『キャンドルナイト 35』

東京都知事選は、投票率わずか46.14%という低調さ。
ある意味でこの国の未来を方向づける重要な選挙でもあったのだが、
安倍政権への批判と脱原発を掲げた勢力の惨敗という結果に終わってしまった。
脱原発勢力が真っ二つに割れて、それらの応援者の間では一見活発な選挙運動が競い合って
展開されていたかに見えたこの選挙戦のその一方で、
史上3番目に低かったという投票率が示す通り、半数以上の都民の熱のなさは
一体何を意味していたのだろう…

自分自身の立場のとりかたも含め、まだ私自身、今度の選挙については
気持ちの整理がついていない。
ただ一つ言えることは…このままではこの国はますます富が一極集中化し、
弱者はますます切り捨てられていくひどい格差社会になっていくであろうが、
肝心の国民の多くは、それに抵抗するどころか、思考停止或いは感情を鈍磨させて、
そんな社会の仕組みを唯々諾々と受け入れて行くような、おとなしい羊になりつつあるのではないか
ということだ。

折しも数日前から日本は大寒波に襲われ、都知事選前日の8日には、東京都心でも
戦後3番目とも言われる積雪量27センチを記録(多摩地区30センチ。一部40センチのところも)
雪国の方にとってはなにほどのことでもない積雪量なのだろうが、
相変わらず雪に不慣れの都民は、電車やバス、タクシーなどの交通がストップして
帰宅の足を奪われ、雪に翻弄された。
私事だが、その日、娘は上野に仕事で出かけていて、帰り、途中で電車が動かなくなってしまった。
停まった駅は、東京ではあっても割合寂しい駅。近くに暖がとれるような店はなく、
仕方なくたまたま見つけた市民センターでしばらく電車が再び動き出すのを待つことにしたという。
しかし、市民センターも、時間がくれば閉まってしまう。
タクシーを利用したくとも一台も来ず、震えながら代替のバスが来るのを根気よく待ち続ける人々…
市民センターといえば公共の施設であろうが、しかし、こうした時にも、雪くらいのことでは
寒さに震える人々の避難所として開放してくれなどしはしないのだろう。
動かない電車に見切りをつけ、たまたまふっときた代替輸送バスではないバスに娘は乗れた。
そうして多摩に向かう別の私鉄電車の駅にようやく辿りついた。
その路線はかろうじて動いていたのである。

しかし、その私鉄を下りてからが大変だった。
駅前はがらんとして遅くまでやっている店もない。
バスは全然来ない。タクシーも来ない。タクシー会社に電話してもずうっと話し中。
タクシー乗り場にもバス乗り場にも、家路を急ぐ人々が次々に並ぶが、バスがどうして来ないのか
情報はない。
ところが、ロータリーには、違う行き先のバスが数台停まっていて、運転手たちは
暢気そうに互いに話し合ったりしているという。
娘が不思議に思ったのは、バスやタクシーを待っている人々が、あまりにも大人しく
吹き殴りつける雪の中で、凍えながらなにもしないでただ待っていることであったという。
「バス、どうして来ないんでしょう」という会話さえ互いに交わさない…

じっとしていられなくなった娘は、その暢気に暖かそうにバスで待機している違う路線の
バスの運転手のところへ行って、ここのバスはどうして来ないのか、と訊ねたそうだ。
返事は、さあ、わからない、という言葉。
こんな状況の時に、バス会社は代替輸送とか増発などしてくれないんですか、と娘が訊ねたら、
さあ、自分等は車庫が違うんで、この方面の車庫の事情はわからない、という返事。

そこへ、一人の男性が通りかかって、「ここへ来るはずのバスは、大きな坂のところで
3台くらいエンコして動けなくなっているのを今、自分は見て来たから、バスは当分もう
来ないんじゃないか」という情報を、急ぎ足に歩き過ぎて行きながら、伝えてくれたという。

『ああ、待ってもダメだ!』
そう見切りをつけた娘は、激しく吹きつける雪の中を歩きだした。
最寄駅から娘の住まいまでは歩いて30分弱なのだが、雪の深さは30センチ。
上り下りの坂の多い街である。
体格のいい娘が吹き飛ばされそうになるほど、強い風が雪を横殴りに吹き付けてくる。

結局、普段ならどんなに乗り合わせなどがうまくいかなくても2時間はかからない
仕事先からの帰宅に、娘はその日、6時間かかったという……
逆にその日、多摩地区から都心に帰る人で、普段なら電車で10分のところを
4時間かかった、という人もいたようだ。
電車の中で待っていてもドアが閉まらず、雪が吹きこんでどんどん車内の温度は冷えて行く…
モノレールは途中で停電していたそうだ。
電車が止まっているのを、『・・線、死んだ』とか、『wろたwwww』とか
twitterなどでつぶやいて、大人しく災害に身を任せる人々の群れ…



娘からその話を聞いていて私があらためて思ったのは、東京と一口に言っても、
私などが住む多摩地区では、都心の繁栄と比べて住民の高齢化や、過疎化や街の機能の低下が
恐ろしい勢いで進んでいる、ということであった。
今度の都知事選でも、東京都の周辺地区の老齢化と過疎化が一つの課題として
語られてはいたが、このようにたった30センチほどの雪が降るという程度でも非日常的出来事が起こると、
本当にそういった問題が、にわかに遠くない切実な危機として顕在化されてくるということである…。
我が家に車があれば、なんということはなかったであろう。迎えに行ってやりさえすればいい…
だが我が家は自家用車を持たない主義。私たちは、東日本大震災の時にも痛感したが、
一旦何か起これば、交通の脚をもたない、移動弱者である…
しかも運悪くこの日はお婿さんは遠い旅先にいて東京にはいなかった。

翌日の都知事選でも投票に行こうとして思い知らされたが、雪が降ると、翌朝晴れても、
体がちょっとでも不自由だったり、いわゆる『脚のない』老人は、投票にも行けない
ということもわかった。
こころある元気な住人たちが雪かきをしてくれてあるところはまだ歩ける。
ところが雪かきをしていない吹きだまりの雪道や凍った日蔭の道では、雪にすっぽり足がはまるか
つるつる滑って、体の不自由な人間にはとても歩けないのである…。
候補者の事務所には、『投票に行きたいんだけれども、脚がなくて行けない。なんとかならないか』
という問い合わせが何件もあったそうだ。

娘が曰く。
もし、大地震とか、なにか事があったら、あたしは家には帰らないことにする。
都心でなんとかやり過ごすことにする。
都心は、そうした場合の難民の避難所ともいうべきビジネスホテルや終夜営業の店が
あちこちにたくさんあり、夜をとにかく過ごすことが出来る。
そうして、東日本大震災の時経験したように、都心ではコンビニや飲食店や、大学などの学校や
公的施設が被災者に温かい食べ物や居場所を提供してくれた…。
しかし、多摩地区は、住民にその構えがない。寒さに震えている人が居ても見て見ぬふりである。
そもそも、店も少なく、避難所がどこになり得るかの情報も得られない…。

そうしてさらに、娘と私が語りあったこと。

『人間が、だんだん無抵抗、無力になってるんじゃないかね……』

都心からなんとか遠くの家まで雪で交通がマヒした中を帰ろうとする人々の群れ…
彼等は最新の文明の利器をそれぞれ持っている。
皆、雪の中で濡れながら、スマートフォンに見入っている。
電車の運行状況などはそれで情報が得られる。
しかし、彼等は、バスや来ないタクシーを待ちあっている同士で互いに情報を
共有しようとしたり、困った顔で苦笑いを交わしあうことさえしないのである。
積極的に動いて、携帯ではない生の現場の情報を得ようと努める者もいない。
それを困っている者同士、今隣に並んでいる束の間の仲間に共有しようとする気配もない。
ただひたすら、個々人が、大人しく、雪の吹き付ける中、黙って震えながら携帯に見入っている……

                *

大げさな。
お嬢さんがたまたま出くわした情景がすべてではあるまい…そう思われるかもしれない。

だが、私はこの大雪とその翌日の都知事選の日との2日間ほどのこのささやかなエピソードに、
案外、この東京という大都会の、そして今の日本という国の本質的問題が垣間見えるような気がするのだ。

第一。
東京の都心の便利さと郊外の高齢化と過疎化の問題は、そのまま敷衍すれば、大都市と遠隔地
(敢えて地方、とはっきり言おう)の格差の問題に類似している…
強者は今の世を生きて行くのに何の不自由も感じまいが、弱者になればなるほど生きにくい世の中、
という構図がどうしようもなく悪く定着しつつある…
都心の便利さ快適さは、原発のある福島、新潟の犠牲の上に成り立っていることは言うまでもない…。

第二。
津波からの避難、福島第一からの避難…その悲惨に比ぶ得べくもないが、
たかが都会の大雪一つで、多くの帰宅困難者は出る。
しかし、都市の対策は弱い。いや、都市だけではない。この国全体の防災対策は
本当に弱い。まだほとんど手つかずと言ってよいのではあるまいか。
海に囲まれた日本。そしてその海に臨んで、54基の原子炉が日本には林立している…。
もんじゅもあるし、六ヶ所の核施設群も、東海村もある…

私は何も、今回の都市の大雪のことだけを言っているのではないのだ。
小さな身内の出来事にすぎないが、このことは敷衍して考えれば、国の問題に直結する。

これから、日本のどこでいつ、大地震がまた起きるかわからない。
しかし、国に限らず人々の防災意識は、高い防潮堤を作るとか、そうした大きなインフラに向き、
具体的な避難路の確保やその誘導方法、そして避難民の避難途中の救済施設などの確保など
きめ細かい具体的計画にはまだまだ全然手が回っていないだろう…

新潟県の泉田知事が昨年、平成25年9月の定例記者会見でこんなことを述べている。
3月、柏崎刈羽原発の地元民が自主的に避難訓練を行った。
400人ほどが訓練に参加したのだが、わずかその400人程度でも渋滞が発生したというのである。
半径5キロに2万人以上住んでいるのにである。
2万人が一斉に車で避難したらなにが起こるか。まして大都会では。

福島第一原発事故の際も、また、津波からの避難もそうであるが、皆が一斉に
車で避難を始めれば、一番原発に近い人々、一番浜辺に近い人々が、結局一番逃げ遅れることになる。
避難民の渋滞の最後尾に着くことになるからである。
福島第一の場合も、車で避難途中に被曝した人々がどれほどいたことか…
そして、体の不自由な人、お年寄りといった交通弱者は、車で逃げることさえ出来ず、
そのままそこにとどまり続けるしかなくなる、ということも当然起こりうるだろう…

福島第一原発事故で、菅元総理は、東日本を失ってしまうかもしれないと青ざめた。
4号機プールに、爆発して壊れた3号機建屋から、水がたまたま流れ込んだ。
それで4号機プールは偶然のように救われたのである。ここが、冷却水を失ったままであったなら、
使用済み核燃料は再臨界を始め、燃料が格納容器で一応守られた1~3号機と違って、
プールにむき出しの核燃料は、そのままものすごい放射性物質を放出し、もう作業員も
自衛隊も、消防などもそばに全く行けない場所になってしまっていたのである。
冷却を出来なくされた4つの原子炉、さらには、人が近づけないのだから、5,6号機も…
それらの核燃料が冷却も一切できないまま暴走を始めていたら……
本当に冗談でなく、私たちは東日本を失っていたであろう……
福島県全域は無論、宮城、岩手、栃木、群馬、茨城、千葉、東京、埼玉、神奈川…
風向きによっては、山形、新潟………

東京都民は、今回の都知事選で、投票に行かなかった人々を含め、そのおそらく
過半数以上は、『脱原発は、自分たち都民と直接関係ない選挙争点だ』と考えたのであろう。
福島の事故は、頭ではわかっていても、気分では『自分たち都民と関係ない』と感じていたから、
投票に行かなかったり、また、自公推薦候補に入れたりしたのであろう。
自分たちが豊かにふんだんに使っている電気のせいで、福島の人々が被曝したのだということを
我が身の痛みとして感じもしないで。

都民ばかりを責めるのはよそうか。
おそらく、この国の民の多くが、福島の事故は自分たちと関係ないと感じている。
いや、考えてさえみたこともない人もいるであろう。
しかし、原発のない地域でも、ひとたび大きな事故になれば、否応なしに巻き込まれる。
ちょうど昨日、北海道函館市が、青森県大間原発の建設の無期限凍結を求めたばかりである。

『函館は,大間原発から最短で23km,晴天時には,工事現場が見える程の至近距離にあります。
大間原発の50km圏内の人口は,青森側が9万人,北海道側は37万人です。
北海道の方がより大きな影響を受ける訳で,住民の不安は募るばかりです。』
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/soumu/ohmagenpatsu/

狭い国土に原発が林立する日本では、どこに住んでいようと、ひとたび大きな事故が起きれば、
被害は立地県だけでは済まない。放射能プルームは地軸の回転と風向きによってどちらにでも広がる。
原発立地交付金の恩恵を受けていない地区の人々も放射能被曝と汚染にさらされるのである。
明日は、あなたが、逃げ惑う人々の車の渋滞の最後尾で、いたずらに被曝しつづけねばならないかも
しれないのだ。
事故を我が身に引き付けて普段から考えておくのは、いわば、想像力の問題である。
どうやって大小の事故から身を守るか。
たまたま隣り合わせた人々と知恵を集め力を出しあってどうやって共に助かるか。
また、行政に何もかもお任せするのではなく、普段から住民レベルでいかにいざという時の
避難経路の確保や、避難者の救援、救済、一時避難所や食べものの提供が出来るよう
心づもりをしておけるか。
そういうこころをもっていられるか。
…そうした事を、平時にこそ充分に考えて対策しておくべきなのである。
いざとなったとき、無力さに打ちのめされなくても済むように。

第三。
パニックを起こさない民というものは、本当にただ立派、と言えるのであろうか。
いや、この言い方は正確でないな。
無論、パニックは起こしてはいけない。パニックのゆえに命を失うことはあろう。
しかし、パニックを起こさないで沈着に行動することと、ただ茫然と災害に身を任せるというのとは
違うということだ。
大げさかもしれないが、この都会の大雪で、ただ一人一人がそれぞれにスマートフォンを
黙って覗きこんでいる…。電脳空間のそこでは誰かと繋がっていはするかもしれないが、
今そばにいる生身の隣人と情報を共有しあったり助け合ったりしようとしないで、ただ黙々と
寒さに震えながら大人しく待ち続ける傾向がもし現代人の間に生まれているのだとすれば、
私にはそれは、大きな悲劇に際しても情報を生身の隣人と共有し合わない、
悲劇の大元に怒りもしない、大人しい羊の群れを連想させて、なにやらこの国の民の行く末に
不安を感じてしまうのである。


ああ……!…

この都知事選は、本当はなんと大きな選択の切っ先を私たちに突きつけていたことであろう!
この都知事選は、都民の問題だけではなかったのである。
都民は、自分たちの街だけのために、『選ぶ』べきではなかった…
自分の勝手だから、棄権していいということでは本当はなかった…
そして、この選挙戦の一部始終と、棄権を含めての選択の結果は、なんと私たち日本人の愚かさを
むき出しにして見せたことであったろう!
これは、私自身の迷いも含めてのことである…

あまりに先の衆院選からの国民の選択はひどい…




しかし。がっかりを通りすぎて、今私は割合すっきりしている。
やり直しだ…すべて鍛え直しだ……
自分も含めて教育のしなおしだ……


           *

さて。今夜も、小さなキャンドルを灯す。
ある方に教えていただいたが、火は怒りの象徴でもあるそうだ。
火をつけること,發火,點火,みな本来、怒り心頭を言うことばだそうだ。

今日は、庭にまだ積もって消えない雪を掬ってきて、いつものベンチチェストの上に、
小さなかまくらを作ってみた。
しゃくしゃく水っぽく重くなった雪は、なかなか、丸いかまくらの造形が出来ない…。
手が冷たい。

でもようやくそれらしいものが一つ。
いつもの小さな亀山ローソクを灯す。
怒りで冷めたこころと怒りに燃えあがるこころと…

私たち日本人は、3年前の3月11日の悲劇を経験して、多くの同胞と美しい郷土を失って、
それなのに賢くならないでどうするのだ!!!!!




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心ひとつに キャンドルナイト




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Re:ひとことのつづきさんへ

こんにちは~。

梶山静六ね。
そういえばこわもての政治家で、田中真紀子さんが『凡人、軍人、変人』という
例の歯に衣着せぬ物言いで、『軍人』と例えたのは、この人のことでしたね。^^
私はすっかり忘れていた、というか、リアルタイムの時でもぼおっとしていた人間なので
こんな発言をしていたことに留意していませんでしたが、こういう認識の人物だったんだなあ。
『軍人』とは確かにその通りで、陸軍予科士官学校、陸軍航空士官学校卒。
しかし59期ということは、終戦間際で、彼は戦地には行っていないんだな…。
士官としてのエリート意識と朝鮮半島や中国の人々やその他のアジアの人々への
故ない優越感と蔑視意識だけを注入されて、そして戦わぬまま(つまり戦争の地獄を見ぬまま)
敗戦の鬱屈と青春期を重ねて過ごした世代ですね。
私は中曽根康弘氏が嫌いでしたが、彼など実際にやはり海軍主計少尉として、
米軍やオランダ、イギリスなどの戦闘を体験して、戦争の阿鼻叫喚を少しは見ているから、
まだましな部分もあった…

梶山氏に限らず、日本の歴代の政治家には、こういう歴史認識の人で、また大っぴらに
意図的に放言する人物が本当に多いから、情けないことです…
それでも、かつての自民党には、党内リベラル派という一群や、タカ派ではあっても
バランス感覚のある老巧な政治家がいて、自民党が全くの右翼的色彩政党に堕することを
引き戻してくれていた…
でも、野中氏や加藤氏、山崎氏あたりを最後にして、自民党内のリベラル的な勢力は
殆ど消滅してしまいましたね。
谷垣さんが本当にその線香花火の最後の滴みたいなましな政治家だったけれど
その谷垣氏も、ぽとっと落ちてしまった。
彼は1987年、中央公論に「われら自民党議員『スパイ防止法案』に反対する」という
意見書を他の若手議員たちと一緒に出して、自民党内部からそんな法案に反対した
弁護士出身のリベラル的政治家だったのになあ。
原発への対応と党内からの突き上げの両方に苦労する菅総理に『お疲れさま』と声をかけるなど
人間味のある側面を感じる人だった。
ところが今は、安倍政権内に取り込まれて、特定秘密保護法にも無言でいますものね。

安倍第二次政権の成立直後から野中氏や河野洋平氏、また古賀氏などが、安倍暴走を
憂慮する発言をしているけれど、国会での圧倒的多数を得た安倍さんは、もうお天狗になっちゃっていて
長老なども怖くもなんともない。やりたい放題です。

河野洋平氏も自民党の中でもっとも尊敬に値する政治家だったと思っています。

『国家のあり方として,世界に範を示したくらいの,すばらしい談話です。
この談話には戦後日本の歴史認識のなかでも,文化界,リベラル知識人の総意を代表するようなもの,
それと同時に市民の中にぼんやりとながらも存在した罪の意識,贖罪の気持を,
国としてすくいあげ,世界にアピールした,語弊があるかもしれませんが政治家発言をこえたものとして,
わたしは憲法9条に匹敵するくらいほこりたいものとおもっています』

全く同感です。
河野談話をなんとか否定し去ろうとする勢力が、本当に動きを強めていますね。
しかし今の日本では、その動きを止める勢力は衰退していくばかり。
国内からではなく、世界から見放されないと止まらない、いや、それでも突っ走ろうとする
今の安倍政権。
私も本当に絶望しています。……
でもなあ。ここで黙っちゃったら、日本が日中戦争・太平洋戦争に突っ走って行った時代に、
絶望して黙り込んでしまった人々と同じ過ちを犯すことになる……
今ね、野坂昭如氏がまとめた、終戦前後の日本の文化人などや自身の日記の抜粋を
読んでいるのですが、いかに皆が思考停止して現実から逃げていたかが、ほんとに
くっきり見えて、それに本当に今という状況が似てきてるんですよね~~~!……
もう敗戦間際。下手をすると一億玉砕という時期に、一流の言論人が、
乏しい食べ物の工夫のことなどしか書いてなかったりするの…。
人間ってこうなるのかなあ、と、また、絶望しちゃいますね。






太郎のパパは傑物ですね

こんにちは。

梶山靜六というひとはまあ,いろんな面を持っていますが朝鮮半島のことになると,どうも暴言がとびだしますね,
おもいだすのは
橋本内閣のときですね,
有事立法の成立に関してです。
朝鮮半島の有事には,同時並行で在日朝鮮人が日本でゲリラ戦をやる,
そうなったらどーするんですか,日本の自衛隊なんか,
市街戦やったことないんだから,米軍にたよるしかない,

みたいな事を言って,問題になったことがありましたねえww
たしか韓国の大使館や朝鮮総連に詫びを入れるはめになったとおもいます。

おもえば昔から自民党のタカ派はそうとう無茶を言ってますが,すぐだれかがまるくおさめるために頭を下げさせた,という仕組みがあったんですがねえ。いまは・・・・

この数日来。

またしても河野談話の否定につながる動きが国会で蠢動してますが・・・・
河野談話を否定でもしたら,日本は国際社会から完全に侮蔑され米国とも決裂寸前までいくでしょう。
今のわたしは,むしろそうなればいい,と思っています。
日本社會に絶望する気持はつよくなるいっぽうです

河野洋平という人は自民党の代議士のなかで,わたしは最も尊敬していますが,戦後日本のぎりぎり,の矜持が,河野談話でしめされた,と思っています。
近頃の人間は
戦後日本にとって重要な,国際的にも尊敬をうけた世界的財産にもひとしい談話,文言の,持つ重大さがわかっていないとしか思えません。
軍隊の関与がどうとか,補償がどうとか,狭義の強制性wがどうとかいう問題の矮小化が,日本人にとっては一番大事なことのようですが。

乱暴な言い方をすれば,女性の人権問題の論争はもちろんたいせつですが,それですら矮小にすぎるくらい,国家のあり方として,世界に範を示したくらいの,すばらしい談話です。

この談話には戦後日本の歴史認識のなかでも,文化界,リベラル知識人の総意を代表するようなもの,それと同時に市民の中にぼんやりとながらも存在した罪の意識,贖罪の気持を,国としてすくいあげ,世界にアピールした,
語弊があるかもしれませんが政治家発言をこえたものとして,わたしは憲法9条に匹敵するくらいほこりたいものとおもっています。
こういう談話は世界でもあまりみあたらないでしょう。

ではではまたー

Re: ひとこと、の鍵コメさんへ

鍵コメさん、こんばんは~。
梶山静六は、私、顔や姿は覚えているんですが、どういう思想背景を持った政治家か、
今もほとんど知らないのです。
私は70年近い人生を、ぼおっと生きてきて、同時代の人なのに、ロック歌手も
映画監督も小説家も、そして政治家も…漠然と顔を知っている、というだけで
その人の政治的信条や人となり、業績などを殆どよく知らないのです。
今はね、ネットでなんでも、一応最低限のことは調べて知ることが出来ます。
だから、あれこれ記事にして書きちらしているけれど、その都度じぶんの知識のなさを
思い知らされます。
何もかも一から調べ直さないといけない……。

梶山静六の、問題発言というのは、『慰安婦問題で騒いでいる者たちは
当時、公娼制度が存在したという事実をよく知っていない。当時には公娼制度が
当然のものとして受け取られていた』と主張した、ということでしょうか。
要するに、金を受け取っていたのだろう、と。
もっとひどいこと言ってたのかな。そうでしたら教えてくださいね。

橋下氏などに通じるこういった考えかたは、本当に、あまりにも多くの政治家が
(しかも女性政治家までが!)過去も今もあちこちで吐き散らしているので、
怒りを通りこして、なんだか人間性というものに絶望したくなってしまいますね。

今、また、兵士の証言集などを読んでいるのですが、本当に人間って
戦時だからこうなるのか、平時はいいひとなのか、いや、平時もこういう人だからこそ
非常時にこう醜くなるのだろうか…と、いやんなっちゃいます…
たまらないことに、日本の娼婦たちが、韓国人などの従軍慰安婦を自分たちより
下に見ている。さらにその娼婦たちを大日本婦人会などの、白いかっぽう着をつけた
家庭婦人たちがまた、人間以下の生きもののように見ている…
娼婦たちは、その冷たい視線に耐えて、『あたしたちもお国のためになにかさせてよ』
などと共同作業を申し出たりしてる。

鍵コメさん。記事がなかなか追いつきません…
まだ、都知事選の分析もしてない…
雪の記事で書きたいこともまだあるんですけれどね。
政治はどんどんどんどん進んで行く…
ちょっと焦ってしまいます。書かなきゃいけないこと山ほど溜まってるのになあ。
オリンピックの陰で国会審議がどんどん進められて行っちゃうよゥ!




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Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん、こんばんは♪
あら、とんでもない。一カ月のお休みなどちっとも感じさせませんですよ。^^
NANTEIさんはお休みなさっていても、やはりみなさんのお師匠さん。
私なども、記事を書いてもサボっていても、お声が聞こえるような気がしていたもんです。(爆)
お留守だと寂しくてつい飲んじゃいますから、飲んべぇになっちゃいますよ(笑)
戻ってらっしゃるとこちらも背筋がピン!^^

おお~~~!
菅官房長官ですね。
私も、実は、このひとはすごい人だなと思っていました。敵ながら天晴れ有能!
最初にこのひとの存在を意識したのは、安倍さんが自民党総裁選に出るか出ないかという
一昨年夏のことでした。
安倍さんは、第一次安倍内閣での失敗を引きずっていたらしいんですね。
で、総裁選に再出馬しないかという話が出たとき、最初は固辞したらしいんです。
ところがこの菅義偉氏が、『あなたしかいない』と担ぎあげたらしいんですね。
一昨年、安倍さんが総裁選に立候補、と聞いたとき、私は、
『せっかく眠っていた者を、な~んで起こすかなぁ!!!』と菅さんを恨んだものです。
安倍さんが第一次内閣を健康上の理由で放りだしてくれたときは、
『ああ、これで戦前・戦中の国粋主義の影を引きずる怨霊みたいな首相と
ようやくおさらば出来る!これで改憲の心配から逃れられる』と心底ほっとしたんですもの。

そうですか。菅さんって、そういう苦学して叩き上げで政治家になった人なんですね。
今、教えていただくまで、その経歴とか全然知りませんでした…
今、調べてみて、ほ~~っ!

いや、その有能さは官房長就任の頃からすぐに私も実感していました。
まあ、安倍政権を支える人物として、私にはありがたくない意味で、ですが。(苦笑)
なにしろ、失言とかしないですよね。とっても地味なんだけど、どんなときにも動じない。
このひとは相当の人物だなあ、と常々思っていました。
陰に徹して、陰で人を動かすことが出来る人なんですね。
目が鋭いですよね。あの目は、ちょっと怖いです。相当な頭の良さなんでしょうね。

彼の政治家としての経歴とか、陰でなしてきたことは、何となく『この人物が
陰でいろいろ動いてるんだろうな』と漠然と感じてはいましたが、はっきりとは
知りませんでした……
う~ん。恐るべし菅義偉、ですね。
梶山静六という人はなんとなく瓢逸味のある顔をしていて、自民党の政治家の中では
結構好きな方でした。どんな政治家かはよく知らなかったけれど。
政治の裏側、と言いますか、ダイナミズムは、知ると、好き嫌いを抜きにして面白いですよね。
大嫌いな安倍さんのお祖父さんの岸信介氏も、私は当時小さく、あまり具体的に
自分の経験としては知らない。
この1月、私もブログ書かずにいたとき、彼に関しての本を3冊ほど読みましたが、
岸賛美側から書かれたものも、『昭和の妖怪』として批判的に書かれたものも
どっちも面白かった。両方に共通して受けた印象は、その有能さと妖怪ぶり。
その資金ルートなど彼の本当の裏側というのはどうだったのか、とうとう
窺い知ることができませんでした。
嫌いだけれども、安倍さんが祖父として崇拝する気持ちだけは、人情としてわかった。
でも、祖父さんと孫とで、その器は大違いです。
ひとの孫としての安倍さんの情の部分はなんとか理解できても、その政治観、国家観は
とにかく好きにはなれません。

う~ん。菅義偉……
困った優秀な人が、官房長官になっちゃったなァ!(苦笑)

ありがとうございます。私は大きな政治の流れを知識としてつかんでいないので、
いつも教えていただくと、ほ~っ!と、すっきり流れが通ります。^^


Re:葉っぱさんへ

葉っぱさん。こんばんは~。
いつもバナー使わせていただいています。^^

そうですか。11日、交通ストップに巻き込まれていらしたんですね。
そうなんですよね~。情報が伝わってこないというのは本当に困りますよね。
駅で、ほんと、手書きでいいから刻々と状況を伝えて欲しい。そしてそれをまた
口づてでいいから聞いた人は情報共有して欲しいですね。
待った方がいいのか、諦めて別の方法を考えた方がいいのか判断に困るときが
ありますよね。諦めて歩き始めた途端に電車が動き出すとか、バスが来た、そして
横を通り過ぎて行った!とかいう時のがっかり感と言ったらないですよね。(苦笑)
私も、雪ではないけれど塾の仕事帰りの深夜、鉄道が止まって、200人ほど
駅前にタクシーの順番待ち。でもなかなか来ない。仕方なく、真夜中の道を
とぼとぼ1時間ほどかけて歩いて帰ったことがあります。

11日の27センチというのは、1969年3月の大雪以来らしいですが、
学生だった私はその日上野のデパートでバイトをしていて、交通はすべてストップ。
練馬のアパートまではとても帰れないと思って、姉の住む押上まで這々の体で
歩いて行ったことを思い出していました。もうびちょびちょのぐちょぐちょ。^^

コンビニは、東日本大震災の時の東京の避難者にも役に立ったようですね。
あのときは、一般のお店や大学など半公的施設なども暖を取るのに協力して、
随分助かった~と言っていた人が多かったですね。
でもそれも、店舗や公的施設の多い、普段から便利な、ということはつまり
エネルギー多消費型社会の東京ならではのこと。
災害などの際でさえ、便利さがすぐ提供されるのに私なども慣れてしまっている…
そういうことに後ろめたい気持ちはありますね。

ただ、今日も新聞に福島の体の悪いご老人達の避難の大変さを述べて、
普段から避難経路をしっかり検討しておくことの重要さと共に、その行く先々での
一時避難所の確保や、食糧、医療などの確保を、やはり普段から、自治体同士で
約束し合っておくことの重要さを投稿しておられる方がいらっしゃいました。
大雪の日の道路の雪かきもそうですが、自分の安全を地震てんでんこでとりあえず
確保するのが無論第一ですが、また被災者同士や直接の被災者でない周辺の住人の、
情報の共有や助け合いの精神というものが、災害の苦難を少しでも低減する、
大きな人的パワーとなることも事実ですよね。
一言の情報がどれほど助かるか…
とりわけ、駅の放送などはしつこいくらいして欲しいものです。
そうそう。3.11の時も、駅のホームで誘導がきかず、人が溢れて危なかった
などということもありましたね。
一般の人も普段からこころして考え、準備し訓練しておきたいことだと思います。

ぁ。やはり小さなかまくらを!^^

葉っぱさん。ありがとうございま~す♪

こんばんは。

一月ばかり休んでしまうと、どうも調子がでません(苦笑

さて、もう旧聞に属するようですが、都知事選のあれこれは、
彼岸花さんへの辺コメの通りですが、
このところ私はある政治家にいいも悪いも含めて注目しています。

それは現官房長官、菅義偉。
政界では今官兵衛と呼ばれているそうですが、
いろいろ読んでゆくとその知恵者ぶりには、恐るべきものがあるようです。

まず、第二次安倍政権を作るにあたっては民主党の内紛を誘い、
野田首相が固執する消費税率の改正に協力することを餌にして、
ついには解散の言質を取ってしまったこと。

その後「特別秘密法案」を踏み絵のように使って、
保守系野党を分断させたのも彼の策だといわれています。

さらに都知事選では、猪瀬知事辞任のあとすぐ仮想候補者のデータを解析して
昨年12月中旬、はやくも舛添氏と接触していたようです。
一方では、党内に拒否反応の多かった舛添氏の擁立を纏め上げ、
何歩も先んじた選挙戦で圧勝させたのは周知のことでしょう。

隙間風が吹くと言われている自公との関係を、とりあえず保たせているのも、
菅義偉が培ってきた強固な人脈作りの功績でしょう。

ただ菅義偉はエリートでもなく、世襲の政治家でもありません。
苦学の末に政治家秘書を皮切りに議員になった叩き上げ。

しかしその鋭利な頭脳と「政治勘」はいまや党内から、一目も二目も置かれているようです。

翻って、野党には彼に対抗できる政治巧者は見当たらず、
何につけ彼に軽くいなされているのが現状ですね。

ま、なんらかの大事で阿部首相が失脚しないかぎり、
菅義偉の辣腕は他の野党、ひいては党内の批判勢力をも寄せ付けないのではないかと思われます。

今後しばらくは、自公対野党の図式ではなく、菅対全議員という時代が続くのではないでしょうか。
少し過大評価してしまったようですが、梶山静六以来の切れ者官房長官と言われる菅義偉。

誰がその牙城を崩すことが出来るのか。
なんとも心もとない野党ではあります。

No title

v-22葉っぱはあの日、11日に埼玉から新宿まで帰ってきました
やはり情報が少ないことにいら立ちを覚えながら・・・
進行方向に歩きながらもいつバスや電車が動くかと振り向きながら歩くことの辛さ、こんな時、オープンな交通情報を出してくれたら無理に駅近くを歩かないで、近道をいけるのに、と、何度思ったことか

大型店舗は閉めてしまい、(社員も家族がいるので仕方がないのですが)コンビニがとても頼りだったのを覚えています
延々と続く帰宅者の列、車のライトが異常にまぶしかったのも驚かされました

それより以前にやはり地震で遠方にいた時、かろうじて動いていた電車に乗って新宿まで来ましたが、そこで押し寄せる人の波で、線路に落ちそうな恐怖に襲われました(駅員は全く見えず、指示もなし)
この時も改札を入ってきてしまう人々を止めることもしないので、あふれそうになっていたようです
JRには、せめて手書きのボードでもよいから、今の状況を書いて知らせてくださいとも提案したのですが、なしのつぶてです
どんなことがあっても全く反省せず、同じ過ちを繰り返しそうな国民性、怖いですね

今回の選挙、雪のせいもあるとはいえ、やはり、と思った結果でした

雪かき一つでもどれだけ他人のことを考えているかが見えてきます
お隣の人をちょっとでも考えてあげる、こんな思いは期待できないのでしょうか

雪の中のキャンドルナイト・・・同じことを考えていたので笑っちゃいましたw

Re: 玄少子さんへ

玄少子さん。今晩は♪
先日はありがとうございました。とっても光栄で嬉しかったです。^^
写真。どうぞどうぞ、お使いください。
小さなかまくらちゃんとろうそくちゃんも二度の登場。喜ぶことと思います。^^
お願いします。ありがとう~~~♪

お写真お借りてもいいですかね。もちろんこのページのこの写真を借りたということを本文につけくわえてですが。
いろよいお返事をおまちします

Re: HOBOさんへ

HOBOさん。今晩は♪

この記事書きながら、私もHOBOさんのこと考えていましたよ。
あの日の被災地は、こんな生易しいことではなかった。
きっと、それを経験した人でなければ、その恐怖、その大変さはわからないものだと思います。
福島第一原発から、わけも状況もわからず逃げて行かねばならなかった人々の恐怖も、
想像を絶するものであったろうと思います。

東京は、日本の富と便利さを集め、その上に漂う虚飾の街。
そこで得られる便利さは、他の犠牲の上に成り立っています。
虚飾の街東京の都心は、大地震などあったら、阿鼻叫喚の街になるでしょう。
電気も止まり、交通機関も動かず瓦礫の街になったその姿を想像するだけで恐ろしい…
わずか400人の避難訓練でさえ、交通渋滞は起こるというのに…
それでも娘は、なにかあったら多摩には帰ろうとしない、都心でなんとか切り抜ける道を探す、
と言います。まあ、それでいいのだろうと思います。
『地震てんでんこ』ですよね。
娘を心配しても、電車で1時間かかる多摩地区にいる私は、車という脚もなく、
病人を抱えて動くことが出来ない。娘を助けに行ってはやれないのです。
娘が親を心配しても、この程度の雪でさえ交通がマヒしてしまうのですから、
大地震など起きれば、戻ってくる手段はないでしょう。
おっしゃるように、携帯などすぐにパンクして通じなくなってしまう…。
それぞれが、その時いる場で、その時共に居合わせた人々と情報を分けあい、
力を出しあい、協力しあってなんとかその場で必死に生き抜くことを考えるしかありません…

政治のこともそうですが、今は、力のある国や大企業が上からトップダウンで
がんがん引っ張っていく時代ではなくなっているのだと思います。
もう、誰かが何かをしてくれるのを、ただぼんやりと待っていてもダメ。
政治を、暮らしを変えたいのなら、一人一人が自分の頭でしっかり考えて、
下から組み上げていくしかない時代が来ているのじゃないかと思います。
と言っても、国家戦略特区とか、大阪府構想とかいうような上から与えられるものではなく
本当に住民の側から湧きおこる地域分散型の社会。
エネルギーも、巨大な資本や国家の力で巨大な施設を使って生みだすものでなく、
出来るだけ、地域で生み出すのが好ましい。
きめ細かな福祉、きめ細かな防災対策、きめ細かな政治…そうしたものを
住民の意識を高めて自ら作り上げていかなくては。
国家や偉いひとからただなんでも与えてもらうのを、ぼんやり待っているだけの時代は
終わったのだと思います。政治も生活も、悪いなら自分たちが変えて行こうと思わねば。

今度の記事では、今回の都知事選や大雪のことで抱いた漠然とした想いを、
そうしたことに関連してもう少し煮詰めたものにして書いてみたいと思います。

佐村河内さんのことは、私もショックです。信じていましたからね……
何か、このことも、今の日本のある姿を象徴しているのかもしれません……
次から次に発覚する食品偽装や、政治家の虚言や、政権政党や某公共放送の会長の
なんでも言いたい放題やりたい放題に象徴される風潮……
その一方で、おれおれ詐欺にころっとひっかかる老人たちや、『善意の』リベラルが
2つに別れて互いの非難合戦をする……
なにかが腐ってきています。日本の根っこが、土台が…。

『北海道は屋根の上まで雪がありますよ。でもパニックなんかにならない。それは経験をもとに培った知恵があるからです。備えましょう、見極めましょう、そしてもっと自分を愛してみたらどうだろう?』

ほんとですね。
私は、日本の再生は、地域から、個人から、…そう今、痛感しています。
そのエネルギー、原動力になるものは…おそらく、愛、しかないと思います。

HOBOさん、ありがとう~~~♪♪♪





ぼくはこの記事を読みながら『あの日』のことを思い出しましたよ。外灯も点かず施設内の電気もない、コンビニの商品は真っ暗な中30分で売り切れ。近くの体育館で炊き出しがあるときき行ってみるともうすでになにもない、途方にくれて母に電話しょうとしても電話も繋がらずついに電池が切れてしまう。ガソリンスタンドも売るガソリンがない。ポケットにカネがあっても使う店がない。3分おきに余震が来てその度に近くで悲鳴がとびかうんですよ。あのときの教訓がなにもいきていない。備えるということをしないのは他人事だと思っているからだと思いますねえ。

こんなことがありました。佐村河内守さんの問題なんですがね。ある自称アーティストはこんなことをいいましたよ。ゴーストライティングなんて珍しいことじゃない。みんな被害だとか騙されたなどと騒いでいるが芸術は作品がよければそれでいいじゃないか、誰れの作品であろうがそこに感動があればそれでいい。東北の子供たちに直接被害があったとかそんなんでないのなら、まして自分は佐村河内さんの作品をきいとこともないので直接被害もないわけだし、そんなに目くじらをたてることでもない、、、
そんなことをコメントしてる自称アーティストがいましたよ。ちなみにこの方は世界平和を唱え歌詞に原発のことや飢えで死んでいく世界の子供たちのことをならべています、、、

表現者、とくに芸術性の高いアーティストは作品で自分を高めていきますよね。さほど好きでもないひとにも表面だけは合わせ、いやなことでもイヤな顔をせず偽物のコミュニケーションのなかで生きています。そうしなければ生きていけないからです。要するに自分を騙して生きているのですね。それが日常なんですね。だからせめて作品の中だけは嘘をつきたくない!だから表現者は苦悩するわけです。真実はまだわかりませんがね、耳の聴こえない作曲家が音でひとを感動させることができたのは、かれの作品はかれの魂が書かせた神の声だと信じたからではないでしょうか?!作るひともそうだが自分の作品であると偽るほうも、まったくそこには嘘しかないわけです。
なにが世界平和だ。子供たちの幸福をだ。いまだに震えながらまともに熟睡のできない現地のかたたちの苦しみを!自分たちには関係ない?冗談じゃないぞ!津波で流されたわけじゃないから目くじらを立てるなというのか!

スマホも結構ですがね、電池がきれたら使えませんよ。もしも豪雪が二週間も続いたらどうしますか?彼岸花さんのおっしゃるように、もっと自力をつけなければ!ぶら下がってばかりじゃ駄目なんですよ。見極める目を磨く。勉強する。はっきりものを言い、受け答える覚悟をもつ。なにが本物でなにが偽物なのか、見極めるんですよ。それでも見極められない佐村河内さんのような実力のある営業マンがいるんですよ政治の世界にも。


営業マンだって芸術家だって、どちらも苦悩するんですね。しかし、苦労の角度がちがうんです。佐村河内さんと相棒は大変なことをしてくれましたよ。
大雪のことといい都知事選といい、佐村河内さんのことといい、他人事などどこにもないんですよ。もっともっと自国を愛し、ぶら下がることをせずがんばりましょうよ!
北海道は屋根の上まで雪がありますよ。でもパニックなんかにならない。それは経験をもとに培った知恵があるからです。備えましょう、見極めましょう、そしてもっと自分を愛してみたらどうだろう?彼岸花さんの記事を拝見し、そんなことを考えました。


HOBO
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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国境なき医師団
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