佐川氏 『総理夫人が名誉校長であるという話は2月の最初のほうで私も知りました。
    ただ、その私昨年ずっと勉強しておりますが、やはりきちんとこの貸付契約あるいは
    売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約しておりますので、
    そういう影響は ございません。』


この佐川氏の『すべて不動産鑑定にかけた価格で契約』という答弁は、虚偽答弁になりはすまいか?
そもそもの8億円値引きの計算、根拠も杜撰なら、この佐川氏の答弁も極めて杜撰な答弁である。
国有地は国民共有の財産である。ちゃんと正確な経緯を調べて誠実に答弁するのが
理財局長であった佐川氏の責任ではないか!
それに。
『きちんとこの貸付契約あるいは売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約する』
ということは、『総理夫人が森友学園の名誉校長であること』とは、なんの関係もないだろう?
総理夫人が森友の名誉校長であったろうがなかろうが、『貸付契約あるいは売却契約ともに
すべてきちんと不動産鑑定にかけた価格で契約する』ということは常に行われなければならない。
『貸付契約あるいは売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約したから、総理夫人の
影響はなかった』とでもいうような丸川氏佐川氏のロジックは全くおかしい。


●今年3月28日の読売新聞によれば、兵庫県の金属加工業者が国に約3600万円の
損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こすことがわかったという。
業者は2011年9月、工場用地として大阪府豊中市内の国有地(約390平方メートル)を
約2700万円で購入する契約を国土交通省大阪航空局側と結んだが、くい打ち工事中に
地中で大量のごみを発見。業者は契約に基づき、国に撤去費用約2390万円などを
請求したが、大阪航空局が約2160万円の支払いを認めたのは17年7月だった。
森友と同じく購入した国有地の地中からごみが見つかったのに、国が撤去費用を支払うまで
4年以上かかり、業務に支障が出たなどとして、同じく国有地からごみが見つかった森友学園
のケースでは約1か月で撤去費用を算定しているのに比較して不公平で納得できないと
訴えるのだという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00050028-yom-soci



この、建設予定地のゴミ分量、それによる値引き額の計算に見るように、森友問題にしても
加計問題にしても、とにかく驚くほどの杜撰な認定があちこちで行われている。

なぜ、この二校が特別扱いされてきたのか。
私がここに少し書いたことだけでも、森友・加計両学園に対する、
異様なほどの国による特別扱い、特殊性は見えてくるのではないか?


そこには、安倍氏本人の人脈や、昭恵夫人の一国の宰相夫人として少々どころでない
軽はずみな行動などがもたらした特定の学校法人に対する『特別扱い』や『異例の厚遇』が
ありはしなかったか。
それらが認定されていく過程のあちこちで、不当な圧力や無用の忖度が当たり前のように
行われていたのではないか。
『公文書改竄』の罪は大きい。そして、その他にも『背任』などの重大な罪を
構成するものではないのか。
森友・加計問題は終わっていない。

最後に、安倍氏本人およびその周辺と加計学園との、異様なほどの密接な関係図を
載せておく。


・安倍昭恵氏             加計学園御影インターナショナルこども園名誉園長
・萩生田光一官房副長官       加計学園千葉科学大 客員教授(2009~12年。落選期間中)
                          〃     〃    名誉客員教授(現在も。ただし無給)
・木曽功元内閣官房参与          〃      〃    学長(16年4月~現在)
・井上義行参院議員・元安倍首相秘書官   〃  〃 客員教授(09年まで)
・江島潔参院議員・元下関市長      加計学園倉敷芸術科学大 客員教授(15年まで)
・下村今日子元文科相下村博文氏夫人 広島加計学園教育審議会委員
・木澤克之最高裁判事(安倍氏が任命)  加計学園元監事(16年まで)
・逢沢一郎政倫審会長            加計学園国際交流局顧問。アイサワ工業が
                          加計学園獣医学部工事受注
・下村博文元文科相          下村氏は、第二次安倍内閣発足時に真っ先に文科大臣に
                  指名された。安倍氏と思想が非常に近い。
                  独自の『教育観』で日本の教育改革に力を入れる
                  安倍総理の肝煎りの人事であった。上記下村氏夫人も、安倍氏、
                  昭恵氏、加計氏との関係は非常に近いようである。
                   https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207379


なお、つい数日前のことなので、ご記憶に新しいと思うが、安倍首相が3月26日の
参院予算委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員に対して
妻が名誉校長を務めているところはあまたの数あるわけだが、それそのものが、
今まで行政等に影響を及ぼしたことはない』と答弁。
ところが、二日後の3月28日の参院予算委員会で共産党の小池書記局長が、
この「名誉校長」について『(あまたあるとおっしゃるが)いったいどこの学校や保育園なのか』
と問いただした。
結局、昭恵夫人の抱えた『名誉職』の件数は55件あるものの、名誉校長を務める
のは、結局、森友学園『瑞穂の国記念小學院』と、加計学園御影インターナショナルこども園
名誉園長の二校だけだった、
という安倍氏の勘違いが確認されたということもあった…。

ご存じのように、森友の小学校はこのように問題が発覚し、結局開校できなかったわけだが、
木村真豊中市議や朝日新聞毎日新聞などジャーナリストらの粘り強い追及がもし
なかったならば、
今頃、安倍氏ら日本会議の思想を色濃く実現した、市民感覚からして異様な教育をする
森友の小学校は開校し、昭恵夫人はそこの名誉校長でいたはずである・・・。





『この忖度の国で④ 佐川喚問その一』


2018年。3月27日。
衆参両院で佐川氏喚問。

どうせ、『刑事訴追の怖れがあるので証言を控えさせていただきます』で
押し通すんだろうなあ、と思っていたので、期待もがっかりもしなかったが、
虚しさだけは残る。
しかし、なかなか興味深い茶番劇ではあった。


政府、財務省がこれで全てがすんだと思う方ならおかしい。国民はまったく納得していない。
佐川氏がいくら自分の訴追を逃れるためといえども、あのように訴追と関係ない
ような質問にも徹底して答弁を拒否し続けたことで、国民が真に知りたいと思って
いる核心の疑問は何一つ明らかにならなかったわけだから。

①なぜ、籠池氏の森友学園があのように異例の優遇を受けられたのか。
②なぜ、公文書がかくも組織的・大規模に改竄されたのか。誰がそれをしたのか。

  
大きく分けて、この問題は、2段階に分かれていると思う。
①2013年7月以降2017年6月20日まで。
  森友学園が大阪府豊中市の国有地の取得に動きだした時から、最初は借り受けのちに
  それの購入に関し、財務相が森友学園と売却契約を結ぶまで。
②2017年2月以降、近畿財務局および大蔵省財務局において、森友学園に関する
  決済書という公文書が、書き換えられるまで。
  

①の、理財局の決済が下り売却契約が結ばれるまでの時期のほとんどは、
佐川氏自身はまだ理財局局長ではなく、迫田英典氏が任を負っていた。
佐川氏は、売買契約が結ばれるわずか3日前の2016年6月17日に理財局局長に
就任。迫田氏は同日、国税庁長官に昇進している…。
当の佐川氏が言うとおり、売買契約に至るまでの経緯には佐川氏自身はタッチしていない。
だから、国会などでの答弁にあたり、佐川氏自身の言葉を借りれば、佐川氏は一連の
経緯を『勉強』『資料を読みこんだ』『話を聞いた』『当時の担当は』などという
どこかよそ事のような答弁で終始したのであろう。
また、午後からの衆院予算委員会で、立憲民主党の逢坂誠二氏とのやりとりの時に、
『前任者の迫田氏からの引き継ぎがなかった』とも答えている。
財務省理財局局長に限らないが、いい加減なもんだな…と思ってしまう。
前任者から十分な引き継ぎも行われず、答弁は、部下の書いた答弁書を読んで、
2年間、そつなく瑕疵なく無事に過ごせば、その多くは国税庁長官にご栄転だ・・・。

②の森友関連の決裁文書の改竄が行われたのは、2017年2月下旬から4月の範囲
と言うことは、財務省自身が認めている。だからこの件に関しては、佐川氏は当事者であり、
ことの詳細を知っていたはずである。だからこの件に関しては、佐川氏は立場上の責任を
明らかに負う。
従って、主にこの件では、佐川氏は『刑事訴追の怖れがあるので証言できない』
を連発。

それでは、上記の二つを明確に分けて考えられるか、と言うと、改竄は森友学園の
国有地取得に関して行われたのであるから、これは全く切り離して考えられるものではない。

『この忖度の国で』シリーズのつづきとして、また中心問題の一環として、佐川喚問を
考えてみたい。『この忖度の国で ①』に挙げておいた項目と絡めて書くことも多くなると思う。


1.断固として否定した箇所こそが逆に疑いを呼ぶ。

自民党丸川珠代氏の質問。これこそが茶番の最たるものだった。
丸川氏『この書き換えを、誰が指示したのかというのは、国民の非常に大きな関心の的でございます。
    理財局の内部で書き換えが行われたということでございますが、改めて確認をいたします。
    佐川さんあるいは理財局に対して安倍総理からの指示はありませんでしたね

佐川氏『ございませんでした』
丸川氏念のために伺いますが、安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね
佐川氏『ございませんでした』
丸川氏官邸の官房長官、官房副長官、総理秘書官からの指示はありましたか
佐川氏『ございませんでした』

この応答などはなかなかに興味深い。
森友による国有地貸し付け・買い取りに関する契約締結から決裁書改竄に関する
一連の問題の、他の質問にはあれほど徹底して『刑事訴追の怖れがあるから証言出来ない』
証言を拒み、またとりわけ国有地貸し付け~買い取り契約に至る過程の期間はほぼ、
自分はまだ理財局長でなかったので知る立場にない、と部外者のごとくに答え続けて
いた佐川氏が、この首相、首相夫人、また官邸の首相に近い人物の関与に関する質問には、
なぜか、買い取り契約までの課程、書き換え、その両方に対する問いで、
『(指示は)一切ございませんでした』と、断定的に答えていることである。


改竄された文書もそうだが、改竄された箇所が、なぜそこを選んで改竄・削除されたのか、
というところにこそ、真実がある。

何かやましさをそこに感じなければ、手を加えられていない他の箇所同様、なにも
法律に抵触する怖れのある危険を冒してまで、誰かがそこを変える必要などない。

同様に、自らが関わることについてはほぼ全て『刑事訴追の怖れ』があるということで
証言を断り、自分の在任期間のことではないことに関しては他人事ごとのような答弁を
していた佐川氏が、なぜ、安倍首相、昭恵夫人そして官邸の関与を問う質問には
断定的に否定したのか。
その不自然な落差は、その質問にこそ重大な意味があったからではないか。

官僚の答弁は周到である。
午前の共産党小池氏の、
では、(昨年)2月から3月にかけて、あなたは何を根拠に答弁したんですか。』という問いに
まず質問通告があり、各原課で答弁書をつくり、そういうものを基本に答弁をする、というのが
実態だ
、と答え、契約締結までの経緯に関しては、『自分が勉強した範囲で』、と前置きして
答えていた佐川氏。それ以外のことは知らなかった、という、後々追及された時の逃げ道を
ちゃんと作っている。
原課が作ってきた答弁書以外のこと、自分で勉強した範囲以上のことは
首相、昭恵夫人、そして首相官邸の人々からの関与や影響を含め、そこで何が行われたかは
詳しくは知りません、と答えているのも同然だ。
それなのに、首相、夫人および官邸関係者からの関与、指示、影響等はない、と言いきるのは
不自然だし、無責任だし、国会という場、ひいては国民を欺こうとしているのか、と言いたくなる。

ただ、安倍昭恵夫人に関する問いに、佐川氏の答えが揺らいだ時がある。

私は、喚問の全文コピーをネットで得た。そこのところを掲げてみる。

丸川氏「では、総理夫人が森友学園の名誉校長であることが、貸し付け契約や
     売買契約に何らかの影響を与えた経緯はありますか」
佐川氏「総理夫人が名誉校長であるという話は、2月の最初の報道で、私も知りました。
     ただ私、昨年ずっと勉強しておりますが、やはりきちんとこの貸し付け契約、あるいは
     売却契約ともに、全て不動産鑑定にかけた価格契約をしておりますので、
     そういう影響はございません」
丸川氏「それならばなぜ、書き換えを行って、安倍総理夫人の名前を削除したんでしょうか」
佐川氏「補佐人の助言を求めてよろしいでしょうか」
(※委員長が許可し、佐川氏が補佐人に助言を求める)
佐川氏「失礼いたしました。書き換え前の決裁文書に関わる話全般につきまして、やはり
     経緯そのものでございますので、そこは答弁を控えさせていただきたいと思います



ここで佐川氏の鉄壁の応答は、自家撞着から来る乱れを示しているのである。
引用前半部では安倍総理夫人の影響を、はっきりと否定しておきながら、『ではなぜ書き換えを
行って、夫人の名前を削除したのか
』と言う丸川氏の質問に、
佐川氏は後ろに控える
補佐人の助言を求めている。
私が参衆両院での喚問を通しで見ていた限りでは、佐川氏は数回、補佐人の助言を求めている。
それは彼が答えに窮する、要するに核心を突く問いに対したときであるのだが、
ここでたぶん初めて佐川氏は、後ろに控える補佐人の助言を求めている!

そして、他の微妙な質問同様、経緯そのものに関わることは(刑事訴追の怖れがあるので)、
答弁を控える、と答えている
のである。


これは丸川氏の質問時間の終わりに近いところで行われた質問であったが、佐川氏のこの
揺らぎにもかかわらず、丸川氏がそのすぐあとの結びの部分で発した言葉はこうだ。
丸川氏『ありがとうございました。少なくとも今回の書き換え、そして森友学園に国有地の
     貸し付け並びに売り払いの取引について、総理、総理夫人、官邸の関与はなかった
     ということは、証言を得られました。ありがとうございました』





そもそも丸川氏が、この日の参衆両院での喚問の、質問のトップバッターであった。
安倍政権の宣伝ガールをいつも務める丸川氏。
丸川氏の質問のしかたも、もうこれは茶番というか聞いていて反吐が出そうだった。
この記事冒頭部のやりとり、丸川氏自身の質問時間の最初に近い箇所に戻ろう。

改めて確認をいたします。
佐川さんあるいは理財局に対して安倍総理からの指示はありませんでしたね
念のために伺いますが、安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね
と、首相および首相夫人のところでは、『ありませんでしたね』と念を押しているのに比べ、
官邸の官房長官、官房副長官、総理秘書官からの指示というところでは、ごく普通に
『ありましたか』と訊いていることである。

ここには単なる無意識の違いではなく、質問者の明らかな意図を感じる。
『改めて確認します』とか『念のため』、と、相手の注意を改めて喚起し、この質問に想定外の
答えはないはずだからね、とやんわり圧力をかけておいてから

『ありませんでしたね』と畳みかける。

「念のため」とは何という言い草か。念のため、という言葉は、すでに分かっている内容を
再確認するとき使う言葉であろう?『改めて確認します』も同様。
この『念のため』『改めて確認します』という言葉は、おそらく、参院予算委員長を務める
金子原二郎氏が、言わば公正な司会者の立場でありながら、喚問の開始を告げる宣言の中で、
すでに佐川氏に、決議書の改竄に対する佐川氏の認識や、政治家や財務省幹部などによる
関与などについて訊ねている。
丸川氏のこの言葉は、金子氏の質問とそれに対する佐川氏の否定や証言拒否の言葉を
受けてのものと考えられなくもないが、
そもそも公平公正な立場で予算委員会の進行を務めるべき金子委員長が、
各党からの代表代議員の質問が始まる前に、すでに佐川氏の決定的な答弁を求めるって、
おかしくないか?
あれでは、そのあとの喚問の全体の構図が、のっけから決められてしまうようなものだ。


ともかく、丸川氏は、『念のため』『改めて確認しますが』と釘を刺しておいてから、
『ありませんでしたね』、『ありませんでしたね』と、他の答えは許さないというような問い方をする。
これは、一種の恫喝である。『恫喝』といって強すぎるなら、『圧力』である。

いくらそれがソフトに発せられたとしても、伝わる者には伝わる、というのが、
この手の恫喝また圧力の本質である。
私は、丸川氏がおそらく意図して使ったこのような類の手法…、時にソフトな『恫喝』
あるいは『圧力』は、森友・加計問題の関係者間の至る所で使われていたのでは
なかったろうか、と思っている。

前川氏の講演会に関する自民党赤池、池田両議員の圧力なども同じ構図だと思う。

森友文書に関わっていた近畿財務局の職員の一人が自死なさった。彼は、この
財務省理財局 ~近畿財務局関係のヒエラルキーの動きの末端に近い位置にいて、
想像も出来ないほどの圧力の集積を、その身一人に受けて死を選んだのではなかったか。


丸川氏は質疑応答の最後を、『これで総理および総理夫人の関与はなかった、と言う証言を
得られました』という言葉で結び、
二階幹事長は喚問終了後、『総理はじめ政治家がこれに関わり合いを持ったということは
幸いにしてなかったということがこれで明白になったと思う』というようなことを、記者の
ぶら下がりに答えていた。
早速か!である。二階氏は佐川喚問前には、安倍政権に厳しいようなそぶりをして見せて
いたけれど、喚問が終わった途端にこれだ。

以後、佐川氏の証言がこれで完璧に安倍夫妻の潔白を証明した、ということに
されていくのであろう。


佐川氏は、残念ながら、自らの保身を選んで、これからおそらく永久に長い時間、
国民からそしりを受ける道を選んでしまった・・・残念というかむごいことでもある…
佐川氏は、いったい誰の方を向いて財務省理財局局長、
国税局長官という、その『公僕』としての務めを果たしていたのか…



しかし、これで、森友問題が、麻生財務大臣兼副総理の言うように、『全て佐川の
やったこと』とされたり、また財務省理財局、近畿財務局の一部職員のやったこと、
と言うことで片付けられてしまうようなら、日本の行政に対する国民の信頼は地に落ちる
どころか、粉々に砕け散ってしまう。
国権の最高機関である『国会』という場が、『行政』の不正や歪みを正す力がないと
いうことを、そして神聖であるべき国会の証人喚問においてすら、このような言い抜けに
終始していればやり過ごせるのだという悪しき前例を作ってしまったということが、
今後の国民生活において、その隅々にまでどのような悪影響を及ぼすか計り知れない。


この問題は、ここでは終わらない。
語られなかったことにこそ、敢えて明らかにされなかったことにこそ、当の佐川氏初め、
まだまだ陰に隠れている当事者らに寄ってたかって『伏された部分』にこそ、
本当に重大な真実がある。









『この忖度の国で ③』

さて、前置きが長くなってしまったが、いよいよ本論に入ろう。
私は、森友問題と加計学園獣医学部の問題は、同根であると考えるので、
ときに森友問題と加計問題に同時に触れていくこともあると前置きさせていただく。




【森友・加計問題の本質】


1.関係者の思想の親和性の高さ
この両学園に関する問題の一番の本質的問題点は、

安倍首相、昭恵夫人、そして、森友学園籠池泰典氏および加計学園加計孝太郎氏らの
思想性の近さが、これらの学園の設置・優遇に関係していたのではないか、ということである。
これらの問題においてたくさんの人物が登場してくるが、その多くに共通する思想の近さ・・・
はっきり言えば
①『日本会議』
②『神道国家連盟』
③『改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会』(教科書改善の会)
④『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』
⑤『創生「日本」』

などの思想・方針との親和性の高さが、両学園問題の根本に横たわっていると私は考える。

森友学園による国有地貸借・購入に関する財務省の決裁書で、14文書で実に300カ所
近い削除や文言変更があったことが明らかになっているが、その削除される前の元の文書に
幾人かの政治家や昭恵夫人の名が登場する。
2013年8月13日 鴻池祥肇・元防災担当相。
2014年4月28日 安倍首相夫人昭恵氏。昭恵氏は他に2015年9月5日、17年1月8日、
             など計5カ所登場。

2015年1月15日。北川イッセイ・元国交省副大臣。
2015年1月29日 平沼赳夫・元経済産業省。
2015年2月17日 鳩山邦夫・元総務相。


北川イッセイ氏は、秘書官を通じ、森友学園から貸し付け料が高額すぎる件について
面会を求められるも、国土交通省として回答、『面会しても意味をなさない』と、明確に
これを断っている。
しかし、鴻池氏、平沼氏、鳩山氏は、秘書を通じて、森友の件で一種の口利きに類する
ような問い合わせをしてやっている。
昭恵夫人の動きについてはみなさんすでに報道でご存じであろう。
籠池夫妻といっしょに写真を撮ったり、講演をしたり、園児たちの『安倍首相、
昭恵夫人、ありがとうございます!』という一斉の挨拶に涙したり、
夫人付き政府職員が国有地の売買予約付定期借地契約に関して財務省からの
返答を籠池氏にFAXしていたり、果ては森友学園『瑞穂の国記念小學院』の名誉校長を
引き受けたり。

さて。この削除された文書の中で名前が出てきた人々のうち、明確に口利きを断っている
北川イッセイ氏を覗いて、秘書を通じて何らかの問い合わせを森友学園のために
してやった鴻池氏、平沼氏、鳩山氏は、いずれも上記5団体、会などのいずれかと関係を
持っている議員たちである。
鴻池氏は①②④⑤、平沼氏は①②④⑤、鳩山氏は④のみ。

なぜ、森友関連文書はかくも大規模の削除や文言書きかえが行われたのか。
それは、削除された部分を見ていけば、逆にわかろうというものだ。
その部分が、文書が公開されたときに、誰かにとって都合の悪い箇所を含み、
追及される怖れがあるからこそ改竄削除したのであることは明白だ。
昭恵夫人の名前の出てくる箇所、これらの現・元国会議員三氏の名前の出ている箇所は
削除された。
そして。
改竄前文書には、なぜか、森友学園理事長である籠池氏の経歴ともいうべきものが
書かれていた。
『同氏は、「日本会議大阪(注)代表、運営委員」を始めとする諸団体に関与している』と。
そして、(注)として、日本会議大阪についての説明が7行にわたって書かれていたのだが、
すべて削除されている。その注の中には、『日本会議』に連携する組織として
『日本会議国会議員懇談会』のことが書かれ、平成27年(2015年)現在、
『特別顧問が麻生太郎財務大臣、会長が平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが
就任』
という文章もあったのだが、消されてしまった。

日本会議と安倍政権の関わりについて書こう。

現在、安倍晋三首相、麻生太郎財務大臣・副総裁は、『日本会議国会議員懇談会』の
『特別顧問』であり、菅義偉内閣官房長官は副会長の一人。
(ちなみに現会長は、田久保忠衛。その前の会長が平沼赳夫氏。)
実に現在の安倍第4次内閣の20名の閣僚中12名が、この日本会議国会議員懇談会の
メンバーであり、18名が『神道政治連盟国会議員懇談会』のメンバーであり、その多くは
『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』の会員である。
2016年に発足した第三次安倍再改造内閣などでは、閣僚20人のうち、公明党の
石井啓一国交相を除く全員が、『日本会議国会議員懇談会』『神道政治連盟国会議員
懇談会』『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』のいずれかの議員連盟に
所属歴がある『靖国派』の政治家であった。『神道政治連盟』に至っては、公明党の
石井氏以外実に閣僚20名中、実に19人が所属していたのである。

もちろん、政治家といえども個々人が抱く思想は自由である。それは当然のことだ。
これらの団体・組織には、自民党だけでなく、民進党など野党の議員たちも所属している…。
だがしかし、安倍政権のこの『神道』がらみの閣僚の多さは、やはり異常ではなかろうか。

『日本会議国会議員懇談会』の関連団体『日本会議』によれば、問題の籠池氏は、
日本会議の会員であったが、2011年、退会している。それにもかかわらず氏は、
『日本会議大阪代表・運営委員』と書いた名刺を財務省関係者に配布していたらしい。
このたび削除された文書に、籠池氏がらみで『日本会議』の記述があることを、日本会議は
迷惑がっているようだが、とにかく、籠池氏、安倍首相初めとする国会議員ら、
このたびの森友問題に、日本会議に関係する人物たちが極めて多いことは、特徴的
であることに変わりはあるまい。

安倍首相と夫人が、
森友学園の教育方針…系列塚本幼稚園の幼い子供たちに『教育勅語』を暗唱させ、
こともあろうに、運動会の選手宣誓で子供たちに、

『大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・
北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国、韓国が心改め、
歴史で嘘を教えないよう、
お願い致します。
安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!
安保法制国会通過よかったです
!』


と言わせるような森友学園の教育方針を夫妻そろって『素晴らしい』と称賛していたことは
どなたもご存じだろう。

安倍首相は、昨年2月17日の国会答弁で、籠池氏のことを『言わば、私の考え方に
非常に共鳴している方でですね』
と、その思想の親和性を認め、
『妻から先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている』と学園のことを誉め、
一方、昭恵夫人は、
『( 森友学園の)教育方針はたいへん主人も素晴らしいというふうに思っている』と言い、
さらには、瑞穂の国記念小學院の名誉校長に就任した2015年9月には、森友学園の
塚本幼稚園の講演で、
『この幼稚園でやっていることはほんとうに素晴らしいのですけれど、それが
この幼稚園が終わってしまって普通の公立の学校に行くと、普通の公立の学校の教育を
受ける。せっかくここ(塚本幼稚園)で芯ができたものがまた(公立)学校に入った途端に
揺らいでしまう』

と語っているのである。

一国の首相の夫人が、『普通の公立の学校の教育が悪い』と言うのか!!!???

一国の首相及びその夫人が、森友学園のような特殊な思想…天皇主権、軍国教育と深く
結びついた教育勅語を称賛し、隣国へのヘイト・憎悪を子供の心に植え付けるような
教育をする…また国民のおよそ半数が反対または疑問を持っている安保法制改定が
国会を通過したのがよかった、などと子供に言わせる一種の洗脳教育…を行う学園に
肩入れし、昭恵夫人に至っては、新しく開設されるはずだった瑞穂の国記念小學院の
名誉校長に就任するはずだった、などということが、おかしいと思わないほうがおかしい。


仮に、これと全く反対の思想教育、例えば改憲反対、安保法制反対、
などという理念を幼稚園保育園の子供たちに刷り込みをする
学校があって、時の総理及びその夫人がそれを称賛し、
夫人が名誉校長に就任する、などということがあったとしたら、
いったいどれほどの批判が集まることか。そのおかしさを
想像してみてごらんなさい。


私は、ごりごりの改憲反対、安保法制反対論者ではあるが、そんな事態は同じく異常と思う。
いろいろな思想信条はあってもいいが、その教育的刷り込みに国家が露骨に関与する、
となるとそれは大問題であろう?




無論、この問題の根深さは、単に安倍首相夫妻と両学園理事長の思想性の近さ、
だけでは論じきれない。
次に続く記事などで順番に書いていくつもりだが、この記事ではまず、森友・加計問題の
『背景』と言うことで、このまま話を進めていきたい。



ちょっと、加計問題の方に軸足を移してみる。


・平成19年、『改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会』
(教科書改善の会)

発足している。これは、扶桑社の教科書事業が独立して設立されたフジサンケイグループの
教科書会社「育鵬社」による中学校歴史・公民教科書の発行を側面支援する有識者グループ
である。
https://mamorenihon.wordpress.com/2017/04/02/%E5%8A%A0%E8%A8%88%E3%81%A8%E5%AE%89%E5%80%8D%E3%81%A8%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E6%94%B9%E5%96%84%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0/
加計学園理事長加計光太郎氏は、この『教科書改善の会』の賛同者に名を連ねている。
加計学園グループの岡山理科大付属中学では歴史・公民ともに育鵬社の教科書を採択。
また、加計学園グループの予備校英数学館岡山校敷地内に、自民党支部があることが
昨年7月25日の閉会中審査の際、松沢成文参院議員(無所属クラブ)によって質問された。
自民党の職域団体「自由民主党岡山県自治振興支部」の政治資金収支報告書には
代表者名として、加計学園理事長である加計孝太郎氏の名がしるされているという。

さらには。昨夏の閉会中審査の際、自民党側の呼んだ参考人として
加戸守行前愛媛県知事
が前川氏の証言を批判し、安倍氏擁護の論陣を
張った(?)姿は、多くの方がご覧になったかも知れない。
この加戸守行前愛媛県知事は、加計学園獣医学部誘致の中心人物であるのは
皆さんご存じの通り。
しかし、この人は、14年、日本会議八幡浜支部設立の際に、記念講演を行い、
『日本人の感性を育んだ道徳の役割』などについて話している。
本人が日本会議かどうかは知らないが、日本会議、安倍総理に思想的に近いことは
確かであろう。また、加戸氏は知事時代、くだんの育鵬社版の公民・歴史の教科書採択を
強く働きかけてもいる。
2001年、「新しい歴史教科書をつくる会」による扶桑社版歴史教科書について、
教育長に「扶桑社版がベスト」と推薦し、結果、県立ろう・養護学校の一部で採択された。
この行為は知事による教育への政治的介入だと問題となったらしいが、加戸氏は
その後も扶桑社版教科書の採択を「県政の重要課題」に位置づけたという。
加戸氏は日本会議系の「美しい日本の憲法をつくる愛媛県民の会」の実行委員長を務め、
安倍首相肝いりの諮問機関「教育再生実行会議」の有識者メンバーにも選出。
前川氏の証言によれば、加戸氏が有識者メンバーに選ばれたのは『総理のご指名があった』
ためだと言う。

もう一人の加計学園今治誘致の立役者、菅良二今治市長もまた、
昨年6月7日付け週間朝日の記事によれば、日本会議のメンバーであるという……。
https://dot.asahi.com/wa/2017060600037.html?page=2




国家に従順な国民を育てるには何が一番手っ取り早いか?
『教育』である。


第一次安倍政権時の
2006年。教育基本法改定。
2007年。学校教育法・教育職員免許法及び教育公務員法・地方教育行政の組織及び運営
に関する法律、いわゆる『教育改革関連三法』改定


この改定により、『公共の精神や国、郷土を愛する態度の育成』が強調された。

第三次安倍政権時の
2015年。道徳教育の教科化決定。小学校では今年2018年から、中学校では2019年から、
       道徳が正式の教科となり、教科書を使った授業が行われ、『評価』も
       されることとなっている。

この教科化される『道徳』で、安倍政権が執着する『郷土愛』『国を愛する心』などの
押しつけはされる心配はないのか。
昨年四月、東京書籍の小1向け教科書に載る題材「にちようびの さんぽみち」。
が、教科書検定に引っかかった。
『学習指導要領に示す内容(伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度を学ぶ)に
照らし扱いが不適切』と検定意見がついたというのである。
文科省の担当者は『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着を持つことの意義を
考えさせる内容になっていない』と解説したという。
そこで書籍会社は、『街のパン屋さん』を『和菓子屋さん』に書き換えて、
検定は通過したらしい。そんな嘘のようなニュースが昨年あったことは記憶に新しい。




安倍政権の、教育への過干渉。それは、今回の森友学園問題や、加計学園問題
などに密接に繋がってくる・・・
この両校が、一般的感覚からすれば異様なほどの厚遇を受けて開校の運びになった
(森友はつぶれたが)のはなぜか。

森友学園で行われていた幼児への『教育勅語』教育。それを安倍昭恵夫人は素晴らしいと
褒め称え、新設される予定だった小学校の名誉校長に就任。昭恵氏は15年6月から、
加計学園が神戸市で運営する認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」でも
名誉園長を務めている。

安倍晋三氏自身も、森友学園問題が表面化して国会で追及されるようになって、
籠池氏との関係をまるでそれまでなかったかのように忌み嫌って(!)断ち切るまでは、
森友学園の教育方針を褒め称えていたのである。
森友学園『瑞穂の国記念小學院』は、安倍氏らの教育観に
ぴったりと添う、それを具現化する小学校であったのではなかったか。


安倍政権下で進む特定の歴史および公民の教科書採択。
たとえば、育鵬社のものだが、加計学園問題で注目されている加計孝太郎氏は、
第一次安倍政権で行った『教育基本法改定』、その改定教育基本法に基づいた
歴史教科書及び公民教科書を出版することを目的として設立された『教科書改善の会』
の賛同者であり、グループの岡山理科大付属中学では歴史・公民ともに育鵬社の教科書を
採択している。
加計学園獣医学部開校に大きな働きをした、加戸守行前愛媛県知事も、
誘致し土地提供した当の今治の市長、菅良二氏も、上に書いたように、
日本会議のメンバーであるらしいから、そこにどんな力が陰で働いたか、
考えるとおぞましい…


一国の政治が…、特に次世代の子供たちを育てていく教育が、
このようにあからさまに、特定の思想で進められていっていいのか?

一国の政治が、このように隠然と時に公然と歪められていいのか?


このことに、右も左もないと私は思うのだ。

安倍政権の教育への過干渉は、例えば、このたびの前川氏、前文科省事務次官の
愛知県での講演会の内容について、これまた『日本会議国会議員懇談会』の
メンバーである赤池氏、池田氏が、異例とも言われる教育への不当介入をしたことと
無関係ではない
と私は思っている。
それは、森友学園、加計学園問題とも同じ糸で繋がっている。この同じ手法で、政治家が
行政や教育の場に圧力をかけたのではなかったか、と。



ちなみに。
育鵬社の教科書がどんなものか。たとえば公民の教科書に安倍首相の写真が15枚も
掲載されている、
ということ一事をとってみれば、それがどのような性質のものか
わかろうというものだ。詳しくは、『育鵬社版の中学校社会科教科書を読んでみた』




この記事続く。



『この忖度の国で ②』

さて。前の記事で項目上げしたことどもについて、詳しく書いていくのだが、
その前に、このシリーズのタイトルを『この忖度の国で』とした想いについて。

『忖度』ということばが急に一人歩きをしだし、その年の流行語大賞にまで選ばれたのは、
もう2年も3年も前のことのような実感があるのだが、わずかに数ヶ月前、昨年2017年の
ことである。
無論、だから、みなさんご記憶と思うが、そのきっかけは、2017年3月23日、籠池氏が国会
証人喚問され、また同日、日本外国特派員協会の記者会見で何度もそのことばを口にした
ところからである。
籠池氏は、国有地の売買や値下げについて、
『安倍晋三氏や昭恵夫人は直接口利きをしたわけではないが、財務省の官僚がその気持を
推し量って動いたのでは
という内容の見解を繰り返し証言していた。
また、外国特派員協会記者会見の席では、「大きな力が働いた」「神風が吹いた」などの
部分について、意味を問われ、これに対し、
『安倍首相または夫人の意志を忖度して動いたのではないかと思っています』と回答したのである。

それ以来、それまで言葉として存在はしていても、多くの人に日常的に使われていたわけでは
必ずしもないこの『忖度』という言葉が、一人歩きをしはじめた・・・・・・。



実は私は、この籠池発言の2年も前。森友問題などが表に出るずっと前に、この
『忖度』という言葉をタイトルの一部にした記事を書いている。
『沈黙…意見を呑み込むということ忖度するということ ②』

①から③までのシリーズ記事(ほんとはもっと続くはずだった)であったが、このときは私は、
あの、ISによる後藤さん、湯川さんの死の前後に日本を覆った『沈黙と忖度』について
考えを述べたのだった・・・・・・
だから、当然今回の森友・加計問題での『忖度』の使われ方とは違う論点となっている。
しかし、誰か何か『強力な力』に対し、日本人という民族が、非常によくも悪くも『忖度』や
『自己規制』をしがちであること、ひいては『沈黙』してしまいがちである
というその傾向を
危惧した記事
であったことでは、今の問題と共通しているように思う。

後藤さんたちの死という事態の深刻さの前に…誰もが言葉を失い利害損得など超えたところで
深く共に悲しむ、いわば『惻隠の情』とも言うべき心性、人間がおのずから持っているそういう心性
から来た沈黙や忖度を、自然な人間感情と、共感し認める一方で、私は、シリーズ③の中で
こう書いている。

『それが、他者への遠慮から、あるいは何かを恐れて自らの保身のこころから
自ら黙り込んでしまうとなると、それは問題だ。』
『誰がそうしろと言ったわけでもないのに、何かの、誰かの意を汲んで・・・
まあ、その、何か・誰か、というのは時の権力の志向するところ、というくらいの曖昧なものに
すぎない、そのくらいの段階でさえ、人が(時に団体が)その『あるもの』の意を汲んで
発言や行動を差し控えたりする…つまり忖度や斟酌をすることが、この国にはなんと
多いことだろう。』


そこで私は、人が黙り込んでしまう心理を、このように段階づけて分析してみている。

①事態の深刻さの前に…うなだれて言葉など出なくなる、という状態である。
②語りたいのだが、その事態について充分な知識がないために語れない、という状態。
③知識はあっても、その事態があまりにも複雑に錯綜して安易な理解を阻むゆえに、
  安易には語れないと、自ら判断した状態である。
④何かに遠慮して…何かを斟酌・忖度して、自ら黙り込む、という状態である。
⑤なんらかの圧力を感じて、黙らざるを得ない、という状態である。
⑥強烈な外力によって沈黙させられる、という状態である。
⑦上記の4つのような事情を通り越して、ひとが、もうだめだ!何を言っても無駄だ!
  とあきらめてしまった状態である。



この分類分けに見るように、私は、『忖度』そのものが常に悪いと言っているのではない。
①のように、人間感情の自然なところから出てくる沈黙や気遣いを、どうして否定できようか。
実は、私自身も、非常に『忖度』する方の人間である。気が弱いと言えば言えるが、
あっちに気を遣いこっちに気を遣い、果てはそういう自分に嫌気がさすことも。><

だが、私が問題にしているのは、そういった類いの忖度ではない。
人が何か強いものに対して『斟酌』『忖度』しすぎて黙り込んでしまうこと、自分から
そうする場合だけでなく、そういう状況に追い込まれてしまうことが問題なのだ。
上記の分類に従えば、④⑤⑥⑦の状態のことである。
④⑤⑥の『黙り込む』という部分を、『何かをしてしまう』『させられてしまう』というふうに、
実際なにかの『行動をとる』という言葉に置き換えれば、これはこのまま、今回の
ケースにも当てはまっていくのではないかと思う。


さらに私は、こうも書いている…

『誰から強制されたわけでもないのに、人または集団が、この過剰な
『忖度』『斟酌』『自己規制』をすることが、言論や批評や政治の世界で
行われていくと、社会はどうなっていくのだろう…。』



              ***


結論から言えば、私は、森友問題の当事者である籠池氏自身が記者会見などで言って
いるように安倍総理自身が口利きをする命令するなどの直接の働きかけ、というものは
なかったろうと思っている。安倍総理はそこまで愚かなひとではないだろう。
いつも徹底して安倍総理に反対している私ではあるが(><)、そこは客観的・公正に見たい。
だからこそ、1年前の2017年2月17日、安倍氏は、国会の場で、
『私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める』という強気の発言を
声を荒げてしたのではなかったか。

しかし。
周りが『忖度する』ことはありうる。

安倍氏および昭恵夫人、とりわけ昭恵夫人が、この学園の教育方針に非常に共感し
肩入れしているということは周りは知っていたはずである。昭恵夫人自身が
何回も、この学園および籠池夫妻の元を訪れ、その教育方針を褒め称え、学園での講演の場で
『籠池園長、副園長の本当に熱い思いを何度も聞かせていただいて、この小学校に
何か私もお役に立てればいいなと思っておりました』
」とまで言っている。
昭恵氏が新設される予定だった籠池氏の『瑞穂の國記念小學院』の名誉校長を
務めていたこともこれまた衆人の知るところである。

そこで、①安倍氏および昭恵夫人に近い権力者が直接動くということ、あるいは、
②財務省などの官僚、その他の政治家たちが勝手に状況を忖度して、この一連の出来事を
引き起こしてしまった…ということならありそうである。
あるいは、その両方が。
例えば同じ時期に大問題視されていた加計学園問題で、文科省に、現役政治家、高級官僚の誰彼
などが圧力をかけてたようだということは、前文科省文部科学事務次官前川喜平氏の証言など
から、およそ推測できるからである。

しかし、これも前川氏一人の証言であり、その確証が得られているわけではなかった。
そこまで追及は及ばなかったのである。結局、加計問題はあれほど安倍総理と加計孝太郎氏の
個人的関係の近さ、またその周辺の人々の異様なほどの濃密な人間関係が取り沙汰された
にもかかわらず、とうとう追及は途中でとぎれ、加計学園は予定通り開設開校の運びとなって
しまっている・・・・・・
『推測』では、物事の本質の大元のところにはなかなか切り込めないというのが悲しいところだ。

それでも。今度の森友問題では、財務省という天下の公的大機関による公文書改竄
(財務省などによれば、単なる『書きかえ』という言葉を使うが)、さらに言えば、『偽装』
組織的『隠蔽』も含むかもしれない一連の出来事は、『推測』などと言う域を超えた事実で
あることは、当の前財務省理財局長佐川宣寿氏が、書きかえを自ら認めたことで、もう
政府も逃げ隠れなど出来ない大問題に発展してしまっている・・・・・・

この問題は、単に一公的機関の文書の扱い、などの問題にとどまらず、日本が今抱えている
いろんな問題に通底する暗いものをそのうちに包含する大事な問題だと考える。

そもそも安倍夫妻と籠池氏らの歴史認識における親和性の問題や、
誰か何か『強力な力』に対し、日本人という民族が、非常によくも悪くも『忖度』や『自己規制』を
しがち、関わりを怖れことなかれとばかりに『沈黙』してしまうという、その日本人の宿痾とも
言うべき心性は、あの日中・太平洋戦争に至る過程での日本陸軍海軍という組織の上層部
や日本政府の自己保身と欺瞞、そして戦後、財界も含めた彼らの責任の取り方の曖昧さ無責任さ
に通ずるものだと私は思っている・・・。(敢えて言えばそれは昭和天皇も同じだ。)
『お上の言うことには逆らえない』・・・。『お上の思いを忖度して先に行動する』・・・。
残念ながら、当時それはそうした上層部だけでなく、新聞等の言論機関、国民の末端に至るまで、
そうだったのである・・・・・・。
『お上』や『上層部』、『上の方が』という言葉を出しただけで、周りが
理解して恐縮し、先回りして行動するという日本人の心性・・・。


今、日本のあちこちで暴露されつつある大企業のデータ改竄や偽装工作、内部監査の甘さなど
原発事故などにも通じる『組織優先』の企業倫理の崩壊にも、この問題は通じている・・・・・・。

森友問題、そして加計問題は、徹底的に追及されねばならない。
国家による公文書改竄・・・それがなぜ、いつ、誰(ら)によってなされたのか。
そしてその背景には何があるのか。
それは解明されねばならないのだ。
国民が今、これを見過ごしにし、沈黙をしたままこれを許すならば、
この国の倫理は崩壊する。それは『正しさとは何か』『何かを信じられるか』・・・
などといった私たちのすべての精神の基礎をぐらぐらにしてしまうだろう。


今、森友問題の流れは、『前財務省理財局局長佐川氏に責任がある』『彼が国会で発言した
こととのつじつま合わせのために決裁書書きかえ(改竄)が起きてしまったのだ。すべては
佐川が悪い』という方向に安倍氏、麻生氏を初めとする政府側は持って行きたいようだ。
…なんと卑怯な!

佐川氏は、なんのために国会で『文書はない』などのあのような答弁をしてきたのか。
佐川氏一人(いちにん)のミスを糊塗するためと言うには、下部組織まで巻き込んで
組織ぐるみで国会や会計検査院に提出する公文書を勝手に改竄するという罪はあまりにも重い。

どこかで大きな『忖度』が働いているのであろうことは確かだろう。
『忖度』は、忖度をしたものだけの罪なのか。違うだろう? 
『忖度』をさせたものにこそ本当は大きな道義的罪、責任、があるのではないか?
そして、そういうことになる組織構造にも問題はありはしないか?
単に忖度したものに罪をすべて負わせてそれを罰するというのではあまりにも片手落ちだ。

『忖度』は、本質的に最後には、本当に責めを負わすべき上部の者は
その追及からするりと逃れ、末端の弱い立場の者だけが責めを負う、
という構造に陥りがちなものである。
そしてそれは、ときに国を滅ぼすこともあるのだ。





『この忖度の国で ①』


今日は、森友問題に関する政府・財務省の対応に抗議する人々が官邸前に集まっている・・・
明日もあさっても、人々は官邸周辺に集まるそうだ・・・
私も自由に動けた2年前ならきっとそこにいただろう。

森友問題が加計問題とともに表沙汰になってほぼ一年・・・
ついに、関係者の内から自殺者を出してしまった!・・・・・・なんと傷ましいことか。
この問題は、その人のためにも、徹底して追及されなければならないと思う・・・



森友(そして加計)問題の本質的問題点は何か。
テレビなどの報道を見ていても、なにかそれがはっきり伝わってこない。
学校法人森友学園との国有地取引に関する財務省の決裁文書の改竄をめぐる
このたびの件は、一学校開設に伴う、単なる不明朗な手続きの問題などではない。

私は、この問題の本質は、


1.そもそも安倍晋三首相およびその夫人昭恵氏と籠池氏らの
  思想の親和性の問題。
2.安倍晋三氏の政治への私情、個人的信奉の持ち込み。
  夫人の公私混同。要するに政治の私物化傾向。
3.官僚、政治家の安倍氏への過度の忖度。
4.その背景・誘因となった、安倍一強体制の闇。
5.組織のトップのためにときに下の者が詰め腹切らされる、
  日本の組織の宿痾的構造。



にあり、そして今度の一件が結果として、

6.公文書改竄、虚偽答弁など政権および官僚の
  不正義の常態化。
7.民主主義の要諦の一つである『情報公開』と『公文書管理』への
  信頼の破壊。
8.安倍政権の立法府軽視→三権分立、立憲民主主義、議会制
  民主主義の弱体化と破壊。



を生み、

9.『公』への信頼失墜と忠誠心の破壊。
10.それらすべてがもたらす人心の荒廃と
   倫理観の弱体化。



という大きな大きな取り返しのつかない問題にいつか繋がっていくことを心配している。



それらについて、次の記事以降に書いていきたい。


『キャンドル・ナイト 84』


東日本大震災の日から今日で7年目。


84回目のキャンドル・ナイトだ。
ふう~・・・・・・・・・




キャンドル・ナイト84 ③


裏庭にささやかに咲いている梅の花を少しだけ切り取ってきて、小さなろうそくに添える。
あらためて、亡くなられた方々のご無念と残された方々の悲しみを想う・・・・・・。

あれからもう7年か・・・
7年も経ったんだなあ・・・

だが。人々の心の傷は癒えるということはないのだろう・・・




キャンドル・ナイト 84 ②



『わかる』などということばは到底口に出しては言えない。

だが。私なりに…被災地を想う人々ひとりひとりが・・・あの日のことを決して忘れないでいること、
そしてせめて被災した方々の上に想いを致すこと、
そして天災ではない、人災による被害の拡大を二度と起こさないようにするための努力を
していくこと。それしかないんじゃなかろうかと思う。

だが。この国の大きな流れは、必ずしもその方向へは向かっていないように思えてならない。
『東日本大震災の復興』を、その目的として麗々しく掲げた、あのオリンピック・パラリンピック
誘致決定後の東京都、五輪組織委、政府関係者を中心とした運動は、その後どうなったか。
東京オリンピック2020は、もはや東日本大震災の被災地復興応援とは無関係のものに
なりつつあるようにしか私には思えない。
オリンピック特需は、むしろ、東日本大震災に限らず、その後の熊本・大分の大地震や
各地で相次いだ大雨被害など、本当に必要なところに建築資材や物資、人手が回らないという
弊害さえ生んでいるようだ。
東京でのオリンピック・パラリンピック開催誘致に関し、福島第一原発事故による汚染への
海外の懸念を払拭するために安倍首相が2013年、ブエノスアイレスでの国際会議で発言した
例の『アンダーコントロール』云々のことば。今も覚えておいでの方は多いだろう。
だが、現在汚染水を溜めたあのタンクが敷地内に850基もあり、数年後には福島第一原発
敷地内にその置き場がなくなるだろうという怖れがあるこの現状を、どう首相は説明するのであろうか。
タンクは仮のものである。劣化もしやすい。そうなったら、あの大量の汚染水はどこへ行くのか。

事故当時も7年経った今も、私は東電の現場で必死で作業する人々を社員・流れの労働者含めて
批判的に見たことは一度もない。彼らこそ大変な作業を命がけで日々やってくれている人々である。
私が憎むのは、福島第一原発の惨状、そしてその被害に遭ってしまった人々の現状を、
本当には直視しようとしない人々のことである。
避難区域などへ住民の帰還を急ぎ、福島の被害を賠償も含めできる限り現実より小さく小さく
抑えようと画策する人々・・・『負の記憶』から目を背けそれを出来るだけ早く意図的に消し去ろう
とする人々・・・
福島の住民たちの悲劇を見ながら、なお、原発再稼働を急ぎ、またそれを望む人々・・・

私には本当にわからないのである。
なぜ、物事は、本当に望ましい方向へとなかなか向かっていかないのか・・・

森友問題も、とうとう関係者のひとりの死を招いてしまった・・・
直接関係があるかどうかはまだわからない。だが、その人が非常に疲れ悩んでいたことは
確かなようである。
籠池夫妻の罪は重いが、それにしても裁判も受けられないままの収監日数が異常に長い。
誰か偉い人を守るために、弱い立場の者が不当に圧力をかけられ責めを負わされる社会に、
この国はなって行きつつはないか。


・・・・・・・・・・・・。


梅の花が清冽に香る。

私の怒りは、あきらめの中で沈潜気味であった。
しかし、まっとうな怒りを忘れることはまずい。
また、記事を書いていこう・・・・・・









南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『ひな祭り ’18』


ひな祭り’18 ①


おや。この小さな紙箱はなあに?
(なんだか写真がぼけぼけです。9年以上働いてくれたデジカメちゃんも、さすがにもう
疲れたのかなあ・・・)




ひな祭り ’18 ③



中にはこんなこが眠っています。


ひな祭り’18 ②



そう。ずっとおつきあいいただいていらっしゃる方はご存じでおいでですが、これ、
ろうそく人形の『あずさ』です。
ん十年前の、おひな祭りケーキの飾りとしてついていたものです。
娘が大事にして、ずっといっしょに生きてきました・・・・・・
年に一度、こうやって起きてきます。


みなさん。こんにちは。あたち、起きまちた。



ひな祭り’18 ④



あっ。仁人(ニット)くん。いらっちゃい。

登場したこのこは、昔(昭和30年代)、スキー毛糸の促販として入っていたソフビのお人形
です。



ひな祭り’18 ⑤



あずちゃん。こんにちは。


あらっ!ニットくんが二人?

いいえ。このこは慧人(けいと)くんです。
ふたりはふたごの兄弟なの。

あんまりそっくりだから、違いがわからないって?




ひな祭り’18 ⑦



えっとね。
このこは慧人くんなの。
慧人くんは慧い(さとい)こ。頭がいいのよ。

でも、はずかしがりやでちょっぴり泣き虫。
ほら、左のお目々の下にもう涙が。


ひな祭り’18 ⑥



こちらはお兄ちゃんの仁人くんなの。
仁人くんは、弟思いでとってもやさしいこなのよ。




ひな祭り’18 ⑧




慧人(けいと)くんと仁人(にっと)くんがふたり揃いました。
えっ! もうどっちがどっちだかわからないですって?
左側が仁人くんで右側が慧人くんですよ。

あずちゃんは見間違いませんよ。^^




ひな祭り ’18 ⑨



さあ。みんな揃ったかな。
並んでお写真撮りましょうね。
お顔が隠れちゃってるこはいないかな。
いつものちらし寿司に、ひなあられ。
甘酒もあるわよ。

みんなでいただきましょうね。



は~い! は~い!は~い! は~い! は~い! は~い!は~い!




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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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