『キャンドル・ナイト 42』

あの東日本大震災から3年半…
そうして、あの9.11から13年…

国内も、国外も、なにが善で何が悪なのか、なにを信じていいのかわからなくなって
しまったような『生の意味』の混迷の中、今夜も小さなろうそくを灯す。

皆さんは、今夜7時半からの朝日新聞社の記者会見をご覧になっただろうか。
私は、夕食を食べるのも一時中断して、ずうっとマスコミ各社による朝日突き上げのような
会見の模様に見入っていた……
朝日が誤報をしたのは、そうしてそれに対し明確な謝罪をしっかりしなかったのは私もまずいと
思っていた。
だが、それにしても…これってなに?
これは何か、一種の集団いじめではないか?
朝日そのもの、というよりはある意味、朝日新聞が象徴してきたようなものを、
おおぜいがこの機に叩きつぶしてしまおうとしているようにしか私には見えなかった……
朝日の明らかにまずい点は、私もいくつか感じているので、それについては記事にあらためてしたいと思っている。
だが…それにしても、この朝日叩き。
それがおそらく、この日本にもたらす言論空間の委縮について、ひとはちょっと立ち止まって
考えてみているだろうか?
とりわけ、今日集まっていたジャーナリストたちは?

世界に目を向ければ…
オバマ大統領は、過激集団『イスラム国』の撲滅のため、イラクに続きシリアにおいても、
徹底的に空爆を行うことを今日宣言。
ああ……また、アメリカが軍事介入だ…。
おそらくそれで中東情勢が好転することなどまたなく、殺戮が殺戮を生み、憎しみが憎しみを増幅させていくのだろう……
そうして、集団的自衛権行使に突き進む日本は、その混迷を深めるイラク・シリア情勢や世界の紛争に、
これからどう『積極的に』 関わっていくのだろう?
海上自衛隊トップの河野克俊・海上幕僚長は9日の会見で、北大西洋条約機構(NATO)軍と
自衛隊との間では初の共同訓練を行う準備を進めていることを明らかにした。
防衛省によると、双方がソマリア沖アデン湾の海賊を監視するために派遣している艦船や哨戒機の
部隊同士で、近く行う予定、だという。
…日本は、大きく海外での武力行使に一歩踏み出してしまった…

こういったニュースのどこに、私たちは人間を、人間の存在の温かみを感じることができるか?
岩手、宮城、福島…ひとりひとりの命の重みは、なおざりにされ、
何か誰か得体の知れない者たちが、この世界を動かしていく……

                      *

…そんな無力感はあるけれど、それでも今夜も火を灯そう……


2014_0911_220805-CIMG3179.jpg


これも、先月に続き、香合である。
青い松ぼっくりをかたどったもの。



2014_0911_221125-CIMG3183.jpg


明るいところで見れば、このような感じ。


2014_0911_221244-CIMG3184.jpg


こんな、木箱に入っていた。
『法隆寺、長山』と箱書きがあるが、たぶん観光客用の土産ものででもあるか。

一本、自分の木を選ぶとしたら、なんの木を選ぶか、と、ずっと以前あるひとが
ブログで問うていらした…
私は…私は…好きな木はたっくさんあるけれど、ひょっとしたら、松の木を選ぶかもしれない…
木の姿も松ぼっくりの可愛らしさも好きだし、その枝や葉の針葉樹独特の清冽な香りが
なによりとても好きだ。

この夏。元気なく、
裏の川べりの道も殆ど通らないままにいて、つい先日、久しぶりに自転車で通ってみたら、
いつも、月の写真を撮りたいと思う時に、前景として画面に入れることが多かったある家の松の木が
無くなっていた。
切り倒されて、空が広くなっていた……


…何か、自分が小さくなってしまったような、そんな夏。

でも、この拾ってきた松の葉の香りを嗅ぎ、同じくその清冽な香りが大好きな
この時期にしかない青い蜜柑の皮をむいて、そのひと房を口に含む……

人の生はくだらないものなんかじゃないぞ。
歴史の面にしか現れていないような単純なものでなく、『もっと複雑で豊か』なんだぞ。


                  ***


                       
心ひとつに キャンドルナイト




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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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