FC2ブログ

『キャンドル・ナイト 90』


90回目のキャンドル・ナイト。

思えば長くやってきたものだ・・・



東日本大震災の折りに灯し始めたろうそくだけど、あれから7年半。
この国は良くなってきているだろうか???


北海道を襲った震度7の地震。
犠牲となられた方々を想い、静かに頭を垂れる・・・・・・








『キャンドル・ナイト 90』



・・・苛烈な夏だった。







南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 



スポンサーサイト

『キャンドル・ナイト 89』



『キャンドル・ナイト 89 ②』


89回目のキャンドル・ナイト。
どんなしつらえをしようかと思って、真夏らしく、小さな貝殻などと並べてみたりも
してみたが、今の自分の気分にはそぐわない。
ストレートに、一本の小さなろうそくをテーブルの上にただ置いて灯してみた。
つやつやしたテーブル板に、ろうそくの灯が映り込んで、思いがけず美しい。

ストレートな、理屈抜きの、喜びや悲しみ、そして不公正に対する怒りの感情・・・・・・
今欲しいのはそれだ。
上滑りの虚飾の言葉や無用の忖度まみれの社会の虚しさにほとほと嫌気がさした。

翁長沖縄県知事の訃報に絶句する・・・
彼の人の命を削った戦いを、右だの左だの保守だの革新だのと色分けすることができるか!
それは、人間の基本権をかけた壮絶な戦いであった。

理屈抜きに、政治による抑圧と権利簒奪の歴史の、そしてそれは私を含めた本土の人間による
無関心と無知から来ているのだが、この長い長い沖縄への差別、不公正はおかしいだろう?!
理屈抜きに、福島第一原発事故を起こしたこの国で、再び再稼働や原発輸出の動きが進むこと
自体が、あり得ないだろう!
理屈抜きに、あの悲惨な広島・長崎の原爆を経験したこの国の政権が核兵器禁止条約に
露骨に後ろ向きなのはおかしいだろう?
理屈抜きに、一国の政治を預かる者が政治を私物化する状態、そして誰もそれに物言えぬなんて
おかしいだろう?
理屈抜きに、時の政権のつまらぬ私的な事情に側近も官僚も大臣も国会議員たちも・・・、下手を
すれば司直までが忖度して、公文書が隠蔽、改竄されても誰もそれを徹底的に追及、訴追できない
ばかりか、その改竄された文書を元に国会で議論が行われ、さらにそれを元に国会議員を選ぶ
国政選挙が行われ、その結果を根拠に現政権は存続し続けているのに、それが糺されもしない
なんて、狂ってるとしか言いようがないだろう?!


こうしたことをおかしいと言うことに、右も左もあろうか!
間違っていることは間違っているのだ。
それを『間違っている』『おかしいだろう?』と言えなくなる社会の到来を、本当に私たちは
望むのだろうか?????!!!!!












南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『キャンドル・ナイト 88』




三日遅れになったが、88回目のキャンドル・ナイトだ。




皆さん。彼岸花、どうにか戻ってきました・・・・・・

留守中、応援をくださった方々、そっと見守っていてくださった方々に、こころからのお礼申し上げます。

今、手術で思いの外に失ってしまった体力を取り戻すべく静養中。
ブログ復帰は、もう少しお待ちくださいね。




CIMG8251.jpg




昨年の秋、娘夫婦に連れて行ってもらった北陸の海で拾った貝の中に、いつもの小さな
ろうそくを立ててみた。
・・・もうあれから一年近く経つのだなあ・・・・・・

なんといろいろなことがあるものだろう・・・・・・

西日本広域をおそった水害のひどさには絶句する。
なんと言って哀悼と慰めの想いを伝えたらいいのか。
自分の体力が弱っているときだから余計に、過酷な今を耐えつつある方々のつらさに、想いを
致してしまう・・・・・・






南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『キャンドル・ナイト 87』


入院・手術を控えて、心静かに過ごしたいものだが、毎日何か彼かの用事があって
大事な日々が慌ただしく過ぎていく・・・・・・

あまりにもひどい政治のありさま・・・。
世の中を憂える気持ちと、家族や自分自身の暮らしのことと・・・こころが晴れないが、
それでも平常心は忘れまいとはしている。

心慰められるのは、やはり、愚かな人間の思惑や世の動きなどに関係なく時節が来れば
毎年移り変わり繰り返されていく自然の動きを知るときだなあ。

今年もまた、ホトトギスは訪れてくれ、胸苦しさに眠れずにいる夜をその哀切な鳴き声で
慰めてくれる。
毎年ホトトギスの記事を書いているけれど、2年前の5月29日の記事に載せた崇徳上皇の
ホトトギスの歌は、今年なおさらにこころに沁みる…

ほととぎす夜半に鳴くこそあはれなれ闇に惑うはなれ一人かは


850年…それ以上も前に生きていたひとりのひとの魂と、心が触れ合うことへの言い難い
懐かしさと不思議さ…

その時の記事の一部。

ああ…いいなあ……

『なれ一人かは』の『かは』は反語的表現の助詞である。
闇に惑うのはお前一人なのか、いやそうではない、(私もまた…)
と、自分の想い自分の孤独を重ねているのである…

崇徳院。保元の乱で讃岐の地に流され、二度と都に戻ることは無かった…
恨みを抱いて死んで、『怨霊』として描かれることもあるけれど、私には
この地上に、かつて在った、孤独なひとりのひと、でしかない…

配流の地で、深夜、一人聴くホトトギスの声。
その声は、そのさびしい胸の内にひときわしみじみと響いたことだろう…

文学というものの素晴らしいところは、時空を超えて、一飛びに、見知らぬひとの魂と
結びあうことができることである…
ここにもひとりの『孤独な魂』が……、という、
しみじみとしたひとりのひとへの共感と、人の世のはかなさへの同調の想いを抱く…

また、言葉の通じぬ一羽の鳥、姿さえ見ることのできぬ一羽の鳥と、
生きとし生きるものとしてのなんともいえぬ淡い魂の交感をすることでもある…

それは、とてもとても寂しいのだけれど、なんとも言えない幸せな感覚でもある。』






今年もまた、我が家の梔子の花が咲いた。一輪切りとって、小さな花瓶に挿しておけば、
その香は家中に漂う。たった一輪の花が!と驚くほどの香気だ。




梔子 2018




かわいそうに。ちょっと写真を撮るタイミングが遅くなって花の盛りを過ぎてしまっているが、
この子とも一期一会なのだ。記録に残しておいてやろう。
香りはむしろ増している・・・




キャンドル・ナイト87


さて。今月のキャンドル。
6月の雨のような色の丸いガラス器にいつもの小さな蝋燭をともす。

新潟県知事選で、自公の推薦候補が勝利。
新潟の人々はこれまで選挙戦を頑張ってきてくれていたのだがなあ・・・。

今の政権の醜さへの激しい怒りは沈潜して、悲しみしかない・・・
森友・加計学園問題の一切の本質は何か。一国のトップである安倍氏による
政治の醜い私物化と権力の乱用、その一言である。そしてそのトップの恥を知らぬ政治倫理が
政治機構そのものや公文書などというものへの信頼など大事な世の秩序といったものを
破壊していき、世の中をどうしようもなく土台から腐らせていくことへの罪である。
麻生氏の、これも醜いとしか言いようのない驕り高ぶった暴言なども、そこから派生した
枝葉だ。
安倍氏の責任と罪がなぜもっと追求されない???!!!

もうすぐ日朝のトップによる会談だ。
これが失敗することを手ぐすね引いて待っている向きもいるようだが、おかしなことだ。
一年前の、何をしでかすかわからない政治家二人の悪意の応酬がもたらす一触即発の危機と、
時間はかかるかもしれないがまずは互いを知ることから融和を進めていくこととどちらがいい?
日米中露など大国に蹂躙翻弄され分断された朝鮮半島の歴史を知れば、日本などが
あれこれ口出しして足を引っ張る権利などどこにもないはずなのだが。



南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 










『キャンドル・ナイト 86』



86回目のキャンドル・ナイト。

自分の病気のことがまだはっきりしないので、何もかもが中途半端な気持ちのままでいる。
それでも、万一の場合に備えて、家の中のこと、家族の今後のこと・・・私でなければわからない
ことが山ほどあるので、それらを書きつけに整理したり、家の中の断捨離を行っていくのや
二人分の病院通いなどに、貴重な時間と日々があっという間に過ぎていく・・・

それでも、パソコンがようやく使えるようになって、いろいろな調べ物などは家でできるようには
なった。

留守中お訪ねくださり、優しいコメントを残してくださった方々・・・そっと足跡だけを残して
静かに立ち去ってくださった方々・・・皆様にこころから感謝いたします。
コメントの返事など、もう少し待ってくださいね。




CIMG8138.jpg






11日は、庭の徒長枝を剪定したり、草むしりをしたり、入院中に枯れてしまうだろうか?などと
迷いつつも、4月に種をまいた紫蘇やハーブ類が小さな小さな芽を出したのを庭や鉢に植え付けたり・・・

そんな中で、どくだみは、今年も白い清楚な花を咲かせた。
小さな手桶様の花活けに挿して、いつものろうそくを灯す。



CIMG8136.jpg




どくだみと一緒に挿してあるのは、イタリアンパセリの葉と蕾だ。
このイタリアンパセリは、昨年秋口に、スーパーマーケットの野菜売り場で、小さなポット苗
として売られていたものだ。
大きな鉢に植え替えてやって、それ以来、冬の間も生き生きとした緑を見せてくれて、
ピッツァのトッピングとして、サラダやスープの香り野菜として・・・摘んでは使い摘んでは使い
してきた子だ。


ここ数日は、ウグイスがよく近くで鳴いている。
昨日は、蛾眉鳥(ガビチョウ)もやってきて、美しい囀りを聞かせてくれていた。
江戸時代に中国からその鳴き声を愛でた人々が連れ込んで、声は確かに美しいのだが
あまりにも鳴き声がでかいのと息もつかずに鳴き続けるのがうるさいとて飽きられて
野に放され、多摩地区などで野生化した鳥だ。

もうすぐ私の大好きなホトトギスもやってくるだろう・・・(鶯の巣に托卵するのだが)





自然の巡りは心にやさしいのだけれども、世の中の動き、とりわけ政治は、あまりにも
醜いことがたくさん…
信じられないような不実、不正がまかり通っている…

小さな亀山ろうそくも、もう長いのが無くなって、燃えさしの子がいるばかり。
それでも、命ある限り、キャンドル・ナイトは祈りと抗議の意味でも続けたい。





南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 










葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『ありがとうございます』

みなさま。ご心配おかけしてすみません。
コメントくださったかたがたに、心からお礼申し上げます。
おひとりおひとりに返事書かせていただくのは、パソコンが直って私も治って^^
帰ってきてからにさせてくださいね。
おひとりおひとりの温かいお言葉、胸にしみます。ほんとうにありがとうございます。

今日も、病気のこと(セカンドオピニオンのことなど)や介護のことなどいろいろ調べもののため、
ネットカフェにきてこれ書いています。
なんで、大事な時に限ってパソコンが故障するんだっ?
まあ、人生というものは得てしてそういうものかもしれませんね。(苦笑)


いい機会なので、いろいろ身辺整理。思い切って家の中のものの断捨離を行っています。
最初のショックから醒めて今は落ち着いた気分。

とにかく。彼岸花。がんばりますぅ。

ありがとうございます! 






ブログ少し休みます。

皆さん。ご心配おかけしていると思います。

パソコンが変になっちゃった。
ハード自体には問題ないのですが、windowsの更新プログラムの過程で、画面が一切
ブラックアウト。色々調べてもらったのですが、初期化するしかないとのこと。
今、工場送り?しています。いつから使えるようになるかわからない。
この更新記事は、ネットカフェから送っています。

そして。どうも体がよくないみたいです。
まだ確定ではありませんが、入院手術ということになるかも。
うえ~ん!
まあ。その時は覚悟するしかないです~。

というわけで、しばらく記事更新できないと思いますし、皆さんのところにお訪ねしたりも
できないと思います。
コメントくださった方々に返事もできなくてごめんなさい。

みなさまの友情に感謝です。

彼岸花。たぶんだいじょぶ。

頑張って戻ってきます。 ^^





『キャンドル・ナイト 85』






キャンドル・ナイト 85



昨年9月。
北陸の海で拾った石と。





南亭さんバナー②




心ひとつに キャンドルナイト








葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。
 






『この忖度の国で⑤ 佐川喚問その二』


2.森友問題・加計問題の特例および特殊性。

森友・加計問題に関して、もっと確実な信頼できる情報があったらどんなにこの記事も
書きやすいだろう。
だが、一介の市井人にすぎない私には、情報と言えば、テレビか新聞かあるいはネット上の
情報を元にして、その真偽性を慎重に問いつつ確かめつつ書いて行くしかない。

この明らかに異例とも言える二学園への厚遇に対し、市民感覚として『なんか変だよな』
『なんかおかしいよね』『納得できないよね』では、森友学園や加計学園をめぐる疑惑を
公に追及していくことなど本当は出来ない。ただ、その『変だ』と思う感覚はとても大事だと思う。

そうした限られた情報の中でも、全体の流れを示すことによって、その異常さを訴えることなら
出来るかもしれない、と私は考える。全体の構図の突出した部分を取り出すことによって、
あるいは全体の構図の中でそこだけ欠落している部分があるなら、そこになにかがあるのだろう、
ということを、印象として炙り出すことは出来るかもしれないと思う。
隠されているところにこそ何か真実があると言う書き方しか、今の私には出来ないが、
しかし。『国民は納得していないぞ!』、という多くの声の、そのひとつの声として、
今起きているおかしなことを、私も考え糺して行くことが大事なのだろうと思っている。

政治がまっとうに行われるようそれを糺していくのは、国民の力以外に
本当はないのだ。



前の記事で引用した、『安倍総理夫人の名前をなぜ削除したのか』という丸川氏の質問について
佐川氏が補佐人の助言を求めた、という場面の前に、こんなやりとりがあった。

丸川氏「書き換え前の文書の中に、特例的な内容、特例的な処理、特例承認あるいは
     本件の特殊性という言葉が出てきます。これらの特例的、あるいは特殊性という
     言葉が官邸の関与を意味しているのでしょうか、あるいは総理夫人の関与を
     意味しているんでしょうか

佐川氏「特例承認につきまして、私、昨年、国会でご答弁をさせていただいてございます。
     普通、国有財産は売却が中心でございますが、貸し付けをすることもできることに
     なってございまして、通常はやはり売り払いをするためにも3年程度の賃貸貸し付け
     契約というのが通常
ですが、通達上3年と書いてあるんですが、これによらない場合には、
     本省の特例承認をもらってですね、変えることができる
ということで、実はこれは
     定期貸借契約でございますので、法令上10年が最低期間でございました」
     「従いまして、この3年では間に合わないんで、本省の特例承認をとる
ということで、
     本省で特例承認をしたということでございまして、その特例承認というのは、そういう意味
     でございますというのを昨年も答弁をしております

丸川氏「特例、あるいは本件の特殊性という言葉は、官邸の関与あるいは政治の関与を
    意味しているのではありませんね」

佐川氏「そうではございません」

・・・・・・
どうだろうか。
上記、佐川喚問における丸川氏の質問とそれに対する佐川氏の答えは、この森友学園
国有地取得の一連の経緯が、『特殊』でなかった、ということを十分に説明し切れているだろうか?


佐川氏は、丸川氏が、
『書き換え前の文書の中に、特例的な内容、特例的な処理、特例承認あるいは本件の特殊性
という言葉が出てきます。これらの特例的、あるいは特殊性という言葉が官邸の関与を
意味しているのでしょうか、あるいは総理夫人の関与を意味しているんでしょうか
』と
問うたのに対し、「『特例承認』は、売払いをするためにも国有財産を貸付けする場合は、
3年程度の賃貸貸付けが原則。その決まりによらないケースの場合は本省の『特例承認』
が必要だ、ということ、<u>すなわち『特例承認』とは何かということを昨年も説明している」、
ということを単にここで言ったに過ぎない。

この質疑応答のどこに、『官邸や政治の関与はない』、という丸川氏の結論を引き出す根拠と
なる証拠がある?

それなのに、丸川氏は、
『特例、あるいは本件の特殊性という言葉は、官邸の関与あるいは政治の関与を意味して
いるのではありませんね

と、また、『~ではありませんね』、と有無を言わさぬ訊ね方をし、佐川氏はそれに
『そうではございません』と答えているのである。



森友学園による国有地買い取りに至るまでの元の文書のうち、主に書き換えられたのは
「貸付決議書」「売払決議書」「特例承認の決裁文書」。これらの書き換えを反映させる形で
残りの文書も書き換えられた。その文書数14で、その中の改竄・削除された箇所は、実に
290カ所にも及ぶと言われている。
私も新聞で、その14文書の改竄前と後の比較表を見たが、中でも最も突出して『書き換え』で
なくほとんど丸ごと削除されてしまっているのが、『11.学園提出の要望書について』と
『〈2〉貸し付け決議書②「普通財産決議書(貸し付け)」』 (平成27年5月27日)
『〈5〉特例承認の決裁文書②「普通財産の貸付けに関わる特例処理について」』
            (平成27年4月30日)
であって、特に『〈5〉特例承認の決裁文書②「普通財産の貸付けに関わる特例処理について」』
という文書に、複数の政治家の名前や昭恵夫人の名前が複数回出てくるのである。
なおこの改竄前のこの文書には、籠池氏と日本会議についての記載もなぜか出てくる。
この大きく削除された文書にこそ、財務省理財局および近畿財務局そしてさらにその上の
人々にとって、都合の悪い真実が隠れているからこそ、これほど大きく削除したのであろう。

●2017年11月28日の衆院予算委員会で、立憲民主党の川内議員が行った質問に答え、
佐川氏の後任の太田充理財局長は、
 ①「売り払い前提の定期借地とする特例処理を行った事例」
 ②「瑕疵担保責任を免除する特約をつけたもの」
 ③「延納の特約を付して売却した事例」
 ④「公共随契により売り払いを行った中で、契約金額を非公表にした事例」
の4つについて、過去5年間の間にそれぞれ1194件中、森友学園ただ1件しかなかった
ことを認めている。

1194件中、森友1件だけ!


●また、2017年11月22日、「売却価格が適正かどうか」の調査を終えた会計検査院が
報告書を国会に提出。その中で、約8億2000万円の値引きの根拠が不十分であり、

森友学園への土地売却は異例の対応であったことが、ここでも浮き彫りになっている。

●問題の国有地には大量のゴミが埋められており、そのことを元にかくも大胆な値引きが
森友学園に対し認められたわけだが、そのゴミの実態調査や概算量の計算自体が不正確で
あった事実
が、その後も次々に報道された。

本当に森友学園側が主張したように、9.9メートルの深さの高深部にごみはあったのか。
実は専門業者がボーリング調査測定し、「ない」と報告した資料を、財務省は保有していた。

それについては、この記事に詳しい。
http://biz-journal.jp/2017/04/post_18667_3.html
森友 土地
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.


写真は、2014年12月に、『(仮称)M学園小学校新築工事 地盤調査報告書』として
作られた資料。作成者は国土交通省であり、国土交通省大阪航空局が、この土地の地下の
構造物の状況を調査したもので、どのような用地として利用できるかを確認するためのもの
であるという。
すなわち、森友が購入した土地の地層図。
浅い方から(1)盛土層、(2)沖積層、(3)洪積層と続く。その地層ごとに地質が記載されている。
(1)の盛土層では盛り土(3メートル厚)、(2)の沖積層では第1粘土層(0.3メートル)、
砂質土層(3メートル)、第2粘土層(4メートル)と続き、(3)の洪積層では、第1砂質土層(1メートル)、
第1粘土層(1平方メートル)、第2砂質土層(2~5メートル)と続いていることが示されている。

一番表面部分の盛り土の中には敷地造成時に施行された砂質土、上部で植物根、
中~下部で、塩ビ片や木片及びビニール片などを多く混入していると書かれているが、
すなわち表層部分から約3メートルの盛り土の部分にはごみはあるが、それ以外の地層は
1万年前後をかけて、堆積してつくられた堆積層であり、それらの地層から塩ビ片やビニール片が
出るはずがない、
ということがこれでわかるのだという。

それなのに、籠池氏の主張通り地下9.9メートルのところからゴミが出てきたということとして
国交省はおよそのゴミの量をろくに調査もしないで概算し、その概算を元に8億円もの
値引きは行われたのである!
上記サイトによれば、
2016年3月24日に森友学園は、借地から土地の購入に切り替えたいという希望をだした。
その購入価格を決めるに当たって、財務省はこの土地の所有主である大阪航空局(国交省)
に相談し、高深部のごみ量とその撤去費用を算定した。
高深部に埋まっているごみの量は約1万9500トンと見積もり、その撤去費に8億1900万円
かかるとし、この分を売却予定価格である9億5600万円より値引いて1億3400万円で
売却した。16年6月20日に売買契約を行っている。
 これが、「第2回目のごみの撤去」である。したがって、2回目のごみの撤去は、実際にごみを
撤去して、それにかかった費用を算出したわけではない。国である大阪航空局(国交省)と
近畿財務局(財務省)が算定計算を行いはじき出した、単なる想定金額
である。
しかもその際に、瑕疵担保免責契約(上記太田理財局長の答弁にも出てくる異例の特約)を
行い、あとでごみの撤去の有無で問題になっても、金銭のやり取りは生じないようにしていた。

(ニュースサイトで読む: http://biz-journal.jp/2017/04/post_18667_3.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved. 下線部彼岸花による)



●とすると、ここにすぐ続く部分も問題になる。
丸川氏『では、総理夫人が森友学園の名誉校長であることが貸付契約や売買契約に
    何らかの影響を与えた経緯もありますか。 』
佐川氏 『総理夫人が名誉校長であるという話は2月の最初のほうで私も知りました。
    ただ、その私昨年ずっと勉強しておりますが、やはりきちんとこの貸付契約あるいは
    売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約しておりますので、
    そういう影響は ございません。』


この佐川氏の『すべて不動産鑑定にかけた価格で契約』という答弁は、虚偽答弁になりはすまいか?
そもそもの8億円値引きの計算、根拠も杜撰なら、この佐川氏の答弁も極めて杜撰な答弁である。
国有地は国民共有の財産である。ちゃんと正確な経緯を調べて誠実に答弁するのが
理財局長であった佐川氏の責任ではないか!
それに。
『きちんとこの貸付契約あるいは売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約する』
ということは、『総理夫人が森友学園の名誉校長であること』とは、なんの関係もないだろう?
総理夫人が森友の名誉校長であったろうがなかろうが、『貸付契約あるいは売却契約ともに
すべてきちんと不動産鑑定にかけた価格で契約する』ということは常に行われなければならない。
『貸付契約あるいは売却契約ともに、すべて不動産鑑定にかけた価格で契約したから、総理夫人の
影響はなかった』とでもいうような丸川氏佐川氏のロジックは全くおかしい。


●今年3月28日の読売新聞によれば、兵庫県の金属加工業者が国に約3600万円の
損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こすことがわかったという。
業者は2011年9月、工場用地として大阪府豊中市内の国有地(約390平方メートル)を
約2700万円で購入する契約を国土交通省大阪航空局側と結んだが、くい打ち工事中に
地中で大量のごみを発見。業者は契約に基づき、国に撤去費用約2390万円などを
請求したが、大阪航空局が約2160万円の支払いを認めたのは17年7月だった。
森友と同じく購入した国有地の地中からごみが見つかったのに、国が撤去費用を支払うまで
4年以上かかり、業務に支障が出たなどとして、同じく国有地からごみが見つかった森友学園
のケースでは約1か月で撤去費用を算定しているのに比較して不公平で納得できないと
訴えるのだという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00050028-yom-soci



この、建設予定地のゴミ分量、それによる値引き額の計算に見るように、森友問題にしても
加計問題にしても、とにかく驚くほどの杜撰な認定があちこちで行われている。

なぜ、この二校が特別扱いされてきたのか。
私がここに少し書いたことだけでも、森友・加計両学園に対する、
異様なほどの国による特別扱い、特殊性は見えてくるのではないか?


そこには、安倍氏本人の人脈や、昭恵夫人の一国の宰相夫人として少々どころでない
軽はずみな行動などがもたらした特定の学校法人に対する『特別扱い』や『異例の厚遇』が
ありはしなかったか。
それらが認定されていく過程のあちこちで、不当な圧力や無用の忖度が当たり前のように
行われていたのではないか。
『公文書改竄』の罪は大きい。そして、その他にも『背任』などの重大な罪を
構成するものではないのか。
森友・加計問題は終わっていない。

最後に、安倍氏本人およびその周辺と加計学園との、異様なほどの密接な関係図を
載せておく。


・安倍昭恵氏             加計学園御影インターナショナルこども園名誉園長
・萩生田光一官房副長官       加計学園千葉科学大 客員教授(2009~12年。落選期間中)
                          〃     〃    名誉客員教授(現在も。ただし無給)
・木曽功元内閣官房参与          〃      〃    学長(16年4月~現在)
・井上義行参院議員・元安倍首相秘書官   〃  〃 客員教授(09年まで)
・江島潔参院議員・元下関市長      加計学園倉敷芸術科学大 客員教授(15年まで)
・下村今日子元文科相下村博文氏夫人 広島加計学園教育審議会委員
・木澤克之最高裁判事(安倍氏が任命)  加計学園元監事(16年まで)
・逢沢一郎政倫審会長            加計学園国際交流局顧問。アイサワ工業が
                          加計学園獣医学部工事受注
・下村博文元文科相          下村氏は、第二次安倍内閣発足時に真っ先に文科大臣に
                  指名された。安倍氏と思想が非常に近い。
                  独自の『教育観』で日本の教育改革に力を入れる
                  安倍総理の肝煎りの人事であった。上記下村氏夫人も、安倍氏、
                  昭恵氏、加計氏との関係は非常に近いようである。
                   https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207379


なお、つい数日前のことなので、ご記憶に新しいと思うが、安倍首相が3月26日の
参院予算委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員に対して
妻が名誉校長を務めているところはあまたの数あるわけだが、それそのものが、
今まで行政等に影響を及ぼしたことはない』と答弁。
ところが、二日後の3月28日の参院予算委員会で共産党の小池書記局長が、
この「名誉校長」について『(あまたあるとおっしゃるが)いったいどこの学校や保育園なのか』
と問いただした。
結局、昭恵夫人の抱えた『名誉職』の件数は55件あるものの、名誉校長を務める
のは、結局、森友学園『瑞穂の国記念小學院』と、加計学園御影インターナショナルこども園
名誉園長の二校だけだった、
という安倍氏の勘違いが確認されたということもあった…。

ご存じのように、森友の小学校はこのように問題が発覚し、結局開校できなかったわけだが、
木村真豊中市議や朝日新聞毎日新聞などジャーナリストらの粘り強い追及がもし
なかったならば、
今頃、安倍氏ら日本会議の思想を色濃く実現した、市民感覚からして異様な教育をする
森友の小学校は開校し、昭恵夫人はそこの名誉校長でいたはずである・・・。





『この忖度の国で④ 佐川喚問その一』


2018年。3月27日。
衆参両院で佐川氏喚問。

どうせ、『刑事訴追の怖れがあるので証言を控えさせていただきます』で
押し通すんだろうなあ、と思っていたので、期待もがっかりもしなかったが、
虚しさだけは残る。
しかし、なかなか興味深い茶番劇ではあった。


政府、財務省がこれで全てがすんだと思う方ならおかしい。国民はまったく納得していない。
佐川氏がいくら自分の訴追を逃れるためといえども、あのように訴追と関係ない
ような質問にも徹底して答弁を拒否し続けたことで、国民が真に知りたいと思って
いる核心の疑問は何一つ明らかにならなかったわけだから。

①なぜ、籠池氏の森友学園があのように異例の優遇を受けられたのか。
②なぜ、公文書がかくも組織的・大規模に改竄されたのか。誰がそれをしたのか。

  
大きく分けて、この問題は、2段階に分かれていると思う。
①2013年7月以降2017年6月20日まで。
  森友学園が大阪府豊中市の国有地の取得に動きだした時から、最初は借り受けのちに
  それの購入に関し、財務相が森友学園と売却契約を結ぶまで。
②2017年2月以降、近畿財務局および大蔵省財務局において、森友学園に関する
  決済書という公文書が、書き換えられるまで。
  

①の、理財局の決済が下り売却契約が結ばれるまでの時期のほとんどは、
佐川氏自身はまだ理財局局長ではなく、迫田英典氏が任を負っていた。
佐川氏は、売買契約が結ばれるわずか3日前の2016年6月17日に理財局局長に
就任。迫田氏は同日、国税庁長官に昇進している…。
当の佐川氏が言うとおり、売買契約に至るまでの経緯には佐川氏自身はタッチしていない。
だから、国会などでの答弁にあたり、佐川氏自身の言葉を借りれば、佐川氏は一連の
経緯を『勉強』『資料を読みこんだ』『話を聞いた』『当時の担当は』などという
どこかよそ事のような答弁で終始したのであろう。
また、午後からの衆院予算委員会で、立憲民主党の逢坂誠二氏とのやりとりの時に、
『前任者の迫田氏からの引き継ぎがなかった』とも答えている。
財務省理財局局長に限らないが、いい加減なもんだな…と思ってしまう。
前任者から十分な引き継ぎも行われず、答弁は、部下の書いた答弁書を読んで、
2年間、そつなく瑕疵なく無事に過ごせば、その多くは国税庁長官にご栄転だ・・・。

②の森友関連の決裁文書の改竄が行われたのは、2017年2月下旬から4月の範囲
と言うことは、財務省自身が認めている。だからこの件に関しては、佐川氏は当事者であり、
ことの詳細を知っていたはずである。だからこの件に関しては、佐川氏は立場上の責任を
明らかに負う。
従って、主にこの件では、佐川氏は『刑事訴追の怖れがあるので証言できない』
を連発。

それでは、上記の二つを明確に分けて考えられるか、と言うと、改竄は森友学園の
国有地取得に関して行われたのであるから、これは全く切り離して考えられるものではない。

『この忖度の国で』シリーズのつづきとして、また中心問題の一環として、佐川喚問を
考えてみたい。『この忖度の国で ①』に挙げておいた項目と絡めて書くことも多くなると思う。


1.断固として否定した箇所こそが逆に疑いを呼ぶ。

自民党丸川珠代氏の質問。これこそが茶番の最たるものだった。
丸川氏『この書き換えを、誰が指示したのかというのは、国民の非常に大きな関心の的でございます。
    理財局の内部で書き換えが行われたということでございますが、改めて確認をいたします。
    佐川さんあるいは理財局に対して安倍総理からの指示はありませんでしたね

佐川氏『ございませんでした』
丸川氏念のために伺いますが、安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね
佐川氏『ございませんでした』
丸川氏官邸の官房長官、官房副長官、総理秘書官からの指示はありましたか
佐川氏『ございませんでした』

この応答などはなかなかに興味深い。
森友による国有地貸し付け・買い取りに関する契約締結から決裁書改竄に関する
一連の問題の、他の質問にはあれほど徹底して『刑事訴追の怖れがあるから証言出来ない』
証言を拒み、またとりわけ国有地貸し付け~買い取り契約に至る過程の期間はほぼ、
自分はまだ理財局長でなかったので知る立場にない、と部外者のごとくに答え続けて
いた佐川氏が、この首相、首相夫人、また官邸の首相に近い人物の関与に関する質問には、
なぜか、買い取り契約までの課程、書き換え、その両方に対する問いで、
『(指示は)一切ございませんでした』と、断定的に答えていることである。


改竄された文書もそうだが、改竄された箇所が、なぜそこを選んで改竄・削除されたのか、
というところにこそ、真実がある。

何かやましさをそこに感じなければ、手を加えられていない他の箇所同様、なにも
法律に抵触する怖れのある危険を冒してまで、誰かがそこを変える必要などない。

同様に、自らが関わることについてはほぼ全て『刑事訴追の怖れ』があるということで
証言を断り、自分の在任期間のことではないことに関しては他人事ごとのような答弁を
していた佐川氏が、なぜ、安倍首相、昭恵夫人そして官邸の関与を問う質問には
断定的に否定したのか。
その不自然な落差は、その質問にこそ重大な意味があったからではないか。

官僚の答弁は周到である。
午前の共産党小池氏の、
では、(昨年)2月から3月にかけて、あなたは何を根拠に答弁したんですか。』という問いに
まず質問通告があり、各原課で答弁書をつくり、そういうものを基本に答弁をする、というのが
実態だ
、と答え、契約締結までの経緯に関しては、『自分が勉強した範囲で』、と前置きして
答えていた佐川氏。それ以外のことは知らなかった、という、後々追及された時の逃げ道を
ちゃんと作っている。
原課が作ってきた答弁書以外のこと、自分で勉強した範囲以上のことは
首相、昭恵夫人、そして首相官邸の人々からの関与や影響を含め、そこで何が行われたかは
詳しくは知りません、と答えているのも同然だ。
それなのに、首相、夫人および官邸関係者からの関与、指示、影響等はない、と言いきるのは
不自然だし、無責任だし、国会という場、ひいては国民を欺こうとしているのか、と言いたくなる。

ただ、安倍昭恵夫人に関する問いに、佐川氏の答えが揺らいだ時がある。

私は、喚問の全文コピーをネットで得た。そこのところを掲げてみる。

丸川氏「では、総理夫人が森友学園の名誉校長であることが、貸し付け契約や
     売買契約に何らかの影響を与えた経緯はありますか」
佐川氏「総理夫人が名誉校長であるという話は、2月の最初の報道で、私も知りました。
     ただ私、昨年ずっと勉強しておりますが、やはりきちんとこの貸し付け契約、あるいは
     売却契約ともに、全て不動産鑑定にかけた価格契約をしておりますので、
     そういう影響はございません」
丸川氏「それならばなぜ、書き換えを行って、安倍総理夫人の名前を削除したんでしょうか」
佐川氏「補佐人の助言を求めてよろしいでしょうか」
(※委員長が許可し、佐川氏が補佐人に助言を求める)
佐川氏「失礼いたしました。書き換え前の決裁文書に関わる話全般につきまして、やはり
     経緯そのものでございますので、そこは答弁を控えさせていただきたいと思います



ここで佐川氏の鉄壁の応答は、自家撞着から来る乱れを示しているのである。
引用前半部では安倍総理夫人の影響を、はっきりと否定しておきながら、『ではなぜ書き換えを
行って、夫人の名前を削除したのか
』と言う丸川氏の質問に、
佐川氏は後ろに控える
補佐人の助言を求めている。
私が参衆両院での喚問を通しで見ていた限りでは、佐川氏は数回、補佐人の助言を求めている。
それは彼が答えに窮する、要するに核心を突く問いに対したときであるのだが、
ここでたぶん初めて佐川氏は、後ろに控える補佐人の助言を求めている!

そして、他の微妙な質問同様、経緯そのものに関わることは(刑事訴追の怖れがあるので)、
答弁を控える、と答えている
のである。


これは丸川氏の質問時間の終わりに近いところで行われた質問であったが、佐川氏のこの
揺らぎにもかかわらず、丸川氏がそのすぐあとの結びの部分で発した言葉はこうだ。
丸川氏『ありがとうございました。少なくとも今回の書き換え、そして森友学園に国有地の
     貸し付け並びに売り払いの取引について、総理、総理夫人、官邸の関与はなかった
     ということは、証言を得られました。ありがとうございました』





そもそも丸川氏が、この日の参衆両院での喚問の、質問のトップバッターであった。
安倍政権の宣伝ガールをいつも務める丸川氏。
丸川氏の質問のしかたも、もうこれは茶番というか聞いていて反吐が出そうだった。
この記事冒頭部のやりとり、丸川氏自身の質問時間の最初に近い箇所に戻ろう。

改めて確認をいたします。
佐川さんあるいは理財局に対して安倍総理からの指示はありませんでしたね
念のために伺いますが、安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね
と、首相および首相夫人のところでは、『ありませんでしたね』と念を押しているのに比べ、
官邸の官房長官、官房副長官、総理秘書官からの指示というところでは、ごく普通に
『ありましたか』と訊いていることである。

ここには単なる無意識の違いではなく、質問者の明らかな意図を感じる。
『改めて確認します』とか『念のため』、と、相手の注意を改めて喚起し、この質問に想定外の
答えはないはずだからね、とやんわり圧力をかけておいてから

『ありませんでしたね』と畳みかける。

「念のため」とは何という言い草か。念のため、という言葉は、すでに分かっている内容を
再確認するとき使う言葉であろう?『改めて確認します』も同様。
この『念のため』『改めて確認します』という言葉は、おそらく、参院予算委員長を務める
金子原二郎氏が、言わば公正な司会者の立場でありながら、喚問の開始を告げる宣言の中で、
すでに佐川氏に、決議書の改竄に対する佐川氏の認識や、政治家や財務省幹部などによる
関与などについて訊ねている。
丸川氏のこの言葉は、金子氏の質問とそれに対する佐川氏の否定や証言拒否の言葉を
受けてのものと考えられなくもないが、
そもそも公平公正な立場で予算委員会の進行を務めるべき金子委員長が、
各党からの代表代議員の質問が始まる前に、すでに佐川氏の決定的な答弁を求めるって、
おかしくないか?
あれでは、そのあとの喚問の全体の構図が、のっけから決められてしまうようなものだ。


ともかく、丸川氏は、『念のため』『改めて確認しますが』と釘を刺しておいてから、
『ありませんでしたね』、『ありませんでしたね』と、他の答えは許さないというような問い方をする。
これは、一種の恫喝である。『恫喝』といって強すぎるなら、『圧力』である。

いくらそれがソフトに発せられたとしても、伝わる者には伝わる、というのが、
この手の恫喝また圧力の本質である。
私は、丸川氏がおそらく意図して使ったこのような類の手法…、時にソフトな『恫喝』
あるいは『圧力』は、森友・加計問題の関係者間の至る所で使われていたのでは
なかったろうか、と思っている。

前川氏の講演会に関する自民党赤池、池田両議員の圧力なども同じ構図だと思う。

森友文書に関わっていた近畿財務局の職員の一人が自死なさった。彼は、この
財務省理財局 ~近畿財務局関係のヒエラルキーの動きの末端に近い位置にいて、
想像も出来ないほどの圧力の集積を、その身一人に受けて死を選んだのではなかったか。


丸川氏は質疑応答の最後を、『これで総理および総理夫人の関与はなかった、と言う証言を
得られました』という言葉で結び、
二階幹事長は喚問終了後、『総理はじめ政治家がこれに関わり合いを持ったということは
幸いにしてなかったということがこれで明白になったと思う』というようなことを、記者の
ぶら下がりに答えていた。
早速か!である。二階氏は佐川喚問前には、安倍政権に厳しいようなそぶりをして見せて
いたけれど、喚問が終わった途端にこれだ。

以後、佐川氏の証言がこれで完璧に安倍夫妻の潔白を証明した、ということに
されていくのであろう。


佐川氏は、残念ながら、自らの保身を選んで、これからおそらく永久に長い時間、
国民からそしりを受ける道を選んでしまった・・・残念というかむごいことでもある…
佐川氏は、いったい誰の方を向いて財務省理財局局長、
国税局長官という、その『公僕』としての務めを果たしていたのか…



しかし、これで、森友問題が、麻生財務大臣兼副総理の言うように、『全て佐川の
やったこと』とされたり、また財務省理財局、近畿財務局の一部職員のやったこと、
と言うことで片付けられてしまうようなら、日本の行政に対する国民の信頼は地に落ちる
どころか、粉々に砕け散ってしまう。
国権の最高機関である『国会』という場が、『行政』の不正や歪みを正す力がないと
いうことを、そして神聖であるべき国会の証人喚問においてすら、このような言い抜けに
終始していればやり過ごせるのだという悪しき前例を作ってしまったということが、
今後の国民生活において、その隅々にまでどのような悪影響を及ぼすか計り知れない。


この問題は、ここでは終わらない。
語られなかったことにこそ、敢えて明らかにされなかったことにこそ、当の佐川氏初め、
まだまだ陰に隠れている当事者らに寄ってたかって『伏された部分』にこそ、
本当に重大な真実がある。









プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード