『空と地と』


少し季節に大きく遅れてしまったけれど、このごろのちょっと特別なこと、
備忘録みたいにここに載せておこうかな。


3月30日。
慌ただしげに雨が降って、束の間、虹が出た。

CIMG2023.jpg


3月22日。
うわぅ!なんていう空の色なんだ!


CIMG1965.jpg


4月5日。
満開の桜。


CIMG2270.jpg


4月15日。
夕暮れ。夕食の支度を一時置いて、あるものを見に川原に出る。
でもその前に、わたしの愛する一本の桜…ニオイオオシマザクラに挨拶しておこう…
この桜の香りは、私の最も好きな花の香りのうちの一つだ…


CIMG2435.jpg


さて。出て来た目的はこれだ。
今夜は満月なのだが、月蝕の日でもある。
6時15分ごろ。満月が月蝕になって上ってくる…
これを『月出帯食(げっしゅったいしょく)』というのだ。


CIMG2446.jpg


この日、こんな天のショーがあることを、私は星狩人さんから教えてもらっていた…
実はこの前日、火星が月と接近して見える天体ショーも教えていただいていたのだが、
わたしのカメラでは、月は写せても星のささやかな輝きは写すことができなくて、
お見せ出来ないのが残念。


CIMG2452.jpg


桜と月出帯食と街灯の饗宴は、あっという間に過ぎてしまう…。
それでも、大きくしてみれば、地球の影が月の上方にまだ映っているのがわずかにわかるかな…


CIMG2459.jpg


この夜は、美しい満月だったのですよ…


家に帰ると、こんな子が待っていた…
何の花だかわかりますか。

花のさし渡し22、3センチもありましょうか。
大きな花です…


CIMG2461.jpg


これ。実は木蓮。
我が家の庭に引っ越した当初からいて、もう樹高5メートルにはなっている。
剪定もしてやらなかったので、日当たりの悪い庭では、太陽を求めて上へ上へと伸びて行って、
花ももう間近でみることは出来なくなっている。

30年以上たつわけだが、この春初めて、花の枝を頂戴してみる気になって、
高枝切りハサミでおっかなびっくり、高いところにある花の枝を2,3本切ってみた。
活け花に向く枝ぶりなんて選べる状況でなく、切ったものをそのまま挿した。
星狩人さん。助けて、言うこと聞かないこの枝ぶり何とかして!^^



CIMG2418.jpg


木蓮の花の香り、みなさん知ってらっしゃいますか。
わたし、今回初めて知りました…
素晴らしい香りなんです。
薔薇の香りとも牡丹とも、なんの花とも違う…
妖艶かつ気品のある香りです。

木蓮が、一日花だということも初めて知りました…。
こんなに花が開ききるものだということも。
この豪華な花は、一日しか保たない…香りも急速に失せます…。

ああ、でも、何という贅沢な夜だったんだろう…!
月蝕と満月と家中を満たす妖艶な花の香りと……



4月23日。
深夜ひとり家を出て、暗い空を仰ぐ。
こと座流星群の夜だから。
極大日は前日だったのだが、東京は雨で見られなかった。
30分ほど、ひとり佇んで…
小さな流れ星一つ。

それでも、ああ! 一つ見られただけでも満足だ!

明日は牡丹の花も開くだろう……






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 殿方の鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんばんは。
今日はおいでになられたのですね~~~。^^
天気も良く最高の日よりだったのでは。
私はさんざん迷った挙句、決めました~。
昨年は折角のチケット無駄にしてしまったので、今回楽しみです。

ありがとうございま~す♪

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん。こんばんは~。
こちらはすごい春の嵐。
折角咲いた牡丹の花がこの吹き降りで傷んでしまうのではないかと心配です。

本当に、春や秋の気持ちのいい季節が年々短くなっていっている気はしますね。
確実に夏日だけが増えて行っているような。
あ~、また夏が来るのかいな…とほほ…
痩せている割には、そして夏生まれの割には、夏の暑さに弱い私です。

それでもこれからの季節は私の好きな花の季節です。
初夏から夏にかけての花たちが大好きです。梔子、テイカカズラ、月下美人などの
香りの良い白い花たちや、百合、ダリア、ジンジャ―などの大ぶりの夏の花たち。
憧れているのは、以前NANTEIさんが知人の方にいただきになられたという
大きな泰山木の花ですが、我が家の狭い庭には無理だろうなあ…
でも今年は、木蓮というほんとに楊貴妃のような美人を再発見したので、
来年からのお楽しみがまた一つ増えました。^^

月蝕。家々の屋根の上から昇って来て見えるようになった時には、
蝕は終わりかけていたので、わずかな間でしたが、それでも見ることができました。
あ。あの頃は、ご酒も入っていいご気分になっておいでで。(笑)

こんにちは。

暦の上では、今日で春が終わりですね。

春という季節はほんとうに短く感じます。
本州の真ん中にいても、年々冬が長くまた夏がしつこく居座るという、
四季のバランスが崩れてきたような中で、
春はさらに足早になってきたようです。

花々もまさに百花繚乱。
次々に咲く花を追うだけでも忙しいですね^^

木蓮の香りを嗅いだことはありません。
大振りの花は散るのも早いので、家に連れてくるということが滅多になく、
ましてや木蓮はたいがいよその家の持ち物。
なかなか顔を寄せるということがありません。

妖艶かつ気品のある香り・・・
楊貴妃ですな(笑

月食、ご覧になったのですね。
私はそのころは、酩酊しておりました(^_^;)

しかし、豊富な月の資源を巡って大国同士、
激しい宇宙間の争いがすでに始まっているとのこと。

赤い月を見ると違った意味で、不気味になります。




Re: 星狩人さんへ

星狩人さん。こんばんは~♪

はい。星狩人さんにあらかじめ教えていただいていたおかげで、
2夜にわたる天体ショーを楽しむことができました~。
お月さまと並んだ火星も可愛らしかったんですけれどね。^^
地球への大接近が過ぎた後も、夜、自転車を取り込みに表に出ては、
空を見上げて、「あ、火星だ!」とご挨拶していますよ。
NASA
月出帯蝕の日の、昇りがけのお月さまは、赤かったですよ。
そっか。西の方ではご覧になれなかったのですね~。代わりにしっかり
楽しませていただきました。

こと座流星群は最大の日があいにくの雨。でも翌日一つだけみることが
出来ました。小さな短いのでしたけれど、それでもやはり嬉しい。^^
NASAのサイトも見てみました~。ありがとうございます♪
なんだか、人間の意志などと関係ないところで動いている壮大な宇宙のショーを
こうして見ていると、人間ってこんな美しい地球で争っていて馬鹿だなあと思っちゃいますね…
こと座流星群の見事な写真もありました。^^

木蓮。^^
こんな香りのいい花とは!今さらだけれど、ほんとに嬉しい発見でした。
また来年の春、少し枝を頂戴して活けさせてもらうのを楽しみに出来ます。
そうですね。もっと蕾の内にいただいて、お部屋で少し長く楽しみたいです。
一日花ということも知らなくて、翌朝花がしょぼんとうなだれてるの見て、
「あ!水揚げのし方が悪かったのかな!」と慌てて、それから切り口を燃やしてみたり
いろいろしても花がしゃっきりしない。
それで、もしかして???と思って調べたら、やはり一日花でした~!^^
月下美人にしても、これまた我が家で珍しく旺盛に茂っているムクゲにしても、
木蓮にしても、こんなに見事な花なのに、一日花とは!
でも、それも花のいのち。それを知って愛してあげたいですね。^^
木蓮は、ほんとにかがり火のようですね。^^

今ちょっと調べてみたら、シモクレンの学名は、Magnolia liliflora(マグノリア リリフロラ)。
属名のMagnoliaは、フランスはモンペリエの植物学者Pierre Magnol教授に因んだもので、
種小名 lilifloraは、“ユリのような花の”という意味だそうです。
また、この木蓮の仲間は、私たち人類が登場するはるか昔、約1億年前に誕生したことが
化石から分かっているそうです。
モクレン属は、その祖先が地球上に現れた頃から、現在のような花の形であったことが
化石から分っており、地球上で最古の花木といえるんですって!
おお~~~!!!
星狩人さんのおっしゃるように、蕾からゆっくりと開いて花の姿や若葉の美しさを
愛でるとともに、こうしたことも知ってこの花を見ると、ますます奥ゆかしく思えますね~~~♪ ^^

一方。
人間界は生臭い。
鹿児島、沖縄は残念でした。
安倍氏のしたり顔を見るとまた腹が立って仕方がないけれど、そうですね。若い人々が
今は頭を押さえられていても、きっともっといい国を作っていってくれると信じたいです。

ありがとう~~~♪


私は生け花というものを習ったことがないので、うちには剣山もないんですぅ!(笑)
頭でっかちで、あっち向いたりこっち向いたりするので、口の細い瓶なら、と思って
挿してみたけれど、やっぱり勝手な方を向いちゃう。
剣山一個、買おうっと。^^


No title

彼岸花さまらしい記事に、見入っておりました。

「美しい国」の日常に、それでも残され、人の心から奪うことのできない自然・・・
科学にせよ芸術にせよ、“Sense of Wonder”、ほんとうに大切ですね。
いまではあちこちに、まがい物が横行する世の中ですが・・・

西日本では、ごく普段の満月が浮きあがりましたが、
それでも月の出は、妖しくも厳かで、やはり特別の夜だったんですね。

私はまだ一度も、この眼で「月出帯蝕」を、見たことがないのですが、
絵のように、くっきりと影ができるのではなく、夜空に墨を流したような
もやもやと煙る曖昧感が、いっそう不思議で、幻想的ですね。

お月様と張り合うかのような、最接近した火星のギラツキきも、面白い。
この星はお隣さんですけど、離れたときは心細いほど微かなので・・・
こうして景気よく輝いてくれると、なんだか愉快になります。
古来、あまりの赤さに、不吉なものを連想させてきた火星ですが、
今年は、正義の女神(おとめ座のこと)の手の内で、戦の神が
あちこちに蠢いている姿は、地上の人々へのメッセージにも見えました。

木蓮のお話。私の家にも、白木蓮と両方があるのですが、
とにかく放っておくと、枝が上へ上へと向かいますよね。
私は木蓮の花には、蝋燭やかがり火をイメージするのですが、
蕾がだんだん膨らんで花開くまで、それから葉が繁るまで、 
日ごとにじっくり楽しめる、落ち着いた雰囲気が好きです。
晩春を彩る、気品ある花だと思います。

私が「なんとかする」など、そんな僭越なこと、とてもとても・・・^^
彼岸花さまの感性で、生けていただくのが、いちばんだと思います。
できればあまり重心が高くなく、葉もない、蕾の頃がいいかもです。

Lyrid meteor shower 、真夜中に粘ってみたのですが、
残念ながら、一個も見えなかったんです。その代わりに・・・
おもしろいサイトがあるんですが、ここではNASAが日替わりで、
宇宙や地球の鮮明な写真を、解説つきで紹介しています。
http://apod.nasa.gov/apod/ap140424.html

衆院補選鹿児島二区の、有川美子さん。
太郎さんと一緒に、あれほど頑張ったのに、残念でした。
今夏には、川内原発の再稼動が、強行されるのでしょうか・・・

太郎さんたちがまいた、市民参加の政治の種が、
踏まれ摘み取られながらも、それでも着実に、しぶとく、
どっこい成長してゆく持続力を、望みます。

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。おはよう♪
お体、原因がはっきりしてよかった。
でもまだくれぐれもご無理をなさいませんように。

そのスーパー銭湯。
私、行ったことないんです。
ほら、我が家は車がないので、同じ市内でもバスの便のないところは
行けないの。この街、面積が広くて、同じ市内なのに、知らないとこがいっぱい。
そうですかぁ。鍵コメさんの方がよくご存じだったりして。(笑)

とにかくお体、お大事に。
私もなかなかあちこちすっきりしません……
年かなぁ…
でも、まだまだ弱気は出しませんよ~。だいじょうぶ。^^

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: しほさんへ

しほさん。こんばんは~♪

あ。月と火星のショー、ご覧になられましたか。^^
月蝕の日の月は満月で、ほんとに昇りかけの頃は妖しいほどに赤かったですね。^^
昇りかけの、角度の低いうちは、家々の屋根で見えないので、私も見られたのは
ほんの少しの間でした。
流星ね。ご覧になられたことないですか。
ここ見ると今年一年の月蝕とか流星群の情報がわかりますよ~。
私が毎年楽しみにしているのは8月半ばのペルセウス座流星群ですが、
今年は月が明るいというからどうかなあ…
でも、ぜひぜひ、流星軍の夜はがんばってお空見上げてください♪
(ただし安全な場所でね)
感動しますよ。
私、何度見ても嬉しい。

あ。ニオイオオシマって私言ってますが、オオシマザクラのことです。
オオシマザクラも種類があるらしいけれど、私にはそこまで見わけがつかない。
そうですそうです。オオシマザクラは、染井吉野などと違って葉っぱが一緒に出ます。
でも、ヤマザクラほどは葉っぱそんなに出ない。
オオシマザクラは、染井吉野より少し遅れて咲きだし、花びらが純白で少し大きいです。
何より香りがいいので、すぐそれとわかります。
桜餅の葉っぱは、このオオシマザクラの葉っぱを塩漬けにしたものだそうですよ。^^

はい。木蓮もほんとに素晴らしい香りです。
木蓮って、よそのおうちの木でも高く伸びている木が多くって、花も高~いところに
咲いているというイメージですよね。
だから、私もこれまで木蓮の香り嗅ごうとしたことがなかった…
30年も庭にあったのに、切って活けることも考えたことありませんでした。
一日花というのも初めて知りました。
月蝕の日の昼間に切って、夜はこんなふうに大きく開いて(それにもびっくり)
翌朝楽しみに起きだしてみると、花がしょぼんとしてしまって匂いもしない…
あら、水揚げのしかたが悪かったのかな、と、慌てて切り口を焼いてみたり、
いろいろしたんだけれど、花はしょぼんとしたまま。
「あれっ?ひょっとして一日花?』と思って調べてみると、やはりそうでした~~~!^^
でも、十二分に心を豊かにしてくれました~~~♪



http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/2014.html

No title

素晴らしい写真の連続です。
見せて頂いてありがとうございます。
月と火星が並んでるのは見れたんですが、月蝕は逃しました。
あの日の月は紅く、大きく、怪しげで…何と言ったらいいのか。宇宙を感じました。
流星一度でいいから見てみたいです。

オオシマザクラは葉っぱと花が一緒に出てくる桜で合ってますか?
それなら近くにあって毎年見てるんですが、ニオイオオシマザクラは別の桜でしょうか?
木蓮もいい香りがするんですね。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード