『怒りを結集しよう』

14日に続き、一昨日24日も国会前の抗議集会に行ってきました。

まずは写真だけでもアップしておきます。


                       *


6月14日。


2015_0614_151950-CIMG4600.jpg


国会正門前。
この日の抗議参加者は2万5千人だったといいます。


私はほぼ一年ぶりに国会前の抗議に来たのですが、2011年の反原発・脱原発の集会が
一番燃えあがっていた頃の熱気を知っているので、少し見た感じが寂しい気がしました。
2011年の頃は、この国会正門前の歩道から人が溢れそうになって、今にも警官隊の
制止を振り切って禁止されている車道に人が殺到して出て行きそうだったのです。



2015_0614_153905-CIMG4606.jpg


それは、参加者の人数が減った、ということも無論あるのでしょうが、今は、警官隊が
巧みに参加者を誘導、分断していくというせいも大きいと思います。
名目は参加者が一個所に集中して将棋倒しになったりしてはいけないからとか、
交通のためとか理由は幾らでもつけられるけれど、要するに、デモ参加者が
目に見える形で大勢集合している写真を撮られたくない誰ぞの意向が
反映されているのだろうと思います。現政権、という意味では必ずしもありません。

まず、国会正面の広い車道に人は入ることが出来ません。車なんてほとんど通ってないけど。
参加者は、車道の両側の歩道にいることになっています。
その歩道も、こういうふうに三角コーンでほぼ半分に仕切られていて、
人々は大体3列くらいにしか並べない。
そこは、こんなふうに街路樹の木陰になっていて、まあ夏場は涼しいと言えば
涼しいのですが、これも上空から航空写真を撮った時に、参加者の姿を
見えなくしてしまいます。

警官隊も集会の主催者も、『正門前はもうひとが一杯で危険ですから、国会周辺の
空いているところにいましょう』と、人々を分散させます。
中にはかつてゲバ棒をふるって機動隊と対峙した猛者たちもいるのかもしれないけれど、
今は中高年となった参加者たちは、私も含め、おとなしくその指示に従って、
憲政記念館前や正門から遠く離れた国会図書館前などの広い国会周辺の
歩道の植え込みに大人しく分散して場所をとって、マイクで聞こえてくるスピーチなどを
聞いているのです。
抗議の声を聞かせたい首相官邸前も、2011年の頃のデモのときには行けたけれど、
今は警官隊がコーンを敷設して通行止めにしているので近づけません。



安保闘争


要するに、もうこのような光景は、国会前では見られないということなのです。
1960年6月18日。国会を取り囲んだデモ隊。
日米安全保障条約(安保条約)を与党自民党による慎重審議なしに強行採決を行ったことに関し
国会議員、労働者や学生、市民および批准そのものに反対する国内左翼勢力が参加した
日本史上で空前の規模の反政府、反米運動とそれに伴う政治闘争。
主催者発表で計33万人、警視庁発表で約13万人という。

33万人かぁ…今回の6.14集会は、2万5千人です…
嘆いても仕方がないけれど、なんと、国民意識に差がついてしまったことか…。
危機的状況は、むしろさまざまな点で今の方がどれほど深刻かしれないというのに…




2015_0614_152306-CIMG4601.jpg



それでも、こんな方もいらっしゃいました。
おいくつになられるのでしょうか。毅然としてずっと立っておいででした…。




2015_0614_160232-CIMG4610.jpg



この日は、夕方から、渋谷で学生たちが企画した若い人たちのデモ行進があると言うので、
この国会包囲集会が終わったら、そちらへ合流しませんか、という誘いの
横断幕がこのように会場を回っていました。
若い人々…それもようやく、学生たちが企画した、戦争法案への反対行動が生まれた
ということは、私などにとってはすごく嬉しいことです。
若い人々の感覚で、運動をもっともっと無関心層の若い人々の間に広げていってほしい。
この日本の国のありようが大きく変わるということは、若い人々にこそ影響が
直結するからです。

しかしなあ。
見た感じ、この昼間の国会包囲行動は、私も含めほんとにお年寄りが多かったです。
渋谷での若い人たちのデモは、5千人とかそのくらいの規模に達したらしい。
そのこと自体は嬉しいのですが、政府への抗議がこうして,日時も場所も
細かく分散していくのは、残念です。
訴える相手の目に見えるような強い効果を上げるためには、同時に同じ場所に
一斉に集まって、数の力を見せつけなければならないんじゃないかなあと
いつも悲しく思います…。
東京に集まるのは大変。それはわかる。
でも、せめて、同日同時刻から全国で一斉に抗議行動を行えないものか。
およそ戦争法案に反対する意志のある著名人にはことごとく声かけして
その日に集まってもらう。
マスコミも無視出来ないような、緊迫した一斉抗議行動にするのです。



2015_0614_151236-CIMG4598.jpg



この日のお伴は、この買い物バッグでした。
雨具や飲料水、カメラ、携帯電話、ちょっとした軽食、羽織るものなどたくさん入れられるから。
バッジは、このブログにおいでくださるスキップさんがお作りになった
『戦争に行かないぞ』バッジです。
スキップさんは、匝瑳九条の会で、いろいろな試みを積極的にやっていらっしゃる。
このバッジについての詳しいことは、スキップさんのブログへ。
http://hitotowarau.blog90.fc2.com/blog-entry-1419.html



                         *



6月24日。


この日は、知人の展覧会を見て後、国会議事堂近くの星陵会館で開かれた
講演会に行って、そこから6時半に始まる国会包囲行動に参加してきました。



2015_0624_180730-CIMG4680.jpg



講演会は、『戦争をさせない1000人委員会』と『立憲フォーラム』の主催。
『戦争をさせない1000人委員会』は、大江健三郎さんらが立ち上げた
市民グループ。『立憲フォーラム』は、2012年末の政権交代以降、
「憲法第96条を先行改憲しよう」という主張が急速に広がったことに
危機感を持った国会議員が結成した超党派の議員連盟。

東京新聞論説委員・編集委員の半田茂さんが、今政府が今国会で成立させようと
している安保法制の違憲性などについて、話をしてくれました。
会場はいっぱい。
なんとしてでも、こんな法制の成立と自民党による改憲は許さないぞという
主催者と参加者の熱気にあふれていました。

これらの人々の政治的背景など私は知りません。でも、なにか動かずには
いられない気分で、参加してみました。
ここで思ったことなどは、また自分自身がこの頃勉強していることなどと
合わせ、別の記事で書こうと思います。今日はとりあえず集会のことだけ。



2015_0624_184342-CIMG4685.jpg




講演会が終わると、三々五々、会館を出て、国会議事堂前に集結していきます。
ここでも、警官隊が交通規制をしていて、まっすぐ正門前に行けない。
みな素直に、大回りして正門の方へ行きます。
『正門前は大変に混んでいます』という誘導で、国会図書館前あたりでストップ
して場所を占める人々もいます。
私はとにかくいつでも少しでも正門近くに近付きます。
だって、たくさん集まっているところを見せ付けなきゃ意味ないんだもん。
『人込みをかき分けて』と言いたいところだけれど、脱原発集会の最盛期ほどには
『人込み』は多くないかなあ…
それでも、6月14日の国会包囲よりは、人が集まっているのを肌で感じます。
そして、若い人々の姿も、先日より確実に多い感じがします。



2015_0624_201813-CIMG4707.jpg



この時、8時過ぎ。参加者は主催者発表で3万人だったそうです。
1960年の33万人には遥かに及ばないけれど、国民主権、立憲主義の大原則を
無視して、一内閣の恣にこの国を変えていこうとしている現政権への怒りは、その国会議事堂前の
道にも人々の上の夜空にも満ちている気がしました。
3万人が4万人に、4万人が5万人に、というように集まる怒りの声が増えていって、
なんとかこの戦争法案を廃案に持ち込みたい…。






2015_0625_181529-CIMG4714.jpg




この日も、バッグの中には、デジカメが。
デジカメ袋は、友が、縮緬生地の冬用ではなく、夏バージョンに木綿のを、と言って
前に縫って送ってくれていたもの。
楽しげなジャズメンなどの柄の、肌触りのいい木綿布をはぎあわせた袋は、
力強い心の同志です。




最後に、この日の様子を伝える動画を。



http://www.47news.jp/movie/general_politics_economy/post_12272/




スポンサーサイト


明日。
行ってこようと思います。



6.14集会





20150614A.png




『キャンドル・ナイト 51』

ああ…
スポンサー・サイトが表示されてしまった…


どくだみ荘には、今、いつものこの季節のように、どくだみの白い花が咲いている。
51回目のキャンドル・ナイト。
また、今年の6月も、どくだみの花を摘んできて、小さなろうそくに添えよう。



2015_0611_211339-CIMG4585.jpg







2015_0611_184458-CIMG4581.jpg





どくだみを挿した器は、カワセミをかたどった香合の、底の部分だ。
可愛いでしょう。






                   2015_0611_212039-CIMG4590.jpg




カワセミの美しい色を持たない子。
せめて涼しげな笹模様の絽の生地の上に置いてみる。



ずいぶん、ぷく~っと黙り込んでいたものだけれど、今怒らないでいつ怒る。
今日からまた、記事書いていきます。










心ひとつに キャンドルナイト






南亭さんバナー②


葉っぱさん、れんげちゃん。NANTEIさん。
今月もバナーお借りします。







プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2015/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード