『大雪と原発 ①』

都知事選の総括をしなければならないと思っているのだが、思いがけず
大雪に見舞われたり、オリンピックでやはり感動することがあったり、なかなか先に進めないでいる。
でも、私の中では、どんなこの世の事象も出来事も、どこかで根っこのところで
繋がっている。

2月8日の雪の記事を書いた。その時は、翌日の都知事選の投票率の行方を左右するのだろうなあ、という
心配と共に、娘の帰宅困難の経験から、日本人の非常時の対応力が衰えているのではないか、
という心配をした…
その心配は、不幸なことに、わずか一週間後に前回の雪をさらに上回る、ところによっては
120~140センチにも及ぶ積雪を記録し、多くの人が車内や電車に閉じ込められ、
凍死や一酸化炭素中毒死で亡くなる方も出るという、大きな被害に現実となって現れてしまった……

私の中では、都知事選、大雪、原発事故など非常時の対応、過疎化問題と老齢化……
それらは個々の問題ではなく、みなどこかで繋がっているということだ。

その想いを深くしたエピソードを一つ。

また雪の話になる…。


14日に降った大雪。
8日に降った大雪での娘の経験から、私は、生の現場の正確な状況把握の大切さと、
近くにいる人との情報共有と助け合いの必要。
そしてその時々に応じた適切な行動を取ることの難しさ、などを痛感していた…。
それで、一番生の声が即時伝わりやすいtwitterをよく見ていて、必要ならば拡散していたのである。
多くの現場の声や、遠くから心配する声、そして現実に即時対応した互助の行動、などが
次々に伝えられてくる……

その中で、小さなつぶやきで目立たなかったかあまり拡散はされなかったようだけれど、
私のこころを深く捉えたtweetがあったので、雪の記憶が薄れないうちに紹介したい…
それは、こんな内容のtweetであった。

『今回の被災地の一つ、山梨県北杜市は、東京の「水」小河内ダム建設のために、
強制移住をされた方々(炭焼きで生計)が、零下20度の中開拓越冬された土地。
福島同様、東京と関係。』


北杜市は山梨県の北西部に位置する。
八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳といった山々に囲まれ、市域のおよそ3分の1が八ヶ岳南麓の
冷涼な山岳高原地からなっているため、高原観光によって支えられている街である。
市内にはアウトレットモール、牧場といった観光スポットが存在し、夏場には観光客が多くみられる。
南アルプスからの湧水によるウイスキー製造、日本一長いといわれる日照時間や映画にも登場した
ヒマワリ畑などでも知られている。
清里高原は避暑地として有名であり、「八ヶ岳高原線」とも称されるJR小海線は鉄道最高地点を走る。
(Wikiより)

私は北杜市に行ったことはない。
しかし、私の住む町を貫く国道20号(甲州街道)は東京日本橋を起点にして、この北杜市の
武川町・白州町地区を通って長野県塩尻市まで延びている。
私がいつも買い物に、自転車をひいて(帰りは緩やかな上り傾斜なので)ぽくぽく歩くこの道は、
北杜市につながっているのである。
また私がいつも利用する中央本線は、やはり山梨の今回の大雪被害地帯と直接つながっている。
雪でストップして6百人ほどが電車内で4日を過ごした小淵沢は、娘の展覧会を観に
軽井沢まで行った時通った駅であり、晩秋の小海線の車窓から見える黄葉の林の風景は、
悲しいほど美しかったものである…。
あの、北杜市が今、雪に閉ざされ、そしてかつて、東京の水がめを作るために、立ち退いた
人々の一部は、そうか、北杜市の清里地区などに移住させられたのか…!

世の中には知らないことがたくさんある…そう思って、早速私は調べてみたのである。

           ***


明治10年。日本の人口は約3500万人であった。
その明治10年~20年の間に、コレラ、赤痢、腸チフスなど水系伝染病で亡くなった人の数は
計約37万人もあった!
このような伝染病に対処するため、日本初の近代化水道の布設が明治20年横浜(計画給水人口7万人)
においてイギリス人工兵少将ヘンリー・スペンサー・パーマーの計画、設計、監督により、
水源相模川(取水口津久井町)から野毛山貯水池(横浜市)までの約43キロで初めて施行された。

東京における近代化水道布設は明治21年に調査、設計が開始され、明治31年玉川上水路を利用し
多摩川の水を淀橋浄水場に導き、沈殿、ろ過を行って有圧鉄管において給水を始めた。
第一次水道拡張事業として、大正2年に村山貯水池、境浄水場の建設に着工、大正13年完成。
大正15年金町浄水場、昭和9年山口貯水池がそれぞれ完成。
第二次水道拡張事業として、東京市水道局は、人口600万人の水道用水を確保するため、
昭和6年多摩川上流(東京市西多摩郡小河内村、山梨県北都留郡丹波山村、同小菅村)地点に
小河内ダム建設の計画を発表。

小河内村の住民が大多数を占めるそれら多摩川上流の945世帯の人々は、村を立ち退き、
私の住む東京西郊の街や、埼玉県や、そしてこの山梨県北杜市などに移住を余儀なくされていくのである。

しかし、その移住は苦渋に満ちたものであった。父祖の守ってきた自分たちの住み慣れた村を
棄てるという苦しみの上に、移転計画自体がスムーズにいかない。
農業用水における利水上の紛争が生じ解決に昭和11年まで要する。その約4年の間、
水没村民は塗炭の苦しみを味わう。ある水没村民は家業に手がつかず不安な日々を過ごし、
また移転先を物色し、手付金を払ったのに補償金が出ず、手付金が無駄になった者もいた。
補償金を目当てに借金したためその利子の支払いで苦しい生活を強いられた者もいた。
家屋や土地を抵当に入れて借金している者も多く、悪質な金融ブローカーが横行していた。
時は日中戦争のさなか。この悲惨な状況下でも、若者たちが出征していく……。

小河内村長小澤市平の苦渋のにじみ出た言葉が小河内村役場編・発行『湖底のふるさと小河内村報告書』
(昭和13年)にある。

「千數百年の歴史の地先祖累代の郷土、一朝にして湖底に影も見ざるに至る。實に斷腸の思ひがある。
けれども此の斷腸の思ひも、既に、東京市發展のため其の犠牲となることに覺悟したのである。
我々の考え方が單に土地や家屋の賣買にあつたのでは、先祖に對して申譯が無い。
帝都の御用水の爲めの池となることは、村民千載一遇の機會として、犠牲奉公の實を全ふするにあつたのである。
(中略)顧りみれば、若し、日支事變の問題が起らぬのであつたならば、我等と市との紛爭は
容易に解決の機運に逹しなかつたらうと思ふ。
昭和十二年春、東京市が始めて發表した本村の、土地家屋買収價格其の他の問題は、
我々日本國民として信ずる一村犠牲の精神と價値と隔たること頗る遠く、到底承服し得られぬ數字であつた。
本村は、粥を啜つても餓死しても水根澤の死線を守つて、權利の爲めに抗爭し、
第二の苦難を敢てしやうとした村民であつたが國内摩擦相剋を避けんとする國民總動員運動の折柄に、
我等は此の衝突こそ事變下に許すべからずとして、
急轉して解決の方針に向つたのである。
是れこそ對市問題解決の動機である。今日圓滿な解決を來し當局と提携事業の進行を見るのは同慶の至りである。」



小河内ダム予定地の住民の立ち退きへの戦いと苦悩は、昭和10年にかけて、センセーショナルな事件として
マスコミにたびたび取りあげられ、徳富猪一郎、鳩山一郎、大野伴睦等多くの有識者から
水没村民への援助と同情が寄せられた。
石川達三は、『日蔭の村』(新潮社・昭和12年)に、これらの村民、村長、水道関係者の動向を描く。
物事には必ず光と影が伴う。多摩川上流の水によって益々東京は発展していく。
多摩川上流域の村々はその発展の犠牲となる。即ち「日蔭の村」となることを表現している。
以後ダム問題は都市と農山村の相剋として如実に現れてくる。

以上。古賀 邦雄『帝都の御用水の爲め』(小河内ダム)より、引用・要約させていただいた。

               ***


石川は1935年(昭和10年)『蒼氓』で第1回芥川賞を受賞。
1937年日本軍は南京を攻略。この『日蔭の村』はこの年の発表で、石川にとっては第2作目である。
1937年末。上記南京攻略を従軍作家として現地取材。そうして書かれた『生きてゐる兵隊』は
1938年2月。新聞紙法に問われ、発禁処分になった。
『生きてゐる兵隊』やその内容については、この記事の一番下に私の過去記事のURLを
まとめておきますから、興味ある方はお読みください。


さて。『日蔭の村』。
彼はこれを書く前に、入念な現地調査をした。郷土史家でもある神主や、湖底に沈む小河内村の村長を訪ね、
事件のあらましを調べた。村の田畑や交通を確認したり、梵鐘の文字を写し取ったり、
古い寺の古文書の類まで集めた。これを見て、批評家は『日陰の村』を(調べた小説)などと
レッテルを貼っておとしめた。当時、私小説を小説の本道とみなす風潮があった。
石川達三はこれに反対だった。小説には書く目的があって、その目的のためには、下調べが不可欠だ
と考えていたからだ。
『日陰の村』を書いたころ、日本が上海に戦火を拡大し日中戦争は本格化した。石川達三は、
当時の新聞のあり方にもがまんがならなかった。
いまや大新聞は、正確な報道の義務も正当な批判の責任も、また言論自由の原則をも、
すべてかなぐり捨てて、政府軍部の醜い走狗と成り果てた。
軍部のスポークスマンは、新聞社を両手の中に握り、軍部の宣伝記事をおもうままに掲載させている

彼は文壇やジャーナリズムに反旗を翻し、『生きている兵隊』を書いた。


http://www5.ocn.ne.jp/~sisyphos/dddd.htm
『石川達三の冒険 暴支膺懲の南京へ』十握 秀紀 より引用。



ああ!……
なんと!福島県大熊町、双葉町の人々が東京の電気のため土地を差し出し、
その結果が東京電力福島第一原発の事故となって、半永久的に周辺地区の人々が父祖伝来の土地に
住めなくなってしまったのと構図が似ていることであろうか!

私は上で紹介したこの短いtwitterの記事を見た瞬間、このつぶやきの主と同様、
東京と水(ダム)、東京と電気(原発)ということに相関関係を感じてしまったわけなのである。
さらに。昨夏、私は、日中戦争に関連し、石川達三氏の『生きてゐる兵隊』をブログに取り上げたばかりである。
物事というのは、深いところで繋がっていくものである…という、私の深い感慨は、また、
その石川氏が、この小河内村のことについて『日蔭の村』というこんな本を書いていたのだ、
ということを確認して、さらに深められたのである……。
そして、また…。3.11後明らかになったように、大手メディアの原子力業界との癒着ぶりや、
そのためになお続いた、あの、歯切れの悪い原発安全報道…
そして今、自分の息のかかった思想の近い人間を、公共放送のトップや運営委員に入れる
安倍政権のやり口は、この石川が述べた怒りの告発(引用太字部分)の時代に、なんとだんだん
似てきていることであろうか!

この記事続く。





                  
            ***

『生きてゐる兵隊①』http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-1309.html
『生きてゐる兵隊②』http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-1310.html
『生きてゐる兵隊③』http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-1320.html
『生きてゐる兵隊④』http://clusteramaryllis45.blog61.fc2.com/blog-entry-1329.html








スポンサーサイト

『浅田真央!』


浅田真央!

もう何もいうことない。
涙、涙、涙………





『大雪』

日本ほぼ全国にわたっての大雪。

私の住む東京のはずれの街でも、積雪60センチ。50年近く前上京して来てから
こんなの初めてです。都心でも27センチ。


これは8日の雪の様子。


CIMG1617.jpg


CIMG1616.jpg


                       ***


その一週間後にまたしても雪。


CIMG1706.jpg


非日常の光景です。


CIMG1713.jpg


いつも買いものに行く、橋の上からの光景。
遠くに見えるはずの山並みも雪に煙って見えません…


CIMG1742.jpg

一夜明けて。
夜になって雨に変わったのでだいぶ雪は解けたのでしょうが、それでもこんな感じ。
屋根や車のルーフの雪はだいぶ解けてきているけれど、道は完全に深い雪に隠れて、
ブロック塀も半分埋もれてしまっている。


CIMG1718.jpg

これは甲州街道から十字型に入っていくごくごく緩やかな坂の道だけれど、
この手前の十字路でカーブを曲がり切れずタイヤが空転して、諦めてまた甲州街道に
戻っていく大型輸送車がいました。
この日甲州街道を走っていた車は本当にわずか。見回りや車がエンコしたとかの連絡を受けて
出動する救急車や大小の消防車、パトカーなどの姿ばかりが目立ちました。
ス―パーもコンビニも、こうしたように輸送トラックが走れないので、商品の補給が出来ないとかで、
この後寄ってみたスーパーも、棚ががら空きでした。
たった一日の雪で、そんなありさま。
日本の非常時への弱さを感じます。


CIMG1737.jpg

うう~~~……



しかし、ここはいいのです。
2,3日もすれば雪は解けてなくなるのだろうし、物資に不自由もしていません。
電気、ガス、水道…物資の輸送…そうしたライフラインの途切れた中で、震えている方々が
たくさんいらっしゃる……
もう、雪はこりごり。そう思いつつ、雪はまた、溶けて雪解け水となって、関東の
梅雨の雨までの水源を潤してもくれるものなのです…。
人間がなんとか、雪国の方々の経験と知恵に学んで対応していくしかないのです。


雪の作りだす美しい情景も少しだけアップしてみましょうか。



CIMG1720.jpg



CIMG1700.jpg


門扉の美しいお屋敷。



CIMG1703.jpg



CIMG1705.jpg



CIMG1642.jpg


枯れた葉っぱ一枚が作りだす温かさ……。



CIMG1739.jpg


アイスブルー…。



                 ***


さて。雪から2日め。
ようやくの青空。

   
CIMG1756.jpg


[追記]


この記事。実は雪で亡くなられた方や閉じ込められていらっしゃる方々のことなど最初は書いていた。
しかし、自分は安全な場所にいて、そのような記事を書くことにどうしようもない矛盾を感じて
それらの部分を一度消したのである…。
しかしそれからまた丸一日以上たつのに、まだ国道上で身動き出来ず、車中泊3日目に
入るというドライバーの方々や、孤立した地域や、閉ざされた車内で一酸化炭素中毒死したかたや、
心配な悲しいニュースばかりが伝わってくる……

それでも。談合坂パーキングエリアで避難中、積荷のパンを渋滞で車中泊を続ける
ドライバーたちや避難民の方々に無料で配ったという山崎パンのドライバーの英断が
ネットで拡散。その他にも各地で炊き出しや差し入れや救助活動など、多くの助け合いが
あちこちで行われている…企業の緊急支援活動も。
これから豪雪地帯でなくとも、このような大雪が毎年繰り返されることになるかもしれない。
大干ばつと集中豪雨、大型台風、竜巻……
地球の気候はどんどん激しさを増していっているからだ…

いつなんどきこのような突発的災害に遭っても、出来るだけ判断ミスをしないでその状況に
ふさわしい行動がとれるよう、普段から災害への予備知識を身につけておくことと共に、
まさかの場合を生き延びるための最低限必要な糧食や燃料や装備などを準備しておくこと。
国や地方自治体や、個々の会社組織や公的機関が、十二分な対策準備を組織的に
行うのは無論のことだが、いざという時の互助共助の組織づくりを市民レベルでも
普段から考えて組織だてておくことも必要なのではないだろうか。
なにかあったら、市民でなくとも、ここに来れば、暖と食糧が得られます、という
多くの拠点作りに、全国レベルで至急とりかかることが必要だろうと思う。
豪雪地帯の屋根の雪下ろしの支援組織も急いで作りたいし。

新潟県の泉田知事は、昨日16日の時点で山梨県に職員を派遣。雪への対応に慣れていない
山梨県に感謝されている。泉田知事はそういえば、東日本大震災の原発事故後、
国からの助けがまったくなくて窮地に陥った南相馬市の桜井市長が、世界中に支援を訴えた直後、
直接市長に電話して支援を申し出たひとでもある。そうして多くの避難者を受け入れている。

山崎パンのドライバーやこの泉田知事の対応を、単なる美談として私は書いているのではない。
災害はいつ、どこに来るかわからないゆえに、緊急時の互助の組織作りやノウハウ作りを
急ぎたい、という意味でここに書いておく。

また個々人のこころがけとして、雪国で車の運転で困らないよう、こんな記事を
書いてくれているサイトも見つけたので、ご紹介させていただいておく。
http://www.geocities.co.jp/SweetHome/7071/snowdrive.htm

雪の多い所のドライバーなら当たり前の話なのかもしれないが、これからおそらく
豪雪地帯でなかったところでも、今年の大雪のようなことは毎年繰り返されるのではなかろうか。
知っておいて損にはならない。
『地震てんでんこ』の教訓や、台風ではなくとも川上で集中豪雨が起きれば、
川下は晴れていても、嘘のように急な増水があなたを襲うということ。
車に常に防寒具になりうるものや緊急時必要な道具などを積んでおくこと。
逆に炎天下、赤ちゃんや子供を車の中に残したままにしないこと。水分補給の大事さ。
車内や室内での一酸化炭素中毒への意識などなど…。
そうした知識は、死ななくてもいい命が失われることを防いでくれるものである。

国など大きな組織でなければ出来ないインフラ整備やシステム作りと、
自治体レベルでの共助互助態勢作りと、
そして個人レベルで普段から心がけておけること出来ること…。
その3面から、防災体制を整えることが必要だろう。



だが今は…。
早く、なんとか早く、救助の手が届きますように……。














『キャンドルナイト 35』

東京都知事選は、投票率わずか46.14%という低調さ。
ある意味でこの国の未来を方向づける重要な選挙でもあったのだが、
安倍政権への批判と脱原発を掲げた勢力の惨敗という結果に終わってしまった。
脱原発勢力が真っ二つに割れて、それらの応援者の間では一見活発な選挙運動が競い合って
展開されていたかに見えたこの選挙戦のその一方で、
史上3番目に低かったという投票率が示す通り、半数以上の都民の熱のなさは
一体何を意味していたのだろう…

自分自身の立場のとりかたも含め、まだ私自身、今度の選挙については
気持ちの整理がついていない。
ただ一つ言えることは…このままではこの国はますます富が一極集中化し、
弱者はますます切り捨てられていくひどい格差社会になっていくであろうが、
肝心の国民の多くは、それに抵抗するどころか、思考停止或いは感情を鈍磨させて、
そんな社会の仕組みを唯々諾々と受け入れて行くような、おとなしい羊になりつつあるのではないか
ということだ。

折しも数日前から日本は大寒波に襲われ、都知事選前日の8日には、東京都心でも
戦後3番目とも言われる積雪量27センチを記録(多摩地区30センチ。一部40センチのところも)
雪国の方にとってはなにほどのことでもない積雪量なのだろうが、
相変わらず雪に不慣れの都民は、電車やバス、タクシーなどの交通がストップして
帰宅の足を奪われ、雪に翻弄された。
私事だが、その日、娘は上野に仕事で出かけていて、帰り、途中で電車が動かなくなってしまった。
停まった駅は、東京ではあっても割合寂しい駅。近くに暖がとれるような店はなく、
仕方なくたまたま見つけた市民センターでしばらく電車が再び動き出すのを待つことにしたという。
しかし、市民センターも、時間がくれば閉まってしまう。
タクシーを利用したくとも一台も来ず、震えながら代替のバスが来るのを根気よく待ち続ける人々…
市民センターといえば公共の施設であろうが、しかし、こうした時にも、雪くらいのことでは
寒さに震える人々の避難所として開放してくれなどしはしないのだろう。
動かない電車に見切りをつけ、たまたまふっときた代替輸送バスではないバスに娘は乗れた。
そうして多摩に向かう別の私鉄電車の駅にようやく辿りついた。
その路線はかろうじて動いていたのである。

しかし、その私鉄を下りてからが大変だった。
駅前はがらんとして遅くまでやっている店もない。
バスは全然来ない。タクシーも来ない。タクシー会社に電話してもずうっと話し中。
タクシー乗り場にもバス乗り場にも、家路を急ぐ人々が次々に並ぶが、バスがどうして来ないのか
情報はない。
ところが、ロータリーには、違う行き先のバスが数台停まっていて、運転手たちは
暢気そうに互いに話し合ったりしているという。
娘が不思議に思ったのは、バスやタクシーを待っている人々が、あまりにも大人しく
吹き殴りつける雪の中で、凍えながらなにもしないでただ待っていることであったという。
「バス、どうして来ないんでしょう」という会話さえ互いに交わさない…

じっとしていられなくなった娘は、その暢気に暖かそうにバスで待機している違う路線の
バスの運転手のところへ行って、ここのバスはどうして来ないのか、と訊ねたそうだ。
返事は、さあ、わからない、という言葉。
こんな状況の時に、バス会社は代替輸送とか増発などしてくれないんですか、と娘が訊ねたら、
さあ、自分等は車庫が違うんで、この方面の車庫の事情はわからない、という返事。

そこへ、一人の男性が通りかかって、「ここへ来るはずのバスは、大きな坂のところで
3台くらいエンコして動けなくなっているのを今、自分は見て来たから、バスは当分もう
来ないんじゃないか」という情報を、急ぎ足に歩き過ぎて行きながら、伝えてくれたという。

『ああ、待ってもダメだ!』
そう見切りをつけた娘は、激しく吹きつける雪の中を歩きだした。
最寄駅から娘の住まいまでは歩いて30分弱なのだが、雪の深さは30センチ。
上り下りの坂の多い街である。
体格のいい娘が吹き飛ばされそうになるほど、強い風が雪を横殴りに吹き付けてくる。

結局、普段ならどんなに乗り合わせなどがうまくいかなくても2時間はかからない
仕事先からの帰宅に、娘はその日、6時間かかったという……
逆にその日、多摩地区から都心に帰る人で、普段なら電車で10分のところを
4時間かかった、という人もいたようだ。
電車の中で待っていてもドアが閉まらず、雪が吹きこんでどんどん車内の温度は冷えて行く…
モノレールは途中で停電していたそうだ。
電車が止まっているのを、『・・線、死んだ』とか、『wろたwwww』とか
twitterなどでつぶやいて、大人しく災害に身を任せる人々の群れ…



娘からその話を聞いていて私があらためて思ったのは、東京と一口に言っても、
私などが住む多摩地区では、都心の繁栄と比べて住民の高齢化や、過疎化や街の機能の低下が
恐ろしい勢いで進んでいる、ということであった。
今度の都知事選でも、東京都の周辺地区の老齢化と過疎化が一つの課題として
語られてはいたが、このようにたった30センチほどの雪が降るという程度でも非日常的出来事が起こると、
本当にそういった問題が、にわかに遠くない切実な危機として顕在化されてくるということである…。
我が家に車があれば、なんということはなかったであろう。迎えに行ってやりさえすればいい…
だが我が家は自家用車を持たない主義。私たちは、東日本大震災の時にも痛感したが、
一旦何か起これば、交通の脚をもたない、移動弱者である…
しかも運悪くこの日はお婿さんは遠い旅先にいて東京にはいなかった。

翌日の都知事選でも投票に行こうとして思い知らされたが、雪が降ると、翌朝晴れても、
体がちょっとでも不自由だったり、いわゆる『脚のない』老人は、投票にも行けない
ということもわかった。
こころある元気な住人たちが雪かきをしてくれてあるところはまだ歩ける。
ところが雪かきをしていない吹きだまりの雪道や凍った日蔭の道では、雪にすっぽり足がはまるか
つるつる滑って、体の不自由な人間にはとても歩けないのである…。
候補者の事務所には、『投票に行きたいんだけれども、脚がなくて行けない。なんとかならないか』
という問い合わせが何件もあったそうだ。

娘が曰く。
もし、大地震とか、なにか事があったら、あたしは家には帰らないことにする。
都心でなんとかやり過ごすことにする。
都心は、そうした場合の難民の避難所ともいうべきビジネスホテルや終夜営業の店が
あちこちにたくさんあり、夜をとにかく過ごすことが出来る。
そうして、東日本大震災の時経験したように、都心ではコンビニや飲食店や、大学などの学校や
公的施設が被災者に温かい食べ物や居場所を提供してくれた…。
しかし、多摩地区は、住民にその構えがない。寒さに震えている人が居ても見て見ぬふりである。
そもそも、店も少なく、避難所がどこになり得るかの情報も得られない…。

そうしてさらに、娘と私が語りあったこと。

『人間が、だんだん無抵抗、無力になってるんじゃないかね……』

都心からなんとか遠くの家まで雪で交通がマヒした中を帰ろうとする人々の群れ…
彼等は最新の文明の利器をそれぞれ持っている。
皆、雪の中で濡れながら、スマートフォンに見入っている。
電車の運行状況などはそれで情報が得られる。
しかし、彼等は、バスや来ないタクシーを待ちあっている同士で互いに情報を
共有しようとしたり、困った顔で苦笑いを交わしあうことさえしないのである。
積極的に動いて、携帯ではない生の現場の情報を得ようと努める者もいない。
それを困っている者同士、今隣に並んでいる束の間の仲間に共有しようとする気配もない。
ただひたすら、個々人が、大人しく、雪の吹き付ける中、黙って震えながら携帯に見入っている……

                *

大げさな。
お嬢さんがたまたま出くわした情景がすべてではあるまい…そう思われるかもしれない。

だが、私はこの大雪とその翌日の都知事選の日との2日間ほどのこのささやかなエピソードに、
案外、この東京という大都会の、そして今の日本という国の本質的問題が垣間見えるような気がするのだ。

第一。
東京の都心の便利さと郊外の高齢化と過疎化の問題は、そのまま敷衍すれば、大都市と遠隔地
(敢えて地方、とはっきり言おう)の格差の問題に類似している…
強者は今の世を生きて行くのに何の不自由も感じまいが、弱者になればなるほど生きにくい世の中、
という構図がどうしようもなく悪く定着しつつある…
都心の便利さ快適さは、原発のある福島、新潟の犠牲の上に成り立っていることは言うまでもない…。

第二。
津波からの避難、福島第一からの避難…その悲惨に比ぶ得べくもないが、
たかが都会の大雪一つで、多くの帰宅困難者は出る。
しかし、都市の対策は弱い。いや、都市だけではない。この国全体の防災対策は
本当に弱い。まだほとんど手つかずと言ってよいのではあるまいか。
海に囲まれた日本。そしてその海に臨んで、54基の原子炉が日本には林立している…。
もんじゅもあるし、六ヶ所の核施設群も、東海村もある…

私は何も、今回の都市の大雪のことだけを言っているのではないのだ。
小さな身内の出来事にすぎないが、このことは敷衍して考えれば、国の問題に直結する。

これから、日本のどこでいつ、大地震がまた起きるかわからない。
しかし、国に限らず人々の防災意識は、高い防潮堤を作るとか、そうした大きなインフラに向き、
具体的な避難路の確保やその誘導方法、そして避難民の避難途中の救済施設などの確保など
きめ細かい具体的計画にはまだまだ全然手が回っていないだろう…

新潟県の泉田知事が昨年、平成25年9月の定例記者会見でこんなことを述べている。
3月、柏崎刈羽原発の地元民が自主的に避難訓練を行った。
400人ほどが訓練に参加したのだが、わずかその400人程度でも渋滞が発生したというのである。
半径5キロに2万人以上住んでいるのにである。
2万人が一斉に車で避難したらなにが起こるか。まして大都会では。

福島第一原発事故の際も、また、津波からの避難もそうであるが、皆が一斉に
車で避難を始めれば、一番原発に近い人々、一番浜辺に近い人々が、結局一番逃げ遅れることになる。
避難民の渋滞の最後尾に着くことになるからである。
福島第一の場合も、車で避難途中に被曝した人々がどれほどいたことか…
そして、体の不自由な人、お年寄りといった交通弱者は、車で逃げることさえ出来ず、
そのままそこにとどまり続けるしかなくなる、ということも当然起こりうるだろう…

福島第一原発事故で、菅元総理は、東日本を失ってしまうかもしれないと青ざめた。
4号機プールに、爆発して壊れた3号機建屋から、水がたまたま流れ込んだ。
それで4号機プールは偶然のように救われたのである。ここが、冷却水を失ったままであったなら、
使用済み核燃料は再臨界を始め、燃料が格納容器で一応守られた1~3号機と違って、
プールにむき出しの核燃料は、そのままものすごい放射性物質を放出し、もう作業員も
自衛隊も、消防などもそばに全く行けない場所になってしまっていたのである。
冷却を出来なくされた4つの原子炉、さらには、人が近づけないのだから、5,6号機も…
それらの核燃料が冷却も一切できないまま暴走を始めていたら……
本当に冗談でなく、私たちは東日本を失っていたであろう……
福島県全域は無論、宮城、岩手、栃木、群馬、茨城、千葉、東京、埼玉、神奈川…
風向きによっては、山形、新潟………

東京都民は、今回の都知事選で、投票に行かなかった人々を含め、そのおそらく
過半数以上は、『脱原発は、自分たち都民と直接関係ない選挙争点だ』と考えたのであろう。
福島の事故は、頭ではわかっていても、気分では『自分たち都民と関係ない』と感じていたから、
投票に行かなかったり、また、自公推薦候補に入れたりしたのであろう。
自分たちが豊かにふんだんに使っている電気のせいで、福島の人々が被曝したのだということを
我が身の痛みとして感じもしないで。

都民ばかりを責めるのはよそうか。
おそらく、この国の民の多くが、福島の事故は自分たちと関係ないと感じている。
いや、考えてさえみたこともない人もいるであろう。
しかし、原発のない地域でも、ひとたび大きな事故になれば、否応なしに巻き込まれる。
ちょうど昨日、北海道函館市が、青森県大間原発の建設の無期限凍結を求めたばかりである。

『函館は,大間原発から最短で23km,晴天時には,工事現場が見える程の至近距離にあります。
大間原発の50km圏内の人口は,青森側が9万人,北海道側は37万人です。
北海道の方がより大きな影響を受ける訳で,住民の不安は募るばかりです。』
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/soumu/ohmagenpatsu/

狭い国土に原発が林立する日本では、どこに住んでいようと、ひとたび大きな事故が起きれば、
被害は立地県だけでは済まない。放射能プルームは地軸の回転と風向きによってどちらにでも広がる。
原発立地交付金の恩恵を受けていない地区の人々も放射能被曝と汚染にさらされるのである。
明日は、あなたが、逃げ惑う人々の車の渋滞の最後尾で、いたずらに被曝しつづけねばならないかも
しれないのだ。
事故を我が身に引き付けて普段から考えておくのは、いわば、想像力の問題である。
どうやって大小の事故から身を守るか。
たまたま隣り合わせた人々と知恵を集め力を出しあってどうやって共に助かるか。
また、行政に何もかもお任せするのではなく、普段から住民レベルでいかにいざという時の
避難経路の確保や、避難者の救援、救済、一時避難所や食べものの提供が出来るよう
心づもりをしておけるか。
そういうこころをもっていられるか。
…そうした事を、平時にこそ充分に考えて対策しておくべきなのである。
いざとなったとき、無力さに打ちのめされなくても済むように。

第三。
パニックを起こさない民というものは、本当にただ立派、と言えるのであろうか。
いや、この言い方は正確でないな。
無論、パニックは起こしてはいけない。パニックのゆえに命を失うことはあろう。
しかし、パニックを起こさないで沈着に行動することと、ただ茫然と災害に身を任せるというのとは
違うということだ。
大げさかもしれないが、この都会の大雪で、ただ一人一人がそれぞれにスマートフォンを
黙って覗きこんでいる…。電脳空間のそこでは誰かと繋がっていはするかもしれないが、
今そばにいる生身の隣人と情報を共有しあったり助け合ったりしようとしないで、ただ黙々と
寒さに震えながら大人しく待ち続ける傾向がもし現代人の間に生まれているのだとすれば、
私にはそれは、大きな悲劇に際しても情報を生身の隣人と共有し合わない、
悲劇の大元に怒りもしない、大人しい羊の群れを連想させて、なにやらこの国の民の行く末に
不安を感じてしまうのである。


ああ……!…

この都知事選は、本当はなんと大きな選択の切っ先を私たちに突きつけていたことであろう!
この都知事選は、都民の問題だけではなかったのである。
都民は、自分たちの街だけのために、『選ぶ』べきではなかった…
自分の勝手だから、棄権していいということでは本当はなかった…
そして、この選挙戦の一部始終と、棄権を含めての選択の結果は、なんと私たち日本人の愚かさを
むき出しにして見せたことであったろう!
これは、私自身の迷いも含めてのことである…

あまりに先の衆院選からの国民の選択はひどい…




しかし。がっかりを通りすぎて、今私は割合すっきりしている。
やり直しだ…すべて鍛え直しだ……
自分も含めて教育のしなおしだ……


           *

さて。今夜も、小さなキャンドルを灯す。
ある方に教えていただいたが、火は怒りの象徴でもあるそうだ。
火をつけること,發火,點火,みな本来、怒り心頭を言うことばだそうだ。

今日は、庭にまだ積もって消えない雪を掬ってきて、いつものベンチチェストの上に、
小さなかまくらを作ってみた。
しゃくしゃく水っぽく重くなった雪は、なかなか、丸いかまくらの造形が出来ない…。
手が冷たい。

でもようやくそれらしいものが一つ。
いつもの小さな亀山ローソクを灯す。
怒りで冷めたこころと怒りに燃えあがるこころと…

私たち日本人は、3年前の3月11日の悲劇を経験して、多くの同胞と美しい郷土を失って、
それなのに賢くならないでどうするのだ!!!!!




2014_0211_201458-CIMG1686.jpg







                         
心ひとつに キャンドルナイト




南亭さんバナー②


葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。




TBSラジオ荻上チキSession22『東京都知事選挙候補者への公開質問状 回答編』

しほさんから教えていただいたTBSラジオ、荻上チキさんらの試み。
『東京都知事選挙候補者への公開質問状』
それへの各候補からの回答を、番組ホームページから載せてみたいと思います。
都知事選びの参考に。
ホームページはこちら。
http://www.tbsradio.jp/ss954/2014/02/post-243.html


東京都知事選挙候補者への公開質問状 回答編

2014年1月22日(水)の放送で「都知事選候補者への公開質問状 企画会議」
と題して、リスナーの皆さんから「候補者に聞きたいこと」を募集し、
番組オリジナルの公開質問状を作成しました。

この公開質問状を送付した主な候補から、回答がありましたので下記に
掲載いたします。

なお、田母神俊雄候補からは、
「多数の媒体からアンケートの回答を求められていますが、人手不足のため、
多くのアンケートは締め切りを大幅に過ぎ、回答が出来ていない状態です。
大変申し訳ありませんが、今回の公開質問状への回答はお断りさせて下さい」
とご回答を頂きました。そこで、他媒体に掲載された田母神候補のコメントで
近い内容のものが見つかった場合は、媒体を明記し掲載しました。


公開質問状 回答編

【1】原発、エネルギー問題についてお聞きします

 Q1. 都知事として、東京都で最終処分場や中間貯蔵施設を引き受ける
   可能性はありますか?

  ◆舛添要一
   政府主導で科学的観点から最も有望とされる候補地を検討している状況
   であるという認識です。当該検討結果を踏まえ判断すべきだと考えます。

  ◆細川護煕
   ない

  ◆宇都宮健児
   どちらでもない
   (補足)放射性廃棄物の最終処分については、地層処分の問題性が指摘され、
   代替案などの検討がなされているのが現状であり、どのような方法、場所が
   いいのか定まっておりません。地質学的、水利的条件から、最終処分場を
   東京都に置くことは困難であるという見解もあり、中間貯蔵施設についても、
   その規模・機能などの慎重な吟味が必要です。したがって、現時点で
   この質問にお答えすることは困難です。まずは今後少しでも放射性廃棄物を
   出さないよう、すべての原発を再稼働させないことが大事であり、
   それと並行して処分の方法について、検討を進めていきたいと思います。

  ◆田母神俊雄
   回答なし 

  ◆家入一真
   ない

  ◆ドクター・中松
   ない


 Q2. エネルギー政策について、東京都としては具体的にどのような
   政策を実行すべきとお考えでしょうか?

  ◆舛添要一
   3.11の東日本大震災以降、「原発に依存しない社会」づくりは、日本国民の
   大多数の願いとなっています。その為、太陽光やバイオマスなども含めた
   再生可能エネルギーを20%活用するということを目標にしたアクションプランを
   策定すると同時に、エネルギー効率の高い省エネ社会の実現を目指していきます。

  ◆細川護煕
   ・世界一の省エネルギー都市・東京をつくる
    震災以降、すでに東京では、10%の省電力を実現した。原発10基分の
    ピークカットが実現している。世界からの遅れを取り戻し、世界一の
    省エネルギー都市を目指す。

   ・再生可能エネルギーの先進都市・東京をつくる
    東京都の再エネ電力供給目標は2020年に20%だが、現状はわずか4%
    足らずだ。目標達成実現のために、世界各都市の先進施策を導入する。

   ・中小企業や消費者を保護するための「東電改革」を実行する
    先般政府が認定した東京電力の事業計画は、東京電力福島第一原子力
    発電所の事故のツケを、全て国民・消費者に回すもの。中小企業や
    消費者の利益を守るために、電力政策を国まかせにするのではなく、
    東電経営の透明化や電気料金の適正化のために、東京都が株主として
    積極的に取り組む。

   ・「東京エネルギー戦略会議(仮称)」を創設する
    上記に掲げた東京独自のエネルギー政策を実現するために、専門家による
    「東京エネルギー戦略会議(仮称)」を設置し、中長期のロードマップと
    具体的な施策づくりを行う。

  ◆宇都宮健児
   「東京都希望エネルギー政策会議」を設けて、内外の専門家・市民・都内
   事業者から広く意見を聞き、効果的な脱原発・エネルギー政策を立案します。
   また、「自然エネルギー(再生可能エネルギー)促進条例」と「省エネルギー
   促進条例」を提案し、自然エネルギーの発電所の普及やエネルギー利用の
   効率化が進むように、補助金や投資を誘導する施策を立案します。他方で、
   自然エネルギー発電事業への投資に特化した官民ファンド事業を興し、
   建物等の所有者と発電事業者等を媒介するプロジェクトを推進するとともに、
   スマートグリッドや水素燃料電池の活用を進めていきたいと考えています。
   さらに、国に先駆けて電力事業の自由化の範囲を拡大し、電力コストを
   下げる努力をします。

  ◆田母神俊雄
   エネルギー政策は一義的には国の責任で進めるべきで、「都民の命を守る」と
   いう観点で、緊急事態に備えた再生可能エネルギーの開発や電力調達の
   多様化を進める。短視眼的に即時原発廃止を求めるような態度はとらない。
   (1月29日毎日新聞より抜粋)

  ◆家入一真
   東京はあくまで電力の消費地。スマートグリッドの推進などで、電力の
   大量消費に頼らないスマートシティ・エコ都市東京を実現します。また、
   電力の供給地である新潟や福島の人々との対話を通じて「脱脱原発」つまり、
   段階的で現実的な脱原発依存を進めていきます。

  ◆ドクター・中松
   19世紀の技術である原発について「脱」も「推進」もいずれも将来の対策が
   ないので無責任。太陽がない時に使えない太陽光発電、風がない時に
   使えない風力発電等の20世紀の新エネルギーではコンスタントな電力供給は
   出来ない。ドクター・中松が発明し、既に実用化している原発に代わる
   「パワーグリッドエナジーストア」「宇宙エネルギー」「インドアジェネレーター」
   「HOD」などの21世紀の新エネルギーを普及させる。


【2】障害分野、および「生きやすい都づくり」についてお聞きします

 Q1. 障害福祉や障害への差別解消について、都として新しい取組みは
   検討していますか?

  ◆舛添要一
   検討している 

  ◆細川護煕
   検討している

  ◆宇都宮健児
   検討している

  ◆田母神俊雄
   検討している(2月2日東京新聞参考)

  ◆家入一真
   検討している

  ◆ドクター・中松
   検討している


 Q2. 新しい取り組みを検討しているとお答えになった方にお聞きします。
   インフラのバリアフリー化以外に、システム面などでどのような政策を
   実行したいですか?

  ◆舛添要一
   障がい者の自立支援の観点から、地域生活への移行や収録支援といった
   課題に対応した「サービス提供基盤の整備」を検討していくと同時に、
   パラリンピックの開催を契機とした心のバリアフリー解消に向けた取り組みも
   検討していきます。

  ◆細川護煕
   障がい者雇用を進めて企業への支援充実など

  ◆宇都宮健児
   障がいのある方本人の参加のもとで、「障がいのある人の権利確保のための
   条例」(仮称)を制定し、障がいのある人もない人も、ともに生きる東京を
   めざします。包括的な生活保障システムをつくり、障がいのある人が家族に
   頼らずとも安心して暮らせるような施策を考えます。地域での生活を支える
   ための区市町村への財政援助、都独自の所得保障、障がいがあっても
   仕事の確保、障害者就労支援施設の支援、特別支援学級の拡充などを
   進めます。

  ◆田母神俊雄
   ハード面では、インフラのバリアフリー化を進める。ソフト面では、
   手話通訳ソフトの普及や公共放送における同時手話通訳の導入などを進める。
   (2月2日東京新聞抜粋)

  ◆家入一真
   障がい者雇用の促進。最新のICT技術を活かした在宅勤務制度など、
   いつでもどこでも働ける環境を整備して身体が不自由な人の雇用を促進します。
   また、企業が障がい者雇用の制度枠において、心身障がい者より身体障がい者
   の雇用を重視してしまうことについて、一定の是正措置を考慮します。

  ◆ドクター・中松
   障害者のセンシング理論によって、安全にガイドする新発明を実行する。


 Q3. 外国人、性的少数者、生活困窮者、ホームレスなど、様々なマイノリティが
   抱える問題に、いかに取り組んでいきますか?
 
  ◆舛添要一
   外国人、性的少数者、生活困窮者、ホームレス、それぞれのおかれた状況や
   課題に対し、国の定める対応方針を踏まえたうえで、東京都個別の事情を
   考慮しながら対応可能な内容を検討していきます。

  ◆細川護煕
   立候補に際して、細川候補は発表した公約の中で「人々の違いを認識・尊重し、
   自助・共助・公助で、若者、女性、高齢者、障がい者、子どもたちが生き生きと
   暮らすまちづくりを率先します。」と述べている。いかなる境遇の方であっても
   差別なく幸せに暮らすことのできる社会の構築は当然の目標である。
   ただし、与えられた境遇はそれぞれ違うので統一的な政策論では語れない。

  ◆宇都宮健児
   共通する課題としては、社会的な偏見をなくすこと、雇用・住居などの
   生活支援などが必要になるでしょう。ただし、一口にマイノリティといっても、
   それぞれが直面している困難は多様です。個別の対策については、
   政策集で述べていますので、ウェブでご覧ください。それぞれの抱える問題の
   実態を都が把握し、それに即した政策が重要です。そのためにも、
   政策を議論する場に当事者が参加し、声が反映されるようにします。

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   少数者も含めたすべての人に「居場所」をつくることを目指します。
   気軽に立ち寄れる地域センター(仮称)の創設検討や、IT技術やデバイスを
   用いた24時間体制の交流・相談体形を構築します。外国語やLGBTにも
   配慮した行政表記を徹底するなど、ユニバーサルデザイン化を東京都から
   率先して進めていきます。

  ◆ドクター・中松
   様々なマイノリティ、それぞれの立場に立って問題解決に取り組む。


【3】住民投票についてお聞きします

 Q1. 小平市では昨年、道路建設の是非をめぐって住民投票が行われましたが、
   オリンピック・パラリンピックの会場予定地にも環境問題が争点になる
   可能性があります。住民投票を積極的に活用する意思はありますか?

  ◆舛添要一
   個別の状況を踏まえ判断していきます。

  ◆細川護煕
   ない。可能性を否定しないが、今後の検討課題

  ◆宇都宮健児
   どちらともいえない(下記Q2に理由)

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   どちらともいえない

  ◆ドクター・中松
   ある

 Q2. 住民投票で信を問いたいと思うテーマはありますか?
  
  ◆舛添要一
   現時点では想定していませんが、今後発生する課題等を踏まえ住民投票の
   必要性を判断します。

  ◆細川護煕
   原発の是非

  ◆宇都宮健児
   住民投票は政治への住民参加の一つの方法です。しかし、小平市の例でも
   わかる通り、直接影響を受ける一部の人(道路近くに住んでいる人など)の
   声が、無関心な多数の人の声にかき消されるケースがあります。
   環境対策や防災対策を含め、まちづくりにおいては、住民投票だけでなく、
   計画を決める時から住民の意見を聞き、議論に参加してもらい、
   その意見を反映させることが必要です。

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   民意を問う手段としてはすでに選挙があり、住民投票の結果がそれに
   相反した場合、どちらが「真の民意」と言えるのか難しい問題が生じます。
   普段から住民の声が行政に届けられる「オープンガバメント」の取り組みを進め、
   住民投票のような二項対立を生み出す制度に頼らない仕組みをつくるのが
   理想です。

  ◆ドクター・中松
   東京特区


【4】東京都内の交通インフラについてお聞きします

 Q1. 東京メトロと都営地下鉄の統合を推進する意思はありますか?

  ◆舛添要一
   東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて交通機関の利便性の向上を
   図っていく必要があります。利便性の向上に向けて必要な取り組みとなるかを
   検証し判断していきます。

  ◆細川護煕
   ある

  ◆宇都宮健児
   ある

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   ある

  ◆ドクター・中松
   ある


 Q2. 猪瀬都政で行われつつあった、24時間運転や新線の建設など、
   東京都の交通インフラに関して新たな提案があればお聞かせください。
   
  ◆舛添要一
   東京オリンピック・パラリンピックを踏まえた公共交通機関の利便性の向上は
   今後も更に推進していく必要があると考えます。スムーズな乗換、路線の
   相互乗入を推進すると同時に、羽田空港・成田空港からのアクセスの向上等
   具体的な利便性の向上につながる取り組みを優先的に進めていく必要が
   あると考えています。

  ◆細川護煕
   羽田空港、成田空港と都心のアクセス強化など。24時間運転については
   社会実験等よく調査のうえ検討する。

  ◆宇都宮健児
   両地下鉄の経営一元化は時間もかかる上に、かなりの費用がかかる
   可能性があるので、要検討です。サービスは、運賃の一元化と人事の
   交流などを進めます。交通インフラは、大型開発を抑制して、政府、
   市区町村と協力して、LRT(低床型の路面電車を中心にした交通システム)
   の導入や、コミュニティバスを充実させます。自転車道の整備も進めたいです。

  ◆田母神俊雄
   引き続き(猪瀬前知事の)路線を継承する。(2月3日東京新聞より抜粋)

  ◆家入一真
   都会のライフスタイルに合わせて、ナイトバスの運行などは引き続き検討を
   進めていきます。基本は既存の鉄道や道路などの維持・補修につとめつつ、
   災害用避難道路に必要な幹線は住民の意見を聞きながらしっかりと
   整備していきます。

  ◆ドクター・中松
   旧来のインフラの陳腐化を科学的に解消する。東大で地球システム工学を
   研究した地震のプロとして首都直下型に耐えるインフラを科学的に構築。


【5】風紀に関する条例・法律について伺います

 Q1. 風営法によるダンス営業規制の強化に賛成ですか?反対ですか?

  ◆舛添要一
   産業としてのダンスについては、ダンスのもつ文化としての価値に加え、
   治安の維持等複合的な観点から検討がなされていくことが望ましいと考えます。

  ◆細川護煕
   慎重に検討

  ◆宇都宮健児
   反対

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   反対

  ◆ドクター・中松
   反対


 Q2. 青少年健全育成条例による表現規制の強化に賛成ですか?反対ですか?
    
  ◆舛添要一
   青少年の健全な育成を保護することは必要なことであると考えますが、
   表現の自由は憲法上重要な権利の一つであるため、適切なルールの運用が
   なされているようにしていくべきであると考えます。

  ◆細川護煕
   慎重に検討

  ◆宇都宮健児
   反対

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   反対

  ◆ドクター・中松
   反対

 Q3. カジノ構想について、進めていくべきとお考えですか?

  ◆舛添要一
   カジノ誘致に伴う経済効果、エンターテインメント性をはじめとしたプラスの
   可能性と、ギャンブル依存症や青少年への影響などの懸念される負の側面、
   またそれらへの対応策の有効性などを都民目線で十分に検証し、
   総合的に判断します。

  ◆細川護煕
   推進しない

  ◆宇都宮健児
   反対

  ◆田母神俊雄
   賛成(1月30日毎日新聞より)

  ◆家入一真
   進めていくべき

  ◆ドクター・中松
   湾岸地区にカジノ構想があるようですが、首都直下型地震の際には
   水びたしとなり、カジノどころではありません。カジノ賛成、反対議論の前に、
   まずは首都直下型地震に対策を万全に行うことを優先します。


【6】オリンピック・パラリンピック開催に伴う環境整備について伺います

 Q1. 築地市場の跡地を東京オリンピック・パラリンピックの際のプレスセンターに
   するという案もあると聞きますが、築地市場の移転計画は進めていくべきと
   お考えですか?

  ◆舛添要一
   築地市場移転については、これまで様々な客観的な調査を踏まえ、
   都議会においてもそのメリット・デメリットの議論がなされた上で決定された
   事項であり、現時点ではそれを見直すべき新たな要因は発生していないと
   考えています。

  ◆細川護煕
   進めていくべき

  ◆宇都宮健児
   進めるべきではない。そもそもプレスセンターは2016年オリンピック招致の
   プランで、現計画ではなくなっています。移転は別の理由で行われようとして
   いますが、いずれにせよ反対です。

  ◆田母神俊雄
   築地市場は老朽化が激しく、アスベスト等の環境問題が明らかになっており、
   早急に豊洲への移転を進めるべきだ。(2月4日東京新聞より抜粋)

  ◆家入一真
   進めていくべき

  ◆ドクター・中松
   進めるべきではない


 Q2. 今後ますます、多くの外国人が訪問することが予想される中、
   公共施設やレストラン・宿泊施設などでの各国語表記への対応や、
   ハラル・フードなどへの対応など、特に取り組むべきと考えているテーマが
   あれば教えてください。
   
  ◆舛添要一
   「おもてなし」の心が伝わるように、標識の外国語表記等を含めた外国人が
   快適に過ごせる受入環境の整備に加え、滞在中も安心できるように、
   外国人向けの医療サービスの充実や外国人への防災情報伝達について
   取り組んでいきます。

  ◆細川護煕
   公共施設については都が進めるべきだが、民間施設についてはそれぞれ
   の立場で判断。ハラル・フードに特定することなく、安全な食の提供に
   ついては都として一定の基準を設けたい。

  ◆宇都宮健児
   外国語の表記や、多文化理解の推進などは、個々人で難しい部分も多いです。
   都での啓発や商業者向けの学習会、在住外国人を招いた意見交換会、
   区市町村との協力などができると思います。

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   東京都のWi-Fi環境の整備です。東京都のWi-Fi環境は先進国はもちろん
   アジアの首都レベルと比較しても遅れています。外国人観光客が快適に
   過ごせるようになるため、無料Wi-Fi環境の整備を積極的に進めます。

  ◆ドクター・中松
   オリンピックは国際公約のため、必ず成功させる。外国語を使うことが
   国際化なのではなく、自国である日本の文化を海外からのお客様に正しく伝え、
   おもてなしをすることが国際化なのであるという大方針を徹底し、実行する。


【7】多摩地区で急速に進む高齢化について伺います

 Q1. 多摩地区で今後、急激な高齢化が進むことが予想されますが、
   どのような対応をお考えですか?

  ◆舛添要一
   三多摩地区担当の副知事を設置した上で、様々なライフスタイルに
   対応できる社会保障を実現していきます。具体的には、
   未活用の「都有地を活用」した介護老人保健施設(老健)、
   特別養護老人ホーム(特養)を増設する一方、住み慣れた地域や自宅で
   安心して老後暮らすことができるように地域全体が一体となって
   コミュニティ力を高め、高齢者を支える「包括的なケア」の仕組みを整備します。
   また、「70歳現役の東京」を掲げ、求人発掘・職業紹介の促進、
   ソーシャル活動の創出等を進め就業環境を整備します。

  ◆細川護煕
   一人暮らしの高齢者が孤独死しない助け合いのシステムをつくる。
   多摩地区に限らず、高齢化は日本の多くの地域に共通する課題。
   各種福祉施設の充実はもちろんだが、高齢者が働ける環境を整える。
   年配の方ができるだけ現役でいられることが重要。

  ◆宇都宮健児
   まず、人口減と少子高齢化は、全国的な現象です。70年代ごろに多摩地区に
   流入した世代の高齢化が進んでいますが、都心の過密化の進行を避け、
   子育て世代が多摩地区に住みやすくなるよう、都全体で世代のバランスを
   取ることが望ましいです。そのため、ソフト面、ハード面の地域的偏りを
   なくしていきたいと思います。具体例としては、多摩ニュータウンなどの
   古い団地のリフォームを進め、若い世代が入りやすくすることが考えられます。

  ◆田母神俊雄
   (高齢化対策については)「都民の命を守る」を最優先に、テロや首都直下型
   地震に備えた危機管理体制、高齢者に優しい医療体制の構築。多摩地区等に
   高齢者が安心して暮らせる「太陽の街」を開発、インフラの積極行進等で
   「東京強靭化」を図る。(毎日新聞1月30日より抜粋)

  ◆家入一真
   高齢者がひとりにならない「居場所」つくりを推進します。例えば若者の
   ボランティアが高齢者にインターネットを教える仕組みや施設を検討し、
   いつでもどこでも連絡が取れる体制を講じます。多摩地区でもWi-Fi環境の
   整備をしっかりと進めます。

  ◆ドクター・中松
   高齢者の長い経験を社会の宝として尊重することにより、高齢者を
   孤立させない。若者に体験を伝えるという役割をになって頂くことにより、
   その過程で自らの脳を刺激し、老化を予防する。親子関係を親密にする。
   私は85才で、私の研究所の営業部長も90才を超えていますが、
   元気に活躍しています。


【8】警視庁での取り調べ可視化について伺います

 Q1. 警視庁における取り調べの可視化や情報開示について、
   推進する意思はありますか。
   
  ◆舛添要一
   国の定める方針にそって必要な対応を検討していきます。

  ◆細川護煕
   ある

  ◆宇都宮健児
   ある

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   ある

  ◆ドクター・中松
   ある


 Q2. 2013年1月15日、イスラム教徒であることを理由に行われた公安捜査で、
   取り調べ資料が流出して裁判となり、東京都に9000万円の賠償命令が
   出ました。この判決を受けてどのように感じ、どういった対策が必要だと
   お考えでしょうか?対応など、特に取り組むべきと考えているテーマがあれば
   教えてください。

  ◆舛添要一
   訴状で詳細内容を確認したうえで、対応が必要であれば検討します。

  ◆細川護煕
   個別の事案について答える立場にない。

  ◆宇都宮健児
   イスラム教徒だというだけで特定の人びとが警察の捜査対象になったことは、
   信教の自由に反します。公権力の行使は憲法の理念に基づいて行われる
   べきで、こうしたことが二度と起きないよう対策を講じる必要があると
   考えています。警視庁の取り調べの可視化も含め、重要な課題として
   検討していきたいと思います。

  ◆田母神俊雄
   回答なし

  ◆家入一真
   警視庁の情報管理に対する遵法意識を見直すのはもちろんのこと、
   ほとんどが紙ベースで管理されている情報管理体制を徹底的に見直し、
   警視庁・警察署・交番のICT化を徹底的に進めることで情報に対する
   意識を高め、情報漏えいを防ぎます。

  ◆ドクター・中松
   日本は「情報」の価値についての認識が弱いため、情報の取り扱いが
   不慣れである。ビジネスインテリジェンスを強化する。


この回答については、2月5日(水)のMain Sessionでも詳しく取り上げます。
http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20140205main.mp3

ポッドキャスト 2/5TBSラジオsession22 『都知事選候補者の公開質問状の回答』
合わせてお聞きくださいね。


『100,000年後の安全』

小泉さんが、この映画を見て『脱原発しなければだめだ!!!』と、その考えを
転回させるきっかけになったという『100,000年後の安全』。
今、2月9日まで、You Tubeで無料で見ることが出来ます。

小泉さんがどうしたからこうしたから、というのと関係なく、これは是非、皆さんに
見て欲しいドキュメンタリーです。
高レベル放射性廃棄物である使用済み核燃料をどうしたらいいのか、という決定的な解決策は、
世界においてもまだ見つかっていないという中、ただ1個所、それを地中に永遠に埋めてしまおうという
壮大な計画を立て、現在着々と建設を進めているフィンランド、オンカロ。
硬い岩盤を削って、なんと地下400メートルの深さまで掘り下げて、そこにフィンランド国内の
使用済み核燃料を永遠に封じ込める……。
安全なレベルに達するまで10万年かかるとされる放射性廃棄物の危険性を
後世の人類や知的生命体に伝えることの難しさを説いた、静かな、しかし
深い哲学的問いに満ちたドキュメンタリー映画です。

『わたしたちはこの地球を今、ほしいままに利用するだけでいいのか。
私たちは未来の人類や地球に対して倫理的責任があるのではないか?』

フィンランドはいい。そういう場所がなんとか見つかった。
しかし世界においては、あの広大な国土を持つアメリカでさえ、最終処分場は持てていません。
まして、地震国で、地下水の影響がどこもあって最終処分場どころか、福島第一から出る
作業員の着たタイベックなどの低レベルの廃棄物や、福島の除染で出た土の置き場さえないこの日本。
それでも、原発をまだ動かし続けて核のゴミを増やし続け、さらには海外に原発を売ろうとしている現政権。
しかもそれは使用済み核燃料をこの日本に引き取るという約束までがワンパックになった、
無責任極まりない恐ろしい商売なのです。
安倍さんや、原発利権に群がって、是が非でも原発を動かそうとしている人々に
100,000年後の責任が取れるのだろうか。
いや!今、福島で進んでいる汚染や被曝に対しても、だれも責任ととっていない。
それが原発推進、ということなのです。

今、東京都では都知事選真っただ中。
原発について、いずれは無くしていきたいが徐々になどと言って、要するになにもしない人々や、
原発がないと日本の経済がダメになる(これも原発神話です)という洗脳からまだ目覚めていない人は多い。
まだ見ていない方は無論のこと、もう既にご覧になった方もご覧になってらっしゃらないご家族がいらしたら、
ぜひごいっしょにもう一度ご覧ください。
そして、高レベル放射性廃棄物を安全に保管していくことがどれほど大変なことであるのかを、
知っていただけるよう、お友達、知人の方々にもぜひ、この映画をお勧めください。

原発がないとダメだと思いこんでいらっしゃる方、原発なんて関係ねエ、という方がたにこそ
是非一度見て欲しいです。

2月9日までYou Tubeで無料で見られます。
わたしももう一度見ます。









プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
01 | 2014/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード