『脱原発の想いを一票に』

2012年12月15日。
東京日比谷公園で、さようなら原発世界大集会があった。
1:30から野音で集会。2:30からこちらは首都圏反原発連合が担当してデモ。
15,16日と、東京・郡山を結んで行われる、脱原発世界会議の一環である。

世界会議脱原発
http://npfree.jp/download/NFN_pamphlet_1-4.pdf


私は風邪が完全に抜けてはいないので行こうかどうしようか迷っていたのだけれど、
この一年の脱原発の想いのけじめ。少し出が遅くなったが行くことにした。
選挙一日前。少しでも脱原発の声を街にアピールしておきたいと思った。

今日の東京は曇りから雨の予想。
家を出るときにはまだ降っていなかったけれど、電車の中にいるころは
街を行く人々が傘を差し始めているのが見えた。

日比谷に着いたのは2:30近く。
残念ながら遅すぎて、野音での集会には間に合わなかった。
デモ隊が既に出発。
今日は、未来の嘉田党首もデモに参加するという噂だったが。


2012_1215_145528-CIMG9307.jpg


日比谷公園をスタート。
野音での集会に出られなかったので、全体にどのくらいの人が集まっているのか
感じがつかめない。
列から離れて先頭集団のところまで歩いて追いかけてみることにした。
例のごとく、警官隊によって列は分断されている…
いくつもの集団を追い越して歩いていく…
今日も警官隊の動員がすごい…!

2012_1215_151600-CIMG9320.jpg


ここが先頭集団。
この前に、誘導の警察車がいる。
車の上にはハンドマイクを握った警官たちが立っていて、しきりに、
『こちらは丸の内警察署です。』と、大きな声でデモ隊に、これが交通妨害になっているとの
警告を発していた。
そして後続の警官群に『デモ隊を縮圧せよ!縮圧せよ!』と言っていたのかな。
デモ隊が長くならないよう縮めろというような命令を盛んに出していたのだが、
それが、なんだか、少しでも不穏な動きをする者はただちに取り押さえよ!と言っているような
威圧感があって怖いのである。
この、首都圏反原発連合主催のデモは、徹底して整然とデモすることを旨としている。
だから、警官にこうやって威嚇されても、列を乱して挑発的な言動をする者は
押し並べていない。ただ「再稼働反対!」とシュプレヒコールして、太鼓隊が
ドドン・ドン・ド・ドン!と応じる。それだけである。

しかし、警官の先導車の威嚇めいた呼びかけと対峙するかのような太鼓の音は、
いやが上にも、ここが最前線である!、という緊張感を生む。
一色即発の緊張が常に漂っているのである。
誰か一人が列から突出する動きをしたり、警官隊に罵声を浴びせでもしたら、
いつ警官隊がわあっと押し寄せてきて、大変な揉み合いになるかも知れない…
そんな雰囲気のなかに先頭集団はドドン・ドン・ド・ドン!とやっていく…

東京のこのデモは、いつも統率されて整然とした、おとなしいデモである。
しかし、大阪の関電前のデモ、瓦礫広域処理反対のデモは、すでに警官隊と
デモ隊の対立感情が強くなっているようだ。
…いずれ、政権が代わったら、東京のデモも、こう静かなデモでいられるのだろうか…

私はいつも列の後ろの方でのんびりと歩いてばかりで、この雰囲気を知らなかった。
今回初めていちばん前まで行って見てみて、先頭に来る人々は、勇気がなくては
デモ出来ないものだなあ、とあらためて思った。


2012_1215_151233-CIMG9316.jpg


デモ隊は雨の中を進んでいく…



2012_1215_151808-CIMG9325.jpg


ひたすら歩く…
…それにしても、この寒い雨の中、よくまあ、多くの人が集まるものである。
この日の参加者は、主催者発表で5千人。


2012_1215_162549-CIMG9345.jpg


この日は、東京商工会議所、イイノカンファレンスセンターなどで、
さまざまな脱原発の講演や催しが行われていた。
私は、日比谷野外音楽堂のトークに。
岩上安身さん、後藤政志さん、藤波心ちゃんなどがトーク。


2012_1215_164756-CIMG9348.jpg

フライング・ダッチマンのライブ。



さて。いよいよ衆議院選の日がきてしまった。
日本の言論活動の氷河期にこれから入って行くのではあるまいか…
…さまざまな複雑な想いに胸が重い。

だが、一票の重みを信じて、皆、投票には必ず行って欲しい。

私はこの日、この本を行き帰りの電車の中でずっと読んでいた…


堤未果

堤未果『政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること』
        角川SSC新書 [新書]


これは、この春に出た本であるけれど、今の日本の状況が、アメリカの9.11後と
酷似して後追いしていることを予言して恐ろしい。
悲しいのは、この悲観的な書でさえ、今の、急激な右傾化した日本の状況は
予測していないことである…
わずか十か月前…この本の出た今年2月の頃の日本が、なんとうらやましいことであろう!!!


右翼的な政権などに絶対にしてはならない。
原発推進など、絶対にさせてはならない。
被災地復興を失念して軍国化にひた走る者たちなど、政界に送り込んではならない!!!


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Re: ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん。すみません。米長邦雄さんに関するコメントが
抜けていましたね。
というところからもお察しいただけますように、私、将棋も囲碁も、
よくわからないのです。
無論お名前は存じ上げています。漠然とした将棋界の流れも知っています。
それどころか、日曜日の朝は、何となくNHKの将棋講座をぼ~っとみていることさえ
あります!(笑)
とりわけ新春の『お好み対局』などは何となく好きでみていることがあります。
また、子供たちのトーナメント戦ですか、あれには一緒に泣かされます。^^

…ただ、駒の進め方とか、覚えようとしないので、観ていても全然わからない…
じゃあ、なんでぼ~っと見ているか、というと、棋士たちの指す手の美しさを見ています(爆)
中にはちょっと雑な人や、神経質な人などあって、それを見ているのも面白い。
あの手の美しい動きには魅かれますねえ…!^^

それから、あの『十秒…』とかっていうやつ。負けたとわかった時のお辞儀とか(笑)。
全体の所作や対戦の形式の様式美を見ている気がします。
すごい方がお亡くなりになられたのに、こんなことしか書けないで申しわけないです。


Re: ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん。こんにちは。
今ちょうど、おっしゃるところの『その思いの丈をブログに認めるべく準備中』であったところ
だったのですが、ふっと油断して他の参考記事に飛んだ途端、例のごとく、長々書いた
記事を全消去してしまいまして…
いつもなら、多少は書いたところが保存されて残っていることも多いのですが、
今回は、タイトルしか!(涙、涙!!!)
もう一度、あの緊張感を持って記事の書きなおしができるかどうか…自信がありません。
もうがっくり来ていたところでした…

岩上安身さんのお話。聞かせていただきました。ありがとうございます。
私も、同じような気分でちょうど書いていたところでした…がっくり……

岩上さんは,この雨の集会の日のトークでも、同じようなことをおっしゃっていましたが、
そのときは選挙前日…
今回聞かせていただいたものは、この惨敗のあとですから、語調はもう…怒りに満ちてますね!

さて。気を取り直してもう一度書くかぁ……しょぼん…
何度同じ失敗をやっても懲りない馬鹿者です。
怒りにまかせて書いていたものですから、つい、途中で保存保存しながら
書いて行くことを忘れちゃったんです…馬鹿だ!

また、どうぞ、ウッドスタインさんの選挙戦総括、お聞かせください。
私も、多少、自分の思考の転換点にきている気がしています…

No title

 前回の投稿から、多少期間が空きました。その間に総選挙があり、出された結果は凄まじいもので、管理人さんも思うところはあるでしょう。そして、その思いの丈を貴ブログに認めるべく準備中と思われますが、その際に参考となりそうな論調がありましたので、紹介しておきます。昨日の文化放送での岩上安身氏のコメントです。

http://podcast.joqr.co.jp/podcast_qr/tera_pod/terapod20121217.mp3

 閑話休題。今年はいつにも増して数多くの著名人が鬼籍に入られましたが、個人的には今朝の米長邦雄永世棋聖・日本将棋連盟会長の訃報は、本当にショックでした。もっとも、管理人さんは興味がないかな? では、昼休みがもうすぐ終わるので、この投稿はここまで。いずれ、私なりの総選挙総括を管理人さんに披露する機会もあるかもしれませんので、その時に備えて考えを巡らせていこうと思っています。

Re: MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん。こんにちは。

あきれ果てて言葉をなくしています。
選挙制度はなんとかしなければ、と思いますが、とにかく与党が
これだけ圧倒的多数をとってしまったら、すくなくとも、自分たちを大勝利に導いた
小選挙区制を変えようなどとは思わないでしょうね。維新もみんなもそうです。
極少数政党になってしまった野党がいくら選挙制度改革を叫んでも、
もう!声は届きません。
原発推進、TPP参加、改憲…、これから、やりたい放題のことが出来ます……

それにもかかわらず、日常は一見平穏に過ぎていくのが恐ろしいです。

ありがとうございます。今、あれこれ考え込んでいます…。

No title

MATZ-TSです。こんばんは。

 小選挙区は、やはりまずかったですね。 世論が結果に反映されていない。。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012121702000259.html

当選結果は、こんな感じ。
http://mainichi.jp/select/news/20121218k0000m010079000c.html

公約の実現可能性の判断も重要ですが、少なくとも民意がきちんと反映される仕組みを作らないと。。。。

いずれにしても、声をあげ続けることが大事だと思います。

では、明日早いので。。。おやすみなさい。

Re: 今朝の鍵コメさんへ

鍵コメさん。おはようございます。
歴史というものはこうやって民衆が作るのだなあ、ということを
いい意味でも悪い意味でも実感しています。
これがいやないやな時代の幕開けだったということに後世語られるような
ことになるのでなければいいが、と心から思います。

政治家も経済人も国民も、今は目先のことしか見ていない。
そして過去の悲惨な経験からさえ学ぼうとしない。
ほんとに、今日がよければ、明日さえよければ…という感じで生きていく人が
増えたのでしょうね。

反原発運動をやって行くのもこれからは厳しくなるのでしょう…
建設中のもの、計画中のものも、もんじゅを含め推進されていきそうな気がします。
いちばん恐ろしいのは、この政権が、前回政権を担当していたときと同様、
憲法、教育改悪に意欲的なことです。
前に安倍政権が自らの投げだしで終焉した時には、心から心からほっとしたものですが、
また悪夢の再来。『冬の時代』の到来です…

ともあれ、結果は出てしまいました。
政治がやろうとすることをしっかりと見つめていかねばなりませんね。
とりあえずは、次の参院選で、自民を敗北させることですが…

コメントありがとうございます。
また、記事を書いていきたいと思います。


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Re: 23:48の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんばんは。
ほんとにね。むなしいともなんとも…

こんなとき熱いお茶はいいでしょうね。
私はホットワインでも作って飲むかな…
それとも一升瓶傍において…というのは嘘ですが、ほんとに出来るなら
そうでもしたいくらいです。

『目を離すことだけはしないぞ』
ほんと、ほんとですね!
これで国民の全信任を得たと思ってもらっては困りますね。
これからがほんとうに大変な戦いなのかな、と思います。

鍵コメさんも、こんばんはあまり考えこまずお休みくださいね。
ありがとう。おやすみなさい。

Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん。こんばんは。
ほんとうに言葉も出ないとはこのことですね。
投票率が低いということを自分の投票所で見てから、この惨敗は予想してはいましたが、
これほどまでとは思いませんでした。
こんなに自民党を圧勝させてしまうとは……

私もすでに先のことを考えていますが、あまり明るい予測が出来ません。
きっと次の参院選で、また自民は勝つでしょう…
多少国民も今回は自民党に勝たせ過ぎたと思って揺り戻しはあるでしょうが、
これで単純に党の方針で言えば、衆議院のおそらく8割の議員、参議院の7割くらいの議員は改憲派に
なってしまうのではないかと私は考えています。それがどんなに恐ろしいことか……
自民党はもう、昔の自民党ですらありません……

これで、目に見えない変化がこの日本を覆って行くのだろうと思います。
原発推進派は勢いを吹き返し、下手をすると、どんどん新設すらされかねませんね。
私が恐れるのは、教育への国の過干渉です。…そんな生易しいものじゃないな、
国の介入です。思想教育です。
愛国心、などというものを上から吹き込む教育……

リベラルは死にました……

国民が、この選択の怖さを自覚していないところが恐ろしいですね。
自分のまわりの変化に気づいたときにはもう遅い、というのが右傾化、
国の軍国主義化の怖さなんですけれどね…

私も、今夜は、あまり口もききたくないです…
明日からは、また新たな戦いが始まります。
そうですね。私も今夜はやけ酒飲んで、早く寝ようかな…

ありがとうございます。
NANTEIさんもどうか、今夜はあまり考え込まれませぬように。^^






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Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。
ひどいことになっちゃってるわね。
今頃怒ってんだろうなあ…あたしもよ。
言葉もありませんね。

こんばんは。

言葉がありません。
今宵は全ての報道をシャットアウトして、
司馬遼太郎の「関ヶ原」を眠くなるまで読みます。
もちろん酒を脇に置いて・・・。

でも一夜明けたら、新しい反権力の闘いが始まります。
「志村建世」氏や、「気まぐれな日々」氏は、
すでに自民圧勝後の戦略を立てなければならないと書いています。

けれども、もう安保闘争のような運動にはならないでしょう。
良くも悪くも・・・
今日、投票の会場にいてつくずく思ったこと。

あ、日本人は今日、明日暮らせればそれでいい、
という国民になってしまったんだ・・・。

今日、明日が安心であればいいという、
国民になってしまったんだ・・・。

子供の将来なんて、
なんとか就職できて暮らしていければ、
それでいいじゃん。
と思うだけの国民なんだな・・・。

しかし、誰がこの方たちを非難できるでしょうか。
そしてこれから誰がこの方たちの意識を変えることが・・・

あ、そう思うこと自体が傲慢なのかもしれない・・・
なんていろいろ考えるて自縄自縛。

ほんとうは、彼岸花さんのように、風邪を押してまでもデモに参加する。
本当はそういう行動が大切なのでしょうね。

15日は、お疲れさまでした。
しかし今後も、気持ちは休まることがありませんね。













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プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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