『心からの感謝』

皆さま。
大変な一年だった、2011年も、いよいよ暮れて行こうとしています。
大きな大きな悲しみの年だった…

こんな日本の姿を誰がいったい望んでいたでしょう!

怒りと悲しみに包まれていた一年でありました。
自分のために怒っているんじゃない。
これは本質的な怒りと悲しみであります。

欲と無知と無神経に満ちたものたちへの。
二度と還らぬ美しい大地への。

そんな中、ひとの心の温かさは変わることなく。
たくさんの応援をいただきました。
それに充分なこたえを返せたか。甚だ疑問です。

ありがとう、皆さま。
一年間の心からのお礼を改めて申し上げます。

どうか、来る年が、皆さまにとって、今年と違う、幸せな
いい年となりますように。

                        彼岸花












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『2011年 年末に詠む 』 短歌其の二

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倶楽部なんちゃって俳人 







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『クリスマスイヴに』

2011年のクリスマスイヴです。
クリスチャンでもなんでもないけれど、小さい頃から、少女雑誌などの
グラビアページに見る西洋のクリスマスの光景は憧れでした。
一面の純白の雪が大地を覆って、なだらかな凹凸をつくりだしている。
ところどころに、雪に半ば覆われたもみの木の木立が見える。
家々の窓から漏れる暖かい灯。
ガラス窓の雪の間から中を覗き込むと、暖炉に赤々と薪が燃え盛って
なんと暖かそうなことか!
大きな大きなもみの木には、緑や赤や金色や銀色のメッキボールが、暖炉や
蝋燭の火にキラキラ輝いて…!

クリスマスプレゼントそのものよりも、こうしたクリスマスの情景に
憧れたものです。赤や緑のメッキのボールが欲しかったなあ!

子供が生まれてからは、子供のためでも無論ありますが、
むしろ、自分が嬉々として、毎年クリスマスにはモミの木に飾り付けをしました。
子供が小さい時はほんもののもみの木で。大きくなってからは、
プラスチックの小さなもみの木に!(笑)
でも、今年はなんだか、飾り付けをする気になれず…。
オーナメントたちは押し入れで眠り続けています。来年まで。^^
毎年、鶏の丸焼き、必ず食べていたけれど、それも今年はなし。何となくです。

でも、街は例年よりこころなし、クリスマスの飾り付けが盛んなような…
ずうっと以前記事にしましたが、土日、昔なら接待ゴルフなどに嬉々として
出かけていたお父さんたちも、家で過ごす傾向が震災後、強くなっているという。
恋人未満だった人々が恋人同士になり、はっきりしない関係だった二人が
婚約や結婚に踏み切る……
人が、ひととのつながりを求めている…
震災のもたらした人の心の変化なのでしょう。
街のクリスマスの飾りつけが、せめても、と華やかなのは、そうした人々が
ささやかな暖かみやつながりを強めようと、プレゼントを買いに出たり、
家で食べるごちそうを買いだしに出たり、あるいは外でごちそう、と、
繰り出す気持ちを受けてのことなのかもしれません。

私も、やっぱり、言ってみよう…

メリー・クリスマス!!!

やっぱり寂しいからなあ。なにもなしだと。
そう思い、夕方、ごそごそ買い物に出て、赤い花一輪と赤い実など、
買って来てみました。小さな、クリスマス飾りをいつものサイドボードの上に。^^



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皆さまにも、Merry Christmas ♪ 

なにか歌の贈り物しましょうね。
明るいクリスマスソングを、とも思いましたが、あまりにも大きなもの、多くのものを
失ってしまった被災地の人々。今頃、どうしても癒されぬ悲しみを抱えて、
クリスマスの夜を過ごしていらっしゃる方もおいでだろうと思います。
今日はその心に寄り添ってみましょうか……

You Tube 画面をクリックすると、
下の方に、音量や時間をコントロールするバーが出てきます。
そこに小さな雪の結晶のマークがあります。それをぽちっとしていただくと、
画面に、雪が降り始めます。綺麗な雪の結晶がふわふわと次から次へ降りしきります。


こんなやさしい雪で、みなさんの心がふわりと柔らかく包まれますように……。















『林檎の悲しみ』

野田佳彦首相が12月16日、東京電力福島第一原子力発電所の事故収束の
工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)の終了を確認した。
記者会見で、「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される」と、
事故収束を宣言。

あきれてしまう。とんだ茶番劇である。今は溶け落ちてしまった核燃料がたまたまどこにあるか
わからないが、言わばおとなしくしていてくれているだけの、偶然の結果であろう。
『収束』という言葉は、プラントの状況を、核燃料の今の状態も厳密に把握し、
それが二度と放射性物質を出すことなどない状態にまで抑え込んだ、今後も
完全にコントロールしていける、と言えて初めて使える言葉であろう。
核燃料がどういう状態で、どこにあるかさえ分からない、しかも、『収束』というと、
放射性物質の外部への飛散が無くなりでもしたかのような印象を与えるいい方だが、
実際は、まだ毎時0.6億ベクレル出ているという。それは事故時の1300万分の1
に減少した、ということらしいのだが、なんですか、この数字は???
少なくなりました、と言いたいのかな。本来あってはならないものに筈なのに!
逆に言うと、事故時にいったいどれほど多くの放射性物質が出ていたことか!
その数値の大きさを想うと、慄然としてくる。
それをほとんど国民は知らされないまま、避難するためにわざわざ汚染度の高い地域へと
移動していたり、子供は外で遊んでいたり、主婦は少しでもミルクや食料を確保しておこうと
買い物に出ていたりしていたのである。

今回の『収束』宣言。これを意図的な大嘘と言わずして、なんと呼んだらいいだろう。
政府と東電は、収束の『イメージ作り』をしているだけである。
これまで、その手法で、原発行政は成功してきたのである。
『日本の原発は安全です』『チェルノブイリとは型が違うから、あのような事故は起きません』
『4重5重の安全策を講じてあるから安全でクリーンです』
…このような大嘘を平気でついてきて、さらにこのような過酷事故が起きてしまってなお、
拙速に、実態のない収束宣言をする。
国民のだれもが、実際は、燃料がどこにあるかもわからない、これは本当の収束なんかではない、
と知っている。世界も知っている。
それなのに、中身の全然ない収束宣言を今、世界に向けてする必要はいったいどこにある?
国際会議で、年内完了を首相が口約束してしまったからか?

そんな単純なことではない気がする。これは、政府と東電がさらにつこうとしている大嘘への
布石だと、私は思うのだ。その大嘘の目的とは、本当は人間が住んではいけない、
福島の汚染地域に、住民を戻すことである。そうして、損害の賠償額を少しでも少なくするための、
住民の命と健康無視の、福島切り捨ての非道政策の布石の一つであると。
もっと大きな大嘘は、国民全体に、福島第一原発事故の大きさを少しでも
小さく思わせること、そうして、来年、国の原子力推進をまた始めることにあるのではないか、
と私は危惧している。
またさらに、ヨルダン、韓国、ベトナム、ロシアの4国への原発輸出を
可能にする原子力協定が九日、参院本会議で民主、自民両党などの賛成多数で可決、承認
されている。相手国はいずれも承認を済ませており、協定は来年一月にも発効する。
こういうふうに、原発ビジネスが国内では行き詰ったものだから、海外に向けて
今度は売って行こうとする、そのために、福島の事故は収束しました。
日本の原発はもう安全なんだ、ということを嘘でもいいから、大きく内外に向けて
アピールする必要があったからだろう。

誰のための拙速な収束宣言か。東電のためか。本当に国民のためを思うなら、
福島の人々を想うなら、収束宣言などという『形式』を整えることよりも、
本当に、福島は人が住める場所なのか?ということを、真剣に議論し
時間の無駄をしないで、一刻も早く、子供たちをより安全な場所に避難させることが
今でもなお、第一にすべきことであろう。

…それがどうも、政府のやっていることは、福島県民の封じ込め、のようにしか
私には思えないのである。緊急時避難準備区域・計画的避難区域・警戒区域を
それぞれ出来るだけ早く縮小し、なにごともなかったかのように、住民をそこで
暮らさせたがっているような。事故の影響を少しでも過少に見せたがっているような。

ちょうど期を一にして気味が悪いのが、福島県に関する次の記事である。
12月2日付け毎日新聞によれば、

東日本大震災被災者向けの「民間賃貸住宅借り上げ制度」を利用して
多くの県民が他県に自主避難している福島県が、全国の都道府県に対し、
今月末で同制度の新規受け入れを打ち切るよう要請していることが分かった。
福島県災害対策本部によると、11月下旬に事務レベルで要請、
近く文書で正式に連絡する。年度替わりの来春に自主避難を検討している人や
支援者からは「門戸を閉ざすのか」と戸惑いの声が上がっている。


http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111202k0000e040173000c.html

年内に冷温停止達成を発表すると宣言していた野田首相の方針にまるで呼応するかのような、
福島県の動き。要するに、福島県から避難しようとする人々の行き先を
なくそうとするような、県からの住民流出を食い止めようとするような動きである。
受け入れ県がそういうのならまだ事情はわからないでもない。しかし、福島県が
そのような要請をするとは!

小さな子どもを抱えて、不安のうちに今日も1日を終えた家族がおそらくいるであろう。
皆が皆、原発事故から逃れて、他県などに避難出来るか、というとそうではない。
いつも私が苦々しく思うように、悲劇が起こると、社会的に弱い立場の人ほど
そのあおりを多く受けるものである。
子供を被曝から守るために家族が家も職も捨て全員で移住する、あるいは別れ住む、
または一時にでも避難する、ということには、大きな物質的精神的負担がかかり、
大きなエネルギーを必要とする。経済的裏付けがなければ、軽々には動けない。
経済的余裕とは、得てして、その家族の、社会的潜在力と同義語である。
私が言うこの場合の社会的潜在力とは、その家族が友人知人など、頼りに出来る
人的財産を多く持っているかどうか、ということである。
哀しいことに、生活の余裕のない家族ほど、こうした人的財産というようなもの、
頼りに出来る親類、友人、知人、また相談できる人や、避難方法をどうやって
情報として手に入れるか、といった力も一般的に弱いものなのではなかろうか。

そうした人々が、いざ、いよいよ子供を何処かに避難させなければ!、と考えたとき、
他都道府県の民間賃貸住宅が自治体によって借り上げされるシステムがあり、
そこへ無償で入居できるとなれば、大きな一つの安心があるであろう。
その支援を、福島県自身が断る、というのである。
記事によれば、理由はいろいろ言ってはいる。他の自治体から、いったいいつまで
面倒見なければならないのか、と尋ねられることが多くなった、とかなんとか。
しかし、私は、これは福島県が住民を流出させたくない、一種の封じ込めの
一つであると感じるのである。

確かに、福島を今後どうしていくのか、というのは大きな大きな難しい問題である。
除染は本当に効果があるのか?
ただ膨大なお金をつかうだけで、表面的に、除染作業を一応しました、という
言い訳に過ぎないようなものになるのではなかろうか。
それならば、いっそ、福島の人には過酷なことを言うようだが、かなりの範囲を
もう人の立ち入りの出来ない場所に指定しまい、その代わりの生活の補償を
別の地で手厚く行った方がいいのではないか。
それではどの範囲までそれを行って、いったいどの程度の充分な責任を
国や東電が負えるのか…
父祖伝来の故郷の地に、例え汚染されていても住み続けたいと思う住人の
感情はどうしてくれるのか…
どれ一つとっても、私などのような余所者で、当事者の苦しみを知らぬものが、
軽々に云々できるようなそんな簡単な問題ではないこともわかっている。
わかってはいるが、私も含め皆が、被災地の人々に気をつかって、なにか、
本当に言いたいことをぐっと胸に抑えて、我慢をしている今の状況。
その間に、ずうずうしくも、当の責任者である、政府や東電や、県が、
しらじらしくも、事故を出来る限り小さく小さく見せ、早く簡単に片付けたがっている
ような、そうして、そういうイメージ戦略だけは上手に手早くとり行って、
国民が、福島のことを忘れて行くのを息をひそめて待っているようなそんな態度を見せつけられると、
私はまた、猛然と腹が立ってくるのである。

一つ前の記事で、私は、流星群を見た深夜、林檎を齧る行為を下手な歌にした。
『穢れし林檎』という言葉をつかって。
この『穢れた』という言葉。本当は嫌な言葉である。
しかし、私は、敢えてこの言葉をつかってみた。
『穢れし林檎』と私が書いたのは、福島の林檎である。
義弟が毎年歳の暮れのこの頃になると送ってきてくれる林檎。
夏には見事な桃が送られてくる。
義弟とは言うけれど、歳は私より3つ上である。
今から40年以上も前、つれあいと私と、つれあいの弟である彼とは、ほぼ4年間
3人で暮らしていたことがある。3人とも学生であった。
皆、働きながら人より遅れて大学に入り、その頃は大学院生と大学生であった。
心根のやさしい義弟である。彼が怒ったのを私は見たことがない。
毎年、夏と暮れに彼から送られてくる大きな桃と林檎を、私はいそいそと
近所におすそ分けする。娘たちのところにも無論持って行く…
しかし、この夏とこの暮れ。
私はどこにも桃と林檎をおすそ分けしなかった。我が家だけで食べる。
箱には福島県知事佐藤雄平氏の名で、『この林檎は放射性物質が規制値以下だから、
安心して食べてください。私が保証します』、
というような断り書きが印刷されて同封されていた。佐藤知事を私は信用しない。
3号機でプルサーマル発電を容認したのは彼である。子供たちの年間被曝量を
20ミリシーベルトとさせられてそれを許してきたのも。
いまさら何を綺麗事言ってるんだ、被害者面してるんだ、と腹にすえかねている。
しかし、義弟のことは…。
彼が善意で送ってきてくれる立派な林檎。
これを近所に配らない。それは私の良心である。
林檎は大丈夫なものかもしれない。しかし、わずかに汚染されているかもしれない。
それをどうして知らんふりして近所の人にこころ楽しく配れようか!
「福島から送ってきた林檎です」、と正直に話せば、貰う方は複雑だろう。
黙って渡せばすむことだが、そんなことは良心が許さない。
義弟の心を想い、罪もない林檎を『穢れ』と思わないわけにいかない我がこころを
情けないものに想い、…その複雑な想いを、林檎にかじりつくことで
私は噛み砕こうとしたのである。甘い、本当においしい林檎である。

林檎に罪はないものを。
義弟は全くの好意から毎年の習慣として送ってくれている。
これまで気持ちよく出来ていた近所へのおすそわけももう出来なくなってしまった。
…ほんのささやかなことである。しかし、このレベルの小さな分断から、
家族が避難するかどうかで、老舅姑と、若い夫婦が、あるいは嫁と子供だけが
気持ちも暮らしも分断されてしまう、
それまで何の問題もなかった、地域社会が避難するしないで2分されてしまう、といった
大きな分断まで、これらは皆、原発事故が引き起こしたことである。

怒りはどこへ向かうか。
無責任に、原発は安全と宣伝してこの地震国にどんどん原発を作り、事故を
起こさないための対策を怠ってきた政治家と電力関連会社とりわけ東電に。
そうして、それを糺すどころか積極的に加担してきたマスコミや学界などの、日本の
原子力マフィアたちに向かうのだ!
今回の事故は、国民、いや、地球に対する、大きな犯罪である。
天災のせいだけなんかじゃない。人災である。
このままなし崩しに、また原発再稼働などということにならせてはいけない。
国やマスコミのイメージ戦略に2度と踊らされてはならない。
それには、国民も本当のことを自分たちで知ろうと努力しなければ。
なにか、自縄自縛に陥って、黙ってしまってはいけない。

彼岸花。自縄自縛をようやく脱しました。活動再開!
その再開の前に、ちょっとこんな記事ご紹介します。
これは、私が訪問させていただいているうみそら居士さんと愛希穂。さんの
ところで読ませていただいた、福島の方の生々しい訴えです。
ご本人が拡散を希望なさっておいでですので、私もここでご紹介させて
いただこうと思います。
私が、福島の方に気をつかうのと同じに、…いや、そんな程度のことでは済まないでしょう。
同じ福島県民でありながら、考えかたや立場の相違から生まれる深刻な葛藤…
それらは皆、本当ならなくてもよかったことです。
みんな皆、それらの悲しみは、福島第一原発の事故のせいで生まれたものです。


ただいま被曝中』(←こちらから入れます)
福島からの生の声です。この記事のほかにも日々、福島で今生きる、ということの
実態を書き続けていらっしゃいます。
私はこれを読ませていただき、そしてまた、愛希穂。さんや、うみそら居士さんの
記事を読ませていただき、3月11日後、今までずうっと書こうとして書けない、
書かないでいた記事を書いてみようかな、と思うようになりました。
その記事のタイトルは『不幸の均霑プロパガンダ』というものです。
頑張って書いてみます。

なお、愛希穂。さん、うみそら居士さんのブログもここにあらためて
ご紹介させていただきましょう。

『きっと誰かに愛されている』ブログの愛希穂。さん
http://glorytogod.blog136.fc2.com/

『原発のない社会を目指して』ブログのうみそら居士さん。
http://stopatomicenergy.blog59.fc2.com/







『短歌』 其の一


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『2011年12月11日』

あれから9カ月。
今日もキャンドルナイトの日です。葉っぱさん、れんげちゃん企画。
毎月11日。灯りを消してキャンドルを灯し、被災地の方々のことを
静かに想います。
バナーをまたお借りします。

             
心ひとつに キャンドルナイト



こちらは、NANTEIさんが、こころをこめてお作りになったバナー。
お借りします。

バナー南亭



これ、なんでしょう。


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キャンドルホルダーです。
下のお皿にキャンドルを入れ、火を点すと、暖かい空気が上に上り、
金色の小さなエッフェル塔のついた軽い風車を回します。
カルーセル…回転木馬。
スウェーデンのものです。

本当は動画をYou Tubeでアップしようと四苦八苦していた。
でも出来ない。前は出来てたのになあ…
エッフェル塔たちがくるくる回る動画をお見せしたかったです!(涙)

ふだん私はこれを、パソコンをする炬燵のテーブル板の上に置いています。
キャンドルは入れないで。炬燵の温もりがお布団と板を通じてわずかに外に漏れる。
そのぬくもりを感じて、この子たちは静かに回ります。
本当はキャンドル入れて激しくくるくる回るよりも、炬燵の熱だけで
静かに回っている方が好きかもしれない。
私のパソコンタイムのお友達なんですよ。^^
今もパソコンの横で、音も立てずにゆっくり回っています…
心が鎮まる気がしてきます。

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復興はどうなのだろうか。遅々として進んでいないようにも思えるし、
民衆の力はたくましく、すでに一歩は踏み出しているのか…

福島第一原発事故に関しては、状況は改善されているとはとても
思えません。そもそも原発というものは、そういうものです。
いったんこのような大きな事故になってしまったら、2年や3年では
片付くものでない。それを知っていながら、この地震国に原発を次から次から、
住民に十分な危険性の説明もなしに、ひどいことには、説明会では
賛成の人が多いと見えるよう『やらせ』までして、とにかく建設ありき、で
電力会社や国が進めてきた結果がこの悲劇です。

福島では、子供たちが相変わらず放射線の危険の中で暮らしている。

深い深い憤りと悲しみを感じます。
こんな歌があります。
日本が背負ってしまった悲しみを癒すような、優しい歌もいいだろう。
しかし、誰も表だってはっきり言わず、何となくなにかに気をつかって
黙りこんでしまっているような今の状況の中、いっそこのようにはっきりと、
怒りをぶつけた歌が、私にはやさしいものに聞こえる。
私がお訪ねするブログの何人かの方が、この曲をすでに紹介していらっしゃいます。
でも、私も、奥歯に物の挟まったような表現でない、ストレートな怒りの歌を、
もっと多くの人に訊いていただきたいので、ここに載せておきましょう。

Frying Dutchman で『human ERROR』。

http://youtu.be/ENBV0oUjvs0



『基本に戻って考える』 其の三

野田総理は、12月3日夕、都内のホテルで開かれた中小企業経営者の
会合に出席し、当面の政策課題として、消費税率引き上げ、TPP交渉参加、安全保障の
三つを挙げ、「自分の代で、捨て石になってけりをつける」などと語ったそうである。
(讀賣新聞:12月3日(土)20時5分)

『自分の代で、捨て石になってけりをつける』?

野田総理は、何にそんなに躍起になっているのであろう?
『消費税率引き上げ、TPP交渉参加、安全保障』…これらは皆、国民の
将来や幸福を左右しかねない大きな問題である。
野田総理の任期は来年9月30日である。あと10カ月と少ししかない。
その間に彼は、これほどの大きな重要な問題を、ばたばたと決めてしまうつもりであろうか。
しかも、TPP問題で明らかになったように、国民に向けてはTPPの詳しい情報や
議論も十分にしないまま、いきなり海外で重要なことを発表するという手法で?

…消費税引き上げはいずれ必要だろうとは私も思っている。しかし、その議論は
何かおかしい。まず増税ありき、という感じがするのである。
引き上げる前に、切る詰めることが出来るものはたくさんあるはずである。
天下りをなくすなくすと言いながら、官僚の天下りを痛烈に批判してきた古賀茂明氏
(元国家公務員制度改革推進本部事務局審議官)を切り捨て、実質天下りの温床となる
無駄な特殊法人は減っていない現状はそのまま放置。

安全保障の問題を、自分の任期中にけりをつける?
沖縄に犠牲を強いるというこれまでの政権と同じことをして、対米従属をますます
鮮明にしてしまう、ということか?

TPP。これはただ単に、海外からのものが安く入ってくるようになって、
経済が活発に動くようになる、などという、経済の視点からだけ見ていい問題ではない。
日本の、そして日本だけでなくアメリカの、カナダの、メキシコの、…
その他のもっと小さな国々の、社会基盤をがらりと変えてしまうかもしれないほどの
大きな問題である。

野田さんが『捨石』になり、国民を巻き込んで充分な議論がなされるようになるのならいい。
しかし、福島第一原発において、溶けだした核燃料がいったい今どこにあるのかも
わからないまま、年内に『冷温停止』を宣言したがっているのと同様、
野田政権は、国民にほとんど重大問題の説明をしないまま、ただ自政権の表面上の
成果だけを上げたがっている『いい子ちゃん』政権にしか私には見えないのである。
彼は二枚舌をつかう。内に向ける顔と、外に、とりわけアメリカに向ける顔の違う
アメリカ追随総理である。


私は、菅総理の退陣後、政治に希望を失った。菅総理がすべてよかったというのではない。
私が猛反対しているTPPは、もともと菅総理が前面に押し出したことである。
しかしながら、野田総理は、のらりくらりとしているように見えて、
とんでもないことを国民にろくに説明もないまま、推し進めようとしている、実は
非常に野望に満ちた総理大臣であるように思えるのである。

私が原発のこと、それに加えてTPPのこと…大きな問題の前で
自分の非力さを虚しく思い、口を噤んでいる間に、実質上先のASEANで
野田総理はTPPの参加を決定事項のようにしてしまったし、ベトナムへの
原発輸出など、多くのことが良くも悪くもばたばたと決定されていきつつあるように見える。
枝野経産相は原発のことに関しては頑張っていて、もんじゅの存続は
厳しく検討されて行きそうだし、核燃料サイクル自体がもう日本では危ういもので
あることもはっきりしてきつつあるなど、明るい話題も出てきてはいる。

だが、ああ、しかし、原発のこと、TPPのこと…勉強して知っていけばいくほど、
単に日本の問題だけではなく、今の世界の向かおうとしている方向が、途轍もなく
危険な心配な方向であることがだんだん見えてきた。
私のような一主婦がブログの記事に生半可に書くにはあまりにも大きすぎて重大すぎる
問題ばかり…。
しかも、答えなどというもののない問題ばかり。

しかし。
世界は激しく動いて行く。一日とは言えず変化していく。
黙っていては、ますます現実の世界と自分が思うことの距離が開いて行くばかりである。
一個一個、その都度書いていかねば、間に合わない!

調べていけば調べていくほど、私にはアメリカという国(アメリカ人ということではない)への
不信感と恐怖心が強くなっていく。いや、アメリカという国が象徴する、新自由主義
グローバリズム経済というものへの嫌悪感と言った方が正確であろうか。

折しも、内閣府が12月3日発表した「外交に関する世論調査」の結果によると、
米国に「親しみを感じる」と答えた人は「どちらかというと感じる」を合わせて
82・0%(昨年の前回調査比2・1ポイント増)で、昭和50年の調査開始以来
初めて8割を超え、最高となったそうである。
外務省は「東日本大震災での『トモダチ作戦』により、献身的な支援をしてくれた
ことが要因ではないか」と分析しているという。
調査は9月29~10月16日にかけ全国の成人男女3千人を対象に実施。
米国に「親しみを感じない」「どちらかというと感じない」との回答は
15・5%(2・9ポイント減)だったそうだ。

う~ん、と思わず絶句。
いや、私とて、実はあの3月11日の悲劇のあと、何をしているか一向に見えてこない
日本政府の地震津波や原発事故への対応の遅さに業を煮やし、
『ああ、もう!いっそ原発の収束もなにも、アメリカにやってもらいたい!』と
考えた口である。どこよりも早く被災地にアメリカの艦隊が駆けつけてくれた時の
あの嬉しさ! そして、驚くべき大量の人員と物資を投入して、津波後間をおかず
またたく間に仙台空港の瓦礫を撤去し滑走路を確保し、寸断された被災地にも
素早く物資を届けてくれた、あの『トモダチ作戦』!
あの時の恩を決して忘れはしない!

しかし、だからと言って、日本がアメリカに過剰な恩義を感じ、
アメリカのポチとなってしまうこととはまた話が別である。
原発導入のいきさつや、TPPのことなど調べていけばいくほど、日本は
アメリカと人的交流で仲良くするのはいいけれど、決してアメリカの国のシステムを
ことごとく真似するような事態になってはならない、と思うようになっていった。
しかしながら、アンケート結果に見る通り、一般の国民感情は情緒に流れ
アメリカへの好感度が増しているようである。
この国民のムードと、親米一色の野田総理や、なぜかしきりに動いている前原氏。
…何かきな臭さを感じてしまう。

そんななか、キューバやベネズエラを中心とした中南米の国々のこんなニュースも
聞こえてきた。

「米抜き」で中南米カリブ共同体
中南米・カリブ海地域33カ国の首脳による新たな組織「中南米・カリブ海諸国共同体
(CELAC)が2日発足した。米国主導の米州機構(OAS)に対抗した組織で、
米国とカナダを排除し、この地域の諸国の自決権を促し、経済、政治、社会の結束を図る。
共同体発足のための会議が行われたベネズエラ。反米左派のチャベス大統領は、
「(植民地化され)500年以上、搾取され耐えてきた。我々で団結し、
貧困や格差を無くし、平和と民主主義を守るために協力し合おう」と演説で語ったという。
近年、反米左派政権が次々と誕生した同地域。原油や天然ガスなどの豊富な資源で
経済成長し自信をつけ、米国の干渉を脱する新たな枠組みを考えていたという。
(12月4日、朝日新聞朝刊)

今、こうして中南米諸国でこのような協力が具体化しつつある、ということは、
米国がこれまでどれほどこの地域に権力をふるってきたか、ということの
表れである。アメリカがメキシコとカナダの間で1994年に結んだNAFTA
(北米貿易自由協定)のこと、また、韓米間のFTAは、これからの日本の未来の
姿を想像する参考になる。調べていくと、アメリカという国の専横ぶりに
私はそら恐ろしささえ感じてしまうのだ。

『メキシコの農業団体「全国農民連盟」(CNC) は、2010年9月12日、NAFTA によって
メキシコの食料主権が深刻に脅かされていると警告する声明を発表した。
声明は、国内の生産・販売・輸入などの全農業部門で多国籍企業の支配が
強まっていると指摘している。トウモロコシ・コメ・大豆の輸入が増大し、
さらに牛肉が4倍以上の輸入になっているデータを報告し、食料主権が
急速に脅かされていると述べている。』(Wikipedea による)

私は今、こんな本を読んでいる。

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アメリカに象徴されるグローバル・フードシステムが、どのように世界の農民を、
そして消費者を不幸にしていくものか…
ここには、NAFTA締結後のメキシコの農民の窮状と消費者の生活の変化、
また、アメリカ自身の食料に関する数々の大問題などの生々しい報告がなされている。
まだほんの導入部しか読んでいないが、それでも、なぜ人類はこのようなことに
なってしまったのだろうか!と慄然とする箇所がいくつもある。

新自由主義、グローバリズム、自由貿易協定、は、時代の流れであって、
私などがブツブツ言っていても糞の役にも立つまい。
しかし、この本で示されるような数々の切実な問題、たとえば食の自給率の低下、
グローバルフードシステムの、普通の地道な農家に与えた壊滅な打撃や、
遺伝子組み換え農産物など消費者の食の安全の問題、貧困と肥満の関係、
医療制度の問題、水問題…
それらのすべてが、そのうちの一つだけを取り上げてみても、あまりにも
重大な問題である。それはそのまま、日本が気をつけて自らを守っていかねば
ならない問題である。
 
アメリカはNAFTAによって北米の経済を意のままにし、OASによって
中南米をその強い影響下に置き、無論アフガン、イラクにはまだ兵を置き、
また今さらに、対中国の貿易、また防衛上の戦略から、アジアを我が勢力の圏内に置き、
アジアでリーダーシップを取ろうとし始めている。
中国は中国で、経済、軍事両面で、アジアの盟主への道をひた走りに走っていっている。
その間で、日本は???

愚かにもこの狭い、地震が多く海に囲まれた国土に54基もの原発を作り、
その4つがついに、チェルノブイリを超えるとも言われる悲惨な事故を起こしてしまった。
野田総理が『不退転の覚悟』で対応を急いでほしいのは、東北の復興と
福島原発事故の収束である。そうして原子力発電に代わるエネルギーの開発促進と
原発廃炉を進めてほしいんだがなあ。

もともと外交に弱いと言われてきた日本の政治。
この激動の世界で、どう国を引っ張って行こうとしているのだろうか。
原発もTPPも、根のところにある問題は一緒である。
さて。どこから解きほぐしていけばいいのか……

整然とわかりやすい順番で、原発のこと、グローバル経済の問題点のこと…
自分の頭で理解したことをまとめ上げていきたかったのだが、難しい……!

書けることから順不同に書いて行くしかないのだろうな…。







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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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