『戦いはこれから』

昨日の参院選の結果。

失意や落胆や小さな希望や、…いろんな感情が渦巻いているけれど、
まず、怒りまくろうか。

わたしがなんと言っても一番怒りたいのは民主党に対してである。

もし、安倍政権が、この勢いで改憲に突っ走って、これから3年の間に憲法改正の
国民投票まで持って行き、国民の大半がまた今回のように政治を他人事のように考えて
投票に行かず、9条放棄などの改憲がなされてしまったら。
歴史に残る大馬鹿政党として、わたし、お墓の下に入っても民主党を絶対に許さないからっ!

4年前の民主党政権成立。
国民はどれほど期待を持って迎えただろう。
これでようやく、長い長い自民党の一党支配から日本は脱して、政権担当能力のある二大政党が
切磋琢磨して日本の政治を変えていくことが出来る…
そう国民は喜んだのではなかったろうか。

左翼的色合いを残す政治家から、自民党よりも『右』の色彩の強い政治家までを
寄せ集めてできた民主党。いずれ彼らは分裂してしまう運命だったのかもしれない…。
しかし、しかしである。
国民が自民党に嫌気がさして、あれほどの支持で自分たちを選んだのは何をして欲しかったからか、
ということを考えれば、党の方向性は間違いようがなく決まっていたはずだ。

『自民党と同じことをしていてはダメ!』
そのひとことに尽きたはずじゃないか!

公共事業のバラマキをして大企業を潤わせるような金の使い方をせず被災地の復興を第一にする。
原発は(出来るだけ速やかに)ゼロにする。
消費税増税は社会保障の安心・健全化と一体でなければならない。
TPPには安易に参加しない。
憲法は絶対変えない。
近隣諸国とは仲良くしつつお互いの発展を助け合う。

ところが、民主党の若手には、前原氏、野田氏、長島氏、松原氏など極めて自民党的な、
いや、自民党よりも右派、と言われるような政治家がいた…

わたしははっきり言うが、民主党は、鳩山、菅の、リベラルの路線を追求していくべきだと
ずっと思っていた。
ところが、民主党の議員たちは、この二人の大物たちを、マスコミが笑い者にするままに
見捨てたのだ。
私は、沖縄の米軍基地を県外に、あるいは国外に、という鳩山氏の考えかたを
ちっともおかしいと思わない。尖閣問題は棚上げに、という彼の姿勢もちっともおかしいと
思わない。
また私は、原発事故の住民避難に関する対応のまずさなどは責められるべきとしても、
福島第一原発事故を経験した総理として、脱原発をあれほどはっきりと打ち出した菅総理を
今でもちっともおかしいと思わない。

ところが…民主党の議員たちは、自分たちの党代表を、マスコミ(その陰には当然自民党がいる)の
煽りたてるままに虚しく孤軍奮闘させたばかりか、むしろ自分たちもその引きずり降ろしに積極的に
加担した。小沢氏の件についても、ただ遠くから冷ややかに見ていたのではなかったろうか。

無論、無論、鳩山、菅、小沢という、民主党結党の立役者である大物政治家たちに
瑕疵や責任がなかったわけではない。お互いに3すくみ状態の非難合戦をやっていた……
それに嫌気のさした若手も多かっただろう。

しかし。そうした党代表たちの欠点はともかく、民主党という党の存在意義そのものを
よく考えるならば、(自民党やマスコミと一緒になって)自分たちの代表を引きずり下ろすような
仕打ちをすることがそもそも信じられない。
そうやって、次々に民主党を象徴するような政治家たちは表舞台から去っていき、
あの野田佳彦氏が総理になった!

私は今でも、野田佳彦氏を許せない!
自民党と全く同じ政治をした彼、民主党の存在意義をぶち壊した彼を許せない!
そして、小粒な政治家ばかり残された中で、いったい誰がリーダーシップをとっているのか
知らないが、先見性なく野田氏を再選した末にあれほど衆院選で惨敗し、
参院選でまあた惨敗してなお、リベラルの路線にくっきりと戻らない民主党は、もう

民主党のバカ!!!

としか言いようがない。

一体去年の衆院選から何人の議員を失ったんだ?
中には力ある議員もいたろうに。
あなたたちはそれでもまだ、まだ、民主党の役割がわからないのか!

東京選挙区で議席を失ってしまったことを、菅総理が大河原雅子氏を推したからだ、
それで民主党の票が割れたからだ、などと、菅元総理に責任をかぶせようとしているようだが、
まだわからないか!
そもそも、民主党がここまで凋落したのは、そんな細かい個々のやりかたがまずかったせいなどと
いうことではないのだ。
自民党と同じ色の政治をしたから、民意は離れて行ったのだ!
今回の選挙だって、『投票する党がない…』と、被災地で、あるいは経営の苦しい町工場で…
どれほど多くのひとが、投票用紙を手に茫然と佇んでいただろうか…。
その民衆の悲しみがわからず、元総理たちに党勢の失墜の責任をいまだになすりつけようとしているようじゃ
民主党は瓦解するしかないわね!

私はこれを、ほんの少し残っている愛で書いてるんだわよ。
もともと自分は民主党支持ではないけれど、この国の政治のために、民主党を
育てたかったのだ!かくも無残に崩壊して欲しくなかったのだ!
でも、もう駄目だな。
民主党は、はっきりその政治信条で別れてしまった方がいい。自民党と同じ政治をしたいものは
自民党に行きなさい。
そうしたら私は、残ったリベラルの政治家がたとえ3人でも4人でも、彼らを応援する。

私はまた、国民にも怒る!

長年続いた自民党の政治にほとほと嫌気がさして、民主党に政治を預けたのではなかったのか。
それならば、どうしてもう少し、辛抱強く民主党を応援してやらなかったのだ?
とりわけ、鳩山、小沢、菅の3人を、どうして、マスコミの口車に乗せられて
あのように冷ややかに、笑い者にして引きずり下ろしたのか!
今回の、『アベノミクス』『ねじれ解消』などという言葉の連呼によって
巧みに国民を自民党圧勝に導いたように、マスコミの誘導は、あの頃からかくもあからさまだったのに。
多くの犯罪と同じように、その陰で誰が一番得をするか、ということを考えれば、
かくも激しい小沢降ろし、かくも激しい菅バッシング、かくも醜い鳩山バッシングの
本質は見えてきたろうに。


ああ………

そうして、安倍政権は、盤石の態勢を築いてしまった……


私が一番恐れていたこと…
原発依存と改憲への道を、みんなで均してやったようなものだ…敷設してやったようなものだ…





とてもとてもがっかりしたけれど、希望の小さな火が見えなかったわけではない。
共産党に少し票が動いたこと。
山本太郎氏、三宅洋平氏のような若い力が出てきてくれたこと。
彼らを若い人から80歳のご老人までのボランテイアが支え、山本氏は当選、
また三宅氏も、比例区というシステムのゆえに当選こそしなかったが17万票という、
普通なら当選してもいいほどの票を集めたこと。

自民党安部総理や麻生大臣に象徴されるように、名門の政治家の家庭の
2代目、3代目の世襲議員が多くなっている今の政界。
彼らはおそらく自然の成り行きとして、体制の維持と自分たちの権益保持を目指すであろう。

3つのばん…、
親や祖父から譲り受けた選挙地盤と(名門の出という)看板、(潤沢な選挙資金という)鞄がなければ
政界になかなか打って出にくい…逆に言えば、それらがあれば、本人が多少問題があろうが
回りが寄ってたかって議員に祭り上げてくれる構造…。

そうしたものに山本氏らは無縁であった。まわりで支えたボランティア達も、
欲得抜きの、主に素人集団である。

それでも志さえあれば…今の日本を何とか変えようという…大企業や富者のためでなく
被災地の子どもたちを何とかしたい!という熱い思いさえあれば、素人だって
ああやって政治の真っただ中に入っていける!

その希望を彼らに私は見た。
出でよ。第二の山本太郎よ。
あの街からもこの町からも、若者よ出でよ!
あなたたちに、この愚かな政治を変えて行って欲しい!

私はもうあと数日で66歳だ。
もうあんまり体力がない。
でも、気力のあるうちに、私が思うことを、素人なりにここに書き連ねておこう。
若い人たちの援護射撃をここからしようじゃないか。(戦争用語は使いたくないが)

次の記事からは、私が最近ずっと読んでいる、日中・太平洋戦争前後の小説などについて
書いてみたい。
戦争がどんなものか。
平和がどんなに貴いものか。
書き残して伝えられたらと思う。


そうそう。最後に一つ。
山本太郎氏の今後の活動に対し、辛抱強くこれを支えて欲しい。
彼を貶めようとするマスコミのああでもないこうでもないという記事に惑わされず、
この真摯な若者を、温かく辛抱強く見守ってほしい。
彼はこれから、ほとんどが原発推進という圧倒的多数のプロ集団(一応ね)の中に
単身のりこんでいくのだから。



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Re: 27日の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんばんは!^^

いえいえ。どうかお気になさらないでください。
わたしこそ、お礼が申し上げたかっただけです。^^

ほんとに、総理。矢継ぎ早に軍備増強の政策を打ち出して来るわ、今度の
アジア地域の歴訪でも、盛んに動いて中国包囲網を敷こうとしているように
思われ、今は選挙後の高揚感で非常に活動的なのが、どうにもこうにも困りますね。(ため息)
これが、被災地の復興や、福島の救済に、これほどエネルギッシュ、というのならいいんだけれどなあ…
この勢いで改憲や、秘密保全法のような統制に走られると、ほんとに怖いです。

そうですね。きっと今が人気の上限かもですね。
それでも、いったん決められてしまったことは容易には変えられない。
何よりも、この国の雰囲気が変わってしまうことが恐ろしいです。
とりわけ教育や監視体制の面の変化は。

とっても危機感を持っていますが、今までの言葉では通用しなくなって行っているのを
ひしひしと感じます。
原発も、憲法も、沖縄も、TPPも…
「…もういいよ。そんな話は聞きたくない…」というムードが出てきているような。
一種の悲しみを持って、その変化を感じ取っています…

どんな言葉で語ればいいのか…。
『やさしく粘り強く…』。ほんとにそうですね。
今は、それこそ寓話や、夢物語…SFなど、フィクションのかたちを借りて語るのが
いいのかもしれない、などと思います。
漫画や絵本などもいいのだろうな。

『心・精神が健全であれば』。

ほんと、ほんとですね。私も、心は挫けないでいきたいです。
ありがとうございます♪
お体、ご無理なさいませんよう…。




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Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。お久しぶりです。
お元気でいらっしゃいますか?お訪ねくださって嬉しいです♪

はい…ほんとに残念ですよね。
選挙中、鍵コメさんのこと、想っていました…

山本太郎さんや三宅洋平さんのような、若い、政党色に染まらない人が
出てきたことは嬉しいですね。彼らは、何とか、脱原発の人々を
まとめようまとめようとしていました…残念ながら、そうならなかったけれど、
政党の人々も、彼らから何かを学んだんじゃないかと思っています。
…そうであってほしい。
被災地の方々のことを考えるのに、党派も何もないですよね。
現地の方々の声をきく。その要望を丁寧に掬いあげて解決の道を皆で探る。そして動く。
それしかないはずなのに。
誰も、誰も、真剣に被災地のために動く政治家がいない…

太郎さんを早速つぶしにかかっている人々がいますね。
彼が言っていたように、「もう、ひとりじゃないよ!」そう言って応援していきたいですね。^^
『ねじれ』『ねじれ』と、ねじれがあってはならないもののようにマスコミなどが
インプリントでもしようかというように連呼していましたが、圧倒的多数を占めた政党が
自分たちの好きなように暴走する時代ほど怖いことはない。
ナチスの頃も、日本の翼賛政治もそうだったのにね。
マスコミはこの頃頓におかしくなっていますね。とっても偏った報道が多くなっている…
それも、あからさまに言うのではなく、同じ言葉を連呼することによって、大衆の心を
自然にある方向に誘導していく、といったような巧妙なやりかたで。
ほんとにマスコミの罪は重いです。
とりわけ、産経、読売系列はひどい。

いつか、わたしも、政治のことなど忘れて、昔のようにのんびりしたいなあ…
もうすぐ戦後68年。現行平和憲法が施行されてから66年。
憲法ね、私と同い年なんです。^^
だから、今の憲法はアメリカから押し付けられたからだめだ!なんて言われると、
『なにくそ! いいものはいいんだいっ!』って、憲法に肩入れしたくなってしまいます!^^

鍵コメさん。希望を捨てないでいきましょうね。
ありがとうございます♪



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Re: しほさんへ

しほさん。こんにちは。

今回のネット選挙開始は、まだ十分に選ぶ側も選ばれる側も使いこなしていない
部分があったと思いますが、次の選挙からは、良くも悪くももっと活用され、
これまでの選挙のありかたを変えるかもしれませんね。
悪い部分は、なりすましやネガティブキャンペーンがもっと増えるであろうこと、
いい部分は、候補者と選挙民の垣根が低くなり、国民の想いを直接候補者に
伝えることが出来るようになることです。また、これまで選挙が遠かった
若者などの間では、選挙や政治がもっと身近に思われるようになるかもしれない。
山本太郎さんや、三宅洋平さんのように、若い人がどんどん政治に参加するように
なってくれるといいですね。
ただ。ネットを使わない、使えない人のことは忘れないでほしいですね。

政治がもっと日常的に語られるような世の中になるといいなと思います。
今はまだ、『女が政治を語るな』とか、『政治を生硬に語る者は人間が青い』
などという古めかしい価値観や、逆に『政治のことなんか真面目に語るやつってダサい』
というような、若い人の間での妙な縛りが、まだまだこの国には根強い気がします。

ご紹介くださった映像。見せていただきました。
いつもありがとうございます。
これ。紹介させてくださいね。いいものはいい、悪いものは悪い、という声を
広げていかないと、この国はいつまでたっても変わりませんものね。
ほんと。一票の格差がここまで大きい、いわば違憲状態の中での選挙。
しかも、国民の半数しか投票していない選挙で選ばれた政権が、
そのなかでの絶対多数の力で改憲を目論むなんて変です。
『ねじれ』を問題にするなら、国民の意志が必ずしも当選結果に反映されない、このねじれの方を
もっと真剣に問うてほしいですね。

この訴えに尽力なさって、このインタビューでも右端に座っていらっしゃる
伊藤真さんという弁護士さんは、すごくいいです。
彼の憲法の本はすごくわかりやすい。

しほさん。いつもありがとうございます♪



No title

彼岸花さん
66歳はまだまだ若いですよ。

私たち日常的に政治の話をしてきてないです。
これからですよ。きっと…
昔よく見た光景ですが。
証券会社の電光掲示板の株価を見にくるおじさん、おばさん達いましたよね。
株価みたいに憲法、政治が日常的に話題になると変わりますよ。

今回の参院選、埼玉県は清き1票は0.25票のだったそうです。
都市周辺だけでなく北海道も1票の価値は軽く人口密集地、過疎地の違いはないみたいです。
参院選は格差4.76倍。
衆議院は2倍弱ですから、参院選は相当ひどいです。
21日の参院選の結果は少数意見の結果とも考えられます。
東京新聞30面の社会面に記事がありましたが、YouTubeの方がよく分かります。
もうご覧になってるかもしれませんが…

http://m.youtube.com/watch?v=iNsSXnpsch4&feature=em-share_video_user&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DiNsSXnpsch4%26feature%3Dem-share_video_user

「一票の格差」参院全47選挙区で一斉提訴 - YouTube

7/22日本全国 47都道府県選挙区に一斉提訴されたこの裁判に期待したい。
10月の末に判決が出るそうです。

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。おはようございます♪

私も、これまでほとんど、自分の投票した党や候補者は、当選していませんでした。^^
でも、今回は、まあ、太郎さんも通ったし、私自身としては満足かな。
ただね…民主党や社民党の凋落はさみしいです。

ありがとうございま~す♪
調べてみますね~~。


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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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