『ひな祭り ’17』

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みなさん。こんにちは。
あのね。あずさね。おきたの。
だけど、ママさんはひどいおかぜで、おねつで、こえも出ないの。




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みんなでおかし食べて、たのしくあそんでいてね、って。



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あらあら。
みんな。ごめんね。
好きに遊んで好きに食べて、お白酒もあるからそれも飲んで、楽しくしていてね、って
言っておいたのに、やっぱりみんな。どうしていいかわからなくて、整列しちゃってます。><

わかったわ。旧暦のお雛祭りの日にあらためて、お祝いやりなおしましょう。
その時までみんな、自由におしゃべりなどしていらっしゃいね。




は~い。は~い。は~いは~い。。は~い。は~い。は~い。は~い。は~い。




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『ほととぎす』


5月28日深夜。いや、もう29日だ…

今年もまた、ホトトギスの初音を聴く…

深夜1時過ぎ。まだ起きて明かりを灯した私の部屋の上空を、ホトトギスが
啼いて過ぎていくのである。
その声といったら!……

毎年毎年、このホトトギスの訪れる日を楽しみにしているのだけれど、
今年は、いつも大体このあたりに来る、という時期が来てもなかなか来ない…
耳ざとい娘に訊ねてみたけれど、『いや、そう言えば、今年はまだ聴いてないね』とのこと。
『もういなくなってしまったのかな…』と悲しんでいたところだった。
ホトトギスはウグイスなどに托卵する。
ウグイスがいなくなれば、ホトトギスもいなくなるということなのだ。
人間が、とめどない開発で鳥や獣の住む場や食べ物を奪って、ウグイスやホトトギスの
住む場は随分少なくなっていっているだろう…ましてや市街地においては。
いつ、来なくなるかと、毎年毎年案じつつ、その声の聴ける日を待っている…

今年もそれが聴けたのである。
…なんというのかなあ。この幸せ感は……。
ただ幸せというのではない。毎年同じことを書くけれど、これしか私には言いようがないので…
生けるものの『魂極まる(たまきわまる)』声を聞いた、とでもいうような、共感の心に
胸が打ち震えるのである…

昨年もホトトギスのこと記事にしたけれど、その時、ある方に、崇徳上皇の歌を
教えていただいた。

ほととぎす夜半に鳴くこそあはれなれ闇に惑うはなれ一人かは



ああ…いいなあ……

『なれ一人かは』の『かは』は反語的表現の助詞である。
闇に惑うのはお前一人なのか、いやそうではない、(私もまた…)
と、自分の想い自分の孤独を重ねているのである…

崇徳院。保元の乱で讃岐の地に流され、二度と都に戻ることは無かった…
恨みを抱いて死んで、『怨霊』として描かれることもあるけれど、私には
この地上に、かつて在った、孤独なひとりのひと、でしかない…

配流の地で、深夜、一人聴くホトトギスの声。
その声は、そのさびしい胸の内にひときわしみじみと響いたことだろう…

文学というものの素晴らしいところは、時空を超えて、一飛びに、見知らぬひとの魂と
結びあうことができることである…
ここにもひとりの『孤独な魂』が……、という、
しみじみとしたひとりのひとへの共感と、人の世のはかなさへの同調の想いを抱く…

また、言葉の通じぬ一羽の鳥、姿さえ見ることのできぬ一羽の鳥と、
生きとし生きるものとしてのなんともいえぬ淡い魂の交感をすることでもある…

それは、とてもとても寂しいのだけれど、なんとも言えない幸せな感覚でもある。













『流星群の夜 2015』

深夜零時 。
パソコンに向かってブログのコメントを書いていると、自室から出てきた夫が、
『あれ?こんばんは流星見に行かないの?』と、笑いながら訊ねる。
オリオン座流星群。
もちろん行きます。これから身支度して出るところです。^^

いつもはタイトスカートの生足だけど、温かい素材のジーンズを履いて、
上は、はや取り出しておいたダウンパーカーを羽織って、毛糸の帽子をかぶって、
熱いお茶を詰めた小さな魔法瓶持って、『A川くん』と名付けた折り畳み式の
ディレクターズ・チェアを小脇に抱えて、さあ、出かけます…

深夜零時の川べりでは、まだ、秋の虫の生き残りが、りーりーり…と、
近くの木立で心細げに鳴いている…
空には上弦の月。
さすがにこの時間では、犬を散歩させる人影もなく、夜の川べりはさみしい。
だが、上の土手の道には街灯が規則的に立って、まるで芝居の画き割のように
道を照らしていて、夜の川原といえども辺りはうっすら明るいのである。
だがまあ、仕方がない。月の光や街頭の灯りが目に入らぬよう、
犬が寝る前に、自分の寝床の上でぐるぐるまわりをして寝位置を決めるように、
チェアの置き場をいろいろ角度試して、最終的にここと決める。

…ああ……
夜と言えど、いろんな音が聞こえてくるものだな…
か細い虫の音。
下を流れる浅い川の水の、小さな滝つぼに落ちる音…
そして、幹線道路じゃ、今、道路のバリアフリー夜間工事の、アスファルト打ちの
転圧機の音が、ダダダダと、高台にある団地群の壁にこだまして返ってくる…。

ああ…見えないな。
小さな短いかけらさえ見えない…
でも、いいんだ。こうして夜外に出て、空を見上げるのは久しぶりだ。
今年も昨年も、一昨年も、…8月のペルセウス座流星群は雨や曇りで見られなかったから。
オリオン座や獅子座の流星群の日は、どうしていたんだっけ…
しょぼんとして、空を見上げる元気もなかったな。
あんなにいつも空を見上げる人間だったのにな。

あたしは、年々、老眼…じゃなくて、近眼の度が進んでいるようで、眼鏡をかけて
いても、あまり遠くが見えない。オリオン座はどこ?
そのうち、オリオン座までが見えなくなるのだろうか…眼鏡買い換えなくっちゃな。

ブログを始めた頃…あたしはもっと情感が艶やかだった…
それを変えてしまったのは、3.11だ。
自然の力のものすごさと、人間の愚かさに絶望してしまったんだ…
あの、次々飲みこま・・・・家々… 次々に崩壊していく原発建屋……
あの悲劇を経験して、それでなお、この社会と人間の性根が少しもよくならないって
一体、どゆこと?!

でも、楽しいことだってあった。
直近は、9月の旅だ。私はそこで、一人の老婦人…おばあさんと知り合いになった。
彼女は、山あいの部落に一人暮らし?
今夜の夕食は、彼女が送ってくれたじゃがいもを、彼女の教えてくれた料理法で
揚げ煮にした。甘い地味噌と少々の醤油を香り付けにからめて味付けする素朴な料理。
同じく送ってくれたモロッコインゲンを、やわらかく茹でて、アンチョビと炒め合わせた。
主菜は、さんまの塩焼き。カボスと大根おろし添え。
美味しかったなあ…料理の腕がいいんじゃない、おばあさんの作って送ってくれた
野菜と、そのこころが美味しかったんだ!
なんで、たった一回きりしかあったことないのに、こんなに懐かしい人なんだろう…

ああ…空は深いなあ……
晴れた夜空は、なんて優しいのだろう…
このままここで眠っちゃったら、気持ちいいだろな。
…寒くはない…。

ピ!ピ!と、二回、電子音が、少し離れたいずれかの家からしてきた…
携帯?と思ったけれど、そうか、あれはお風呂のお湯の温度を上げるか下げるか
した音だな、多分。
一家の主人が仕事から帰ってきていまお風呂に入ろうとしているのかな。
それとも主婦がしまい湯をしているか…
『しまい湯』などという言葉もそのうち死語になるのだろう…

上の道路を、空のタクシーが、ゆっくり通り過ぎていった…
私が、夜の川原にいるのに驚いて、ゆっくり確かめて、通り過ぎたのだろう…

そっか。かれこれ一時間…そろそろ引き上げる潮時かな。
夫が心配するだろう…



…結局、この夜は、眠れぬまま。
4時にもう一度完全装備して、再び川原に出た…
そして、一つだけ。いつもの、はっとするほどくっきりしたものではない、細い流星だったが、
北の明け方を待つ空から、南の方角へ消えていく流れ星を見た…




  

『こんなところへ行ってきた』




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こんなところへ行っていました。





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Lake Nozori。




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青いよう~~~~~!

