『TPP反対も選挙の争点に』 ③


TPPは、軽々に決めて欲しくない問題である。
この記事は昨年11月に書いたものだが、またTPP問題が情けないことに浮上してきたので、
もう一度載せておきたい。従って、文中の日付は2011年のものである。


『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』のやっちゃんさんが、
『272みんな急いで勉強しよう! 暗黒条約TPPその真実の姿』というタイトルで
熱い告発の記事を書いていらっしゃる。非常にわかりやすく書かれているので
TPPのこと、確認しておきたい、という方は是非どうぞ。


TPPでもっとも私が、日本の根幹を崩してしまいかねない、と心配しているのが、
日本の医療保険制度の崩壊である。
また、日本がTPPに参加したら、後のちにとんでもない後悔を生んでしまいそうな
条項が織り込まれることになるだろうと言われている。
その最たるものが
ISD条項と、Non-Violation Complaint(非違反申立)ラチェット条項、である。
これらの名を覚えておいてほしい。
こんなものを受け入れたら、日本はアメリカに乗っ取られてしまいかねない。
アメリカの容赦ない経済のルールが、日本で適用されて、それに対し、日本は異議の申し立てさえ
出来ないというような、恐ろしい項目である。
米韓FTAの例で説明してみる。

               3.TPPと混合診療    
                            2011年11月8日記事 再掲

TPPに反対している者…私を含めてであるが、その反対理由の一つに、
『アメリカは混合診療の全面解禁を要求してくる。混合診療が認められれば、
自由診療が増え、健康保険による診療が縮小していって、高度で高額な先進治療を
受けられる者と、貧しいために、縮小した健康保険診療しか受けられない者と、
貧富の差によって、診療の格差が生まれてきてしまう。
そして、いつかは、日本が世界に誇るべき、国民皆保険制度が崩壊してしまう!』
…ということへの畏れがある。

TPP推進論の最先鋒である前原氏などは、アメリカが要求してくるかどうかさえ
わからないものを反対する人々はむやみに恐れている。
ありもしないものを恐れるというのは、TPPを、いもしないお化けのように
ただ恐れているだけだ。そう言って揶揄した。

ところが昨日、政府は、保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」の全面解禁が
TPPで取り上げられる可能性を初めて認めた。

それでは『混合診療の全面解禁』がなぜ日本にとって将来禍根を残すことに
なりかねないと私が反対するのか。

ご存じだと思うが、日本では、国民健康保険や会社などの保険で診療を
受けることと、保険診療では認められていない、たとえば最先端の高度医療や
治験中で認可がまだされていない薬を治療に使ってみることの出来る自由診療、
すなわち保険外診療を併用することが、原則認められていない。
もし、癌などで基本的治療は保険を利用して受け、最先端の高度の医療は
保険外で、と望んでも、保険外診療を併用することを患者が選択したら、
医療費は、保険が本来適用される部分まで、自由診療の料金が適用され、
患者は高い医療費を請求されることになる。

…随分理不尽なシステムではないか!
混合診療を推進したい人々はここを問題と考える。混合診療を全面解禁すれば、
基礎的なものは保険で、高度なものはまあ、自由診療で、と選べて、患者の
医療費負担は随分軽減されて、どれほど助かるかしれない、と。

私も、そうだなあ、と思う。
それではなぜ、混合診療の全面解禁に反対するのか…。

例えば、歯科の例をとるとわかりやすいかもしれない。
軽い虫歯で歯医者さんに行く。それなら保険で大抵はやってもらうだろうから、
私たちの負担は2割か3割で済む。ところが入れ歯をしたいと考える。
保険で入れ歯を、と頼む。ところが医者は、インプラントなど、今は
優れた入れ歯の方法がありますよ、と紹介するだろう。
インプラントは目立たないし、歯茎に埋め込むわけだから、丈夫で簡単に
抜けてしまったりしない。
患者は迷う。なんとなく、医者は、健康保険で入れ歯を作ると言うと、
なんだ、貧乏人か!と思って、手抜きの治療しかしないんじゃないかなあ。
それだったら、老後の生活費に取っておくつもりの退職金の一部をつかって、
保険がきかなくて高額にはなるけど、インプラントの方にしてもらうか…!
…そう考える。

このようなことが、他の病気の治療でも起こってくるかもしれないのである。

別にいいじゃないか。医者だって、保険のきく治療だからって、そう手抜きの
治療はすまい。
日本人はそう考える。ところが、ところが、である。
TPPに加入し、おそらく力関係から言って、アメリカのルールが強引に採択され、
アメリカの保険会社が日本の市場にどんどん参入し、また外資系の病院が
つくられ増えて行き、製薬会社もどんどん参入してきたらどうなるだろう。
日本の、昔から何となくある『医は仁術』などという医への信頼はいつか根こそぎ
覆されてしまうかもしれない。
アメリカの保険会社や大病院、企業というものは、国民の利便などということより、
無駄を徹底して省いて利潤を追求していくのが大事というやり方である。
保険に入っているのに、これは保険の適用外だと病院への支払いを拒否されるかもしれない。
あなたが腎臓移植を受けたり心臓手術を受けたら、元気になって職場復帰しようとしても、
保険料の高額化をなるべく抑えたい会社は、再就職を拒否するかもしれない。
大病院の経営者は、徹底して無駄を省くことを医師に要求してくる。そしてお金のかかる
高額医療を患者に勧めるようプレッシャーをかけるであろう。
人員削減を徹底的に図るせいで、医師や看護師の負担が増大し、医療過誤も
増えるかもしれない。

もし、日本政府がこうしたアメリカの保険会社、病院、製薬会社などの
横暴に気づき、それを制限しようとしたとする。
するとそれらの会社は、日本政府を国際機関に訴えることが出来るのである。
そのような条項がTPPには入ってくると見られている。
前の記事で書いたが、アメリカと韓国のFTAにすでに、その恐ろしい例を見ることが出来る。

それに関連した条項をもう一度ここにコピーしよう。

(5)ISD:Investor-State Dispute Settlement。
韓国に投資した企業が、韓国の政策によって損害を被った場合、世界銀行
傘下の国際投資紛争仲裁センターに提訴できる。韓国で裁判は行わない。
韓国にだけ適用。

(6)Non-Violation Complaint:
米国企業が期待した利益を得られなかった場合、韓国がFTAに違反していな
くても、米国政府が米国企業の代わりに、国際機関に対して韓国を提訴で
きる。例えば米の民間医療保険会社が「韓国の公共制度である国民医療保険
のせいで営業がうまくいかない」として、米国政府に対し韓国を提訴するよ
う求める可能性がある。
下線文韓米FTAに反対する人たちはこれが乱用されるので
はないかと恐れている。


世界銀行傘下の国際投資紛争仲裁センターという、第三者機関に訴えるなら
公正な判断をしてくれるのでは、と思うだろうが、ところがどっこい!
この組織は、『投資』の利便を図るための国際組織であって、韓国民の
医療への願いなど、また、韓国政府がこれまで折角努力して作りあげてきた
国民医療保険の歴史など知ったことではない。
韓国は、そのアメリカの民間医療保険会社に大きな迷惑をかけたとして、
敗訴し、そこの会社に膨大な額の賠償金を支払うことを要求されるのである…。

一般庶民のセーフティネットである、国民医療保険はこうしてぐずぐずになって行く…
では、そんな条項は、そこだけ辞めればいいじゃないか、と思うかもしれないが、
それが出来ない仕組みになっている。

(2)Ratchet条項:
   一度規制を緩和するとどんなことがあっても元に戻せない、狂牛病が発生
   しても牛肉の輸入を中断できない。
 

韓国の識者が、日本はTPP加入を急ぐな。韓国のこれからを見て学べ、
と、深い憂慮をこめて忠告する所以はそういうところにある。


ありもしないTPPお化けをやみくもに恐れているというのではなく、
日本でも現実にそういう恐ろしいお化けが上陸してくるかもしれないということである。

アメリカの息のかかったそうしたものを選ばなければいいではないか。
ということも言えそうだが、
(5)のISD条項というのはそんな国民の選択とは無関係に、
日本政府や県や市町村、また企業をアメリカの企業が訴えてき、多額の賠償金を
むしり取られるかもしれないもの。あるいは国民健康保険のようなセーフティネットそのもの、
日本が世界に誇れる国民皆保険制度が脅かされる、ということになりかねないものである。

また、私たち自身が、お金さえ余裕があれば、よりよい医療行為を受けたいと
願う。それは当然である。また、医者の側も、点数の決まった保険治療よりも、
自由に診療報酬の決められる保険外診療を勧めたくもなるであろう。
…こうして、徐々に徐々に、保険外診療のシェアが伸びていくと、
保険診療は効率的でなくなり、加入者は減ってやがて経営的に苦しくなっていくであろう。
国や地方公共団体、企業にとって健康保険制度が重荷になってくる…
今でさえ、それらの団体にとっては、保険料の支払いが負担なのである。
TPP推進派の本当の狙いは、保険制度を壊してしまって、楽になりたいからだ、という
極端な論まであるくらいだ。 

国民皆保険制度は、アメリカ資本の参入とアメリカルールの押しつけ。
また日本国民自身が、自由診療を望むことなどによって、徐々に
こうやって先細りになり、やがて崩壊してしまうかもしれない!
…それを、TPPに反対する者は、憂慮しているのである……。

まさか、極端な!と思うかもしれないが、日本は今はまだ、自分を中流階級だと
思っているひとが多いであろう。お金を出してより高度な医療を受けられる人も
多いだろう。
しかし、中流であること、などは、脆いものである。
かつて私などがその豊かさに憧れた、アメリカの中流階級の暮らし、……
それが、新自由主義経済によって、一挙に下層の暮らしに転落する例が多くなっている。
その彼らを民間の高額の医療保険金の支払いが苦しめる…支払いが滞れば、
一挙に無保険という最悪の状態に転落である。

『自由』という言葉は、極めて聞こえがいい。
『グローバル』という言葉も、とてもすてきそうだ。

しかし、新自由主義でものが多国間で交流して人も流れる…貨幣も回る…
一見よさそうだが、それが、冷酷な企業の論理、大国の国益、しかも大金持ちにとっての
国益で、ぐいぐいと進められていくとき、弱者はますます搾取されるという構造は、
何もTPPを待たずとも、これまでのアメリカのやり口を見れば、容易に想像できるのである。

次の記事で、アメリカの医療制度について語り、極端に『医』の世界で
自由化が進むとどういう国になるのか、といったことを書いてみたい。

それを教えてくれたのは、この本である。


2011_1108_170713-CIMG5594_convert_20111108171512.jpg


堤未果さん。『ルポ 貧困大国アメリカ』
この本は2008年度日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。
私は、この本を、2年前読んで大変にショックを受けた。
そのころ私は、原発のことを一所懸命調べていた。
そして、医療制度の崩壊ということも、原発事故ということも、
根っこは同じだ、と痛感した。
堤未果さん。お顔を拝見するととても若いかたである。しかし、すごい取材力!
世の中にはこんな人もいるのだなあ、と2年前はただ感心していたのだが、
ごく最近、彼女がフリージャーナリスト、故ばばこういちさんのお嬢さんだと知った。
驚いた。なるほどなあ、と思った。

ちなみに、診療に関してだが、私自身の理想を言えば、
保険診療で、先進医療を享受することが出来る…、その幅がもっともっと
広がって行けばいいなあと考えている。
まあでも、それもまた、国や地方自治体、企業の保険制度自体が
負担オーバーになってしまうだろうし。
バランスが難しいところである…。





スポンサーサイト

『TPP反対も選挙の大きな争点に』 ②


TPPは、軽々に決めて欲しくない問題である。
この記事は昨年11月に書いたものだが、またTPP問題が情けないことに浮上してきたので、
もう一度載せておきたい。
従って、文中の日付は2011年のものである。


『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』のやっちゃんさんが、
『272みんな急いで勉強しよう! 暗黒条約TPPその真実の姿』というタイトルで
熱い告発の記事を書いていらっしゃる。非常にわかりやすく書かれているので
TPPのこと、確認しておきたい、という方は是非どうぞ。




      2.『米韓FTAから学ぶべきTPPの危険』
                                   2011年11月4日記事 再掲

さて。日本の農業であるが、実はTPP参加の如何という、いわば切っ先を喉元に 
突きつけられる前に、すでに、その土台は大きく揺らいでいたことは、みなさんご承知の通り。
農業政策の無策は、農業だけで農家が食べていけないという状態を多く作りだして
しまっている。牧畜業、酪農業、林業などはもっとひどいかもしれない。
TPP以前から、日本には海外から安い肉や乳や木材やが入ってくるようになっていて、
とりわけ林業などは、もう生業として成り立たなくなり、日本の山は
人間によって手入れされなくなって、荒れ始めている。
人間が細やかに枝打ちや間引きをしない杉やヒノキなどの森や林は、
荒れてその保水力も失い、それは大雨が降ると、山津波などの大被害を
もたらしたり、また地下水や川の水を少なくして、日本の水をだめにしていってしまう。

日本の農業は基本的に小規模経営農家によってまかなわれている。
それはいいこともあるのだろうが、無駄もまた多く、アメリカのような
大規模農場の合理的経営で生み出される作物に比べ、はるかにコストがかかる。
TPP云々という前に、日本の農林業は、根本的な見直しが必要な時が来ていた。
TPPなどに参加したら、それでなくても弱っている日本の第一次産業は
アメリカの大きな農業の攻勢にとても耐えていけないだろうと思うし、
ただ、補助金を出して農家を守る、といった付け焼刃的な農政では根本的にダメだろうと思う。

日本のTPP参加は、これももうあちこちで言われていると思うが、
対アメリカ貿易戦略をどうするか、ということとイコールである。
アメリカにとっては、TPP加盟国の中で最も大きな市場である日本が
ターゲットであるということ。

私がこれは本当にまずいんじゃないか!?と思うのは、
関税撤廃によって、日本の農業がアメリカの農産品につぶされる、ということ
以上に、『非関税障壁の撤廃』ということに関してである。

日本がTPPに参加したらどうなるか。
それには日本より一足早くアメリカとFTAを結んだ韓国の例を見ればいい。
日本がTPPに参加したら、アメリカはほぼ同じ要求を日本に対し
して来るであろうから。
民主党衆議院議員の齋藤やすのり氏のブログに、米韓FTAの実情。
先日締結されたばかりのそのFTAの詳しい情報がある。
韓国国民でさえ、実はこうしてことの詳しいことは知らないままに協定は
締結されてしまった。日本も韓国と同じ轍を踏むのであろうか…

『教えて!斎藤さん』
衆議院議員・気象予報士斎藤やすのりBLOG
http://saito-san.sblo.jp/article/48971807.html
 

その中の、米韓FTAの、大事な個所だけでも転載させていただこう。

(1)サービス市場開放のNegative list:
   サービス市場を全面的に開放する。例外的に禁止する品目だけを明記する。

(2)Ratchet条項:
   一度規制を緩和するとどんなことがあっても元に戻せない
、狂牛病が発生
   しても牛肉の輸入を中断できない。

(3)Future most-favored-nation treatment:
未来最恵国待遇:今後、韓国が他の国とFTAを締結した場合、その条件が
米国に対する条件よりも有利な場合は、米にも同じ条件を適用する。


(4)Snap-back:
自動車分野で韓国が協定に違反した場合、または米国製自動車の販売・流
通に深刻な影響を及ぼすと米企業が判断した場合、米の自動車輸入関税2.5%
撤廃を無効にする。

(5)ISD:Investor-State Dispute Settlement。
韓国に投資した企業が、韓国の政策によって損害を被った場合、世界銀行
傘下の国際投資紛争仲裁センターに提訴できる。韓国で裁判は行わない。
韓国にだけ適用。


(6)Non-Violation Complaint:
米国企業が期待した利益を得られなかった場合、韓国がFTAに違反していな
くても、米国政府が米国企業の代わりに、国際機関に対して韓国を提訴で
きる。例えば米の民間医療保険会社が「韓国の公共制度である国民医療保険
のせいで営業がうまくいかない」として、米国政府に対し韓国を提訴するよ
う求める可能性がある
。韓米FTAに反対する人たちはこれが乱用されるので
はないかと恐れている。

(7)韓国政府が規制の必要性を立証できない場合は、市場開放のための追加措置
を取る必要が生じる。

8)米企業・米国人に対しては、韓国の法律より韓米FTAを優先適用 
例えば牛肉の場合、韓国では食用にできない部位を、米国法は加工用食肉と
して認めている。FTAが優先されると、そういった部位も輸入しなければな
らなくなる。また韓国法は、公共企業や放送局といった基幹となる企業にお
いて、外国人の持分を制限している。FTAが優先されると、韓国の全企業が
外国人持分制限を撤廃する必要がある。外国人または外国企業の持分制限率
は事業分野ごとに異なる。

(9)知的財産権を米が直接規制 
例えば米国企業が、韓国のWEBサイトを閉鎖することができるようになる。
韓国では現在、非営利目的で映画のレビューを書くためであれば、映画シー
ンのキャプチャー画像を1~2枚載せても、誰も文句を言わない。しかし、米
国から見るとこれは著作権違反。このため、その掲示物い対して訴訟が始ま
れば、サイト閉鎖に追い込まれることが十分ありえる。非営利目的のBlogや
SNSであっても、転載などで訴訟が多発する可能性あり。

(10)公企業の民営化
 


さて、こうやって転載しても、なかなかその中身は難しい。
ところがこれを極めて明快に説明し、TPPに激しく真っ向から
反対していられる方がいる。
この映像は、『きっと誰かに愛されている』ブログ
http://glorytogod.blog136.fc2.com/

の愛希穂。さんに
教えていただいた。愛希穂。さん。ものすごい勉強量です。
いつも教えていただくことばかりです。


中野剛志氏が語る 『米韓FTAよりひどいTPP交渉となるだろう』





10月29日(2011年)付朝日新聞朝刊によると、
政府が示すTPP参加の経済効果は「10年間で2.7兆円」だそうである。
1年間では2700億円。日本のGDPの0.054%に過ぎない。


ところが、韓国が農家の所得補償など、2004年から2017年までに投じる
FTA関係の農業対策費は9兆円。日韓の農業産出額の差から日本に
単純に置き換えると、25兆円にもなるそうである。
14年間で25兆円ということは、1年では1.78兆円。
2700億円得るために、農家に補償などして1.78兆円つぎ込むと言うのか?


中野氏が、もう、情なくて笑ってしまうしかないような状況で、それでも
切々と訴える、TPPの危険性。まだこれはほんの一部である。
将来にとんでもない禍根を残すことになりそうなTPP。
それをごり押しして、その経済効果が差し引きマイナスになるのだとすれば、
いったい何のためのTPPなのだろうか…!


『TPP反対も選挙の大きな争点に』 ①

私はTPP参加は、この日本のあらゆる意味での、『よきもの』を根幹から
壊してしまうのではないかと、ずっと考えている。

『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』のやっちゃんさんが、
『272みんな急いで勉強しよう! 暗黒条約TPPその真実の姿』というタイトルで
熱い告発の記事を書いていらっしゃる。非常にわかりやすく書かれているので
TPPのこと、確認しておきたい、という方は是非どうぞ。

やっちゃんさんの記事の援護射撃する意味で、私が昨年TPPに関して書いた記事の
いくつかを再掲したい。これは昨年11月12、13両日にハワイで開かれた
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の機会に、野田首相がTPP参加を
発表しそうなのに危惧を抱いて、急ぎ書いた記事群である。
やっちゃんさんの記事と重複しそうなところはなるべく抜かし、多少手を加えてここに掲載する。
とりわけ、後半部に私の気持ちを込めています。
長くてつらいとおっしゃる方は、ぜひ、後半部だけでもどうぞ。^^

             『TPPに関して願うこと』 
 1.『米作をアメリカに明け渡すの?』 2011年10月23日記事再掲 


米作は、日本の根幹をなす文化でもある。
だから、日本はこれまで、米作を守るために、輸入米に他の品目に比べはるかに
高い関税をかけてきた。
ところが、関税が撤廃されるとどうなるだろう。
そこそこ美味しい、日本米と遜色ないと言われているカリフォルニア米が、
10キロ1000円くらいで買えるとしたら、多くの日本人が買うようになるのではなかろうか。
とすると、日本米だって、価格を下げなければ太刀打ち出来まい?当然米価は下がる。
無論米だけはなく、その他の穀類も野菜や肉も海外産のものが安く手に入れられるようになる。
消費者にとっては、TPP参加の大きなメリットである。

しかし。日本の農家はどうなるであろう。
高級品志向の人は、変わらずそうしたブランド米を買うであろうし、
逆に言えば、日本のおいしい米をどんどん海外に売り込めばいい…
日本の桃などは高級品としてそうなっているそうである。
逆に大きな市場拡大のチャンスではないか。
…そう、TPP推進派は言う。
しかし、そううまくいくであろうか。
現実を見てみよう。福島第一原発の事故があって、日本の農産物に対する
海外の目は非常に厳しくなっている。
日本の食品が安全と(日本政府が言うのではなく)、輸入国側の感情が認めるまでは、
日本の食品に対するこの厳しい目は当分の間続くのではないだろうか。

日本の農産品はあまり売れずに、海外の安い農産品はどんどん輸入される。買わされる……。

日本の農家は海外からの安い農産品に価格競争で負けて、廃業が相次ぐようになり、
日本の食が輸入品に頼るようになってしまうとどうなるか。

もし、世界的な干ばつや大洪水が起きて、日本に海外の米が入らなくなってきたら
どうであろう。価格は当然高騰する。日本人はただ飢えるだけでなく、
日本に大量に売り込むために10キロ1000円という安い値を最初『戦略的に』つけていた
アメリカは、、『米などの主食を駆け引きの材料に他の重要問題でも、
日本に妥協を迫ってくる』かもしれない。
食料を海外に依存するということはそういうことである。
つまり、国民のいのちを、海外に委ねてしまうということである。

いますでに、小麦もトウモロコシも海外に大きく頼っている現状、さらに米、という
最後の食の砦を失っては絶対にいけない、と私は思う。


その他に農業を守っていくという利点はないだろうか。

一つ言われていることに、農地とりわけ水田というものが果たしている、
普段あまり気づかれない大きな役割
というものがある。
一つはその保水能力である。
もし、農地がどんどん減ってそこが宅地や駐車場や工場などに変わっていってしまったら、
雨水は下水路を通って川に流れ込み、あっという間に海に流れ出ていってしまう。
水田というものは、小さな規模のダムの働きもしているのである。
水田や畑に降った雨は、地中に浸みこみ、地下水となって、やがて、私たちの
飲料水や工業用水、またより低い土地の農業用水となる。
また稲や野菜、果樹などの農作物たちは、私たちに光合成で二酸化炭素を吸収し酸素を
供給してくれる。こんなサイトがあった。
『蔵元だより』

『稲は田植え期から収穫までの間、光合成による二酸化炭素の吸収及び、酸素の生産
行います。その生産量は、日本で年間約200億立方メートルに及びます。
この量を酸素ボンベに換算すると約6兆円に相当
します。
また、地球温暖化の一要因である二酸化炭素を吸収することをも考慮すると、
米(稲)が私達にもたらす恩恵は図りしれません。
また、水田は雨水を一定期間保水してくれます。我が国のように大雨がよく降る所では、
水田がなければ局地的に降った雨水は、たちまち洪水の被害を及ぼすことになるでしょう。
このことから、水田はダムの役割を果していると言えます。
この効果は約2兆円に値するものだといわれます。膨大な費用を投下してダムを建設する
ことを考えれば、水田の持つ意義は大きなものになると言えるでしょう。
そして、稲の緑色は精神的なやすらぎを与えてくれます。殺伐とした現代において、
精神安定の効果は何ものにも代えがたい、素晴らしい稲の恵です。』
ああ!この方のおっしゃる通りだ!

そう!あの青々とした稲田のすがすがしさ! そして黄金色に実った稲田の豊穣!
それは、それを知るものに、どれほどの喜びを与えてくれるだろう…!
日本の稲作というものを、たんに経済的合理性の観点からだけ考えていいものだろうか!

さらに。
目に見えにくいものであるけれど、
日本の文化、というものは、古来からの稲作にその起源を発しているものが
たくさんある。小さな氏神様の祭りから、大きな祭りまで、収穫の豊穣を
祈願し、またそれに感謝することから、祭りは生まれたと言っていいであろう。
日本語そのものも、農耕から生まれた言葉は数限りなくある。
そういった、日本文化の底流となるもの、そこから生まれる情調というものも、
農業を捨てるということは、同時に捨てていくということである。


それは単に、里山があって、田んぼがあって、その間を続く細い農道があって、
小川があって、春には菜の花が咲き、夏は蛙が鳴きかわし、秋は赤とんぼが飛ぶ、…
などという、日本人がこころの底に懐かしむ風景。私のような年配のものが
懐古趣味で、ああ、無くしたくない!と思うような風景や心情のことだけを
さして言っているのではない。
そういったものだけならば、すでに、若い世代には守り抜くべきほどのものでは
もうなくなってしまっていっているのではなかろうか。

私が『農耕から生まれた日本人の情調』と言っているものは、
もっと深い精神の奥底にあるもの、そして、日本の社会の根底に流れる
情調のことである。
説明するのは難しいけれど、一言で言えば、それは、
『八百万の神に感謝し、産土の大地に感謝しそこに根を下ろして生きていく』
ということであろうか。


日本は、四季の変化に富んだ、緑と水が奇跡的に豊かな島国である。
森林が多く、平地は少ない。空から見ればわかるが、
とりわけ悲しいことに、今回の東北大震災で、多くの人が目にしたように、
日本人はその山地の多い島国の、川沿いや海岸線近くの、扇状地や三角州のような
ところにびっしりと家を建て、そこで田畑を耕し、漁業をして生きてきた。
あるいは、山地の傾斜地を少しずつ少しづつ耕し耕しして段々畑を作り、
細々とそこで農業を営んで生きてきた。 
ところが、日本は台風の国、地震津波の国である。
何百年に一度、数十年に一度、大きな地震や津波に襲われ、壊滅的な
害を受ける。
それでも、他に生きていくところはない。
アメリカの農民だって大地に感謝する,命を育てるということでは同じじゃないか、
という考えかたもあるかもしれないが、ご存じのように、アメリカの農業は
基本的に壮大な『移動』=『開拓』というところから始まっている。

無論、日本にだって、北海道の開拓民というような歴史だってあるわけだが、
大きな国民的心情から言って、『移動』=『開拓』で、よりよい土地を追い求めて行った
アメリカの農民と、いかに土地が狭かろうと痩せていようと、津波で流されようと、
そこで生まれたらそこで何とか工夫努力して農業をやり続けて行かねば
ならなかった日本の農民とは大きな違いが当然生まれ、それは後の時代になっても、
心情、気質として残るだろうと思うのである。

津波に遭った日本の人々は、瓦礫を片付け家を同じところに建て、
再び田畑を耕し、そこに種をまいて、暮らしを続けてきた。
今度の大災害で、多くの人が住む場所を失った。しかし、多くの人が
元の町に戻りたい、と言う。放射能に汚染された福島原発近くの住人でさえ、
出来るものなら、住み慣れた家に戻りたい、近所の親しい人々とまた
同じように暮らしたい、先祖の墓を守りたい、と言う。

私は過去に24回も引っ越しをしてきた、根無し草である。
私には、原発周辺の住人のそうした気持ちが、正直言っていま一つわからないのである。
そうまでして、汚染されてしまった土地に住みたいのだろうか、と思う。
頼むから子供を連れて、さっさと危険な場所から避難し、生活は苦しくなっても、
家族が揃って、新天地で力を合わせて生きて行ってくれないか!、と思う。
…しかしながら、これは私が土地、大地というものに、根を下ろしていない
都市生活者、心理的漂流者だからなのではなかろうか、と思うのである。

日本が農業を捨てたなら、捨てはしなくともアメリカ型の巨大資本による
大農場経営の農業になっていったら、私のような都市生活者、こころの漂流者は
比率的にますます増えていくことであろう。

…そうしたら日本はどんな国になるか。良くも悪くも、日本という国の民の、
優しさ、辛抱強さ、踏まれても津波に襲われてもなおめげずに立ち上がろうとするこころ。
昔から、貧しい農村が生きていくために皆で支え合った『結い』の精神…
そういったものは徐々に薄れていって、極めて希薄な人間関係の、
極めて合理的だけれど、ある意味ドライな国民が増えていくのではなかろうか。
そう。この『結い』の精神こそ、農業から生まれた日本人の基本的情調の例だ!
例えばそれは、農村だけでなく、『会社』『関連会社』というものの内にも心情としてある。
日本型企業経営の特徴であるが、そんなところにも。


土地を守る。土地に定着し、そこの隣人たちと濃密な人間関係を築き、
互いに助け合い支え合って生きていく…それがいいとか悪いとかいうことではなく、
農業人口が減り、いつでも自分の意思次第で移動、移住が可能な人間が多くなった社会…
それは、当然、そのこころ模様も変えていくであろう。
農耕民族、狩猟民族、牧畜民族に明らかに性格の違いが大昔から認められてきたように。

都市生活者、とりわけ現代の投資家などというものは、一種の
狩猟民族の気質を持っているのではあるまいか。
彼らは自身では耕さない。
自然にそこにあるもの、人の作ったものを動かして、利潤を狩り求める。
時には『もの』という実体さえ扱わず、コンピューター上で数字だけを動かす。


時代は変わっていくものである。大きな流れは変えられないであろう。
経済、というものが一国の内にとどまらず、グローバルなものになっていく、
その流れはおそらく止められないであろう。
しかし、私は、平地の少ない国土で,自然の脅威と闘いながら、
辛抱強く田畑を耕し、この土地が孫子の代まで続くと信じて農業を
営んできた農耕民族日本人の、つつましさと辛抱強さとたくましさとを愛する。

そう。土地に定着し、そこでものを育てるということは、『未来を信じている』
ということである
と思うのだ。
子が生まれ、そこで生きる。孫が出来、命が繋がっていく…
作物を大地で作っていく、ということは、そういうことである。
未来を信じ、未来に命をつないでいこうとする人間の根本的営みである、と思うのだ。

基本的に言って、投機的に農作物を考えがちなアメリカ型の農業というものは、
現世の欲望しか考えていない。未来が汚染されようが、自分の利益追求のために
隣人が困ろうが一切気にしない。

…先祖から受け継いだこの土地、傾斜地の林を少しづつ少しづつ開墾して
段々畑を数世代にわたって増やしていく、そこは水の便さえままならず、
土地は痩せて、蕎麦や芋くらいしか採れない…。それでも、その土地を
自分の孫子のために残そうとする…貧しい隣組同士で『結い』を組んで
助け合い融通し合う…そういった、日本型の農業とは根本的に違うのである。


日本人がこうして長い間、農業で培ってきた日本人の心性。
それは、私のような都市生活者、まして流浪を重ねて、幼馴染などというものもなく
帰る故郷の家などというものもない都市の移住者にも、実は色濃くこの体の内に
残っている…そう思うのである

例えば、食事の前に「いただきます」と、当たり前のように言う。
これだってお米を作ってくれる農家や白く輝くお米そのもの、命をくれた獣や魚に感謝して
いつからか、日本人が言うようになった言葉であろう。
キリスト教国のアメリカには、「いただきます」「ごちそうさま」に該当する言葉はない。
それでも敬虔な家族では揃って食前の祈りをするではないか、と言われるかもしれないが、
あれは、神に食べものをお恵み下さったことを感謝しているのである。
食物を作ってくれた農家や、ましてお米や野菜そのものに感謝しているわけではない。
そこには根本的な違いがある。



TPP…。それは何も経済の開国、ということだけを意味しない。
日本人の、日本人のアイデンティティまでを破壊しかねない仕組みである。

もう少し、いや、極めて慎重であっていい、と私は思っている。
慎重すぎるくらいであっていい、と。


私たちが本当になすべきは、この大事な、日本文化の根本と深く結びついた日本の農業を
外国に不用心に明け渡すということなどでは断じてなく、

また、今のように、そうやって父祖たちが細々と切り開いてきた山畑などを
お年寄りたちが不自由な体で苦労しつつ何とか守ろうとしているのを放置しておくことでもない
ましてや、都市生活者が、農業従事者に無責任に『土地を守れ』『伝統を守れ』などと
大変さだけを押しつけておけばいいというものではない

日本の農業をどうやったらその伝統の良さを壊さず、発展的に守っていけるのか、
ということを、本当に真剣に、具体的に考えて実行して行くこそが喫緊の課題
なのではあるまいか。
TPPでただ農作物の輸出入を無責任に自由化して、日本の農業とそれに根差した心情文化までを
破壊し尽くし、その代わりにただ農家に補償金をバラまけばいい、というようなものでは
断じてないはずだ


そうそう。こんな歌。これも、検索しているとき、どなたかが
『ごちそうさま』という日本の文化に関連してこの歌を例にとっていた。
使わせていただこう…。これこそ、日本人のアイデンティティの
一環をなす基本的情調から生まれた歌だと思うのだ…。


『おべんとう』

おべんと おべんと うれしいな
おてても きれいに なりました
みんな そろって ごあいさつ (いただきます)

おべんと おべんと うれしいな
なんでも たべましょ よくかんで
みんな すんだら ごあいさつ (ごちそうさま)

天野蝶作詞・一宮道子作曲/矢田部宏編曲


『みんなそろって』ということろが、泣かせるではないか!……

『リベラルの結集を ①』

「本当にこれでいいの?…なにかおかしくないか?」
毎日そう問い続けている。

この数か月の、マスコミの論調は、いったいどうなっちゃってるの?というくらい
極端な変化をしている。それと共に国民の気分の色と言うのか、…それも大きく変わってしまった。
数か月前までの、脱原発集会の盛り上がり。
しかし、今は。
いずれ近いうち自民党政権が誕生すれば、原発推進の旗がまた勇ましく振られるから、
反原発運動など、一挙に踏みつぶしてしまえる。
そんなふうにがらりとすべての情勢が変わってしまった…


このムードの変化は、一に安倍自民党成立と、石原氏が国政に再び戻ることを
宣言してから、一気に生まれたものである。
マスコミはこぞって、安倍総裁誕生と、石原・橋下の『維新』誕生のことばかり
煽るかのように報道する…
そんな中にいると、世論調査や、マスコミの扇動に影響されまい、と思っていても、
いつか自然に、「ああ、もう今度の選挙は完全な負けだなあ…脱原発は、叶わない…」
という空気に自然なっていってしまう。

しかし、本当にそれでいいのか?
あの、東日本大震災、福島第一原発事故…!
あれらの悲劇のあとで、まだその被災者の救済もほとんど手がつけられていないに等しい中で、
『国防軍』とか『集団的自衛権の行使』とか、憲法改正とか、そういった対外強硬政策ばかりを
勇ましい言葉で語る人々がやけに衆目を集めているような、今のこの国のムード…
本当に、これでいいのか!

もう、あちこちでみなさん、ご覧になったと思うが、
うみそら居士さんから、石原氏の談話の映像を拝借する。




安倍氏は、『集団的自衛権行使を可能』にするとし、憲法を改正し自衛隊を国防軍とするという。
自衛隊や海上保安庁の人員や予算を拡充、領海警備に関する新法の制定もするという。
日米同盟の絆の強化も強調。
さらに、教科書検定で中国や韓国など周辺国に配慮する「近隣諸国条項」の見直しもするという。
(日本国の教科用図書検定基準に定められている「近隣のアジア諸国との間の
近現代の歴史的事象の扱いに国際理解と国際協調の見地から必要な配慮がされていること。」
という規定のこと。)



野田政権になってから、とりわけこの6月頃から、野田民主党と自公が大連立を
組むのではないかということを私は恐れていた……
消費税増税、原発推進においてこれらは一致しているからである。
旧自民党政権時代の栄華をなお夢想する生き残りの老醜たち…、讀賣新聞渡邉恒雄氏や、
中曾根康弘、森喜朗両元総理などが、またこの大連立を裏で画策する…
消費税増税法案では、民自公の3党が事実上の大連立で、少数野党の
意見など無視して共闘したようなもの。

私がなぜ、大連立をかくも恐れるか、というと、そこでは下手をすると、
少数意見というものが通らない、少数意見というものが踏みにじられる、
もっとひどければ、最初から聞きあげても貰えない世の中になってしまう危険があるからである。

『決められない政治』ということが巷では悪い政治の代名詞として使われることが
多いようだけれど、それでは『決められる政治』がいいのか、というと、
ある意味でこれほど怖いものはない。
『決められる政治』。
先の大戦中の翼賛政治だって、あれは『決められる政治』であった。
そうして日本は国を挙げて戦争に突っ走って行ったのだ。

ああ!しかし!
事態は、私が6月頃に案じていたより、さらにひどいことになってしまいつつある…
この9月、野田改造内閣が成立、自民党安倍政権が最誕生。石原都知事が
都による尖閣買い取りを言いだして領土問題に火をつけ、野田政権が国による
買い取りを決めてからは、一気に日本海を巡って国際的な緊張が高まってしまった。
石原氏は国政に進出。恐れていた通り、あの橋下氏と党を組んでしまった!

…そこからの政治の混乱ぶりは、本当にひどいものである…
安倍自民党、野田民主党、橋下+石原の維新。
この一大勢力が、揃って右傾化した考えの人々をトップに戴いているという、この恐ろしさ。
どこが政権をとっても、日本はとんでもない方向に引っ張られてしまいそうである。

今、マスコミの報道も、もうあからさまにこの方向に世論を引っ張っていっているようで、
私はほんとうに怖い。3.11後、電力会社と癒着したジャーナリズムのありようが
随分白日のもとに引きずりだされ、批判された。
今、その仇でもとろうとしているかのように、大手マスコミは揃って、
意図的にも思えるほど、これら右傾化した政治家たちの動きばかりを追いかけて報道している…

反原発、脱原発のデモに参加していつも思うのは、
「ああ、こうして、反原発の声が高まれば高まるほど、原発推進派で
反原発に嫌悪感を抱く者たちの、沈潜した怒りと憎悪感は増幅されるのだろうな。
いつか、それが、反撃行動となって出てこねばいいが…」ということだった。
憎悪、というものは他方が力を得、自分たちが抑えつけられていると増幅されるものである。
推進派への批判の中、じっと息をひそめていた連中は、いつか大挙して
反撃に出てくるのであろう、と…。
ああ!この偏った、政治報道!
それらは、もしかすると、原発に関して攻撃を受け、じっと我慢を決め込んでいた連中の
総反撃開始、と言えるものなのではなかろうか!


政治の争点はいろいろある。
あなたが『反原発』だからと言って、原発問題と、改憲・領土問題・TPP・消費税増税…
それらは直接関係ないじゃないか、
いっしょくたにして論じるのはおかしかろう…?

いいえ。私はこれらは根っこのところで繋がっていると思っている。
その根っことは何か。
どの問題も、突き詰めて考えて行けば、
…『国民の健康と命を守ろうと真剣に考えているかどうか』という一点に集約されてくるからである。

安倍氏は『日本を取り戻す』という。美しい国を作るのだという。
石原氏は、領土を守る、という。
しかし、彼らは過激なその言葉の先に、何を想像しているのだろう?
本当に憲法を改定あるいは『廃棄』し、米軍やその友軍と共に歯止めのない軍事行動を
世界で展開し、そのためには徴兵制も復活させて日本の若者を世界の紛争地に送り出そうと
考えているのか?
対中、対韓で本当に強硬姿勢をとり続け、
アメリカとの軍事訓練などという示威行動をさらに拡大展開して日本海に緊張を高め、
さらには抑止力として、核兵器も自分たちで保有して、日本を軍事国家にしてしまいたいのか?
本当に、そんな日本の将来像が、かれらの政治家としての夢であり悲願なのか!!??
そんな日本が彼らの美しい国なのか?

そうして、
石原さん強くておもしろそう、
橋下さん、若くて元気でずばずばものを言う、
安倍さん、何となくおぼっちゃんぽくて、もの言いがやわらかそうで育ちがよさそう、
それに、民主党はダメだったから…
…ただそれだけの理由で、これらを追いかける人、
本当に、日本が、そんな貧困な想像力の政治家の描く将来像の通りになっていいのですか!
あなたの子や孫が、もしかすると徴兵される、そんなことに再びなっていいのですか?
この狭い地震国、日本に再び原発を稼働させ、さらに新規に増設してその数を増やし、
そして、原発よりさらに危険を多くはらんだ、もんじゅや常陽を、この国で本当に動かして
いきたいのだろうか!!??
もうそうした原発回帰の風を読むかのように、21日、早速、日本原子力研究開発機構が、
トラブルのため停止中の高速実験炉「常陽」(茨城県、熱出力14万キロワット)の運転を
平成27年度に再開させたいとの意向を文部科学省の作業部会で示したようだ!

彼らを選ぶ、ということは、そういう危険を自ら選択する!ということなのに??!!

これら(野田民主党も含む)が政権を握ってしまえば、
1.対中、対韓、対北朝鮮へのいたずらな強硬姿勢で、一気に日本海の緊張が
  高まる。経済・文化交流もストップ。貿易は縮小。
2.アメリカ追随外交の継続強化。沖縄は帰ってこない。
3.憲法改正を強行。9条を変えて、自衛隊は国軍になり、海外での戦闘行為も
  行えるようになる。アメリカ、および国連の名を借りた世界の紛争地への武力介入に
  日本も加わることになる。徴兵制も可能。
4.核武装。この、3,4により、戦後日本が築いてきた『平和国家』『非核武装の
  (安全で豊かな工業先進)国という、世界の評価やイメージは一挙に崩壊。
5.原発推進全開
6.復興と日本の安全を守るための『公共』事業と言う美名のもとでの、
  自民党以来の土建国家体質の復活。国民の税金は無駄な箱モノにもどんどん
  湯水のようにつぎ込まれ、そこにゼネコンや官僚などのシロアリがたかる。
  官僚の天下りは一向に止まらない。
  本来、一番重要視したい被災地地元にはお金が回っていかない!
7.大企業優遇。貧困層の増大。格差社会の拡大。
8.社会保障や国民の生活の安全や安心はなし崩し的に崩壊。社会インフラの弱体化。
  セイフティ・ネットワークの崩壊。
9.食の安全の軽視。
10.教育の改悪。日本が日中・太平洋戦争で犯した罪を歴史記述から削除しようとする。
  『国を愛する』と言う美名のもとでの思想教育の強化。
11.そして、誰もそれらに対してもの言えぬ息苦しい空気が充満した、単一価値強制国家の
  成立。

こんなとんでもない国になってしまう危険性がある…
無論、これら以外の政党が政権を握ったからと言って、これらの問題が
一気に解決するとも私は思っていない。

どこかの政党にお任せ、あの政治家にお任せ、では、この国は絶対によくなっていきはしない。
一つの政権が長く続けば、そこにいろいろな癒着や腐敗が生まれてくる。
国民は、いつも、政治に関心を持って、政治というものの風通しを良くしておく必要が
あると思う。

結局最後は、国民の意志と努力に、これらの問題の解決はかかっていると思う。

理想的な政治とは何か。
それは単に『決められる政治』と言うようなものではなく、
また単にいつまでも愚図愚図と『熟議』のふりをしていればいいというものでもなく、
国民のことを本当に真剣に考える政治家たちが、多少の政策の違いは乗り越えて、
国にとって一番いいことを、多少回り道でも誠実な話し合いによって着実に進めていくこと。ただし、
復興のように急を要することは、政治家が力を結集して(『大連立』と言うような
妥協とただの党利党略では断じてなく!!!)迅速に動けること。
そしてそのためには、有権者は、その一票を投じるときにはよほどよく考えて
やはり、人格の優れたひとを選ばねばならない。


このことに尽きるのではないだろうか。

だが、ああ!!!!
…その見極めのなんと、難しいことか!!!
こんな国民のための政治は、それこそ、ただの『理想』
…夢のまた夢にすぎないのであろうか…






『リベラルの結集を』は長い記事です。
それをいくつかに分けました。
①から順に、↓ に記事を分けてアップしてあります。
②から先は、記事の下へ下へと辿ってお読みください。

選挙の公示が行われる前に、と一所懸命急いで書きました。
私の日ごろの想いを全部綴ってあります。是非、お読みくださいね。
投票。いい政党がないから、とあきらめないで、ぜひ、一票を
無駄にしないように、少しでも納得のいく投票をしましょう。




『 リベラルの結集を ②』

さて。この記事のタイトルを、『リベラルの結集を』とした。
『リベラル』、とはなんであろうか。
また、それに対極するものとはなんであろうか。

『リベラル』の定義付けは実は非常に難しい。
だが、話を進めなければならないので、私の『リベラル』に対する考えは、
本文の下の『追記』に書かせていただくことにして、
日本で一般に『リベラル』と言う時には、漠然と『社会自由主義』
『穏健な革新を目指す立場(中道左派)』とでも言うようなものを指す
とお断りしておいてから書き進めたい。
まあ、よく言う『ハト派』という曖昧な言葉がその概念の印象をよく表しているだろうか。
一般的に『リベラル』の対極としては、『全体主義』『集産主義』を指すことが多い。
しかし、私がその対極にあると今、ここで考えているものは、
『極右的ネオリベラリズム』もしくはそれに近いものを念頭においている。
では『ネオリベラリズム』とはどういうものか。
わかりやすい例で言えば、
息子ブッシュが8年間の政権担当で世界を不幸に巻き込んだような、
そして今回ロムニー候補が掲げていたような、とどまるところを知らぬ経済の自由主義、
そして『自立』と言う美名のもとでの弱者切り捨て政策のようなもののこと。

私が『リベラルの結集を』というタイトルを掲げた、その『リベラル』という言葉。
私はここで、『「極右的ネオリベラリズム」に反対するすべての勢力』
を漠然とイメージしている。
その意味で、私は日本共産党も、この『リベラル』と言う言葉の内に含んで話していくつもりである。
もっとも、日本共産党の人々は『リベラル(自由主義)』と呼ばれることなどまっぴら!
と言うかもしれない。でも、ここは。この大事な際、固いことは言わないでほしい。
(日本共産党についての私の深い想いは、次の記事で書いてみたい…。)


かつて、日本には、自民党の一党支配に対する反対勢力が曲がりなりにもあった。
社会党、共産党の左派政党がそれである。
その良し悪しについての論議はいろいろあるだろう…
私は、国の政治というものが、ひといろの政策で固められてしまうことほど
危険なことはないと思っている。
日中・太平洋戦争中の日本のような軍事国家などもってのほかである!!!

その意味で、長い長い自民党政治の中で、それに異を唱える存在というものが
絶対に必要であると思ってきた…
同じ政党がずっと政権を握っていれば、そこにどうしても腐敗や癒着が生じがちである。
また、一極に権力が集中すると、ややもすれば力を過信して暴走しがちになる。
反対勢力というものがあれば、政治は暴走出来にくい…
その意味で私はずうっと、共産党や社会党に票を投じて来たのである。
(だから、もし、社会主義・共産主義国家でも、それが人々を抑圧するならば、
私はそれに反対するであろう。)

私の場合、勿論社共の掲げる政策に納得できる部分が多かったということが第一であったが、
その、抑止勢力としての役割に期待していたところも大きかったのである。

だが、『第五の敗北』と言う記事で書いたように、この2つの政党は、
自らの招いた失敗や、世界的の要因も両方あって、日本では弱小政党になり下がってしまった…

自民党がひとり勝ちした政治…その悪弊は、皆が知るところであろう…
2009年の夏の、民主党政権誕生は、この国に2大政党を根付かせたい、
そのような力を持つ第二の政党を作りたい!という国民の悲願が出した結果ではなかったか!

…民主党も最初はそれを自覚して、官僚支配からの脱却など、いいことを
たくさん言っていたものである…
だが、政権を担当したことのない民主党の政治家は、結局官僚にからめとられてしまった…
そうして、国民は短気であった!
私に言わせれば、国民は辛抱が足りなかった!
私が嘆くのは、2010年、参議院選で、国民が民主党にお灸をすえて、
ねじれ国会が生まれてしまったことである。
慣れない政権運営、自民党政権が長く続いたことによるさまざまな悪弊を絶ち切ることは、
なまなかなことでは出来ない。それに対し、国民は早く結果を求めすぎたのではなかったろうか…
結局、私たちは、自民党に代わりうる対極としての政党をここで育てそこなったのである…

民主党政権成立の3人の立役者たち…その大物政治家たち…

…小沢氏は離党した…2年近くにわたる不当とも思える裁判で無罪は確定したものの、
 小沢氏はかつての力を失ってしまった…
…鳩山氏は、今時の政治家に珍しく政治の理想も持っていたのに、若くして
 引退を表明せざるを得ないところに追い詰められた…私は彼が勇気を持って
 普天間の県外移設を言いだしたことを評価している。問題はその弱気と、総理たる鳩山氏の
 足を引っ張った外務省防衛省などにあったのでないかと思っている。
…菅さんだけが、まだ民主党に残っているが、彼も孤立無縁。
 かつての総理大臣に選挙応援を頼む者とてなく、彼は地元の武蔵野市で、
 一人、少ない聴衆の前で、ひたすら脱原発を訴えているようである。
 その孤独な姿が、数日前、小さく新聞に出ていた…

これらの人々に問題がなかったとは言えまい。
しかし。しかし、これらの民主党政権誕生時の立役者たちが揃って脇に追いやられ、
野田佳彦氏のような、権力欲を行使する快感だけ強くて、政治的理想のない
小者政治家が残って、かつての自民党と同じような政治を、いやある意味でもっと
ひどくてお粗末な政治を行って、民主党を解体してしまいつつあるこのこの結末は、
なにか単なるほろ苦さを超えて、重く腹にこたえる…!

しかもその大物3人が、揃いもそろって、マスコミによる一大バッシングを受け、
政治の表舞台から半ば、あるいは完全に引きずり降ろされてしまっている。
一体、誰がそうなって嬉しかったのだろう、とつい深読みしてみたくもなるのである…


そうして今、私たちがそこから折角逃れて来た自民党に、
いや、さらに悪い強権的、右翼的政治家に国民の人気は集まっているように見える…
これらの政治家は、野田氏も含め、揃いも揃って原発推進である…!!!
私たち国民が願ってきた政治の転換というものは、こういう終わり方でいいのか!
こんな、滅茶苦茶な、支離滅裂な、低レベルの政治争いを私たちは求めていたのか?

ノーベル賞作家大江健三郎さんは、7月16日『さようなら原発十万人集会』の折、
『わたしらはもう十数万人にのぼる私たちは、侮辱のなかで生きてゆくほか無いのか。
あるいはもっと、次の原発の大爆発によって侮辱のなか死ぬほか無いのか。』と
国が私たち国民の生きる権利を侮辱しているという、『侮辱』という
強い言葉を使って悲痛な訴えをされた。

人間が、その、生まれ育った土地、自ら選んだ土地で、ささやかに普通の暮らしをしていく権利。
子供を外で遊ばせ、自分の田や畑で米や野菜を作り、それを生計の道とする…
漁師は海や川で魚や貝をとる…
休みの日には野原や山で山菜採りをしたり、子供が泥んこになってスポーツをしたり、
あるいは小さな庭に花や野菜を育てて楽しむ…
そんな、普通の、そんな当たり前の暮らしをする権利を、東電の事故は
奪ってしまった!
そして、東電も国も、それからマスコミなどの多くまでもが、その問題に
まともに向き合おうとしていないのである。
…これを、人間の人格、全人としての存在への侮辱と言わずに、どんな軽い言葉で
言い表せようか?

国民無視のこんな政治を許してしまうこの悲しさ口惜しさ!
そして。さらに。国民は、第五のこの敗北を喫しただけではなく、今、『第六の敗北』
に向かってひた走りに走っている…

大江健三郎さんや、瀬戸内寂聴さん、澤地久枝さん、内橋克人さん、肥田俊太郎さん…
反原発集会によく来て演説をしてくれるこうした知識人たちは、それぞれ、
77歳、90歳、82歳、80歳、95歳である…。
若い論客たちよ、もっと外に出てくれ!!!






『リベラルとは』
    ↓

続きを読む

『リベラルの結集を ③』

日本にはかつて、戦後に、国内外の政治に反対して学生たちや労働者たち市民たちが大きく立ち上がった
政治運動がいくつもあった。日本の『政治の季節』である。
1959,60年の安保闘争と、1965年から74年までのベトナム戦争反対運動、
1965年から1972年ごろまでの学生の自治、日米安保改定反対・反米などを訴える全共闘運動、
1966年から一部今に続く成田空港建設に関する反対運動である三里塚闘争などがそれである。

戦後の一時期。日本人が国内外の政治の悪に不信を抱き、言論で、あるいはデモで、
ストライキで、一部は武力闘争で立ち上がった時代が、日本にもあったのである。

安保闘争
          (1960年。国会議事堂前に集まる人々)

こうやってデモに参加する者だけではない。
新聞やラジオ、雑誌、…ありとあらゆる手段を使って、人々は政治を語った…
国会では激しい論戦が行われた…

右派、左派共にその主張を熱く語った。
とりわけ左翼的な思想家、文学者、科学者は、学生達などの熱い支持を得て、
この国の思想界をある意味、リードしていたものである…

政治家も、今思い出すと、ああ、懐かしい!と思う、大物政治家たちが
与野党ともにいた。当時も今と同じように足の引っ張り合いや、つまらない政争や、
というものがなかったわけではないけれど、もう少し、政治家の度量が大きかったような
気がする。
自民党だから、と言って、今の安倍氏のように極右的な人ばかりではなかった。
『自民党リベラル』と呼ばれるような大物政治家もいて、国が極端な方向に
走っていくのを牽制したり、いさめたりする働きをしてくれていた。
石橋湛山、前尾繁三郎、三木武夫、鈴木善幸、河野洋平(河野太郎氏の父)……
次にその流れを組むのが、野中広務、谷垣禎一、加藤紘一、山崎拓、河野太郎氏などである…
しかし、山崎拓氏は今期限りで議員辞職。政界から身を引いた。
谷垣氏も、本当は今頃は自民党総裁になっていておかしくない実績を持った人だと思う。
彼も、石原伸晃幹事長の裏切りに近い行為やら、長老陣の圧力やら、何やらわけのわからぬ
谷垣降ろしの空気の中で、9月の総裁選立候補を思いとどまざるをえなくされたような
ところがある…
今の自民党ははっきり言って、昔の自民党より悪くなった…
私は、谷垣氏は自民党の中でも、人間性を感じて好きな方だった…

左派の中にも太っ腹の融通のきく政治家がいて、右派の中にも進歩的な考えをした
人がいて、互いに尊敬しながら議論ができる、というあり方が理想なのであろう。


それにしても今度の衆院選。こんなひどい選択肢しかないなどということが
あっていいのだろうか?

私が悲しいのは、かつてあれほど論壇に自在に縦横にペンをふるった言論人たちが、
今、黙りがちなことである。
いや、大江さん達のように、積極的に、そのご老体に鞭打って(失礼!)デモにも参加し
またネットやその他のメディアで盛んに脱原発を訴えてくださる文化人もいる。
しかし、相対的に見て、あのような福島の惨状を目の当たりにし、
今また極右の政権が誕生しそうな、日本の危機とも言える状況を前にして、
言論人、文化人、学者、評論家…ええい!もう、定義とか呼び方なんてどうでもいいや!
そういう、日本の思想や言論の一方のかたを引っ張っていくべき人々が
今、あきらめてしまったかのように沈黙しているように思えるのが悲しいのである。
学生たちが全体的に無関心に思えるのも、また、言論のプロだけでなく
一般の人々も、この危機に対し、語るのを、いや、怒ることを諦めてしまって
いるようなのが悲しいのである。

黙っていていいのか?
放っておいていいのか?

『11月14日、ヨーロッパ労働組合連盟(ETUC)の呼びかけで、スペイン、ポルトガル、
イタリア、ベルギー、ギリシアなど23カ国・40の労組ナショナルセンターが参加する
画歴史的な大ゼネストとデモが闘われた。EUと各国政府による緊縮プラン・首切りと
増税の攻撃に反対する全ヨーロッパ規模の闘いであり、1000万人を超える労働者が
怒りの声をあげた』そうである。

デモ欧州一斉

http://www.zenshin-s.org/zenshin-s/sokuhou/2012/11/post-1808.html


戦う目的はそれぞれに違うであろう。
だが、デモをしたり、集会をして何かを訴えるのは、言論の自由と同じに
私たちに与えられた権利である!
これはスペイン、マドリッドのデモの光景。
日本のデモとなんと違うことであろう!
ここには、日本のデモ隊に対するような、警官隊・機動隊の厳しい規制網などは
なさそうである。警官隊が警察官や機動隊員や車でバリケードを作って
デモ隊を道路に入れない。デモ隊が一個所に集まらないよう、デモ隊を
交差点などで止めて、細かい人数のグループに分断して行く…
上の1960年の国会議事堂前のデモの光景に比べたって、
今の国会前デモは、規制がどれほど厳しく行われていることか。
国会正面の道路は厳重に封鎖されて、集まった人々は、両側の歩道にいられるだけである。
しかもそれは半分に仕切られて、一方は通路として空けておかねばならない。
狭い場所に、数万とも十数万とも言う人を押し込めておく。
安全を無視したこの規制の目的は何か。
一に、デモ隊が一個所に集結してその規模の大きさが、空撮映像などによって捉えられ
一斉に報道されることを防ぐためとしか思えない。
要するに、反原発・脱原発への民衆の想いを『可視化する』ことへの妨害である!
あろうことか、石原前都知事の東京都は、日比谷公園にデモ隊が集まると言う
国民のこれまで当たり前に出来た行動まで、実質的に出来なくしてしまった!

欧州のような、一部逮捕者が出るようなデモ、官邸前のおとなしいデモ…
どちらがいいとか言えない。
ただ、…デモをすることは、私たちの当然の権利なのだから、と、ジュースを飲みながら、
あるいは恋人と軽いキスをしながら、自由に気楽にデモに参加する欧州の人々…
それに対し、ある種の『悲壮な』決心を抱いて、心に武装してからデモに向かう
日本の人々…そして、なにか、それが特殊な奇妙な人々のする行為という目で、まだまだ
日本では見られがちであること…それを私は悲しむ。
この一年で、随分デモに対する意識は変わってきたけれど。

正当な『生きる権利』を主張することは、国民に与えられた権利である。
その権利は、最初からあったものではないのだ。
長い間にわたって、それこそ多くの人々が血まみれになって戦いとってきた権利である!
デモなどの市民活動をわけもなく毛嫌いする人がいるけれど、今、私たちがこうして
自由にものを言ったり書いたりする権利は、そうした人々の過去の活動によって
勝ち取れられて来たものでもあるのだ…

そうして、その権利は、いとも容易に、いつのまにか権力者によって巧妙に
徐々に制限されていき、いつのまにか気がつけば剥奪されてしまっていた、ということが
いとも容易に起こりうるものでもあるのであることを私たちは忘れてはいけない。
例えば、デモ隊が日比谷公園にいったん集まり、そこからスタートすることが出来なくなったように…
たとえそれが今は些細なことに思えようとも、こうした規制強化は着実に
市民運動の力をそいでいくものなのだ。

また、与えられていた権利がはく奪されるだけでなく、そういう要求さえ抱かぬ国民に
ごく小さいうちから教育されていくと言うことだってありうる!!!
国によって長年にわたり周到に行われてきた原発安全・クリーン教育を思い起こせ。
小学校から、副読本を使って、原発に対する安全刷り込み教育がこの国では
行われて来ていたではないか!
政治家が教育に妙に干渉の手を入れようとするときは、とても用心しなければいけない!

政治家を育てることも、
私たちに与えられた『生きる権利』を守っていくことも、
意識的に私たちが自らの手で行って行こうとしないといけない。
私たちが今、当たり前だと思っている権利。それは容易に奪われ得るものなのだ。


政治家個々のモラルを問う時だ。
政治家の本質を見極める時だ。
政治家はまた、党の拘束などいったん置いて、自分の信義とするところに
一度立ち返ってほしい。

リベラルよ立て!
黙っていてはいけない。

民主党内のリベラルと言える勢力が相当数いるはずである。これらよ立て!
自民党内にだって、河野太郎氏など、自民党リベラルの流れを組む政治家はまだ
いるはずである。これらよ立て!
社民党、共産党、国民の生活が第一、新党日本、みどりの風、反TPP党、(みんなの党?)…
ああ、覚えられなくてぬかしたところ、ごめんなさい!
とにかくこれらリベラルおよびそれに近い弱小政党・会派よ、一致できるところで結束して立て!

国民はこれらを応援して行かないと。
今度の選挙は、日本の将来を、本当に冗談でなく決定的に方向付けてしまう
大事な大事な選挙になるであろう。
要するに、その主張をよく見ればいい。


国民は声を上げよう。
自分の持ち場で語ればいい。
そして、そして。
リベラルの文化人よ。もう少し頑張って外に出てこないか!
3.11後の沈黙。…そして、この極右政権誕生しそうな状況下で、
頼むから、ただ諦めて座していないでくれ!!!







『脱原発勢力の結集を』

広瀬隆氏が、緊急提案、ということで、大事なことを呼びかけられている。

今、民主・自公の大政党と、橋下・石原の維新と…
どちらに転んでも、脱原発の夢は無残に踏みにじられるだろう…
そう思って、選挙前から戦う気力をなくしていらっしゃる方も多いのでは
ないだろうか…
私もそうである。半分あきらめつつも、このまま引き下がるのがあまりにも無念なので
こうやって、小さなブログで声を上げている。
野田首相の批判。橋下、石原両氏への批判、…その下書きをどれほどたくさん書いただろう。
いわゆるネガティブキャンペーンである。
でも、書いては虚しくなった。こんな人々しかいないのか!と絶望しそうになった…
こんなはずはない…こんなことがあっていいの?!
…方法があるはずだ。なにか出来る筈だ…
そう思ってここ3日ほど、『リベラルの結集を』という記事を書いては消し書いては並べ替え、
自分のもどかしい想いや願いををうまくまとめられずにいた。

ところが、広瀬隆さんが,そこのところをずばりと書いていられる。
元の記事は『脱サラ亭主のデコボコ独立開業記』 のやっちゃんさんから戴いた。
私は、広瀬さんの記事の、必要な一部だけを引用しているけれど、広瀬隆さんの
熱い記事の全文ご覧になられたい方は、やっちゃんさんのところをお訪ねください。
やっちゃんさん、ありがとう。


   『今こそ国民が立ち上がる時です ・・・広瀬隆』

無題
3広瀬
10.jpg
11.png
無題45
無題46
無題48
無題49
無題60
無題61
無題62
64.jpg
67.jpg
68.jpg
69.jpg
無題71
無題72
無題73
無題76
無題77



政党のガラガラの動きが急である。
一日で状況が変わってしまう。
みんなの党の動きや、小沢氏についてなど、補足はいるかと思う。
小沢氏に内容が傾きすぎているかな、など私なりの異見はあるけれど、
今は、こういう小さな政党が結束しなければどうにもならない。
選挙は、当選数で判断するだけでなく、得票数で、脱原発の国民の願いが
これだけ強いんだということを示そう!という意見にはそうだなあ、と思う。
また、小さな政党が、それぞれに候補を立てて、ごちゃごちゃ争っても
結果が出ない。ここは選挙協力を組む。脱原発派が競合して票の奪い合いをする、
などということは、この際、頼むからやめてくれ!という気持ちは私も同じである。
あとは、また、『リベラルの結集を』という記事の中で、自分の言葉で書いてみようと
思う。

ただ、あきらめない!という強い意志を持って、国民が投票に行くこと。
そして、国民の強い意志が動くとき、マスコミの誘導などは、わずか一週間しかなくても
覆せる!……それは私もありえると思っている。
民衆が何かを変えようと雪崩打って動く力は、民衆が思う以上に恐ろしく強いものだ。

そのことを取り急ぎ伝えておきたい。





『脱原発総選挙に行こう!』バナー

             こんなの見つけたのでご紹介します。
           山本堪さん、バナーと文章の一部、お借りします。



              総選挙脱原発


        2012年12月16日の衆院総選挙に向けて、今私たちに出来ることは、
        心して候補者を選ぶ事。まずは情報収集から始めましょう。
        そして周りの人にもその情報を共有してあげてください!


『脱原発議員を落選させるな』

衆院選でどこに一体投票するのか。誰に一体入れるのか。
…悩ましいところである。
(私自身ははっきりしているのだけれど…)

新聞、テレビなど大手メディアは、なにか、原発から意図的に国民の目を
逸らそうとしているのではないか。
連日の選挙に関する報道は、維新と太陽のことばかり。
これだけ毎日毎日、この2つのことが繰り返し報道されれば、なにかこの
2つのグループが、この選挙の中心の存在のように見えてくるではないか。
両党はとうとう、政策の違いなど無視して一つにくっついてしまった。
見ていてごらんなさい。原発に関しては、橋下氏は脱原発をひっこめますよ。
そう思ってたら、やっぱり。2党の合意文書には『原発ゼロ』の文言はなし。
エネルギー政策についての合意の文章は、曖昧さいっぱいの妙なものとなっている。

【6】新しいエネルギー需給体制の構築

 原発(1)ルールの構築
     (ア)安全基準
     (イ)安全確認体制(規制委員・規制庁、事業主)
     (ウ)使用済み核燃料
     (エ)責任の所在
   (2)電力市場の自由化

要するにこれは、原発を推進する、ということを前提としてルールを構築する、ということだ。

もともと、私は、橋下氏には脱原発の強い意志などないとずっと思ってきた…
本当に強く脱原発を考えていたなら、大飯再稼働問題でいきなり、夏の電力が足りないと
大都市大阪などが大変なことになる、などと言って屈したりはしなかったはずである。
それまで、再稼働反対を強く主張しながら、橋下氏がある日、いきなり敗北宣言をしたことで、
一気に大飯再稼動に向かって政府も県も電力会社も町も、勢いづいた時のことを
私は忘れていない。
橋下氏の脱原発のポーズこそが、ポピュリズムそのものだったのだ。

石原氏は、
「ふわっとした民意はたくさんある。『原発怖い』など、色々な民意があるが、
それらにこびたらポピュリズムになる。一番大きな、確かな民意は
『この国は危ない、何とかしてくれよ』だ。中央官僚の支配体制を変えないとダメた」
と述べたそうである。

『原発怖い』は、ふわっとした民意なのか!彼にとっては!!!
そうだろうなあ…このひとには、人の苦しみ、痛みなどはわからないのだ。
なにしろ、東日本大震災の津波を「天罰だ」と言える人だ…
福島の苦しみなどもわかるはずがない…
『この国は危ない、何とかしてくれよ』…それが民意だと言いきる人。
尖閣買い取りなどで国家間の対立感情を自ら煽っておいて、国民の危機感が民意だと言う。
自分で放火しておいて、「大変だ大変だ!火事を消すのは俺しかいない!」と
言っているようなものじゃないか!

10月28日付、朝日朝刊、『声』の欄に、読者からのこんな投書があった。
75歳の男性。タイトルは、『保守政党の結集を危惧する』

『安倍晋三氏が自民党総裁に復帰して憲法が危ないと感じていたら、今度は
現憲法を「醜い」と言ってはばからない石原氏が保守新党を立ち上げると宣言した。
 威勢のいい物言いで国民の不平不満のはけ口となっている関西の第三極勢力も、
この両方と気脈を通じる保守勢力に他ならない。一方、今の民主党は政策も手法も
自民党となんら変わらない。日本の政治の行く末が心配だ。
(中略)自民党や民主党の中にもいるはずの穏健派の声も聞こえてこないし、
こんな時に奮起してほしい護憲勢力に至っては影をひそめてしまったかのようである。
 いずれ総選挙が行われるが、望まれていない勢力の中から「どれが最悪でないか」
を見比べて選ばなければならない状況はあまりに悲しい』


私の悲しみは、まったくこの方のおっしゃる想いと同じである。

なにか、なにか、この選挙の争点はおかしくないか?

国民が願っているのは、本当に、石原氏の言うような、対外的に、まあはっきり言えば、
中国や韓国、北朝鮮に対して喧嘩を売るような強硬な態度に出て、さらに対立を煽る、
そういうぱっと見『強い』政権なのだろうか?
先ほども、橋下、細野、自民党の菅各氏の討論をちょっと見ていて、そのとき
町場の中小企業者の、「とにかく経済を少しでもよくしてほしい」という声が
とりあげられていた。
国民の一番の願いは、おそらく、脱原発でも、尖閣問題でもなく、経済の回復、ということ
であろう。石原氏が党首になるような政党が、さらに対中、対韓関係を悪化させて、
日本の経済が回復基調に向かうであろうか?…私はまったくそうと思わない。
また、自民党、安倍総裁が掲げたような、『国土強靭化』!
これなどはまったく、以前の自民党の土建国家体質への回帰以外の何ものでもない。
景気をよくするには、とにかく道路や新幹線や、大きな箱モノや…そういった
大きな公共事業に金を注ぎ込むに限る…そうすれば、巨大建設会社、いわゆるゼネコンが
まず元気になり、そして地方の土建業者にも少しはカネが回り、それで景気は回復する、と
いう今までのやり方…
だが、それで残ったものは、利用者がいなくて維持費ばかりに税金を食う
大きな箱モノの残がいや、どこかへつながる見込みもない巨大な橋、…そんなものばかりではないか。
一時は建設ブームに沸いても、残るのは、老人ばかりになった活気のない町である…
原発立地自治体がその象徴である。
自民党の『国土強靭化政策』で喜ぶのは、大手ゼネコンと、そこと癒着した国土交通省の
官僚と政治家だけですよ。
では民主党がいいのか。現民主党は、自民党となにも本質において変わらない。
復興税の使い方を見てごらんなさい。あの、カネに群がる各省庁のやり口の醜さを。
それを許してしまう政治家を。

ああ!!!!………

この国にましな政治家はいないのか!
何をいったい、私たちは、判断基準として、今度の選挙に行けばいいのか?

国民はぼんやりとはわかっているはずだ…
国民が望むのは、自民党と違う政治だったはずだ!
官僚が跋扈して天下り団体が国民の税金を湯水のように使ってしまうのを許す政治…
政治家は、選挙の時だけ国民の方を向くが、いったん議員になってしまえば、
次の選挙まですることはつまらない上げ足とりの政争だけ。その間政治が
動かないから、官僚が何もかもを掌握して動かし、結果官僚に頼らざるを得ない政治家…
アメリカべったりで、沖縄のことにしても何にしても、アメリカの顔色を読むしかない
情けない外交…
大企業、富裕層への増税には及び腰な癖に、それ以外の国民からは容赦なしに
税金をむしり取って、それなのに、その税金を無駄なことにどぶどぶと使い流す政治…
そうして、この国も、アメリカと同じように、中間層というものがやせ細り、
富裕層と下層の差がくっきりとした格差社会になってしまった……
そして、この国に原発を導入し、原発神話を膨大な金と権力を使って作りあげ、
結果、あの福島原発事故の悲劇を招いてしまったのは自民党である!

…そういった政治と違う政治を国民はして欲しいのだ!!!
どの政党でもいいから…

ああ!だが、そうした国民の想いを本当に掬いあげてくれそうな政党はない!
今日も先ほどの番組で、共産党の志位氏や社民党の福島氏の声も一応取り上げてはいたが、
志位氏は『脱原発』を語っていた。…それはいい…
だがもう一言、今回の争点に『安保条約廃棄』というものを言っていた…
そうじゃない、そうじゃないのよ、志位さん!
私も、不平等な安保条約は廃棄して、日米友好条約の様なものにして欲しい。
だけど。だけど。今度の、この大事な大事な選挙で、それを争点に掲げちゃだめ!!!
社民党と共産党がどんどん勢力を失って行ったのは、国民が経済のことを
最優先に考えがちなのに目を伏せて、『護憲』『安保廃棄』そればかりを
十年一日のごとく、選挙の争点に掲げて来たからよ!

無論私は護憲だ! 安倍氏や石原氏の考え方には真っ向から反対する。
しかし、選挙でそればかりを強調しちゃだめだ!
もっと、脱原発。復興。TPP。消費税増税、社会保障…国民目線になって戦わなくては!!!
いや…
脱原発』ということを象徴として『日本は省エネルギー・自然エネルギー立国するんだ!』
というくらいの、新しいヴィジョンの国造りをもっと前面に押し出して、
希望を国民に訴えなくては!!!
古い言葉を使って選挙運動してちゃだめだ!!!

…そういった意味では、『国民の生活が第一』という、党名はいいなあ…

私は、これからの大きな政治の流れをこう見ている。
①今は、自公vs民主vs維新など第三極勢力vs国民の生活が第一など第三党vs社共を中心とした勢力
②やがて選挙後、これらは、自公民vs維新など第三極勢力vs国民の生活が第一など第三党vs社共を中心とした勢力
 というふうに、自公と民主の一部が大連立を組む。
③さらに将来は、自公民維新vs国民の生活が第一など第三党vs社共を中心とした勢力
…この3つに、収斂されていくであろうと…
つまり、自公民と維新がさらに大連立を組む。民主党はほぼ解体状態になり、
一部議員は、国民、もしくは護憲・脱原発勢力に流れて行く。

…こうなってしまったら、日本は恐ろしいですよ、皆さん。
原発いらない、沖縄返せ、戦争反対、徴兵制・核武装反対、弱者の切り捨て反対!などの、
小さな声は国に届かない仕組みになってしまうかもしれない…
私はこれを一番恐れる!

平和と国民の健康あっての経済
それを忘れてはいけない。
戦争中に経済の安定もなにもあるだろうか?軍需関連産業が儲けるだけである。
子供が被曝して甲状腺癌になることを恐れる国…その子や母の前で国民の経済など語れるか?

さて。
ここまで複雑に分裂してしまった、しかも低レベルの選択肢しかない選挙。
一票を投じるのに、本当に迷う。
だが、今回は、『脱原発』を争点に、選択の的を絞ってはどうだろうか。
あの、世界までをも震わせた東日本大震災、そして福島第一原発事故を経験して
わずか一年9カ月しかたたない国。
その国の国政選挙で、復興と原発のことが争点にならないなんて、そんなことがあっていいものだろうか?
なぜ、今、こんな時に、国境問題などを言いたてる勢力が人気を得ているように見えるのか!!!
庶民感覚として、これをおかしいと思いませんか?

私は、ここまで来てしまったら、脱原発、を争点にして、国民目線の政治家かどうかを
ふるいにかけるのがいいかと思う…仕方ないか、と思う…。
本当は、折角自民党に代わって政権をとった民主党に、自民党とくっきり違う政治を
やってほしかった…そのために、菅さんや枝野氏、古川前国家戦略担当大臣などを
応援する記事を書いてきた…
だが、民主党の凋落はもう避けられまい。
国民は、このままでは第六の敗北の道をまっしぐらに進む…

折角この国に生まれたかと思われた、自民党に対抗して政権を担当し得る政党…。
私自身は左派革新政党支持者ではあるが、日本のためにもう少し我慢して、
民主党を育てることも必要か、と心の内ではまだ思っている…
だが残念だが。本当に残念だが、ここでいったん、シャッフルしなおすことも仕方ないかもしれない…

願わくは、民主党政権がだめだったからと言って、
民主党に残る、心ある政治家までいっしょくたに落選させないでほしい!!!

人をようく選んでほしい。原発のことだけでなく、その人がどういう根本思想を
持った人か、ようく見て選んでほしい。
私は、私個人の考え方としては、その人の根本思想というものは、たった一語にも
現れるものだと思っている。たった一つの政策にも象徴的に現れるものだと
考えている…だから原発に対する考えかたを指標に選ぶ…

うみそら居士さんが、『原発ゼロの会』のメンバーの一覧をくださった。
これも、前回の『脱原発法案』『原発に関する国会議員のアンケート』などと共に、
選ぶ際の参考に加えて欲しい。
『原発ゼロの会』は、超党派の、原発なくしたいという議員の会である。
10月14日の朝日新聞に、この原発ゼロを目指す超党派議員の会が、
衆院選や参院選で脱原発に賛同する議員を他と区別するための認定マークを
決めた、という記事が載っていた。
脚本家、倉本聰氏の発案で、ロゴマークは福島県内の小中学生に公募して
選んだものだという。
図柄と決めた『クラゲ』は、大飯原発取水口付近にクラゲが大量発生して、
出力を一時低下させねばならないことがあったことなどから、『自然界の抗議デモ』
警告メッセージ、として使用を選んだらしい。

ゼロの会原発

その後、この企画がどう進んだのかわからないが、もし、選挙ポスターにこんなマークが
ついていたら、選びやすくていいなあ、と思うのだが…

ただ、うみそら居士さんもおっしゃるように、ここに名の入っていない脱原発議員の
大物もいる…
菅直人前総理、古川前国家戦略担当大臣、そして官邸前デモなどにも
与党議員でありながら何回も顔だしして、ずうっと一貫して脱原発を貫いてきた
川内博史民主党衆院議員、
それから、皆さんの異論はあるとは思うが、
立場上、時にぶれたように見えてしまいつつも、長い目で脱原発の行程をしっかり
考えている枝野幸男経産相…私は彼も脱原発議員とみなしている。
また、本来ならば、今月中に内閣に対してエネルギー基本政策が
政府に提言される予定だった…。
その民主党エネルギー・環境調査会の委員の一員であって、
原発維持派議員(仙石、直嶋正行、大畠章宏氏)に対し、
菅直人、古川元久両氏と共に、脱原発めざして激しく議論していた荒井聰元国家戦略相、なども
民主党だからと言って、いっしょくたに落選させてしまいたくはない衆院議員である。




「原発ゼロの会」に参加している政治家

民主党
<衆議院> 泉 健太、稲見 哲男、逢坂 誠二(*)、大谷 信盛、奥野 総一郎、近藤 昭一(*)、篠原 孝、橘 秀徳、玉置 公良、中川 治、橋本 勉、初鹿 明博、福田 昭夫、藤田 一枝、松崎 公昭、宮崎 岳志、本村 賢太郎、柳田 和己、山崎 誠、山崎 麻耶、横路 孝弘、山田 正彦、長島 一由

<参議院> 大河原 雅子、今野 東、武内 則男、田城 郁、ツルネン マルテイ

自由民主党
<衆議院> 河野 太郎(*)、永岡 桂子
<参議院> 長谷川 岳(*)

国民の生活が第一
<衆議院> 相原 志乃、太田 和美(*)、大谷 啓、岡本 英子、加藤 学、金子 健一、川島 智太郎、菊池 長右エ門、黒田 雄、古賀 敬章、鈴木 克昌、玉城 デニー、福嶋 健一郎、牧 義夫、松崎 哲久、三宅 雪子
<参議院> 姫井 由美子、森 ゆうこ

公明党
<参議院> 加藤 修一(*)

みんなの党
<衆議院> 山内 康一(*)、柿澤 未途、杉本 かずみ
<参議院> 小野 次郎、川田 龍平

日本共産党
<衆議院> 赤嶺 政賢、笠井 亮(*)、穀田 恵二、佐々木 憲昭、志位 和夫、塩川 鉄也、高橋 千鶴子、宮本 岳志
<参議院> 市田 忠義、井上 哲士、紙 智子、大門 実紀史、田村 智子、山下 芳生

社会民主党
<衆議院> 阿部 知子(*)、重野 安正、照屋 寛徳、中島 隆利、服部 良一
<参議院> 福島 みずほ、山内 徳信、吉田 忠智

新党きづな
<衆議院> 石田 三示、内山 晃、斎藤 やすのり(*)、中後 淳、三輪 信昭

新党大地・真民主
<参議院> 平山 誠

新党日本
<衆議院> 田中 康夫

新党改革
<参議院> 荒井 広幸

無所属
<衆議院> 佐藤 ゆうこ、瑞慶覧 長敏、中津川 博郷、平山 泰朗、亀井 静香
<参議院> 糸数 慶子、亀井 亜紀子、行田 邦子、谷岡 郁子


うみそら居士さん。一覧をありがとうございました。

なお、都知事選は、無論私は、宇都宮健児氏である。
東京都に脱原発知事を何とか誕生させたい!!!

『流星群の夜』



11月17日、深夜。
今夜は、しし座流星群の極大日だった…
夜半過ぎから、何度か外に出て見上げていたけれど、タイミングが悪いか、
今日はたった一つ、小さなのを見ることが出来ただけだった。

しし座流星群は東~南東の空に出る。
我が家の玄関の前は、我が家を含めた数軒の家の共有地になっている。
車などはそこでバックしたりUターンしたりする。
しし座流星群を見るためには、そこに例のディレクターズチェア浅川君を
持ち出せばいいのだ。
今は夜空に星が出ているけれど、東京は昨日からさみしい時雨が降り続いていた。
地面はしとどに濡れ、頭上の木からは、まだ滴がぽたぽたと落ちている。
家々のあちこちでそうした木々からの雨だれの音がしている…。
深夜1時はさすがにもう皆、寝静まっている。

流星は訪れてくれない…
ああ!でも、夜間飛行の機が、明かりを点滅させながら無音で行く。
ああ。音はずっと後から追いかけて来た……

不思議なことに、こんな深夜、小鳥たちのさえずりがどこからか聞こえてくる。
私の知らない何処か近所の家で、文鳥でも飼っているだろか?
それとも、私の知らないどこかの家の庭に、雀のお宿でもあるだろか?

……

帰ろう…
今宵は流星にはもう会えぬ…





流星の気儘に泣く夜は オリオンの
変わらぬ光 嬉しと思へり







『貴重な一票を無駄にしないために』

年内の衆院選が現実のものになってしまいました。
取り急ぎ、投票の参考になるような情報を載せてくれているサイトを2つ、
転載させていただきます。
衆院選が告示されれば、たかが私のような無名のブログと言えども、
公然と、特定の議員にとって不利な情報は流しては原則としていけないかと思うので。
駆け込み記事で、見にくいと思いますが、ご容赦を。



脱原発基本法 提出・賛成・賛同議員一覧 
                9月24日再掲

9月7日付投稿で既に報告済みですが、ここで当日配布資料(PDFファイル)としてアップした提出議員・賛成議員・賛同議員のリストを再掲します。

▼脱原発法が国会提出されました!
http://datsugenpatuhounet.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

----------------------------------------------------------------
「脱原発基本法案」

提出者
  山岡賢次 牧義夫 樋高剛 松崎哲久
  渡辺浩一郎 豊田潤多朗
  重野安正、服部良一
  木内孝胤
  小林興起 小泉俊明
  松木けんこう 浅野貴博

賛成者
  東祥三 大谷啓 加藤学 木村たけつか
  京野公子 菅川洋 玉城デニー 畑浩治
  萩原仁
  内山晃 石田三示 小林正枝、斉藤やすのり
  中後淳 三輪信昭 渡辺義彦
  阿部知子 照屋寛徳 中島隆利 吉泉秀男
  佐藤ゆうこ
  石川知裕
  土肥隆一
(9月7日提出書面記載通り)
提出者、賛成者 計36名

衆議院 賛同者
【民主党・無所属クラブ】
  阿久津 幸彦    石毛 えい子    泉   健太    稲見  哲男
  逢坂  誠二    大谷  信盛    小原   舞    梶原  康弘
  川内  博史    菅   直人    櫛渕  万里    工藤  仁美
  近藤  昭一   斉藤   進    阪口  直人    篠原   孝
  杉本 かずみ   首藤  信彦   高井  崇志   橘   秀徳
  玉置  公良    辻    惠    辻元  清美    道休 誠一郎
  永江  孝子    中川   治    橋本   勉    初鹿  明博
  樋口  俊一    平岡  秀夫    松崎  公昭    皆吉  稲生
  村越  祐民    本村 賢太郎    山口  和之    山崎   誠
  山崎  摩耶    山田  正彦    吉川  政重
  柳田  和己
【国民の生活が第一・きづな】
  相原  史乃    太田  和美 瑞慶覧 長敏


参議院 賛同者
【民主党・新緑風会】
  相原 久美子   江崎  孝   江田 五月   小川 敏夫
  大河原 雅子  岡崎 トミ子   金子 恵美   今野 東
  田城  郁  ツルネンマルテイ   徳永 エリ   那谷屋 正義
  福山 哲郎   藤谷 光信   松浦 大悟   松野 信夫
【みんなの党】
  小野  次郎
【社会民主党・護憲連合】
  福島 みずほ   又市  征治   山内  徳信   吉田  忠智   
【みどりの風】
  谷岡  郁子
【新党大地・真民主】
  平山  誠
【無所属】
  糸数  慶子
賛同者67名
提出・賛成、賛同議員合計103名
(2012年9月24日午前10時現在)
※一部誤記があり、修正させていただきました。
申し訳ありません。(2012年10月2日)

--------------------------------
なお、議員立法について、簡単に説明を加えます。
議員立法の提出には、法律上の制度では、衆議院では20名以上の賛成が必要です(国会法56条)。
この20名を「賛成者」といいます。
さらに、衆議院においては、議員の所属する会派が機関承認をしていない場合、提出することができません。

上述リストの「賛成者」が法律上の必要な賛成者です。
「提出者」は、今後の国会審議において、法案に対する質問についての答弁者となります。
今回の提出の場合、各会派を代表する議員が名を連ねています。
なお、この提出者は法律上の「賛成者」には含まれません。

そうすると、法案に賛成していても、会派の機関承認をしていない場合、「賛成者」に加わることができません。
また、今回は衆議院での提出ですので、参議院議員は賛成者に加わることはできません。

そこで、今回、脱原発法案には賛成だという国会議員のみなさまを「賛同者」として、加わっていただきました。

ここで、あらためて、会派をまとめてくださった国会議員のみなさま、賛同議員となってくださった国会議員のみなさまにお礼申し上げます。
また、法案は提出しましたが、賛同議員は受け付けております。


よろしくお願いいたします。

以上は、こちらのサイトから戴きました。
http://datsugenpatuhounet.blog.fc2.com/blog-entry-23.html




朝日新聞・国会議員アンケート結果
                       2012-09-02

 朝日新聞は全国会議員を対象に、原子力政策と衆院解散時期に関するアンケートを行なっています。

 「国会議員『原発ゼロ』支持42% 朝日新聞アンケート」(朝日新聞デジタル8月26日)

 注目すべきは、回答のあった議員全員の回答を朝日新聞本紙に掲載していることです。選挙めあてで「原発ゼロ」と回答していると思われる議員が多数いるとしても、「原発ゼロ」と回答したからには、選挙民はその言葉の誠実さを要求していくことができるはずです。
 この回答、是非ともネット上で検索可能なものとしておくべきだと思います。

 個人的にテキストデータに起こしたものですので、打ち間違いがあったり、校正不十分なものと思われますので、間違いに気付いた方がおられましたらコメントで指摘していただけますと幸いです。
 ↓ 以下、掲載します。

質問
①2030年の原発割合
②原発の新設・更新は
③使用済み核燃料再処理

衆議院
横路孝弘 北海道1 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
荒井聴 北海道3 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
町村信孝 北海道5 自民 ①その他 - -
佐々木隆博 北海道6 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
伊東良孝 北海道7 自民 ①15% ②認めず ③その他
逢坂誠二 北海道8 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
石川知裕 北海道11 大地 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
松木謙公 北海道12 大地 ①その他 ②その他 ③その他
横山北斗 青森1 生活 ①0% ②その他 ③直接処分と併存
江渡聡徳 青森2 自民 ①20~25% ②認める ③継続
木村太郎 青森4 自民 ①20~25% ②認める ③継続
階猛 岩手1 民主 ①15%、その他 ②認めず ③その他
畑浩治 岩手2 生活 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
黄川田徹 岩手3 民主 ①その他 ②認めず ③その他
斎藤恭紀 宮城2 きづな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
石山敬貴 宮城4 民主 ①0% ②認めず -
川口博 秋田2 民主 ①その他 ②認めず ③継続
京野公子 秋田3 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
石原洋三郎 福島1 生活 ①0% ②認めず ③その他
太田和美 福島2 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
渡部恒三 福島4 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
吉田泉 福島5 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
福島伸享 茨城1 民主 ①その他 ②その他 ③その他
石津政雄 茨城2 民主 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
小泉俊明 茨城3 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
梶山弘志 茨城4 自民 ①その他 ②その他 ③その他
大泉博子 茨城6 民主 - ②認めず -
渡辺喜美 栃木3 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
宮崎岳志 群馬1 民主 ①0% ②認めず ③その他
柿沼正明 群馬3 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
武正公一 埼玉1 民主 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
細川律央 埼玉3 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
小宮山泰子 埼玉7 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
小野塚勝俊 埼玉8 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
五十嵐文彦 埼玉9 民主 ①15% ②認める ③廃止、全量直接処分
松崎哲久 埼玉10 生活 ①0% ②認めず ③その他
小泉龍司 埼玉11 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
本多平直 埼玉12 民主 - - -
森岡洋一郎 埼玉13 民主 ①0% ②認めず ③直接処分と併存
中野譲 埼玉14 民主 ①その他 ②その他 ③その他
田嶋要 千葉1 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
黒田雄 千葉2 生活 ①0% ②認めず ③その他
岡島一正 千葉3 生活 ①0% ②認めず ③その他
村越祐民 千葉5 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
生方幸夫 千葉6 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
内山晃 千葉7 きづな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
松崎公昭 千葉8 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
奥野総一郎 千葉9 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
谷田川元 千葉10 民主 ①0% ②認めず ③その他
若井康彦 千葉13 民主 ①15% ②認めず ③継続
中山義活 東京2 民主 ①その他 ②その他 -
藤田憲彦 東京4 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
長妻昭 東京7 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
木内孝胤 東京9 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
江端貴子 東京10 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
平山泰朗 東京13 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
木村剛司 東京14 生活 ①0% ②認めず ③その他
東祥三 東京15 生活 ①0% ②認めず ③その他
初鹿明博 東京16 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
平沢勝栄 東京17 自民 ①その他 ②その他 ③その他
末松義規 東京19 民主 - - -
加藤公一 東京20 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
長島昭久 東京21 民主 ①15% ②認めず ③その他
櫛渕万里 東京23 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
阿久津幸彦 東京24 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
井上信治 東京25 自民 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
菅義偉 神奈川2 自民 ①その他 ②その他 ③その他
岡本英子 神奈川3 生活 ①0% ②認めず ③その他
長島一由 神奈川4 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
田中慶秋 神奈川5 民主 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
池田元久 神奈川6 民主 - - -
首藤信彦 神奈川7 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
江田憲司 神奈川8 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
橘秀徳 神奈川13 民主 - ②認めず ③廃止、全量直接処分
本村賢太郎 神奈川14 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全Fd直接処分
河野太郎 神奈川15 自民 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
後藤祐一 神奈川16 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
神山洋介 神奈川17 民主 ①その他 ②認めず/更新は認めずまたは認める ③廃止、全量直接処分
黒岩宇洋 新潟3 民主 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
橘慶一郎 富山3 自民 ①その他 ②認める ③継続
近藤和也 石川3 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
山本拓 福井2 自民 ①その他 ②その他 ③その他
高木毅 福井3 自民 ①その他 ②認める ③その他
小沢鋭仁 山梨1 民主 ①その他 ②その池 ③直接処分と併存
坂口岳洋 山梨2 民主 ①その他 ②その他 -
篠原孝 長野1 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
下条みつ 長野2 民主 ①20~25?( ②その他 ③直接処分と併存
矢崎公二 長野4 民主 ①その他 ②その他 ③その他
加藤学 長野5 生活 ①0% ②認めず ③その他
柴橋正直 岐阜1 民主 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
阿知波吉信 岐阜5 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
城内実 静岡7 自民 ①その他 ②認めず ③その他
斉藤進 静岡8 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
古川元久 愛知2 民主 - - -
近藤昭一 愛知3 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直仮処分
牧義夫 愛知4 生活 ①0% ②認めず ③その他
赤松広隆 愛知5 民主 ①その他 ②その他 ③その他
山尾志桜里 愛知7 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
杉本和巳 愛知10 民主 ①0% ②・認めず ③廃止、全量直接処分
古本伸一郎 愛知11 民主 ①その他 ②認めず(更新はありうる) ③その他
大西健介 愛知13 民主 ①その他、 ②認めず ③廃止、全量直接処分
森本和義 愛知15 民主 ①0% ②認めず -
中井洽 三重1 民主 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
森本哲生 三重4 民主 ①0% ②認めず ③その他
平智之 京都1 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
泉健太 京都3, 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
萩原仁 大阪2 生活 ①その他 ②その他 -
稲見哲男 大阪5 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
村上史好 大阪6 生活 ①0% ②認めず ③その他
中野寛成 大阪8 民主 ①15% ②認める ③直接処分と併存
大谷信盛 大阪9 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
辻元清美 大阪10 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
長尾敬 大阪14 民主 ①その他 ②その他 ③その他
大谷啓 大阪15 生活 ①0% ②認めず ③その他
森山浩行 大阪16 民主 ①その他 ②認めず ③その他
中川治 大阪18 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
井戸正枝 兵庫1 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
向山好一 兵庫2 民主 ①15% ②その他 ③廃止、全量直接処分
土肥隆一 兵庫3 無 ①その他 ②その他 ③その他
高橋昭一 兵庫4 民主 ①その他 ②その他 ③その他
石井登志郎 兵庫7 民主 ①15% ②その他 ③その他
田中康夫 兵庫8 新日 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
西村康稔 兵庫9 自民 ①その他 ②その他 ③その他
岡田康裕 兵庫10 民主 ①その他 ②認めず ③その他、再生可能エネルギーの普及拡大次第では廃止、全量直接処分
馬淵澄夫 奈良1 民主 ①15% ②その他 ③その他
滝実 奈良2 民主 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
吉川政重 奈良3 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
田野瀬良太郎 奈良4 自民 ①その他 ②その他 ③その他
阪口直人 和歌山2 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
細田博之 島根1 自民 - - -
平沼赳夫 岡山3 た日 ①15% ②認める ③継続
岸田文雄 広島1 自民 ①その他 - -
橋本博明 広島3 民主 ①その他 ②その他 ③その他
亀井静香 広島6 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
平岡秀夫 山口2 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
河村建夫 山口3 自民 ①その他 ②その他 ③その他
小川淳也 香川1 民主 ①0% ②認めず ③直接処分と併存
大野功統 香川3 自民 ①20~25% ②その他 ③廃止、全量直接処分
村上誠一郎 愛媛2 自民 ①その他 ②その他 ③その他
松本龍 福岡1 民主 ①0%~15% ②その他 -
藤田一枝 福岡3 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
鳩山邦夫 福岡6 無 ①15% ②認める ③直接処分と併存
緒方林太郎 福岡9 民主 ①その他 ②その他 ③その他
原ロ一溥 佐賀1 民主 ①0% ②認めず ③その他
山田正彦 長崎3 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
松野頼久 熊本1 民主 ①その他 ②その他 ③その他
福嶋健一郎 熊本2 生活 ①0% ②認めず ③その他
重野安正 大分2 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
横光克彦 大分3 民主 - - -
川村秀三郎 宮騎1 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
川内溥史 鹿児島1 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
小里泰弘 鹿児島4 自民 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
下地幹郎 沖縄1 国民 ①その他 ②認めず -
照屋寛徳 沖縄2 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
玉城デニー 沖縄3 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
瑞慶覧長敏 沖縄4 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
工藤仁美 比北海道 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山崎摩耶 比北海道 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
今津寛 比北海道 自民 ①0% ②認めず ③直接処分と併存
浅野貴博 比北海道 大池 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
稲津久 比北海道 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
高松和夫 比東北 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
菊池長右エ門 比東北 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山口和之 比東北 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
吉野正芳 比東北 自民 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
金田勝年 比東北 自民 - - -
吉泉秀男 比東北 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
高橋千鶴子 比東北 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
高野守 比北関東 民主 ①その他 ②認めず ③その他
三宅雪子 比北関東 生活 ①0% ②認めず ③その他
柳田和己 比北関東 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
川口浩 比北関東 民主 - - -
石井章 比北関東 生活 ①0% ②認めず ③その他
桑原功 比北関東 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
額賀福志郎 比北関東 自民 ①その他 ②その他 ③その他
永岡桂子 比北関東 自民 ①0% ②その他 ③その他
柴山昌彦 比北関東 自民 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
遠藤乙彦 比北関東 公明 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山内康一 比北関東 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
塩川鉄也 比北関東 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
金子健一 比南関東 生活 ①0% ②認めず ③その他
中後淳 比南関東 きづな ①15%、その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分、その他
横粂勝仁 比南関東 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山崎誠 比南関東 民生 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
水野智彦 比南関東 沢生 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
石田三示 比南関東 きづな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
相原しの 比南関東 生活 ①0% ②認めず ③その他
甘利明 比南関東 自民 - ②その他 ③継続
斎藤健 比南関東 自民 ①その他 ②その他 ③その他
松野博一 比南関東 自民 ①その他 ②その他 ③その他
古屋範子 比南関東 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
浅尾慶一郎 比南関東 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
志位和夫 比南関東 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
阿部知子 比南関東 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
石毛瑛子 比東京 民主 ①0% - -
小林興起 比東京 民主 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
吉田公- 比東京 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
川島智太郎 比東京 生活 ①0% ②認めず ③その他
中津川博郷 比東京 無 ①その他 ③認めず ③その他
平将明 比東京 自民 ①その他 ②認めず ③その他
高木美智代 比東京 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
笠井亮 比東京 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
柿沢未途 比東京 みんな ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
田中美絵子 比北陸信越 民主 ①15% - -
松宮勲 比北陸信越 民主 ①その他 ②認める ③直接処分と併存
笹木竜三 比北陸信越 民主 ①その他 ②その他 ③その他
沓掛哲男 比北陸信越 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
長島忠美 比北陸信越 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
漆原良夫 比北陸信越 公明 ①20~25% ②その他 ③直接処分と併存
藤田大助 比東海 民主 ①その他 ②その他 ③その他
今井雅人 比東海 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
橋本勉 比東海 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
斉木武志 比東海 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
金森正 比東海 民主 - - -
山田良司 比東海 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
三輪信昭 比東海 きづな ①0% ②認めず ③その他
小林正枝 比東海 きづな ①15% ②その他 ③その他
大山昌宏 比東海 生活 ①0% ②認めず ⑧その他
磯谷香代子 比東海 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
野田聖子 比東海 自民 ①その他 ②その他 ③その他
川崎二郎 比東海 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
佐々木憲昭 比東海 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
大西孝典 比近畿 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
小原舞 比近畿 民主 ①0% ②認めず ③その健
玉置公良 比近畿 民主 ①0% ②その他 ③廃止、全量直接処分
熊谷貞俊 比近畿 生活 ①0% ②認めず ③その他
浜本宏 比近畿 民主 ①15% ②認めず ③直接処分と併存、その他
渡辺義彦 比近畿 きづな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
豊田潤多郎 比近畿 きづな ①その他 ③認めず ③廃止、全量直接処分
樋口俊一 比近畿 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
高市早苗 比近畿 自民 ①その他 ②その他 ③その他
竹本直一 比近畿 自民 ①0%、15% ②認めず ③直接処分と併存
松浪健太 比近畿 自民 ①その他 ②その他 ③その他
谷公一 比近畿 自民 ①その他 ②その他 ③その他
竹内譲 比近畿 公明 ①15% ②認める ③継続
赤松正雄 比近畿 公明 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
穀田恵二 比近畿 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
吉井英勝 比近畿 共産 ①0% ②認めず ③その他
宮本岳志 比近畿 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
服部良一 比近畿 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
湯原俊二 比中国 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
高井崇志 比中国 民主 ①0% ②その他 ③廃止、全量直接処分
菅川洋 比中国 生活 ①0% ②認めず ③その健
花咲宏基 比中国 民主 - - -
三浦昇 比中国 民主 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
小室寿明 比中国 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
阿部俊子 比中国 自民 ①その他 ②その他 -
河井克行 比中国 自民 ①その他 ②認めず ③その他
中川秀直 比中国 自民 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
斉藤鉄夫 比中国 公明 ①その他 ②認めず ③その他
仁木博文 比四国 民主 ①0% ②認めず ③直接処分と併存
永江孝子 比四国 民主 ①0% ②認めず -
山口俊一 比四国 自民 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
皆吉稲生 比九州 民主 - - -
古賀一成 比九州 民主 ①15% ②認めず ③その他
野田国義 比九州 民主 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
道休誠一郎 比九州 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
山本剛正 比九州 民主 ①その他 ②認めず ⑧直接処分と併存
野田毅 比九州 自民 ①その他 ②その他 ③継続
北村誠吾 比九州 自民 ①その他 ②その他 ③その他
岩屋毅 比九州 自民 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
東順治 比九州 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
江田康幸 比九州 公明 ①その他 ②認めず ③その他
遠山清彦 比九州 公明 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
中島隆利 比九州 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
赤嶺政賢 比九州 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分

参議院
石井一 比例 民主 ①20~25% ②認める ③直接処分と併存
ツルネン マルテイ 比例 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
横峯良郎 比例 大地 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
藤原正司 比例 民主 ①20~25% ②認める ③継続
川合孝典 比例 民主 ①その他 ②その他 ③その他
風間直樹 比例 民主 ①その他 ②その他 ③廃止、全量直接処分
轟木利治 比例 民主 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
今野東 比例 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
藤原良信 比例 生活 ①0% ②認めず ③その他
藤谷光信 比例 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
大江康弘 比例 無 ①20~25% ②認める ③継続
はたともこ 比例 生活 ①0% ②認めず ③その他
玉置一弥 比例 民主 ①その他 ②その他 -
山田俊男 比例 自民 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
丸山和也 比例 自民 ①15% ②認めず ③直接処分と併存
川口順子 比例 自民 ①その他 ②その他 ③その他
佐藤信秋 比例 自民 ①その他 ②その他 ③その他
橋本聖子 比例 自民 ①その他 ②その他 ③その他
衛藤晟一 比例 自民 - - -
木庭健太郎 比例 公明 ①その他 ②(新設は)認めず ③その他
加藤修一 比例 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
井上哲士 比例 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
紙智子 比例 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山下芳生 比例 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
又市征治 比例 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山内徳信 比例 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
平山誠 比例 大池 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
有田芳生 比例 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
谷亮子 比例 生活 ①0% ②認めず ③その他
小林正夫 比例 民主 ①20~25% ②認める ③継続
石橋通宏 比例 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
難波奨二 比例 民主 - - -
江崎孝 比例 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
藤末健三 比例 民主 - - -
前田武志 比例 民主 ①0% ②認めず ③その他
田城郁 比例 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
白真勲 比例 民主 - - -
西村正美 比例 民主 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
三原じゅん子 比例 自民 - - -
中村博彦 比例 自民 ①その他 ②その他 ③その他
水落敏栄 比例 自民 ①15% ②認める ③継続
赤石清美 比例 自民 ①20~25% ②認める ③継続
柴田巧 比例 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
江口克彦 比例 みんな ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
寺田典城 比例 みんな ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
小野次郎 比例 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
小熊慎司 比例 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
桜内文城 比例 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
谷合正明 比例 公明 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
浜田昌良 比例 公明 ①その他 ②認めず ③その他
荒木清寛 比例 公明 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
市田忠義 比例 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
田村智子 比例 共産 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
大門実紀史 比例 共産 ①0% ②認めず ③その他
福島瑞穂 比例 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
吉田忠智 比例 社民 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
片山虎之助 比例 た日 ①その他 ②その他 ③その他
荒井広幸 比例 改革 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
長谷川岳 北海道 自民 ①0% ②認めず(更新は?) ③廃止、全量直接処分
徳永エリ 北海道 民主 ①0% ②認めず ③その他
山崎力 青森 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
主浜了 岩手 生活 ①0% ②認めず ③その他
岡崎トミ子 宮城 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
愛知治郎 宮城 自民 ①その他 ②その他 ③その他
桜井充 宮城 民主 ①その他 ②その他 ③その他
松浦大悟 秋田 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
舟山康江 山形 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
岸宏一 山形 自民 ①その他 ②その他 ③その他
金子恵美 福島 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
森雅子 福島 自民 ①その他 ②その他 ③その他
増子輝彦 福島 民主 ①.0% ②認めず ③その他
岩城光英 福島 自民 ①その他 ②認めず ③直接処分と併存
長谷川大紋 茨城 無 ①その能 ②その他 ③その他
岡田広 茨城 自民 ①その能 ②その他 ③その他
行田邦子 埼玉 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山根隆治 埼玉 民主 - - -
関口昌一 埼玉 自民 - - -
西田実仁 埼玉 公明 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
大野元裕 埼玉 民主 ①15% ②認める ③直接処分と併存
古川俊治 埼玉 自民 ①その他 - -
石井準一 千葉 自民 ①その他 ②認めず ③その他
加賀谷健 千葉 民主 ①20~25% ②認める ③継続
猪口邦子 千葉 自民 ①その他 ②その他 ③その他
水野賢一 千葉 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
大河原雅子 東京 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山口那津男 東京 公明 - - -
鈴木寛 東京 民主 ①その他 ②(新設は)認めず ③その他
川田龍平 東京 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
蓮舫 東京 民主 ①その他 ②その他 ③その他
中川雅治 東京 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
小川敏夫 東京 民主 ①0% ②認めず -
松田公太 東京 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
水戸将史 神奈川 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
松あきら 神奈川 公明 ①その他 ②認めず ③その他
中西健治 神奈川 みんな ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
田中直紀 新潟 民主 ①その他 - ③その他
中原八一 新潟 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
森ゆうこ 新潟 生活 ①0% ②認めず ③その他
一川保夫 石川 民主 ①その他 - ③その他
岡田直樹 石川 自民 - - -
米長晴信 山梨 無 ①その他 ②その他 ③その他
北沢俊美 長野 民主 ①その他 ②認めず ③廃止、全量直接処分
渡辺猛之 岐阜 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
牧野京夫 静岡 自民 ①その他 ②その他 ③その他
藤本祐司 静岡 民主 - - -
谷岡郁子 愛知 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
藤川政人 愛知 自民 ①15% ②認める ③廃止、全量直接処分
安井美沙子 愛知 民主 ①15% - -
芝博一 三重 民主 ①その他 ②その他 ③その他
林久美子 滋賀 民主 ①その他 ②その他 -
西田昌司 京都 自民 ①その他 ②認めることも -
福山哲郎 京都 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
二之湯智 京都 自民 ①20~25% ②その他 ③継続
谷川秀善 大阪 自民 ①20~25% ②認める ③直接処分と併存
北川イッセイ 大阪 自民 ①その他 ②その他 ③その他
辻泰弘 兵庫 民主 ①その他 - -
末松信介 兵庫 自民 ①15% ②認めず ③その他
中村哲治 奈良 生活 ①0% ②認めず ③その他
前川清成 奈良 民主 ①0% ②認めず ③その他
川上義博 鳥取 民主 ①0%、15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
浜田和幸 鳥取 国民 ①15% ②その他 ③直接処分と併存
亀井亜紀子 島根 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
姫井由美子 岡山 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
江田五月 岡山 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
岸信夫 山口 自民 - - -
植松恵美子 香川 民主 ①15% ②認めず ③廃止、全量直接処分
山本順三 愛媛 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
武内則男 高知 民主 ①0% ②認めず、その他 ③廃止、全量直接処分
松野信夫 熊本 民主 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
礒崎陽輔 大分 自民 ①その他 ②その他 ③直接処分と併存
外山斎 宮崎 生活 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
松下新平 宮崎 自民 - - -
野村哲郎 鹿児島 自民 - - -
糸数慶子 沖縄 無 ①0% ②認めず ③廃止、全量直接処分
島尻安伊子 沖縄 自民 ①その他 ②認める ③その他



以上は、こちらのサイトから。
こちらでご覧になる方が、ちゃんと表になっているので私の転載したものより
見やすいだろうと思います。

http://fkuoka.blog.fc2.com/blog-entry-482.html

『ちょっと息抜き』

次にまた、固い記事を書かなきゃならないので、その前にちょっと
軽いお遊びを。

え~と、Yさん、こんなの作ってみましたよ。
windowsのムービーメーカーという機能を使えば、撮りためた写真、
音楽を入れてこういうふうに自分で楽しめるし、You Tubeにも
アップできました♪
ざっと急いで作ってみたので、写真など、まだ厳選してないし、
音楽も、とりあえず、という感じですが。


すこししたら、これは一度消去します。
今度またゆっくり、写真をちゃんと選んで別なものを作ってみたいと思います。^^



『11.11反原発100万人大占拠』 

さて。前回のキャンドルナイトの記事でもちょっと書きましたが、
一昨日11月11日。国会議事堂前に行ってきました。

本当は、最初の予定では、日比谷公園に参加者が集結し、それから
国会議事堂前や首相官邸前、経産省前、民主党本部前など、霞が関一帯を
脱原発を叫ぶ100万人で占拠しよう、という試みでした。
しかしながら、東京都は、日比谷公園の一角を、デモの集合地に許可しなくなって
しまいました。地裁も高裁も、集会の自由を侵すなという、首都圏反原発連合の訴えを
聞いてはくれませんでした。

結局午後1時からのデモはそのために公式には中止となり、3時から7時までの
霞が関占拠集会だけになりました。
この日は、午後から雨の予報が、数日前から出ていました。
昼頃まではなんとかもっていた空模様ですが、電車に乗っているころから
時雨てきました。
中には、ちゃんと、1時に日比谷公園に行って、デモ隊を入れないよう
厳重に封鎖する警官隊に抗議した人々も大勢いたようです。

2012_1111_161711-CIMG8803.jpg

私は少し遅れて、3時40分くらいに議事堂前に着きました。



2012_1111_161906-CIMG8804.jpg

国会議事堂の正面には広い道路がある。
でも、ここには警官隊やその車が待機していて集会参加者は入れてもらえません。
参加者は、両側の歩道や周辺の道路の歩道に押し込められる。

2012_1111_162729-CIMG8811.jpg


しかもその舗道は、こういうふうに仕切られていて、片側が通路、人々はもう片側に
4,5列くらいに詰め込まれています。


2012_1111_162932-CIMG8813.jpg


私は、寒いだろうと思ったので中にちゃんと着こんで来ていて、雨合羽を着て、傘もさしていた。
でも、傘の波がこんな具合。
こうくっつきあってひしめいているのに傘を差していると、人の目をつついたり
しそうになります。だから私も、雨合羽のフードをかぶって、外れないよう、フードの紐を
しっかり締め、傘は閉じた。
いつもなら、人がどのくらいいるのか、歩いて少し人の列の多さを見て回るのだけれど、
今日は傘で身動きがとれません。
ああ!白い風船が飛んで行く!…



2012_1111_164620-CIMG8820.jpg


人と人の間にただ立っていると、疲れが早く溜まってきてしまいます。
雨合羽のフードはかぶっていても、顔にはやはり細かい雨粒があたります。
手もだんだん冷たくなってくる。足元もぐじょぐじょです。
どこか、少し息のつける、傘のさせる物蔭に行きたい…
少し移動して、歩道より少し引っ込んだ一角の中に入りました。
そこは公園の出入口のようで、でも門扉は閉じられている。
そこなら少し人が少ないので傘を広げていられます。
ちょっと離れたところから拡声器で聞こえてくる今日のゲストたちのスピーチに
耳を傾けていた…。
でも、近くでドンジャン鳴りものをかき立ててシュプレヒコールしている
若い人の一団がいて、スピーチの声はとぎれとぎれにしか聞こえません。
『びわ湖を守れ』と書いてある…きっと大飯原発反対の、関西からの参加者かも
知れないな…



2012_1111_175117-CIMG8825.jpg


雨、雨…
雨粒が落ちてきます。
ひたすらに冷たい11月の雨……


私のひっそりと立つ一角に、『新社会党』と書いたささやかな腕章をつけた
数人の人々がいました。皆50代くらいの男性です。
雨の中、少し植え込みになっているところでしゃがみこんでいる人もいる。
地面が濡れていて、お尻から冷気と湿気が伝わってくるでしょうに…
…静かな男たちの一団でした。

私は、『リベラルの復権を』というタイトルの記事をブログで書こうと
思っていました。社会党…今の社民党がもっとしっかりしてくれないかなあ…
そう思いながら、小さな腕章の『新社会党』という文字をじっと見ていた…

一緒にデモに参加していても、互いに語り合うということもなく、
植え込みの中に…、幟旗を持って雨の中に…
本当にひっそりとした男たちでした…

幟旗を持って佇んでいる人に思いきって話しかけてみました。
「失礼ですが、ちょっとお話させていただいてもよろしいでしょうか?」
男性は、ちょっと驚いて少し身構えたようだったけれど、
「はあ、なんでしょう」
「腕章に『新社会党』と書いてあるようですが、社民党とどう違うのですか?」

男の人はその質問にちょっと苦いような笑みを浮かべました…
別の男性が、「なになに?」というように寄ってきました…
先の男性が笑いながら、私の質問をその人に説明している…
そしてその人が話してくれました。
新社会党というのは、今の社民党から別れて出来た党なのだそうです。
私は知りませんでした…。
別れる決定的な原因となったのは、村山富市氏が党首の時、自民党と
自社さの連立内閣を組んだことだった、と…

ああ!
わかる気がしました。
2つ前の記事でも書いたけれど、日本の革新派と言われる者たちにとって
革新の中心たる社会党が、どんな理由があろうと自民党と組むなんて考えられない!
私も当時そう感じていました。
村山さんその人はきっと立派ないい人だと思います。
私も同じ大分生まれだったし、それに、それに…村山元首相は
何処か私の父に、もう30年も前に亡くなった父に面影が似ていたのです!
でも、あの連立は、私のように社会党の内部事情など知らない、ただ選挙の時に
一票投じるだけの、シンパとも言えないシンパにとってさえも、それまでに
社会党という政党が保革対決の革新派の中心的政党としてそれまで営々と築いてきたものへの
大きな裏切り行為のように思えたものでした…
あれでどれほど多くの人が、社会党から離れて行ったことでしょうか。
また一方で、私のようなただのシンパには、たとえあり得ないような自民との連立であろうとも、
戦後すぐの片山内閣以来の社会党の首相がこの日本に誕生したということは
画期的なことであり、めざましいいい政治をしてくれないかしら、と
期待が膨らんだことも事実でした…

ああ、そうか…
この静かな人たちは、あの時の社会党右派の人々の変節ともいえる動きが
許せなかった人々なのか…

私は党の内部事情なんて知らない門外漢。
でも、この一派の人々が、左翼政党社会党の中でも、『左派』に属する
人々なのだなあ、ということはわかりました。
村山社会党は、右派に属します。村山さん達は自民党と一緒にやっていくために
なんと!自衛隊と日米安保の維持に賛成を表明してしまった!
そしてそれまで反対していた原子力発電にも賛成の体場に切り替えてしまいます。
それは、護憲と安保反対を貫こうとする左派の人々にとっては、許しがたい変節で
あって、それを許せなかった、ということはうなずけます。
社民党となった社会党は、後に再び護憲と安保反対、原発反対の方へ
再び戻って、今はそれを訴えていますが、一度変節した、という印象は、
私など外から見る者の目にも、社民党のイメージを随分そこなってしまいました……

その男性とは、数語、言葉を交わしただけでした。
他には、今の民主党の母体となる人々が社民党から離れて行ったことも、
党の勢いをさらに失わせることになった、ということもおっしゃっていましたっけ。

社会党が元気だったころの政治家の名前は、私のような門外漢の記憶にさえ
数多く残っています。西尾末広、山川均・大内兵衛・向坂逸郎、鈴木茂三郎、
浅沼稲次郎、太田薫、江田三郎、佐々木更三、成田知巳、石橋政嗣、飛鳥田一雄、……

これらの政治家たちを私も顔くらいは知っていたが、皆一騎当千という
立派な面構えをしていたがなあ…
1958年総選挙では自民党の287議席に対し、社会党は166議席
獲得した、そんな時代もかつてはありました。

しかし、2つ前の記事にも書いたように、この社会党は左派、右派の路線の違いなどから
内部対立や分裂を繰り返し、また旧ソ連崩壊など外部的要因も加わって、急速に
党勢は衰えていってしまう。
土井たか子委員長の時に一次また盛り返した時もありましたが、それが最後の花でした…

雨の11月のデモ…
その濡れた薄暗がりにひっそりと集まる数人の男たちに、かつての元気はありませんでした。
本当はこの人たちが、左派政権社会党の左派中の左派とも言える正統の血筋を
ひいている人たちなのでしょうが… 
ドンジャン鳴りものが響いてくる中で、言葉少なに語る男たち…
でも、今は、社民党ともかつての激しい対立~分裂の時代を乗り越えて、
再度共闘しようという流れの中に今は、あるそうです。
今度の都知事選でも、前弁護士連合会長で脱原発を掲げる宇都宮健児氏の応援では
社民党とも共産党とも、またここにきているような脱原発の市民グループなどとも
共闘するんだ、と話していました。

私がいくつか質問をしていたその間も、少し離れてそこからは見えないところで、
この原発反対、再稼働反対の抗議集会に集まった著名人たちが入れ代わり立ち替わり
スピーチをしている声がとぎれとぎれに聞こえて来ていました。
この静かな男たちが、一瞬、ぱっと明るく笑ったのは、ちょうどそのとき、
社民党党首の福島瑞穂氏がマイクを握って話しだしたときです!
「あ!福島瑞穂さんだ!」と私が言うと、
「ミズホチャンは、姿が見えてなくても、この語りでわかるよね~!」
中の一人がそう言って、まわりの仲間の男たちも私もどっと笑ったそのときでした!… 

『ミズホチャン』というその言い方に滲み出ていた…なんというのでしょう…
言うに言われぬ懐かしさと、親愛の情と、やるせなさの混じった感情…

そこには、社会党結党以来、今こうして主流たる社民党でさえ、議席を
どんどん失って消滅寸前の土壇場にある、さらに自分たちはその社民党からさえ
別れて傍流中の傍流になっていってしまっている…
後で家に帰って調べたけれど、新社会党は衆参両院で議席を一つも持っていなく、
選挙で被投票数が全体の2%のラインをクリアさえできていないので、政党交付金も貰っていないのです。
彼らはそれで一体どうやって活動続けているのでしょう…まあ、組合などから
少しは下りてくるのかもしれないけれどそこは私は知りません…
その、傍流になってしまった、もとは正統派だった左派の生き残りの人々…
彼らが、元の仲間である福島瑞穂社民党党首を『ミズホチャン』と呼んで
ぱあっと一瞬笑った、その声のやさしさ…
私はそこに、なんとも言えない、『戦い続ける男のせつなさ、やさしさ』というようなものを感じて、
なんだかじ~んとしてしまいました。

都知事候補の当の宇都宮健児氏が登壇して名乗ったときも、「おお!」というような
声がその男たちの間から上がりました。
福島瑞穂さんもこの集まりでは一般の人になかなか人気があるけれど、宇都宮健児氏の時は、
周囲の拍手もひときわ大きかったように思いました…このひとを都知事にしたい…!!!

静かな陰の中に今もおそらく、せつない理想を抱え続けて生きている男たち…
外部との闘争や内部分裂や集合離散を繰り返してきた党の歴史は、男たちを疲れさせ、
倦ませているように見えました……
彼らは、いきなり話しかけた私に、最初から最後まで心を許していない風でした…

でも、束の間の立ち話にすぎませんでしたが、私には、この雨の中の数十分ほどが、
おそらくずっと忘れられない鮮やかな記憶になるという予感がそのときからすでにありました…

もうおそらく二度とない、社会党左派が輝く時代…
でも、その幻の中に生きる男たちは、なぜかとても、美しかったんです…
暗くて、合羽や帽子の影で、しかも私は近眼で、雨も目に入って来て、
その顔などはっきり見えはしなかったのですが……それでも。



2012_1111_190547-CIMG8834.jpg


雨。雨。……
警官隊もずぶ濡れの雨の中の集会…


2012_1111_190706-CIMG8837.jpg


参加者の数の感じをつかみたいと、向こう側の舗道にカメラを向けたけれど
真っ暗で写りません…

2012_1111_191501-CIMG8845.jpg


この日の参加者は、主催者発表では、10万人ほどということでした。
当初の呼びかけ目標であった100万人には遠く及ばない…
警察発表では7~8千人。
日比谷公園使用禁止、そしてこの雨…
私はいつものようには移動しなかったので、感覚として実数はつかめない。
でも、1万人以上は確実にいたと思います。
1時から、無駄とわかりつつ日比谷公園に詰めた人々もいました。
私のいた国会議事堂前だけでなく、首相官邸前、経産省前、東電前、文科省前、
財務省前、外務省前、環境省前…計9か所に人々は分散して集まっていました。
雨がだんだん本降りになり、明るいうちに帰った人々も多かったでしょう…

濡れた猫のように皆、外見はしょぼしょぼしていたけれど、でも、集まった人々の
想いは熱かったと思うのです。
飛び入りの一般の人も含め、じつに多くの人がスピーチもしていました。
私が聞き取れた範囲では、
今度の都知事選で脱原発の象徴の候補になる、前弁護士連合会長の宇都宮健児さん。
広瀬隆さん、鎌田慧さん、落合恵子さん、福島みずほさん、志位和夫共産党委員長、
亀井静香代議士、湯川れい子さん、…そうそう、田中康夫さんに飯田哲也さん。
15歳の藤波心ちゃんもスピーチと歌。このお嬢さんはすごい。なんと腹が据わっているのだろう!
他にも聴き取れませんでしたが、多くの人が…

なかでも、心にしみたスピーチは、福島から来られたというお母さんのでした。
「みなさん、私は今、防護服を着てここに立っています!」という語りかけで
それは始まりました。私からはその姿は見えず、話も聴き取れないところがあったけれど。
「みなさん。32歳になる(とおっしゃったかな)私の息子は、福一で収束作業に
あたっています。みなさん、この防護服と同じものを着て、彼は今も作業しています。
私は今、びしょびしょです。この防護服はただの紙です!雨を通すんです。
こんなものを着て、今、私の息子はあの、放射線量の高い現場で今日も
働いてるんです!」
正確にそのお話の内容は再現できないけれど、こんな話をなさっていたと思う。
防護服の材質を私は知りません。ただ、一般的な誤解があるようですが、
『防護服』というその名に反して、それらは一般に、放射線をカットして、
着る者の身を守ってくれるものではないのだそうです。
アメリカが事故直後に200着ほどくれた防護服はかなり放射線をカットするけれど、
それでも3割程度と聞いた気がします。それらは1着10数万円もするので、
とても、福一の作業員全員に着用させることは出来ない。
福一の人々が、どの程度の性能のものを身につけることが出来ているのか、
このお母さんの言うような、耐水性さえないような、あの、住民が仮に帰宅する時に
身につけているような、簡易な防護服と同じなのか、私はよくわかりません…

ただ、防護服というものは、放射線を完全に遮ってくれるものなどではなく、
放射能の塵などが皮膚に付着しないようにするためと、それから、現場の放射性物質である
塵などを、外に持ち出さないようにするためのものと考えていいようです。
だから、戻ってきたら脱ぎ捨て、ポリ袋にまとめて入れて厳重に始末するのです。

お母さんの訴えは、福島第一原発でその時間も作業しているであろう子を思う
母の憂いと怒りに満ちていました。
東京のひとにわかってほしい。電気をたくさん使う皆さんに、福島の嘆きを
わかってほしい!……
彼女の悲痛な訴えに、私たちは何かしなければ。
そう。今も福島では何一つ好転していることなどないのだということ、
そこに、置き去りにされて、常にこの雨の中に濡れて佇んでいるような
深い悲しみを抱えて生きている人々のことを忘れてはいけないと思うのです。
無論、県外に避難生活を送る人々も同じです……



デモは、明らかに縮小に向かっているように感じられます。
ただ、国民の怒りが縮小していっているとは思わない。
雨。雨。
雨の中のデモ。
ここに集まっている人の怒りは、そうやすやすと鎮まりはしない気がします。

デモなどしてなんになるのか…
結局何も変えられないじゃないか…
でも、私はそうは思いません。

若き哲学者、国分功一郎氏は、そのブログの中でこう述べている。

この「何となく」参加するということが重要です。
デモはフランス語では「manifestation」と言いますが、これは「現れる」
という意味です。これまで日本で「デモ」というと、強いメッセージを
主張しないといけないとか、確信をもち主体的に参加するもの、と考える人が多かったでしょう。
しかしデモの本質は、群衆が大挙して「現れること」そのものにあります


 しかも実際にはそれ以上の効果がある。数万の群衆はある意味で不気味です。
権力側が努力と配慮を怠れば、現在の秩序は維持されないかもしれない――。
デモはたとえ平和的であってもその可能性を存在感によって示します。


ただし、今の日本の政治家があまりに鈍感だという現状は考慮しなければなりません。

官邸前デモは永遠に続くものではありません。
しかし、10万を超える群衆が集まった光景は確実に日本人の脳裏に焼きついた。
今後、このお行儀のよい日本型デモはカルチャーとして根づいていくと思います。
声を上げる習慣を日本が取り戻していく、その兆しを感じます


デモの存在は、現状に疑問をもっているけれどもうまく表現できずにいる人を勇気づけ、
次の行動につながります。

何か政治や社会に問題があれば集まるという行動は、これからの日本にカルチャーとして根付くのでは。
絶えずどこかでデモが行われているということが、社会に変化をもたらすのではないでしょうか

http://ameblo.jp/philosophysells/page-1.html#main



私が掴み切れなかった全体像は、次の2つのサイトでご覧になれると思います。
こちらには動画があります。

http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/6738193.html

こちらには写真がたくさんあります。
http://tamutamu2011.kuronowish.com/11.11hanngennpatu.htm

一つでも、あなたにできる支援をお願いたします……


署名などはこちら→ ふくしま集団疎開裁判




『キャンドルナイト ⑳』

2012年11月11日。
今日は、冷たい時雨の中、首都圏反原発連合主催のデモがありました。
本当は、今日は日比谷公園に午後一時に集合して、そこからデモをして、
3時から7時まで、国会議事堂、首相官邸前、経産省前、東電前、…
100万人規模のデモを行う予定でした。
ところが、石原都知事の、意地の悪い置き土産といいますか、この8月から
日比谷公園は、日比谷公会堂か、野外音楽堂を使うということと込みでないと
使えないことになってしまった…
公会堂と野外音楽堂は無論有料です。今までは無料で公園内の一角に集まれていたものが
これからは、数万から16万くらい出さないと借りられなくなった。
しかも予約は半年前からしなければならない。

これは、集会の自由を保障する憲法に反するではないか!
首都圏反原発連合のメンバーのかたがたは、地裁にも、そしてさらに高裁にも
訴えたけれど、どちらも、都の言い分しか認めませんでした。

それでも人々は集まった…
私は、国会議事堂前に行きました。
冷たい時雨の中、それでも人々は怒りの声を上げました。
そのご報告は、明日またさせていただきます。

私は直接議事堂前に行ったけれど、日比谷公園に行った人もたくさんいたらしい。
日比谷公園は、大勢の警官隊にブロックされていたそうです。

こんな様子。
http://tanakaryusaku.jp/2012/11/0005541

雨合羽は着ていたけれど、手や顔や、足元は11月の冷たい雨に濡れて…
帰って来て今日は炬燵を入れ、今はぬくぬくしています。

今宵もキャンドル灯しました…


2012_1111_230258-CIMG8851.jpg


スワロフスキーの白鳥の向うに、小さな蝋燭灯してみました。
1年と8か月…
被災地には2年目の冬が来ています…

白鳥さん。共に闘いましょうという強い民衆の願いを
被災地の方々に届けてね……



葉っぱさん、れんげちゃんのバナー。
今月もお借りしますね♪

                         
心ひとつに キャンドルナイト



こちらは、NANTEIさんが、こころをこめてお作りになったバナー。
お借りします。


南亭さんバナー②










『第五の敗北、そして…』 

私は今年の2月。こんな短歌をブログに載せた。

この国に 原発を忌むひとびとの
  政治の受け皿 無きを悲しむ


原発はもういらない、この国から原発をなくしたい…
そう願う国民はいまだに減ってはいないはずである。
ところが、その国民の願いをがっしりと受け止めてくれる、民意の受け皿としての
政党が、日本にはない!…そういう嘆きをストレートに歌の形にしてみたものだ。
この想いは、今も少しも変わらない。
いや、この歌を書いた2月より、さらに、私の国政に対する絶望は深まっているとさえ
言えるほどだ。
日々日本の政治状況は悪化している…そんなことが信じられますか?
あの、多くのひとの命を奪った東日本大震災、そして世界を憂わせた福島第一原発事故…
あのような悲劇があって後は、人々が『生きる』ということに謙虚になるのが普通でしょう。
失ったものの大きさの前に、人々が、『よりよく生きよう』と誓うのが普通でしょう。
それが、かえってどんどん悪くなっていっている…そんなことが信じられますか?

野田総理には、脱原発の意志などない。
彼の関心は、自分の在任中に、これまでの歴代政権が出来なかった消費税増税を
やって、総理の業績としてその点で名を残すこと…その一点にしかなかったように見える。
その他のことでは、彼はほんとうにぬるぬると掴みどころがないままに国会を
ただ空転させ、党への国民の期待と信頼をさらに裏切り続けたうえ、今、与党の座を
失おうとしていっている…

それでは、それに代わろうかという政党が、ましなものか、と言えば、それはさらに
ひどいのである。
まずは、安倍総裁の自民党。
彼は2006年から2007年までの短い政権担当の間に、日本国憲法第9条を
変えるための布石として、改憲のための国民投票法案を通している。
さらには、防衛庁を防衛省に格上げさせることも決定した。
教育基本法もいじって、『教育の目標』に『国を愛すること』というものを盛り込んだ。
しかしながら、彼は2007年9月突然健康上の理由で総理の座を下りてしまう。
今度、安倍氏が総理大臣にかえり咲いたら、彼はおそらく、懸案の改憲、それも
軍備強化と自衛隊の海外での戦闘行為を抑止して彼にとって邪魔なあの憲法第9条を
変えようとすることに本格的に取り組むのであろう。
無論、彼の率いる自民党は、そのほとんどが、原発推進派である!
安倍氏は2006年、共産党の吉井英勝議員が、福島第一原発の、津波による全電源喪失の
危険性を訴えたとき、それを握りつぶした、時の政権の総理、当の本人である。

石原新党、橋下維新、これも、その根本において、安倍右翼政権と
非常に似たところが多い。
これらがいずれ、安倍政権と、それからさらに、野田氏、前原氏に代表されるような
民主党右派グループと結びついて大連立が成立してしまったら、と考えるとそら恐ろしくなる。
これらに異を唱える少数者の声は、もう絶対に届かなくなってしまうであろう。
原発は推進され、対外的にはアメリカ追随、対中対朝鮮半島には強硬派の
軍事色の非常に強い国家となっていってしまうであろう!
そうして、対国内的には、国家による思想統制色が強く打ちだされてくるのだろう…
どちらに転んでも、日本はとんでもないことになってしまう。

反対勢力がものを言えない、あるいは力を失ってしまった国ほど恐ろしいものはない。
長年の自民党による一党支配は、日本に数々の悪弊を生みだし、そこから膿を
出し始めた。それなのに、かつて自民党と対等に近く政策論を闘わせた社共という
野党らしい野党はもうないも同然。
何とか、自民党による政治を一度止めたい、自民党に代わりうる政党が欲しい!
その、国民の悲鳴に近い熱望を背負って、2009年、民主党政権は誕生したはずであった……

その、国民の期待を担って出発したはずの民主党政権がだめだとわかったとき。
まして、脱原発の願いを民自公のいずれもが叶えてくれない、復興も進まないと
わかったとき、かつて革新政党として自民党を厳しく追及していた社民、共産党の2党に
人が戻っていくか…そう思うのだが、ところがそうはならないようである。
社民党の福島瑞穂党首や、共産党の志位委員長、新聞『赤旗』などは、震災後、
ほんとうに頑張っている…。それにもかかわらず、それが党勢回復と結びついていかない…
そうして、国民が期待をかけるのは、いや、マスコミなどがいかにもそうであるかのように
盛んに煽っているのは、橋下、石原氏など、右がかった政治家たちの政党ばかりである。

いったいなぜそうなるのであろうか?
日本はどこへ行こうとしているのか?
…それを考えるのに、大変大雑把ではあるけれど、少し日本の政治史を振り返ってみたい…


世界の政治の大きな潮流として、アメリカを中心とした自由主義・資本主義体制の国と、
旧ソ連を中心とした社会主義・共産主義圏があったことはみなさんご承知の通り。
この2大勢力が世界で激しい覇権争いを続けていたことも記憶にまだ残っていらっしゃるだろう。

ところが、ソヴィエト連邦の崩壊、また東西ドイツの統一などによって、
世界の共産・社会主義勢力は急速に力を失っていってしまう。
この冷戦構造は多くの弊害を世界にもたらしていたので、ソ連邦が崩壊した時、
世界の多くのものは快哉を叫んだのではなかったろうか。
朝鮮戦争、キューバ戦争、ベトナム戦争…多くの兵士、人民が戦争で死んでいった…
冷戦構造は世界に緊張を生みだし、核を初めとする兵器の開発競争など、
多くの悪を生みだした…
旧ソ連の崩壊は、そういった冷戦構造の終結を意味し、世界はそれを歓迎したのである。


しかし、 共産主義、社会主義というものは、本当に100%悪いものなのであろうか?
逆に、資本主義、自由主義というものは、本当に100%いいものなのであろうか?
…アメリカのような資本主義・自由主義の国がいいのか、それとも
旧ソ連のような共産主義の国がいいのか…
どちらが決定的に正しくて、どちらが決定的に悪いということはないと私は思うのだ。
自由を取るか平等を取るか、などという極端な問題で争っていても意味はなく、
人間が法のもとに自由で平等で、戦争などなく、皆が健康に豊かに暮らしていける社会がいいことは
わかりきっている。
辿る過程は違うにしても、人間が理想とする社会、というものはほんとうは共通なのではあるまいか、
そういつも思っている…。
そうして同時に、どの体制であっても、言論の自由を封じたり人の命を軽視したり侵したり、
富が少数の者に寡占されて、弱者がさらに苦しめられるような世界は悪いのだ、と思っている…。


なぜ、共産主義だけがかくも憎まれるのであろうか?
共産主義が悪もので、それを排斥するものは絶対の正義なのだろうか?

『1950年2月にアメリカ合衆国上院で、
共和党議員のジョセフ・レイモンド・マッカーシーが、現在では「205人の
共産主義者が国務省職員として勤務している」と告発したと伝えられる演説を契機に、
アメリカ陸軍やマスコミ関係者、学者、ハリウッド映画界などをも巻き込んで
大規模な「赤狩り」に発展した事件があった。マッカーシズムという。
1949年に中国共産党が国共内戦に勝利し中華人民共和国を成立させたこと、
ソビエト連邦が原爆実験に成功し、アメリカの核独占が破れたことなどから、
反共主義者の「共産主義」への脅威感が拡大されたことにその原因はあったと言われる。
やがて、マッカーシーやその支援者の、偽の「共産主義者リスト」の提出など、
様々な偽証や事実の歪曲や、自白や協力者の告発、密告の強要までを取り入れた
強引な手法が次第に大きな反感を買うことになり、マッカーシズムは終焉を
迎えることになる』
ほんとうにひどい、歴史に残る思想弾圧であった。
これが、「自由」を標榜するアメリカで起きたことなのである…
が、しかし、『事件が収まった後も冷戦は継続し、「赤」への不信感は
アメリカ社会の底辺に根強く残され、保守意識の基盤を形成した

(上記『 』内、Wikipedeaより抜粋引用)

世界には共産守護者への根強い憎悪感情が今も残っている。
確かに、旧ソ連の恐怖支配や、北朝鮮の伝え聞く悲惨な現状。カンボジアの
ポルポト政権による大虐殺。ルーマニアのチャウシェスク政権の圧政など、
共産主義国家の悪はいくつもの例がある。
それらを見て、共産主義は悪!と思う人間が多いこともうなずけるのである。
私もこれらをおぞましいと本当に思う。
(断っておくが、日本の今の共産党は、武力闘争を否定。ソ連や中国共産党と
一線を画している!)
しかし、それでは一方、それを批判する自由主義国家のアメリカはどうかというと、
朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争を初め、多くの世界の内紛に
ちょっかいを出し、戦争を拡大しそれによって自国の軍需産業を潤し、紛争地での
利権を得る一方で、それらの国々でのみならず、自国の兵士たちにも
多くの犠牲者を出している…
また、新自由主義と呼ばれる経済の仕組みは、富の一極集中や貧富の格差の拡大
などを生みだしてるのは、周知の通り。アメリカ発のリーマン・ショックは、
世界の経済をがたがたにしてしまった…。
折しも、今日この時間に、アメリカでは次期大統領を選ぶための投票が行われている…
オバマ現大統領を激しく追い上げている共和党のロムニー候補は、その政治理念において、
あの、ネオリベラリズム(新自由主義)のブッシュ前大統領の、強権外交と、富裕層優遇の
政治方針と非常に似ている…
アメリカは、また、嫌われ者ブッシュの時代に戻りたいのだろうか?

残念なことに、人間は法の下に平等であるべきであるという、
その根本思想においては非常に正しいものを持っている共産主義は、
それらの悪い国家の例ですっかり穢されたイメージのものになってしまった。

ソ連崩壊…悪い国家がこれで消える…
世界はそう言って喜んだ!
だが、私は、大きなため息と共に、この歴史的出来事を眺めていた。
「ああ、これで、世界の価値観は、アメリカが象徴する資本主義・自由主義ひといろに
なってしまう!」と嘆いたのである。
実際、それ以降、世界の政治はアメリカを中心に回るようになって行ってしまった。
その後のアメリカの専横ぶりは目に余るものがある…

かつて。社民党の前身である日本社会党は、万年野党の座に甘んじてはいたものの、
自民党と対等にやりあって、自民党が暴走するのをある意味、防いでいた時代があった。
政治の世界だけではない。
日本の論壇には、左翼的な思想家というものが一つの漠然としたグループとしてあって、
それらが盛んに論陣を張ってこの国の思想界をリードしていた時代があった。
新聞、雑誌も、それらの論評を積極的に載せて、政治が一方に傾くことを
牽制していてくれたように思う。
学生たちはさらに過激であった。
こういう左翼的な思想家の本を読み、政治を盛んに語って、原水爆実験反対、
安保反対、アメリカのベトナム戦争介入反対、と声を上げ続けていた。
学生たちがもの言わぬ今の時代からすると、なんだか夢の中の出来事のようである…

…ところが、いつからか…この左翼的な勢力というものが力を失っていってしまう…
自民党に異を唱えることのできるものがいなくなってしまったのである…
いや、いなくなったわけではないが、数の上で縮小してしまい、その力を
失ってしまったのである。
日本にかろうじてあった保革2党体制の構造…はっきり言えば、
革新勢力のかなめであった社会党が凋落してしまったのである。
私はもともとそう政治的な人間ではなかったけれど、その革新政党の凋落を
ずうっと悲しい目で見てきた。その敗北の歴史を。

『第五の敗北』…
私が勝手に言っていることばではあるが、それでは第一から第五までを
どんなものと私がおよそ考えているか、本筋に入りたい。

第一の敗北。それは、そもそも共産主義、社会主義というものが、潜在的に、
この現世において富と権力を掌握している権力者たちから憎まれる必然を抱えていたことである。
アメリカにおけるマッカーシズム。日本の治安維持法による共産主義者、自由主義者、
宗教家などに対する苛烈な弾圧などがそれである。文学者の小林多喜二、徳永直、
哲学者の三木清ら多くの人々が捉えられ拷問を受け、獄中死したりそれがもとで病死したりしている。

今、アメリカで戦われている大統領選。オバマは共産主義者ではないけれど、
貧しい人々のために国民皆保険制度をなんとか実現しようとこれまで訴えて来た。
それに対し、ロムニーを支持する層である概して富裕層に属する人々は、激しくこれに
反対する。貧しいものは努力が足りない。そういう人々のために、なぜ私たちの税金を
使わねばならないのか!と。
富と権力を現在所有している者たちは、それを奪われて世界が経済的に平準化することを
恐れる。そして自分たちの富や権力を奪いに来るのではないかと思われる仮想敵を恐れ憎む…

『オバマ、ロムニー両陣営とも巨額の選挙資金が動いているが、とりわけロムニー陣営には
例えば、個人資産7200億円といわれるテキサスの実業家ハロルド・シモンズ氏とその夫人が約20億円、
個人資産1兆7000億と推定されるカジノ王は医師の妻と合わせて43億円、
共和党の支持団体に寄付したそうである。
シモンズ氏はテキサス州で放射性廃棄物の処理場を運営。民間会社が放射性廃棄物の
処理場を運営できるよう、過去にもペリー・テキサス州知事やブッシュ前大統領にも
献金していたという。
「自由な商取引をなくそうとしているオバマ大統領は、最も危険な米国人だ」
シモンズ氏は語っているという。』
 (『 』内、11月6日朝日新聞朝刊より抜粋引用)

つまり、富と権力を握る者にとっては、平等を謳うものは大きな脅威であり、
あらゆる手段を講じて押しつぶしておくべきものなのだ。
彼らは、その権力と富の力を使って、平等主義者を貶め封じ込めようとする…
それが、人間の平等を訴える共産主義などが本質的に抱える、その敗北の第一の要因である…
そう私は思うのである。

第二の敗北。ここからは日本のことについてになる。
そうやって戦前戦中戦後と、『主義者』たちは権力から圧迫を受けてきたが、
『平等』を謳う彼らは貧しい労働者の味方であって、学生たちや知識人たちの共感を得ていた。
日本の思想界は、無論右派の論客もたくさんいたけれど、終戦後から長い間、
左翼的な思想を持つ者が、いわゆる『知識人』として論壇の一つの流れをなしていたと思う。
多くのすぐれた知識人たちがいて、日本の良心を形成していたと思う。
また、ジャーナリズムも、そういう左翼的傾向を持つ新聞、雑誌などが健在で、
ベトナム戦争、沖縄問題などを元気に論じていた。
ところが、それらを決定的に打ちのめしたものがあった…。
その一つが、あの、1972年に起きたあさま山荘事件であろう。
ベトナム戦争やアメリカ追随の外交、官憲による大学の自治の侵犯などに反対する学生たちが、
大きな反戦と反政府の動きを引き起こしたまではよかった。
機動隊に追われて逃げまどい、また東大安田講堂にたてこもって、権力に抵抗する
学生たちの姿は、判官贔屓の気質を持つ日本の民にはまだ、ある種の同情を持って
見られていたと思う。
ところがその運動がだんだん先鋭化して、内部抗争やセクト間の激しい憎悪となり、
ついに、学生運動の仲間を殺害して埋めるという戦慄を催すあさま山荘事件が
起きた時、日本の学生運動は死んだ…
そして、直接事件にかかわりがないにもかかわらず、同じ系統ということで、
社会党、共産党に対する、『怖い』イメージが定着してしまう。
さらに。1980年代になって北朝鮮による拉致事件がだんだん明らかになってくると、
共産主義は怖い、というイメージは拡大する。
北朝鮮寄りの外交姿勢を撮り続け、この拉致を認めようとしてこなかった社会党は、
これでおおきく人気を失う。
カンボジア、ポルポト政権による大虐殺なども、恐怖を増幅する。
つまり、共産主義社会を恐れる一部の人々の反共プロパガンダをまるで現実に
証明してしまったかのように、これらの事件によって、『共産党・社会党は怖い!』という
決定的なインプリントが、国民になされてしまったのでなかったろうか。
武力によってなどではなく、議会において革命を図ろうとする日本の革新政権にとって、
また、日本の2大政党制にとっても、これらの出来事は大変に不幸なことであった…

第三の敗北。
それは、1991年のソ連崩壊である。
これによって、決定的に、左翼思想を持つものたちの、敗北は決まったようなものだ。
共産主義国家、というのは、実は人類の大きな大きな実験であった…。
人類が経験したことのない、壮大な、政治、社会構造の根底からの変革の実験であった。
国家のもとで人間は平等である、ということを実践しようとした壮大な実験であった。
それが、ソ連、という国において実験失敗したことによって、ああ、共産主義というものは
ああいうものでしかないんだ!ということが世界に知れてしまったのである。
結果的に、アメリカを象徴とする自由主義・資本主義陣営の言っていることの方が
正しかった、ということになり、以降、左翼的思想の持ち主たちは、その思想的背景を
決定的に失ってしまう………

第四の敗北原因。
それは、日本において、革新の中心であった社会党、共産党が、
民衆の共感を得られるような、地道な日常活動をしてこなかったことである。
自民党がなぜかくも長い政権独占を出来たのか。
自民党は、一貫して、町や村にその地盤を作るための日常的努力をしてきた。
もともと日本には古くから『ムラ』社会というものが制度的にあって、戦争中には
それが挙国一致体制で戦争に突き進むための土台となり基礎単位となっていた。
自民党はこの仕組みをうまく政治活動に取り込む。
地元の有力者に会い協力体制を作って行き、また住民の細かい要望も聞き届けて
それを解決していくという、きめ細かい日常活動を行ってきた。
村や町の盆踊りにも顔を出す、道路ががたがたで困るという、小さな要望も掬いあげる…
いわば、村レベル、町レベルの小さなことから、国民の中に入っていく努力をしていたと思う。
いわゆる地域への利益誘導によって、日本の隅々にまで自民党は支援体勢を広げて行ったのである。
…そうやって自民党が長年かけて築いてきた、地元の地盤。それが一方で
癒着を生みもして来たのでもあるが……。
原発を地域に受け入れさせるにも、その他大勢の住民の意志なんて実は関係ない。
元からの地域の大地主や産廃業者や土建業などの、地元実力者を取り込んでさえいれば、
原発導入でもなんでも、物事はスムーズに進んできたというところがある…。

ところが一方の、反対勢力たる社会党はどうだったろうか…
社会党の基盤は労働者である。それはいい。弱い労働者の側に立ち、その
権利を守ってやる…それはいい。
ところがだんだん社会党は労働組合に票を依存するようになる。
そして国民そっちのけで政権内部の主流争いに明け暮れた…。
共産党はどうか?
共産党は、日常活動をこまめにやるところは自民党と似ていた。
だが、これもだんだん、組織が大きくなるにつれ、党員やシンパ以外の人々の
理解を得る活動に後ろ向きになる。
私は一時『赤旗』を取っていた。いい新聞である。だがいつも、「これを
内部の人間だけにとってもらってても、この声は全然外には広がっていかないよなあ…」
と思っていたものである。共産党は、その長い迫害の歴史から、これもやはり
かたくなに内に閉じこもっていた…党員だけがお互いに理解していればいい、というような
内向きな広報活動しかしてこなかったのではあるまいか?
私は、ずうっと昔からの社共シンパではあるが、それでも、町レベルでそれらの議員たちが
どんな活動をしているとか、どこの祭りに顔を出したとか、ほとんど聞いたことがない!

このように、社民、共産党が選挙で敗北を重ね、今日のように縮小してしまった原因は、
その内部自身にもあった、ということが言えるだろう。
あろうことかさらに社民党は、村山富市党首の時に、自民党と連立政権を組んでしまう!
あれで、社民党を決定的に見放したシンパは多かったのではなかったろうか。
私なども、「ああ、これで社民党はお終いだ!」とがっかりしたものである。
こともあろうに、自民党と組むとは!…

第五の敗北。
さて、今の日本の政治。
細川内閣、羽田内閣の時にほんの一時、自民党が政権を失ったものの、
ずうっと自民党は議員数で圧倒的優位を保って、国の政治を独占してきた。
長く権力の座が続けば、腐敗も生ずる。
2009年の総選挙で、自民党が民主党に大敗して野に下ったのは、
国民が自民党の政治にほとほと嫌気がさした結果ではなかったのか!
いまだに記憶に新しい、あの総選挙。日本に、長らく一党支配に近い
自民党政権が続いた。それを変えたい!というのが国民の切なる願望であり、
あの選挙結果はその表れであった。
自民党と対等に、国会で渡り合える政党。自民党に代わり政権を担当しうる政党…
それを国民は熱望したのではなかったか!

ところが翌2010年の参議院議員選挙で、消費税増税を菅総理が口にしたことが
直接のきっかけとなって、国民は民主党にそっぽを向き、自民党が圧勝して、
いわゆる『衆参のねじれ』が出来てしまった。
審議が進まない…大事なことが決まっていかない…
とりわけ、大震災以後は、そのねじれが、政治の空白を生みだしてしまい、
復興そっちのけで、政治の権力闘争に明け暮れる与野党の姿に、ほんとうに
国民はあきれ果ててしまった。

私は、この、2010年の参議院選で国民が短兵急に、政権をとったばかりの民主党に
普天間基地問題や選挙資金問題や、消費税増税案などで厳しいお灸をすえたこと、
参院選の惨敗で国会運営の『ねじれ』状態が生じ、それでなくても慣れない政権運営に
おたおたしている民主党から、力の半分を奪ってしまったことが、第5の敗北の始まり
だったのではないかと実は思っている。
考えても見よう。消費税を上げねば国の経営が成り立たなくなるほど、放漫な
国の財政を続けて来たのはいったいどこの政党だったのか!
沖縄問題をかくも長年放置して、沖縄だけに負担を強いて来たその直接の責任は
どこの政党にあったのか!
民主党政権はその自民党の悪政の尻拭いからスタートしなければならなかったのである。
ブッシュ政権が8年続いた後のアメリカを立て直すのに、オバマ政権の4年は短か過ぎる。
自民党のやりたい放題の跡始末をするのに汲々としていた民主党政権に、
たった1年でお灸をすえるのは、あまりにも、国民は短兵急でなかったろうか?
生まれたばかりの政権に対し、国民もあまりにも過剰に期待を寄せすぎ、そして
その果実をあまりにも早く求めすぎたのではなかったろうか?
そういった意味で、私はあの2010年の参院選の、国民の選択を悔いるのである。

さらに。
2011年3月11日。あの、悲劇が起きた…。
東日本大震災、そして福島第一原発事故への民主党菅政権の対応がよかったとは、
私も到底言えない。
SPEEDIの情報が生かされず、いたずらに付近住民を被曝させてしまったことなどが
その最たるものであろう。原発事故対応に関して、福島の人々の健康を第一に守る
という大義をおろそかにしてしまったことは、政権として大きな大きな罪であったと思う。
…しかしながら、あの時、国の中心になって事態の収拾に奔走する菅総理を、
後ろから横から支えようとしたものがいただろうか?
自民党は些細な手続き上の難点をあげつらって、菅総理の協力要請を断った!
自民党が被災地のためにいったい何をしただろう?
当時自民党幹事長の石原氏は、ごく早い時期にSPEEDIのことを知っていながら、
政権が求めてこないからと知らん顔を決め込んでいたことを、『TVタックル』という
番組でぺろっと漏らしてしまったのを、私ははっきり聞いている。
菅総理本人が注水を中断させた、という未確認の情報を流し、マスコミで
菅総理が叩かれることになった騒ぎの大元は安倍晋三氏である!
これは後に明らかな誤解であったことが判明してきたにもかかわらず、菅総理の
悪いイメージはこれによってある意味定着していってしまう。
マスコミは菅総理の欠点を面白おかしくあげつらって、その足を引っ張るようなことばかり
していたではないか!
曰く、東電でどなり散らした、視察に行って現場の作業を遅らせた、そのとき防護服を着ていなかった…
東電の罪が責められるべき時に、そうして原発をそもそも導入し、長年推進し続けて来た
自民党の罪も問われるべき時に、何より、国を上げて被災地の救済を第一義に
議論すべき時に、菅総理の行動ばかりが国会やマスコミで取り上げられ
糾弾で国会が空転することの異常さ!

菅総理を自民党が叩いたのは無論、仲間の民主党でさえ、背後から銃で撃つような真似を
したのではなかったか。
そうして、マスコミを上げての菅バッシングに国民も乗っかって、菅総理を引きずり下ろして
しまった…
私はこれを、2010年参院選の国民の判断と共に、国民が冒した、国民が
その結果喫した『第五の敗北』と、心の中で思っているのだ……。

私が3.11後、菅総理を異常に応援するように傍目からは見えていたろうか?
…随分、菅総理擁護の記事を書いてきた…
なぜ、そんなにも、菅総理を応援していたか…。

それは、彼が、一番ましに思えたからである…
思い返してみよう。3.11直後、総理大臣としてその対応に
数々の彼が負うべき重い罪はあったにしても、彼以外の現存する政治家のいったい誰が、
2011年5月時点に脱原発の方針を明確にうち出していただろうか?!!!
菅総理は愚かな政治家であったかもしれないが、あの東日本大震災と福島第一の事故の
恐ろしさを、この国で一番、震えあがるほどに実感した人の一人であったのではなかろうか?
菅総理をもっと評価すべきだと私が思うのは、そこで彼が目覚めたことである!
彼は国民と直接語ろうとした。ネット上で対話集会を開き、また諏訪でも直接国民の声を
聞こうと出かけた…
自民党、身内の民主党、経済界、マスコミ、論壇…菅下ろしの激しい逆風の嵐の中で、
何とか原発を止めようとして、国民の声をその背に受けたいと粘り続けた…
だが、誰も彼の援護射撃をしなかったのである。
朝日の天声人語子を初めとして、これまでリベラルと思われていた言論人までもが、
彼を笑い者にして、とうとう国民全体で菅総理を引きずり下ろしたのでは
なかったろうか!
無論、菅総理に悪いところがなかったとは言わない。
彼の脱原発発言は、身内からの反発のあまりの強さに時に妥協を強いられ、
結果的に彼がぐらついているように見えてしまったことは、私が今も非常に残念に思うことである。

消費税増税発言の時もそうである。結果的に今では国民は『増税は仕方ないよなあ…」と
認めているではないか。あの時おたおたせずに、こうこうこうだから、消費税をあげます。
その代わり社会保障はこのように充実させます、と国民に腹を割って訴えればよかったのである。

どこの国の国民も、国民というものはえてして強い政治家を求めるものである。
悲しいことに、その政策の中身についてあまり吟味することなく…!
菅総理はその点で、腹のくくり方が弱かった。総理を辞めた後のように、
彼がもっと自分の意志をはっきり貫いていてくれたら……

さて。菅総理がそうして、無理やり総理の座から引きずり降ろされたあと。
総理の座についたのは、野田佳彦氏であった。
彼のとってきた政治姿勢は、もうみなさん、いやというほどご覧になったであろうから、
ここではあえて書かない。
私は、もし国民が、他の政治家よりはましと思って菅総理を背後から強烈に応援し、
彼があのまま総理の座を続けていられたら!とどれほど悔いたことであろう!
野田氏が総理になったことによって、この国の脱原発は、20年いや、それ以上の
遅れをとってしまったのではないかと私は、悲しく思っている……
菅総理が国家戦略として、いついつまでに原発ゼロにする、と閣議決定するところまで
せめてやることが出来ていれば、仮にこの次、自民党などが政権をとっても、
それは拘束力となって、この国を脱原発に向けて動かし続けたであろう…

ほんとうに、あの異常な菅バッシングは、いったい何だったのであろうと
私は今も考える…
前にも何度も書いているが、その後いろいろな形で明らかになってきた、
電力関連業界、政界、官僚、経済界、学界、マスコミ、文化人…
いわゆる原子力ムラというどうしようもなく広く根深くはびこって来てしまった原発利権の闇…
あの菅バッシングは、それらがこぞって、自分たちの利益をつぶそうとする総理大臣なんてとんでもない!と
巧妙、周到かつ広汎な、菅つぶしキャンペーンをマスコミが中心になって行い、国民がそれに
うかうかと引っかかった結果なのではないかと私は考えているのである…

そうして、さらにその裏には、社会主義・共産主義をわけもなく忌み嫌う人々の
菅嫌い、『市民運動家上がりの総理なんて!』という偏見が、大きく動いていたのでは
ないかと、また、考えている。
櫻井よし子氏初め、何度この、『市民運動あがり』という蔑視的発言を
菅総理に関し耳にしたことであろう…

市民運動の何が悪いのであろうか!
それは、窃盗や痴漢などの犯罪を犯すのと同列の破廉恥な罪なのであろうか?
市民運動は、今でこそ、明治公園、代々木公園、国会議事堂前・官邸前、
関西電力前、大飯原発前などでのデモや集会によって、
国民が政治に物申すことのできる数少ない手段の一つ、国民の有する権利なのだと、
少しずつ分かってもらえるようになって来ていると思うけれど、
わずか1年前、菅下ろしが激しく吹き荒れていた頃は、まだ、『市民運動家=変な人』という
暗黙の図式が、国民の頭にもありはしなかっただろうか?

30年も反原発を訴え続けて来た小出裕章氏、高木仁三郎氏、広瀬隆氏、
六ヶ所村の菊川慶子さん…それら多くの反原発の学者、市民運動家たちは
これまでどれほど、その色眼鏡に悲しい想いをしてこられたことであろう…!

なぜ、政治への意志表明の数少ない手段の中の一手段として国民の正当な権利である
市民運動というものが、それまでかくも偏見を持って見られてきたのか…

私はそれを、『原発はいいもの…安全で安価でクリーン』という陰の一大情報操作と同じ質の、
いや、それよりももっと歴史的には長い、社会主義・共産主義嫌いの権力家たちによる
巧妙な誘導が密かに行われてきた結果ではないかと思っているのだが。

考えてみてみよう。
これを読んでいる人のどなたも、おじいさんか曾おじいさんか、あるいは
老先生か、近所のおばさんか…年配の誰かから『アカ』『主義者』などという
蔑視の言葉を一度くらいは聞いたことがあるであろう。
しかも、ソ連崩壊や、ポルポト政権やチャウシェスクや北朝鮮の拉致事件や…そういったことの
起こるはるか以前に、である。
彼らは一体、その『アカ』と言われる人々に直接会ったことがあったのであろうか?
そうして、なにか恐怖を覚えるほどの被害をこうむったことがあったのであろうか?

おそらくそのほとんどはそういう経験はないにもかかわらず、誰かが『あいつはアカだ!』
というのを聞いて、『アカは悪い』『運動家はこの世の悪だ』というインプリントを
されてしまっていたのではなかっただろうか…
それは、『原発はクリーンで安全で安い』ということを私たちが信じ込まされ、
それに反対する人々を『市民運動家』などという言葉で一種特別な目で見るようになった過程と
実は酷似している。
私は、自分の母が大好きであった…心のまっすぐな、貧しくともプライドを失わぬ女であった。
しかし、その母が昔々、私がまだ小学生などの頃、特定のひとに対し蔑視的表現を
口にしているのを時々聞いたことがある…
子供心に、私はそれを非常にいやなことだと思っていた。
母がいったい、どのような害を被ったことがあったであろう。…おそらくなかったはずである。
ただ彼女は、誰かがそういうのを聞いて育った来たのであろう…
そして、それを私がまた聞いていた…

このようにして、庶民の間に、理由ない偏見や蔑視は受け継がれていく…
ただし、そこにはもともと、そういう噂を作りあげた歴史や、社会構造が
あったはずである。それらは、いつか、あるとき、誰かによって(おそらくは時の
権力者によって)捏造されたのである

私たちはこれまで、そのような巧妙かつ周到な世論操作や偏見形成が、歴代政府や
経済界その他の権力者たちによって行われてきて、自分も知らず知らずのうちに
それをいつしか信じるようになっていた、などと考えてみたこともなかったのではないだろうか?

でも。3.11後の数々のマスコミ報道やネットでの情報などによって、
『原発はいいものだ』、という刷り込みが、権力者によってどれほど巧妙かつ広く深く、
信じられないほど巨額のお金とエネルギーを使って行われてきたか、ということを
私たちはすでに知ってしまった!
マスコミ自身がそのお先棒を担いで、一大刷り込みキャンペーンは継続され
見事に成功してきたのである。
庶民の間に根深く広くはびこる『アカ』嫌い、『市民運動家』への蔑視も、
一部はそうやって同じ手法で形成されてきたのではなかろうかと考えてみたことが
おありだろうか?
それゆえに、原発への恐怖を感じていながら、『脱原発』をただ一人叫ぶ総理大臣を、
無理矢理、皆して引きずり下ろしてしまう、などという逆説的なおかしなことが起きてしまったのでは
なかったろうか?!
いわば、原発に巣食らう原子力ムラの人々の願う通りに結果、なってしまったのである!
私たちはそのことを深く考えてみる必要がありはしないだろうか。

私たちはしかし、この1年で随分賢くなったはずである!
どれほど私たちは多くのことをこの一年で知ったであろうか!
私たちは巧妙に仕組まれた情報操作の網の中に取り込まれているのだということ…
それを望んで、それに途方もない大金をつぎ込む人々があるということを…
(これについては、また別に書きたい。)

さて。国民が冒してしまった選択の過ちを責めるようなことばかり書いてしまったが、
それでは、自民党に代わりうる政党を、という国民の切望を受けて誕生した
民主党政権に過ちはなかったのか。
…無論山ほどある。
その中でも、私が決定的に民主党はだめだなあ!とがっかりしたことを
いくつか書いてみる。

その第一は、国民が自分たちに何を求めているかを、民主党が徐々に見失ってしまったことだ。
国民の願いとは何か。それは、『自民党と同じ政治をして欲しくない』ということであったのではないか?
官僚と癒着した、官僚が後ろで糸引く政治。大規模公共土木事業優先の、土建国家体質。
天下り団体をどんどん増やしてそこにどぶどぶ税金をつぎ込む構造。
国民の生活よりも自分が選挙に勝つことが大事、そのために政争に明け暮れる議員たち…
アメリカにべっとりと追随して行くだけの自主性のない外交姿勢。そして原発推進…

しかし。民主党は、その根本の国民の願いをいとも簡単に忘れ、自民党と
まったく同じ政治をやり始めてしまった!
あろうことか、自民公明とつるんで、しかも、そっちの政策を採用して行く始末。
今度の大事な大事な消費税増税分も、本来の目的の社会保障費と直接関係ない
省庁の事業へのばらまきがまた出来るような条項が、自公の押しつけによって
入ってしまっている!
社会保障と税の一体改革の付則18条(消費税率の引き上げに当たっての措置)。
『成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、
我が国経済の成長等に向けた施策を検討する』という個所がそうである。
このままだと、また、増税分の消費税が社会保障費ではなく、
防災の名の下に復興税の流用以上のデタラメに使われるのは目に見えている。
この『シロアリ』条項を元の民主党案にくいこませたのは自民、公明の両党である!

民主党はもともと、いろんな政党からの寄り集まりで出来た政党である。
右もいれば、左に近い色合いの議員もいる。
しかしながら、党としてまとまって、しかも政権を担当するまでになった以上、
自民党と同じ政治をしていったい何になるというのだ!
自民党と違う政治をして欲しいからこそ、国民は彼らに票を投じたのだ、という
根本のところをすっかり忘れてはいないか?
原発に関してなどはその最たるものである。
自らが行ったこの夏の、国民の声を聞く試みで、じつに80~90%の人が
原発ゼロを願った。まあ、この数字は割り引いて考えた方がいいにしても、
国民の原発いらないという想いははっきりしている。
それなのに、民主党は、国民の声よりも、一部の地元民、アメリカ、経済界の脅しに
屈してしまった!
これでは、民主党が人気を急速に失っていっても不思議はないというものだ!!!

このように、ダメダメばかりの民主党だが、それでも、この体勢を立て直すチャンスが
2回ほどはあったと私は思っている。
一つは、小沢氏の離党の際である。
小沢氏は、民主党に不満があるというなら、、民主党に残って内部から変えて行くという
選択肢もあったのではなかったろうか?
民主党を離脱した小沢氏に、今、光があてられることは少ない。
脱原発を言ってドイツの視察に行ったりしているけれど、それがマスコミに
大きく取り上げられることは少なかった。
この9月の、民主党の総裁選の時に、小沢氏がまだ離脱などしないで民主党に
残っていて、野田氏の対立候補として立候補していたら、民主党総裁選はもっと
マスコミの話題を呼び、いやが上にも国民の興味を引いて、民主党が変わるかもしれないという
期待が生まれていたのではなかろうか。
小沢氏は勝っていたのではあるまいか。
そして、もう一度民主党に賭けてみようと思う国民は案外多かったのではあるまいか。

しかし、残念ながら、小沢氏は、野党に自ら下った。
意図的にかどうか、ジャーナリズムはほんとうに彼の活動や党に光を当てない。
今現実に第三党であるのは『国民の生活が第一』であるのにも関わらず、
第3極はまるで、石原新党と橋下、それしかない、というような報道ばかりである。
小沢氏は果たして、次の選挙でどれほど戦えるであろうか。
私は、彼が、『城を明け渡してしまったリア王』のようにならねばいいが、と
日本に政治のために恐れるのである。……リア王のような、悲しいさすらいの王に……。

さて。もう一回、民主党が浮上するチャンスだったのでは、と私が思うのは、
やはり9月の党首選の時のことである。
自民党が候補者がたくさん出て総裁選が話題になる。野田総理のなし崩し的就任では
話題性に欠けると見て、一時、細野氏が立候補するよう、まわりが盛り上げた時期があった。
ところが、細野氏がおだてられてその気になったところでいきなり梯子が外される。
藤井裕久最高顧問は6日夕、細野氏と国会内で会談し、「君の一生のことだから心しろ」
と諭したという。
私は、細野氏が首相の器だとは思わない。彼は弱すぎる。
だが、伸びしろはまだたくさんあるのではないかと思っている。
自民党に飽き飽きしている国民、そして野田政権にあきれ果てている国民は、
若くて見場もいい細野氏がもし立候補していれば彼に期待して彼は党首選に勝ち、
民主党人気は一気に上がっていたのではなかっただろうか。
すくなくとも、支持率17~19%というここまでひどいところまでは落ちぶれていなかった気がする…
細野氏の梯子を外した人間は、いったい、野田総理でどのように勝算を描いていたのだろう?
野田総理で選挙に勝てるとでも思っていたのか?

私は、民主党政権が誕生してから、菅下ろしを経て、この9月、野田佳彦氏のような
ひどい総理を再選するまでの一連の国民および政治の選択を、『第五の敗北』と心の中で呼んでいる…。


民主党がまた政権を手にできるような党としてあり続けるためには、民主党の取るべき方針は
一つしかないのじゃないだろうか。
…それは、リベラル…まあ、極端な左派でなくともいいから、せめて中道左派~中道の道を
はっきりと取ることしかないではないか。 
安倍総裁の自民党、石原新党、橋下維新…これらは皆、大きく言って右翼的色彩の濃い
政党である。
それらと同じことをして民主党に生き残る道はあるまい。
そんなことは素人の私だって考えて来た…
私は昨年、菅総理の民主党に、メールを何回かしたことがある。
民主党は自民党との違いを明確にせよ。自民党と同じ路線をとっていては、
やがて大連立で自民党に吸収されてしまう…
脱原発という方針を明確に取ってくれ!!!
それは一国民としての私の、悲鳴のような訴えであった。

しかし、民主党は愚かにも、自民党となんら変わらない
政治姿勢をとり続けて来た…そしてこの体たらくである。

遅ればせながら、10月27日、民主党安住幹事長代行は、こんな発言をしている。
『穏健な保守から中道リベラルの結集が民主党の軸』と。
11月に入ってからも、岡田副総理、細野政調会長、安住幹事長代行などが民主党は
中道の道を行くと、しきりに言っている。
今頃気づいたのか!あまりにも遅すぎる、っていうのっ!!!
それでも、まだ、気づいただけいい。それに対し、右派の色彩の濃い野田総理は、
『中道』という言葉さえ嫌い、『中庸』という言葉を敢えて使っているようである。
『中庸』…なんですか、そりゃ!
民主党よ。野田佳彦氏を総理に戴いていては、党はお終いだ…

さて。この記事を書いている間にも、海の向こうのアメリカでは、
オバマ氏が大統領選で勝利した。…ふう~……一応よかった!

日本はこれから、どういう選択をしていくのであろう…
折角そこから逃れ出た自民党政権にまた回帰していくのか…
しかも、今の自民党は、かつての自民党より悪くなっている。
かつては、自民党の中にも保守リベラルと言えるような懐の深い政治家がいて、
自民党が暴走するのを抑えていた…
今の自民党には、もう、そうした人物はいない。
民主・自民の二大政党にあきれ果てた有権者たちは、右翼的とわかっている
石原、橋下氏などを、ただ目新しくて強そうだ、というだけの理由で
選ぶのであろうか…
最悪の場合、いずれ自民党と民主の極右派までが、石原・橋下と組んで一大勢力となって、
政治をほしいままにし、ゆるぎない強権国家、軍事色の強い国家をこの日本に誕生させてしまうかもしれない…
そうなってしまったら、もう脱原発など、国民の声は通らない……

そうしたら。そのとき、日本人は、『第六の敗北』を喫することになるであろう。
私はそれを、心から今、恐れている。

『第五の敗北』…それは、誰の、誰に対する敗北か?

私が応援してきた社民・共産など左派政権の、自民党に対する敗北か?
いやいや、そんな単純なもんじゃない。
私が思う『敗北』とは、
『政権を担当しうる2大政党が欲しいと願う国民』の『官僚と癒着した政党の一党支配の構造』への敗北、
である!
『「国民主権」の、まっとうな国作りを願う人々』の、『権力と金にたかる既得権益集団』への敗北、
である!!!


これがどんなに悲しいことか、国民は今、一度しっかり考えてみる必要がある!
東日本大震災の被災者が今どういう暮らしをしているか!
それなのに、復興に使うためのお金が、まるで関係ない捕鯨反対のグループへの対策費や、
法務省に至っては、囚人たちにブルドーザーの運転を学ばせるためのブルドーザー購入!
(囚人が出所したら、被災地支援に行きたがっている、なんてのは後のつけ足しの言い訳である!)
信じられないことには、原発立地自治体で、反原発の過激な運動家が
出没するので、その監視用のための警察車を新規購入、なんて言うのまであった!
本来被災地の人々を安全な温かい場所に移してあげる、職や食の安心を保証する、
そういうことのために使われるべきお金を、各省庁が寄ってたかって関係ないことに
むしり取っていってしまっていた!
国民無視のこんな政治を許してしまうこの悲しさ口惜しさ!
原発がどれほど理不尽で非情で、また経済的にもすべての面においてろくでもないものか…
それがわかっていながら、既得権益集団に政治も行政も経済も言論も、雁字搦めにからめとられて
やめさせることが出来ないこの悲しさを!

そして。
私はさらに、国民は、第五のこの敗北を喫しただけではなく、今、『第六の敗北』
に向かってひた走りに走っているのではなかろうか…そう思ってうちひしがれている…

『第六の敗北』…それは、国を軍事国家に徐々にしていき、国民を思想統制するような
国家の出来(しゅったい)である…
日本が、そんな国になってしまうことである…
今、ひしひしと、そういう勢力が発言行動を強めていることを私はこころからこころから恐れる…

今度の選挙は、日本の将来を、本当に冗談でなく決定的に方向付けてしまう
大事な大事な選挙になるであろう。
折角、2009年に国民が生んだ、新しい日本の政治への期待の芽。
それをここで摘み取ってしまってはいけない!

政治家は国民が育てていくものなのだ。
今日本に情けない政治家しかいないとしたら、それは国民が政治に対し
無関心で怠惰で人任せであった結果である。
厳しいいやなことを言うようだが、

一国の政治は、その国の民度をそのまま表す…

私はそう思っている……

 





プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード