『猫と狸と一人の女』


                     『猫』
  

夜、トランプの記事にいただいたコメントへの返事など書いていると、家の外をゆく
猫の声がした…
ああ…『猫の恋』の季節が来たんだなあ…暖かくもなったんだなあ…

猫が庭に入り込むのはあまりありがたくないが、春先、恋猫が、外をうろつきながら
せつなげになくのを聞くのは、とても好きだ…

と言っても、我が家の方では、この頃もう、外で猫を見かけることはめったにない。
飼い猫は皆、それぞれの家で囲われて暮らしていて、外にお散歩などにはあまり出ない
ようだし、野良猫は、街から駆逐されて、ほんとに少なくなっているようなのだ。
町の特性というものがあって、たくさん野良猫のいるところにはいるのだろうが、私の住む
地域にはほんとに猫の姿が少ない。

春まだき…。
深夜一人で起きて本など読んでいる時に、『あ~う、あ~お~~~ぅ!』と鳴いて外を行く
恋猫の声を聞いているのは、なかなかに風情のあるものである。

もう7年も前…。このブログで『猫の恋』について書いたことがある。
この頃政治の記事ばかり書いているので、彼岸花とはそういう人だと思われているかも
しれないが、普段の私は、この記事の中の私に近い。
よかったらどうぞ。結構自分でも好きな記事である。

http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-82.html



                      『狸』


年が明けてから、こんな買い物をした。


001_20170131013148cd9.jpg


私がなにを言ったところで書いたところで世の中が変わるわけじゃなし、政治のことなんかで
一喜一憂するのは馬鹿だ、と自分でも思うのだけれど、それでも、あの東日本大震災の後、
目覚めてしまったのだから仕方がない…世の中のことに無関心でいられなくなってしまって、
この頃では、政治のあまりのひどさに、嘆いてばかりいる。
なにも、そういう自分に酔っているわけじゃない。ただ何かしら悲しいのである。
年のせいもあると思うが、こう…ひたすら人生のわびしさのようなものがいつも胸の底にある…

これじゃ健康にもよくないよな。
そう思って、落語のCD集など買ってみたのである。DVDではない。音だけの落語名人寄席。
CD40枚組だ。
演者は、志ん生、円生、古今亭今輔、春風亭柳好、三遊亭円馬、金原亭馬生、桂文治
などなど…昔の落語家たちだ。物故してしまった人も多い・・・
これらを、眠れない夜などに、布団に入ってイヤフォンで一人静かに聞こうという魂胆。^^

眠れない夜は、大抵本を読んだり、ラジオ深夜便を聴いたりしているのだけれど、ラジオの方は、
曜日によっては、あまり好みでない語りや選曲などの日もあるので…

この度買ったCD集の中には入っていないんだけれども、落語で、私がもう、大好きでたまらない
演目が二つある。演者もこの人たちでなければいけない。
どちらも狸の話だ。(笑)
一つ目は、桂米朝師匠の演ずるところの、『まめだ』

この話は、以前、NANTEIさんに教えていただいたもの。
私はもう、この話が好きで好きで。^^
私が愛する新美南吉の童話『ごん狐』や、『手袋を買いに』などと同じように、何とも言えず
可愛い話なのだが、これはでも、秋の話。
今日は、2月4日の立春を前に、時折は暖かい日はあってもまだまだ寒い日の続くこの季節に
ふさわしい、この話をご紹介しようかな。


同じく眠れぬ夜のある方のお慰みにでも。^^
長い話なので、ゆっくりした気分の時にでもどうぞ。



















 


スポンサーサイト

『ひな祭り ’16』


お雛まつりです。


あずちゃん、あずちゃん、起きなさい。
春よ。今日はお雛まつりよ。



2016_0303_025014-CIMG6072.jpg


は~い。もういちねんがたったの?


そうよ。お顔洗ってらっしゃい。みんなもう待ってるわ。

は~い!



…蝋燭人形のあずさが起きてきました。
あずさは、もう40年くらい前…娘が小さかった頃のある年の、お雛祭りのケーキに
ついていたろうそくです。
私が捨てようとしているところを、娘が『すてちゃダメなの!』と、掬い上げて、それから
ずうっと、この小さな箱の、ハンカチーフのお布団で眠っているのです。
一年に一度、お雛祭りのときに目をさまして起きてきます。



2016_0303_024709-CIMG6065.jpg



あ!慧人くん!こんにちは。

ううん。ぼく。慧人くんのふたごの仁人くんだよ。

あ。そうだった!仁人くん。こんにちは。


スキー毛糸の促販のおまけ人形だった慧人(けいと)くんと仁人(にっと)くんは
ふたごのきょうだいです。慧人くんは、今、娘のところに養子になって行っています。

慧人くんもよべばよかったわね。

あ!おおきなもものおかちだ~~~♪

そうよ。美味しいわよ。あとでみんなで食べましょうね。

は~い! は~い!




2016_0303_024357-CIMG6061.jpg



さあ、みんな! 今年はみんなでおひな壇に上って、記念写真撮りましょうね。

は~い! は~い!は~い! は~い! は~い! は~い!



2016_0303_024545-CIMG6063.jpg


右大臣と左大臣は、モリノ君とピキちゃんです。
桃のお花がきれいね。

五人囃子は、五羽の小鳥さんたちです。
あら?タヌキさんが交じってる?
ちがいます。あの子は、すずめさんです。



2016_0303_024837-CIMG6069.jpg


さて。三人の官女さんたちは・・・。

猫さんたちです。

この猫さんたちは、クウーママさんの作品です。
こちら向きの猫さんと、後ろ姿の猫さんと、ふふふ、足の裏だけの猫さんと…
縮緬の、手数のかかった作品なんですよ。


さあ。
ちらし寿司も、いつものように作りましたよ。
茹でた芹と、しらす干しと、真鯛を霜ふりにしたのと、薄焼き卵と、イクラの
豪華版のちらし寿司よ。
みんなで食べましょうね。

は~い! は~い!は~い! は~い! は~い! は~い!は~い!





『一叢の草』

2010_1010_150951-CIMG2892.jpg

私の好きな草叢がある。

もう、30年近くも、この草むらは川べりのこの道にある。

2010_1010_150934-CIMG2891.jpg

ジャノヒゲという植物の茂みである。
昔からここを通るたび、「ああ!あなたのお髪(おぐし)のよう!」と私は思ってしまう。
両手を差し入れて、くしゃくしゃとかき乱したくなってしまう。
『あなた』は、架空の青年であったり、想像の恋人であったりする。

2010_1010_151250-CIMG2897.jpg

人が来たりて去り

2010_1010_150847-CIMG2888.jpg

人がまた来たりて 去っていく。
誰もこんな草叢に目をとめない。


2010_1010_150902-CIMG2889.jpg

雲が湧き、雲もまた流れて
誰もいなくなった。

2010_1010_151317-CIMG2898.jpg

しかしジャノヒゲの草叢には友がいる。
風草という名の友。
二人並んで、風を受け、風を孕み、静かに風が通り過ぎていくに任せる。


さて、と。
私もこんなT字路の坂下で不審な旅人のように立ち止まっていないで

2010_1010_151100-CIMG2895.jpg

金色味を帯びてきた光の中を帰ろうか。
白い雲が束の間、金色の光をさえぎって通り過ぎていく。
道端のチカラシバもすっかり秋の色。

ねえ、ちょっと。
あたしたち。ロード・ムービーの風景みたいじゃなくって?
そう、青い空や白い雲、2基の街灯やその影、傾いて駐車してあるワゴン車などが
うなづきあいながら自惚れる。







テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

『赤い実幼稚園』

2010_1014_122134-CIMG2992_convert_20101015120854.jpg


今日はみなさん、空が晴れてきたから、体育のお時間はかくれんぼしましょう~!
わ~い!
じゃんけんじゃのじでじょい!
あ、あっちゃんがオニね。

2010_1014_122724-CIMG2999_convert_20101015121528.jpg

みんなどこに隠れちゃったのかな。…ここ誰かいそう。

2010_1014_123032-CIMG3004_convert_20101015121901.jpg

あっ!やっぱり3人見つけ~!

2010_1014_123226-CIMG3009_convert_20101015122411.jpg

きっとここにも誰かがいるわ。
あ!きっちゃん、見つけ~!

2010_1014_123309-CIMG3011_convert_20101015122900.jpg

あっ、せんせも見つけ!
凄~い、せんせ、どうやってそんな高いとこに登れたの?



あと二人ね。
先生も一緒に探すわ。

2010_1014_142022-CIMG3053_convert_20101015181544.jpg

あ。赤い実…じゃなかった。亀さんのお背中ね。
でも、きっとこの中にいそうな気がするわ。

2010_1014_141915-CIMG3051_convert_20101015181845.jpg

やっぱりこの中だったわね。めっちゃん、見つけ。
あとは、ようちゃんだけね。
ようちゃん、どこに隠れちゃったんだろう…
かくれんぼ終わるのに、ひとり帰ってこないわね。



2010_1014_122412-CIMG2997_convert_20101015123342.jpg

遠くまで来すぎちゃったかな。
なんだか道がわからなくなっちゃった…

はっ!小鳥さん、あたしのこと、食べちゃう?

2010_1015_165823-CIMG3068_convert_20101016161258.jpg

ふふふ。そんなことしないよ。
背中にお乗り。幼稚園まで連れてったげるから。
は~い!

2010_1014_124416-CIMG3039_convert_20101015125814.jpg

みんな揃ってよかったよかった。ガラスの小鳥さん、ありがとう~。
さあ、みなさん。お教室に帰りますよ。
は~い。





関連記事
  『赤い実 ①』(去年の10月20日の記事です。去年も赤い実で遊んでいます。)


続きを読む

テーマ : 雑記
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード