『日本と原発』

映画『日本と原発』を観てきました。

公式サイトはこちら。
http://www.nihontogenpatsu.com/


3月中のその他の日程の詳しい情報はこちらから。
http://www.nihontogenpatsu.com/event







11日で、あの東日本大震災から4年になります。
津波被災地の大型インフラに関してはだいぶ復興が進んだのかもしれないけれど、
個々人の生活の復興はまだまだ。
とりわけ、福島第一原発事故の起きた福島県の復興は、程遠いなどというものではありません。

一時は16万とも言われた人々が家を無くして避難民の生活を余儀なくされた。
現在も、福島ではまだ12万人という人々が避難生活を続けています。
その数の中には、避難したくとも、諸般の事情から避難することが出来ず、
幼子を抱えて、その子たちの被曝を心配しつつ福島の地に留まらざるを得ない
若いお母さんたちや子供たちの数は含まれていません。
子供たちがガラス線量計などというものをつけて生活しなければならなかった、などという悲劇!
そもそも本来何も恐れることなく戸外で伸び伸びと遊べていたはずの子供たちが、
こんな線量計などというものを身につけて、屋内で遊ばなければならなかった…
その姿を見る親のこころの悲しさというものを、原発を積極的に推進してきた東電や
国や自治体の原発導入に責任あった人々は、少しでも想ってみたことがあるのでしょうか!

福島第一原発事故は、地震津波による家族喪失、家屋倒壊・半壊、
仕事や地域社会など生活基盤の崩壊などという大きな大きな悲劇の上に、
さらに、常時の被曝の恐怖や、避難をめぐる家族・社会の分断という悲しみも
福島の人々に負わせることになりました……
何よりも、土壌や海の放射能汚染は、生活の再建の希望を奪ってしまいました…
除染はどこまでできるのか、仮にある程度の除染は進められても、一度壊れてしまった
地域社会の再建は出来るのか。人々の戻ってこない村や町に将来はあるのか…

これほどの大事故を引き起こしておきながら、いまだに誰一人その責任を負うことのない
この日本という国…
4年という歳月の間に、福島の人々は置き去りにしたまま、その責任所在の本質は
問われることのないまま、徐々に福島への関心が風化していこうとしているように見えます。

私は、日本がアジアで引き起こした戦争の戦前から敗戦後までの過程と
福島第一原発事故が起こるまでとその後の処理への過程、
そして昨今の右傾化への道とが、まるで入れ子構造のマトリョーシカ人形のように
似ていると感じて、ずっと戦前戦中戦後の日本に関する本を集中して読んでいます。
日中・太平洋戦争の日本、福島第一原発事故に至った日本、その構図は、また、
沖縄の問題、水俣病… などとも驚くほどその構造が似ています。
一度事態が動き出すと、誰もが早々とあきらめてしまって、『これはまずいよ』と言えない
この国の体質。
たまにもの言う者がいても、権力者が一喝すれば引っ込んでしまわざるを得なくなる…
そのうちに誰も声を挙げ得なくなるこの国の不思議な空気…
大きな国家的悲劇が起きてもだれも責任を取ろうとしない。

私は、これほどの過酷事故がこの国で起きても、そこから何も学ぼうとしない政治、
その政治を変える力もない自分たちに絶望しています。
デモに行ってはみるけれど、何万人集まったとて政治を変えられないでいる……
野党も頼りにならない。『社会の木鐸』とも言われてきたジャーナリズムも、巨大な
原発利権の経済構造の中にあってその牙を抜かれてしまっている。

そんな中で、何がいったい、かろうじてまだ力を失わないでいるのだろう…そう思い続けてきました。

文学にはその力があるのではないか…そう思って、戦中の文学を読んでみたけれど、
そこでわかって来たことは…
悲しいけれど、
『文学者もまた、自分の仕事の場を失いそうな畏れのある…身の安全の怖れを感じるような
大きな政治的圧力の前では、何の力もなく黙り込んでしまうものではないのか…』
ということでした…マスコミや学界の人々が黙り込んでしまうのと同じように…
その予感は、福島第一事故に対する、日本の文学者とおよそ名のつく人々の反応の
鈍さと言うか沈黙によっても、
また、秘密保護法や集団的自衛権など一連の日本の軍国化の傾向への反応、
さらにまた、今回のシャルリー・エブド襲撃から、後藤さん・湯川さん殺害に至る
過激武装集団の凶行とそれを受けての我が国や世界の政治の動きに対する反応を見ていても、
『ああ、同じだ…。彼等は何も言わない…』と言うことを確認しただけのことに
すでになりつつあるように思います。
いいえ、無論一部の文学者は言葉を発し続け動いてくれています。
しかし、総体的に見て、文学は、時代を鋭く切り取る力を発揮しているようには残念ながら
とても見えません……戦中もそうでした……
そのことについては、このように大雑把に書く問題ではないと思うので、またいずれ
きっちり書きたいと思いますが(まだ勉強途中でありますし)、
とにかく、この重大な問題の山積した日本にあって、一庶民である自分は、いったい
何を一筋の光と思って進んで行けばいいのだろうか…という悲しみはずうっとずっと去りません。

そんな中で、私が、ここにまだ一つの希望があるのではないのか、と感じていたのが、
実は法曹界の人々…日本弁護士連合会の人々に対してだったのです…
河合氏自身が書いていらっしゃるように、日本における原発関連の訴訟は、ほとんど
敗訴の連続でした。
でも、原発訴訟にしても、秘密保護法にしても、自民党改憲に対しても、…少なくとも
ここに、声を上げ続けていてくれる人々がいる……! そう感じていたのです。
この映画を監督した河合弘之氏。構成・監修した海渡雄一氏。
河合弁護士や海渡弁護士は、早くから、私のようなものにさえその名が記憶に
刻まれるような活発な動きをなさっていらっしゃる方々でした。
そのお二人が脱原発の映画をお作りになったという!

二人の経歴と出会いはこちらから。http://www.nihontogenpatsu.com/team
一部引用させていただきます。

『河合の脱原発は1994年故高木仁三郎博士との出会いに遡る。核化学博士であり
反原発の父と呼ばれた高木との出会いは、バブル景気の立役者たちを辣腕弁護士
として支え続けてきた河合に、その後の生き方を見つめ直すきっかけを与えたという。
ちょうどその頃、河合に福島第一原子力発電所3号機のMOX燃料装荷差止仮処分
申立てへの協力要請が弁護士海渡雄一からあった。これが河合の脱原発訴訟の
歴史の1頁目となった。この時の裁判は惜敗を喫するが、その惜敗が河合と海渡の
連携を運命付けることになる。
こうして、一旦は回避されたフクイチ3号機のMOX燃料装荷だったが、2010年10月
プルサーマル運転が再開されることになった。
その翌年、東日本大震災が起きた。』


なるほど。河合弁護士の脱原発は、あの、高木仁三郎博士との出会いがきっかけだったのですね。
海渡弁護士に至っては、大学時代に原発訴訟に向き合うと決めています。すでに約40年。


河合弁護士ご自身の、映画制作の意図と思える言葉を引用してみましょう。

『裁判はたったひとりでも正義をかけて闘える民主主義社会の安全弁みたいなものだ。
だから僕はひとりでも闘う。
でも、それだけじゃ、みんなに伝わらない。ひとりでも多くの人に真実を伝えるには、
やはり、映画しかない。』


『裁判は、たったひとりでも正義をかけて闘える民主主義社会の安全弁みたいなもの』……

弁護士さんの作った映画らしく、ここには、福島第一原発事故に至る、日本の
あらゆる範囲にわたる腐敗構造などの問題点が、コンパクトにわかりやすく取り上げられています。
原発をこれまで推進してきた人々…今もそれをよしとする人々の原発擁護の論旨を
ことごとくここでは、実例や図表を掲げて論駁しています。
原発のことをある程度勉強しておいでの方には、特に目新しい情報などというものは
ここにはもしかしたらないかもしれない。
しかし、このように、福島原発事故に至る、またその後の一連の流れを確認するためにも、
これからの課題を把握しなおすためにも、この映画はとても有益だと思いました。

私がまず胸をうたれたのは、福島第一原発が立地する崖を見はるかす海辺の光景です。
太平洋の荒波が崖に打ち寄せる…その浜辺に一人の男性が佇んでいる…
私はかつて福島第一原発がどのような場所に建てられたのかについて記事を書いたことが
あります。そこは、初期ボーリング工事の段階から、地下水の多いところだと
わかっていたはずだと言うことを。そしてひとつの映像を紹介しました。
今日、東電は、阿武隈山系から流れ出る一日400トンともいわれる地下水が
メルトダウンを起こした炉心建屋などの施設の下を通り、膨大な量の汚染水となって流れ出る
その汚染水対策に苦慮しています…。
実は、立地する段階から、今日の問題の要因の一つは、すでにそこにあったのです。  
この『日本と原発』と言う映画の中で、そのことが同じく指摘され、同じ画像が使われているのを
見ました…

4年前の3月11日。
福島第一原発で冷却用の善電源喪失。それをテレビのニュースで聞いたときの恐怖!
それから1号機…3号機と次々にメルトダウンが起こり、それらが冷却できない。
そのうちの一つでもあのまま冷却が出来ない状態に陥っていたら、もう誰も傍になど
近づけなくなっていたかもしれません。そうなれば東電の人々も関連会社の人々も
消防も…すべて撤退です。
1~4号機だけでなく、5,6号機…下手をすると福島第二原発の4つの号機まで…
合わせて10もの原子炉と燃料プールが崩壊したら、日本は一体どうなっていたでしょう!

また、燃料がむき出しの4号機燃料プールがもし崩壊すれば、それでも東日本すべてを
失うかもしれなかったのです!それが起きずにすんだのも偶然でした。
震災直前、4号機ではシュラウドと呼ばれる炉内の大型部材の取り替え工事が
行われていました。そのため、原子炉上部のふだんは水がないウェルとその隣の
DSピットと呼ばれる部分が大量の水で満たされていたのです。
その工事は本来なら3月7日までに作業を終える予定でした。ところが、工具を炉内に導く
補助器具の寸法違いが判明。この器具の改造に時間がかかり、3月11日時点で原子炉上部に
水が張られたままの状態になっていたのです。

その水が、4号機で起きた爆発のため、もしくは何等かの他の原因で壁がずれて隙間ができ、
ウェル側から約1000トンの水がプールに流れ込んだと見られるのです。
4号機の爆発の原因は、3号機で発生した水素が入り込んできて爆発したという見方が有力だ
そうです。言わば…補助器具の寸法違い、などと言う東電の工事のずさんさと、
爆発で4号機建屋に穴が開いて、そこからプールに後に給水が継続できるようになった…
それらの偶然によって4号機プールは救われ、私たちは東日本壊滅と言う危機から
かろうじて逃れたと言うことなのかもしれません…

仮にそのような偶然が起こらず、4号機プールの水がなくなって放射性物質の放出が
始まったら、どうなっていたか。
福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)が2月28日に発表した報告書によると、
「50キロ圏内は速やかに避難。汚染レベルが高くて移転を求めるべき地域が
110キロまでの範囲の中に生じる。移転希望の受け入れは200キロ圏が対象になる」

首都圏が大パニックを起こしていたら!
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県などの3千数百万人が
情報のろくにない中、逃げ惑う!そのパニックの惨状を想像できますか!
浜通りの人々…それらの人々が避難していった人口28万人の福島市、34万の郡山市、
35万のいわき市、81万の新潟市(いずれも震災前)なども…自らがどこかへ避難しなければ
ならない状況になっていたかもしれないのです。
首都圏などの方角だけではありません。大地震と津波によって大事な人を、家々を失って、
着の身着のまま学校や、あるいは野天に近い状態で難を避けていた宮城、岩手、福島の人々をも、
3月15日から数日で、4号機プールの1,500体もの空炊き状態になった使用済み燃料から
出る放射性物質が襲っていたかもしれないのです!仙台は100キロ圏内に入っていますから
仙台も汚染レベルが高くて移転、という、地震津波放射能汚染の福島の三重苦と
同じ事態になっていたかもしれません…

なぜ3月15日か。
東電は15日に前日の水温が85度だったと発表し、これを元に「あと数日で水は完全に蒸発する」
といった計算結果がインターネット上に公開されていたからです。
米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長はすでに3月16日に、米国の下院公聴会で
「4号機の核燃料プールでは水がなくなっている」と証言しています。
(東電の、『補助器具の寸法違い』などというお粗末なミスで、偶然、本来水のない
原子炉上部のウェルとその隣のDSピットと呼ばれる部分が大量の水で満たされていて
それが4号機プールに流れ込んでいた、などという偶然を無論ヤツコ委員長は
知る由もありません!)
だから米国は、17日、福島在住の自国民に福島第一から半径80キロ圏内の外に避難するよう促し、
自国機をチャーターしてまでも、日本にいる米国の人々を速やかに帰国させようとしたのです。

東日本が壊滅する…当時の民主党政府が覚悟した最悪事態は、かろうじてこのような
いくつかの偶然により避けられました…
私たちは、あの恐怖の日々をもう忘れてしまったのでしょうか?!
映画はそれを再び思い出させます…

この映画のどこがすごいかと言えば、その強い想いです! 
原発事故の苛酷さを直視し認識し、原発はもういらない、というその強い意志です。

福島の人々が抱えてしまった悲しみ苦しみの責任を一体誰がとっていますか?
国策によって『満洲国』に渡っていた人々…その人々を国は見捨てました。
(日本が国策として、中国の民の土地を収奪したことは、ここでは触れないでおくとして)
沖縄を国は見捨てました。

人々が安心して安全に生活を営み続けられる当然の権利…
それが国策や、一部の企業などの利益のためにいとも容易に奪われてしまう…
そんなことが過去に何度もありました。今もそれは進行中です。おそらくこの先も。
それは、自国民に対してだけではないのです!他の国にまでその欲望は及ぶ……。
そんなことが許されていいのですか?

私がこの映画で最も希望を見たのは、2014年5月21日の、福井地裁による大飯原発
4号機再稼働差し止めの判決文でした。一部転載しますが、ぜひいつでもいいですから
直接全文をお読みください。http://www.news-pj.net/diary/1001

『(差し止め判決)理由

1 はじめに

 ひとたび深刻な事故が起これば多くの人の生命、身体やその生活基盤に重大な被害を及ぼす事業に関わる組織には、その被害の大きさ、程度に応じた安全性と高度の信頼性が求められて然るべきである。このことは、当然の社会的要請であるとともに、生存を基礎とする人格権が公法、私法を問わず、すべての法分野において、最高の価値を持つとされている以上、本件訴訟においてもよって立つべき解釈上の指針である。

 個人の生命、身体、精神及び生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということができる。人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことはできない。したがって、この人格権とりわけ生命を守り生活を維持するという人格権の根幹部分に対する具体的侵害のおそれがあるときは、人格権そのものに基づいて侵害行為の差止めを請求できることになる。人格権は各個人に由来するものであるが、その侵害形態が多数人の人格権を同時に侵害する性質を有するとき、その差止めの要請が強く働くのは理の当然である。』


『9 被告のその余の主張について

 他方、被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

 また、被告は、原子力発電所の稼動がCO2排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。


福井地方裁判所民事第2部
 裁判長裁判官 樋口英明
    裁判官 石田明彦
    裁判官 三宅由子

素晴らしい!涙の出てきそうな判決です。
ここには、単なる裁判上の一案件の判決文以上の…そう…深い哲学があります。

現政府は、この判決文がその根拠とした、国民の生きる権利、…個人の生命、身体、精神
及び生活に関する利益…言わば人格権そのものを、
その想像力と哲学に甚だしく欠ける自分たちの改憲案によって、いずれ侵害の恐れの
ありうるかもしれないものにしようとしています。
私が今、改憲になにがなんでも反対するのは、それをなそうとしている勢力の思想と哲学が
恐ろしいほど貧しく邪悪だからです。国民の幸福そのものよりも、目に見えない『国家』と
いうものを上位に置いているようにしか見えない改憲案だからです。

河合弁護士さんたちは、なぜこの映画を今作ったのでしょうか。
なぜタイトルを『日本原発』としたのでしょうか。
なぜ、『日本』という言葉を『原発』という言葉と並列・対峙させているのでしょうか。

この映画が問いかけているものが、単に原発の是非、ということだけじゃないからではないか、
…私はそう思いました。
この映画は、原発のことだけでなく、日本という国そのもののありようを問うているのだと
思います。
私たち一人一人に、『日本をどうしていきたいのか?』『ひとはどう生きていこうとしているのか?』
という深い問いを問いかけているのだと思います。

出来るだけ多くの人に、その主義主張を超えて、一度観てほしい…
是非、この映画を広くご紹介ください。
ある程度のまとまりがあれば、日本、海外…どこにでも呼んで自主上映出来ると思います。



















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『放射性物質を可視化する』

映画監督黒澤明は、人間が原子力を完全に制御できると思うことの愚かしさを
オムニバス映画『夢』の中で映像化した…
1990年公開の日米合作映画。
この中の『赤冨士』という短編がその問題の一編である。

『大勢の人々が逃げ惑っている。何があったのかわからない。
目の前では赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。原子力発電所が爆発したという。
目の前に迫る色のついた霧は着色された放射性物質であった…。(Wikiより)』


映画の中では、どこの原発とは言わないが、『6基ある原発が次々に爆発した』という
セリフがある。
映画が作られた時点で6基既にできていたというと、福島第一原発を指しているということに
なるかもしれないが、富士に近いというと、6基という数にこだわらず、浜岡原発が
黒澤監督の心にあったのかもしれないな……

6基の原発が次々に爆発して、富士は真っ赤に染まっている…
人々がその鬼気迫る光景の中を逃げ惑っている…
どんなに逃げ惑っても、狭い日本、逃げるところはない…
放射能の恐怖に駆られた人々は、次々に海に飛び込んで行く……

人々が避難の荷物だけを残して消えた荒涼とした富士の裾野に、赤や黄色の煙のようなものが
流れて行く。

ひとり、原子力ムラの人間とおぼしき男が居て(井川比佐志が演じる)、
『赤いのはプルトニウム239、黄色いのはストロンチウム90、紫色のは
セシウム137…』と名をあげて、その毒性を説明していく。
そして、自分にもこんなことを起こしてしまった責任があった、と言って、彼も
海に飛び込んでしまうのである…

映画の中では、放射線が見えないのが困るので、技術開発してそれぞれの核種に
色をつけることに成功したという設定になっている。

黒澤のこの『夢』という映画。『七人の侍』などの名作に比べ、あまり繰り返して見られる
作品ではないが、私はこの中の短編『桃畑』『トンネル』などはとても好きである…
しかし、この『赤冨士』は、福島第一の事故が起きた後で見るのは辛すぎる!!……

断わっておくが、原子力発電所の苛酷事故を扱っているのに、放射能に色がついているとか、
皆が被曝を恐れて海に飛び込むとか、今見るとあまりにも生々しくまた非科学的な
映画であると批判する人もいるかもしれないが、これは『夢』の話であるので、
そこのところはお汲みとり願いたい…
各話は、漱石の『夢十夜』に倣って、「こんな夢を見た」というナレーションで始まる。

それよりも、福島の21年前、チェルノブイリ原発事故の4年後にこの映画が出来ていることを
考えれば、黒澤明という傑出した日本の監督が、どんな警告の意味をこめて、この
救いのないエピソードを映像化したか、というその想いを汲みとってもらいたい。
この映像は、今となっては福島の方々に見せるにはあまりにもひどすぎる場面がある…。
それでも。それでも敢えて。




この映画の21年後、2011年3月11日…。
福島第一原発が全電源停止で冷却出来なくなったと聞いたとき、
私はどんなに、「ああ、放射性物質にあの黒澤の『赤冨士』のように色がついていたなら!
…せめてプロパンガスのような臭いがあったなら!」と思ったことだろう!

…そうすれば、今、福島の地で、見えない放射線に怯えながら、じっと家に退避している人々…
それから、取るものも取りあえず車やバスや或いは歩行でどこかに逃げて行こうとしている人々が
せめて、その色や臭いのついたプルームから遠くへ遠くへ…風下にではない風上に逃げることが
出来ようものを!と、考えたのである……

しかしながら、現実の放射線は見えない。臭いもない。
人々の一部は風下へ…飯館村などのある北北西へと逃げ落ちて行ったのだ…!
そうして多くの人々が、しなくてもいい余計な被曝をしてしまった…


              ***

さて。
ここにこんな展覧会があった…
ここを訪れてくださるしほさんが教えて下さった情報。
私も気づいてはいたのだが、このところ体調に自信がなかったりして、一昨日28日までの
その展覧会に行かずにしまった。

『放射線像』という展覧会。
http://www.autoradiograph.org/

『概要』のところから4月23日の記事に行ってくださいね。
展覧会の説明をお借りしよう。

『音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能という脅威を、私たちは福島第一原発事故以来、
常に感じ続けてきました。
我々はこの2年間、強度に汚染された土地を中心に、動植物から生活用品まで
さまざまなものをサンプリングし、オートラジオグラフィー(放射線像)という手法で
放射能の可視化を行ってきました。
この放射線像によって、放射能汚染を視覚的に認識をすることができます。
今回の展示を通して、多くの人に放射能汚染の実態を知っていただき、福島に限らず
フォールアウトを受けたすべての土地がどのように汚染されているのか、
想像を膨らませていただけたらと思います。
                              加賀谷 雅道 』


何と、オートラジオグラフィ―という方法を使えば、放射線を可視化出来るのである!
福島第一事故で被ばくした飯館村のカエルやヘビやきのこや針葉樹の葉っぱなどの生物や…
また、軍手、長靴などの無生物もこれにかければ、その汚染された箇所がはっきり見えるのである!

この展覧会に科学的援助をした、東大名誉教授、森 敏氏のブログを合わせ読むと、
もっとこの試みがくっきり見えてくるかもしれない。
私が行きそこねて、しほさんが見て来てくださった展覧会場の様子もここで見ることができる。

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1858.html

フランスの主要新聞『リベラシオン』に紹介された、汚染された魚、ヘビ、モミジ、箒やはさみの放射線像。

http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1842.html


新聞記事だから、一部引用してもいいかな。

放射線像


黒く写っているところが、放射能汚染されているところである…

東京での展覧会は終わってしまったが、これから日本や世界の各地で展覧会が
開かれ、本の形ででも多くの人が見られるといいなと思っている。

そしてさらにこの技術が進んで、今、作業員や子供たちなどが放射線量を日々測っている
線量計に、この放射線を可視化出来る装置が内蔵されるようになるといいなぁと思う。
そうすれば、少しでも放射線量の高いところは避けて暮らすことの役に立つ。
(ああ。こんなことを私が言うのもそもそもなんと無神経なことか!
子供たちが放射線量を測るなどというそんな状況自体が、ほんとうはあってはならない
ことであったのだ!!!)

そうして、それが出来たら、真っ先に総理大臣と東電および電力会社上層部の人間たちと
原発をこの期に及んでまだ推進したがっている政治家、経済人、インチキ学者、…
そういう人らにその線量計をつけてもらって、まっ黒黒に可視化されて見えるであろう
福島第一の建屋に入ってもらおうじゃないか!!!


子供たちを守るためには、安心して家族揃って避難出来るような方法を、
資金面、親の仕事、老人たちの安心など、生活の基盤全般にわたって
国と東電、県…いや、日本国民全体が真剣に考えて、すぐにでも手を打たなければ!
昨日発表された福島県の調査によれば、
福島の被災者の半数近い48%の家族が、一緒に住めなくて家族解体の危機に陥っている…
そうして、70%近くが、身内に何らかの心身の不調を訴えている者を抱えているという…

私が事故後、こころの内で考えていたこと…
でも、故郷を離れがたいとりわけご老人達の心情を慮って口にできなかったこと…

それは、除染などという誤魔化しをいつまでもしているのをやめて、福島の一部は
もう帰還できないほど汚染されたしまったのだという現実を直視し、
その除染などで無駄にするお金を、各世帯に後の生活を保障できるだけの金額としてお渡しして、
新天地で家族揃って暮らしてもらう方がいのではないか、ということであった。










『大雪と原発 ④』

私が、この一連の記事で取り上げたのは、小河内村、丹波山村、小菅村の一部の人々の
ことである。小河内ダム建設のためにそれらの村々を去ったのは、945世帯6000人である。
ここに書いたのはそのうちの28戸62人の人生にすぎない。
もっと本格的に調べられればいいが、今の私には、ネットの中で調べられることだけで精いっぱい。

しかし、私は、小河内ダムの水底に沈んだ村の人々のその後を調べながら、
ずうっと福島のことを考えていた。

東日本大震災からちょうど3年目の11日を前に、日本全国各地でデモや集会が行われたが、
3月9日、私は、日比谷野外音楽堂で行われる集会とそこから国会前や官邸前に出発するデモに
参加するため、日比谷公園の中にいた。
自分が遅れていったせいもあったのだが、時間前に満員で締め切ってしまった野外音楽堂の中には
入れず、同じように入れない多くの人々同様、デモ出発を待って外をぶらぶら歩きまわっていた。

その時、一人の男性の姿が目にとまった。
福島県双葉郡浪江町、『希望の牧場』の吉澤正巳代表である。
『希望の牧場』というのは正式名称ではない。もとは有限会社エム牧場の経営する浪江農場といった。
福島第一から約14キロの地点にその牧場はある。

2011年3月11日。大地震、大津波発生。
12日。福島第1原発1号機水素爆発、20キロ圏内の住民に避難指示が出た。

12日の浪江町の様子を吉澤さんが語ったものを文字起こししてくれているサイトがある。
『福島 フクシマ FUKUSHIMA 津波被害と原発震災に立ち向かう人々とともに』
http://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-60.html
牧場の写真や事故当時からの様子、吉澤さんの気もちがこの記事を読むと少しでもわかる。
ぜひ覗いてみてください。飢えて死んで行った牛たちの屍の残酷な写真もここにはある。
しかし、それから目を逸らさないでほしい…
これが日本の現実だということなのだから。
少し引用させていただこう。

12日の朝からテレビを見てたけど、国や東電からは何の情報もないまま。
浪江には2万人の町民がいた。
12日の段階で、町の判断で「逃げろ」と、逃げる場所は浪江町の山間部の津島〔※〕となった。
約半数の人たちが、津島に固まって逃げるんだね。いやー、みんな逃げたね、ダアーッと。
 津島は、原発からだいたい25キロあるかな。1万人ぐらいの人が、そこで、夜通し
焚き火なんかをしながら避難生活をしていた。
 そこに、14日の3号機の爆発があり、そのあと、南の風が吹いたんだね。
それが夜になって、急に冷えて、雨が雪になった。ものすごい放射能が津島に流れてくるわけだ。
だけどそんなことは何の連絡もなかった。
 でも、やっぱり警察や自衛隊の動きでわかるんだよ。それで、「もうここにいちゃだめだ」
ってことになって、今度は、二本松の東和(とうわ)に、全部、ダアーって逃げるわけ。

〔※津島:浪江町津島地区。原発から北西に約25キロの山間部。
この地域の上空を、南東の風に乗って、大量の放射性物質を含んだ雲が通過、
この一帯でも、もっとも激しく汚染された。政府は、「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム
(SPEEDI)」の試算で津島地区への放射性物質飛散を予測していたが、
避難の住民には一切、知らされなかった。


3月14日。3号機。3月15日。2号機水素爆発。
4月25日。福島県は飼い主の承諾を得て20キロ圏内の家畜処分を決める。
20キロ圏内には376戸の畜産農家があり、牛4千頭、豚3万頭、ニワトリ63万羽、
馬100頭が飼養されていた(毎日新聞)。
5月12日。政府は警戒区域の家畜の殺処分を決める。
5月26日。「処分せず研究に活用を」と獣医師ら学識経験者が政府に要望書をだしたが、
政府は安楽死処分の方針を変えなかった。

吉澤代表らは、この政府方針に従わなかった。牛の面倒を見続けたのである。
自分の家で家族のように飼っていた家畜たちを殺処分など出来ず、畜産農家の中には
自分たちが避難する際、せめて家畜たちが自分たちで草を食べて生き残ってくれと願って、
家畜たちのくびきを外してやった人もいた。
皆さんの中には、報道番組などで、それら放たれた牛たちや豚たちが、誰もいなくなった
原発の町の草地に佇んでこちらを見ている映像などをご覧になられた方もいらっしゃるだろう。

また、家畜たちを放していけば、それらが迷惑をかけるかもしれないと、牛舎や豚舎に
つないだまま、泣く泣く避難していった農家もあった。
それら、繋がれたままの牛たちや豚たちの、ミイラ化、白骨化した死体の映像を
報道番組などで見た方もおいでだろう。

吉澤氏は、そのどちらの道も採らなかった。牛を生かし続ける道を選んだのである。
彼は避難先の住まいから、往復4時間かけて牧場に通い、自分のところの牛300頭と
近所の牛や放浪していた牛などを引き取って、計360頭に餌をやり続けている。
牛に餌をやって何になるものでもない。
線量の高い警戒区域の被曝牛たちは、無論、売り物にはならない。
それでも私財をつぎ込んで、自らもおそらく激しく被曝を続けながら牧場に通い続けるのは、
吉澤さんの牛への愛情と、『ベコ屋』(牛飼い)としての、怒りと意地からである。

300軒の畜産農家、60~70軒の酪農家が、もう牛飼いなどできないくらいの
精神的な挫折感の中にあるんだ。
国は、今日も、どっかで牛たちをとっ捕まえて、殺して、埋めて、という殺処分の作業をやっているよ。
臭いものにフタをして、見えないようにする。証拠隠滅だよ。
その一方で、原発を再稼働しようとしている。

浪江、双葉、大熊、富岡というのはチェルノブイリと同じような状態。そこに帰る意味もないよね。
そこでコメはつくれないだろうし、地震の被害もひどい、津波の破壊も半端でない。
浪江町は、原発立地ではない。福島でも発電所のないところ。そういうところが、今回、ひどい汚染をうけたわけ。
しかもスピーディの情報が隠されて、津島でみんな猛烈な被ばくをしている。
原発立地町じゃない、直接には、恩恵をうけない浪江町が、今回一番、ひどい目に合っている。
その人たちが、迷惑な厄介者として、いずれ捨てられようとしている。
避難した10万人の人も、捨てられようとしている。邪魔の者、厄介者、迷惑な土地、迷惑な人たち。
棄民政策だよ。間違いない。
それで、浪江町でも、5人も自殺している人が出ているわけだよ。先日の商店主の自殺が5人目だ。
商売もできない、コメも作れない、うちにも帰れない、帰る意味もないしね。


               ***

福島県の畜産農家、酪農家は、このようにして自分たちが手塩にかけて育ててきた
牛や豚や鶏などを、原発事故のために、このように棄てざるを得なかった…
皆さんは、この遺書をどこか映像ニュースでご覧になったであろう。

福島酪農家遺書


原発事故後間もない2011年6月。福島県相馬市の酪農家の男性(54)が自ら命を絶つ前に
自分のたい肥舎の壁に、チョークで書き残した遺書である。
「残った酪農家は原発に負けないで頑張ってください」。
男性は、東京電力福島第一原発から約60キロ離れた相馬市の山あいの小さな集落で、
約40頭の乳牛を飼っていた。なだらかな斜面の奥に母屋があり、手前に牛舎と堆肥舎が並ぶ。
真面目で仕事熱心――。午前3時から牧草を刈り、牛の世話をした。
前年には、堆肥をつくって売るために堆肥舎を新築し、農機具も少しずつ増やしながら、
父親から継いだ牧場を大きくしようと懸命に働いていたという。

『姉ちゃんには大変おせわになりました。
原発さえなければと思ます。
残った酪農家は原発にまけないで願張て下さい。仕事をする気力をなくしました。
(妻と子ども2人の名前)ごめんなさい。なにもできない父親でした。
仏様の両親にもうしわけございません。(一部省略、原文ママ)』


事故後まもない3月24日には、福島県須賀川市で、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、
自ら命を絶っている。23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。
「福島の野菜はもうだめだ」。
男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、自作の腐葉土などで土壌改良を重ねてきた。
キャベツは10年近くかけて種のまき方などを工夫し、この地域では育てられなかった
高品質の種類の生産にも成功。農協でも人気が高く、地元の小学校の給食に使うキャベツも
一手に引き受けていた。「子どもたちが食べるものなのだから、気をつけて作らないと」。
そう言って、安全な野菜づくりを誇りにしていたという。(朝日新聞)

吉澤さんも、自殺した酪農家も、美しい福島の地で、牧畜畜産に夢をかけていた…
それは、小河内ダム建設で村を追われた人々の一部が、山梨県北巨摩郡(いまの北杜市)
『念場ヶ原』 (ああ!なんという地名なんだ!)の、雑木と熊笹ばかりの荒れ地を
鍬一丁与えられて開墾から始めていった気持ちとどこが違っていたであろう!

自殺した野菜農家同様、福島県飯館村の人々は、農業で生きていく道に希望をかけていた…。
平成の大合併の風が吹くなか、飯館村は安易な合併の道を取らず、自力で村を栄えさせる
道を模索した。
驚くほど多くの特産品が村人の創意工夫で生まれた。
お酒、漬け物、農産品、そして全国ブランドになった飯館牛…。
小さな規模の村でも、創意と村人の一致協力と努力で立派に今の時代でも
父祖の地で立派に農業で生きていける…
村の生き方は、全国の小さな農村のお手本となり、見学者も絶えなかったという…。
それは、開拓民から落伍者を出さぬよう共同で開拓農業を土作りから学び、
全国的にも有名なレタスなどの高原野菜で活路を切り開き、やがて美しい牧場風景を
観光の資源にして、今日軽井沢や日光と並ぶような名高い避暑地の町として発展している
あの北杜市清里高原と、どこが、なにがいったい違っていたのであろうか?

いみじくも、自殺した野菜農家の方が、チョークでたい肥舎に書き残した文言そのままに、
『原発さえなければ』……
原発さえなければ、福島の人々は、『うつくしま福島』と呼ばれていたような美しい自然に恵まれた
父祖の地で、今もこころ豊かに暮らせていたのではなかろうか…?

その違いが、『原子力発電所を生活の道として町が選んだか選ばなかったか』にあったのだとしたら、
何とせつないことであろうか!
しかも吉澤さんの浪江町や飯館村は、原発立地自治体でさえない!

『原発さえなければ…』
この福島県民の痛切きわまる想いは、小河内村村長小澤市平が、昭和13年に、

『千數百年の歴史の地先祖累代の郷土、一朝にして湖底に影も見ざるに至る。實に斷腸の思ひがある。
けれども此の斷腸の思ひも、既に、東京市發展のため其の犠牲となることに覺悟したのである。
我々の考え方が單に土地や家屋の賣買にあつたのでは、先祖に對して申譯が無い。
帝都の御用水の爲めの池となることは、村民千載一遇の機會として、犠牲奉公の實を全ふするにあつたのである。
(中略)顧りみれば、若し、日支事變の問題が起らぬのであつたならば
我等と市との紛爭は容易に解決の機運に逹しなかつたらうと思ふ。(そして我々は父祖の地を
去ることになっていなかったかもしれぬ)』

という苦渋の想いと、なんと似ていることであろうか!

              ***

雪に覆われた北杜市と旧小河内、丹波山村、小菅村のことを2か月近くにもわたって
長々と私が書いてきたのは、そして今、福島県浪江町の『希望の牧場』や飯館村のことなどを書いているのは、
何度も言うようにそれらが皆、根底のどこかで繋がっているからである。
私たちは悲劇の後しばらくは、被災地のことを思う。
しかし、2年3年と時が経って行くうちに、それらの悲しみや怒りの共有感情は、徐々に
薄れていってしまいがちである。…私自身もそうだ……

しかし、この記事で今書いているようなことは、みんな、遠い、自分とは関係のない
世界のことなのだろうか?
いやいや…。
私はこれらの記事を書きながら、自分の体のどこかがきゅうっと痛むような錯覚に
ずうっととらわれ続けていた……
記録にないような大雪に覆われた町々……
日本の大陸への侵略戦争も、
日本のダムや橋梁やトンネル工事などのために強制的・半強制的に日本に連れて来られて
異郷の地で死んで行った朝鮮半島や中国の人々も、
大都市東京の水のために水底に沈んで行った村もそこから雄々しく力を合わせて立ち上がった人々も、
同じように東京の電気のため結果的に、故郷の地…住む家も仕事も、中には生きる目的まで
失ってしまった福島の人々も……
これらは皆、同じ一繋がりの物語なのではなかろうか?
そうして私自身もその一繋がりの物語の中のどこかに臍の緒のようなもので繋がれている
小さな登場人物なのではないのだろうか?
…そんな錯覚に捉われるのである。

政治や国家というものの本質は、今も昔とそう変わってはいない。
それに翻弄され続ける民の残念ながら愚かしさ無力さも、今も昔と変わっていない。

と言って、私はこの一連の記事で、国家の悪や民の愚かしさ弱さだけを書こうとしてきたのでは
ないのである。
人々がどんな厳しい環境にあっても、不屈の精神を発揮して、雑草のように立ち上がるのも
今も昔と変わらない。その時人々の心に自ずと組合的な相互協力の精神が芽生えるのも
変わらない。
そうして、人々がより豊かな暮らしを求めて、あたらしい技術や科学に希望を見出して
未来を託す気持ちも、よくよくわかるのだ…!

この写真をもう一度見て欲しい。

当時の清里駅前通り

共同作業場

そしてこの映像もとばしながらでいいからいいからちょっと見て欲しい。
ここには、福島第一発電所建設の話が決まって、地質調査する頃の、今無残な姿を曝す
原子炉などなかった頃の、あの岸壁や低い松などの灌木に覆われた台地の姿や、そこをバイクで行く
地元民の姿、牛の世話をする農民の姿、真面目そうな技術者たちの姿が映像に収められている…

http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/03/7_e04d.html

ああ!
昭和生まれの私には、自分も人も同じように貧しかった時代の、しかしまだ誰にも穢されぬ
美しい大地が、こころに沁みるように美しい青空が、この白黒のぼけた写真や映像から
見えてきそうだ……

時代が移り変わっていくのは仕方がない。
人間の欲望も(向上欲とも言える)もとどまるところを知らぬ。
科学技術の発展を私は全く否定しさりはしない……人間は夢を見る動物でもあるからだ。

しかし、ある一線は、どこかにあるのではなかろうか……。

そのことを深く考えてみるとき、
どこで私たちが行く道を選んでいくよすがにするか。
それは、『個々の時代を個々の特異な事象として見てしまわぬこと』なのではなかろうか。

ある時代にある場所で起こったことは、別の時代に別の場所でも起こり得るのだということを
肝に銘じて忘れないようにすることだ。
ある人に起こったことは(たとえば思いがけない雪中での遭難など)、我が身にもいつか
起こりうることかもしれない、という危機意識を持つことだ。
福島に起こった悲劇が、いつか他の原発近くの街で起きないと、誰が一体保証してくれるのだ?
電力会社も県も国も、マスコミでお先棒を担いで宣伝していた学者・専門家とやらも、
見事におぞましくも責任逃ればかりしているこの実態をようく覚えておくことだ。

そうして。
平和というものは、人民が意識して守って行こうという強い意志を常に自覚して行使しなければ、
あれよあれよろいううちに、一見平和の内にあったように見える国や地域でも、
あっという間に内乱状態や戦争状態、民の自由のなくなる状態に陥り得るということを、
私たちはウクライナ・クリミア、トルコ、エジプトなど世界のニュースで、日々目に耳にしているではないか!

権力の本質は変わらない。
弱者にほど国家的不幸は重くのしかかるのだということを忘れてはならない。
私がいつも『物ごとは、本質的なところで繋がっている』と言い続けているのは実はこのことだ。

この記事で取り上げさせていただいた吉澤正巳氏は、上記サイトの記述をお借りすると、

千葉県四街道生まれ。58歳。
千葉の佐倉高校時代、近隣の三里塚で、成田空港建設のために土地収用法で農地を
取り上げるということが行われており、友人らと反対闘争に参加。
東京農大では自治会委員長も。40年前に父親が、広い土地で畜産をしようと、千葉から浪江町に移住。
大学を出てから父親の跡を継ぎ、生涯の仕事として、畜産に打ち込んできた〕


さらにここにもう少しつけ加えさせていただきたい。
この『40年前に父親が、広い土地で畜産をしようと、千葉から浪江町に移住』という氏の父君は、
新潟県小千谷出身であの戦争の時代満州開拓でソ連国境地帯に入殖し、敗戦と共にシベリアに
3年間抑留され、戦後、千葉県四街道に開拓入殖した人だという。
父君はそうやって、清里の人々同様、戦後やはり必死の想いで開拓入植してためた資金を元手に、
昭和45年、浪江町の満州開拓団時代の親友の紹介で浪江町立野に牧場移転したのである。
ところが同年。小高浪江原発計画(東北電力の)が起こる。
長い根強い原発反対運動があって、浪江町は、浜通りで唯一、発電所のない町
というのを貫いてきていたのである!
しかし…福島第一原発事故は、その浪江町も、飯館村も同じようにいや、風向きの関係で
もっとも放射能汚染された地域になってしまい、人の住めない場所になってしまった……

国策として満州に開拓民をどんどん送り込んでおきながら、いよいよ戦況悪化すると
関東軍はそれらの人々を守り切れず、国は国民を見捨てたのである。

ああ!物事の構図は、いつもなんと似ていることであろう!
福島第一原発事故への国や電力会社の対応を『棄民』だと言いきって、
自らも牛たちと共に『被曝の生きた証人』となって生涯をそのことの告発と闘いに
すごす道を選んだ吉澤正巳氏。

彼の怒りは、彼の体一人(いちにん)の、彼一代の怒りではないのだということを今回初めて知って、
私は、あの3月9日、日比谷公園で見かけた彼のまわりに漂っていたただならぬ空気…
静かな押し殺した怒り…まるで奈良東大寺戒壇院の四天王立像たち、…とりわけ
あの広目天のような内面の激しい怒りを抑えた静かな佇まいの、その理由がわかったような気がしたのである。

希望の牧場のサイトがあります。
生まれた小牛の可愛い姿も、逆に、福島第一の前で車にはねられて死んだ母親の横で
瀕死の状態でいるのが通報され、この『希望の牧場』に連れてこられたものの、やはり
生きながらえることのできなかった『ふくちゃん』の記録なども読めます。
24時間カメラで牧場の牛たちの様子も写している。

希望の牧場は、吉澤氏らが私財を投じて、あとはボランティアや募金活動などで
まかなって行っている…ご支援も出来たらお願いいたします。 

http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/blog/2012/03/7_e04d.html 



40年間にわたって福島県が、東京・関東の電力供給で協力してきた。
水力・火力と全部、東京の方にいっているわけ。日本の経済の繁栄を福島県が支えながら、
いま僕らは、絶望的な状況。福島のわれわれは犠牲を被った。これから差別も受けるわけ。
「福島県はお断り」と。そこから逃げられないからね。そういう運命と、最終的には
たたかうしかないんだよね。俺はそう思う。
俺なんかは、余所に行って、畜産業なんてありえないし、自分の生涯の仕事としてやっている
畜産業を潰されたわけ。だから、これは、もう残りの人生をかけて、償いを求めて、
東電・国とたたかう。それしかないと思っているわけ。
こういう原発事故が起きたっていうことでね、これを人生のテーマにして、
原発のない日本を目指して考え行動するしかないと思うんだよね。
そして、もちろん放射能ともたたかう。農業でも、セシウム問題で、県内どころか、
それを飛びこした全国の問題に広がっている。魚だって取れない。
すべての環境、人生、財産が、みんな潰されたわけよ。汚染について、人間も土地も、
よく調査をする必要がある。単に逃げるんじゃなくて、この現場で汚染状態を正確によく調べるということだよ。
行動なきところに結果などあり得ないし、「少しでもみんなで行動しよう」と言いたい。
「東京に行って、みんなの気持ちを東京の人に、どんどん言って伝えようじゃないか」と。
「原発事故というのはこういうことなんだよ。他人事ではなくて、子ども・孫の世代のことまで考えて、
いま、再稼働をめぐってたたかうときが来ているよ」って。
東電とたたかう、国とたたかう、放射能とたたかう。そういうことを俺は言いたいのね。
ずっとこの1年間、大勢の人が生きる意味とか、哲学を考えてきた。行動までできる人はそう多くないし、
でもそういう人を少しずつ作りながら進んでいると思うよ。

「家も故郷も何もかも失った。最後に、みなさん、立ち上がって、いっしょにやろうよ。東京に行こうよ」。
そういう力が、福島県に必要なのだと思う。福島県がそういう中心にいかなければと思う。
やっぱり誰かがやってくれるだとか、金さえもらええればいいんだとか、そういうのもいるけど、
そういうのは、心にも体にもよくないと思うよね。
浪江の人が、みんな立ちあがって、東電前や首相官邸前に座り込んでということができるように
なるところまで、今年は持っていきたいなと。
そういうことに、残り20年の人生をかける値打ちがあるのだろうと思う。
この被ばくした牛たちとともにね。
  



『原発ゼロ☆大統一行動 ~福島を忘れるな!』

2014 ②




0309 NO NUKES DAY
原発ゼロ☆大統一行動 ~福島を忘れるな!再稼働を許すな!~
【日時】2014年3月9日(日)
【場所】日比谷野音(大音楽堂)・国会議事堂周辺
【呼びかけ】首都圏反原発連合/さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会
【協力】脱原発世界会議/経産省前テントひろば/再稼働阻止全国ネットワーク

*アクセス
○「日比谷公園」最寄り駅:地下鉄日比谷線「日比谷駅」、地下鉄丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」、地下鉄三田線「内幸町駅」
○「国会議事堂」最寄り駅:地下鉄有楽町線「桜田門駅」、地下鉄丸ノ内線、千代田線「国会議事堂前駅」、
地下鉄丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」、地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」

【タイムテーブル】

<<第一部>>
13:00~ 大集会 *場所:日比谷野外音楽堂
14:00~ 巨大請願デモ/国会大包囲 *日比谷公園出発で「請願デモ」と「国会包囲」を同時に行います。

主催:首都圏反原発連合/さようなら原発1000万人アクショ ン/原発をなくす全国連絡会


●日比谷野外音楽堂大集会プログラム(敬称略)

1.司会挨拶 阿部浩一(さようなら原発1000万人アクション)・湯本弘美(原発をなくす全国連絡会)
2.主催挨拶 Misao Redwolf(首都圏反原発連合)
3.スピーチ/福島から
  名木昭(福島県内の全原発の廃炉を求める会・呼びかけ人)
  鈴木薫(NPO法人 いわき放射能市民測定室たらちね・事務局長)
  早川篤雄(福島県楢葉町宝鏡寺住職/福島原発 避難 者訴訟原告団・団長)
4.カンパ案内
5.ゲストスピーチ 坂本龍一(音楽家)
6.スピーチ/原発現地から
  中村きくえ(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)
  石地優(原子力発電に反対する福井県民会議・事務局次長)
7.集会決議
8.請願デモや国会包囲の注意事項説明
9.閉会のコール ATS(ラッパー)

*予定は変更する場合もございます。

<<第二部>>
15:30~17:00 国会前大集会
主催:首都圏反原発連合

司会:松本るきつら

<オープニングライヴ>
15:30〜15:40、ジンラらムータとリクルマイ
<登壇者>
菅直人(衆議院議員 元内閣総理大臣)
生方幸夫(衆議院議員 民主党)
志位和夫(衆議院議員 日本共産党)
笠井亮(衆議院議員 日本共産党)
田村智子(参議院議員 日本共産党)
吉良よし子(参議院議員 日本共産党)
小宮山泰子(衆議院議員 生活の党)
福島みずほ(参議院議員 社民党)
川内博史(元衆議院議員 民主党)
三宅雪子(元衆議院議員 生活の党)
チェ・ヨル(韓国・環境財団代表)
ケンドラ・オーリッジ(アメリカ グリーンピース エネルギーキャンペーナー)
台灣四五六反核運動 からのメッセージ(台湾)
早川篤雄(福島県楢葉町宝鏡寺 住職/福島原発 避難 者訴訟原告団・団長)
中村きくえ(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)
アユム☆グリーンレモン(伊方原発とめまっしょい若者連合)
原発現地から…他
<共催者挨拶>
井上年弘(さようなら原発1000万人アクション)
笹渡義夫(原発をなくす全国連絡会)
<協力団体挨拶>
吉岡達也(脱原発世界会議)
渕上太郎(経産省前テントひろば)
柳田真(再稼働阻止全国ネットワーク)
<クロージングライヴ>
16:50〜17:00 ATS

(敬称略/順不同)

<<アートエリア>>
14:00~17:00(予定)

 場所:国会図書館前 バンドによる演奏とアジテーション。プラカードやステッカーななどで反原発を伝える素材を作った表現を集めました。
 LIVE ACT: 切腹PISTOLS/i Zoom i Rockers feat ECD/ザ・生きさせろーズ/SoRA/他
 EXHIBITION: 281_AntiNuke/ナナエル

▼呼びかけ

2011年3月11日、東日本大震災、福島第一原子力発電所の過酷事故からまもなく3年。

放射能汚染水漏れなど、事故収束の目処も立たず、いまだに14万人もの人々が満
足な補償も受けられないままの避難生活を余儀な くさ れています。
しかし、自民党安倍政権は何の反省もなく、エネルギー基本計画から原発ゼロ目
標を放棄し、再稼働、輸出、核燃料サイクル等を強 行し ようとしています。

全国的に巻き起こった反対運動によって、現在稼働している原発はゼロとなって
います。これこそ国民の希望の反映です。原子力発 電と いう既に “終わった技
術” を維持・推進するのは電力需給の問題ではなく、政官財などの一部の都合で
しかありません。

一進一退のせめぎ合いの中、我々市民が忘れず諦めず声をあげ続ける事によっ
て、政府に再稼働を断念させ、原発の ない未来を1日でも早く実現するために、
2014年3月9日に『0309 NO NUKES DAY 原発ゼロ☆大統一行動 ~福島を忘れる
な!再稼働を許すな!~』を開催します。また、3月9日を前後した全国のとりく
みをつなぐ『NO NUKES WEEK』共同行動をよびかけます。

福島第一原発事故と被害者を風化、忘却させないように、3月9日は全国からかつ
てない規模の行動を起こし、大集結して原発を終 わら せましょう!



2014.png

アクション名:3.9 NO NUKES DAY 原発ゼロ★大統一行動

詳細はこちら。
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3932


『100,000年後の安全』

小泉さんが、この映画を見て『脱原発しなければだめだ!!!』と、その考えを
転回させるきっかけになったという『100,000年後の安全』。
今、2月9日まで、You Tubeで無料で見ることが出来ます。

小泉さんがどうしたからこうしたから、というのと関係なく、これは是非、皆さんに
見て欲しいドキュメンタリーです。
高レベル放射性廃棄物である使用済み核燃料をどうしたらいいのか、という決定的な解決策は、
世界においてもまだ見つかっていないという中、ただ1個所、それを地中に永遠に埋めてしまおうという
壮大な計画を立て、現在着々と建設を進めているフィンランド、オンカロ。
硬い岩盤を削って、なんと地下400メートルの深さまで掘り下げて、そこにフィンランド国内の
使用済み核燃料を永遠に封じ込める……。
安全なレベルに達するまで10万年かかるとされる放射性廃棄物の危険性を
後世の人類や知的生命体に伝えることの難しさを説いた、静かな、しかし
深い哲学的問いに満ちたドキュメンタリー映画です。

『わたしたちはこの地球を今、ほしいままに利用するだけでいいのか。
私たちは未来の人類や地球に対して倫理的責任があるのではないか?』

フィンランドはいい。そういう場所がなんとか見つかった。
しかし世界においては、あの広大な国土を持つアメリカでさえ、最終処分場は持てていません。
まして、地震国で、地下水の影響がどこもあって最終処分場どころか、福島第一から出る
作業員の着たタイベックなどの低レベルの廃棄物や、福島の除染で出た土の置き場さえないこの日本。
それでも、原発をまだ動かし続けて核のゴミを増やし続け、さらには海外に原発を売ろうとしている現政権。
しかもそれは使用済み核燃料をこの日本に引き取るという約束までがワンパックになった、
無責任極まりない恐ろしい商売なのです。
安倍さんや、原発利権に群がって、是が非でも原発を動かそうとしている人々に
100,000年後の責任が取れるのだろうか。
いや!今、福島で進んでいる汚染や被曝に対しても、だれも責任ととっていない。
それが原発推進、ということなのです。

今、東京都では都知事選真っただ中。
原発について、いずれは無くしていきたいが徐々になどと言って、要するになにもしない人々や、
原発がないと日本の経済がダメになる(これも原発神話です)という洗脳からまだ目覚めていない人は多い。
まだ見ていない方は無論のこと、もう既にご覧になった方もご覧になってらっしゃらないご家族がいらしたら、
ぜひごいっしょにもう一度ご覧ください。
そして、高レベル放射性廃棄物を安全に保管していくことがどれほど大変なことであるのかを、
知っていただけるよう、お友達、知人の方々にもぜひ、この映画をお勧めください。

原発がないとダメだと思いこんでいらっしゃる方、原発なんて関係ねエ、という方がたにこそ
是非一度見て欲しいです。

2月9日までYou Tubeで無料で見られます。
わたしももう一度見ます。









『10.13 久しぶりのデモへ』

昨日、2013年10月13日。
ひさしぶりに『さようなら原発1000万人大集会』と首都圏反原発連合などが主催の
デモに行ってきました。
去年12月の『さようなら原発1000万人大集会』以来だから、実に十か月も
デモに参加してなかったことになります…
大江健三郎さんなどその間ずっと集会や講演会やデモに主催、参加し続けていて
くださった方々の意志の強さを思って、いつも頭を下げ続けていました……

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この日は1時から日比谷公会堂で、大江さん等の講演会をやっていたのですが、私はデモから参加。
2時から動き出すというので、公会堂の中の『アーカイブ・カフェ』に駆けこんで、ちょっとだけ
食べ物をおなかに入れておくことにしました。
『アーカイブ・カフェ』はその名の通り、この日比谷公会堂で行われた音楽会やコンサートなどの
パンフレットや写真、CDなど貴重な資料が展示されているちょっとレトロな空間で、
慌ただしくコーヒーとシフォンケーキを掻きこむような無粋な訪ね方はしたくなかったのですが。


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昨年12月の雨の中の集会は五千人ほど。
「ああ…少なくなったな…」とはっきりわかるほどの寂しさでしたが、今日は、もう、
日比谷公園のあちこちにこうしてデモ開始を待つ人々が沢山いて、今回は多くなりそうという
予感を感じさせました。講演会も満員だったようで、人々が会場から吐き出されて階段を
降りてきます。

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例のごとく、いろんな組合旗や幟がひしめきってる中、私はいつものごとく、一人で参加。
…と!
お…!
見覚えのあるグループのお名前が!




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ある方のブログで活動を拝見したことがある、とお話しして、私もこのグループの方々の
後について歩かせていただくことにしました。
盛岡で毎週金曜日にデモしてらっしゃるグループの方々の中からお二人。宮古のかたが
お二人。そして東京在住の盛岡出身のかたお二人?

と言っても、例のごとく、いい年をして人みしりの私。あとは幟旗のあとをつかず離れず
ついていっただけですが。(笑)
あとで、もっとお話させていただけばよかった、とちょっと後悔。


今日はほんとに参加者が多く、自分たちのいるところのデモ隊が動き出すまでに、4,50分
待たされました~~~!
暑くはないけれど、秋の日差しが強く、既にだいぶ疲れた……

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東電前では『原発反対!』のシュプレッヒコールもひときわ声をはりあげて。



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この子はですね~。
『脱原発NONUKES』のゆるキャラ『ゼロノミクマ』くんです!
この子ね、2013年度ゆるキャラグランプリに参加してるんです!
http://blog.nonukeart.org/post/63515564067

ぜひぜひみなさん、脱原発を叶えるためにも、このゼロノミクマくんを上位入賞させてくださいっ♪
エントリーの投票はこちらから
投票するには登録が必要ですが、ぜひよろしく応援おねがいいたしま~す!


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延々と続くデモ隊。警察が、交通のためという理由で、デモ隊を短く分断させるよう規制するので、
これは私がいた隊列だけです。この前にも後ろにも沢山の列が続く。
歩道橋に上って、写真を撮ったりしていたので、盛岡の皆さんとここでお別れ。
さようなら。
遠くにいても、心で応援しています♪♪♪


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これ。本当にそうだ!と、こころから共感……


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後から来たグループ。


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デモコースは大体40分くらい。
再び日比谷公園に戻ってきました。
もう先に着いていた人々は、公園で待機していたり、これから国会議事堂前で抗議集会が
あるので、既にそちらに向かって歩きだしてます。
私もすぐに国会議事堂の方へ向かいます。


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議事堂正面の大通りでは、デモ行進を終えて議事堂前の一角に向かう人々と、今、デモから
流れてきた人々とが、このようにお互いに長い列になってすれ違います。


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暮れなずむ議事堂と集会参加者たち。



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今日はずいぶん多くの応援の警察官や機動隊員、公安の人たち、機動隊の車などが動員され、
おとなしいデモ参加者に対し、厳重警備体制がひかれていました。
でもまだ、警察官など親切で丁寧で優しいのです。交通規制している顔も穏やか。

この人々が、一般市民に向かって棍棒を振り上げ、催涙ガスを浴びせる…そんな時代が
再び来ぬといいのですが。

この日のデモ参加者は、二万人と言っていたようです。



『原発事故子ども・被災者支援法』パブコメ締切迫る


パブコメ、今日23日までです。無記名でも大丈夫ですので。


基本方針をめぐるQ&A(パブコメ提出情報も入っています)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-ae5a.html

以下、IWJより転載させていただきます。




被害者支援の第一歩だったはずなのに… ホネぬきにされる「原発事故子ども・被災者支援法」法の理念無視、被災者の声不在…復興庁の基本方針案

 「原発事故子ども・被災者支援法」――。

 原発事故被害者の救済と権利回復のための第一歩となるはずだったこの法律が、ホネぬきにされようとしています。

 8月30日、復興庁は、「原発事故子ども・被災者生活支援法」実施のための基本方針案を発表しました。当初、9月13日まで、わずか2週間のパブリック・コメント(一般からの意見聴取、以下パブコメ)にかけるとしていましたが、高まる抗議の声に10日間延長しました(締切9月23日)。



 「子ども・被災者支援法」は、2012年6月22日、全国会議員の賛成のもとに制定されて以来、1年2か月もの間、「塩漬け」状態になっていました。背景には、避難を阻み、帰還を進めたい福島県と国の思惑があります。今年、8月22日には、原発事故被害者19人が国を相手取って、同法の実施を求め、提訴を行いました。そのわずか8日後、復興庁は、度重なる被災者や市民団体からの要請に一切答えることなく、基本方針案を公表。被災者・市民の意見が実質的に反映されていないこと、法の理念とは程遠いこと、既存の施策の貼り合わせであることなど、問題の多いものとなっています。形だけのパブコメを行い、このまま閣議決定することを許してはなりません。

◇「原発事故子ども・被災者支援法」とは◇

 20mSv撤回運動、自主的避難の賠償問題、避難区域設定…。福島原発事故後、被ばくの影響を過小評価し、住民を福島に縛り付けようとする政府と市民の攻防は一進一退を続けました。いかに市民が声をあげようと住民が切実な被ばくの問題を訴えようと、政府は動きませんでした。そんな中、心ある国会議員と市民、弁護士グループの力で、原発被害者のいのちと暮らしを守るための立法が進められました。これが「原発事故子ども・被災者支援法」です。

 2012年6月21日、全会派・全国会議員の賛成のもと、国会で採択されました。第一条の「目的」に「放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分解明されていない」と明記。これに鑑みて、「居住」「避難」「帰還」の選択を被災者が自らの意思で行うことができるよう、国が支援を行うことになっています。具体的には、医療の支援、移動の支援、移動先における住宅の確保、学習等の支援、就業の支援、保養などです(第五条)。

 また、特に子ども(胎児含む)の健康影響の未然防止、健康診断および医療費減免などが盛り込まれています(第十三条)。

◇「基本方針」で実施を担保/鍵にぎる「支援対象地域」◇

 「子ども・被災者支援法」は、いわゆる「プログラム法」であり、理念や枠組みのみを規定したものです。

 政府は、支援対象地域の範囲や被災者生活支援計画などを含む「基本方針」を定め、その過程で、被災者の声を反映していくと規定されています(第五条)。支援の範囲は、いままでの政府指示の避難区域よりも広い地域を「支援対象地域」として指定し(第八条第一項参照)、そこで生活する被災者、そこから避難した被災者の双方に対する支援を規定しています。いままで、市民団体や弁護士グループ、心ある専門家は、国際基準や国内法令が、公衆の被ばく限度を年1mSvを基準としていることを踏まえ、少なくとも追加被ばく量年1mSv以上の場所を支援対象地域に含めるべきだと要請してきました。





◇法の理念を無視した復興庁の基本方針案◇

 ところが復興庁の基本方針案は、このような法の理念を無視しています。

 基本方針案の「I.基本的方向」には、「放射線による健康不安を感じている被災者や、それに伴い生活上の負担が生じている被災者に対し、本基本方針に基づく、支援を着実に推進し、被災者が安心して生活することができるようにする」としていますが、放射線被ばくの影響は「不安」だけで片付けられるものではありません。子ども被災者支援法を特徴づける下記の目的や理念は無視されてしまっています。

・放出された放射性物質が広く拡散していること、当該放射性物質による放射線が人の健康に及ぼす危険について科学的に十分に解明されていないこと(第一条)
・健康被害を未然に防止する観点から放射線量の低減及び健康管理に万全を期すること(第二条)

◇「線量基準」を放棄/「支援対象地域」は狭すぎる上に、支援内容ほとんどなし◇

 「支援対象地域」は福島県内33市町村としています。子ども・被災者支援法の規定を無視して、線量を基準にしていません。あまりに狭すぎる上、これに対応した具体的施策はほとんどなく(※1)、意味がありません。

※1-復興庁は、支援対象地域向けの施策として、1)子ども元気復活交付金(原発事故の影響により人口が流出している地域において、全天候型運動施設等の整備や、プレイリーダーの養成などのソフト事業の実施を支援)、2)公営住宅の入居の円滑化、3)高速道路の無料化――としています。しかし、2)に関しては、家賃補助もなければ、優先入居もなく、既存の公営住宅法の適用のみです。3)は、すでに今年の3月に打ち出された施策です。福島県の中通り、浜通りプラス宮城県の丸森からの母子避難者が対象と限定的です。さらに、「準支援対象地域」が設定されていますが、これは既存の政策それぞれの適用地域を呼び換えただけのものです。

 施策の中身を見ると、全施策120のうち87の施策が、今年3月15日に公表された被災者支援パッケージと全く同じで、既存の施策の寄せ集めになっています。また支援パッケージには入っていなかった施策でも、少なくとも7施策が以前からある施策。残りの26施策も、大半は除染と健康不安の解消に関わるもので、最も重要な「避難の権利」を保障する避難者支援策は全くありません。

 福島県県民健康管理調査の問題点については手つかずです。多くの専門家や市民は、甲状腺癌や生活習慣病のみをターゲットとした現在の福島県県民健康管理調査の見直しを求めてきました。ニーズが高かった県外における健康対応については、「有識者会合を設置して検討」とするにとどまっています。

◇市民にできること◇

 この大問題の基本方針案は、「一定の線量以上」の地域を支援対象地域に指定するという第八条から逸脱しています。政府は、「一定の線量」を決める際には、年1mSvにすべきという世論の圧力をかわすため、「一定の基準」を定めず、うやむやにするという腹です。

 また、被災者の声が実質的には何一つ反映されていません。このこと自体、被災者の意見を反映するとした法の規定に違反します(第十四条)。わずか24日間のパブコメ期間中、説明会は福島県で1回、東京で1回。全国に避難している原発被害者は、このこと自体知ることができない人がほとんどでしょう。できればお住まいの自治体に、わが県(または市)で、基本方針に関する「公聴会」を実施してほしいという要請を国に挙げもらいましょう。

 また、ぜひパブコメを出しましょう!まわりの人にも広めてください。
原発事故子ども・被災者支援法をめぐるアクションや最新情報、パブコメ情報は、随時「避難の権利」ブログで紹介していますので、ご参照ください。(満田夏花/FoE Japan)

FoE Japan, IWJブログ, パブコメ, 原発事故・子ども被災者支援法, 満田夏花

『汚染水のこと ①』

 東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は14日、
タンク北側約20メートルの観測用井戸で13日採取した地下水から、トリチウムを
1リットル当たり15万ベクレル検出したと発表した。
8日採取分と比べると濃度は5日間で約36倍上昇。地下水のトリチウム濃度は日を追うごとに高まっている。
(産経新聞 9月14日(土)18時18分配信より)

タンクから汚染水が漏れたのは8月20日である。漏れたのは300トン。
漏えいした汚染水からは、ストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)など
ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり8000万ベクレルと極めて高濃度で検出されたという。
1リットル当たり8000万ベクレルで、それが3トンである!

 東電は「タンクから漏れて土壌にしみ込んだ汚染水が、地下水に到達し、量が日ごとに増えている」
とみているという。果たしてそれだけのことなのだろうか。


これを書いている今、東京は台風18号の激しい吹きぶりの中にある。
雨台風に風台風の要素が加わって、雨戸をゆする音、渦巻く風の音は恐ろしいくらいだ。

この台風の中、今もまた東電福島第一原発ではタイベックを着た作業員たちが、
雨の中、土嚢を積んだりポンプの操作をしたり慌ただしく働いているのではあるまいか…。
昨日夕方の福島放送局によれば、
原子炉建屋の近くに設置された大型のクレーンが強風で倒れたりしないよう、おもりで固定し、
屋外にある、原子炉に注水するためのポンプや配管などがロープで固定されているか確認。
さらに、高濃度の汚染水がたまっているタービン建屋の地下や「トレンチ」と呼ばれる
地下のトンネルなどに雨水が流れ込んであふれないよう、パトロールの回数を増やして警戒を強めている
という。
台風は今夕6時ごろ福島を通過するという。1時間80ミリの雨も予想されている。
どうか、どうか、福島第一が重大な被害をうけませんように。



                  ***

東京は雨が上がった。
テレビを見て、台風の爪痕の激しさに驚く……

どうか、皆さまのところがご無事でありますように。


『汚染水のこと ②』はこの下に続く。





『汚染水のこと ②』

そもそも福島第一原発事故は、事故の最初から水との戦いだった…。
私のような素人の目から見ても、あの大量の冷却水はいったいどこへ流れて行くんだろうと
冷却の成否を案じるのと同時に、水の流れて行く先を心配していたものである。
海に流れて行く…それしかないじゃないか…。

2011年。事故当時の民主党及び東電の対応について、毎日新聞がいい記事を書いてくれている。
1~15ページまである長いものだが、今、このように汚染水対策に苦しまずにすんだかもしれない
ターニングポイントがそこからよく読みとれる。長いので、お時間のあるときにでも。
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20130907ddm010040006000c2.html

一部抜粋して見よう。一部省略。

 「原発周辺の地下水の状況を調べてほしい」。
中長期対策チームの責任者として汚染水対策を担う馬淵澄夫首相補佐官は4月中旬、東電幹部に要請した。
汚染水が地下水を汚すのを懸念したほか、山側から大量の地下水が建屋に流れ込み、
汚染水の量を拡大させていると考えたからだ。
 東電担当者は「地下水との関連は考えにくい」と渋ったが、調べさせると、建屋直下に
阿武隈山系の地下水流があった。
それでも東電は「汚染水と地下水が混ざり合うことは考えづらい」と反論した。
馬淵氏は国土交通相時代の部下ら直属スタッフ数人で独自調査を始める。
原発の補修工事の際に提出する「不適合報告書」をしらみつぶしに当たり、
過去に地下水が建屋に流入した事例が何度もあったことを突き止めた。


 馬淵チームは5月11日付で作った「地下水汚染防止対策報告書」で「地下水が汚染水と混ざれば
(建屋真下を通る地下水流が汚染水を洗い流し)早ければ半年で海に到達する可能性がある」と警告。
海への直接の流出を防ぐため、すでに検討されていた海側の遮水壁に加え、建屋の四方を
粘土の壁で囲う陸側遮水壁の設置を提言した。検討過程で、粘土式より施工期間が短く、
初期費用が安い凍土式も俎上(そじょう)にのぼった。しかし、土を凍らせて壁にする
凍土式の大規模な施工例は海外にもない。効果に疑問があるとして、候補から消えた。
 馬淵氏は6月11日、福島第1原発に入り、粘土遮水壁の配置計画を固め、14日に
記者発表する段取りだった。だが、11年3月期に1兆2000億円を超える最終赤字を出した東電は
遮水壁の建設負担を恐れた。政府に文書で「1000億円規模のさらなる債務計上となれば、
市場から債務超過の方向と評価される可能性が大きい。ぜひ回避したい」と伝え、再考を迫った。


だが結局、政府も国庫負担や担当府省、予算費目のことなどを考え、馬渕氏の14日
記者発表はならず、事故収束に向けた工程表でも、実現の可能性を調査する「中期的な検討課題」に
とどまり、着工時期や費用は明示されなかった。
「遮水壁は進めてください」。馬淵氏は東電を訪れ、武藤栄副社長に念押ししたが、確約は得られないまま、
馬淵氏は6月末、首相補佐官を外れた。

ああ!この時東電や民主党政府が、予算や手間を惜しまなかったならば、
馬渕氏が首相補佐官を外されず、そのままこの考えで東電を指導していてくれたら、
そして菅政権が菅下ろしのバッシングなどでばたばたせずにいられて、それを全面的に支えていたら、
今頃遮水壁は既に着工され工期の幾分かははかどりを見せていたであろう。
ねがわくは、野田氏でなく馬渕氏が時期民主党代表になっていたら!……

馬渕氏が2年前その実用性を危ぶんだ『凍土壁』案が今頃安倍政権によって採用され
予算もついたようだが、その実効性は依然として疑問。

                  *

そもそも福島第一原発が、今の場所に建設を決定されるまで、どういう場所であったのか
知りたくて、いまさらながらだが、Wikipediaで『福島第一発電所』と検索してみた。
すると、気になる記述があった。

もともと今の福一があるところは、高さ30メートルほどの海岸段丘が長く連なる地形であった。
その高さ30メートルもある丘を、冷却水の取水や津波対策、それから原子炉建屋を強固な岩盤の
上に建てるなどという諸条件を考慮したうえ、20メートルほど掘り下げて
現在の福島第一が出来あがっている。工事が始まったのは1966年。
ああ!この時、津波の想定をもっと厳しくしていたらと悔やまれてならない!

私が気になったのは次の記述。
『敷地造成』という見出しのところにこんなことが書いてある。

『この敷地造成に当たり、掘削必要量は約120万立方メートルであり、地質に適合した
大型機械を使用した。具体的には標高35mから標高27mの間は柔らかい土質で地下水の湧出も少ない
ためのモータースクレーパーを使用し、標高27mから標高10mの間は常に地下水が湧出し
地盤がぬかるみやすい層であったので
ウェルポイント工法で地下水を汲み上げし、
仮排水路も設置しつつ、掘削にホイールローダーが使用された[45]。』

上に引用した馬渕氏と東電のやり取りで、
『東電担当者は「地下水との関連は考えにくい」と渋ったが、調べさせると、建屋直下に
阿武隈山系の地下水流があった。』という記述が正確なら、東電担当者は知っていてしらばくれていたか、
相当に無知だったか、いずれにしても、この時もっと馬渕氏の警告を聞いて真剣に
対応していたら、と残念である。
小出先生等も隋分早くから、遮水壁のこと、言ってらした。
そもそも、一日850トンも地下水を汲みあげなければならないところに
原発が建っているなんて。

ここに、福島第一の航空写真とわかりやすい見取り図を掲げてみる。


              俯瞰図福一


福島第一見取り図


問題の300トンの汚染水漏れを起こしたタンクのある群も見える。

9月13日。東電はタンクの近くを流れる排水溝から採取した水が、ストロンチウムなど
ベータ線を出す放射性物質の濃度が1リットル当たり940ベクレル検出したと発表した。
6日採取分(1リットル当たり120ベクレル)から約8倍に上昇しているが、これは
この排水溝を、7日から高圧洗浄機を使った排水溝の除染作業をしており、東電は
「除染作業で事故の際に飛び散った周囲の放射性物質が集まった可能性がある」と説明しているそうだ。

これを見ると、この時の洗浄水、排水溝から直接海に流してるんじゃなかろうか。
汚染された地面の残留放射性物質も、雨などが降れば、この排水溝から海へ直接流れるだろう。

地下水くみ上げ井戸がたくさんあるなあ…60本もあるのだそうだ。
福一は、すざまじい高線量の溶融した燃料との戦いと同時に、本当に水との戦いを
してるんだなあ…
そのことをよく示してくれているのが、9月12日の東京新聞の記事だ。

『福島第一 汚染水対策綱渡り 建屋周辺地盤 液状化の恐れ』
 東京新聞 こちら特報部:ニュースの追跡より 


『東京電力福島第一原発の汚染水の脅威は、海洋流出による汚染にとどまらない。
現在、海側に流出を食い止める遮水壁を建設中だが、逆に1~4号機周辺の地盤に水がたまり、
軟弱化する恐れが指摘されている。大きな地震が来れば、一気に液状化しかねない。
汚染水対策は文字通り綱渡りの状態だ。(林啓太)

◆遮水壁で地下水たまり「泥沼状態」

「福島原発は沼地に立っているに等しい。地下水の水位の上昇は危機的だ。
大きな地震が起きたら惨事に直結する」。脱原発市民団体「たんぽぽ舎」副代表の
山崎久隆氏はこう警鐘を鳴らす。

原発敷地の地下水位は先月、岩壁を薬剤(水ガラス)で固める工事により、地下水が
流れにくくなり、地表から1.2メートル下まで上昇していた。
地下水位の上昇について、大阪工業大の日置和昭准教授(地盤工学)は
「一般論として基礎の打ち方が浅い建物は水の浮力で浮き上がったり、地盤が弱まり
傾く可能性がある。地震が起きた際は、地盤が液状化しやすくなる」と指摘する。
山崎氏が「沼地」と表現するのは、この原発が地下水の豊富な場所に立地するからだ。
建屋の周辺に地下水くみ上げ井戸が約60本あり、事故前は毎日850トンがくみ上げられていた。

◆埋め立て地の海側周辺軟弱

東電は現在、水ガラスの壁とは別に、海側に全長約800メートルの遮水壁を建設中だ。
来年9月の運用開始を目指す。だが、山崎氏は「遮水壁の前に地下水がたまり、
地盤がさらに緩くなる原因になりかねない」と懸念する。とりわけ、タービン建屋の
海側周辺は埋め立て地。砕石などで埋め立てられており、軟弱だ。
そんな場所で大地震が起きたらどうなるのか。
山崎氏は「震度6の地震で建屋の周辺は液状化する。放射性物質を含む地下水が土砂とともに噴出し、
手が付けられなくなる」と想定する。「建屋も傾斜しかねない。使用済み燃料プールや
冷却水の配管が破壊されれば、大変な事態になる」
4号機では11月中旬から使用済み核燃料プールに保管する1533体の燃料を取り出す作業が始まるが、
地盤の緩みで大きな事故が起こらないか、不安が残る。
燃料はキャスクと呼ばれる容器に入れ、クレーンでつり下げて地上に下ろすが、高低差は約30メートル。
山崎氏は「キャスクの強度は、高さ9メートル以上からの落下には保証できない」と問題視する。
「容器が破損して中の水が抜ければ、数日で発火する。液体窒素をかけるなどの対応ができなければ、
現場に残された残りの燃料を巻き込む火災になり、放射性物質がまき散らされる」

東電広報部の担当者は「液状化は地面の表層部については可能性を否定できない」
としつつも「タービン建屋の下は岩盤なので、液状化の可能性はないと考える」
と安全性を強調している。
一方、東電は1~4号機周辺の土壌を凍らせる凍土の遮水壁を造る予定だが、
元国会事故調査委員会委員の田中三彦氏は「氷は水より体積が大きく、霜柱と同じ原理で
建屋が浮き上がってしまう可能性がある」と別の問題を指摘している。


少し大きな地震が来たら、福島第一の立地点が液状化!?
…考えてみただけで恐ろしい。

こうやって見ただけで、福島第一は、『コントロール下にある』とか
『収束した』などとはとてもとても言えはしないのである。

ついに政府は、こういうことに踏み切った。これが正直なところなのではなかろうか。


『技術、国際公募へ 政府がトリチウム除去で有効策なし』
福島民報 9月14日(土)8時57分配信

 東京電力福島第一原発で高濃度汚染水が漏れた問題を受け、政府の汚染水処理対策委員会は
13日、汚染水からの大量のトリチウム(三重水素)除去などは現時点で有効な対策が
見当たらないとし、技術を国際公募することを決めた。国内外の英知を結集するための専門チームを新設し、
政府が11月までにまとめる汚染水の追加対策に反映させたい考えだ。(2面に関連記事)
 福島第一原発の多核種除去設備(ALPS)は汚染水から約60種類の放射性物質を
処理できるが、トリチウムを除去できない。このため、処理後に海洋放出できる基準値を下回っても、
地元の理解が得られず、敷地内で貯留している。
 経済産業省資源エネルギー庁によると、汚染水が少量の場合はトリチウムの濃度を薄める
技術が開発されている。ただ、同原発の大量の汚染水を処理する技術は確認されていない。
 公募では、接合部をボルトで締める「フランジ型」の地上タンク底部の強度を高める技術や、
汚染水の漏えいが微量でも検知できる手法、モニタリングを担当する作業員の被ばく線量を
減少させる方法なども募る。
 専門チームは廃炉技術を確立するために8月に設立した国際廃炉研究開発機構が事務局を担当する。
汚染水管理や地下水流動など幅広い専門家を加え、提案された技術を評価する。
提案がない場合は国際研究機関などにあらためて開発を働き掛ける。
対策委員会は同日、都内で会議を開き、政府が示した汚染水問題の基本方針への対応などを協議した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130914-00000002-fminpo-l07


ああ…とてもいいことである。
もうメンツとか金がどうだとか言っていられまい。
汚染水対策は無論だが、4号機の使用済み燃料棒取り出し…それからそれに続く
廃炉の技術も、全智をもって、国際協力も仰いで取り組んでほしい。

こんな方法などどうなのだろう。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=280913&g=121201

そしてもう一つ。作業員の待遇を改善しなければ、いずれ、福一は働き手がいない、
またいたとしてもその質の低下や意欲低下から来る重大なミスを犯す…というようなことになり、
こういう人的なことで収束作業が破綻してしまうかもしれない…

国民が声を上げ続けて、政治が真剣にこれらの問題にとり組まざるを得ないよう
していきたいものだ。

最後に。こんな映像見つけた。
福島第一の基礎工事が始まった頃の映像。ああ!この風景!いいところだったのだなあ…。
こういうものを見ていると、日本がまだ若くて希望に燃えていた時代の空気を
私もぱあっと思い出して何やらせつなくなってくる…

誰が悪かったのか……

問題は、これは間違っている!と気づいたとき、立ち止まって道を変えるか引き返す勇気がない
ことなのではあるまいか。
今また日本人はその勇気を問われていると思うのだが。





『いいものを子供に残す』

『原発のない社会をめざして』の、うみそら居士さんのところで
極めてすっきりわかりやすい『原発いらない』のCMが紹介されていました。
ぜひ紹介させていただきたいと思います。
台湾の「母親監督原発連盟」というところが作り、テレビで放映されたコマーシャルだそうです。





良いものを子供に残す、悪いものは自分が受け取る、それが母親。
悪いものを後世に残す、良いものは自分が受け取る、それが原発。
子どもの未来に、国民投票は必要ない。



これに関連し、少しさかのぼるが、この3月9日に台湾の各地で行われた
原発反対の大規模デモの映像と記事を載せておこう。

台湾では、新北市に2基の原子炉を持つ第4原発の建設が進められている。
台湾では福島の事故を受けて、原発への不信感がとりわけ女性たちの間に
広がっている。
このCMを作った『母親監督原発連盟』は、「子どもたちの未来を守ろう」と、
4人の子どもを持つ大手金融機関トップの夫人、陳藹玲さん(51)が中心となって結成。
人気女優リン・チーリンさんが加入したほか、著名な作家や歌手らも支持を表明し、
台湾では今、脱原発の訴えが社会に広がりを見せているという。
この3月9日の台北市でのデモは、主催者発表で10万人が参加。
このほかにも台湾中南部や東部でも大規模なデモが行われたそうである。
その数20万人とも。





福島原発事故を起こしてしまった日本でも、3月9日から11日にかけて
私が参加した9日の明治公園の大江健三郎さんなどの集会とデモ、
10日の首都圏反原発連合主催のデモと国会議事堂周辺の集会など…
日本全国300か所ほどでデモが行われた。
その総数は一体どのくらいになるのであろうか、と探してみたけれど、
どこにもそのまとめが出ていない…
本来ならば、こうした集計など、新聞社などのマスコミがやるべきことなのではなかろうか…

でも、おそらく20万はとてもいくまい…
福島第一原発の、あの過酷事故を起こした当の日本では、昨年盛り上がった脱原発運動も、
先の衆院選で原発推進の自民党が圧倒的勝利を収めて政権をとり返して以来、
政治の大きな壁と原子力ムラの巨大な利権構造の壁に撥ね返され、
今は、沈滞ムードである。
私を含め、「ああ、脱原発はならぬのか!」と一種の虚脱状態に陥っていきつつあるかもしれない…

しかしこのままでいいのだろうか。
原発推進、TPP参加、そして改憲と日本の軍国化…沖縄問題は根本的解決を見ぬまま。
一部の富裕層は潤うかもしれないが、末端にまでは富はいきわたらないまま来春には
消費税増税。

ああ。この台湾のデモの映像。
全部見なくてもいいですから、早送りして見てください。
なんと、若い人々が多いことだろう!
それに比し、私などが参加した明治公園のデモは、本当に中高年ばかり…
比較的若い人々が中心に動いてくれている首都圏反原発連合のデモでさえ、
台湾のデモほどには、若いひとの比率は多くない。

今、脱原発運動をしている中心世代は、私を含め、もうじき老いて動けなくなるだろう…
私とて、あと何年デモに参加出来るだろうか…

私は次の世代の人々のことが心配なのである。
この日本はいったいどうなっていくのであろうか…

私たちは、何か大事なことを次の世代に伝え損ねてしまったのであろうか…?
毎日自問している……





『谷内俊文写真展 「人の住めない場所」』

ここの記事を読んでくださるある方から、一つの写真展の情報を
戴きました。

谷内俊文写真展『人の住めない場所~福島原発20キロ圏内の記録~」』
開催日:2013.3/9 - 2013.3/24

開催地:経王寺
http://imaonline.jp/ud/exhibition/513961a56a8d1e5d4c000001

写真展の案内サイトから、紹介文章お借りします。


東京から200kmしか離れていない所に人の住めない世界がある。
半径20kmだが、今後数十年、数百年と続くかもしれない。
日本には、まだこんな場所がいくつも出来る可能性がある。
我々はニガイ記憶として、絶対にこの地を忘れてはいけないし、
今後も監視し続けなければならない。
この写真は警察や被爆の恐怖と闘って潜入した記録の一部である。

   谷内俊文


~写真展開催にあたって~

「3.11は私たち日本人の生活を大きく変える出来事でした。
しかし、今だ何がどう変わったのか、はっきり掴めないのが現状です。
これからの日本はどこに向かっていくのか。
私たちはどのように生きていくのか。
それは、あの震災が私たちに投げかけた“問い”です。
その問いに私一人一人が、自分の答えを持たなければなりません。
そう答えのでる問いではありません。
時間をかけながら「自分の答え」を探していくのです。

今回の写真展は、答えを探す私たちへのヒントなのかもしれません。
この機会を是非生かしていただけたらと思います。
私も、あなたと同じ答えを探す一人の旅人です。」

   互井観章




谷内俊文氏は、2012年3月11日は福島第一原発20キロ圏内で撮影中に警察に捕まった。
尋問をされ、DNA採取、撮影した写真の削除の指示にも従った。
その後9ヶ月後、東京地方警察庁公安部から起訴の段階に入ったと連絡が。
法的根拠は「災害対策基本法」
罪状は災害対策基本法違反。

この国はどうなっているのでしょう…
深い悲しみと激しい怒りを感じます。

写真展は明日まで。
一人でも多くの方に見ていただけるよう取り急ぎ紹介させていただきます。
この機会を失った方も、ぜひ谷内俊文『人の住めない場所~福島原発20キロ圏内の記録~』
の名前をご記憶くださり、どこかでまた巡り会ったらご覧くださいね。




『脱原発系デモ情報拡散』

2つ前の記事のデモなどの情報。
『さようなら原発1000万人アクション』http://sayonara-nukes.org/2012/12/121220/
のサイトからお借りしたものですが、日本全国のデモ情報をカバーしきれていません。
こちらのサイトも合わせてご覧ください。

                          


脱原発系デモ情報一覧◆2013年3月9日(土)~11(月)まとめ。
http://demojhks.seesaa.net/article/331472713.html

東日本大震災、福島第一原発事故が発生した日から丸2年経つということで全国で実施される、多数のデモや集会などを通常の一覧から抜き出し、3/9~3/11の3日間の分だけこちらにまとめました。

「しんぶん赤旗」では、ここの3倍以上の数を把握しているそうですので、もっとみなさんに都合のいい行動があるかもしれません。おそらく直前に詳細が掲載されるだろうと思いますので、そちらを御覧下さい。→http://www.jcp.or.jp/akahata/

その他、こちらにも全国各地の情報が沢山ありますので、御覧ください。
原発をなくす全国連絡会 http://bit.ly/TyhHSv #原発 #デモ [携帯]

◇3/9(土)~11(月)
●3/9(土)~11(月)【長野】様々な行動がありますので、こちらを御覧下さい→http://bit.ly/Z1uIL5 #原発 #デモ [携帯]
●3/9(土)~11(月)【滋賀】【京都】【大阪】【兵庫】【奈良】【和歌山】で行われる様々なイベントがまとめられています→ http://amba.to/Zpwb9N #原発 #デモ [携帯]
※兵庫はこちらもどうぞ↓
●3/9(土)~11(月)【兵庫】複数の場所で行動がありますので、こちらを御覧下さい→http://bit.ly/XRkiZ0 #原発 #デモ [携帯]
▲▲▲上記以外も個別に下に載せているものもあるので、あわせて御覧下さい。


◇3/9(土)
●3/9(土)【北海道】『つながろう福島!さよなら原発北海道集会inいわない』(岩内地方文化センターホール)集会とデモ http://bit.ly/XVPsP1 #原発 #デモ [携帯]
●3/9(土)【東京】『つながろうフクシマ!さようなら原発大集会』(明治公園)集会~デモ http://bit.ly/VTuKgS #原発 #デモ
●3/9(土)【神奈川】『脱原発グリーンパレードinはだの』(秦野駅北口まほろば大橋)※今回は車道を歩くデモです。http://bit.ly/YIRa65 #原発 #デモ
●3/9(土)【富山】『福島原発事故から2年 とめよう志賀再稼働! 原発いらんちゃ!3・9富山アクション』(ボルファートとやま)音楽企画、集会、講演会の後、北陸電力本店周辺でアピール行動 http://bit.ly/Zf6nBI #原発 #デモ
●3/9(土)【山梨】『さようなら原発・まつり』(甲府駅北口・よっちゃばれ広場)http://bit.ly/YVT0pY #原発 #デモ
●3/9(土)【長野】『震災復興・原発ゼロへ 3.9つながるパレードin上田』(上田城やぐら下芝生公園)http://bit.ly/XtPQnu #原発 #デモ
●3/9(土)【三重】『3.9 ほなっさいなら原発 in 四日市』(四日市市民公園)http://bit.ly/14S4SIS #原発 #デモ
●3/9(土)【京都】『バイバイ原発3・9きょうと』(円山公園)http://ow.ly/i/1qAHZ #原発 #デモ
●3/9(土)【奈良】『なくそう原発3.09生駒市民パレード』(生駒駅改札コンコース)http://bit.ly/Z4C5vR #原発 #デモ [携帯]
●3/9(土)【広島】『さよなら原発 歌声パレードinおのみち』(尾道駅前)集会~パレード http://bit.ly/WpHGyd #原発 #デモ
●3/9(土)【香川】『脱原発アクション』(コトデン瓦町陸橋上)http://bit.ly/X7DL7r #原発 #デモ


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◇3/10(日)
▼北海道▼
●3/10(日)【北海道】『つながろうフクシマ!大間原発を止めよう!3月10日 市民大集会!』(函館市・千代台公園)http://bit.ly/WfTpTh #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【北海道】『つながろうフクシマ!なくそう原発!3.11道北集会』(旭川市役所前広場)※集会~デモ http://bit.ly/YDBSPY #原発 #デモ
●3/10(日)【北海道】『3.11フクシマを忘れない!泊原発再稼働に反対する!小樽リレートーク&パレード』(JR小樽駅前・長崎屋小樽店前)http://bit.ly/YDBSPY #原発 #デモ
●3/10(日)【北海道】『つながろうフクシマ!さようなら原発in北見』(JR北見駅前)※集会・署名・カンパ http://bit.ly/123vSaX #原発 #デモ

▼東北▼
●3/10(日)【青森】『さよなら原発・核燃「3.11」青森集会』(青森駅前公園)http://bit.ly/Yh722P #原発 #デモ
●3/10(日)【青森】『全国いっせい行動in八戸』(はっち・5階共同スタジオ)集会後、パレード有り。http://bit.ly/Wnazyh #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【岩手】『岩手奥州 第9回 ホットスポットから原発卒業市民ウォーク』(奥州市水沢区 慶徳公園)http://bit.ly/YqhMem #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【山形】『第24回「幸せの脱原発”日曜”ウォーキング」~つながろう福島!さようなら原発大行動~』(山形市十日町・第二公園)http://bit.ly/YJ8zgv #原発 #デモ [携帯]

▼関東▼
●3/10(日)【群馬】『力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション』(高崎城趾公園)http://bit.ly/YsXWxK #原発 #デモ
●3/10(日)【埼玉】『第3回さよなら原発東松山パレード』(東松山市箭弓町第一公園)http://bit.ly/XsxBT6 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【千葉】『第2回3.11さよなら原発市川パレード~被災地復興・支援 放射能から子どもを守ろう!~』(大洲防災公園)http://bit.ly/11mZAqT #原発 #デモ
●3/10(日)【東京】『原発ゼロ大行進』(日比谷公園、永田町霞が関一帯)集会、デモ、抗議 http://bit.ly/WPDRj0 #原発 #デモ
●3/10(日)【東京】『「原発」国民投票の実施を求めるデモ&集会』(新宿東口)http://bit.ly/Yz3P0K #原発 #デモ
●3/10(日)【東京】『脱原発としまえんパレード』(大江戸線練馬春日町駅・長谷川ちびっ子遊び場)※午前 http://bit.ly/YMH7m8 #原発 #デモ
●3/10(日)【東京】『さようなら原発 女たちの街頭リレートーク』(有楽町マリオン前)※飛び入り参加大歓迎。http://amba.to/12IToVd #原発 #デモ
●3/10(日)【東京】『3.11フクシマを忘れない 原発のない未来を アクション in TAMA 2013』(多摩中央公園)http://bit.ly/YJ8A43 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【東京】『やっぱり 原発ゼロ!、危険な安全基準にモノ申す!!』(東銀座・J-POWER/電源開発前)http://bit.ly/12O24OB #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『原発ゼロへのカウントダウンinかわさき』(川崎市中原区の平和公園)集会~デモ。展示ブース有り。 http://bit.ly/zlIbwK #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『さよなら原発小田原パレード -3.11忘れない-』(小田原市・お堀端通り・元警察署跡)http://bit.ly/12xOn1H #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『さよなら原発おおいそウォーク』(大磯ふれあい広場)※30分間。都合のつく方は、ひらつかウォークへ合流。http://bit.ly/Vgvm56 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『~3.11を忘れない~さよなら原発ひらつかウォーク』(平塚市見附町16・見附台広場)http://bit.ly/VCCE21 #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『出前!!版「さよなら原発・お散歩デモ」』(藤沢駅北口サンパール広場)※朝、駅から遊行寺「イマジン湘南まつり」会場までのデモ。 http://bit.ly/W5EsD6 #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『イマジン湘南まつり 311からを生きる知恵』(藤沢市西富・遊行寺境内)販売・展示ブース、ライブ等など様々な企画。朝、駅から会場までのデモ有り。 http://bit.ly/YvoA85 #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『3.10ピースパレードin戸塚』(JR戸塚駅西口ペデストリアン)http://bit.ly/ZjZfE9 #原発 #デモ
●3/10(日)【神奈川】『さよなら原発やまとパレード』(大和商工会議所隣り・やまと公園)http://bit.ly/YoGetx #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『3.10さよなら原発ウォークinさむかわ』(寒川駅前公園)http://bit.ly/Vgvm56 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『原発ゼロ港南パレード』(イトーヨーカドー上大岡支店前・上大岡公園)http://bit.ly/WIPDT5 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『NoNukesよこはま 3.10 Pre Action』(横浜駅西口モアーズ前)http://on.fb.me/WwkSjK #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【神奈川】『第2回原発ゼロ金沢集会』(金沢区役所隣り・泥亀公園)※パレード有り http://bit.ly/u8ZZLy #原発 #デモ [携帯]

▼中部▼
●3/10(日)【新潟】『柏崎刈羽原発の廃炉を求めるつどい』(柏崎市産業文化会館)集会終了後、パレード http://bit.ly/VYJ6Q2 #原発 #デモ
●3/10(日)【新潟】『雨宮処凛さんと なくそう原発トーク集会』(長岡駅東口・NCホール)要予約・有料の集会終了後、パレード。http://bit.ly/WwilnR #原発 #デモ
●3/10(日)【石川】『福島原発事故から2年「3.10集会」in石川』(集会:石川県教育会館/パレード:香林坊)http://bit.ly/ZjocvB #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【福井】『3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ』(フェニックス・プラザ 大ホール)ステージ企画~パレード http://bit.ly/15phRDk #原発 #デモ
●3/10(日)【長野】『つながろうフクシマ!ひろげよう脱原発!3.10松本行動』(松本城公園)http://bit.ly/WF1QT1 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【長野】『つながろうフクシマ!ひろげよう脱原発!3.10長野行動』(長野市・南千歳公園)http://bit.ly/Z1uIL5 #原発 #デモ
●3/10(日)【長野】『3.10いやだに原発・ウォークin Iida』(飯田市・旧パチンコ名星駐車場)※午前中 http://bit.ly/VoA67I #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【長野】『第2回脱原発・再稼働反対大行進IN塩尻』(塩尻駅東口公園北側広場)http://bit.ly/WYAXvt #原発 #デモ
●3/10(日)【長野】『原発止めよう未来のために あれから2年、まだ原発が止まらない』(下諏訪町役場西側・あすなろ公園)有料の講演会までのパレード http://amba.to/UQc3j3 #原発 #デモ
●3/10(日)【長野】『放射NO!脱原発 佐久アピール』(佐久ミレニアムパーク)集会~デモアピール終了後も色々。http://bit.ly/ZM9xsZ #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【長野】『震災復興・原発ゼロ 3・10行動 in 大北』(信濃大町駅・大町駅前広場公園)集会、デモ http://bit.ly/x0v1hW #原発 #デモ
●要確認●3/10(日)【長野】『さよなら原発上伊那の会・2年目デモ』(いなっせ)http://bit.ly/TOsWH8 #原発 #デモ
●要確認●3/10(日)【長野】『NO原発・脱原発・サラバ原発!3.10集会INさかき』(中心市街地コミュニティセンター)映画~集会~パレード http://bit.ly/x0v1hW #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【岐阜】『さようなら原発・ぎふパレード「祈ろう、歩こう」』(岐阜金公園)集会、パレード、黙祷 http://amba.to/TJhVdk #原発 #デモ
●3/10(日)【静岡】『やめまい原発浜松ウオーク』(JR浜松駅前市民の木)http://bit.ly/14nxOt3 #原発 #デモ
●3/10(日)【静岡】『原発なくそう!3.10アクション in 静岡』(静岡市・青葉公園B3特設ステージ)http://bit.ly/WgHzmH #原発 #デモ
●3/10(日)【静岡】『原発なくそう!3・10アクションin三島』(三島市役所駐車場)※デモ http://bit.ly/Z2mCO1 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【静岡】『3.11を忘れない 地震津波原発事故・・・今こそ声をあげよう!』(富士宮市・神田川広場)※デモや抗議ではないイベントです。 http://bit.ly/YZJzA0 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【愛知】『3.11追悼 なくそう浜岡原発 東三河集会』(豊橋駅南口広場・渥美線新豊橋駅前広場)※音楽、集会~パレード http://bit.ly/Y28mCU #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【愛知】『第8回さようなら原発ウォークin犬山』(名鉄犬山駅東口・からくり時計前)※今回はコースが違います。http://bit.ly/VDnARW #原発 #デモ

▼近畿▼
●3/10(日)【三重】『さようなら原発 3・10集会2013』(名張産業振興センター アスピア)集会~パレード ライブ等も http://bit.ly/11rWTV8 #原発 #デモ
●3/10(日)【三重】『3.10 さようなら 原発 三重パレード』(津市お城西公園)http://bit.ly/XXbLm5 #原発 #デモ
●3/10(日)【滋賀】『原発のない社会へ びわこ集会』トークショー、マーケットその他~デモ http://bit.ly/WQoNlT #原発 #デモ
●3/10(日)【京都】『原発ゼロ 市民の行動』(京丹後市・たんご協立診療所)集会~デモ http://bit.ly/YDXZsN #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【大阪】『さよなら原発3.10関西2万人行動』(中之島公園一帯)http://bit.ly/cDJ3mI #原発 #デモ
●3/10(日)【大阪】『第5回なくせ原発!河内長野デモ』(中村池公園)http://bit.ly/XKsjOs #原発 #デモ
●3/10(日)【兵庫】『原発をなくす西宮の会 一周年記念集会』(西宮市職員会館)集会後、パレード。http://bit.ly/Za6dvi #原発 #デモ
●3/10(日)【兵庫】『あれから2年集会』(神戸東遊園地)集会~パレード プレ企画・人文字 http://bit.ly/Xr2KVf #原発 #デモ
●3/10(日)【奈良】『3・10原発ゼロ、震災復興をめざすつどい』(JR奈良駅前広場)http://bit.ly/12sLh3K #原発 #デモ
●3/10(日)【和歌山】『福島を忘れない!原発ゼロ 和歌山3.10フェスティバル』(和歌山城・西の丸広場)ステージ企画、集会~パレード他 http://bit.ly/15k62OJ #原発 #デモ

▼中国▼
●3/10(日)【岡山】『remember 3.11 ウォーク&トーク』(岡山市北区・石山公園)http://amba.to/ZcLxz1 #原発 #デモ
●3/10(日)【広島】『つながろう!フクシマ!さようなら原発 ヒロシマ大集会』(広島市中央公園・西側芝生)※集会~パレード※午前から様々なイベントが行われます。http://bit.ly/YcSNtE #原発 #デモ
●3/10(日)【山口】『3.11 フクシマを忘れない!! in 上関集会』(上関町中央公民館)※デモ有り。http://bit.ly/164DhG4 #原発 #デモ [携帯]

▼四国▼
●3/10(日)【香川】『震災復興・さよなら原発in香川。明日につなげる大集会とアピールウォーク』(高松市生涯学習センターまなびCAN)http://bit.ly/ZbMqWS #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【愛媛】『3・10伊方原発をとめる愛媛集会』(松山市堀之内・ふれあい広場)http://bit.ly/WrAscz #原発 #デモ
●3/10(日)【高知】『原発ゼロ大行動 in 高知』(高知市城西公園)バンド演奏など、集会~パレード http://bit.ly/14v47WU #原発 #デモ [携帯]

▼九州▼
●3/10(日)【福岡】『さよなら原発!北九州集会』(北九州市庁舎前・勝山公園)バザー、バンド演奏など~パレード http://bit.ly/WuML9o #原発 #デモ
●3/10(日)【福岡】『さよなら原発!福岡集会』(福岡市・冷泉公園)http://bit.ly/MvNQtN #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【佐賀】『さよなら原発!3・10佐賀集会』(佐賀県教育会館)講演会の後、デモ。http://bit.ly/U1xxsL #原発 #デモ
●3/10(日)【佐賀】『福島原発事故から2周年3・11さよなら原発佐賀県集会』(佐賀県解放会館大ホール)避難者の報告など~デモ http://bit.ly/127Yks9 #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【長崎】『さようなら原発ながさき広場』(長崎平和会館)ライブ、講演など~パレード http://bit.ly/o5wfA6 #原発 #デモ
●3/10(日)【熊本】『3.11 さよなら原発 くまもと集会 つながるライブ&キャンドルウォーク』(辛島公園)http://bit.ly/zK0NtX #原発 #デモ [携帯]
●3/10(日)【大分】『311いのちのわ』(大分市・若草公園)※出店、集会、大行進など。http://bit.ly/UebaR1 #原発 #デモ
●3/10(日)【宮崎】『川内原発再稼働反対・増設撤回!原発いらない!3.10宮崎いのちの広場』(宮崎中央公園)http://bit.ly/gCod2H #原発 #デモ
●3/10(日)【鹿児島】『3・10さよなら原発!かごしまパレード』(鹿児島中央駅東口駅前広場)午前から夕方まで盛り沢山です。http://bit.ly/VryYCp #原発 #デモ


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◇3/11(月)
●3/11(月)【山形】『さようなら原発キャンドルウォークin山形』(山形市・第二公園)http://bit.ly/12fVTUn #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【福島】『3.11反原発福島行動'13』(福島県教育会館大ホール)コンサート、集会終了後、デモ。http://bit.ly/WUrnIl #原発 #デモ
●3/11(月)【福島】『スリー・ノン(3NON)の女たち WALKin郡山』(郡山ビッグアイ入り口付近)http://bit.ly/XHTLiI #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【茨城】『さよなら原発 昼休みパレード』(つくばセンターのペデ・ライトオンに向かって左側)※平日なのでお昼休みに… http://bit.ly/UT5psh #原発 #デモ
●3/11(月)【茨城】『いのちを想う「誓いのキャンドル・みとナイト」』(水戸駅南口ペデストリアンデッキ)http://bit.ly/Wsr8Ji #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【千葉】『脱原発船橋(仮)主催、キャンドル・サイレント・ウォーク』http://bit.ly/12txIlr #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【東京】『原発事故から2年。福島を返せ!再稼働反対!3.11東電本店前アクション』(内幸町)http://bit.ly/12TmJkg #原発 #デモ
●3/11(月)【東京】『いのちを想う「誓いのキャンドルナイト」』(三鷹駅南口ペデデッキ)http://bit.ly/W1kkSN #原発 #デモ
●3/11(月)【東京】『いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」@霞ヶ関』(経産省前テントひろば)http://bit.ly/165xn7x #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【東京】『3・11スペシャル 月曜定例会 三電力抗議抗議』(内幸町)http://bit.ly/XY8lk9 #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【神奈川】『もう作らないで核燃料 GNF-j抗議行動』(横須賀市内川)※毎週月曜15:00~16:00。祝日も開催。http://bit.ly/10edB9r #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【福井】『原発ゼロをめざす市民行進 子供の未来のためにみんなで歩こう!』(福井市中央公園)※毎月11日開催 http://bit.ly/X4gE1a #原発 #デモ
●3/11(月)【福井】『3・11大飯原発前抗議行動』(大飯原発ゲート前)朝7:30~日没までの長時間。http://bit.ly/Xm7oEd #原発 #デモ [携帯]
●要確認●3/11(月)【長野】『原発いらない』(安曇野市・JR豊科駅前・ロータリー)18:00~20:00 集会~デモ http://bit.ly/Y3H9jd #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【愛知】『原発なくそう3・11キャンドルアクション』(名古屋・栄噴水前・バスターミナル)集会後、デモ。http://bit.ly/1107KW4 #原発 #デモ
●3/11(月)【京都】『3.11 原発なくそう!提灯ウォーク』(宇治市役所前)http://bit.ly/WGog8l #原発 #デモ
●3/11(月)【京都】『原発なくそう京都デモ』(JR京都駅中央口から西へ200mビックカメラ横・東塩小路公園)http://amba.to/V8G5yz #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【兵庫】『3・11神戸からの祈り』(三宮マルイ前/三宮勤労会館308号室)アピール、キャンドル、被災者とスカイプ交流、映画など… http://bit.ly/YSvh4b #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【広島】『福島原発事故2周年特別デモ』(元安橋東詰)http://bit.ly/NtWQiT #原発 #デモ [携帯]
●3/11(月)【佐賀】『忘れないで3・11」佐賀県庁前アピール行動』(佐賀県庁前)座り込み、リレートーク、知事あてに要請書提出 http://bit.ly/XOahPg #原発 #デモ [携帯]

『つながろうフクシマ 3.9~3.11 全国アクション』 

               


つながろうフクシマ! さようなら原発大集会

3月9日(土)「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」span>
明治公園(11:00~、パレード15:15〜)

3月11日(月)「つながろうフクシマ!さようなら原発講演会」
品川区立総合区民会館「きゅりあん」で(18:30~20:30)




0310原発ゼロ

3月10日)(日)「0310原発ゼロ☆大行動(首都圏反原発連合)」
日比谷公園野外音楽堂、永田町霞が関一帯 

http://coalitionagainstnukes.jp/?p=2415



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つながろうフクシマ 全国のアクション

つながろうフクシマ

3.9~11「全国のアクション」

http://sayonara-nukes.org/2012/12/121220/

東京では、3.9~11の「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」の3日間には、各地でもさまざまなデモや集会などが企画されています。(開催情報など、ぜひご一報ください!!)

※下記に掲載したアクションは、ご案内をいただいたものや、インターネット等に掲載されていた情報をまとめたものです。
 変更や間違い等がございましたら大変恐縮ですが、その内容をお知らせください。速やかに更新させていただきます。
 それぞれの内容の詳細につきましては、リンク先をご覧いただくか、その他の方法で主催者様等へ直接ご確認ください。さようなら原発1000万人アクションでは、お答えいたしかねますので、よろしくお願いいたします。

3月8日(金)

●バイバイ原発3.8吹田デモ(吹田市文化会館メイシアター前・18:30~)

3月9日(土)

●つながろう福島さようなら原発全国アクションin十勝「街頭署名宣伝アクション」(帯広駅南側・13:00~14:00)
●つながろうフクシマ!さようなら原発北海道集会inいわない(岩内地方文化センター・12:00開場、13:00開始)
●(8日~)原発シンポin福島(福島市飯坂温泉・ホテル聚楽)
●菅谷昭松本市長(医学博士・甲状腺専門)講演会(盛岡市「岩手県公会堂」・14:00~16:00)
●原発いらんちゃ!3.9富山アクション(ボルファートとやま・2階ホール・10時開場/10:30スタート)
●(~10日)NO NUKES 2013(13:00~ 東京・Zepp DiverCity)
●調布映画祭(東京都調布市「くすのきホール」・12:00~)
※「東北特集」12:00~東京原発(音声ガイド付)、15:30~がんばっぺフラガール!18:30~春との旅(日本語字幕付)。イベントは6日~10日まで。
●下北半島・原子力施設集中立地の現状 講演会
 (神宮前区民会館 4階会議室1.2・18:00開場、18:30開始)
 お話: 山田清彦さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長)
 主催:核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団(浅石法律事務所内 TEL&FAX0178-47-2321)
●(3日~16日)第1回 江古田映画祭 ―3・11 福島を忘れない―(練馬「ギャラリー古藤」)
●つながろうフクシマ!さようなら原発大集会に一緒に行こう(JR横浜駅きた西口ときた東口の通路・10:00集合)
●横浜弁護士会「原発事故損害賠償説明会+大規模個別相談会」(横浜市内3会場・10:00開場、10:30~)
●脱原発グリーンパレードinはだの(秦野駅北口「まほろば大橋」・15:30集合)
●小倉志郎さん講演会「私たちは原発と共存できるか?」(秦野市「なでしこ会館」2階展示室・13:20~15:10)
●さようなら原発・まつり(甲府駅北口よっちゃばれ広場・11:00~)
●(~11日)長谷川健一さん(飯舘村の酪農家)写真展(アスト津3階 津市・10:00~19:00)※9日のみ17:00まで
●「WORLD PEACE NOW in みえ」2013 脱原発集会とデモ行進(桑名市「吉の丸コミュニティーパーク」・10:30~12:00)主催:フォーラム平和・三重(059-227-0154)
●3.9 ほなっさいなら原発 in 四日市(四日市市民公園・13:00開始、15:00パレード)
●バイバイ原発3.9きょうと(13:30~集会 京都・円山公園)
●3.9脱原発アクション(13:00~高松コトデン瓦町駅陸橋上集合)
 主催:脱原発アクションin香川(090-8698-2114・ナイデさん)
 kyoudoukoudou▲gmail.com(▲を@に変えてください)
●福島連帯デモ(12:00集合 ロンドン・ハイドパークコーナー)
●「人間の鎖」(パリ)
Chaîne humaine pour l’arrêt du nucléaire civil et miltaire à Paris le 9 mars 2013
●「脱原発行動」(Mediamatic Fabriek・12:00~20:00)
●さようなら原発集会ベルリン(ブランデンブルグ門集合・12:00~)
●第一回「福島デー」in Duesseldorf(デュッセルドルフ「ブルグプラッツ」・12:00~開始、13:45~デモ行進)
●Remember Fukushima Solidarity Actionキャンドル集会(トゥルク、フィンランド)
●フクシマ記念日として、ベルンで大規模な集会。
13.00 – 16.00 Muensterplatz in Bern

3月10日(日)

●つながろう福島さようなら原発全国アクションin十勝
 常田益代氏講演会『倫理から見た原発』(十勝プラザ304会議室・18:00開場
●つながろうフクシマー 大間原発を止めよう! 市民★大集会(函館市「千代台公園」・14:00~)
 主催:大間原発を止める市民実行委員会 080-5590-4117(高橋さん)is▲msb.ncv.ne.jp(▲を@に変えてください)
●さようなら原発・核燃「3.11」青森集会(青森駅前公園・11:00~)
12:30 集会・青森駅前公園(ゲスト・鎌田慧さんのミニ講演)、13:00~14:00 デモ行進、14:00~14:30 青森県庁包囲行動
主催:なくそう原発・核燃、あおもりネットワーク
●脱原発、TPP参加反対、オスプレイの飛行訓練に反対する田川地区集会(鶴岡市「マリカ市民広場」・10:00~11:30)
主催:実行委員会(0235-22-1776 田川地区平和センター事務局)
●第24回「幸せの脱原発”日曜”ウォーキング」in山形(山形市 第二公園・13:30~)
●脱原発!福島復興市民大集会~風化させるな!原発事故!(福島県教育会館大ホール・13:00~15:30)
●力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション(高崎市城址公園・11:00スタート、13:30デモ)
●第3回 さよなら原発東松山パレード(東松山市箭弓町第一公園・16:00~)
●さよなら原発市川パレード(市川市「大洲防災公園」・13:30集合)
●「原発」国民投票の実施を求める街頭デモ(16:00~ 新宿歌舞伎町・大久保病院前広場集合) 
●講座「脱原発をたたかって」(東京 クレヨンハウス・9:00~10:30)
※講師:宇都宮健児さん(弁護士)、参加費:1000円(要予約)
●史上初!脱原発としまえんパレード(東京「長谷川ちびっ子遊び場」集合・10:30~)
●さよなら原発in飛鳥山
 (北区「飛鳥山公園」13:30~集会、王子・三角公園からパレード15:30~)
●さよなら原発パレードinせや(相鉄線瀬谷駅北口公園・10:30~12:00)
 主催:実行委員会 imagineseya▲yahoo.co.jp(▲は@に変えてください)
●脱原発!原発ゼロへのカウントダウンin川崎集会(中原平和公園・11:00~15:00予定)
●「さよなら原発・小田原」パレード(小田原市)
●さよなら原発大和パレード(大和市「やまと公園」・13:00集合)
●「さよなら原発ひらつかウォーク」(平塚市見附台広場・14:00集会、15:00デモ)
●サラバ原発・長野県大行進(松本城公園集合・14:00~)
●つながろうフクシマ!ひろげよう脱原発!3.10長野行動(長野市・南千歳公園13:00~)
●福島原発事故2周年 柏崎刈羽原発の廃炉を求めるつどい(柏崎市産業文化会館・14:00~16:30)
●雨宮処凛さんと なくそう原発トーク集会 @長岡市(NCホール<長岡駅東口>ホテルニューオータニ2階・13:30~15:00)※参加費300円、終了後パレードあり。
●原発なくそう! 3.10 アクションin静岡(静岡市青葉公園B3特設ステージ・10:30スタート、11:30パレード)
●やめまい原発浜松ウオーク(13:00集会、14:00出発 静岡県浜松市「JR浜松駅前市民の木」集合)
●再稼働反対アクション@富士宮(神田川広場・10:00~14:00)
●さようなら原発・ぎふパレード(岐阜金公園「祈ろう、歩こう」12時半~13時 前集会 13時~14時15分 パレード 14:46 黙祷)
●3.11 メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ(12:00~福井市フェニックスプラザ)
●3.10さようなら原発 三重パレード(津市お城西公園・13:30集合)
●さようなら原発3・10集会2013(名張産業振興センターアスピア・10:00~16:00)
●原発のない社会へ びわこ集会(滋賀県大津市「膳所公園」「生涯学習センター」)
11:00~集会 15:00~デモ
●福島を忘れない! 原発ゼロ 和歌山3・10フェスティバル(和歌山城 西の丸広場・11:00~16:00)
●小出裕章さん講演会(和歌山市勤労者総合センター6階ホール・14:00開場、14:30~17:00)
●さよなら原発 3.10関西2万人集会行動(大阪市中之島公園) 
●原発をなくす西宮の会 一周年記念集会(西宮市職員会館3階大ホール・14:00~)
●さよなら原発鳥取集会~つながろう フクシマ!~(鳥取市「とりぎん文化会館1F第一会議室」13:00~)
 ※終了後にパレード
●福島原発から2年、さよなら島根原発~原発ゼロの安心な未来を!(米子市文化ホール広場前・13:00~16:00)
●3.11への祈り おかやま(岡山バプテスト協会・13:30~16:30)
 ※11:00~12:00「追悼と祈りのウォーク」(デモ行進)
 問い合わせ:実行委員会(086-223-7450 真言宗御室派長泉寺)
●つながろうフクシマ!さようなら原発ヒロシマ大集会(広島市中央公園・13:00~14:00 ※終了後パレード) 問い合わせ:082-503-5855(広島県原水禁)
●3・11フクシマを忘れない!!in上関集会(上関町中央公民館1F講堂・13:30~15:30予定)
 連絡先:083-922-1841(原水禁山口)
●講演「フクシマの真実と内部被曝」(藍住町民会館・13:00~15:30)
 参加費:500円 主催:さよなら原発徳島実行委員会
 問い合わせ:徳島人権・平和運動センター(088-623-2108)
●3.10伊方原発をとめる愛媛集会(松山市「ふれあい広場」・13:00~)
●3.11を忘れない!原発ゼロ大行動in高知(高知市城西公園・10:00~、パレード出発11:10)
●さよなら原発!3.10北九州集会(勝山公園・10:00~、13:00集会、15:00パレード)
●さよなら原発!福岡集会(福岡市「冷泉公園」・14:00集会、15:00デモ)
●サヨナラ原発ナガサキ集会(13:00~16:00・長崎平和会館)
●原発いらない!3.10宮崎いのちの広場(宮崎中央公園・10:00~、13:00集会、14:00デモ)
●3.11さよなら原発くまもと2013(熊本市「辛島公園」・15:00)連絡先:実行委員会(096-371-6226)
●さよなら原発!かごしまパレード(10:00~14:00「太陽の広場」 14:00~15:00 さよなら原発集会 15:00~17:00パレード 鹿児島中央駅東口広場
主催:さよなら原発!3.11鹿児島集会実行委員会
●デモ(14:00~ ベルギー「Grand Place in Huy」)
●Tihange原発デモ(ベルギー)
 ※オランダ・マーストリヒトから30キロの国境に近い原発

3月11日(月)

●さようなら原発北海道講演会inさっぽろ(かでる2.7 かでるホール・17:30開場、18:00スタート)
●スリー・ノン(3NON)の女たち WALK in 郡山(ビッグアイ入り口付近集合・12:30集合、13:00デモ出発)※交流会(教組会館・14:00~17:00)問い合わせ:090-8455-2512
●さようなら原発キャンドルウォークin山形(山形市「第二公園」・17:30集合、18:00出発)
主催:さようなら原発県民アクション(023-641-5515 山形県平和センター)
●脱原発の集い(山形市民会館「小ホール」・18:30~)※参加無料
主催:さようなら原発県民アクション(023-641-5515 山形県平和センター)
●「原発事故被害いわき訴訟原告団」東電と国を相手取り地裁いわき支部に提訴
●東電本店前にて抗議アクション(東電前アクションほかと共催予定)
●「福島 六ヶ所 未来への伝言」上映会(東京・三軒茶屋「ふろむあーすカフェオハナ」・19:00~)参加費:1000円+1オーダー(要予約) 予約・問合せフォーム
●映画上映「傍(かたわら)~3月11日からの旅~」(練馬区立生涯学習センター・18:00開場、18:30スタート)入場無料 問い合わせ:03-3993-5405(練馬区職員労働組合)
●3.11さようなら原発1000万人アクション静岡県集会(静岡市「青葉公園プロモーション広場」・18:00~)
 問い合わせ:静岡県平和・国民運動センター(054-282-4121)
●脱原発講演会(ワークプラザ岐阜・18:15~20:15)
●原発なくそう3・11キャンドルアクション(名古屋・栄噴水前 18:30~)
※集会後、中部電力本社に向けてデモ。
●フクシマ連帯行動 街頭宣伝&ビラ配布(JR奈良駅前&近鉄八木駅前・18:00~19:00)
 主催:奈良平和フォーラム(0742-64-1010)
●さようなら原発・兵庫 3・11公開学習会(兵庫県私学会館大ホール・18:30~21:00)
 「原発再稼働は安全か?-原子力技術者からの指摘-」講師:後藤政志さん
●知事宛署名提出行動 第2回目40万人署名の提出(松山市)
●脱原発佐賀行動 座り込み・リレートーク・知事要請行動(佐賀県庁前・11:00~18:00)
主催:玄海原発プルサーマル裁判の会
●光のチェーン(ロンドン日本大使館前 101 Piccadilly, W1J 7JT・17:30~18:30)
●英国会内集会(英下院, Committee Room 8・19:30~21:30)
●11.03.2013 Join “the Hippocratic Vigil”
12:00 ジュネーブ出張駐在官事務所(旧日本領事館)に抗議・要請文をSNDとContratomと共に手渡します。
駐在官事務所: 82 rue de Lausanne – 1202 Geneva
その後WHO本部前で「ヒポクラテスの見張番」に参加します。
13:30~ WHO: Avenue Appia 20, CH-1211 Geneva
●11.03.2013 HALBWERTSZEIT/半減期 2013
20:00よりベルンLichtspielにて映画上映会とディスカッション
Lichtspiel: Sandrainstrasse 3, 3007 Bern



『脱原発の想いを一票に』

2012年12月15日。
東京日比谷公園で、さようなら原発世界大集会があった。
1:30から野音で集会。2:30からこちらは首都圏反原発連合が担当してデモ。
15,16日と、東京・郡山を結んで行われる、脱原発世界会議の一環である。

世界会議脱原発
http://npfree.jp/download/NFN_pamphlet_1-4.pdf


私は風邪が完全に抜けてはいないので行こうかどうしようか迷っていたのだけれど、
この一年の脱原発の想いのけじめ。少し出が遅くなったが行くことにした。
選挙一日前。少しでも脱原発の声を街にアピールしておきたいと思った。

今日の東京は曇りから雨の予想。
家を出るときにはまだ降っていなかったけれど、電車の中にいるころは
街を行く人々が傘を差し始めているのが見えた。

日比谷に着いたのは2:30近く。
残念ながら遅すぎて、野音での集会には間に合わなかった。
デモ隊が既に出発。
今日は、未来の嘉田党首もデモに参加するという噂だったが。


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日比谷公園をスタート。
野音での集会に出られなかったので、全体にどのくらいの人が集まっているのか
感じがつかめない。
列から離れて先頭集団のところまで歩いて追いかけてみることにした。
例のごとく、警官隊によって列は分断されている…
いくつもの集団を追い越して歩いていく…
今日も警官隊の動員がすごい…!

2012_1215_151600-CIMG9320.jpg


ここが先頭集団。
この前に、誘導の警察車がいる。
車の上にはハンドマイクを握った警官たちが立っていて、しきりに、
『こちらは丸の内警察署です。』と、大きな声でデモ隊に、これが交通妨害になっているとの
警告を発していた。
そして後続の警官群に『デモ隊を縮圧せよ!縮圧せよ!』と言っていたのかな。
デモ隊が長くならないよう縮めろというような命令を盛んに出していたのだが、
それが、なんだか、少しでも不穏な動きをする者はただちに取り押さえよ!と言っているような
威圧感があって怖いのである。
この、首都圏反原発連合主催のデモは、徹底して整然とデモすることを旨としている。
だから、警官にこうやって威嚇されても、列を乱して挑発的な言動をする者は
押し並べていない。ただ「再稼働反対!」とシュプレヒコールして、太鼓隊が
ドドン・ドン・ド・ドン!と応じる。それだけである。

しかし、警官の先導車の威嚇めいた呼びかけと対峙するかのような太鼓の音は、
いやが上にも、ここが最前線である!、という緊張感を生む。
一色即発の緊張が常に漂っているのである。
誰か一人が列から突出する動きをしたり、警官隊に罵声を浴びせでもしたら、
いつ警官隊がわあっと押し寄せてきて、大変な揉み合いになるかも知れない…
そんな雰囲気のなかに先頭集団はドドン・ドン・ド・ドン!とやっていく…

東京のこのデモは、いつも統率されて整然とした、おとなしいデモである。
しかし、大阪の関電前のデモ、瓦礫広域処理反対のデモは、すでに警官隊と
デモ隊の対立感情が強くなっているようだ。
…いずれ、政権が代わったら、東京のデモも、こう静かなデモでいられるのだろうか…

私はいつも列の後ろの方でのんびりと歩いてばかりで、この雰囲気を知らなかった。
今回初めていちばん前まで行って見てみて、先頭に来る人々は、勇気がなくては
デモ出来ないものだなあ、とあらためて思った。


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デモ隊は雨の中を進んでいく…



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ひたすら歩く…
…それにしても、この寒い雨の中、よくまあ、多くの人が集まるものである。
この日の参加者は、主催者発表で5千人。


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この日は、東京商工会議所、イイノカンファレンスセンターなどで、
さまざまな脱原発の講演や催しが行われていた。
私は、日比谷野外音楽堂のトークに。
岩上安身さん、後藤政志さん、藤波心ちゃんなどがトーク。


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フライング・ダッチマンのライブ。



さて。いよいよ衆議院選の日がきてしまった。
日本の言論活動の氷河期にこれから入って行くのではあるまいか…
…さまざまな複雑な想いに胸が重い。

だが、一票の重みを信じて、皆、投票には必ず行って欲しい。

私はこの日、この本を行き帰りの電車の中でずっと読んでいた…


堤未果

堤未果『政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること』
        角川SSC新書 [新書]


これは、この春に出た本であるけれど、今の日本の状況が、アメリカの9.11後と
酷似して後追いしていることを予言して恐ろしい。
悲しいのは、この悲観的な書でさえ、今の、急激な右傾化した日本の状況は
予測していないことである…
わずか十か月前…この本の出た今年2月の頃の日本が、なんとうらやましいことであろう!!!


右翼的な政権などに絶対にしてはならない。
原発推進など、絶対にさせてはならない。
被災地復興を失念して軍国化にひた走る者たちなど、政界に送り込んではならない!!!


『こんな憲法にしていいのですか?!』

自民党や維新の石原氏は、盛んに憲法改正や憲法破棄を叫んでいる。
それでは、自民党がいう憲法草案とは一体どういうものなのだろう?
それを知らなければ、批判も賛成もできない。

こんな親切なサイトを見つけた。
自民党が公表している憲法改正草案を、現憲法とわかりやすく対比させてくれている。

http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/12/post_2519.html

このサイトを見ていただくのが一番なのだが、それでは丸投げ。
この方の比較を元に、私なりに、気になるところを書き出してみたい。

1.現行憲法で『公共の福祉』とあるところのほとんどが、『公益及び公の秩序』という言葉で書きかえられている。
 『公の秩序に反するな』という、国や地方公共団体等、官による管理社会の到来を予感させる。

2.現行憲法で『日本国の象徴』である天皇の地位を、『日本国の元首』と位置付け。
  なぜ、敗戦後、日本は天皇の地位を『日本国の象徴』としてきたか。二度と、『天皇』の
  名のもとに戦争を遂行することなどないようにするためである。

3.現行憲法の第二章第九条『戦争の放棄』の誓いを後退させ、『自衛権の発動』『国防軍』を明記している。
  以下、軍事裁判に関する記述を含め、国防軍についての項目が列記されている。

   第二章 戦争の放棄
    第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、
         武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する
       2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない
         国の交戦権は、これを認めない。
                          
   第二章 安全保障
    第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての
         戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない
       2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない
    第九条の二 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官
        とする国防軍を保持する
       2 国防軍は、前項の規定による任務を遂行する際は、法律の定めるところにより、国会の承認
        その他の統制に服する。
       3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、
        国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、
        又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
       4前二項に定めるもののほか、国防軍の組織、統制及び機密の保持に関する事項は、
        法律で定める。
       5国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を
        犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。
        この場合においては被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない。
    第九条の三 国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、
        その資源を確保しなければならない。




  引用させていただいたサイトの方の言葉を借りよう。
  『この条文で戦闘、戦争をさせないという明確な歯止めが現行憲法から消滅することになる。
   国際的に協調して行われる活動」と称して、米軍下請けの戦闘が海外で可能な根拠となる。』
   実際の根拠法は「海外派兵を恒久的に自衛隊の本来任務とする国際平和協力法案」が
   すでに準備されている』

4.現行憲法の『第十一条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。
  この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、
  現在及び将来の国民に与へられる。』の下線部分を意図的にか削除。


5.現行憲法第十三条『すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利につい  ては、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。』の
  『個人として』の部分が、ただ『人として』という書き方になっている。
  すなわち、国民一人一人の権利を尊重する、という概念をこれによって希薄化。


6.現行憲法第十八条 『何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、
  その意に反する苦役に服させられない。』の、『奴隷的拘束』の文言を削除。
  『奴隷的拘束=徴兵制』との批判を回避するための布石か。

7.現行憲法第十九条『思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。』
  という、権力の介入をも阻む自由への高らかな強い決意は、『思想及び良心の自由は、保障する。』
  という弱い表現に後退。『保障する』という言葉には、国家の意志介入を感じさせる。

8.現行憲法にはない、個人情報の不当取得の禁止等の項を新設。
  『第十九条の二 何人も、個人に関する情報を不当に取得し、保有し、又は利用してはならない。』
  この条項により、報道の、国家・地方公務員等への取材がさらに制限される恐れは出てこないだろうか。
  これを悪用すれば、自由な報道は死ぬ

9.現行憲法第二十一条 『集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。』に
  第2項として、次の文言を追加。
  『前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、
   並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。』

  これは恐ろしい条項である。
  これを根拠に、デモ、集会などは、今とは比較にならないほど取り締まりが強化されることも
  考えられる。


10.現行憲法第二十四条(家族、婚姻等に関する基本原則) の項に次の文言を新設。
  『家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。』
  一見、美しい言葉だが、これは何も憲法で明記して縛らずともいい内容である。
  これを明記することにより、老人介護などが家族の諸々の事情も抜きに『家族内の自己責任』
  と解釈されかねない。国の公的支援の退行の言い訳にされかねない。


11.現行憲法第二十九条『財産権は、これを侵してはならない。』という強い決意表明が『保障する
  と表現に退行。第十九条にも通じる。


12.現行憲法第三十六条『公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。 』は、
  『禁止する』という弱い表現に後退。目立たない変更だが、十九条、二十九条にも通じる、
  現行憲法の、国民の権利を絶対に侵さないのだ!という高らかな決意宣言が、押し並べて後退している。
  『保障する』という表現は、逆に公による自由権等諸権利への介入の可能性をも予感させ、
  第一に『国民よりも憲法の方が上に位置するものであり、お上の方が偉いんだぞ!』という
  不遜を感じさせる表現である。
  『国民主権』の理想に反する言い回しではなかろうか。


12.現行憲法にはなかった第九章第九十八条第九十九条『緊急事態』を新設。
  福島第一原発事故は、実はさらにひどいことになっていて、東京圏まで避難しなければならない
  ような事態だって起こりえた。そういった場合の備えは必要かな、とは思うが、
  気になるのは第一項。
  『内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱
   地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、
   特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、
   緊急事態の宣言を発することができる。』
  国民による正当な大規模集会やゼネストなどもこの範疇にくくられて弾圧されることだって
  ありうる含みを持つ文言である。


13.憲法改正の国会における議決のハードルを、現行憲法の総議員の三分の二から過半数に緩和
  さらに、現行憲法では『特別の国民投票又は国会の定める選挙の際
  行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。』となっているところが、
  自民党案では『有効投票の過半数の賛成』と、ハードルがぐっと下がっている。
  これによって、憲法改正が今のものとは比べられないくらい容易になってしまう。
  

14.現行憲法第十章『最高法規』を削除。
  第十章 最高法規
   第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる
        自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、
        現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである



  実は、この条文こそが、現日本国憲法のもっとも素晴らしいところの一つである。
  私たちが今普通に、当たり前と思って享受している教育の権利や、言論などの自由、
  男女同権、選挙権などは、私たちに生まれつき昔から賦与されてきたものではない。
  政府批判をすれば激しい弾圧…拘留、拷問(時には死に至る)を受ける時代があった。
  男女差、生まれや財産によって選挙権、被選挙権が無かったり、
  教育の機会が均等でなかったりした時代が、長く続いていたのである。
  数多くの、それこそ数多くの人々が、この差別・不当を解消しようと
  命をかけて戦ってきて、今の私たちの自由や数々の諸権利があるのである。
  現日本国憲法は、こうして得られた基本的人権を、高らかに誇らかにここで
  謳いあげている!そうして、二度と、なんびともこの憲法を冒し、国民の権利を
  剥奪することのないよう、この憲法を『最高法規』とここで宣言しているのである。


  この条項をバッサリと切り捨てた自民党の改憲案!
  そこに、どんな意図があるのだろうか! 
  みなさん。このことをよくよく覚えておいてください!

15.現行憲法にはない、次の条項を追加。
  第百二条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。

  ここも極めて、極めて大事!
  現憲法はその前文で主権在民を謳っている。
  その主権者たる国民を守るために憲法はある。
  つまり、憲法を守るのは国家の方であって、それを守らせるのが国民!これが立憲主義の要諦である。
  自民党の改憲案では、逆に、『国民に憲法を守らせよう』という逆転が起きている
  自民党案に繰り返し出てくる『公益及び公の秩序』という文言。
  これは何も自民党に限らない。『公の秩序』などという言葉をいたずらに頻用する者に、ろくなものが
  いるだろうか?



さて。自民党の盛んに謳う『改憲』という者の中味がこれで大体わかったのではなかろうか。
憲法破棄を謳う維新、石原慎太郎氏…。
『改憲』を言いたてる人々の上げる理由は大抵以下のようである。
『今の日本国憲法は、敗戦国日本がアメリカから一方的に押し付けられた占領憲法。
独立国家なら、自分たちで憲法制定すべきである』
…この言葉はいかにももっともらしく聞こえる。
しかしどうだろうか。そういう人々の改憲の目的が、上に挙げたような、ありとあらゆる条項で
国民個々の自由に幸福に生きる権利よりも、国の秩序を優先することを暗に強いるような、
そうして何よりも、日本の軍国化を推進する、ひたすらそのために憲法を
改定しようとしているような人々によって謳われる改憲ならば、
そんなものはいらないのではなかろうか?
私なら、そんな改定はまっぴら御免と叫びたい。

『どこの政党が『改憲』と声を大にして言ったって、改憲は容易なことじゃない。
まず全国会議員の3分の2の賛成によって議決されることが必要だ。
さらには国民投票などで、国民の過半数の賛成が必要だ。
それは、かなり高いハードルだ』

そうおっしゃる方がおいでだろうか…
いえいえ。
この選挙の趨勢を思ってください。
この国は、わずかここ2カ月ほどの間に、一気に右傾化を政治家も民も強めてしまった!
今度の選挙で、おそらく改憲派は絶対多数をとる。
参議院選でねじれがまた生まれるだろうから、そう簡単に改憲派など思うように出来ない?
いえいえ。
次の参院選でも、おそらく改憲派は『改憲』という点で結集する。
安倍総裁は、参院選後、本格的に改憲に取り組むという…

長い長い間、自民党が一党支配しているとは言いながら、この国には
国民の間に、『自民党はいいけど、改憲はしなくていいよ』という抑制が、
なぜかしらずうっと働いていたように思える。
なんと言っても、『平和憲法』は大事だ、ということがわかっていたのである。
戦争はもうこりごり。アメリカから押しつけられたものであろうがなんであろうが、
いいものはいい。やっぱり平和憲法がいいよ…そういう暗黙の了解が……

ところが今、急速にその認識が薄れつつある。
下手をすると、この国の民までが、この、珠玉のような、世界に誇れる平和憲法を
捨てようなどとしはすまいか…
私はそのことを、本当に恐れている。
政治家を安易に選ぶということは、そういうことなのである…

つい先日12月9日朝。関西電力大飯稼働再開や、大阪市の瓦礫広域処理受け入れに反対する住民たちの
中で、理論的中心人物のようになって、『モジモジ先生』の愛称で親しまれていた、
阪南大学准教授、下地真樹氏が自宅で逮捕された。

10月17日午後2時40分ごろから約1時間半にわたり、JR大阪駅(大阪市北区)で
「がれき反対」とシュプレヒコールを上げながら練り歩いたり、ビラを配布したりして
駅側の業務を妨害した』ということだそうである。
逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」。

警察の言い分も聞いてみないと公平ではないだろう。
しかし、これが逮捕されるほどのことであろうか?
デモや集会をするのは、国民に与えられた権利である。
ふだん一般の私たちは、数年に一回の選挙でしか政治参加できない。
デモや集会や請願行動などは、私たちがわずかに自分たちの想いを発することのできる
大事な行動である。
大阪府、大阪市のデモ隊に対する警備は『過剰』ではなかったろうか?

デモで逮捕されたりするのは、特殊な人々なのであろうか?
いえいえ。
国家というものは、気をつけていないと、いとも容易に変貌する…
私たちの安易な選択がそれを招くのである。あるいは、おかしいな、と思っても
なにもしないでいることが結果的にそれを容認することになるのである。

国のトップ、自治体のトップが代わると、恐ろしいほどその国なり自治体は
警官隊の警備のありようまで変わってくるものである。
菅氏のころ…野田氏に代わってから…そして安倍氏や石原、橋下氏が大声を
上げ始めてからの、この国のムードの一挙に変化したことを思い返してみるといい…。

自由にネットもできない、デモも集会も出来ない、そんな行き詰るような国にしたいか。
下手をすると、あなた自身が、あなたの大事な人が徴兵される、そんな国にしたいのだろうか。

こんな歌を聞いてほしい。
これはチリのフォルクローレの歌い手、ヴィクトール・ハラの歌である。
『平和に生きる権利』


1973年9月11日(!)、チリで起きた軍事クーデター。
南アメリカで初めて自由選挙によって合法的に選出された社会主義政権を、
軍部が武力で覆した事件として有名である。Wikiの記述を借りよう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC

『東西冷戦の最中の1970年、サルバドール・アジェンデ博士を指導者とする
社会主義政党の統一戦線である人民連合は自由選挙により政権を獲得し、
アジェンデは大統領に就任した。
しかし、アジェンデ政権の行う社会主義的な政策に富裕層や軍部、さらに
ドミノ理論による南アメリカの左傾化を警戒するアメリカ合衆国は反発し、
アメリカ政府に支援された反政府勢力による暗殺事件などが頻発した。
そして、遂には1973年にアウグスト・ピノチェト将軍らの軍部が軍事クーデターを起こした。
首都のサンティアゴは瞬く間に制圧され、僅かな兵と共にモネダ宮殿に篭城した
アジェンデは最後のラジオ演説を行った後、銃撃の末に自殺した。

『政権を握った軍部はすさまじい「左翼狩り」を行い、労働組合員を始めとして
多くの市民が虐殺され、その中には人気のあったフォルクローレの歌い手ビクトル・ハラもいた。
ハラが殺されたサッカースタジアムには、他にも多くの左翼系市民が拘留され、
そこで射殺されなかったものは投獄、あるいは非公然に強制収容所に送られた。
前年にノーベル文学賞を受賞した詩人パブロ・ネルーダ(チリ共産党員であった)
はガンで病床にあったが、9月24日に病状が悪化して病院に向かったところ、
途中の検問で救急車から引きずり出されて取り調べを受けて危篤状態に陥り、
そのまま病院到着直後に亡くなった。』

左翼でなければ、社会主義者や共産主義者でなければ、軍部に虐殺なんてされないから関係ない?
いえいえ。あなたは加害者の側に立ちたいですか?
公平にいえば、逆に共産主義政権だってカンボジアのポルポト政権やその他、
数多くの国家による思想統制、思想弾圧、虐殺の例は数ある。
自由主義を標榜するアメリカが、他の国に対してしていることを思おう。
枯葉剤や劣化ウラン弾などを他国に対して使う…あれが正義の戦争だったろうか?


国家の悪意、というものは至る所に、あらゆる形で存在する。
それは実は一握りの権力者たちが動かしているものである。そしてそれに盲従する者たちが…

私は日本に再び思想統制や、戦争などを引き寄せたくない。
自分の国だけではない、他国に対しても、二度と侵略戦争など起こしてほしくない。
不毛の戦に、若者を送りだしたくない。

国民は、選挙の時だけでなく、常日頃から、政治家のしていることはちゃんと見ていなければ。
それはあっという間に、あなたの自由をも奪いに来る。

その日暮らしさんのところで、『ランメルの法則』という言葉を知った。
『ある国民が持つ自由が僅かなほど、彼らの統治者が彼らを殺害する可能性が増す』というものだそうだ。

そんな大げさな!日本は安全で平和で自由だ。
その日本にちょっかいを出してくるやつらがいる。
北朝鮮や中国や韓国の挑発を甘んじて受けろというのか?

…それでも。もし日本も核武装して、どんどんお互いに軍備を拡張して
公海上での緊張を高め、それで一体どんないいことがあるというのか。
また、外に向かって働くと思われている軍というものは、容易にその武器を
国民自身に向けるものでもあるのだ。


そうした不穏なものは、それが気配であるうちに、それが萌芽の内に、
いらない!と意志表示しておきたい……



震災一ヶ月後の高円寺での脱原発の集会で『不屈の民』を演奏するジンタらムータ。
クラリネットの大熊ワタル氏の傍に、小熊英二氏もいるなあ…




不屈の民(¡El pueblo unido, jamás será vencido!、団結した人民は決して敗れない!)
とはチリのヌエバ・カンシオンの曲の中で、最も国際的に良く知られた歌である。


『ほんとにそんな選択でいいのですか』

東日本大震災から、1年9カ月が経った…

今、日本は衆院選挙の真っただ中。
現憲法下としては史上最多とも言われる立候補者が、
今、師走の街を村を、支持を求めて走り回っている…
…その中で、忘れ去られてしまったかのように見える被災地の人々…

あの…!あの悲劇の後の総選挙。
被災地復興と原発問題が、一番の争点になるのが当たり前、と私などは思っていた。
だが。いつのまにか、争点は、国防問題と改憲、経済問題に大きく傾斜。
世論調査などのほとんどは、どこの党が勝つか、ほぼ一致した予測を立てている…
こう、どこもここも同じような言いっぷりを示されると、政治のことなどよくわからぬ国民は、
「ああ、やっぱりなあ!」と勝ち馬に乗りたくなったり、
また逆に投票する前から負けムードになってしまうではないか!

…腹を立てては見るけれど、『そうか、アンケートに答えた国民はそういう意見なのか!
国民は本当にそれほど愚かな選択をするのだろうか…』と
私自身もやりきれなさ、虚しさに、脱力感と無気力に陥ってしまっている…

しかし、しかし!なにか、なにかおかしくないか?!!!
絶対に今のこの世間の流れはおかしい!!!

12月5日の中日新聞が、この間の私の気分をまさに言い表してくれているので
引用したい。下線部、赤の強調文字は、私が加えたもの。

『こんなに怖い選挙はない』
                      社会部長 島田佳幸

 気になることがある。衆院選を前に過日、小紙が行った世論調査の結果だ。
例えば、優勢が伝えられる自民党についてみてみよう。
 比例で自民党に入れるとした人の三割弱が、「憲法九条」の改訂には反対だと答え、
実に半数近くが、将来的な「原発ゼロ」を求めているのである。
 言うまでもないが、自民党は九条を変える、と宣言している。そして、原発は維持していく立場だ。
 無論、この二つの課題に対する回答者の賛否と投票先の主張がずれている例はほかの党でもみられる。
  こうした〝矛盾〃、考えられる理由は二つだ。
一つは、九条や原発以外にその党を選ぶ決め手の公約があるという可能性。
そして、もうひとつは、その党の主張をよく咀嚼せず、「何となく」投票先に決めているというパターンだ。
前者ならまだしも、後者はあまりに危険である。
 二度と戦争をしてはいけない、というのは無論、戦争に少しでも近づくことが
ないようにせよ、というのが、先の大戦で途方もない犠牲を払って、日本が得た教訓だ。
戦後の日本はその教訓の上に築かれている。
その礎である九条を変えるというのは、とてつもなく重大な判断である。
 さらに、あの原発事故は夥しい(おぴただ)しい数の人から故郷を奪い、
大事な国土の一部を放射能で汚して、事実上、二度と人の住めない土地にした。
(あとで閉められない扉は開けてはならない)。
そんなペルシャの諺(ことわざ)をあらためて苦々しく想起する。
 大震災後初の衆院選が始まった。ここで問われるものとは、だから、
私たちが失敗や悲劇から学べる国民なのかどうか、である。
 「何となく」は禁物だ。
この国の行く末、子どもらが生きていく国のありようを決める投票-。
そう考えれば、こんなに怖い選挙はない。


                *


『あとで閉められない扉は開けてはならない』。

ああ!なんと賢くも真実をついた怖いことわざであろうか!
私たち日本人は、すでに、この地震の多い狭い国土に、54基もの原発を見境なしに
作るという、『あとで閉められない扉』を開けてしまった!
その反省もろくに行わないまま、また、日本国民は、
憲法をいじって、自衛隊の国軍化、徴兵制や核武装までもに踏み込むような考え方の
政党を選んでしまうのであろうか…!!!
これは何も自民党に限らない…
国というものがひとたび軍国主義的色合いを帯びてしまうと、
なかなか、国民の意志などでは容易に方向転換など出来ないものであるその怖さに、
今、日本人は鈍感になっていはしないであろうか。

『あとで閉められない扉』…
71年前の12月8日は、日本が真珠湾に奇襲攻撃を仕掛けて
太平洋戦争に突入した日である。閉まらない扉は、アメリカによる広島・長崎への
原爆投下という悲劇によって無理やり閉じられた……
私たち日本人は、日中戦争・太平洋戦争の悲劇をも、もう忘れてしまったのか??!!

東日本大震災、そして福島第一原発事故からの復興よりも、改憲や軍備強化の方が焦眉の問題…
そんな馬鹿な争点の選挙があっていいのだろうか?
これが!これが、大真面目で今、日本で行われていることなのだ!





いつもの、キャンドルナイトだけれど、
東日本大震災の被災地のことも忘れたかのような、原発事故などなかったかのような、
そうして沖縄の追い詰められた怒りなどまるで気にならぬとでもいうような、
この愚かしい政治状況への怒りを籠め、
今夜は何の装飾もしない。ただ一本だけ、抗議の意味で蝋燭を立てる。




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心ひとつに キャンドルナイト




南亭さんバナー②


葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
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『この選挙は日本を暗黒の時代に導くのか』 ②

東日本大震災が起きてからとりわけ、胸の底にわだかまって重いしこりに
なっているものがある。 

それは、真実が見えない、聞こえてこないもどかしさである。
そして、『これが正しいのだろう』ということは多くの者が漠然と感じている。
それなのにその正しい行為が行われないのはなぜなんだろう!という重い重い疑問である。

その例はいくつもいくつもある。
あの、3月11日の大地震大津波悲劇。そしてそれに続く福島第一原発事故。
日本中が悲しみにくれたはずである。
…それなのに、日本は、あの東日本大震災の直後から、一番必要なことを国を上げて
やっただろうか?
まず政治。あの非常時に、菅総理が注水を停めたの(事実でないと判明)東電で
どなり散らしたの、そんなことばかりをマスコミも野党もしつこく追及。
でも、本当に必要だったのは、民主党も自民党も共産党も社民党もその他の政党も
政党など関係ない、政治家が総動員で、知恵を集め力を合わせて、被災地の救護活動と
原発周辺の人々の避難にあたるということだったのではなかったろうか?
それなのに、実際は、今書いたごとく、対応に右往左往する政府の足を引っ張るバッシングと、
政府、マスコミ、学者を含め官民上げて『ただちに健康被害はない』の安全キャンペーンに
異常なほどの力を入れてきただけである。

民主党がいったい被災地の人々に、どんな有効な対策をしたのか?
自民党は、菅政権の対応を笑いものにし、高みの見物で批判する以外の一体何をしていただろうか!
実際、与野党問わず、政治家の誰が一体現地に身を投じて、現場の声を素早く救い上げ
それを政治に即時反映させて即動くという仕組みを作ることに奔走してくれただろう?

瓦礫拡散の問題にしたってそうである。
大金を広告会社につぎ込んでの瓦礫拡散一大キャンペーン。
放射能汚染されているかもしれない瓦礫を全国に拡散させて、薄く広くこの国を
汚染させて、しかもそこで儲けるのは、大手ゼネコンや瓦礫受け入れ自治体の産廃業者など。
本来ならば、被災地自体の業者に出来るだけ仕事を供託し、地元にお金を落とすということが
大事なのではなかろうか。

もう、書きあげればきりがないほど、この1年9カ月、政治に絶望し、
公正な報道を行わないジャーナリズムに憤り、
デモをしても、署名集めをしても国民の声が政府に届いて行かないもどかしさに
どれほど歯噛みしてきたことだろう…!

とりわけ、不思議でならないのが、いつのまにか政治の争点が原発から逸れて行き、
消費税増税、TPP、金融緩和策などの経済の話や、憲法改正論や国防軍などの
軍事問題に関心が集まるようになってしまったことである。
そしてそれが公平な報道されるのならばいいのだが、
マスコミの論調がどうも、明らかに偏っていて、国民の関心をそちらの方へ
もって行こう持っていこうとするような感じがすることである。
さらに不思議なのは、世論調査、とやら言うもののはじき出してくる数字が、
どうやら、自衛軍とか核武装とか徴兵制などと言う政党を望む声が大きいと
いうような結果であることである。

本当に、本当に国民は、そんなことを望んでいるのか?
一体、真剣に国の未来を考えて、そんなアンケート結果を出したのか?

私が最ももどかしく思うのは、そうした国の危機とも言える状況に、
原発推進などを望まない、むやみにTPP参加など望まない、そして日本の若者を
アメリカと共に海外派兵させて戦争させる、などと言うことを拒否したい、そうした
人々の願いをがっしりと大きな手ですくい上げてくれる政党がこの国にないことであった。

この国に 原発を忌む人々の 政治の受け皿 無きを悲しむ


ああ!この歌を、何度私はこのブログにアップしてきたことだろう!


いや。ないというわけではないのである。
だがそれは、あまりにも勢力として小さく、しかも、それぞれが『党』の形にこだわって
四分五裂している。
原発問題一つをとったって、原発をやめたいと思う勢力が立ち向かわねばならない相手は
どれほど巨大なことか!
それらはまず、政治権力の座にあり、膨大な宣伝費用を有し、マスコミや学界というものまで
自分たちの内に取り込み、しかも、経済界の要というような地位まで有する
巨大な勢力である。
それに立ち向かうものが、それでなくとも小さな力を、さらに分裂させて戦って
勝ち目があるわけがない!
私のもどかしさはそこにあった。
『脱原発勢力の結集を』『リベラルの結集を』…どれほど情けないせつない想いで
これらの記事を書いてきたことだったろう!

…ところがここにきて急に、『未来』という党が出現した。
私は、11月23日の記事で、こんなことを書いた。

『あきらめない!という強い意志を持って、国民が投票に行くこと。
そして、国民の強い意志が動くとき、マスコミの誘導などは、わずか一週間しかなくても
覆せる!……それは私もありえると思っている。
民衆が何かを変えようと雪崩打って動く力は、民衆が思う以上に恐ろしく強いものだ。』


わずか一週間しかなくても情勢は変えられる…
嘉田さんが卒原発の党を立ち上げるといい出したのが、そのわずか3,4日後である。

ああ!嬉しい!…これで政治の受け皿が出来たかな!……そう思いつつ、
私には、その知らせを聞いてなお迷いがあった。
これで、これまで反原発・脱原発の運動を地道にやってきた社共の票が食われる!と
思ったからである…
私は、福島原発後の政界にあってただ一人、『脱原発』を早々と唱えた菅前総理を
ずっと応援していた。菅内閣の直後の対応のまずさを悲しみつつも、その一点で
彼を応援してきた…。
民主党の身内にあって、菅総理の引きずり降ろしを先頭に立ってやっていたのが小沢氏である…。

これで、菅前総理の脱原発へのロードマップ作り…これも焦点がぼけてきてしまう。
大江健三郎さんなどのグループは『脱原発基本法』制定を目指し、そこに
菅さんも顔出ししてはいる。
だが、大江さんらのグループは一体誰をどこを応援するのであろう…
まだ議員はいないが『緑の党』も出来た。
紛らわしいが『みどりの風』も脱原発である。
新党大地や新党日本も脱原発である…

だが、ああ!
なんとごちゃごちゃしていて、小さな勢力なのだろう!
民主党内には菅さん初めかなりの数の脱原発議員がいるはずだが、それらは党議党則を
撥ね返してまで、脱原発一本化に走る気持ちはないようだ…

これらがすべて、一つにまとまったなら、どれほど多くの国民が、喜んで
脱原発を堂々と声あわせて叫んで行くことが出来るだろう!

だが…これらが、まとまることはないようだった…。
私が黙り込んでいたのはそのせいである。
この国の重大な危機に際して、まだ、党がどうのこうの言っているのか!!!
なんという情けなさであろうか……
一つを応援すれば、他を捨てることになる…
他を応援すれば、また別の他を捨てることになる…
一つをそれでも選ばねばならない選挙民もまた、ある意味で雁字搦めになってしまっている…

私の複雑な想いがお分かりいただけようか!
腹立たしさと情けなさと…
もどかしさと焦燥と……

そこへ、山本太郎さんが一人立った。
彼は3.11後、ずうっと、どのグループの主催だから、などということを気にせず、
どの脱原発・反原発団体の主催のデモにも会合にも、また、抗議集会へも労をいとわず
参加していた。
党派にこだわらない、主宰グループの違いなど気にしない、というなら、
彼ほど脱原発へのその強い自由な姿勢を貫き通した運動家はいなかったのではあるまいか。
そうして、私を含め、今は党がどうのこうの言わないで、脱原発勢力が結集して!
と心に叫んでいた一般民衆ほど、そのことを願ったもの達はいなかったのではあるまいか…

…私が、山本太郎さんを選挙前の記事の最後に取り上げる思いはこれである。
彼の立候補の会見に溢れる心情を、ようくよく聞いてほしい。
そこに込められたもどかしさを。やむにやまれぬ想いを。



さて。
あと数十分で日付が変わる。
いよいよ衆院選のスタートである。
まとまらないながら、それでもそれぞれが出来ることをする…それしかないだろう。
一人一人が強い意志を持って行動することが、間接的ではあるけれど大きな力になる。
民衆の想いが集まれば、二週間足らずでも大きなことがきっとできる。

脱原発勢力よ。結集せよ。
リベラルよ。立ちあがれ。力を結集せよ。
この国のこころある多くの国民よ。立ち上がれ。
力合わせて日本を守ろう。
一票の重みを、国民の意志の力を、既得権益に群がる者たちに見せてやろう!

原発問題、改憲・領土問題、沖縄問題、TPP・消費税増税…
私はこれらは根っこのところで繋がっていると思っている。
その根っことは何か。
どの問題も、突き詰めて考えて行けば、

『国民の健康と命を守ろうと真剣に考えているかどうか』という一点に集約されてくるからである。



















『山本太郎氏立つ!』

日本の将来を左右するこの重大な衆院議員選挙。
それに直面しながら、ここ数日、私が黙り込んでいるのを不思議に
思われていらっしゃる方も多いだろう。
いろいろ複雑な思いが錯綜して、記事が先に進まないでいた。

だが、3.11直後から、芸能界という自分の生活基盤となる場を捨てても
脱原発運動に一途に取り組んできた山本太郎氏が、ここで立候補を表明。
彼の立候補表明会見の様子を紹介する。

ここには私が言いきれないでいることのすべてが詰まっているように思う!
後で記事は追加するが、とりあえず、この会見を皆さんにひとりでも多く
見て欲しいので、一足先にアップする。
慣れない政治家としての初の記者会見。
無論演説や討論に練達した政治家の弁舌と比べうべくもない。
しかしここには真実がある。
一人の日本人の、身を捨てた直言がある。

ぜひ、最後まで、真剣に聞いてほしい。







『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』の、やっちゃんさんに教えて戴いた画像だが、
画像の貼り付け方がわからない。同じものがYou Tubeでもアップされているので、
そちらをお借りする。
やっちゃんさんの怒りの記事も是非読んでください!


『この選挙は日本を暗黒の時代に導くのか』 ①

明日、4日は、いよいよ衆議院選の公示日である。
この選挙は、本当に、日本の将来を暗黒の将来にしてしまうのか、
それとも、新しい希望の日本に生まれ代わりを遂げるのか、その分岐点となる
大事な大事な選挙になると思う。

一つは、原発をどうするか、という問題である。
一つは、この国を、徴兵制などのある軍事国家にしてしまっていいのか、という問題である。

こんな大きな争点を抱える選挙なのに、マスコミが取り上げるのは
消費増税など経済の問題ばかり。
そして、安倍自民党の成立、石原・橋下維新の成立で、マスコミはこれまた
この両方を追いかけるばかり。
なにか原発の問題を選挙の争点から外そうとする力でも意図的にどこかから
働いているのかと疑いたくなるほど、9月からのここ3か月の間に
日本の空気はがらりと変わってしまった。        
右翼的な力が一挙にこの国を動かし始めたという感じである。

こんな、こんなことがあっていいものだろうか!!!

思い返してみよう。
1年9か月前のあの日を。
あの、大津波の映像を見つめながら、日本中が大きな衝撃を受けた日のことを。
そしてそれに続いて福島第一原発の各号機の冷却装置が働かなくなり、
また日本中が、放射能という見えない雲のようなものの影に怯えた日のことを。

福島第一の1~4号機は、まだその無残な姿をさらしたまま、人間は中に入って
その状態を確かめることすらできない。4号機は、臨時的に補強された鉄骨とコンクリートで
かろうじて燃料プールを支えているけれど、もし、また地震及び何らかの原因で
その燃料プールが倒壊したら、東京を含む東日本は人の住めないところに
なってしまう程の大事態になってしまう、そんな危険性を抱えたままである。
日本の半分が駄目になってしまうかもしれないようなものが、まだ、あそこにあるんですよ!
東日本の人間が、一斉に避難しなければならなくなるような事態が起きたら、
西日本だって安泰でいられるはずはない。日本に阿鼻叫喚の地獄が出現するかもしれない。

それなのに、もう福島はすんでしまったことのように、再稼働や、原発新設にさえ
言及する政治家が、この国で政権をとろうとしている…

東日本大震災の被災地の人々の暮らしはほとんど改善されていない。
家族を失い、生きる場を失い職を失い、明日という日の見えぬ暮らしをしている人々を
そのままに、明日の日本の経済を語る鈍感な政治家たち…

そして、これだけでも信じられないほどの悲しみを日本人は負ってしまったのに、
そこへ持ってきて、さらに、この国の根幹をなす憲法をいじって、日本を
軍事大国の道へ導こうとする政治家が跋扈しはじめた…!
自衛隊を国軍にし、日本に徴兵制を敷こうなどという人が、この国の次期総理に
なるかもしれないのですよ!!!

こんなことが!こんなことがあっていいものだろうか?!!!
この動きは、なんとしても阻止しなければ!!!

マスコミはなぜかあからさまに、こういう一派を持ちあげ賛美しているように見える。
選挙の焦点を、安倍氏、石原氏、橋下氏に合わせるその露骨さ!
安倍自民党、橋下・石原維新、野田民主党…
これらが組んだ日本の政治の怖さを実感できますか?
私は考えただけで身ぶるいしてきそうである。

脱原発などは無論、夢の夢。もんじゅなどの研究は再開、次々に原発は再稼動、
建設中のものも含め、下手をすると新設だって認めれらかねない!

数で圧倒的優位を占めた彼らは、憲法に手をつけるだろう!
日本はあの悲惨な戦争の記憶からようやく逃れて、平和な国を作ろうとしてきたのでは
なかったのか?
息子や夫や恋人が戦地に駆り出されていく…頭上から焼夷弾が降り注ぐ…
そんな戦争の日々にまた戻りたいのか?
そのような志向を持った政治家にこの国を任せたいのか!?

おかしい!
絶対に今のこの日本の動きはおかしい!
自民党が駄目だったから、民主党を勝たせた…
でも、その民主党が駄目だったからと言って、また自民党に戻るのか?
しかも、今の自民党はかつての自民党とは違う…
ただ目新しいから、元気そうだから、というそれだけの理由で、偏執狂的に
軍国化に思想傾斜している政治家に、この国を託すのか?

どう考えたっておかしい!




今度の選挙は、国民の自由と尊厳をかけた戦いである。
国民の質が本当に問われる選挙である。
日本人の、日本という国の存在そのものの本質を問う選挙だ。


公示まであと1日しかないけれど、考えることを次に述べて行きたい…





『TPP反対も選挙の争点に』 ③


TPPは、軽々に決めて欲しくない問題である。
この記事は昨年11月に書いたものだが、またTPP問題が情けないことに浮上してきたので、
もう一度載せておきたい。従って、文中の日付は2011年のものである。


『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』のやっちゃんさんが、
『272みんな急いで勉強しよう! 暗黒条約TPPその真実の姿』というタイトルで
熱い告発の記事を書いていらっしゃる。非常にわかりやすく書かれているので
TPPのこと、確認しておきたい、という方は是非どうぞ。


TPPでもっとも私が、日本の根幹を崩してしまいかねない、と心配しているのが、
日本の医療保険制度の崩壊である。
また、日本がTPPに参加したら、後のちにとんでもない後悔を生んでしまいそうな
条項が織り込まれることになるだろうと言われている。
その最たるものが
ISD条項と、Non-Violation Complaint(非違反申立)ラチェット条項、である。
これらの名を覚えておいてほしい。
こんなものを受け入れたら、日本はアメリカに乗っ取られてしまいかねない。
アメリカの容赦ない経済のルールが、日本で適用されて、それに対し、日本は異議の申し立てさえ
出来ないというような、恐ろしい項目である。
米韓FTAの例で説明してみる。

               3.TPPと混合診療    
                            2011年11月8日記事 再掲

TPPに反対している者…私を含めてであるが、その反対理由の一つに、
『アメリカは混合診療の全面解禁を要求してくる。混合診療が認められれば、
自由診療が増え、健康保険による診療が縮小していって、高度で高額な先進治療を
受けられる者と、貧しいために、縮小した健康保険診療しか受けられない者と、
貧富の差によって、診療の格差が生まれてきてしまう。
そして、いつかは、日本が世界に誇るべき、国民皆保険制度が崩壊してしまう!』
…ということへの畏れがある。

TPP推進論の最先鋒である前原氏などは、アメリカが要求してくるかどうかさえ
わからないものを反対する人々はむやみに恐れている。
ありもしないものを恐れるというのは、TPPを、いもしないお化けのように
ただ恐れているだけだ。そう言って揶揄した。

ところが昨日、政府は、保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」の全面解禁が
TPPで取り上げられる可能性を初めて認めた。

それでは『混合診療の全面解禁』がなぜ日本にとって将来禍根を残すことに
なりかねないと私が反対するのか。

ご存じだと思うが、日本では、国民健康保険や会社などの保険で診療を
受けることと、保険診療では認められていない、たとえば最先端の高度医療や
治験中で認可がまだされていない薬を治療に使ってみることの出来る自由診療、
すなわち保険外診療を併用することが、原則認められていない。
もし、癌などで基本的治療は保険を利用して受け、最先端の高度の医療は
保険外で、と望んでも、保険外診療を併用することを患者が選択したら、
医療費は、保険が本来適用される部分まで、自由診療の料金が適用され、
患者は高い医療費を請求されることになる。

…随分理不尽なシステムではないか!
混合診療を推進したい人々はここを問題と考える。混合診療を全面解禁すれば、
基礎的なものは保険で、高度なものはまあ、自由診療で、と選べて、患者の
医療費負担は随分軽減されて、どれほど助かるかしれない、と。

私も、そうだなあ、と思う。
それではなぜ、混合診療の全面解禁に反対するのか…。

例えば、歯科の例をとるとわかりやすいかもしれない。
軽い虫歯で歯医者さんに行く。それなら保険で大抵はやってもらうだろうから、
私たちの負担は2割か3割で済む。ところが入れ歯をしたいと考える。
保険で入れ歯を、と頼む。ところが医者は、インプラントなど、今は
優れた入れ歯の方法がありますよ、と紹介するだろう。
インプラントは目立たないし、歯茎に埋め込むわけだから、丈夫で簡単に
抜けてしまったりしない。
患者は迷う。なんとなく、医者は、健康保険で入れ歯を作ると言うと、
なんだ、貧乏人か!と思って、手抜きの治療しかしないんじゃないかなあ。
それだったら、老後の生活費に取っておくつもりの退職金の一部をつかって、
保険がきかなくて高額にはなるけど、インプラントの方にしてもらうか…!
…そう考える。

このようなことが、他の病気の治療でも起こってくるかもしれないのである。

別にいいじゃないか。医者だって、保険のきく治療だからって、そう手抜きの
治療はすまい。
日本人はそう考える。ところが、ところが、である。
TPPに加入し、おそらく力関係から言って、アメリカのルールが強引に採択され、
アメリカの保険会社が日本の市場にどんどん参入し、また外資系の病院が
つくられ増えて行き、製薬会社もどんどん参入してきたらどうなるだろう。
日本の、昔から何となくある『医は仁術』などという医への信頼はいつか根こそぎ
覆されてしまうかもしれない。
アメリカの保険会社や大病院、企業というものは、国民の利便などということより、
無駄を徹底して省いて利潤を追求していくのが大事というやり方である。
保険に入っているのに、これは保険の適用外だと病院への支払いを拒否されるかもしれない。
あなたが腎臓移植を受けたり心臓手術を受けたら、元気になって職場復帰しようとしても、
保険料の高額化をなるべく抑えたい会社は、再就職を拒否するかもしれない。
大病院の経営者は、徹底して無駄を省くことを医師に要求してくる。そしてお金のかかる
高額医療を患者に勧めるようプレッシャーをかけるであろう。
人員削減を徹底的に図るせいで、医師や看護師の負担が増大し、医療過誤も
増えるかもしれない。

もし、日本政府がこうしたアメリカの保険会社、病院、製薬会社などの
横暴に気づき、それを制限しようとしたとする。
するとそれらの会社は、日本政府を国際機関に訴えることが出来るのである。
そのような条項がTPPには入ってくると見られている。
前の記事で書いたが、アメリカと韓国のFTAにすでに、その恐ろしい例を見ることが出来る。

それに関連した条項をもう一度ここにコピーしよう。

(5)ISD:Investor-State Dispute Settlement。
韓国に投資した企業が、韓国の政策によって損害を被った場合、世界銀行
傘下の国際投資紛争仲裁センターに提訴できる。韓国で裁判は行わない。
韓国にだけ適用。

(6)Non-Violation Complaint:
米国企業が期待した利益を得られなかった場合、韓国がFTAに違反していな
くても、米国政府が米国企業の代わりに、国際機関に対して韓国を提訴で
きる。例えば米の民間医療保険会社が「韓国の公共制度である国民医療保険
のせいで営業がうまくいかない」として、米国政府に対し韓国を提訴するよ
う求める可能性がある。
下線文韓米FTAに反対する人たちはこれが乱用されるので
はないかと恐れている。


世界銀行傘下の国際投資紛争仲裁センターという、第三者機関に訴えるなら
公正な判断をしてくれるのでは、と思うだろうが、ところがどっこい!
この組織は、『投資』の利便を図るための国際組織であって、韓国民の
医療への願いなど、また、韓国政府がこれまで折角努力して作りあげてきた
国民医療保険の歴史など知ったことではない。
韓国は、そのアメリカの民間医療保険会社に大きな迷惑をかけたとして、
敗訴し、そこの会社に膨大な額の賠償金を支払うことを要求されるのである…。

一般庶民のセーフティネットである、国民医療保険はこうしてぐずぐずになって行く…
では、そんな条項は、そこだけ辞めればいいじゃないか、と思うかもしれないが、
それが出来ない仕組みになっている。

(2)Ratchet条項:
   一度規制を緩和するとどんなことがあっても元に戻せない、狂牛病が発生
   しても牛肉の輸入を中断できない。
 

韓国の識者が、日本はTPP加入を急ぐな。韓国のこれからを見て学べ、
と、深い憂慮をこめて忠告する所以はそういうところにある。


ありもしないTPPお化けをやみくもに恐れているというのではなく、
日本でも現実にそういう恐ろしいお化けが上陸してくるかもしれないということである。

アメリカの息のかかったそうしたものを選ばなければいいではないか。
ということも言えそうだが、
(5)のISD条項というのはそんな国民の選択とは無関係に、
日本政府や県や市町村、また企業をアメリカの企業が訴えてき、多額の賠償金を
むしり取られるかもしれないもの。あるいは国民健康保険のようなセーフティネットそのもの、
日本が世界に誇れる国民皆保険制度が脅かされる、ということになりかねないものである。

また、私たち自身が、お金さえ余裕があれば、よりよい医療行為を受けたいと
願う。それは当然である。また、医者の側も、点数の決まった保険治療よりも、
自由に診療報酬の決められる保険外診療を勧めたくもなるであろう。
…こうして、徐々に徐々に、保険外診療のシェアが伸びていくと、
保険診療は効率的でなくなり、加入者は減ってやがて経営的に苦しくなっていくであろう。
国や地方公共団体、企業にとって健康保険制度が重荷になってくる…
今でさえ、それらの団体にとっては、保険料の支払いが負担なのである。
TPP推進派の本当の狙いは、保険制度を壊してしまって、楽になりたいからだ、という
極端な論まであるくらいだ。 

国民皆保険制度は、アメリカ資本の参入とアメリカルールの押しつけ。
また日本国民自身が、自由診療を望むことなどによって、徐々に
こうやって先細りになり、やがて崩壊してしまうかもしれない!
…それを、TPPに反対する者は、憂慮しているのである……。

まさか、極端な!と思うかもしれないが、日本は今はまだ、自分を中流階級だと
思っているひとが多いであろう。お金を出してより高度な医療を受けられる人も
多いだろう。
しかし、中流であること、などは、脆いものである。
かつて私などがその豊かさに憧れた、アメリカの中流階級の暮らし、……
それが、新自由主義経済によって、一挙に下層の暮らしに転落する例が多くなっている。
その彼らを民間の高額の医療保険金の支払いが苦しめる…支払いが滞れば、
一挙に無保険という最悪の状態に転落である。

『自由』という言葉は、極めて聞こえがいい。
『グローバル』という言葉も、とてもすてきそうだ。

しかし、新自由主義でものが多国間で交流して人も流れる…貨幣も回る…
一見よさそうだが、それが、冷酷な企業の論理、大国の国益、しかも大金持ちにとっての
国益で、ぐいぐいと進められていくとき、弱者はますます搾取されるという構造は、
何もTPPを待たずとも、これまでのアメリカのやり口を見れば、容易に想像できるのである。

次の記事で、アメリカの医療制度について語り、極端に『医』の世界で
自由化が進むとどういう国になるのか、といったことを書いてみたい。

それを教えてくれたのは、この本である。


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堤未果さん。『ルポ 貧困大国アメリカ』
この本は2008年度日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。
私は、この本を、2年前読んで大変にショックを受けた。
そのころ私は、原発のことを一所懸命調べていた。
そして、医療制度の崩壊ということも、原発事故ということも、
根っこは同じだ、と痛感した。
堤未果さん。お顔を拝見するととても若いかたである。しかし、すごい取材力!
世の中にはこんな人もいるのだなあ、と2年前はただ感心していたのだが、
ごく最近、彼女がフリージャーナリスト、故ばばこういちさんのお嬢さんだと知った。
驚いた。なるほどなあ、と思った。

ちなみに、診療に関してだが、私自身の理想を言えば、
保険診療で、先進医療を享受することが出来る…、その幅がもっともっと
広がって行けばいいなあと考えている。
まあでも、それもまた、国や地方自治体、企業の保険制度自体が
負担オーバーになってしまうだろうし。
バランスが難しいところである…。





プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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国境なき医師団
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