『この国の行方』

この政権は、日本を一体どういうところに引っ張って行きたいのでしょうか。
いつも不思議でなりません。
日本を戦争のできる『普通の国』にすることが、それほど大事なのだろうか。
戦争が出来ることが普通、なんだという考えかたそのものがおかしくはないだろうか。
安倍さんは、着々と、自分の理想となさるものにこの国を近づけていっています。
第一次内閣でも彼は既に多くのことを変えてしまっていますが、志半ばで降板。
その時の失敗に学んで、安倍さんは実に今度は巧妙に、大きなこと小さなこと…取り混ぜて
日本の軍国化に向かって着々と成果をあげていっています。
私達は、憲法改正とか原発とかいった、大きな問題にはさすがに気付いて反対の声を挙げるけれど、
小さな改変には気がつかないか、あるいは気付いていてもたいしたことないだろうと
看過してしまうことが多いです。さらには、そもそも全く知らないから平気で来た、ということも
たくさんあると思います。

いつもお世話になっている『南亭雑記』のNANTEIさんが、自衛隊について書いておられます。

『自衛隊』というと、普通私達はどんなイメージを持っているでしょうか。
今回もフィリピンの台風被害の救援に自衛隊が国連の活動ということで派遣されています。
人命救助活動や、水の確保や道路の復旧などインフラ整備、そして医療活動…
自衛隊員は優秀ですから、大いにお役に立って欲しいなあと素直に思う。
しかし。『自衛隊』という組織の位置づけは微妙です。
自衛隊は軍隊ではないのか。軍隊を持つことは日本国憲法で禁じられているのではないのか。
安倍政権は、自衛隊をどういうものにしたがっているのか。
安倍政権が今、次々に打ち出してくる、日本を戦争のできる国にするための方策、
下手をすると、日本を軍国化してしまいかねない今の状況の中、自衛隊とは一体
どんな組織なのか、そして安倍さんは彼等を動かして何をしたいのかをここで考えてみるのも
いいかと思います。

NANTEIさんの自衛隊についての記事をまずぜひお読みください。

『クーデターの日(1)』
『クーデターの日(2)』
『クーデターの日(補)』

実はこの記事の大元は、以上のNANTEIさんの記事へのコメントとして書いたもの。
しかし、長過ぎるということもあり、つけ加えて書いておきたいこともあるので、
独立した記事とさせていただくことにしました。

第一次、第二次安倍内閣で、安倍さんが達成してきたこと。 

第一次安倍政権の2007年、防衛『庁』を防衛『省』に格上げ。
 庁から省へ、というのは単に使える予算の額が大違いに増えるというだけでなく、
 例えば今度の日本版NSCにおいても、日本の緊急時に最終判断を下す4大臣というものに、
 首相、官房長官(国務大臣である)、外務大臣とならんで、この防衛大臣が加わることになりました。
 防衛『庁』長官の身分であったなら、ここには加われなかったでしょう…

2006年、次世代の子供たちを教育する根幹となる教育基本法も改訂した。  
 ついで2007年。教育基本法を具体化するための教育三法も改訂。『国と郷土を愛する態度』や
『公共の精神』を身に付けさせるよう盛り込んだ改正教育基本法は憲法19条の「良心の自由」などに
 反しており、子供たちを一個の独立した人格としてよりも『国家が国家のために』教育するという
 色合いのものに変えてしまった。国家による教育現場の統制強化。

(③1999年。小渕内閣のときに、すでに『国旗・国歌法』が制定され、国民の思想信条の自由に、
 またひとつ枷がはめられている)

2007年。憲法改正のための布石として、国民投票法も成立させている。

以上が第一次安倍内閣で安倍さんがやって来たことです。
短命内閣だったように思われがちだけれども、憲法改正と、日本の軍備強化への道を
短期間にしっかりやってしまった。 

第一次安倍内閣が、閣僚の失敗や安倍さん自身の健康上の理由で終わった時、
私はどれほどほっとしたか知れません。
…しかし、安倍さんは戻ってきました…国民がそれを選択したのです…!

第二次安倍内閣。
彼は憲法改正の大技を今はしばらく封印して、小技で、国をじわじわと、自分の理想とする
国に変えていこうとしています。
元慰安婦問題など自虐歴史教育の是正(?)に取り組んできた下村議員を文科相に起用。
 民主主義を崩壊させるに一番手っ取り早いのは、遠回りなように見えるかもしれないけれど
 教育制度をいじることです。

1月。早速、「教育再生実行会議」を立ち上げ、有識者メンバーを決めた。
 日本の侵略戦争を肯定する「新しい歴史教科書をつくる会」元会長で、「ジェンダーフリー」や
 男女共同参画を攻撃してきた
八木秀次高崎経済大教授、教育現場での「日の丸」掲揚・「君が代」斉唱を
 主張し、沖縄戦での集団自決強要はなかったとする著書を出版
した曽野綾子氏、
 改悪教育基本法に「愛国心」を盛り込むことを主張した全日本教職員連盟委員長の河野達信氏といった
 「つくる会」「靖国派」が名を連ねています。

1月。陸自削減などを盛り込んでいた民主の防衛大綱を凍結。11年ぶりの防衛予算増額。
 400億円の増額。自衛隊の人員も8年ぶりに287人増員。 

8月。防衛省は、新型輸送機「MV22オスプレイ」を陸上自衛隊に導入する方針を固め、
 来年度予算の概算要求に、購入に向けた本格的な調査費約1億円を盛り込むことを決めた。

 防衛省は、沖縄・尖閣諸島などの離島防衛や災害対応の強化を目的に、MV22オスプレイを
 早ければ2015年度から陸上自衛隊に導入するとして、年内にまとめる新たな
 中期防衛力整備計画にも明記する方針。オスプレイは1機百億円とか百数十億円とか。
 また、中国や北朝鮮の警戒・監視などに使う無人偵察機についても、2015年度の導入に向け、
 約2億円の調査費を求める。



⑤10月、政権は「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・北岡伸一国際大学長)を開き、
 外交・安保政策の指針となる初の国家安全保障戦略(NSS)の原案をまとめ、
 「国際協調主義に基づく積極的平和主義」を基本理念に、武器輸出三原則そのものの
 見直し
を打ち出しています。武器部品製造や兵器にいつでも転用できる車両など、これまででも
 『軍事』か『汎用』品か、ということは曖昧なまま、日本は水面下で軍事産業が動いてきたのだけれど、
 今度は武器輸出三原則自体に手をつけようとしているのです。

 『積極的平和主義』と、『平和主義』という美名を使っているけれどそれに騙されてはいけない。
 これは、「敵を作り、同盟を結び、対抗する」ことで政治・経済上の霸権を行うことです。
 米国が積極的に介入していったイラクが、アフガニスタンが、平和になっているでしょうか。

航空自衛隊の次期戦闘機に内定しているF-35の部品製造に日本企業が参加。
 三菱重工業がトルコで現地企業と合弁会社を設立し戦車用エンジンを開発・生産する計画が浮上している。
 政府は第三国への技術流出を防ぐ枠組みを設けたうえで、武器や関連技術の輸出を禁じた武器輸出三原則の
 例外として認める
方向だ。

11月7日。日本版NSC法案、衆院通過。
 NSC法案は、非常時に際しての政府、とりわけ総理大臣の指揮権をとんでもなく強化するものである。

⑨11月7日。安全保障の機密情報を外部に漏らした国家公務員らへの罰則を強化する
 特定秘密保護法案が衆院本会議で審議入り


このほかにも、安倍さんは、オスプレイを使っての日米合同軍事演習の強化など、
とにかく、『戦争のできる国』に日本を変えていこうと、国民の抵抗の多い改憲にすぐに
手をつけるのでなく、外堀を着々と埋めて、既成事実を着々と作って行き、国民の知る権利も
自由に生きる権利を守ろうとする意欲も奪った後、一気に改憲に持って行こうとしていって
いるように思われてなりません。

そして!
この、NANTEIさんが、ご紹介した記事群でお書きになった、自衛隊の、
国民の目には見えにくいところでの組織改編と、シビリアンコントロールのなし崩し的縮小!

『そんな折も折、防衛省は自衛隊の作戦運用を所管する運用企画局の廃止を決定した。
同局は背広組から成る内局だが、廃止後は制服組の幹部自衛官が実権を握る統合幕僚監部に、
作戦運用の権限を掌握
されることになる。』


これは、この夏に決定されました。

日本では先の戦争への反省から、戦後は文民の首相や防衛相が自衛隊を指揮する文民統制を敷いています。
さらに背広組が、軍事中心の制服組とは違う立場から自衛隊を管理し、首相や防衛相を支えることで、
文民統制をより強く働かせている、というかたちに、これまでは曲がりなりにもしてきました。
でも、この決定で、いよいよ、自衛隊内におけるシビリアン・コントロールは事実上消滅ということになります。
統合幕僚監部は、かつての陸軍参謀本部・海軍軍令部の後身ともいえる組織です。


今の憲法には、第66条第2項で,「内閣総理大臣その他の国務大臣は,文民でなければならない」
と規定されています。
ところが自民党改憲案は、これを、『現役の軍人であってはならない』に改変
こんな憲法改悪がなされたら、自衛隊幹部だった田母神氏が総理になることだってあり得るのである。
例えばイラク先遣隊長で名をあげ参議院議員に転身した元自衛隊一等陸佐の佐藤正久氏のような人物が、
防衛大臣になることもありうる…

政治家が何をこちょこちょやろうが、日本が急に軍国化することなどあり得ない…
自衛隊が海外で武器を使用しようが、自分たちには関係ない…
そう何となく思ってはいまいか。

しかし、一国の国情など、一応民主主義の国だった国家が、なにかをきっかけにして
一気に軍事政権にとってかわられることはありうるのです。そんなバカな、まさか日本がそんなこと
あるわけない、と思うかもしれませんが、石原前都知事が尖閣列島をとで購入する、と言いだしてから
一気に日中関係が悪化し、橋下徹氏のような超タカ派の政治家が出て、関西を中心に大変な人気を一時期博し、
…そうして安倍氏が自民党総裁に返り咲いて後の、この国の変わりようを見てください!
情けないことには、私たちが数年前、自民党の勝手を許さない!と政権交代させた民主党…
これも、なぜ私たちが彼等を政権につけたのか、自民党と反対の政治をして欲しかったからじゃなかったのか!
ところが、原発を止めることにおいても、また特定秘密保護法案を阻止することにおいても
民主党は断固としては反対しない。バカだなあ…なんで自民党と違う立場を明確にして
国民の願いを掬いあげないの?と、その政党としてのセンスのなさが理解し難くないですか?
あれだけの敗北を喫してもまあだ、それが出来ない。
民主党内に、野田氏や前原氏のような極右的な一派がいるからです…
つい先日、前原氏が橋下氏と政界再編の件で接触というニュースをちらっと見た。
この二人がする政界再編など怖くって見てられません。

このように、ごく少数の強力な政治家の嗜好で、一国の雰囲気が
どれほど変わってしまうか、
ということを、私たちはいま、目の前に見ているはずです。

街では、あり得ないような恐ろしいヘイトスピーチをしながら、韓国人の多く住む地域を
示威行為をして歩く集団がいる。
山本太郎氏にナイフの入った封書の脅迫状を送りつけてくる者がいる。
脱原発団体などに、百万通、二百万通…という嫌がらせメールを送りつけた者たちがいる…

特定秘密保護法案がこの年内にでも可決されてしまったら!
国民の知る権利は奪われ、報道も公務員も国民も実際に法に反するような行為をしなくとも
その前にそれに抵触することを恐れて委縮して、この国では、自由にものを言えないような
そんな国に日本はなってしまうのです。

この国のかたちは、今、そうやって上からと、下からとの両方で変わって行きつつあるのです…!

それでも、時の政権による勝手な憲法や法律の改変や、また集団的自衛権の行使のように憲法を
恣意的に解釈して好きなようにふるまうことや、この自衛隊の運営組織や規則を勝手に変えて、
時の政権が、国を軍事国家に徐々に変えていくことには、絶対に反対したいです。

文民統制といいますが、文民であっても安倍さんや石破さんのように、この国を
戦争のできる国にしたがっているようにしか思えない政治家もいます…。
彼等は憲法そのものを改変して、天皇を『国民統合の象徴』から
『国家元首』に再び祭り上げ、しかも自衛隊を『国防軍』に
変えようとしているのです。
さらに、『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』と
シンプルに謳っている今の平和憲法を、
『我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため
内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する
という物騒なものに変えようとしているのです。

アメリカなどと共に世界の戦場に軍隊を派遣すること、経済がひっ迫して今までのように
『世界の警官』としての役割をそうは果たせなくなってきているアメリカの肩代わりをして
アジア地域においては中国包囲網のお先棒を担ぎ、中東等の紛争にも『積極的』に
首を突っ込む…そういうことをして、誰がいったい喜ぶのでしょう?
世界の軍需産業とりわけ、アメリカの軍需産業と日本国内の三菱重工業など軍需関連産業
なのではないでしょうか。

私は、安倍政権がかくも日本を軍事大国化したい理由はいろいろあるだろうけれど、
本当のところは、この、『内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持』という一点こそが、
それこそが、安倍さんの望みなんじゃなかろうか、と思うことがあります。

日本版NSCもそうです。いったん事が起こったら、4大臣会合とは言うけれど
要するに安倍総理のところに情報は集約され、決定権は国民が一応選んだ国会議員による審議でさえなく
安倍さんに委ねられることになります。
その総理大臣が、自衛『軍』となった兵士たちを最高指揮官として指揮するのです!
その一点が、その華々しい行為をしたいそれだけのことが、安倍さんがしたい本当のことなんじゃ
ないでしょうか。


私達はとりわけ、自衛隊の内部のことなど知らないです。
NANTEIさんが、上にご紹介したシリーズで書き起こしてくださったような、
戦争中の軍部と政治の関係や敗戦時の日本軍解体から今の自衛隊に至る歴史や、
その内部に渦巻く制服組の不満…、
そういったものも、普段考えてみることはほとんどありません。
でも、私達は、しっかり眼を見開いていないとだめです。
歴史を作ることを、ごく少数の権力者の手に委ねてはなりません。
歴史は、私たち自身が作っていくのだと云う自覚を持っていなければならないと思います。





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Re:MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん。今晩は~。
今、この法案に懸念を示している団体のリストをアップしてみましたが、
実に多くの団体が反対、または見直しを望んでいます。

それなのに、自公は選挙で多数を得たことをいいことに、突っ走ろうとしています。
自民党の中にも、谷垣さんなどは若い頃、スパイ防止法に反対して立ち上がっている。
それがなぜか今は法務大臣として閣僚にいるからか、沈黙。
この方などは弁護士だったのですから、この法案の危険性は充分過ぎるほどわかるはずです。
こういう人が良心を発揮してくれないかなあ。
公明党も昔の庶民の立場にたった政治を忘れたのか!
民主党は、前原氏などが積極的に賛成してる。自民党と同じことをやろうとしたから
選挙にあれだけ惨敗したのに、まだ民主党員は、タカ派グループにつき従うのかなあ。
だったら、よほどの愚かものですね。民主党内の良識派、頑張れ!!
みんなはこうもりみたいな政党だってことがますますくっきりですね。
でも中には、良識ある議員もいるだろう。ぜひ反対に回って欲しいですね。
維新だって何だっていいや!反対してくれるなら。(苦笑)

議員さんだけでなく、ひとりひとりが、真剣に考えてほしいですね。
防衛上の秘密はそりゃあるだろう。でもそれだからって、国民や自由な報道まで見境なく
縛って、この国を委縮した国にしたいのかどうか…

はい。私も諦めません!^^
ありがとうございます!

No title

MATZ-TSです.こんばんは. 法案を読み,み・維との修正案策定の様子,今国会の審議をみていると,全く危険な法律ですね.しかし,それを問題視して声を上げる自民党議員がほとんど居ない...民主主義国家の政治家として情けない.野党も民主党にもっと一枚岩でがんばってもらわんと... 早晩衆議院を通過するでしょうが,まだ成立はしていません. 
 今は,仕事が多忙を極めて動けないですが,間に合うなら,何とか動きたいと思っています.民主主義国家の危機ですね.

まだ,あきらめてはいません.

Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん、こんにちは。

いえいえ、こちらこそ記事を使わせていただいてありがとうございます。
戦争に反対はしていても、自衛隊の内部事情というようなものはあまり知らなかったので、
いろいろ考えるいい機会になりました。
戦後何十年経っても、職業軍人(とまあ、今は『自衛』官ですから、彼らのことを『軍人』と
言ってはいけないのでしょうが)というものの本質は変わらないのだろうなあと
思わされました。先の戦争でも、死んで行くのは下級兵から。

> こと防衛や軍事の話になると、
> 関心を示さない方が多いように見受けられます。
> そこがまた政権の思う壷なんでしょう。

そうですねぇ…(苦笑)
戦後70年近く。戦地であっても内地であっても、実際戦争の悲惨さを知っている人々は
本当に少なくなりました…
戦争を全く知らないで、戦後の平和が当たり前の日本では、防衛や軍事の話は
遠い世界のことでしかなく、それよりは目の前の経済のことの方が気にかかるのは
仕方ないかもしれません。
集団的自衛権の行使が危険だよ、特定秘密保護法案は悪法だ、といくら言っても、

戦争に行くのは(勝手に)職業として自衛官の道を選んだ人たちのことだし、
その人たちは好きでその職業を選んだんでしょ。私達には関係ない。
また、秘密保護法が可決して施行されたって、それは国防などの情報に接する可能性のある
政治家、公務員、自衛官、新聞記者などジャーナリスト…そういう人だけでしょ。
一般の私たちは関係ない。

と思うのかもしれませんね。
でも…国がそういうふうになっていくということは、関係ある職業の人だけのことではない。
自衛隊を国防『軍』にして天皇を『国家元首』にし、総理大臣が軍の最高統率者になり、
情報は国民総番号制度(マイナンバー制度)などによって国民の個人情報はブログでの発信等
思想動向や資産状況なども含め、総理のもとへ集約され、反対に国民には政府のしていることは
見えにくくなり、知ろうとすると罰せられる、厳しい監視国家、警察国家が到来すると
言うこととほぼイコールなんですよね。

そんな国家の怖さがよくわかっていない人が多いのだと思います。

> あざといかもしれませんが、
> 最悪の事態を予想して警鐘を鳴らす。
> そうしないと気付いてくれないのではないか。

そうなんです。最悪の事態を予想する…その想像力が必要だと思うんです。
原発事故もそうでしたね。
過酷事故が起きたら大変だよ!と、もう70年代くらいから高木仁三郎さんなど
こころある科学者が反対運動をしてくれていました。
でも、「馬鹿馬鹿しい!三重四重に防護体制を敷いてある日本でそんな過酷事故など
おきるもんか!」と、それを杞憂だと馬鹿にする人々がほとんどでした。
でも、起きてしまいました…

いま、日本が抱えている問題のほとんどは、日本が、敗戦した時、
その反省をうやむやにしてしまったところに行きつきますね。
天皇の問題、自衛隊の問題、皇国史観と自虐史観論争…、米軍基地と沖縄問題…
原発の問題も、原発撤廃にはアメリカの意向という大きな影の存在がある…
これらは、本当に大きくて難しい問題ばかり。
同時にこれらは、日本人の、問題の本質を見据えることを避けいやなことは
水に流して忘れようとしたり先送りにしていればいつか忘れられる…というような
気質の問題にもかかわってきます。
そうすると…根は深いですね。(苦笑)

ありがとうございます。

こんにちは。

遅くなりましたが拙記事の紹介、
嬉しくまた感謝しております。

こと防衛や軍事の話になると、
関心を示さない方が多いように見受けられます。
そこがまた政権の思う壷なんでしょう。

あざといかもしれませんが、
最悪の事態を予想して警鐘を鳴らす。
そうしないと気付いてくれないのではないか。
そんな思いでやや劇画的な記事を書いてしまいました。

劇画といえば、本当に劇画にすれば、
その恐怖が如実に伝わるのかもしれませんが。

このたびは、拙記事の周辺を埋めるようにして、
改憲の動きや日米産軍の巨大な謀略などを補追していただき、
よりこの国の容易ならぬ現状が俯瞰できたように思えます。

この問題は複雑でしかも隠されている部分があまりにも多く、
とても書きづらいのですが、これからも納得できる資料に巡り合い次第、
拙いながらも記事にしてゆこうと考えております。

彼岸花さんのところで、こうして取り上げていただき、
なによりの励みになりました。

ほんとうに有難うございます。

プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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