『桜 其の二』


前の記事の写真を撮った日の夕暮れ。
美しい夕焼けになった。

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ほのかに紅を帯びた染井吉野。
しかし、夕焼けはそれよりさらに紅く、淡雪のように咲く染井吉野と
美しいピンクの諧調を見せてくれた。

美しいのだが、何やら寂しい。



紅く点々と写っているのは、提灯。
毎年この時期、町会の人々が手分けして、桜に明かりを点す。
そばに行くとこんな感じ。
これがずっと、2つ先の橋のあたりまで続く。

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時折、夜桜見物の人も通るが、皆静かである。
写真がぼけているせいもあるが、何か、幽玄の世界から出てきたひとのように、
皆、足音をさせないで歩いている、といった感じだ。





いつも私が買い物帰りに佇む橋の上から、夕焼けと桜を見てみた。
川面に提灯の紅い色が滲んで映っている……

もう少し遅い時間になると、この水面の紅が、幾筋も伸び、
橋のたもとにあるパチンコ店の紅いネオンサインも川面に同じく
映し出されて、本当に綺麗なのだが、夜景をとる写真技術がなく、
お見せできないのが残念。


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今年の桜は、何やらせつなさを伴う桜であったような…。


彼岸花。明日から少し旅をしてきます。

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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: ノートさんへ

桜、というのは不思議な木で、皆が心魅かれるのだけれど、
その美しさ、その魔力と言えるほどの凄みを表現しきった
写真や絵画って、なかなかすくないんですね。
たとえば日本画の巨匠たちがそれぞれに桜を描いていますが、
本物の桜の凄みを表しきった絵というものに、私はまだ出会ったことがありません。
日本の着物などのがらに桜を描いていますが、これも桜の美しさを
出しきったものはなかなかお目にかかれません。
器ものなどは推して知るべし。
桜をデザインしようとすればするほど、本物の桜の妖気、といったものからは
離れて、ちゃちになってしまう気がします。

写真がいちばん桜を捉えられる芸術かな、と思います。
これは!と思う写真にブログ上で出会ったこともあります。
あ。勿論私の写真などは論外です!いつもピンボケで。

我が家のあたりも今は八重桜が綺麗です。
今日も、不思議な夕日を見ながら、八重桜の下を通って歩きました。

夕桜

桜の写真きれいですね。

桜の咲いている姿はきれいなのですが、きれいに写すのはなかなか難しいのです。私にとっては。

いつも昼、特に青空のときばかり写していましたが、来年はもっと暗くなってからの桜にチャレンジしてみたくなりました。

今は八重桜が咲いています。
もう少し桜の季節は続きそうです。

Re: HOBOさんへ

北海道の東部…寒そうですね。野付、とかあのあたりでしょうか。
こちらも本当に今日などは寒かったです。
東京の人はダウンパーカー来ている人が多かったです。

私も旅先で、14日頃には震えあがっていました。
防寒対策をしていても寒かったです。
変な天気が続きますよね。

でも、彼岸花、元気を十分に充電してから
帰ってくることができました。
83歳の姉の前では、どんなに気取っていても、
小さい妹の私に戻ってしまいます。

旅は視点を変えてくれるって本当ですね。
私もそうなれてるといいな。
HOBO さんの、ブログの文章を変えるほどの旅の出会いって
すてきですね。
また、お訪ねさせていただきます。

彼岸花、帰りつきました。
いつもありがとうございます。

Re: asobo さんへ

asoboさん。ただいま。

この河原の桜、結構いいのですよ。川下までずっと並木が続いて。
一本、私が特に好きな、白い花の桜の樹があります。
でも、最近少しずつ、わざわざ車で見にやってくる人が増え始めて、
そのうち桜の下でカラオケ、などということにならなければいいが、
と心配しています。

このコメントいただいた日のその頃の時間は、姉の家に辿りついて、
姉の心づくしのお昼ご飯を食べている頃だったと思います。
姉は私に見せようと、描きためた絵や文を、いっぱい用意して
待ち構えていたんですよ。
83歳の姉が、子供みたいに生き生きしてました。
私の生まれた家の見取り図を描いていてくれたのが嬉しかったです。
4歳の私の記憶は結構確かでした。
二人で、その見取り図を見ながら、「この床の間にはなにが置いてあった。」
「ああ、そうじゃ、そうじゃ。」
「ここに何があった。」
「いや、違うで。それはこっちん方じゃ」
などと、やわらかい姉の故郷言葉を楽しみながら、話していた頃かもしれません。

Re: morinofさんへ

morinof さんは、ひとあし早く、島根の旅からお帰りになられたんですね。
桜前線と逆行する帰りの旅。
桜を何度もご覧になれるような日程だったらよかったですのにね。

でも、ソメイヨシノならソメイヨシノが、年に一回しか普通は見られないから、
桜は美しいんですよね。
毎日毎日どこにでも咲いていたら…、ああ、そんなことは考えたくありません。

はい。私がいつも、買い物の行き帰りに、特に帰りに、よく橋の上に佇んでは
もの想いをする、あの川です。
桜の頃はこんな感じになります。
天の川、楊貴妃…とはまた、どんな様子の桜なんでしょう。
私の方も、これらのソメイヨシノは、風ではらはら散るのではなく、
雨で打たれて散ってしまったものが多く、
花吹雪は私も、今年は見ていません。


八重桜はどうなっているのか、
私がいちばん好きな、匂い大島桜は今、どうなっているのか、
今日も帰りが早ければ、見に行きたかったんですけど、遅かったので、
明日見に行ってみるようにします。

旅する彼岸花さん

こんにちわ!彼岸花さん。
きのうまた北海道東部方面は真冬のような吹雪でしたよ!
よりによってHOBO,東部出張の旅。石北峠という山道で死ぬ思い
、なんとか生きて帰れました!笑
彼岸花さんの旅は、大、中、小、どんな旅でしょうね?
いつもいるところから眼の位置をかえるだけでも得るものがある、
旅はそういうものでしょうか。
ぼくは年中旅するジプシーですから作品の題材収集には恵まれた環境
にあるのかなとも思います。どうか旅の内容はわかりませんが、
リフレッシュされた彼岸花さんと、こころ満タンの少女彼岸花さんに
お会いしたく、そうそう、彼岸花さん、これからぼくの作品はよくなる
と思いますよ。ちょっとしたチェンジがあったのです。それも旅の
おかげなのです。
少女彼岸花!お帰り~
ということで
仕事に行くことにしましょう。


HOBO

No title

喧噪のないいい桜ですね。
いまごろ、いい旅をされているのかな。
楽しい土産話がいまから楽しみです。

あの川

あの川ですね。あの時と違って妖艶な気配さえ感じて来ます。
昨夜島根から帰ってきました。一週間開けると、もう桜は散って葉桜になって
いました。今年は満開の花を追って北上してしまい散る花を見ないままに
終わりました。これから八重桜、天の川、楊貴妃などが咲き始めます。

Re: 依里さんへ

夜桜、綺麗ですよね。
桜は本当に朝も昼も夜も、
晴れていても、曇天のもとでも、雨に打たれていてさえ
それぞれに風情のある花ですね。

お見送りありがとう。行ってまいります。
帰ってきたら、またお手紙しますね~。e-463

No title

昼間の桜並木の写真も綺麗でしたが、やはり私は夜桜が好きです。
夜綺麗に見える花は、桜くらいではないかと思います。

旅に出られるとの事、いってらっしゃいv-423
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彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
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