『平和憲法を守れ 其の一 』

今日は憲法記念日。現行憲法が施行されて66年目にあたる。
安倍自民党は、この夏の参院選に、憲法96条の改定を争点にすることを
はっきりと打ち出してきた。
タカ派の顔は参院選までは隠すのだろうと思ってきたが、なんとまあ!円安と株価上昇が
進んで、自らの打ちだした経済政策が一見仮の成功(仮、だと私は思っている)を収めているように見え、
国民もそれを歓迎し安倍人気が高いことに自信を得たか、このところの安倍総理は
自らのタカ派的性格…復古主義的右翼的性格を隠そうともしなくなっている。自民党内にも
野党にもそれを強く諌める力のある者もいないようだ…

4月27日、千葉市の幕張メッセで、インターネットの動画配信サービス「ニコニコ動画」の
運営会社が大規模なイベントを開催。
来る夏の参議院選挙でインターネットを使った選挙運動が解禁されることから、
自民党、民主党、日本維新の会、共産党がブースを出展し、安倍首相も出席した。
そこまではいいのだが、自衛隊・在日米軍のブースを参観した際、自衛隊関係者から
「戦車がありますが乗ってみますか?」と提案された安倍首相は、迷彩服を着て
陸上自衛隊の最新型10式戦車の上でポーズをとった。

abesensha.png

首相は自衛隊の最高指揮官ではあるが、迷彩服を着て戦車に乗り、高々と手を振る
その姿には、私などは非常な違和感を感じる。

4月28日には、沖縄県民の感情を無視して、『主権回復の日』を祝う式典を
なんと、天皇皇后にまで出席を仰いで実施。式が終了した時、壇の下にいる参加者から
『天皇陛下万歳!』の声が起こった。これは参加者が勝手に行ったハプニングであり、
主催者である政府は困惑している、というが、なんと、この画像では、安倍首相もそれに応じて
手を挙げ万歳三唱しているように見える。
政府の公式映像では。なぜかこの『天皇陛下』の部分の音が聞こえなくなっているらしい。
機器の不具合のせいと言うが、まあ、なんと見え透いた言い訳を。

(安倍首相が万歳している映像を含むこのYou Tubeの元の画像はなぜか削除されて
しまっていました。)



上の2つの件。自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が、迷彩服を着てなぜ悪い。
天皇誕生日や新年の一般参賀では、国民の自発的な『天皇陛下万歳』の三唱しているではないか、
という擁護論もある。
しかし、現憲法第66条第2項には「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。」
とはっきりと規定されている。これは日中戦争・太平洋戦争中のわが国で、軍人が
内閣総理大臣であったこと。軍部の暴走が悲劇を拡大した反省から、軍部が政治に介入することを
厳しく戒める条項である。
戦後歴代一人も、迷彩服や軍服を着て自衛隊の観閲式に出た総理がいなかったかどうかは
わからないけれど、知る限り、自衛隊の観閲式には内閣総理大臣は、軍服ではなく
モーニング(?)を着て出席しているようである。これなども、憲法のこの条項を
尊重し、総理は軍人と一線を画するという、規定というよりは慣習なのではあるまいか。
安倍総理の、いくら私的な会合の場であったにしても、戦車に迷彩服を着て乗って
手を振る姿というのは、なにも中韓などの人でなくとも違和感を感じずにはいられない。

また、『主権回復の日』での『天皇陛下万歳三唱』に、いくら会場からのハプニングとはいえ、
総理など壇上にいたものまでが思わず唱和してしまう感覚も私にはわからない。
『主権回復の日』は、日本がアメリカの占領下から解放され主権を取り戻した、ということを
祝うのが目的であったろうと思うが、『主権』とは一体なんであろう。
現行憲法で『主権』と言えば、『在民』。主権は国民にある。
この式典の是非はともかく、『主権回復の日』に天皇陛下万歳を唱え、それに唱和する
感覚に私は同じく違和感を感じる…。

天皇皇后両陛下は、この式典に出るよう宮内庁を通じて頼まれた時、嬉しくていらしただろうか?
『(日本国民への)主権回復』を祝う式典で天皇陛下万歳と叫ばれて、嬉しくていらしただろうか?
先の天皇ともども、あれほど沖縄の人々の感情に配慮され遠慮されて来られた方々でいられるものを…。
私は、誰がなんと言おうと、この式典は、『安倍政権による天皇皇后の政治的利用』であると
思う。

次の記事で、私は、GHQによる日本国憲法の起草の際、人権条項に、
とりわけ第24条、家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等を定めた条文の執筆をした、
あのベアテ・シロタ・ゴードンさんについて書こうとしている。
美智子皇后は、この同じ4月28日、ベアテ・シロタ・ゴードンさんの追悼式が
米ニューヨークであったとき、
『戦後社会における日本女性の権利のためにゴードンさんが果たした役割を重視しており、
その功績が日本で長年にわたって記憶されると信じている」との内容のメッセージを
宮内庁を通じわざわざ寄せられている。
そんな心を持っていられる皇后が、まるで戦前の日本に回帰したいかのような色合いを
ますます露骨に出して来ている安倍政権の、沖縄の背負ってきた歴史や感情を無視した式典での
万歳三唱を、果たして喜ばれただろうか…そのお胸の内はどうだったのだろう…


経済が(一時的に)回復する傾向に見える…
そのことだけで、安倍政権は今、多くの世論調査で支持率が高い。
今、安倍政権だけでなく野党の維新、みんな、そして民主党のおそらく大部分の議員も、
憲法改正のための手続きを定めた第96条を変えようとしている勢力である。
しかし、なぜ、今、福島第一原発の無残な姿はそのままに、被災地の復興も進まぬ中、
国の基本制度まで壊される恐れのあるTPP参加問題や日本の農林業問題、消費税問題、
国民の層が老齢化へとまっしぐらに進んでいき、労働力と社会保障の問題が切実な問題となっている今、
そのように一刻を争う重要問題が山積みのこの日本で、なぜそれほど慌てて
96条改正が必要なのか、それほどしゃかりきになってこの条項をいじろうとするのか、
その真の目的は憲法改定論者によって語られることはない。
せいぜい、『GHQによって押しつけられた憲法で、われわれ日本人のものでない』という
くらいのことである。
『現代の諸問題に、現行憲法では対応しきれなくなっている』という言い訳もよく聞くが、
それではいったい、具体的にどういうことが?
何の問題が現行憲法で対応しきれないのか?
よく出される例は『環境権』『プライバシー権』などのことだ。そう言うのかもしれないが、
改憲の必要をかまびすしく言いたてる人々の本音は、そんなことではないだろう。
要するに、ターゲットは『戦争の放棄』を掲げた憲法9条であろう。
環境権やプライバシー権、一票の格差問題などは、9条をいじりたくてたまらない人々のための
隠れ蓑。牙を隠す仮面、言い訳のようなものにすぎないのではなかろうか。
その中でも、現総理の安倍晋三氏は、異様なほど、この改憲に意欲を燃やし続けている
政治家である。

2007年5月14日。
「美しい国」「戦後レジームの転換」を掲げ「任期中の改憲」を公言し、それを急いだ
安倍内閣と与党は、『日本国憲法の改正手続に関する法律』(国民投票法)を、参議院で強行採決。
これは、憲法96条そのものには、国民投票をどのように行うかの規定がそれまでなかったのを
別だてで成文化したものである。
5月18日、それは公布された。
まともに審議が尽くされないまま、ひたすら改憲を急ぐために強行された同法は、
国民投票についての根本的問題の議論は先送りにされたままである。
例えば、最低投票率の問題。
国民に憲法改正への関心が低かった場合(政治改革に絶望してあきらめムードになってしまった場合も含め)
例えば、50~60%の投票率しかなかったとしたら、その有効投票数の過半数で改正が成り立つのなら、
実に有権者のわずかに25~30%以上…有権者の3~4人に1人の賛成で、大事な大事な憲法が
改正されてしまうことになる!

安倍晋三氏は、また、第一次安倍内閣の2007年に、『防衛庁の防衛省への格上げ』にも
成功している。

国の根幹の思想を創るのは教育である。
国が教育に密接に、しかも権力を駆使して関与してくるときどんな国民が育てられていくか…
それは戦前、戦中の日本の軍国教育を反省すればわかることだし、
北朝鮮の国家による教育統制…あれを素晴らしいという人はそういまい。
幼い少年少女たちが、いっせいに最高指導者を誉めたたえる歌や踊りをするあの姿…
国というものが、教育に妙に関与の手を強めて来る時…その目的はろくなものではないことは
日本の歴史だけを見ずとも他にも多くの恐ろしい例はある。
そう言った意味で、教育基本法は、この日本において、日本国憲法と同じくらい
大事なものであると私は思っている。

ところが安倍氏は、第一次安倍内閣の2006年、この教育基本法をも書き変えてしまった!
現行憲法とほぼ連動していた旧教育基本法と、第一次安倍内閣が全面的に書き換えた
新教育基本法は、一見するとさほどの違いはないように思える。
だがそこには、「公共の精神」の遵守や「伝統の継承」といった徳目が新たに
前文に盛り込まれている。
安倍政権の新教育法はまた、「愛国心」など約二十の徳目を並べて、それを教育目標に掲げている。
悪いものばかりでは無論ないが、
『我が国と郷土を愛すること』。…それは上からの強制で国民が身につけるべきことだろうか?
素晴らしい国であれば…、いや、たとえ愚かな国であっても、ひとは自分の故郷を愛する…
戦時下、愚かな国策と理性で知りつつ、特攻で死んで行った若者たちのように…
愚かな国策による原発事故と理性で知りつつ、福島の人々がなお、生まれ育った父祖の地を愛するように…
しかし、その自然の人間の情が、国や県の『福島から避難民をあまり流出させたくない』
という思惑に利用されて、『家族や郷土への愛や地域の絆を大事に』という美しい言葉で、
人々が逃げるに逃げられなくされたとしたら、それはおかしなことではないか?
愛国心や郷土愛や、家族愛などというものは、国家によって強制されるものだろうか?
それは個々人の心におのずと湧いてくる感情であろう…
愛国心の強制は、憲法で保障された「内心(思想・良心)の自由」に反するものではなかろうか?

…このように、わずか1年足らずの第一次安倍内閣において、かくも大きな国家制度の改悪…
まるで戦前の体制がいいとでもいうような後ろ向きの変更がいくつも行われていること
そのことを私たちは忘れて、ただ株価が上がった、高額商品の売れ行きがいいと言って、
自分たちの足元に届きもしない再びのバブル経済の幻を夢見て、
明らかに全てが憲法9条の改悪に向かっているこの安倍自民党を、またしても選挙で選ぶのであろうか…!!

この夏の選挙でまた安倍政権を選べば、向こう3年間に選挙の機会はない。
わずか一年足らずでこれだけの、戦争が出来る国への憲法改悪の準備を
着々と進めてきた安倍晋三氏。
誰が嫌いと言って、このひとの5年前の降板ほど、私が心から喜んだことはなかった…

彼の執念…
それは一つは、敬愛する祖父、岸信介氏の名誉を完全に回復すること。
(『主権回復の日』記念式典のおこなわれた4月28日。1952年4月28日のその日は、
A級戦犯容疑者として巣鴨拘置所に入れられていたのが不起訴となったのちも公職追放になっていた岸氏が、
サンフランシスコ講和条約の発効と共に、公職追放解除になった、喜ばしい、記念すべき日であった。)
そしてもう一つ。畏愛する祖父に認められるような政治家としての業績を残し、
発達心理学でいうところの『親または心理的に親と等価な対象に対して、
依存し、愛着し、一体化したいという感情・欲求。即ち、依存欲求・愛着欲求・同一化の
渾然一体となった本能的情動』によって、祖父と一体化したい、という願望なのでは
なかろうか、と私は時々思うことがある。

私が黙り込んでいるのは、あまりに12月の国民の選択にがっかりしてしまった故であるが…
おそらく、日本の政治史において『昭和の妖怪』と言う異名で呼ばれた祖父、岸信介氏の
力と知恵を、安倍氏はあの一見柔らかそうな容貌の下にひそかに受け継いでいるのではないか…
今度の政権は悪く長続きするぞ…
その間に一体どれほど日本を変えてしまうかわからないぞ…
そう心から恐れるからである。

聞けば、前回の政権投げだしで自信をなくして消極的になっていた安倍氏を、
昨夏、励ましそそのかして総裁選に立候補させたのは、現官房長官 菅 義偉氏だそうである。
…全く余計なことを…!


だが。黙っていては、このまま日本は改憲に向かって突っ走っていってしまいそうだ。
安倍政権を大勝ちさせてはならない!
日本国憲法を、戦争が出来るようなものに変えさせてはならない!
おそらく、96条改定は、国会議員の賛成派多数で、『発議』まで突き進むだろう…
後は国民が判断を任されることになる…
最悪3年もしないで、9条の改定の国民投票にまで行くのではないか、という心配な
声もある…
一人一人が、政治を自分のこととして真剣に考えねばならない、本当に危うい時期が来ている…



(このシリーズ、続く)
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Re:鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんにちは。^^

『体調一番、記事二番』。ほんとですね。
今、続きを書き中ですが、大きな問題なので、なかなか整理しきれません。
なるたけ自分にも読んでくださる方にもわかりやすい口調で、と思うと、
よ~くわかってないと書けない。
今、いろいろ本読んだりして考えと知識をまとめています。

連休もとうとう過ぎてしまいましたね。
私は、どこにも行けず、なにもせずごろごろしてばかりの連休でした。^^

じっくり書きますので、また読んでくださいね♪
ありがとう~。

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Re: 6日の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんばんは~。
ご無沙汰いたしております…

え~~っ!fさんと!
それはいいですねえ!楽しそうですねえ!
彼は素晴らしい青年でしょう。
私、もうお知り合いになってすぐわかりました。会わなくても、静かな物腰や
知的で誠実なお人柄が見えるような気がしましたもの。
それはそれは! なんだか私も嬉しいです。
鍵コメさんとfさんと…いいなあ……
さぞかしお話が弾んだことでしょうね!
私も近ければ飛び入りでお仲間に入れてほしかったです。^^
そうですか!いいなあ。

日本の政治はひどくなっていくばかりだけれど、そうやって心と心の
通じる人々が、小さなところからでも、この国に新しい希望を築きあげて
行くことですね♪
いいお知らせを聞かせていただきました。なんだかとっても嬉しいです!
ありがとうございます♪


 

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Re: お二人目の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんにちは。
お母さまのこと、よかったよかった…
でも、これからもお大事になさってくださいね。
鍵コメさんも、そしてたぶん私も…、少しゆっくりやっていきましょうか!^^
記事の方は、私はこれまで少し休みすぎたので、急がなくっちゃ!と思って
書き始めたのですが、また休み休みになってしまうかも。
鍵コメさんはじっくりお構えになっていい仕事なさってくださいね~~~

春が早く行きすぎてしまったところと例年になく遅いところと…
日本は小さな島国と思っていたけれど、広いなあ…
ニュースのたびに、そちらの寒さを思いますよ。
6月。楽しみですね。また様子を教えてくださいね♪
コメント、ありがとうございます!

Re: お一人目の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんにちは。
昨日は本当に残念でした。家で寝たまま、いろいろ様子を想像していました…^^
折角の楽しいお出かけに、変なことをお伝えして影を差してしまったのではと
申しわけなく思っています。
渾身の取材。楽しみにしていますネ~~~♪
ありがとうございます!

Re: MATS-TSさんへ

MATS-TSさん。こんにちは。
改憲の動きが急ですね。
今はそれをとめる勢力もないことが不安です…
最終的には、まだまだ国民が良識を発揮して、改憲派が目論んでいる9条の書き換えなどは
阻止してくれると信じています。
信じてはいますが、どうも、流れを読んでそれに乗っかりたがる国民性…心配でもあります。
9条は変えない方がいい、という国民でも、改憲の手続きを決めた96条なら
変えてもいいじゃないか、と思う人は多いのでしょうね…。
でも、一つを変えたら、「前例」と言うものが出来てしまって、そこから徐々に
壁は水漏れを始めてしまいます…
日本がなぜ、憲法改定のレベルを厳しくした『硬性憲法』にしたのか…。
憲法成立の歴史を、良くも悪くも私たちはもっと考える必要があると思います。
96条を変えて改定のハードルを低くし、憲法というものを普通の一般の法律と
同じハードルの高さにしてしまうこと…そのことの怖さを私たちは知らねば、ですね。
…でも、今の勢いでは、議員には改憲派が多く、このまま96条改定の発議にまで
突き進んでいきそうな気がします。
原発もTPPも、消費税増税も、憲法96条改定も…
どうして愛希穂さんもおっしゃるように、本当は国民のわずかな信しか投票数では
得ていない今の政府によって、勝手にじゃんじゃん決められていってしまうのでしょうか。
それに対して私たちは何もできずに手をこまねいているしかないのでしょうか…
今度の参院選は、大きな大きな意味を持っています。
国民の投票行動は、歴史的にもいつも右に大きく揺れ過ぎれば次にはバランスをとって
揺り戻しが来る…そう言うふうに楽観的に語る識者もいますが、私は、今の日本は
これまでの日本と違う、という危機感を持っています。
揺り戻しは来ないのではないか…もう日本人にその力や気持ちはないのではないか…
何もかもが愚かな政治家によって変えられて、日本のいいところは失われてしまい、
二度とそれは取り返しがつかないのではないか…それを恐れます。

あんな悲惨な原発事故を起こした日本が原発を輸出する…
それも地震の多い国、トルコに。
日本に信頼を寄せてくれ、おバカな都知事が失礼な発言をしても許してくれたトルコ…。
あの国の人々に原発を輸出するのか…また、日本と同じ大きな危険な御荷物を
背負わせてしまうのか…
本当に情けないです。トルコと日本と両方で声を上げていかねば、と思います…

『我々が先祖から受け継いだのは、豊かな森、水、という独自の自然の恵み、人を思いやる心遣い、礼儀正しさ、自然の恩恵に感謝する心だったのでは? それがいつのまにか偏狭なナショナリズムに変わってしまった。 独自の自然を有効活用する科学技術や文化、精神性を持って、世界に貢献する、そのような大人の生き方ができれば、子供たちは、無理に強制しなくても、自然と愛国心を育むのではないでしょうか。背中で教育といいますが、国つくりも教育も同じだと思います。』

私も本当にそう思います。
今回の大地震と原発事故は、日本がいい方向に生まれ変わるきっかけになりうるものでした。
世界に先駆けて、地球環境に配慮した…格差や老齢化の問題とまともに向き合い
未来を見据えた倫理観に裏打ちされた科学技術や文化を目指し、新たな世界感を打ち出していく
きっかけにもなりうる時でした…
でも、日本はそうではない、かつて失敗してきた道にまた安易に戻る道を
選ぼうとしているようです…

MATS-TSさん。地域で、今は小さな規模かもしれないけれど生まれつつある
動き…それに期待したいですね。そしてそれに関わっていきたいですね。
黙り込んでしまったらおしまいです…

いつもありがとうございます♪

Re: 愛希穂さんへ

愛希穂さん。こんにちは♪
一度すぐにお返事書き上げてたんですが、送る寸前に操作ミスで消しちゃった!
ちょっと体調が変で、お返事遅くなってごめんなさいね。
私があまりの先の衆院選挙の結果の馬鹿馬鹿しさと愚かさに絶望して黙り込んでいる間も、
愛希穂さんずうっと変わらず記事書いてくださってたのにね!

何度も何度も、歴代の自民党の政治家が改憲しようとしてきた……
でも、昔の自民党には、現憲法の素晴らしさを知るリベラルな大物政治家もいて、
血気にはやって改憲論をかまびすしく叫びたてる者を内部からそれとなくけん制したり、
社共もしっかりしていて国会で激しく反対する力があった…。
また、新聞などのマスコミ、言論界にも、『改憲はさせない』という強い意志を持って
盾になってくれている言論人がたくさんいました…
なにより、『戦争はもうこりごりだ…平和がいいよ』と考える、戦時を知る国民が、
物いわねど、大きな大きな改憲の防護壁になってくれていたと思います。

…しかし、時代は恐ろしく変わってしまいました。
あの、わが国の今の政治のトップの二人のように、戦争を漫画やゲーム感覚でしか
知らない考えない人々が今、この国の中心となって国を動かしている…

戦争は悲劇以外の何ものでもない。
絶対の正義はあるのか…という議論を以前真面目な若者たちとした記憶があります。
正義は時代によって変わる…ひとの立場によって変わる…そう言う考えかたも
なくはないけれど、私は絶対悪、絶対正義と言うものはある、というふうに考えています。
ひととひとが殺し合う戦争が悪でないわけがない…。
愛希穂さんがいつも紹介してくださる矢内原先生の言葉は深いですね…
私ね、時々、確かな信仰に支えられたひとをうらやましく思うことがあるわ。^^

日本人は、恥の感覚はあれど、ぎりぎりと社会と自分自身の心の内を凝視する
哲学的思索の力が弱いのかなあ…
『恥』の概念など、倫理観の決してない国民ではないと思うけれど、反面、
本質的に暢気と言うか…いやなことはするりとパスしてしまう…、なにごとも
水に流して忘れ去ってしまいたいという淡白さが、いろんなことを本質的に
問うて行かない弱さに繋がっていっている気がします。

『そして、何よりも腹が立つのは、そんな、人格観念のない人が、命の尊厳ということが全く分からない人が、有権者の3割くらいの支持しか得ていないのに、この国のリーダーとなってしまい、自分の思いを、国の思いとすり替え、私慾を達成しようとしていること、そして愚かにもそんなヒトをおだてあげるメディア。』

本当にそうですね。
どうしてこういう人々が政治だけでなく経済界にも…、国のトップとして
幅を聴かせて、この国を動かしているんだろう…日本だけでなく世界の趨勢ですけれどね。
それにNOと言えるのは、新聞などの言論界だと思うのですが、今はそのメディアさえ、
権力者の御用機関となり下がってしまっている…上から与えられてきた情報を
ただ流すだけの…。
TPP報道、論議のうすっぺらさ、と言ったら!
この今のメディアの罪は、はかり知れなく大きいと思います。

一方で、従来言論界で盛んに発言していたリベラルな考えかたを持った人々は、
今、高齢になって引退したり、あきらめて物を言わなくなっていっています。
私がそのいい例です。
それじゃいけませんね。^^
戦争の悲惨な記憶はまだまだ息ある限り伝えていって欲しいし、戦後の日本人の
平和憲法への想いも、若いひとに伝えていかなくちゃね。

愛希穂さん。いつもありがとう♪







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No title

MATZ-TSです。こんばんは、お元気ですか? 

1.憲法「改正」?
安倍さんを中心とした改憲派の動きが急ですね。憲法を変えるのは、何が何でも駄目、ではなく、必要があれば、変えないといけないことはあるでしょうが、今回の動きは、もくろみが見えるだけに、最大の注意を持って監視することが、国民の義務ではないでしょうか。防衛の問題は、米国との関係もあって難しいですが、特に注意が必要ですね。

 ところで、
 自民党の改正案(草案) http://bit.ly/Zsn6Nd は、立憲主義を履き違えて、憲法で、何かと国民を規制しようとしていますね。原則を無視した、汚い案という気がします。 それと、問題の96条の改定。この変更だけは、もっと高いハードルを設けておくべきだったという気がします。何せ、過半数に緩めると、与党の考えだけで、憲法を都合のよいように変えてしまう可能性が非常に高くなるからです。自分で自分を規制するルールを変えるわけですから。。。

2.原発輸出と日本の行き方

 安倍さんの経済外交の熱意はわかるのですが、原発輸出だけは許せませんね。地震国トルコに、また日本と同じ悲劇を経験させるのか、トルコの未来を、放射性廃棄物の処理で困らせるのか、この感覚は理解できない。日本は大事故を経験したから、世界最高の技術を持っている、と堂々といえるのか、福島はそんな状況ではないだろう。。。 気が知れません。

 我々は、トイレのないマンションでも何でも、金になればよい、というような一時的な経済的成功しか関心が持てないような、利己心の固まりになってしまったのでしょうか? 

 我々が先祖から受け継いだのは、豊かな森、水、という独自の自然の恵み、人を思いやる心遣い、礼儀正しさ、自然の恩恵に感謝する心だったのでは? それがいつのまにか偏狭なナショナリズムに変わってしまった。 独自の自然を有効活用する科学技術や文化、精神性を持って、世界に貢献する、そのような大人の生き方ができれば、子供たちは、無理に強制しなくても、自然と愛国心を育むのではないでしょうか。背中で教育といいますが、国つくりも教育も同じだと思います。

 日本の様々な地域で、持続性を考えた、小さな、しかし重要な取り組みが始まっています。それらが発展し、本当の意味で、日本のよい伝統と技術と心が主流になっていくことを心から願います。私も残りの人生、あまり時間はないですが、胸を張って、子供にバトンリレーができるように生きたいと思います。

 くれぐれも、お体大切にして下さい。

No title

彼岸花さん、こんにちは。

「万歳三唱」の時の天皇と美智子様の表情、特に美智子様はかなり困惑というのか、哀しそうな、辛そうな表情をされていたように見えました。

>一人一人が、政治を自分のこととして真剣に考えねばならない、本当に危うい時期が来ている

本当にその通りだと思います。なのに、株価が上がった、経済が少し上向きになってきた、とそんなことに喜び、憲法問題について考えようとしない人が多いように感じます。

他人事のようにとらえているのではないかと思えてなりません。憲法を改正したって、自分には直接関係ないと。

生きていくのに、本当に深く影響を与える憲法を、もっと真剣に考えなければ、取り組まなければいけないのに、こんな一時の流れで、空気で本当に改憲へともっていっていいのか。ちょっと考えれば分かりそうなものなのに、考えようとしない。

 「生活上の便宜がどうであろうが、正は正として守り、邪は邪として排斥し、自分の行動に対してはあくまで責任を取る。この意味の責任観念は人格観念と不可分であるのです。その人格観念は絶対者に対する人間の認識から生ずる。」と言う矢内原氏の言葉がずっと心に深くとどまっています。
 生活上の便宜故に、これくらいはいいだろうと、邪を許容してきた結果、「正義、義」という観念が麻痺してしまったのでしょうか。そして、それは、結局のところ、人格観念がなかったことの証明なのかと。

 人を自分と同じように、一人の人間、尊厳をもつ者として見ることが出来ない。だから、取り替えのきく駒のように扱う、「人材」と材料の一部であるかのように扱う。「命」というものを、かくも軽く扱う。「命」の重さが分からない。

 そして、何よりも腹が立つのは、そんな、人格観念のない人が、命の尊厳ということが全く分からない人が、有権者の3割くらいの支持しか得ていないのに、この国のリーダーとなってしまい、自分の思いを、国の思いとすり替え、私慾を達成しようとしていること、そして愚かにもそんなヒトをおだてあげるメディア。

 そしてまた、3・11があったにもかかわらず、拝金主義から方向転換できず、経済のために、真っ当な判断ができなくなっているこの国の情けない状態。

 本当に悔しいです。全てを失ってからではもう遅いのに。

 でも、私はやっぱり絶望だけはしたくないんです。絶望してしまったら、その時に負けてしまうことになると思うので。

 小さな小さな私たちの声かもしれませんが、あきらめずに、声をあげていきたいですね。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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