この日は上空は雲ひとつない快晴。
でも、その青空に負けないくらい青い、まさに天空の湖なのだった。
湖面あたりの標高、およそ1500メートル。
実は、これ。ダム湖なのである。
それも、かの東電の。

でも、そんなの、この美しさの前で関係ない…


ここには、空の青を映し、水の青を映す、青いニジマスが棲んでいるの。 




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クマ笹の覆う斜面。
季節が違えば、高山植物にも会えるはず。
今回あたしが見たのは、ハクサンフウロとマツムシソウ…。
こういう植物層の景色が好きだなあ…あたしは山の娘だから…。


浅間山や、晴れた日には遠くに富士山も小さく見えるはず。
この日は上空は文句なしに晴れていたけれど、富士山の上あたりは雲で
見えなかった。
写真の左手に付近の山々が一望できる。












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見晴らし台の木のベンチの上に寝転がる。

こんなに青い空だよ。






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寝転がったまま、腕を頭の上に伸ばして撮った写真だから、天地が逆。

ああ…もう…なんにもいらないや…。






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山の上はすっかり秋色だ。



ずうっと厚い木のベンチに寝転がって、青い湖と青い空とを見ていたかったけれど、




帰らなくっちゃね…







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ここは、帰りに通った温泉郷。

いつか、この宿に泊まりたいな。

この宿のことは、こちらで。

https://retrip.jp/articles/1669/





本当は、旅の目的は別にあったのだけれど、
それはいつかまた、別な折に…




『クリスマス・イブに』

クリスマス。
クリスチャンではないのだから、と思えども、クリスマスが近づくとやはり毎年、
子供の頃のそわそわした気持を思い出してしまう。
貧しかったので、ツリーもケーキもプレゼントも…なんの祝いもなかったのだけれど、
街に流れるジングル・ベルの曲や、店先を飾るツリーのイルミネーション…
そんなものを見たり聞いたりするだけで、なんだか心が浮き立ったものだ。
あれはどういう心理だったのだろうなあ…
いつか、自分にも、そうしたお祝いができるかな…と思う、そういう憧れ自体が幸せだったのかなあ。

世界に目をやれば、子供の不幸がどんなに…どんなに多いことだろう…
明日の希望がない、希望という言葉さえ知らない…そんな子供たちが…。
明日があるかどうか、というぎりぎりのところで生きている子供たちさえいるのだ。

この世界の不公平を想う時…ふつふつと胸に怒りは滾る。

昨年は、クリスマスの記事さえ書かなかった。
でも、今年は、敢えてささやかに飾りつけをしてみようか。
…出来ることからもう一度やり直してみよう…
そんな小さな決意をこめて。



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たぶん電燈の笠であるらしい、金色の麻の葉模様のガラスの球体。
そこに、娘が子供の頃からずっと使ってきたクリスマスの電飾コードを入れてみた。
思えば、このコードとも長い付き合いだなあ…。
麻の葉状にカットされたガラスに赤青黄緑の小さなライトが乱反射して、思いがけぬ美しさだ……

 








『忘れ得ぬ面影 その二』

                        *

昨日、深夜、ホトトギスの初音を聴く。

ああ!……今年も無事に来てくれた!
鳥の命がどれほどあるものか知らないけれど、同じ単体でなくとも少なくとも命の引き継ぎは
成り立っているようなのがなんともしんみりと嬉しい。
ちょうどここまで書いた深夜0時35分。今しも、我が家の上空をホトトギスが叫びながら渡って行っている…!

おうおう!…また戻ってきた!
自分が主人公であることがわかってでもいるかのように、また啼いて通り過ぎていく……。

                         *


シンクロニシティ、というか、偶然のお導きというか、世の中には面白くも何やら
不思議な気のするような出会いというようなことがあるものである。
今年私は、ホトトギスの初音を聴いて、いつも思い浮かべる『夏は来ぬ』、の歌ではなく、
ホトトギスがやはり出てくるある古い歌をしきりに心の中で歌っていた。
昭和22年に中学校の教科書に載っていたと云うから、この私でさえ、学校で習った歌ではない。
だがなぜか聴き覚えている歌だ。

『ほととぎす』という歌である。
作曲ライトン。作詞は、近藤朔風。
だがこの歌は『暗路(やみじ)』というタイトルも、また『秋夜懐友』というタイトルも持っている。
『秋夜懐友』の方は犬童信蔵作詞で、大正3年に発表された唱歌のひとつだったという。
実はこの歌は、もともとは、原曲は、イギリス人のライトン(W. T. Wrighton,1816-1880)作曲、
カーペンター(S. E. Carpenter)作詞の恋の歌。
亡くなった恋人の姿が、その明るい笑顔が、どこにいても、忘れられないと歌う歌。
1857年頃の作と伝えられているという。
わが国では近藤朔風(1880-1915)作詞の「暗路(やみじ)または、ホトトギス」が1909年(明治42年)に『女声唱歌』に、
犬童球渓(1879-1943)の「秋夜懐友(しゅうやかいゆう)」が1914年(大正3年)に『尋常小学唱歌(6)』に載り、
私が生まれた1947年(昭和22年)には上記のように中学2年の教科書に載っていたという。

不思議な偶然で面白いなと思ったのは、この歌を鮫島有美子が歌っているらしいのだが、
その歌詞の2番は、なんと私が勝手にリンクさせていただいている『志村建世のブログ』の志村建世さんが
お書きになられているのだというのだ。志村さんは野ばら社元編集長。
いつもただ読ませていただいているばかりで、お声をおかけすることもできないでいるが、
一度だけ、火野葦平『麦と兵隊』『土と兵隊』の記事にコメントを入れさせていただいたことがある。
志村さんのことは、南亭雑記のNANTEIさんに教えていただいたのではなかったろうか。

実は志村さんのことは、NANTEIさんのルートからと別に、私はあるブログから辿りついてもいた。
それは私が小学校5年生の時、地方のNHK放送局の児童合唱団のオーディションを
受けた時のことを記事にした時のことである。その時私は、自由曲として『母の歌』というのを歌った。
記事にするに際し、あれは誰の作詞で誰の作曲だったろう…と調べていて、このブログに辿りついたのである…

『エムズの片割れ』

その記事によれば、私が探していたその歌は、野上弥生子作詞・下総皖一作曲の文部省唱歌で
あったらしい。
そしてエムズの片割れさんご自身もこの歌の出所をさがしていらして、そこで、志村建世さんのこの記事に
辿りついたのだという。
http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=692146

今回、『ほととぎす』の歌を探していて、私はタイトルが果たして『ほととぎす』そのままかどうか
わからなかったので、『小暗き夜半を 一人ゆけば』という記憶の中の出だしの所の歌詞で
検索にかけたのである。
そうしたら、再び、『エムズの片割れ』さんに辿りついてしまったのである…!
それがこの記事。
実は上の方に書いた情報は、こちらからも一部拝借したもの。

http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-6157.html

鮫島有美子歌う志村さんの歌詞の『ほととぎす』は、ここで聴ける。
それを載せさせていただこうかと思ったのだが、歌唱に一部聴き取れないところがある…
そしてMP3とやらのコピーが出来るのかどうかがわからない…

肝心の歌であるが、古い人間である私は、この古い音源でこの歌をご紹介しようか。
最後に、ホトトギスの悲痛としか言い表しようのない『いのちの声』も入っている。
そして後半部の二重唱になる部分の編曲が素晴らしい。




曲の紹介に『秋夜懐友』とサブタイトルが入っているが、これは厳密に言えば間違いではなかろうか。
『秋夜懐友』は、上に引用したように犬童球渓の作詞で、まったく違う歌詞である。
でも、とてもいい映像で、嬉しい。

「ほととぎす」
  作詞:近藤朔風  作曲:ライトン

小暗き夜半(よわ)を ひとり行けば
雲よりしばし 月はもれて
ひと声いずこ 啼くほととぎす
見かえるひまに すがた消えぬ
夢かとばかり なおも行けば
またも行く手に 闇はおりぬ


この歌詞!胸がきゅうっと締めつけられるようだ。
何に? この孤独に、だ。
小暗き夜半をひとりゆく…それはそのままの叙景とも、また人の心の情景、心のありようとも言えるであろう。
その孤独な心で聴くホトトギスの声……
ホトトギスは枝に止まって啼く印象は私にはない。いつも暗い夜の空をいずこよりか来て
『魂極まる(たまきわまる)』とでも言えばぴったりするようないのちの声で痛切に啼きながら
いずこへか飛び去っていく…

そしてまた、胸が締め付けられるのはこの歌のメロディの『転調の美しさ』に、だ。
『転調の美』というものを、私たちは忘れていはしまいか。世の中が何やら平板になっていはしまいか。
と言って、ころころ変われ、ということでは決してないよ。
ここでこう変わるか!と舌を巻くほどの見事な転調、だよ。
いわば、『いのちの声』『生きることの美』とでも言えるほどの、『いのちをかけた転調』だよ。



                      *

実はこの歌。原曲の歌詞はこの近藤朔風の歌詞と違い、忘れようとして忘れ得ぬ人への思慕の歌だ。
志村さんの2番の歌詞は、その恋の歌の歌詞に忠実であるとお見受けする。

興味のある方のために、S. E. Carpenterのもとの英語歌詞も載せておこう。

”Her Bright Smile Haunts me Still”

'Tis years since last we met,
And we may not meet again,
I have struggled to forget,
But the struggle was in vain;
For her voice lives on the breeze,
And her spirit comes at will;
In the mid-night on the seas,
Her bright smile haunts me still.

At the first sweet dawn of light,
When I gaze upon the deep;
Her form still greets my sight,
While the stars their vigils keep;
When I close mine aching eyes,
Sweet dreams my senses fill;
And from sleep when I arise,
Her bright smile haunts me still.

I have sailed ‘neath alien skies,
I have trod the desert path;
I have seen the storm arise
Like a giant in his wrath:
Every danger I have known,
That a reckless life can fill;
Yet her presence is not flown,
Her bright smile haunts me still.
Every danger I have known,
That a reckless life can fill;
Yet her presence is not flown,
Her bright smile haunts me still.



英詩の脚韻の美しさ。

この歌詞で英語のお勉強、というサイトも見つけたので、載せておこう。
そこには英訳も載っている。この歌の情報は、こちらからも一部拝借した。
http://eigouta.com/2007/10/her_bright_smile_haunts_me_sti.php

ああ、この原曲もなんという歌詞…!

ひとはこのように恋することもあるものだ…
忘れようとしても忘れ得ぬ面影……
この英詩の主人公も、逃れられぬ孤独の内にある…

恋人は今は亡きひとか。生き別れか。
その美しき面影は、たとえ地の果てまで逃れようと、いかにしても去ってはくれぬのである。
この原詩に、『ほととぎす』の歌詞をあてはめた明治ひとの心。
…ああ、なんとしっとりと湿りけがあるのだろう!……

私はこころがカラカラだ。

でも、楠の小さな枝の放つ香気を嗅ぎ、
ホトトギスの『魂極まる(たまきわまる)いのちの声』を深夜ひとりで聴きながら、ほととぎすの歌について書く…
もう、恋は、私には、はるか遠くに去ってしまった感情だけれど、忘れようとして忘れ得ぬ面影…そんなものが、
自分にもかつてあったような、そんな錯覚に浸ってみる…
そんなことをしていると、自分本来の感情の湿り気を、うるおいを取り戻すことが出来る気がしてくる。

                          *


最後に。
こんなのも見つけたので、ご紹介。
1919年。エドワード・ジョンソンというテノールが歌った原曲。
エドワード・ジョンソン(1878~1959)はカナダ出身のテノール。1949年から1950年にかけての
シーズンを最後に引退して後、メトロポリタン歌劇場のプリモ・テノーレから総支配人へと転じたひと。
この歌唱もなんだか泣けてくる。

http://youtu.be/jWV5w5v47MY


         *

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『忘れ得ぬ面影 その一』

「楠の木の花はいい香りらしいよ」

娘からそんなことを聞いたのは、もう2年も前のことだ。
「ふうん」と返事をして、興味は魅かれたけれど、なんとなくそのまま季節は二回も過ぎてしまった。

楠といえば、私の生まれ故郷の九州にはたくさん生えていたはずだ。
九州や、四国など日本の南の方の地域には照葉樹が多く生育しているからだ。
しかし、高校までその地にいたにもかかわらず、樹木にあまり関心がなかった私は、
楠の花の匂いは無論、樹自体、どんな木だっけと思ってもピンとこないのである。
ただ漠然としたイメージはある。
木全体の姿は丸っこい。そして常緑樹であるのでその樹下は小暗い、というその程度のイメージだ。

楠(クスノキ)。クスノキ科ニッケイ属の常緑高木。
各部全体から樟脳の香りがする。樟脳とはすなわちクスノキの枝葉を蒸留して得られる
無色透明の固体のことで、防虫剤や医薬品等に使用される。
カンフル注射のカンフルはこの樟脳を指しており、“camphora”という種名にもなっている。(Wikipediaより)

照葉樹林の種類
高木:カシ・シイ・タブ・クスなど
亜高木:ヤブツバキ・モッコク・ヤマモモ・ユズリハなど
低木:サカキ・サザンカ・ヤブニッケイなど

私が今住む関東の林には、ケヤキやクヌギなどの落葉広葉樹や、杉、ヒノキなどの
人為的に植えられた針葉樹が多く、楠の木を探そうしても、さて、どこを探せばいいのやら。
そんなこともあって、『いい香りの花』と聞いて心動かされはしたものの、積極的に探しもしないで
2年は過ぎたのである。

ところがつい先日のことだ。
娘が上野公園の杜を通っていて、甚だいい香りのする樹を見つけ、その地味な花の写真を
ネット上にアップして、『この花、なんの木の花?』と訊ねたところ、すぐさま知りあいの女の子から
『楠の花です』という返事が返ってきたのだという。
娘から私のところに『楠の木探しに散歩に行こう』と電話があったのは、次の日曜日のことだった。
さあ、花の姿がわかった、樹木の全体的な姿の特徴もわかった、花の香りもわかった!ということで。^^

我が家の周辺には大きな公園もあり、小さなお社やちょっとした雑木林もある。
歩いていれば一本くらいは見つかるだろうと思って、午後中娘と歩きまわったのだが、
それらしい姿の木も、また上野の杜で濃厚に漂ってくるという花の香りらしきものもしてこない。
その日はついに巡り会えなかった……。

それから2日後。私はいつもの川べりの道を歩いていて、ふと向こう岸の高校の
グランドの塀際に生えている樹木群の中に、もしかしたらあれは楠ではないか、という木を見たのである。
娘から聞かされていた丸っこい全体の姿。そして今花が咲いているゆえに、葉の色調が明るい木。
わざわざ道を引き返して橋を渡り、向こう岸のその高校まで行ってみた。
……あったあった!
楠だ!
木は塀際に生えているが、塀の向こうだし、高い梢に花は認められてもそこまで手も鼻も届かない。
上野と違ってここらでは花はまだ蕾に近いようで、あたりには花の香りもしない…
折角見つけたのになあ……

ふと足元を見ると、前夜から朝にかけて吹いた激しい雨風に、楠の葉や小枝が数本
ちぎれて落ちていた!
小躍りしながら、その小さな枝を拾って持ち帰ったことは言うまでもない!
それがこのこ。


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お雛祭りに、ちいさな蝋燭人形のあずさを登場させる時、ひなあられを背中に載せて出てくる
ガラスのエッグスタンドのこっこちゃん、そのこっこちゃんに水を汲んで挿してみた。

楠が照葉樹であるというわけが、このつやつやした美しい葉っぱでわかります。


葉っぱを一枚ちぎって匂いをかぐと、なるほど樟脳はここから!と納得するような強烈な
青い新鮮な香りがする…でも私は、この葉っぱの青臭い臭いも嫌いではない。


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さて。問題の花の方は。
蕾の直径は何と1ミリくらいしかなく、開いた花でも2,3ミリしかない。
しかもこの時開いていた花は、2つだけだった…
それでも。
それでも、ああ!なんという香りだろう!
私がいつもパソコンをする部屋は4畳半なんだけれど、このたった2輪の2ミリほどしかない花が
部屋をその香りで満たすほど、強い芳香を放つのだ!
その香りは……そうだな。今ちょうど咲いているテイカカズラなどの香りに似ていなくもない。
要するに、5月というこの青葉の季節の、白い花の新鮮な香りだ。青い香りだ。
でも、離れて嗅ぐと、ふと懐かしい昔の白粉のような香りにもなる。

ろくでもない政治に、怒って悲しんでかさかさになったこころ。
そのかさかさの心に、この楠の木のちっぽけな小枝の香りが、どれほど慰めを与えてくれて
いることだろうか!

いまも、このこは私のそばで香っている……。

「植物は、なんと『じょうとう』なのだろう!」……
そう思うことが時々ある。
じょうとう。上等。

それに比べてこの人の世は…その先は言うまい。



                        *

『忘れ得ぬ面影 その一』とタイトルはなっているが、
一にはひとが出てこないじゃないか、と思われるかも知れない。
でもいいのだ。植物との出会いだって小さな生きものとの出会いだって、忘れ得ぬ出会いと
いうものはありうる。
それは何も同時代のひとやものとの出会いであることに限る必要はなく、過去に生きた人々や
その作品などとの出会いが、生涯忘れ得ぬ宝物になることだってあるのだ。
そういった意味で、『忘れ得ぬ面影 その一』『その二』は、本当は続けて読んで欲しい
一つながりの記事である……。

『忘れ得ぬ面影 その二』 次の記事に続く。











『お雛まつり』

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今日はお雛祭り。
もう娘は大きくなったので、お雛様たちもなかなか出して飾ってあげる気になりません。
それでも、桃の花など一応飾りましょうか。
今晩はまた、ちらしずしでもするかなあ。

おや。大きなガラスの瓶の下にいるこのこはだれ。


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起きたばかりでまだぼ~っとしています……



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おや。少し目が醒めてきたようで、お花のあいだにはいっちゃた。
これこれ。まず皆さんにご挨拶なさい。



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は~い。

みなさん、こんにちわ。
あずさでしゅ。




年に一度だけ、和紙の箱のベッドから出てくる、この小さなろうそく人形のあずさのことは、
こちらをご覧くださいね。


http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-92.html


あずさはまだしばらく、ここで遊んで行きます。
明日ね。あたらしいおともだちが来るから、そしたらみんなでおごちそう食べましょうね。

は~~~~~い。











『地に実るもの』 

空を自由にゆくものもあれば、この大地にしっかり根をおろして、そこで生き、
毎年の実りをもたらすものもある。

友よりの嬉しい贈り物。

枝からもいで来たばかりの林檎たち。とラ・フランス。



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なんて綺麗なんだろう。

林檎は紅玉と千秋だ。
どちらも美しい名前をつけてもらったね。^^

紅玉はなんと、樹齢80年の老木がもたらしてくれたもの。

一つ一つ丁寧にくるんであったのを、半分、箱から出して器に並べる。
綺麗だなあ…


ふふ。ラ・フランスちゃんには、まだ葉っぱがついている…


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この一番ちっちゃいこ。
あまりにも可愛らしくて、感情移入しちゃって、食べられそうにないわ。どうしよう!
名前つけたい… でもだめだめ。



天の恵みの陽光と雨、そして大地からの栄養と…それらをたっぷり受けて育った無農薬の果物たち。
そして、友のこころと…。


ああ…じいっと眺めているだけで、こころが滋養に満たされてくるようだ……




『空ゆくものたち ②』



ある方と、流れ星の話をしていて、もう10年以上も前、流星群を見ようと家のベランダで
寝転がっていたとき、流星のほかに、人工衛星がすうっと通って行くのを見て感動した、ということを
お話しした。それ以来、人口衛星を見たことはない、と…。
また、1977年に打ち上げられ、木星や土星などの数々の鮮明な写真を私達に送ってくれ、
この夏、太陽圏外に出て、はるかな星間空間の航行に入って行ったあの、ボイジャー1号。
あの無生物である宇宙探査機になぜか人間は、自らの心を仮託してしまうものだ、などという
話もした……。

そうしたらその方が、あるサイトを教えて下さったのだ。
国際宇宙ステーションISS、ハッブル宇宙望遠鏡、中国の宇宙モジュール天宮などが
航行しているのが、いつどのあたりでどの角度で見えるか、刻々と教えてくれるというサイト。

皆さん、流星ではなく、人工衛星が地球を回って飛んでいるのを、夜ご覧になられたこと
ありますか? 私は、その十数年前の一回っきりありませんでした。
でも、その方によると、毎日毎晩沢山見えるのだという。私が知らなかっただけ。^^

しかも、この教えてもらったサイト。自分の居住地域の空のどこから人工衛星がどういうふうに
見え始めて消えていくか、のシミュレーションまでして見せてくれる。
実は、11日になるまで、折角そのサイト教えていただいていたのに、そのシミュレーションの機能に
気付かなかった。気付いてびっくり。なんて便利なものなんだ!!?

その方に記事にすることをおことわりしたうえで、まずはそのサイトをご紹介させていただこう。
TriSat 国際宇宙ステーションを見よう

このサイトを訪れると、左側に地図が出てくる。
あら? これ、まず、Google EarthまたはGoogleマップをダウンロードしておかないとだめなのかな。
私はダウンロード済みなのでこうやってすぐ見られるけれども。
Google Earthって、みなさん、ご存じでいらっしゃいますか。
これをダウンロード(無料)しておくと、例えば、ストリートビューなどという機能では、
自分の住んでいる地域はもちろん、世界中の主要都市の街角を自分で歩いているか車に乗って
移動しているような楽しみ方をすることが出来るの。
『Google Earth ダウンロード 無料』で検索すると、出てきますから、興味のある方は
やって見てくださいね。ご自分の住んでいられるところが、ある程度の都市の、道路の整備
されたところなら、自分の家の住所を入力したり、あるいは、国名からパソコン画面の地図を
スクロールして移動したり拡大したりすることで、自分の家の周囲の風景が、車窓から見るように見えて来る。
例えば、どこかにいきたい…パリにはいけないけれどパリの街並みを散歩したい、と思ったら、
パリの街の隅々を本当に今、散歩しているように実写風景で360度のパノラマ写真で
移動しながら見ていくことが出来る。
このように世界の街並みを散歩したいと思ったら、自分の部屋に居ながらにして出来るし、
日本国内でも、かつて住んでいた町の懐かしいアパートのあたりにもう一度行きたいと思えば、
住所か、その場所の地図上の位置さえわかればパソコンの中で帰って行くこともできる。
これは、Googleが、世界中に撮影班の車を走らせて、ありとあらゆる町の道路を映像に収める。
それを私達が見ることが出来るのである。
例えば私の家は、公道に面していないので、私の家の玄関までは写らないけれど、
私の家のすぐ近くの道は通り、我が家の屋根はちゃんと写っている。
撮影日にそこに停まっていた車や、干してあった洗濯ものなどまでが、その日のまま
いつでも世界中の人から見られることになる。

とってもおもしろくて興味尽きない半面、これは、例えば、ストーカ-が悪用することだって
考えられるし、自分の家など写されたくないのに、写ってしまっているというプライバシー問題も
起きている。このGoogle Earth ,Googleマップは、人工衛星から撮影された
地表の画像、建造物のCG、地図データ、ストリートビュー(人手による市街撮影画)などを
組み合わせることで、地球全体の俯瞰やビルの形状確認、地上から見た街並みの閲覧を可能にしたもの。

そもそも人工衛星というもの自体が、軍事利用と言うことと切っても切り離せないものなので、
Google マップなどを必要から使っている時も、私などはいつも、多少の罪悪感を感じつつ
見てしまうのだが。

さて。このTriSatというサイトで、地図をスクロール、拡大して、自分の家の近くまで
行ってみよう。下の方に、例えば国際宇宙ステーションの、見たい日付の見える時刻、
方角、仰角などが出ているので、この表だけでも、自分の立つ位置からの空の方角が
わかる人ならば、およそどこら辺を人工衛星が通過するかは、大体わかる。
だが、この表で日付をクリックして指定した後、Google地図に戻って再生ボタンを押すと!
…なんとまあ、私なら、私がいつも流星群を見上げるために寝転がる川原のサイクリングロードからの
そのままの眺めに重なって、人工衛星の飛ぶ軌道がくっきりとシミュレートされて見ることが
出来るのである!
これならば、空を方角もわからずに漠然と見上げている必要はない!

まあ、なんと便利なんだろう!と感嘆すると同時に、人間の知ろうとする意志の
底知れぬ深さと欲望に、何やらそらおそろしさを感じてしまうのも正直な気持ち。

今月11日の夕暮れ。その日はキャンドルナイトの日でもあった。
シミュレーション画像のおかげで、山の端のどこから国際宇宙ステーションが現れて、
どの角度でどこのあたりへ消えて行くかは、もうしっかりわかっている。
その日は夕方になって風が出てきて、半袖では少し寒いくらいだった。
佇んでいる私の傍を、川原を夕暮れ散歩やジョギングする人が時折通り過ぎて行く。
時間より早めに行ったのでちょっと手持無沙汰…

…そうやってもう暮れなずんだ空を見上げていると、実に、実に多くの飛行機が日本の上空を
飛んでいるのだなということがわかる…。
こんなに自分の家の上空を多くの飛行機が短時間の間にも行きかっているとは思わなかった。
おそらく羽田から関西方面に行くものとか…私にはわからないけれど、軍用機もあるのだろうなあ…
最初は音はしない…ぼおっとあちこちの方角に眼をやっていると、夜空を行く機影が
視角に入ってくる。
飛行機と人工衛星はどこが違うのか、どう違って見えるのかって…?
飛行機は、夜間飛行の際には、主翼の左右の端に赤と緑のランプを点灯させて飛ぶ。
左舷に赤ランプ、右舷に緑ランプを点灯する。これらのランプをナビゲーションライトなどという。
これら赤緑の明かりが、もし左が緑、右に赤が見えるなら、それはこちらに向かって飛んでいることが
一瞬にしてわかり、衝突事故を避けることが出来るようになっているのである。
これは世界共通の約束事。無論飛行機は、そんな目視によるだけでなく高度な機器によって
安全に操縦されているわけですが。

ところが、流星は無論のこと、人工衛星は、こんな赤緑のランプはつけていない。太陽光を
反射して光っているだけなので、いわば白色一色。爆音も後から聞こえてこない。
だから飛行機とはっきり区別がつく。

この日も、まあ、実に多くの飛行機があちらからもこちらからも来る…
『夜間飛行』という言葉に、私達はなぜそこはかとない浪漫を感じてしまうのだろう…。
『星の王子さま』のサン・テクジュペリは、『夜間飛行』も書いていたな。
実際、暗い夜空を、赤と緑の光を左右の主翼に点灯し、そして白色灯を点滅させながら飛んでいる
飛行機の姿には、なんともいえない哀愁や旅情のようなものをかき立てられる。
飛行機の明かりが遠く去ってしまいかけてから、ようやくかすかな轟音が地上に聞こえてくるのもいい……。

腕時計を見ると、時間だ!
西の方の空をじっと見ていると、星がそれに見えたり、また飛行機が着たり、結構気が散る(笑)…
暗いところに立つ私の姿を認めて、スピードを落としながら横を通り過ぎて行く車もあるし…。

ああ…来た!きっとあれがそうだ!
白一色。飛行機よりもゆっくりめにこちらにどんどん近付いてくる…
国際宇宙ステーション(International Space Station、略称:ISS)は、アメリカ合衆国、
ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関(ESA)が協力して建設を進めている宇宙ステーション。
地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用したさまざまな研究や実験を行うための巨大な有人施設である。
地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行し、
地球を約90分で1周、1日で約16周する。

なんだか感動……
あそこに、6名の宇宙飛行士たちが今もいて、作業などしているのだろうか……
NASAやロシア、欧州の宇宙飛行士たちである…

宇宙開発は、ほぼイコール軍事戦略の一環として語られることも多い。
科学というものは、いったいどこまで進んで行き、人間はいったいどこまでやれば気がすむのであろうか…。
原発から出る、まだ処分場の見つからない放射性廃棄物をロケットで宇宙に打ち上げれば、
などと言いだす者もいる。
早い話が、私達が今、便利に使っているこのネットというものも、私達はそこから
色々な情報を便利に拾っているつもりでいるが、私達のその行為は裏返せば、私達が
利用しているGoogleやfacebookなどから、いつでも、それらを必要とする組織に
筒抜けに動きを把握されてしまいかねないものなのだ、ということを覚悟しておく必要がある。
つい最近も、私達が何気なく、『いいね!』と言ったことも、企業によって無断で宣伝に
実名で引用されかねない、とか何とかいう話をちらっと目にしたばかりだ。
私の書く記事なども、既に、どこに、とは知らないから言えないけれども、さる機関には、
キーワード検索などで、情報の一環として取り込まれているのだろうなあ、と覚悟している。
12月の衆院選の時、NHKで自民党の選挙戦略を密着取材していたものをやっていたが、
そこでは、一流広告会社の一流分析員なども加わって、ネット上のあらゆる発言から
キーワード検索。国民が今何に一番関心を持ち、またして欲しがっているかを調べ上げ、
それを地方での遊説の際の、演説の中味に即盛り込む、というのを見た。
街角の監視カメラも携帯も、これからさらに進んで行くであろう便利な情報機器も、裏返せば、私達は
これからあらゆる自分たちの行為を即時、細かく監視されている世界にもう突入してしまっていると
いうことなのである。

ああ…そんなことを複雑に頭の中に思いめぐらしながら、宇宙ステーションを複雑な想いで
見上げていて、楽しいか?

ええ。…楽しいのである。

なぜ楽しいのだろう…
なぜ私は、この、軍事的な意味でも科学の進歩の粋とも智の集積とも言える人工衛星達を
見て、拒否反応を起こさないのだろう…
巨大核施設を見ればすぐに鳥肌立てるではないか!

…きっとそれは、『空』というものを介在させているからではないかな、とふと思ってみる…
大きな空。広い空。どこまでも果てしなく広がる宇宙……
この世にへばりついて生きていかざるを得ない私達人間…
広い空と海とは、常に憧れの対象であった…

人間というものは、複雑な言語を身につけると並行して、途方もなく複雑で高度な頭脳の働きと、
複雑な感情というものも獲得してしまった。
その一方で人間の感情は、本当に微妙である。理性で憎みつつ情で愛する、ということをしてみたり、
またその逆をいってみたり。

今私は、巨大核施設を憎むと言ったが、これだって、人間が古来から空にあこがれて来たのと同じように、
永遠の炎、永遠のエネルギーを求める人間の素朴な感情から出たものだ、と言われれば、
『原子の火』を手に入れた時の科学者たちの、その興奮する気持ちもわからなくはないのだ。
同様に、広い空に人間が憧れるように、新天地を中国大陸に求めて続々と渡っていった、私達の
一、二代前のご先祖様たち…その興奮と熱気がわからないわけでもないのだ。

しかし…。
その情と、あのような苛酷な事故を起こす原発というもの、それから、国家をあげて他人の土地へ
侵略していくことを認めることは、まったく別のものである。

はあぁ……理屈っぽくなってしまったな。

夜空をすうっと、流れ星よりはるかにゆっくりと、飛行機のように轟音をたてることもなく
私の上空を通りすぎて行った、あの光。
あの光に、なぜかせつない胸の内を仮託したくなるこの私の心の動きは、いったい何なのだろうなあ…

そういえば。ISSが来るのを待っている間に、そう…西から東の方向に向かって、
大きな流れ星がひとつ、つ~~~~っ!と流れて消えるのも、その日、見た……。^^

それから数日後には、月がだいぶ明るくなってきていたので、最大仰角のあたりでは見えなかったけれど、
西の山の上あたりから、こちらに向かって近づいてくるハッブル宇宙望遠鏡の白い光も
数秒間は見えたのでした…。


空のショーに案内してくださった方に感謝また感謝。





『空ゆくものたち ①』

以前は、昼も夜も、随分空をよく見上げていたものだけれど、
3.11後…、とりわけ、日本が今の政党を選んでからは、なんだか絶望してしまって
買い物に外に出るにしても、下ばかりうつ向いて歩いているような気がする。

以前はこのブログ、随分空の記事が多かったのだ。
ところが今年になってから、今調べてみたら、空について触れているのは、わずかに2回しかない。
9月にお散歩の記事で一枚だけ空を写した写真が出ているのと、あとは2月に冬の虹を
見た時の記事だ。その虹も、実はそのとき私はうつ向いて歩いていて、
仲の悪そうな老夫婦のご主人が、いかにも意地悪そうな口調で奥さんに、「だ~から!
出てんじゃん!」と言い棄てた。それを聞いて、何が出てんだろう、とふと空を見上げて
虹が出てるのに漸く気がついた、というありさま。
いかに、ここのところ、私がうつむいてばかりで歩いていたか、外にもあまり出なくなっていたかを
示すものが、私のこのブログの空の記事の少なさにもはっきり出ている。

毎年載せて来たペルセウス座流星群の記事も、今年は天気が悪くてみられなかったし。

さて。それでは、少し記事にするのが遅くなってしまったけれど、久しぶりに
空の記事を書きましょうかねぃ…

まずは10月初めに撮っていた青空の写真から…



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嵐の去った翌日だ。


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ああ……!気持ちがいいなあ…!


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なんて青いんだろう…!


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あの空の青さに溶けて行ってしまいたくなるよ……
  
空ゆく雲たちは楽しそうだな…


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ここはいつも、私がなぜか立ち止まるところ。
小さな藪が川沿いの道にあり、春にはその藪の中で鶯が啼き、初冬の夕暮れには
雀たちがねぐらにする…。



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可愛らしい愛を確かめあっている君たちも、空をゆくものたちだね。^^
白い彼氏の方はとても彼女に夢中で、わずかに黄色みを帯びたお嬢さんの方は、とても
つつましやかでおしとやかなのだった…♪ ^^


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君もこれから、愛の巣を作るところなのね♪



ああ…やっぱり空はいいなあ……

うつむいてばかりいないで、空を見上げて生きていかなくちゃなあ……

背中の曲がったお婆さんに早くなっちゃうよ。
空は飛べなくても、背筋を伸ばして、前を向いて、
自転車引いていこう……








『夏の思い出』

ああ……
2013年の夏も過ぎて行きます。

この夏は、私には珍しくひとりの旅もして…
でもその後は、暑さのせいもあって少し停滞気味の夏。
旅の記録もまだ書けていません…

それでも。
いく夏を惜しんで、この夏の思い出の一部、少しアップしておきましょうか。

       

                    



             



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これ。なんでしょ。


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実は、暑中見舞いの絵ハガキ。
この夏、ク―ママさんにいただいた包みにそっと添えられてありました。
透けない紙を2枚合わせにして、その間に透明なプラスチックをはさみ、
丸くくりぬいてあります。
ほんとの風鈴みたい。^^
誰が作るのか、よく考えるもんだなと思います。
涼しげでしょう?



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いただいたものは、これ。
匂い袋です。
ラベンダーの花をドライフラワーにしたものが、中袋に入っています。
夏着物の絽の端布を丁寧に縫い合わせて作った表袋。絽の透けた布から、ラベンダーの
とってもいい香りがほのかに香ります。



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反対の側はこんな感じ。
ク―ママさんとお仲間の皆さんは、東日本大震災の被災地の、仮設住宅に住むお年寄りの
方々に、こうした手仕事のキットを送る活動をしてらっしゃる。
出来あがったものをお送りするのもいいけれど、外に出ず仮設住宅に閉じ籠りがちな
方々に、手を動かしてものを作る楽しみを取り戻していただきたいと、
活動の一つとして、こうしたキットも送っているのです。
私も、家にある絽や紗の端布を少しばかり送らせていただきました。
そしたら、こんないい香りのすてきな匂い袋が戻ってきました~!
ラベンダーって、こんない香りがするんですねえ。
夏の疲れた心や神経をほんとに癒してくれる香りです。



             

                          





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旅の思い出に買って来た品々の一部もお見せしようかナ。
これ。Kの街のおみやげ物屋さんで買って来た、ガラスの金魚。
この夏ずっと、パソコンをする私の横にいてくれました。



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これは、今月のキャンドルナイトでもご紹介した、旅先の海辺で拾った貝たちです。
プラスチックのケースに入れて大事にしまってあります。
水槽みたい。
ちょっと狭いかな。


              


この時の記事にも書いてありますが、震災後2年以上過ぎた今でも
埼玉県加須市の廃校になった高校の体育館で避難所暮らしをしていらっしゃる
福島県双葉町の方々105人がおいでです。

その方々は、お年を召して、夫婦二人だけあるいは一人暮らしで介護を必要とする人が多く、
仮設住宅などで孤立することを恐れて移住に踏み切れない…
この加須市の高校校舎での生活が、まだ人とのつながりや、役場からの福祉の手が
届きやすくて安心だからだというのです…

しほさんが教えて下さった、そうした方々の住宅確保のための支援の署名集め。
プリントアウトして郵送するという一手間が必要ですが、よろしければぜひ
署名にご協力ください。

原発事故による避難者の「住まい」に関する署名 | 震災支援ネットワーク埼玉
http://431279.com/news/shomei.html


国会向けと地方議会向けと2枚、必要です。

第一回の締め切りは、9月17日到着分まで





『雛まつり』

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「あずさ…起ちた!」



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「あら。あずちゃん、自分で起きられたの。偉いわね。
そうね、早く起きないと、お雛さま、過ぎちゃうわね」


ろうそく人形のあずさは、娘が小さかったとき、おひな祭りケーキについていたのです。
今からもう、30数年前になります。
あずさの生い立ちについては、こちら をお読みくださいね。
あずさは毎年一回、お雛祭りの時にだけ、小さな箱のおうちから出てきます。



「誰もいないの。まだ、ちてないの?」
「ううん。みんな、あずちゃんが起きてくるの待っててくれてるわよ」


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「あ。ピキちゃんとモリノさんだ。こんにちは」
「こんにちは、あずちゃん。待ってたんだよ」



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「花パクさんたちだ。こんにちは」
「あずちゃん、また会えたね」



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「はっ!この人たちだれ?」
「カ―ネーションさんとアオモジさんよ」
「はじめまちて。カーネーションさん…紅子さんじゃないの?」
「そう。紅子さんのお友達よ。紅子さんはね。紅子さんは眠っているのよ」
「ふうん…」


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「ことりさんたちは知っているわね。あ、エナガさんは初めてかな」
「エナガさん…はじめまちて」
「あずちゃん、はじめまして。エナガです」



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「はっ!…あなた、だれ?」
「ぷう~~~~~~っ!」
「このひと、怒ってるの?」
「ぷく~~~~~~っ!」
「あ。ひなちゃんははじめてだったわね。まだ小さいからお口がきけないのよ。
お腹もすいて、ちょっとご機嫌斜めなのかな」




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「さあ、みなさん。お待たせ。あずちゃんも起きて来たから、みんなで
ひなあられ、食べましょうね」
「わあい!いっぱいある~!」


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「いつものように、ちらしずしもあるのよ。
真鯛の湯引きと、しらすぼし、セリ、卵焼きが混ぜてあるのよ。
今年のは、特に美味しく出来たわ。セリが春の香りよ。
たくさん食べて、みんな、大きくなってね」
「はあい!」
「はあい!」


あずさはもうしばらくの間、ここで遊んで行きます…






『どくだみ荘日乗』

今、我が家は、裏に植えてある梔子の香が一日中しています。
私の大好きな香り。白い光沢のある花。

久しぶりに音楽でも。聴きながらお読みくださいね。
梔子の季節にはいつもこの曲お送りしている気がします。




ヴィム・ヴェンダースが監督した映画の中でイブライム・フェレールが歌っていた曲。
私の大好きな映画。記事はこちら。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』

Gardeniaは『梔子』のこと。


もう7月にいつのまにかなっていたんですねえ…。
私の生まれ月でもあります…。誕生日はまだ先ですが。

原発原発と言っているうちに、日々はジェットコースターのように過ぎていって
しまいます。
自分は何のために生きていってるんだろう、とふと考えることがある。
すると猛然と焦ります。

娘は私が去年以降最近あまり縫物をしなくなっているのを寂しがっています。
『ハハ』はどこか、何かが変わってしまった!、と悲しんでいるんじゃないでしょうか…

買い溜めた布はまだたくさんある。じゃんじゃかじゃんじゃか縫って、
私が死んだ後も彼女が着るものに困らないくらい、いろんなすてきな服を縫っておいて
やりたいなあ。少し地味目なのも作っておいて、彼女が40,50,60歳になっても
着られるように…

縁あって母子として出会って、私の持てるすべてを注ぎこんで育てて、
…それで、私は彼女を残してこの世を去らねばならない。
生きている間に、私に出来る限りのことはしておいてやりたいとこの頃思います。

そう思うのですが、なぜか一日はあっという間に過ぎていってしまいます。
集中力が明らかになくなって行っている…


娘たちが母の日父の日を兼ねてこんなものをくれました。

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なんでしょう?ロボット?
喫茶店に昔置いてあった、占い機みたい?

…これ、家庭用プラネタリウムです。
スイッチを入れると、天井や壁に星空が映し出されます。
私の大好きな流星も一個だけだけれど時々流れます。
15分ほどにタイマーをセットしておいて、電気を消し、スイッチを入れると、
部屋にいながら、星空の下で眠りに着くことが出来るんです!
いいでしょ~~~? ^^


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私の好きな黄色いちょうちょだ!!!

ん?でも、どこか変?




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実はこれ。太陽光電池で動く蝶々です。
太陽光に小さなパネルの部分をあてると発電して、黄色い蝶々がひらひらと
舞い始めます。ほんとの蝶の動きにとてもよく似ているんですよ。
室内や夜には普通の電池で動かすこともできますが、太陽光の下ででの方が
ほんとの蝶の動きにそっくり。
これも、娘がくれました…。

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彼女、さすがに私の喜ぶものを熟知しています。
母の日に何がいいだろうと、一所懸命考えてくれたであろう娘の心を考えると、
涙が出てきそうになります。



どくだみ荘の日常…。

…昼はこんなので遊んで、夜はこの頃は毎晩、レイ・ブラッドベリの作品集を
枕元に積み上げて片っぱしから読んでいっています。
レイ・ブラッドベリ。この6月5日。91歳でお亡くなりになりました…。
たくさんの素晴らしく美しい不思議な話を世界のひとにプレゼントして行ってくれた。
レイ・ブラッドベリの作品のことは、近いうちに書いてみたいと思っています。

…そうしてうっとり眠くなったら、プラネタリウムのタイマーをセットして、星空を見ながら
夢の世界に入って行くのが、この頃の私の日常です。

一見穏やかな日々…そう。暮らしそのものには何の不満もありません。
だが…だが、胸の底に溜まった、この冷たい水のような悲しみは何なのでしょう!

自分では分かっているけれど、ことばで人に伝えるのは難しい。
…まあ、敢えて語ろうとするのはやめておきます…。


植物たちは慰めです。
陽の射さない、狭い庭ではありますが、今年はいろいろ植えてみました。
百合、ジンジャー、朝顔、夜顔、おしろい花…ダリアも鉢に2本。
杜の舟さんに分けていただいた黒種草が、もうすぐ咲きます。
私がぼんやりして植えどきを失していたので、季節外れに生えて来た子たちは
ほんとにか細くて、私は毎日心配で見守っています。
夜顔は、おそらく8月の終わりごろから、夜に開く白い花です。
朝顔に似ているけれど、少し光沢を帯びた花は厚みがあって、芳香を
夏の夜の空気に漂わせます。
月下美人も今年は咲くので、夜顔と月下美人と、妖艶な白い夜の花の
競演が楽しみです。これにカラスウリのレースのような花がもしあったら、
三大夜行性美女が揃うのにな。

ジンジャーも百合も、梔子も香り高い花。
私は高貴な感じの香りを持つ白い花がとても好きです。

昼はウグイスが時々近辺を飛び回って啼いています。
深夜と明け方には、ホトトギスが上空を飛んで行きます。
プラネタリウムで眠りに入っても、途中で目が覚めて眠れなくなることもある。
そしたらまた、ブラッドベリを取り上げて読んでいます。
そうすると、明け方、ホトトギスが、啼いて行くのです。
ホトトギスは、よく行く大きなスーパーのはるか上空も飛んで過ぎる。
見上げて探しても小さな点にしか見えない。でもそのよく響く声を聞くと、胸がきゅんとします。
スーパーの中。小さな女の子が『ママ!』と呼ぶ声。
張りのある、澄んだ、幼い声です。幼女が『ママ!』と呼ぶ声は、ホトトギスと同じように、
そう、何か一種のこれも『魂の叫び声』だと私はいつも思う。
そんな声を聞いたときも、胸が瞬間、じ~んと熱くなります。

結局、何なんですかね…。
寂しいのだろうか。



さて。『どくだみ荘日乗』…。

ブログ訪問者が、おかげさまであと20人くらいで述べ2万人になります。
恒例の、彼岸花の若い頃の写真公開。


すみません。いつまでも曝しておくものでもないですから、日付けが変わったのと共に
ひっこめさせていただきました。また、25000人か3万人記念の時にお会いしましょう…^^



『虹』


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♪2012_0504_172652-CIMG7215 (2) 虹♪







大空に見事な孤ゑがく虹見つつ 贖罪とふ語ふとうかべ居ぬ











   

 


『紅子、さようなら』


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みなさん。去年のクリスマスの日に買って、
1月、2月と生き続けてきたカーネーション。
私は、愛情と、同じ生きものとしての尊敬を籠めて、
彼女に『紅子』という名前をつけました。

紅子は、私の横の、ベンチチェストの上にいて、
私がパソコンに向かうのをいつも見つめていました。
12月24日から、実に75日、小さな白と金色のカップの中で
生き続けました。
『花のかんばせ』という言葉がありますが、紅子、ほんとにずうっと、
その容色が衰えませんでした。
不思議な子でした。

でもさすがの紅子も、日一日と温かくなるにつれ、その容色に
疲れが見えてきました。

そろそろお別れの時が来たようです。
ううん。紅子はわたしの傍には居続けます。
紅子を捨てるなんて出来っこありません。わたしの傍でうとうと眠らせて
おこうと思います。

でも、みなさんとはぎりぎりこれでお別れ。
紅子がまだ綺麗なうちに、最後のお別れを言わせておこうと思います。



みなさん。ありがとう。
みなさん。さようなら。
いつかどこかの花屋さんで、わたしによく似た子を見かけたら、
『紅子や』って、呼びかけてみてくださいね。
「は~い!」ってお返事したら、それは紅子の生まれ変わりのこです。 




『雛祭り』

おんなのこのお節句。3月3日です。

雛祭り恒例の(私が勝手にそう決めているだけ)、あずさのお目覚め。
あずさというのは、小さな古い蝋燭人形です。身長5センチ。
娘が3歳くらいの時の、ひな祭りケーキの飾りものだった。
娘が捨てちゃダメ!と言って、今でも大事に取ってあるのです。
一年に一度、娘のところから連れてきて、箱の中から出してやります。

あずさについては、下の『続く』をご覧くださいね。




あずちゃん、あずちゃん!起きなさい。



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はあい。

2012_0303_085406-CIMG6646.jpg


もう春?
そうよ。もう一年経ったのよ。小箱のベッドから出て、お顔洗ってらっしゃい。

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はあい。

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はっ!このひとだれ?
あたし、紅子よ。どうぞよろしくね。
べにこさん……あたし、あずさ。どうぞよろちく。

2012_0303_090542-CIMG6654.jpg

はっ!これ何?
喉が渇いてお腹もすいたでしょ。開けてご覧なさい。
めちゃんが、あずさとママにって買ってくれたのよ。


2012_0303_090643-CIMG6655.jpg

ひなあられだ!わ~!おっき~い!
一人で食べちれるかな。



さあ、みんな揃ったわ。
まだまだたくさんあるから、みんなで食べましょうね。


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はっ!お茶、こぼしちった!
だいじょうぶよ。また淹れてあげるから。

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あずちゃん、ひなあられもっと持ってきてね。
はあい!

2012_0303_090341-CIMG6653.jpg




あずさは今年、遅く起こしちゃったので、お雛祭りが過ぎても
まだ少しここで遊んで行きます。




2年前の雛祭り
   ↓

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『桜落葉の丘』

昨日は、広い武蔵野の、丘陵地帯の一つを
歩いてきました。

暑くも寒くもなく、絶好の散歩日和。
わずかに金色味を帯びた秋の陽に崖のススキが輝き。
曲がりくねって上っていく道には、松やくぬぎ、桜の林。
高台の住宅街には、金木犀の香りが満ちていました。

カメラをもって行かなかったので、散歩の記録はないけれど、
今日のスヴ二ール代わりに拾った落ち葉。
そして帰りに駅ビルの輸入食品のお店で買った、シードル。



2011_1009_104043-CIMG5442.jpg



桜の落ち葉は、フランスの古い小説本の間に挟んでおきましょう。
間もなく乾ききって、本の間で朽ち、いつか再びこの本を開いたとき、
はらはらとこぼれ落ちるだろうけれど、それでもいい。
ここに眠らせておきましょう。


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『枯葉』と言えば、イヴ・モンタンやジュリエット・グレコでしょうが、
今日はこんな『枯葉』をおとどけしましょう。


http://youtu.be/fpuJo62_gLQ




……
ああ!やっぱり、『枯葉』はこれじゃないと、あたし、駄目…
プラシド・ドミンゴさん。ごめんなさいっ


http://youtu.be/kLlBOmDpn1s



『彼岸花』



2011_0930_165704-CIMG5367.jpg





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         薔薇 紅(くれない)
       我は緋なりと
       彼岸花







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       彼岸花のかたへに ひねもす座りて
        彼岸花の化身となりたし




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       西方浄土へ 続く道





『流星群の夜』 其の二

8月13日夜。
今宵もペルセウス座流星群を見ようとて、10時頃と12時過ぎの2回、
夜の川原に敷きものを広げ、寝転がって空を見ていた…。

しかし東京は薄い雲がやがてうろこ雲となって広がり、明日が満月の月が明るく
いつもの星たちさえ見えない。
都合2時間ほどいて、蚊に2箇所喰われたが、ついに流星は見ることが出来なかった。
月が「僕ではだめなの?」とでもいうように、そんな私をずうっと見ていた…。

昨日、あんなにはっきりと美しい流れ星を見たことで、この夏の流星との逢瀬は
よかった、ということにしよう……。



      
   待ちぬれど 恋しきひとは 来ぬとみて

     月と添い寝の 流星の夜



        [むなしく待ちし流星群の夜に]





   
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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