『こころの栄養』


正直言って、政治の記事など書くのは疲れる。
昨日も今日も、『選挙の争点 ③』を書こうとして、頑張っているけれど、今書こうとしているのは
経済に関することで、経済問題は私は弱いのだ。
調べ調べ別なところでその信憑性を確かめ確かめして書いていくので、
は~~~ぅ、エネルギーがいる…疲れる…

そんな記事読む方だって楽しくないんだから、書くのやめればいいじゃないかと言われてしまいそうだが、
因果な性分で、政治が変な方へ向いていくのを黙ってられないんだなあ…

そのようなとき、何よりの、元気の素が届きましたよ!



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可愛いクウ―ちゃんの絵はがきだ!
無論、裏にはお手紙が。^^
可愛いですねぇ。ちゃんと専用枕の使い方がわかっているみたい。
私もこんなふうにふかふかぬくぬくしたい。



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なんでしょね…。





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お~ぅ! 手首ウォーマーです!
こりゃいいなぁ! 
私、買い物、いつも自転車なので、これからの季節、体が冷え切ってしまう。
と言って、手先を温め過ぎると、心臓ばくばくというか、息苦しくなること多いのです。
お湯でお茶碗洗っていたりすると苦しくなる…
足先もそう。足首はいつも冷た~ぃのに、足先を温め過ぎるのは気持ち悪い。
これなら、手先は温めなくて済んで、冷たい風が袖から忍び込んでくるの防げるです。^^
クウ―ママさんの手編みだ… 友の手編みだ! それだけで心がほっこりしてきます。
色も私の好み~。
私はいつも紺系統の服が基本なので、ブルーみを帯びた淡いピンクのこの色、
服に合うでしょう?

彼岸花の手で~す! がさがさでもいいのっ。しわしわでもいいんだい!(笑)
え?爪ですか? 椎の実形でしょ? それは昔から自慢。
私は、爪を伸ばしていると、それが家の中の仕事などしているとき、硬いものにカツカツあたる感覚が
大っ嫌いなので、いつもこんなふうに爪はとても短く切っていま~す。縫いものする時も邪魔だし。^^



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これは?
なあに?



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と、とぼけつつ、実は待っていた!

クウ―ママさん、手作りの干し柿。
お孫ちゃんも協力して、モミモミしてくれたそうです。^^

干し柿については、いつかブログでも書いたけれど、父の想い出がある…。

もう60年前になるが、私が小学2年生のときに父と母が別居して、それ以来、
母の前では父のことは禁句。歌を歌う時でも『父さん』などという歌詞が出てくると
慌てて口を噤んだりしていた…
でも、1年に一度だけ、父のことを思いっきり懐かしんでいい日がある。
それは、もうすぐ今年もそんな季節になるが、年の暮れ……父が、小荷物を毎年送ってくれるのである。
中には、この干し柿がいつも入っていた。父は父の妹一家の隣に暮らしていたから
多分、叔母が毎年作っていたものだろうと思う。
包みの中には、その他に、少女雑誌の新年号が。
今の人にはわかるまいが、当時の少年少女雑誌は、週刊でなく月刊。
そして毎号付録がたくさんつく。とりわけ、12月号のクリスマス特集号や、1月新年号には、
本の厚みの3倍くらいの嵩の付録が豪勢につく。
美しいクリスマスカードや年賀はがき、カルタ、綺麗な箱や、ファッションブック、しおり…
別冊漫画も数冊ついていて、とにかく夢のある美しい付録がいっぱい。
父からの手紙の封筒には、お年玉、と言ってお小遣いもきっと入っていた!^^

母や大きい兄、姉向けには、父が掘った立派な山芋や、焼き米という今ではもう食べられない
香ばしい米加工物や、お米、小豆・大豆などの豆類、切干大根・干し椎茸など乾物など。
その日ばかりは、母も素直に夫からの贈り物をいそいそと仕分けして、戸棚などにしまい込むのだ。
(二人は生涯、籍は抜かなかった……なんなんでしょネ~……)

私は小さな3畳間を自分の勉強部屋に貰っていた。夜は兄や姉がいるときにはそこが
占領されることもあったけれど、昼間は私だけの部屋。
私は甘い干し柿を貰ってきて、父の贈ってくれた少女雑誌を、まず付録からいそいそと開くのだ!
窓辺には座机。そとは木枯らし。
でも、なんという幸せだったろう!

…そういえば、東京では木枯らしが吹く日が少なくなったような…なぜなんだろう。
関東の空っ風というが、昔はもっと、冬、風の日が多かった気がする。
今、風が窓ガラスをがたがた鳴らすなんて言う日は、めったになくなった。
アルミサッシで気密性が高まった、などというのとは違うように思う。
北風が窓の外で呻るように泣く、なんて音も、もう久しく耳にしないもの。
東京の冬は、気温が低くて寒くとも、いつも穏やかに晴れた無風の日が多いような。(ビル風は別)
私だけの感覚か?


さて。子供の頃、いそいそと自分の3畳間に、干し柿を持ってこもったように、
67歳の私も、いそいそとお茶でも沸かして、そして友のこころのこもった干し柿、いただくかな。
時間もちょうど少し遅めのおやつどきだ。 ^^



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甘~い! 美味し~い!
クウ―ママさん。ごちそうさま~♪

こころも体も元気出たので、また書きます! ^^






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『選挙の争点 ②』

これは安倍さんの選挙だ。
それもしたたかに。熟慮された…。
俗っぽい言いかたでいやだけれども、『安倍さんの、安倍さんによる、安倍さんのための選挙』だ。
『消費増税先送り判断の是非を問う』、などというのは、争点でもなんでもない。
解散しなくって先送りはできたはずだ。

今日の朝日新聞に、社会風刺コント集団『ザ・ニュースペーパー』の福本ヒデさんが
書いていた言葉。

アベノミクスを信任して一票入れたつもりでも、結果的に、その一票は安倍政権の
集団的自衛権へのスタンスも信任したことになる
。「なんとなく信任した」ではだめ。
一人ひとりが何を基準に一票を入れるのかが問われる選挙になると思います』


その通りなのだ。この解散~衆院選によって、自公が再び過半数を取るようなことになったら、
安倍さんは、本来ならば残りの任期が2年であったところが、あと4年、政権を担当できるようになる。
しかも、その4年は、『国民の信を問うて、その信任を得た結果与えられた正規の4年間』!ということになる。
その正々堂々とふるまえる4年間でしようとしていること…それは憲法改正である。
もう恥じるところもない原発推進である。
アメリカと一体化した軍事国家への道の邁進である。
安倍さんとその周辺は、2年後に任期が来たときに再選されるかどうかはわからないけれども、
野党の足並みがそろわない今ならば、株価が高い今ならば、選挙に勝てて、4年間の
安定政権になる、と計算したのだろう。いわば、首相の解散権という伝家の宝刀をここで抜いたのである。

私たち国民は、これを『争点なき選挙』などと白けきってあきらめていないで、
これを少なくとも自公に、『国民は心底怒っている!』ということを突きつける選挙に
しなければならないのではないだろうか?

それを示すためには、まず、棄権などしてはならない。
自民党でも、『ひとによって』『ひとを見て』選ぶ、などという甘っちょろいことを言っていてはいけない。
2009年の衆院選で、自民党に、くっきりとNO!を突きつけたように、はっきりした形で
民意を示さなければ。
それには、自民党の政策のまったく逆をいう人にそれぞれの選挙区で投票することだ。

それでは。私が思うことを、一つずつテーマごとに書いて行ってみたい。

                   ***


1、この解散~衆院選に、やる意味はあるのか。

ない。国民の側からすればなにもない。安倍政権にとって意味があるだけである。
安倍さんは、はっきり言って追い詰められていたと思う。
以下に書くことは、安倍さんを貶めるためにのみ書くつもりはない。安倍さんであろうと誰であろうと、
うまく成果を出してほしいと願う懸案事項もたくさんあるからだ。そして、公平に言えば、
下に挙げたような問題のいくつかは、安倍さんが首相でなくとも、誰が首相であっても、
容易に解決の糸口さえつかめぬ、難しい重要問題ばかりだということは、理解しているつもりである。

①支持率は徐々に徐々に低下中。
②先のAPEC、またG20での影の薄さ。あの習近平国家主席のあしらいは予想以上の
  屈辱であったろう…というよりは、非常な孤独と疎外感を味わったのではないか。
③ロシアとの交渉難航。アメリカを中心とする西側世界とプーチン大統領との間で板挟み。
④北朝鮮拉致被害者の返還交渉も、進展していない。
⑤自民党にとってずっと確実で忠実な集票装置であった農協を解体してまで実現しようと
  していたTPP交渉も暗礁に乗り上げている。
⑥集団的自衛権容認の閣議決定はしたものの、細かい法案の改訂などはこれからが山場。
⑦滋賀県知事選、沖縄知事選での敗北。これから、来年の統一地方選が控える。
  辺野古移転問題では反対の知事への対応でアメリカからプレッシャ―がかけられてくるだろう。
⑧福島第一原発収束への道筋は困難。各地の原子炉の再稼働も簡単には行かない。
  第一原発から出る核のごみは容赦なく増え続け、汚染水対策も先が見えない。
⑨安倍内閣のひとつの売りであった『女性の輝く社会』。その当の内閣の女性閣僚が
  相次いで辞任に追い込まれた。他にも野党の追及受けた閣僚あり。
⑩唯一頼りとする肝心のアメリカ、オバマ大統領とも、かつて中曽根・レーガンや小泉・ブッシュが
  築いたような親密な関係とされるものは築けていない。むしろ傍から見れば冷淡な扱い。
⑪それらすべてのマイナスを払拭してあまりあるはずだった肝心の経済政策で、
  今年7~9月期のGDP速報値が年率1.6%減のマイナス成長、ということがつい先ごろ
  発表された。アベノミクス自体の効果を疑われても仕方のない結果。

⑪は、安倍さんにとって、一番痛いことだっただろう。でも、そのような結果が出るであろうことは、
本当はわたしたち庶民が一番実感として知っていたことである。アベノミクスの効果の実感は、
ほんの一握りの人々が味わっているだけだろう。殆どの国民は、実質賃金の目減りで、
逼迫感を覚えていると思う。また、老後、教育など先行きの不安があれば、買い控えるのは
当たり前のことなのだ。それを、プラス成長と甘い予測した経済専門家たちのセンスを疑ってしまう。

安倍さんの顔が、徐々に生気がなくなっていっているような気がしたのは私だけ?
『過半数を取れなければ私は辞める』、『秘密保護法でもし報道が抑圧されるような例があったら、
私は辞めるべき』などと、『辞める』という言葉を口にするようになったのは、弱気になっている、というより
少し疲れているか、嫌気がさしているのではなかろうかなどとふと思う。

その安倍さんにとって起死回生の策となるのが、解散・衆院選なのである。 それによって
悪い要因を一旦白紙状態にして、また新たに4年という任期が与えられるのだから。
その間にじっくり改憲でも何にでも取り組めばいいと…

つまりこれは、安倍さんのための解散衆院選以外の何物でもない。

2.衆院選にかかる費用はどれほどのものか。

その意味のない今度の衆院選にかかる費用はおよそ700億円だそうである。
700億円というお金がどれほどの規模のものか、庶民には実感としてわかりにくい。
これに関し、今日20日の朝日朝刊に面白いコスト一覧が載っていた。
700億円というお金を意味のない選挙に使わないなら、こんなこともあんなこともできるという
比較例だ。

①待機児8万人の受け皿となる保育所整備に必要な費用        1185億円
②東日本大震災で岩手県の仮設住宅1万4千戸分の本体工事費    735億円
(岩手県ではまだ2万3千人が仮設住宅で暮らしている。 )

③首都高速都心環状線の改修                         559億円
④静止気象衛星ひまわり8,9号の政策から打ち上げまで(16年まで)  550億円 
⑤東京駅の復元工事にかかった費用                      500億円
⑥総務省消防庁の年間予算                           194億円
⑦昨年8月から来年4月にかけて削られる生活保護費            670億円
⑧財務省の小学校1年生の『35人学級』を『40人』に戻すことにより
 教員4千人を減らして節約できる費用                     86億円
 仮に700億円あれば、『35人学級』を8年間維持できる。


安倍政権が、今度の選挙の理由として挙げる消費増税は、もともと『社会保障と税の一体改革』
として、民主、自民、公明の三党で合意され、それを自民党政権でも受け継いできたものであったはずだ。
国の財政が苦しい。税金を上げなければ、国民の老後の資金や、赤ちゃん・児童の保育や
生活困窮者に対する支援もできない。国民にもその事情をわかってもらって、国民全員で
いわば痛み分けという形で税金増額を我慢してもらって、その代わり、社会のセーフティネットを
充実させていくという…そういう試みであるはずだ。

それなのに、上の項目を見てみよう。
増税を先延ばしすることの是非を問う選挙にかけるお金が700億円と言えば、①の保育所問題で
言うなら、待機児童8万人中、実に47000人分の費用が、その選挙費で補える計算じゃないか。
⑦生活保護受給者が、働かない、受給額が多すぎる、などとなにかと批判され叩かれることが
多いけれど、その弱者をさらに追い詰めてカットした金額がそのまま単純にいえば、この選挙で
ぱっと消えることになる。
⑧小学校1年生の学級環境は非常に大事だと私は思う。そこで、子供たちの長い学校生活の
スタートが切られ、そこでいいスタートが切れたかどうかは、子供たちの将来の学習意欲や
生活習慣や友人関係に大きく影響してくる。
35人学級を40人という、先生の目が行き届きにくくまた負担の大きいものにもして節約するお金が
86億円だ。
『86億円は、今回の費用にかかる金と比べたらはるかに小さい。ケチってどうすると思ってしまう』
と言う、小松郁夫・常葉大教職大学院教授(教育行政学)のことばに、私も深く同意する。
これも同じく、35人学級が8年間維持できる金額が、この選挙でぱっと消えるということである。

国の予算というものは、一度配分されてしまえば、どこかで浮いた分を、ハイそちらに回します!、と
いうわけにはいかないことはわかっているけれども、それにしても、本末転倒甚だしいと思わないだろうか。

10月17日、麻生財務大臣は、衆院財務金融委員会で古川元久氏(民主)の質問に答え、
『消費税率5%から10%への引き上げで増える税収(年間14兆円)のうち2・8兆円を
子育てや医療など社会保障の充実に回す方針が決まっているが、仮に(税率)8%に
とどまった場合、社会保障の充実に振り向けられるのは1・3兆円ぐらいになり、
予定した充実案の実行は極めて困難になる』と述べたそうである。
http://2log.sc/r/2ch.sc/newsplus/1413640012/

う~ん、と、待ってくださいよ。5%から10%への引き上げならば2.8兆円ということで、
5%から8%でストップならば、1.3兆円しかなくなるよ、って、なんか恫喝するみたいだな。
それにしても、選挙費用の700億円は、その、2.8兆円の40分の1にもあたる。
国民の子育てや医療の社会保障の充実にあてる費用1年分の、40分の1が、
なんとたった1日の選挙であっという間に消えるということだ。

『選挙の争点 ①』

政府は消費税を8%から10%に上げるのを、1年半先送り。そして、この21日にも
衆院を解散。選挙で、この増税先送りの件とアベノミクスへの評価を国民に問うのだという。
総理自身の言葉を借りればこうだ。

『税制こそ議会制民主主義と言ってもいい。その税制において大きな変更を行う以上、
国民に信を問うべきであると考えた』


ちょっと待ってほしい。
税制も大切なことだが、『税制』というところに、『原発比率とエネルギー政策』や
『沖縄米軍基地辺野古移転問題』、『取材・表現の自由(秘密保護法)』、『日本の国防問題
(自衛隊の集団的自衛権行使容認)』
などということばを置いてみるということは、この政権ではこれまでその気配さえなかったではないか?!
これらも、日本という国の形を変えてしまうほどの大きな問題であったはずだ。
本来ならば、その一つ一つが、国政を揺るがすほどの大問題であって、
ほんとうはこれらについて国会での充分に時間をかけた討議は無論のこと、国民を巻き込んでの
数年にわたる議論くらいしてしかるべきほどの大きな問題ばかりである。

しかしながら、この政権は、上記の問題のそれぞれで『国民の信を問う』どころか、
国民や当該地の住民の大きな反対の声も、もっと議論を深めてから決めることにして欲しいという
切なる願いもよそに、衆参両院での圧倒的多数の力を背景に、立法府である国会における
ろくな議論もないまま、殆ど行政の府の政府のやりたいままに決定してきたのではなかったろうか。

そもそも総理がここで口にした『議会制民主主義』という言葉の、本来の意味とは何だろうか。
それは、本来、 主権は国民にあるのだが、国民が全員政治に直接参加することは実質的に出来ない。
したがって、国民から選ばれた代表が議会で立法権を代わりに行使するということである。
国政においては、衆院選で第一党となった政党が内閣を担当するという大日本帝国憲法以来の
『憲政の常道』が、原則、日本国憲法下においても慣例的に行われているために、
行政権も、結果的に衆院で第一党を取った政党が国民の代わりに政権を担当することになっている。

しかし、司法・行政・立法の三権分立というのが、近代国家の憲法上の普遍的
基本原理であるということは誰しも知るところである。
いったいなぜ、権力を分立させなくてはならないのか。
権力が単一の機関に集中することによる権利の濫用を抑止し、国民の権利・自由の確保を
保障するためである。
権力分立の対義語は権力集中(権力集中制)である。

戦後69年という歴史の中でも、今の安倍政権ほど権力が一内閣という行政府に集中したことは、
かつて見られなかった現象ではないのだろうか。
司法・行政・立法という公的機関の分立のバランスを欠くのみでなく、その権力は、
民間の権力監視装置とも言うべき新聞・放送の報道分野にまで今、その影響力が及んで行きつつある…
日本の公共放送たるNHKの人事然り。
政治資金問題に関して例の『撃ち方やめ』発言を総理のものとしてしまった誤解は、
なにも朝日だけでなく、毎日、読売、産経、日経など報道各社が等しく朝刊で報じたので
あったにもかかわらず、総理は国会答弁で朝日新聞のみを名指しして『捏造』との発言。
http://sp.mainichi.jp/opinion/news/20141102k0000m070111000c.html
これほど一国の総理が特定の新聞に対してのみむきつけな批判をするとは…。
ジャーナリズムというものは、国政や地方行政の外側にあって、司法と共に、
行政・立法機関の暴走を止める、いわば第4の権とも言えるものなのではなかろうか。
しかし、ときの政権担当政党が、極端なジャーナリズム批判に傾けば、
ジャーナリズムはやがて、その意を迎えるようになり自由な言論や批判は委縮してしまう。
…そのことは、私たちは、あの日中・太平洋戦争に至る過程で、いやというほど見て来た
筈ではなかったろうか?

ましてこの政権は、昨年、同じく国会における充分な審議もないままに、また、国会・官邸周辺を
取り巻いて反対を叫ぶ多くの国民の声も、議員・司法関連の諸機関・諸文化団体・諸宗教団体、
地方自治体…それら多くの団体の反対声明も、新聞等における国民の投書に見る国民一般の声も
無視して、秘密保護法を、ただ国会で多数を占めるというその力でもって押しとおして決めてしまっている。
そうして、その法律は、この数週間内にも施行されようとしているのである。

残念ながら、私たち国民は、現政府がこの『議会制民主主義』を、実質的に無視して、
一内閣の閣議決定によって、国家の根幹である憲法の『戦争の放棄』の精神を
事実上無効にしてしまっても、言論の自由を侵害されても何も文句はいえない。
なぜならば、私たち自身がこの内閣を2年前に選んでしまったからである。


しかし。
衆院選挙が思いがけず、4年の時を待たずにやってくることになった。
巷では、『争点のない選挙』とか『大義なき選挙』とか、『消費税増税選挙』とか
いろいろ否定的、消極的に語られていることが多いように見受けられるけれども、
今から国民のムードはすでに、『投票に行っても仕方がない…』とか『入れたい政党がない』とか
早くも投げやりな感じが漂っている気がするけれども、今度の衆院選は、ほんとうにそんな
意味のない選挙なのだろうか?

とんでもない!
私たち国民には、先の衆参両院選挙以上の重大な選択が突きつけられているのだということを
知っておかねばならないと私は思う。
以下、出来るだけ箇条書きになどしながら、今度の選挙の重要さや、その争点について
考えて行ってみたい……。







『キャンドル・ナイト 44』

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柿の葉と、柿の…実?




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これ。小さな調味料入れです。
娘が旅行のみやげに買ってきてくれた。

昔…私が子供だったころ、…家にこのような柿の実をかたどった器がありました。
これよりは二まわりほども大きく、おつけものなどを入れて食卓に出されていたと思います。
私はその器がとても好きだった。
でも、家が瓦解して、引っ越しを何回も重ねたりしているうちに、母が好きで集めた
このような器類もすこしづつなくなっていってしまいました。…もう何十年も昔のこと。

そのことをいつか話したら、娘が覚えていて、数年前…京都だったかな、旅行に行った時に
買ってきてくれたのです。

今夜は、この小さな器に、いつもの亀山ろうそくを立ててみましょうか……









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日本を取り巻く状況が厳しくなっていっています…

感情論で国を動かしていってはいけません…
明晰で公正な歴史認識と、シビアな現実認識と、未来への責任感が必要だと思う。

いろいろ想うことは多いけれど、今夜はろうそくの炎を見つめているだけにします。


                  ***






                  【追記】


お許しが出た?ので、NANTEIさんのところから、短歌と句を拝借させていただきたいと思います。
言葉の出ない我が身に、あまりにもこの歌と句がしんみりと素直にこころに沁みたので。




喉元に三年の余も刺さりたるBqといふ透明の骨

                                       (南)

この土に疑念あるとも大根引く

                                       (南)










                       
心ひとつに キャンドルナイト







南亭さんバナー②


葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。












『TPPについて今一度』

自衛隊の集団的自衛権行使容認。従軍慰安婦問題。それに関しての朝日バッシング。…
福島県知事選。沖縄知事選。川内原発再稼働の動き。大規模自然災害への備え。
日米ガイドライン見直し。12月にも迫る秘密保護法施行。そして日中首脳会談…
当面の国内問題だけに限っても、まだ私が記事を書いていない問題がこんなに
溜まってしまった……

遡って書いて行っていてはとても現実の動きの速さに追いつかないから、とりあえず
直近の日中首脳会談について記事を書いていたところなののだけれど、
ある方が、TPPのことも思い出させてくださった。…そうそうTPP!
このTPP問題、交渉の年内の決着は見ることができそうになく、来年に先送りされることに
なりそうだという。(とりあえずはちょっと目を離しておけるか)
しかし、コメントの返事を書きながら、このTPP問題、もう一度整理し注意喚起し直しておいても
いいかと思った。
それで、コメントの返事をこうやって、本記事としてアップさせていただこうかと思う。
多分、またあらためてTPPについて書く気力や時間がないかも知れないので。
内容のほとんどは、かつて私が書いた記事の写しであることをお断りしておく。

                 *

公共事業版TPP、そういう言い方があるのですね。
そういう明確な概念ではとらえていなかったけれど、そのことは、私がTPPで むしろ
自動車などのことより一番恐れていることなんです。
まず、上下水道事業に関しては、2013年6月20日の記事で書いています。
なんと麻生財務相兼副総理自身が、愚かにも、日本の貴重な水資源を海外に
(要するにアメリカに)売り渡すセールストークをしているのです。

一部私の記事から載せておきます。
『このまま参院選に突入していいのか ①』

『その他にも、あろうことか、日本が国民のためにどんなことがあっても海外の
貪欲極まりない企業から守らねければならない上下水道事業を、副総理兼財務大臣である
麻生太郎氏が売るような発言をした。
これは、(2013年)4月3日。政府の成長戦略を話し合う産業競争力会議に、民間議員として出席した
あの竹中平蔵・慶大教授の行った見通しと提言を受けたものである。
公共施設などの民営化を急ぐべきだとの提言だ。
『競争力会議の試算では、空港や高速道路、上下水道といった公的な資産の総額は約185兆円。
負債を差し引いても約100兆円の価値がある。こうしたインフラなどの「運営権」を売却すれば、
「最低でも数十兆円になる』という竹中氏の提言。
麻生氏は、4月19日、G20財務相・中央銀行総裁会議の際、民間シンクタンクである
CSIS戦略国際問題研究所において、次のような軽々しい発言を得々として述べているのだ。
http://youtu.be/Qo9mq9PVae0
すなわち、日本の上下水道事業に海外の(悪徳巨大水産業を含めた)民間企業の参入促進を、
副総理自ら示唆して宣伝に努めているのである。
TPP交渉を前にして、なんという不用心なことであろう!』


あの、竹中平蔵氏のアドヴァイスを受けてのものですよ。こういう行為こそ、私はそういう言葉を
あまり使いたくないけれども『国を売る』と言うのじゃないかしらと思ってしまう。
その他にも医療・保険分野でのTPPについては、もうTPPの話が出た頃から、その危険性が
指摘されていますね。
日本は今、貧困層の増加から、国民健康保険の保険料を払えないために無保険状態に
陥っている人が多い。それでも、日本は一応世界もうらやむ皆保険制度が確立した
国です。上記のような生活困窮者が保険を取り戻す救済策も一応はある。
オバマ大統領がこの国民皆保険法案を成立させるまでにどれほど苦労したか…。

アメリカの保険会社を喜ばすような『混合診療』の解禁は、日本のそうした世界に誇れる
皆保険制度を根幹から揺るがしてしまいかねない。
TPPによって、保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」の全面解禁が行われれば、
お金持ちは高価な保険外診療で最先端医療を受ける、貧乏人は従来の公的保険で、
という医療保険の二分化が進んでいくようになりかねません。
でも、貧しい人にはちゃんと従来の国民保険があるからいいんじゃないの、という
ことにはならないのです。

それについては、2011年11月8日のこちらに書きました。
="『基本に戻って考える』其の二 『TPP と混合診療』

要点はこうです。
『私たち自身が、お金さえ余裕があれば、よりよい医療行為を受けたいと
願う。それは当然である。また、医者の側も、点数の決まった保険治療よりも、
自由に診療報酬の決められる保険外診療を勧めたくもなるであろう。
…こうして、徐々に徐々に、保険外診療のシェアが伸びていくと、
保険診療は効率的でなくなり、加入者は減ってやがて経営的に苦しくなっていくであろう。
国や地方公共団体、企業にとって健康保険制度が重荷になってくる…
今でさえ、それらの団体にとっては、保険料の支払いが負担なのである。
アメリカ資本の参入とアメリカルールの押しつけ、また日本国民自身が自由診療を望むこと
などによって、徐々に国民皆保険制度はこうやって先細りになり、
やがて崩壊してしまうかもしれない!
…それを、TPPに反対する者は、憂慮しているのである……。


アメリカの保険、製薬会社の悪徳ぶりは、皆さんもご存じでおいでと思います。
堤未果さんがそのことについて何冊も本を書いていらっしゃる。
こわいのは、こうしたアメリカの保険・製薬会社などのあの悪辣きわまるロビイストたちが、
TPPに日本が参加すれば、今度は日本国家や自治体を相手取って、
日本の皆保険制度が自分たちの商売の障壁になっている、と訴えてくることです。
それが、私の一番恐れるISD条項やRatched条項、Non-Violation Complaintなどと
いうものです。詳しくは上記記事に書いています。
つまり、アメリカの一企業が、日本という国家や、地方自治体を相手取って国際機関に
『自分たちの自由な商売が阻害された』と訴訟を起こすわけです。
ところがこの『国際投資紛争仲裁センター』という世界銀行傘下の国際機関とやらが
曲者。これは国際間のトラブルを信義や商業道徳によって裁くところなんかじゃない。
『「投資の利便」を図るための国際組織』
であって、しかも世界銀行はアメリカの
息がかかっているというかアメリカそのものの機関なんです。
対カナダ、対メキシコなどとのFTAで、いくつも紛争が裁判にかけられているけれど、
ほぼアメリカの一企業が勝つのです。カナダやメキシコという国家に。
負けた方は巨額の損害賠償金をとられます。
Ratched条項は、一度緩和したら、二度と元に戻せないというこれまた恐ろしい条項。

でも、肉牛の輸入はTPP前にすでに量的緩和され、医療・保険は例の『国家戦略特区』で
東京圏で高度医療の規制緩和が行われるようだし、それから郵便も、TPP前に
アメリカに気を使って、昨年4月、日本郵政傘下のかんぽ生命保険ががん保険など
新商品を申請しても日本政府は当面認可しない、ということの日米間の合意文書を
出していると思います。TPP前に日本はもう、アメリカに気を使いまくり。
これはすなわち、米など主要農産物に関して、最低限のところは守り抜きたい
(農林族議員などの反発を恐れる)日本政府が、TPPの交渉以前にすでにアメリカに対して
重要な交渉カードを切ってしまった、ということを意味していると思います。
実はその、その頃気を使っていた農協票に対してさえ、現政府は、今、『農協解体』という
これまで自民党政権の誰も手をつけ得なかったことをやろうとしているのですけれどね。

保育・教育分野も、これまたアメリカ資本など入れるのは怖い!
これも、しかし、既に国家戦略特区で一部公立校の民営化を図って行こうと政府はしています。
『教育の民営化』ということは、今すでに公立校の教育内容と私立校のそれとの格差が
問題視される中、それをさらに推し進めることになる。
医療保険制度と同じで、私立志向の者が増えていけば、公立校のさらなる規模縮小と
教育の質の低下が進みかねません。アメリカではすでにその公立校の規模カットが進んでいる。
しかもそこにさらに外国資本が積極的に介入してくるということです。
アメリカの経営する学校が増えれば、英語をしゃべれる子が増える、日本の子供の国際化だ♪
などと単純に喜んでいると大まちがい。教育機関は価値観を子供に植え付けるところですから。
豊かなものの選択肢は増えるかもしれないけれど、貧しいものの選択肢と質は
ますます細って行く…
教育…医療診療…大事な大事なもので国民の二分化が進んで行くことになります。

TPPがこわいのは、それがアメリカの大企業のルールそのものだということです。
日本の農業の保護もすごく大事な問題だけれど、あと、食の安全もまた大きな問題だけれど、
これらと上にあげたような公的分野のものすべてにわたって、アメリカの大企業ルールが
これから適用されていくぞ、ということが一番怖いことなのです。

TPP交渉の後ろにあってアメリカ政府そのものにプレッシャーをかけている大企業は、こんなに。
私たちはこういう大企業と戦わなければならなくなるのです。
『TPPで私たちが闘わなければならなくなる相手』

一企業が国家(国民)を相手取って訴訟を起こし多額の賠償金をせしめる…
それだけでなく、相手国の食糧自給や食の安全、水の確保、医療保険、教育制度…
そうした国民の生命や健康にかかわる事柄や、大事な大事な基本インフラさえ
ぐずぐずにしてしまいかねない恐ろしいもの…それがTPPだということです。
これらが海外の企業の思うようになり、日本政府の手さえ及ばない…そのことの
怖さを国民はよくよく知っておかなければならないと思います。
牛丼がさらに安くなる、などという問題じゃない!

そしてもう一つ、これはTPPに反対する新聞記事も評論家でさえも誰もあまり
言っていないけれど、日本がアメリカの犠牲になるという視点だけでは片手落ちです。
日本が、TPPに参加している他の国…失礼だけれど日本よりは弱小国に、
日本大企業の論理を押しつけるということだってありうるというわけです。
自分に都合のいいことにだけは口を噤んでいていいのか!?と思います…

TPPも、これからいずれ行われるであろうマイナンバー制度も…外国産の安い食糧が
買いやすくなるとか、いろんな公的手続きが一本化されて便利になるとか、
一見ソフトな外見を装ってはいますが、
秘密保護法や自衛隊の集団的自衛権行使などの誰から見ても明らかに強面な問題同様、
日本という国の形や精神そのものを変えて行く危険のあるものです。
簡単に考えてはいけないと思います。







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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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