『集団的自衛権行使容認の閣議決定で終わりではない』

さて。いよいよ、安倍政権は、『集団的自衛権の行使容認』を閣議決定。
その憲法を蹂躙する独善的手法は、これまでにない怒りを国民の間に巻き起こしていると思う。

日本の市区町村は1742。そのうち206もの議会が『容認に反対もしくは慎重な審議を求める』
意見書を政府に出すことを決議している。(6月30日『報道ステーション』)
この決議を否決した議会数はわからず、そしてまだ議論していない議会もあると思うので、
この比率がどうだこうだと言えないが、一つの案件に対し、これほど多くの地方議会が
それも、与党自民・公明党の議員までが意見書提出賛成に回ったことは例がないという。

6月15日には全国215人の民主党や無党派等の地方議員が参加する「自治体議員立憲ネットワーク」
(共同代表、角倉邦良・群馬県議ら5人)が設立。
各法曹団体、宗教団体、文化人の団体、労働者の団体、学生の団体、など、それこそ信条や党派を超えた
多くの人々が、安倍政権の暴走に抗議の声をあげて動き始めている。

閣議決定前々日の6月29日には、多くの人々が行きかうJR新宿駅南口架道橋の構造鉄骨の上で、
70歳とも一部伝わる男性が、『集団的自衛権行使容認の閣議決定』に反対する訴えを
拡声器を使って1時間に及び行ったのち、与謝野晶子の『君死にたまふことなかれ』の一節を
唱えたのち、自らの身にガソリンをまいて火をつけ焼身自殺を図った。
幸いなことに、…全治1,2か月のやけどということで命は取り留めたようである。
NHKでは一切の報道なし。その後のその他のマスコミの報道も止まっている。
政権に抗議する手段としてこのような手法が知れ渡り後に続く者が出てくるのを恐れての
自粛があるのかないのか。
このことについては、いずれ別の記事で書けたら書きたい。

東京官邸前では前日と当日に夜遅くまで4万人ともそれを超えるともいう人々が集まって抗議。
(人数が把握できないというのは、警官隊の規制がきつく、人々が歩道上に分散されてしまったからだ!)
大阪、広島、大分、…全国各地で抗議集会が行われ、今も各地で続けられている。

…それにもかかわらず、閣議決定はなされてしまった……

デモもその他の運動も、勝たなきゃ意味がない、と思われがちだけれど、そんなことないのだと
私は信じている。
ひとつひとつの声は小さくても、それらが今回のようにうわ~っと纏って、大きな運動になったとき、
それは結果の如何を問わず、直接的効果のある無しを問わず、なにかを確実に変えていく…
それは何よりも、人々の心に確実な変化をもたらすのだ。

今回のデモ参加者は、都心地方を問わず、若い人々が本当に、ほんとうに多かった!
それは、twitterやfacebookなどでの呼びかけがあっという間に広がっていったからである。
私も閣議決定の日が迫るのに、なにかをしないではいられず、twitterを覗きこんだ。
…それが6月24日だ。
その前から、ぽつぽつ『30日に官邸前へ』という呼びかけは散発的にあったのかもしれないが、
私が見ていた限りではretweetの数が等比級数的に伸びていったのは、24,5日ころから…
つまりわずか1週間のことだった。

若い人々のtwitterの文言を拾っていくと、『私も行きたい』『けど、初めてだから不安』
『やっぱり(デモに出たりするのは)こわい…』などという、周りが大きく動き始めた中で自分も
その動きに参加したいのだが、初めてだしデモというものがやはり恐ろしくて参加に踏み切れない…
というつぶやきが当日まで結構あった。
(かわいそうに。初めてデモに出るのってどんなに勇気が要ったことだろう!)

しかし、一旦参加してからのはじけ方は、すごい!

デモというものは、出てみないとわからないものだと、私も3年前に初めて思った。
その規模が大きければ大きいほど、想いを同じくする群衆との一体感がすごいのだ。
今回も、前の記事で紹介したYou Tube映像を見ていただくとわかるが、一人の中年女性が
目にうっすらと涙を浮かべて人々とすれ違っている…
今回の官邸前デモの報告の中にも、『涙を浮かべている人が多い』というのがたくさんあった。
その涙の質はなにか。
私は、『安倍政権の無法なやり口に対する怒り』のための涙もそりゃあるかもしれないが、
それよりはむしろ、『ここには想いを同じくする人々がこんなにたくさんいてくれる…』という、
むしろ安堵というか、『ひとりじゃない』ことを確認したゆえの感動の涙ではなかろうかと思っている。
私自身がそうだから。そうだったから。

たった一人のデモ参加者…。
しかし、そのひとりひとりのちっぽけな達成感とか承認感というものは、実は大きい力をやがて持つ。
その経験は、個々人の心の中で静かに醸成され、やがて確固とした確信に変わっていくことが多いからだ。
公平に言えば、それは、集団的自衛権反対でも安倍晋三賛美のデモ行動でも関わりなく起こることだ。

若い人々のtweetを読んで行くと、「幼いなあ…」と思ってしまうものもある。
集団的自衛権のことは実はそう良く知らずに、回りの興奮ムードの中でとりあえず参加してみたら、
想いのほかの一体感と高揚感にしびれてしまった末の発言も結構多い。
『あべ、死ね!』とかのヘイト的叫びもあって、『これこれ。ちょっとそれは…』といさめたくなるような
発言も実際ときにはある。
過去に安倍さんなどに対し『あなたたちが、福島第一の原発建屋に入りなさい!』と
書いてしまったことのある私が、諌めることのできる資格はないかもしれないけれど、
言ってはいけないこともあるということを学んでって欲しいと思う。これは我が身の反省でもある。
極端から極端へ走る抗議活動には、ぱっと燃え盛る激しさと同時に、それがゆえの脆さ(『負けた!
もうどうにでもなれば!もうやめた!的な諦めの早さ)も内包しがちなので、おばさんの私などは
一抹の危惧も感じずにはいられないというのも本当の気持ちだ。

だが。
だが…。

そうした一部に危うさ、脆さへの危惧を抱きつつも、私がこうやって若い人々が立ち上がってくれた
ことを嬉しく思うのには理由がある。
私が戦争をしないさせないために一番大事だと思っていること、それは、『戦争を語り継ぐ』ということだ。
その、語り継ぐ相手が今回たくさん生まれたことが、何にもましてうれしいのである。

先ほども書いたように、経験というものは、ひとの心の中で
やがて静かに醸成され、『成長・成熟』していくものだ。
今、幼く見える過激なtweetも、『政治に興味を持ってみる』というなかなか普段は難しいことの
突破口が、こうやって一度開きさえすれば、やがて多くの人の意見を見たり語りあったりすることを通じて、
若い人々自身が経験を積み、政治的にも成熟していくであろうと私は信じる。
これは、思想の方向に関係なく、そうだ。
経験の蓄積とその内在化は、その人の精神の骨格を形成していく。
問題は、その経験の『質』と『向かう方向』であって。(!)


私は改憲には反対である。
それなのに、2年前の冬、『国民投票の是非を問う都民投票』の都議会での審議を求めて
署名集めに街頭に立ったことがある。
改憲の手続きである国民投票に現時点で反対していながら、なぜ署名集めに参加したか。
それは首都東京において署名活動が達成されなかった!という負けを喫したくなかったからである。
そして、この投票活動や、投票行動に参加した人々に、ある種の『政治活動の成功体験』を
小さなことでもいい、経験させたかったからである!(自分も含めて)

想えば、日本のリベラルの政治闘争の歴史は、ほぼ敗北に次ぐ敗北の歴史である。
その十年一日のごとき戦い方のまずさや内部闘争や、うちうちの党活動や組合活動にばかり精力を傾注して
市民の中に入っていかないその運動のありかたや…諸々の要因があって、リベラル勢力は
泣けてくるほどに今、衰退してしまい、安倍政権のような怪物政権が誕生してこの国の
根本まで変えてしまおうとしていても、私たち国民は、その怒りを託すべき政治の受け皿を持っていない…。

長い間続いた自民党の一党支配と、それに対抗する野党勢力の衰退を見せつけられた来た国民は、
うんざりしてしまって政治を変えようとする意識や意欲を減退させてしまい、あの福島の事故が起きてさえ、
その多くが、『不本意ながら現状承認』の無気力状態に陥ってしまっている……

私は、自分も含め、もう一度国民に、政治的活動の『成功体験』をさせたいのである!

政治的活動そのものの参加することは無論、それに対する興味や関心さえも多くの国民が失いつつある中で、
一部の政治集団が圧倒的多数の力を恣にして、憲法の形骸化を図ろうとしている今。
私は、国民の手にもう一度政治を取り戻したいのである!

だから、今回の閣議決定のことで負けたことは、無論口惜しいことこの上ないが、
一方で私は、小さな希望を抱き始めてもいる。
それは、安倍政権のあまりのやり口に、国民の政治意識が目覚めてきているということである!

人が一度経験したことは、無駄にはならない。
大小の経験の積み重ねが一人のひとの精神的骨格を作っていくのと同じように、
国の歴史も、その時々、国民がどういう経験を自らしていったか、そうしてその経験を
国民がどういう風に内在化させ(内在化。これが大事)、成熟させていくか、というその積み重ねで、
その、国家としての精神的骨格もまた出来あがっていくものだと思うからだ。

だから。
安倍晋三という、一人の個人的盲執に満ちた政治家が、この国が経験してきた悲惨な戦争の歴史と
その中で形成されてきた国の根本的精神というものを無理矢理捻じ曲げようとしても、
国民がそれを許さない!と思っている限り、そうやすやすとその根幹は揺るぎはしない。

確かに『蟻の一穴』というように、憲法にもこうやって小さな穴があいてしまえば、そこから
土の壁はほろほろと小さく崩れていって、やがて憲法自体、国自体の崩壊につながっていく…
しかし。
あきらめや投げやりな気分は、その開いてしまった穴にさらに水をかけて、崩壊の速度を
速めてしまうようなものだと思う。

                       *


今回の集団的自衛権行使に関する性急な政権内部だけでの議論と今日の閣議決定までの
一連の騒動には、どうも、ずうっとわかりにくい曖昧なところがあって、国民がよく検討する時間も
ないまま、あれよあれよといううちに閣議決定まで行ってしまった感じだ。

そのわかりにくさは。
論点の質が違う問題が、ごっちゃになって語られている、ということにあるのではなかろうか。
それでは、どんな論点があるのか。私が考えつく範囲でこれから一つ一つ書いていってみたい。

安倍総理自身も閣議決定の夜、記者会見で言っていた通り、
『今回の閣議決定を踏まえ、関連法案の作成チームを立ち上げ』というように、
閣議決定したからと言って、すぐにそれが動き出す、というものではなく、行使のためには、
これから自衛隊法、PKO法、武力攻撃事態対処関連3法など、さまざまな法整備を
行うことが必要なのである。
明日から、『さあ!いつでもどこの国でもかかってこ~い!集団的自衛権行使してやる!』
というわけではないのだ。
ということは、それらの審議がこれから行われるその間に、我々国民ももっとこの集団的自衛権について
よく知っておき、猛烈に反対して、これらの法案が通されないようにする必要があるわけで、
今日からじっくり勉強するというのでもまだ決して遅くない。
まだまだ出来ることがある、というのはそういうわけなのだ。
国会議員・地方議会議員が怖がっているのは、選挙で議席を失い権力の座から滑り落ちることである。
来年の統一地方選を待っていなどしないで、個々の地方選で、自公にNO!と言うことだ。
自公が圧倒的に多く、野党にも集団的自衛権行使論者が多い今の国会では、
関連法案審議に際し野党が頑張って成立を阻止するということはあまり期待できないが、
それでも、なんとか一人づつでも、党の拘束に背いててでも平和主義を守るという
信義に基づいて行動する議員を増やしていくこと。
今回の決定に至るまでの過程と今後の関連法成立に際し、その法律上の水漏れを、
日本弁護士会など法律の専門家と協力して突きつけていくこともできる。
内閣法制局長官人事に関して、彼等の長年の経験と見識に基づく人事慣例に敢えて逆らい、
自分と気脈を通じる外部の人間(小松前長官。故人を責めるつもりはない)をその座に据えた
安倍総理のやり口に対し、法制局には不満を抱く人も多いだろう。
内閣法制局のありようについては何もかもがいいと言うわけではないだろうが、長い間にわたって
政権が憲法から逸脱するのをできるだけ食い止めてきた実績がある。
今こそ彼等が、長年培った行政府内での法の番人としての見識を示すべき時だ。
私たちはそういう応援もできる。
小さなことでもとにかく積み上げていけば、大きな力になる。

                       *

私はこの重苦しい空気の中にあって、加藤周一の著作をいまさらながらだがずっと読んでいた。

戦争中に青年期を過ごし、知識人がそうして国民一般がどのように戦中戦後を生きたかを
仮借なく問い続けたこの『知の巨人』の厳しい言葉ほど、今、私の胸に届くものはないようにさえ思われる。

紹介したい言葉は山ほどあるけれど。

                       *

『われわれの自由が完全に奪われたあとでは、どういう抗議もできない(ということは
経験によってあきらかである)。とすれば、自由の奪われていく過程のどこかに、抗議が必要であり、
また可能であり、それによってやがて自由が全く失われるだろう過程の進行をくいとめることのできる
決定的な時期があるはずだろう。(中略)その決定的な時期は、一体いつだろうか。
警官の入った深夜の国会で安保条約の採決が行われたときに、そういう時期の一つが到来した、
とわれわれの多くが感じたことは確かである。
 (中略)それは、立場の左翼的であるとか、自由主義的であるとかいうこととは関係ない。
ファシズムを通ってきた人間が、ファシズムをふたたび日本の国土に迎えたくないということ、
またどういう種類のいくさであっても、いくさには一切まきこまれたくないということ、従って
すべての武装を放棄した平和憲法制定の精神を守ろうということであるにすぎない』

   (ちくま学芸文庫 「言葉と戦車を見すえて」:『安保条約と知識人』より)  
                 

  
この一文の初出は、1960年『朝日ジャーナル』6月12日号。『東京日記』24。
今から、54年前。安倍総理の祖父岸信介氏の内閣が、安保条約改定に臨み、衆院特別委員会で、
座り込みをして抗議する社会党議員らを警官隊や一部右翼の傭員などを動員して強制排除。
強行採決に至り、新安保条約が締結された時期の記事である。
この時は、33万人とも言われる人々が国会前に集まって激しい抗議を行った。警官隊との
もみあいの中で東大生樺美智子が死亡。
詳しくは、『安保闘争』

戦後間もない60年安保。
『戦争はもう2度といやだ!』という、人々の骨身に染みた想いからくる激しい情念も、
結果的には改訂成って屈してしまった。
けれども、これだけの激しい民衆の抵抗の記憶が、長く後世の自民党閣僚たちにも強く印象付けられて、
集団的自衛権までは踏み込んでいかない、という歯止めをかける効果を生んできたと思うのだ。
しかし、戦後およそ70年。戦争の悲惨を直接知る人々は少なくなった……
岸信介の外孫安倍晋三氏が、『日本を再び戦争のできる国へ』と、歴史の歯車を巻き戻す……

私たちは、先人たちが流血と涙で勝ち取ってきたこの平和憲法を、こうやすやすと
蹂躙させてしまっていいのだろうか。






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re:鍵コメさんへ

鍵コメさん、こちらこそ、です。
ブログというものは不思議。会ったこともないのに、なぜか、この方は
信頼できる!と直感でわかるのですね。
そして、その方がいてくださるだけで、その方の住む土地が、懐かしい
自分の良く知る土地のように思えてさえきます。

鍵コメさんの勇気ある生きかた…行動力のない私にはいつも憧れです。
これからも雄々しく、妥協することなく、ご自分の理想を追求なさってくださることと
信じています。^^

お別れではありませんね。より高い理想に向かって助走中…^^
これからも楽しみにしていますよ~~~♪

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 星狩人さんへ

あッ。私のコメントも、星狩人さんの言葉を否定する意図で書いてるんじゃ
全然ないですからね!

「安心なんかしてちゃいけない」というのは、星狩人さんにあてて言ったのではなく、
広く一般の人に向けて言ったのですから、誤解なされませぬよう。^^
このコメントのやりとりが、お互いの意見をさらに前向きに補い合うようなものに
なればいいな、という意図でもって書いていますからね~。^^

『徴兵制だけが、問題じゃないだろう。自分たちに、「赤紙」さえ来なければ、
では自衛隊員は「志願」したのだから、戦場に送られてもいいのか。
日の丸をつけて、武器を持った部隊が、国家公認で、外国人を殺していいのか。
わが身可愛さの平和主義なんて、どこにも通じない、平和ボケに過ぎんのだぞ。』

本当に。本当にそうなのですよね。これは私も星狩人さんの言を受けて書きました通り、
原発作業員に対し、『そういう人たちは好きでその仕事を選んだんだろ。金も受け取ってるんじゃん』
というような見方がときにされることとまったく似ていますね。
これは。本当に、単に自衛隊員や原発作業員に対する論議のみのことを言っているわけではなく、
およそこの世の不条理な仕組みに共通する問題です。

こういう言い方を私たちは、どれほどあちこちで耳にすることか。
韓国人慰安婦に限らない、日本人、フィリピン人、中国人…多くの女たちが
兵士たちの性の処理に使われました…まるで便器か何かでもあるように。
…その時にも、男たちは無論、あろうことか同じ性を持つ女たちからさえ、
これに似た言葉は聞かれたのですよね。
『あの人たちは、自分で好きでそんな仕事に就いたんじゃないの。お金も貰ってるじゃないの』

私が腹が立つのも、こうした鈍感さ、なのです。

『戦争と平和を自己中心にではなく、「現代の世界の不条理な仕組み」として、
とくに戦争を必要とする、経済システムと権力の構造、そのなかに自分の命が
どのように組み込まれて、道具ように利用されているか、よく勉強してくれよ。
平和とは情緒でなく、確たる信念だよ。そういうことを訴えたかったんです。』

まさに。まさにそれなんです。私が言いたいのも。
世の中の不幸や不条理の構造は、不思議なほどいつも似ています。
戦争のもたらす不幸も、原発問題も、沖縄も、従軍慰安婦問題も、TPPも水俣病も…

似ているはずですよね。
頂点にいる人間が同じ顔を持つ人々なのですから。そして底辺にいてそれらの社会不正義の
影響や皺寄せを真っ先に受けるのもまた同じ人々…社会的弱者なのですから。
時代と場合によってひとが入れ替わるだけで、一部の富裕層や権力者が、自分等の富や権力を
ますます確固としたものにしよう、絶対に失うまい、として引き起こすありとあらゆる
社会的不公正や不正義が、自分たちの首を絞めているのだという、そのことに気がつかず、
一方で自分たちもまた、さらに立場の弱い人々に、不正義を押しつけてそれに気づかない。
今はさらにひどいことに、富者も貧者も、祖父から子へ、子から孫へ…と、
富の連鎖、負の連鎖がそれぞれに起きていて、自分はそのどちらにも属さない、
まあまあのところで生きていられるから安心だ、と思っている人々も、アメリカにおける
中間層の急速な貧困層化に見られるのと同様の現象が、今この日本でも急速に進みつつあることに
もっと目を向けなければならないと思っています。

安倍さんの政策はともすればその右傾化政策だけが問題にされがちだけれども、
安倍政権の特徴の今一つは、この貧富の差の固定化と、中間層の破壊へまっしぐら!に
突き進んでいく、いわば強者の論理の政治だ、ということにも、私たち国民は
もっと敏感であるべきじゃないかと思います~…

安倍政権が仮に倒れても、この国はよくなりませんよね。
あとに続くものがいっぱい育ってしまっている。野党も維新とかひどいのばかりです…
でも、今なら、今ならまだ間に合う!
ろくでもない政治家は選挙でどんどん落とす。それだけでいいんですけれどね。
それを見極めるには、国民が、地方行政のレベルから、もっと政治に厳しく目を向けて
行くこと。ひとつひとつの事象の奥にあることも考えて行くこと。
世の中の動きのダイナミズムに振り回されないしっかりした軸を持つことですよね。

ありがとうございます!







No title

>自衛隊の広報担当によれば、採用案内は、
毎年高3生にこの時期送っているものだそうです。
なぜ、7月1日に送ったかというと、文部科学省と厚生労働省連名の、
就職の文書案内についての通知に従っただけ、ということだそうで。

ご指摘をありがとうございます。なるほど、そういうことだったのですか。
だからといって、いやあ、早とちりのポカでした、わたしの不覚です・・・と、
凹んでる場合ではありません。転んでも、タダで起きてはならない。

客観的な事実の確認は大切ですが、一部の勇み足も含めた事柄の全体が、
どういう背景や流れのなかで、国民のどんな意識を醸成していくのか、
今後も見逃さないようにしたいと思います。いずれにせよ、
「赤紙がきた~」みたいに騒いでいたのでは、思う壺ですから。

今回、毎年そんな案内が送られていることも、初めて知ったのですが、
そのことで、これまで想像もしなかったとを、考え込まされてしまいました。

私には子どもはいません。けれども、もしいるとしたら、ちょうどこれに、
該当する年齢の前後であろうと思うからです。親として、どうすればいいのか・・・。
人の親でないからといって、どうでもいいとは、とても思えないのです。

自分なら、子どもに何を話すだろうか、ということも含めて、
この問題も、私自身のブログに上げてみたいと思っております。

「徴兵制」のこと。これからますます、議論になってゆくでしょうね。
将来的に実施されるか、ということになると、もちろん私も絶対そんなことはないと、
断言できるわけではありませんし、実質的には、すでに検討されていると思います。
「大騒ぎせず、安心してりゃよろしい」なんて、そんな暢気な意味ではありません。

徴兵制だけが、問題じゃないだろう。自分たちに、「赤紙」さえ来なければ、
では自衛隊員は「志願」したのだから、戦場に送られてもいいのか。
日の丸をつけて、武器を持った部隊が、国家公認で、外国人を殺していいのか。
わが身可愛さの平和主義なんて、どこにも通じない、平和ボケに過ぎんのだぞ。

戦争と平和を自己中心にではなく、「現代の世界の不条理な仕組み」として、
とくに戦争を必要とする、経済システムと権力の構造、そのなかに自分の命が
どのように組み込まれて、道具ように利用されているか、よく勉強してくれよ。
平和とは情緒でなく、確たる信念だよ。そういうことを訴えたかったんです。

なぜなら、決め手はやはり、若者の意識だと思うからです。

私は、安心なんかしていません。とんでもない・・・不安倍増です。
安部政権の怖ろしいところは、国民を操作する、嫌味なまでの注意深さです。

あのやり方を推し進め、さらに極めるなら、それこそ王様のようなもので、
「徴兵制など、政府がやろう!と決めればいつだって理屈的にはできる」。
現にいまの日本では、憲法も国会も司法も、あれどもなきがごとき存在です。
安倍政権のあとにも、この先例を踏襲する政権は、かならず現れるはず。

だからこそ私たちも、消耗させられないように、先の先を見通しながら、
徴兵制が実施されるか、されないかで、ぐらぐら気持が揺れるのではなく、
なにがあっても分断されずに、一丸となって反戦平和を貫けるように、
いろんな角度から考えながら、体力と気力と知力を、保ってゆきたいです。

たびたび、ありがとうございました。

Re: 星狩人さんへ

自衛隊の広報担当によれば、採用案内は、毎年高3生にこの時期送っているものだそうです。
なぜ、7月1日に送ったかというと、文部科学省と厚生労働省連名の、
就職の文書案内についての通知に従っただけ、ということだそうで。

でもまあ、そういうことを普通私たちは知りません。
とりわけ高校生たち本人にとっては、7月1日とタイミングをぴたりと合わせて
送ってこられたように見える自衛隊の募集要項は気味が悪かったのでしょうね。
無理もないことと思います。
そもそも閣議決定の7月1日という日自体が、自衛隊創設60周年記念日と言うその日を
意図的に選んだかのようにも思えますし、若者たちに人気のあるAKBの誰それとかが、
自衛隊のCMに使われていて、そのオンエアがやはり7月1日、などと知れば、
当の高校生たちにとっては、何やらじわじわと迫ってくるような、そんな気持ち悪さを
感じずにはいられなかったのでしょう。

その感覚自体は、若者の本能的な忌避感情だと私は思うのです。
アメリカでは、堤未果さんの著書に詳しく書いてありますが、軍が、高校で青田刈りをする。
本人は学業優秀で進学したいのだけれど、家庭の経済的事情で進学できない、などという
生徒の事情を、軍のリクルート担当が、高校から入手できる仕組みになっている。
何年か軍で勤務すれば、帰って来たときには大学に行かせてやるというのですね。
そうやって一本釣りされた青年たちが、アフガンやイラクなどの戦場に行って、
PTSDにかかって帰ってくる。大学進学どころでない心身状態になってしまっている…

日本の若者たちも、そういうことを勉強して知るようになっています。
そんなふうに、現代の世界の不条理な仕組みを、若者たちが学んで知っていくことは
とてもいいことだと私は思います。

集団的自衛権容認が閣議決定されたからと言って、すぐさま徴兵制が敷かれるわけではない。
だから、今日明日怖れることはないわけですが、遠い将来、そういうことがない、とは言えないと
思っています。自衛隊員が実際に戦闘に加わるような事態が出来すれば、やめていく隊員は
出てくるでしょう。すると、おっしゃるように、アメリカの例のように、
自衛隊と文科省が結託して、経済的に困っている優秀な高校生を青田刈り、などということが
日本でも起こらないとは限りませんね。

『徴兵制』にはそう簡単には至らないでしょうが、安倍総理のほかにも、安倍さんよりもっと
好戦的な政治家は自民、維新、みんな、民主の一部などにもいるわけで、そういう政治家が
これからますます増殖していけば、そういう人間たちから実際の必要もまだないのに、
「日本も徴兵制を敷いて、若者たちを少しピシッと鍛え直さなけりゃだめだ!」などという
強弁が出てくることは、ありえないことではないと思います。

「いや。日本ではさすがに徴兵制は無理だろう。現行憲法第十八条には
『何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、
その意に反する苦役に服させられない』と書いてある。この条項が、徴兵制をくいとめるよ」
などと思っていたら、甘い甘い。
自民党の改憲案では、この『奴隷的拘束』の文言を削除しています。
将来、徴兵制を敷こうとするときに、この文言が邪魔になるのでは、と考えたのか…。

それに…。
たとえ憲法の条文をいじらなくても、時の内閣の解釈次第で、憲法などいかようにも
骨抜きにできる!ということを、今回の集団的自衛権行使容認の閣議決定で、
日本という国はもう、先例を作ってしまいました!
ですから、徴兵制など、政府がやろう!と決めればいつだって理屈的にはできる、という
ことになってしまいました。

本当に、なんでも出来る、どんな理不尽もできる、そんな権限を行政府に与えてしまった…
司法、立法府がしっかりしていれば、ちゃんとチェック機能を果たせればいいのですが、
今の日本はそれもできない…

だからね。若者たちのtweetのあるものは、まことに幼く、またヘイトスピーチと
区別つかないものまであって、危うさはすごく感じますが、しかし、若い人たちが、
今回の集団的自衛権のことで、我が身にも来る恐怖として問題を捉え、それについて
知ろうとする動きが出て来たということを、私はすごくいいことだ、と思うのです。

リベラルができなかった教育を、安倍さんたちが反面教師としてやってくれている
という皮肉(苦笑)。

アメリカでは徴兵制をとっくに廃止し、今は志願制ですが、徴兵制をやめてから
若者の戦争に対する意識が希薄になった、という傾向があるそうです。
自分が戦場に送りだされるという、我が身にふりかかる心配がなくなれば、
戦争に対する意識も低くなるのは、それはあるでしょうね……

「戦場へなんて、そういうことの好きなやつが行けばいいんだよ」という…

それは原発作業員に対する日本人の一般的感覚とも共通するものですね。
「原発作業員の被曝の心配?だって、彼ら好きでその仕事選んで、金もらってんでしょ」
という感覚。

そういう、我が身に危険が及ばなければ、何があっても関心ない、関係ない、と
思いがちな日本人が、今度のことで、少し目覚めてくれればいいが、と思っているのですが
どうでしょう…

高校生たちの、若者たちの過敏さを、私はむしろ大事なことだという意味も込めて
考えたいと思います。^^

若者たちに限らず、とにかく勉強してほしいですね。今は、いいネット配信もあるし、
NHKも昨今ひどくなってはいますが、ドキュメンタリーなどでは未だ頑張っている制作者が
います。私はNHK内部でこうやって戦っている制作者などは応援したいです。
You Tubeなどでは、目をそむけたいかもしれないけれど、戦地の映像や
空襲、原爆などの生の映像も見ることができる。アウシュビッツも、チェルノブイリも、
福島の事故は隠されているけれどそれでも証言者がたくさんいる。
こういうものをときには見て、考える習慣をつけていって欲しいです。

本もいい本がいっぱいあるんだけれどなあ。
そうだ!私もまた、文学作品の記事も書かなくちゃ。

…最後はなんだか、ひとりごとみたいになっちゃいましたね。^^








『徴兵制』に

「赤紙」は来ない。でも貧しい若者が志願するならいいのかな?

彼岸花さん。

ご丁寧なお返事に感謝いたします。
不躾なまでの、率直なコメントをさせていただき、申し訳ございませんでした。
読者の方々にも、(いつものことですが)ご不快であったことかと思います。

けれども、鍵コメでも申し上げました通り、これは決して、
彼岸花さんの記事の、腰を折る為でも、批判や反論のためでもなく、
いわば同じ気持をべつの角度から、べつの言葉で表現しているのだと、
そのことを理解できましたこと、こちらこそ嬉しく思います。

若者たちのこと。そう、彼らはとても貴重な存在なのです。私だって、
「あ~も~、いまどきのワカイモンはなっとらん」なんて、言いたいのではなく、
むしろ彼らを取り巻くひどい状況と、それを招いたうえに、
どうすることもできないでいる、大人たちの責任のほうが、はるかに大きい。
なのに若い者に丸投げしては、逆効果になるぞ・・・という懸念があるのです。
(戦争でなければ、若者を前線に送るのかという疑問も)

だからこそ、もう従来の護憲や反戦平和の言葉など、通用しなくなっていることを、
私達は、自覚しなければなりませんね。戦後20年目に生まれた私でさえ、
戦時中の体験なんて聞いても、源平合戦や関が原の戦いと同じくらい、
大昔の物語のようにしか思えず、なんの実感もできなかったんですから。
(それでも「平和な時代の証拠」として見逃されたんですね)

本当は若い人たちには、土下座をして謝りたい気持です。
平和を貪ってきた戦後の、とくに高度経済成長時代に生まれ、苦労知らずで育ち、
バブルを謳歌した私の世代など最悪で、軽蔑されて当然だと思います。


>私が戦争をしないさせないために一番大事だと思っていること、
  それは、『戦争を語り継ぐ』ということだ。
  その、語り継ぐ相手が今回たくさん生まれたことが、
  何にもましてうれしいのである。

そうですね。もし彼らに聞く耳があるなら、私はあくまで頑固に譲らず、
古代から明暗のあった、日韓の歴史について、語ってやりたいと思います。

それから、「あべ○ね」は、どうやら問題になっているようで、
小さなほころびから、全体が破れないように、それこそ指南してやらねば。

いちばんベストなのは、若い人たちが、歴史や領土は後回しでもいいから、
韓国や中国にいっぱい興味をもって、どんどん行き来して、交流して、
たくさん友達をつくり、率直に話をして、こういう危機的な問題についても、
国家などに分断されるのではなく、そう仕向けた主要因の正体を見抜いて、
国を超えて民衆が連帯し、共闘しあうことだと思うんですね。

それって、パワーのある若いものが、率先してしなきゃと思います。
軍国じーさんやおっさんらを突き飛ばして、「お前らが殺し合いをさせたくても、
おれたちは手を握り、愛し合う、そこを退け!」と、超カッコよくなれって。

ところが・・・どうやら、閣議決定のあった7月1日に、自衛隊募集の案内が、
全国の18歳のいる家庭に届いたとかで、「赤紙」が来たとばかりに、
だいぶ騒ぎになっているようですね。これも、わざとする権力の挑発です。
だからホイホイ乗ってはダメ。こんなものに驚いてちゃいけません。

親が子供の目の前で怒り、すっきり破り捨てれば、最高にいいのです。

>集団的自衛権容認が仮に正式決定されても、
 それがすぐ徴兵制に結びつくわけではないのですが、
 そこに情緒的に過敏に反応している子が多い。

そう思いました。それはまた、お母さん方も同じですよね。
ある意味で、無知というよりも、政治に疎いことが原因です。
私は徴兵制については、これからも何度も言及され、ちらつかされはするけれど、
実施するまでには至らないと思います。でも脅しのカードとしては重要。

そうやって国民、とくに若者たちの神経をすり減らさせ、へとへとにさせてゆく。
今にも自分の人生が、軍隊で滅茶苦茶にされるような気分にさせられた若者は、
そんなことはないと分かった途端、政府などではなく、大騒ぎして不安を煽った
リベラルに反感を抱き、信用しなくなるでしょうね。それが人間の心理です。

秘密保護法のときも、いまにも治安維持法の悪夢が甦るような緊張感で、
数々のブログが閉鎖しましたが、実際にはそういうこともないでしょう。
さんざん騒ぎ、すとんと拍子抜けして、疲れて、そのうち現状肯定するようになる。
その大衆的な疲労と安心のスキに、権力はすんなり目的を達成する。
蹂躙されるのはいつも、貧しい底辺の人々ですが、それはいつも見えない。
福島には疑いも含めて、すでに90名の甲状腺がんの子供がいるのに、だれも騒がない。

リベラルさんたちは、「歴史に学べ」と言っていますけど、
歴史に学び、過去のアヤマチを克服したのは、安倍さんたちのほうで、
昔と違って強権に寄らず、なんとソフトに国民を支配することかと、
ちょっと感心してしまうほどです。原発事故のあと、あれだけ
「騙された」などと騒いだ国民なのに、また簡単に騙されて困ったものです。
騙されたくなければ、とことん疑う以外ないでしょうに。自分の影さえも。

戦時中のこと、彼岸花さまもお書きになられていましたが、あのころ、
日本国民の全員が、戦争で悲惨だったわけではない。戦争さまさまで、
甘い汁を吸った連中もいますが、一般国民も、多少の困窮や窮屈さはあっても、
暴風雨に耐えるように、すすんで受け入れ、逞しく生き抜いたんですね。

それどころか、否応なく日常的に、「死」に直面させられる状況下にあって、
人はかえって立派になり、責任感を持ち、世の中には清新の気が満ちて、
モノはなくても、無気力どころか活力にあふれ、戦勝というひとつの目的に、
人みな兄弟姉妹のような一体感が生まれ、助け合い、励ましあったわけで、
「暗い時代」というのは、一面の真実ですが、やはり戦後の意味づけですよね。

「政治を自分のこととして考える」のは大切だけど、それも浅薄に受け取られて、
「自分さえ被害を蒙らなければ別にいい」といった風に、すぐ反転されてしまう。

私たちがいま、フクイチで「原発掃除」をする人々の命を盾に、生きているように、
いつの世も人間は、一部に犠牲を負わせて、明るく達者に生きている。
宗教的偽善のように、すべてを受け入れ、文句を言わず、感謝して、笑顔で。

若者たちを鍛えるのは、やっぱり、言葉の力ではないかと思いますね。

今日は、午前中は大雷雨でしたが、いまは爽やかな梅雨空になりました。
7月7日は七夕ですが、あれは旧暦で祝うものであります。
いつもありがとうございます。たびたび失礼いたしました。


Re: 星狩人さんへ

星狩人さん、おはようございます。
そちらは雨がこれからひどくなるのではないでしょうか?
こちらも、空が今にも目の前に垂れてきそうなほど重苦しい天気です。

コメント、まとめて答えさせていただきますね。

星狩人さんの危惧。本当によく理解できます。
また、私の想いも、鍵コメなどでお伝えした通りで、星狩人さんにはきっときっと
間違いなく伝わってしっかりと受け止めてくださったことを感じます。

鍵コメで書ききれなかったことなどについて書かせていただきますね。

まず、今回のデモのことですが、星狩人さんが抱かれた危惧を、私も感じます。
今回、若い方が本当にたくさん来てくれていたのですが、それが本物の政治運動に
なっていくのか、ということに対しては私も不安を抱きました。
今度の若者たちの動きは、twitter やfacebookなどでの拡散が大きな効果を生み、
『俺も行く』『私も行って見る』…というような急速な連鎖反応になっていった結果だと
思われます。
だから、そこには、あのtweetの流れを見ていけば見える通り、思想性などの
裏付けなく、ただ周りが急に動き出したから自分も行って見てみたい!、というような
いわば野次馬的参加者も多くいたように思います。
それから、そこまで野次馬的というのでなくとも、『徴兵制』というキーワードに
過敏に反応して騒いでいる子が多かったというのも見られます。
集団的自衛権容認が仮に正式決定されても、それがすぐに徴兵制に結びつくわけではないのですが
そこに情緒的に過敏に反応している子が多い。
今回の安倍政権の成立と成立後の矢継ぎ早の右傾化政策は、星狩人さんと鍵コメントで
やりとりした通り、単に安倍晋三というひとりの盲執に捉われた男の意志だけではない。
アジアに侵略していった旧日本軍と日本政府、それを影で本当は動かす黒い経済界の意志…
そういったものが『終戦』によっても解体されることなく、政界、官僚機構、経済界、
思想界、学界…日本の社会機構の隅々にまで生き残っていて、それらが復権を目指してきた…
その大きな大きな流れのうちにあるのだということですね。

その大きな歴史の流れを知っていないと、今回の集団的自衛権行使の論争も
単に安倍晋三という一人の極右政治家を倒せばいい、という短絡的な小さな話になって
しまいます。
『あべ、しね!』などというプラカードの言葉は、そういうただの『反安倍ムード』から出てくる
ものだろうと思っています。
安倍首相が背負っている大きな日本の暗黒部分…それを歴史的に理解しているならば、
日本人をあの愚かしい戦争に追い込み、アジアの人々にあれほどの苦悩と大きな害を
もたらしたあの戦争を引き起こした人々がいったいどういう人々で、それが戦後
どう生き抜いて今に至っているか、という歴史を知っているならば、
たとえ安倍首相が当面の敵であろうと、『あべ、しね!』などというヘイトの言葉は
言ってはならないのです。
それでは今、安倍首相を賛美し、新大久保などで韓国人に対しヘイトデモを
繰り返している連中と、心性において同じになってしまう。

私個人も安倍さんは大っ嫌いですが、その復活をどれほど忌んだか知れませんが、
憎むべきは安倍さん個人ではなく、その背後にある、変わらぬ権力構造です。

あのヘイト的なプラカードをみると、私も、「ああ、この若者たちの決起は
一時のお祭りムードにすぎないのかな」という危惧を抱きました。
その軽さは、おっしゃるように、容易に今度は真反対の方に怒涛のように流れていく
危険性を秘めていると思います。

…これはね。今に始まったことではなく、昔から実はあったことだと思います。
なんとなくの社会不安が低く重く広がっていく時代には、閉塞感を打ち破りたいという
願望が個人のうちに芽生えがちです。
それは時にひとを犯罪に走らせたりする…。
政治運動的には、政府を批判する側と、逆に自分の社会的弱者としての不満や不安を
政権という強者に付託して、それで自分まで強くなったような錯覚に走る人々と、
両極に走る若者が出てきたりします。
でも、どちらに走るかは、実は紙一重。
たまたま出会った言葉やひとが、右翼的なものならそちらに走り、反体制のものなら
そちらに走るという危うさを常に秘めている……

今の時代も、安倍さんや麻生さんの宣伝カーに日の丸持って集まる若者と、今回反安倍を
叫ぶ若者との両方が、社会の不安を背景に出現してきたということだろうと思います。

しかし、物事の本質を見る目を持たず、その時々の権力者やマスコミの宣伝に流されて
右に行ったり左に行ったりする民衆の弱さは、実は若者も大人も同じです。
無論どちらにも走らないで無関心とか様子見、とかいうのが一番多い。
そこに問題の核心はあるんですよね~~~。

私ね。でも、反原発デモもそうですが、今回の集団的自衛権のデモに若者が多く参加するように
なったことについて、過大な期待も抱かないようにと思う一方で、
これを本物の大きな流れにしていかなくてどうする!とも思うんですよ。

確かに、twitterなどの一部文面を見ると、あまりにも幼い、そして危うさを感じずに
いられないものもありました。
しかしながら、それはやはり、今の時代状況に何らかの不安を抱き、自分もそれを
自分の目で直接見てみたい!という心の動きがあったからだろうと思う。
私はそれを、とても貴重なものに思うのです。
『関心を持ったということ』…そのこと自体を「えらい!」と思う。
しっかりした考えをもって参加した若者もたくさんいたと思います。

この若者たちをですね、右傾化の方向に逆に押しやってしまうかどうかは、
大人たちの対応にかかっていると思うの。
大人が、些細な小異から内部対立を繰り返したり、批判する姿勢がふらふらしたり、
内部の権力争いに陥ったり…そもそもしっかりした骨格となる思想を持たなかったり…
そうした醜さをもしこれから見せつけていくなら、折角今、社会のことに
目覚めようとし始めた若者たちを、また無気力状態に追い戻したり、それこそ
逆の方向に追いやったりしてしまうでしょう。

…それではあまりにも残念です…

運動の純粋さを追及するのも大事ですが、今はね、大きく間口を開いておくことが一番
大事じゃないかと私思うんです。
幼く見えるものもやがて成長すると信じたい。
現に私なども、3.11の前は、ほとんど政治に無関心でした…

その時にね。おっしゃるように、上から目線ではダメ。
従来の知識人による社会運動は、ともすればそうした自己満足と奢りに陥り、
自分たちの内部の集団に閉じこもって、あろうことかそこで内部分裂を繰り返し、どんどん
大衆から遊離していったことが、今のリベラルの凋落になっていったんだと思います。

一方で、社会運動の学問的研究に安住して、動かない!リベラルも多いですね。
今も昔もそうです。

星狩人さんと同じ。私も、今の状況に本当に絶望しています。
日本はこのまま、安倍首相に引きずられていってしまうだろうな、と実は半分以上諦めている。
でもね、寅さんじゃないけれど、『それを言っちゃあおしまいよ』(苦笑)
ブログ本体では、希望を語っていくしかないと思っているのです。

でもな、時々本音の愚痴を洩らしたくなって、星狩人さんや玄少子さんや皆さんのところで
は~~~~っ…と、ため息をつく(笑)。

私などはどうせ生きられてもあと10年かそこらでしょう…
でも、若い人々に、再びあの戦争の地獄の時代を味わわせたくない。
それは日本の若者、というのに限りません。どこの若者をもそんなことにしたくない。
戦争という極端にまでは至らなくとも、政治が国民を縛り、国民の諸権利を奪うそんな時代に
してしまいたくありません。一部の、ほんの一握りの富裕層をさらに富ませるために
若者が劣悪な労働環境に追いやられ、結婚もできないようなそんな政治を許したくない。

大人も若者もないと思うんです。
皆で自分たちの身を守るために共にやっていかないと。
老人には経験と知恵がある…若者には若さの体力と突破力と清新なアイディアが
あると思います。
これを合わせて、新たな国を作っていかなくちゃ!

時間はかかるでしょうが、若者を育てていく以外に、
育てると云うと上から目線だな、若者が自ら立ち上がるのを抑えつけるのでなく
後から下から支えて、社会のさまざまな不正と矛盾と不条理と戦う知恵と力をつけていってもらう以外に、
日本だけでなく、この世界の未来はないのですから、私もここでささやかながら、
発言していきたいと思います。^^

わかりやすく。言葉を選んで。丁寧に。
まだ、いただいたコメントに充分返事しきれていない掻痒感を自分でも感じますが、
また記事ででも書いていきたいと思います。

ありがとうございます。
星狩人さんの真情。間違いなく受け取っていますとも!
これからもよろしくです! ^^







Re:MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん。おはようございます。

安倍さんはとうとう積年の野望を遂げてしまいましたね。
それも姑息な手段で、あれよあれよという間に。
それに対し、国民は何も力を持っていません。
何と言っても、国会において、自公の議席が圧倒的であること。これが
絶望を誘います…
その上、今は、野党にも、自民党となんら区別のつかない右派的な政治理念の
政党(維新、みんな、民主の一部など)が多く、これから集団的自衛権の行使のための
法整備が着々と行われていくのでしょうが、それが国会に上程されても、
反対はごく少数で、するりと通ってしまうでしょう。
予定ではそれは来年の通常国会で、と政府は言っているようですが。

それまでに私たちができることはなくはないですが、おっしゃるように、
安倍さんが今回持ち出して国民を脅したような、周辺事態の変化、…つまり
日本海を挟んでの危機のことなどに対しても、集団的自衛権に反対する側の私たちに
日本の安全と平和に対する確固とした自信と信念がなければ、安倍さんの持ち出してくるような
一見強いことばに太刀打ちできない、というのが正直な今の現状だと思います。
公明党が、他の人はともかくおそらく山口さんは安倍さんの思想や手法にかなりの抵抗感を
持っていたのではないかと思いますが、結局ずるずると後退して容認に至ったのと同じで、
圧倒的な自民の壁の前で跳ね返されるだけでしょう…

一つ、一番確実な抵抗法は、これから来年の統一地方選挙までに、日本各地で、
市議会選挙や首長選などがたくさんありますが、そこで、自公をことごとく
落選させることです。
それができれば、地方議員からの突き上げがひどくなり、中央執行部の責任問題となって
安倍政権に大きなゆさぶりをかけることが出来ます。
そして、議員たち自身が、安倍さんの進む道に不安と猜疑を抱くようになると
中央議会においても、安倍路線に従わないものが増えてくるでしょう。

…でもねえ…
日本の軍国化に突き進む安倍政権の危険性よりも、その経済路線が一見うまく言っているように
思って安倍政権を経済政策の一面だけで応援する人の多い今の日本人に、そのような
投票行動はとても期待できない気がします…
株価が上がっていることだって、安倍さんのお手柄というよりは、アメリカの経済回復の動きを
反映しているだけじゃないか!
その他の政策は、ありとあらゆる面で、国民に負担を強い国民から安定した暮らしや権利を奪う、
金持ち企業優遇の悪政なんですけれどね。そこに国民の多くがまだ思い至っていない。
安倍内閣の支持率がまだ40%台もあるというのが私などにとっては、信じられないですよ。
10%台くらいに落ちていたっていいくらい、ひどい政治をしているのに、
結局、国民の願うところは、『平和』というなかなか目に見えない、いよいよ失ってからでなくては
そのありがたさに気づかないものよりも、『経済の好感』という、株価など数字となって
目に見えてくるものの方、なのでしょうね。
本当は、それだって、野田馬鹿首相と安倍極右首相と続くタカ派政権の対中国、対韓国の
敵対政策によって両国間との緊張と不信がここまで増してしまい、経済の面でも
悪影響してしまっているではないですか。これからもっとひどくなりますよ。
アメリカなどは、中国を軍事的にけん制してはいても、その一方で経済面では
したたかにいい関係を保ち築いていこうとしています。
両国との関係を、国のトップ同士が会談もできないほどに悪化させてしまい、
緊張をより高める方へ方へと突き進む馬鹿政権に、どうして国民はついて行こうとするんですかね。

マスコミが今は、すっかり政権側に取り込まれてしまいつつありますからね…

その大きな流れに抵抗して、反安倍、反右傾化の勢力を大きくしていくのはほんとうに
たいへんだろうと思います。
どんないい方法があるのか…私にもわかりません…
でも、ほんとうに、

『本当に対抗勢力を,小異を捨てて,ひとつの力にするだけの広い心が必要だと思います』

そこなんですよね。どうもリベラル勢力は、なぜか小異でいつも分断していきがち。
あの都知事選が象徴的でしたが。
今は小さな違いなどいっている場合じゃない。広く間口を開いて多くの人を取り込み、
大きく緩やかに団結して、このひどい政治に抵抗できる力としてまとめあげていかなければ
ならない時期だと、私も切実に思っています。

いつもありがとうございます♪




管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

彼岸花さん 大変お疲れ様でした。

あの夜の抗議デモは、私もネット中継で見守っておりました。
このなかのどこかに、彼岸花さんもおられるのだと、頼もしい想いで。

現場を生で体験された、彼岸花さんのご感想は、とても貴重です。
なるほど、さすがに戦争の危機となると、若者も関心を持つのでしょうね。

しかしこの子たちも、数年後には戦争反対どころか、
日の丸を振り回し、堂々と改憲と参戦を叫んでいるかもしれない。
いまの風潮のなかでは、そうなる可能性は多いにあります。
そのことは、どれほど強調しても足らないくらい、危惧を抱いております。

デモに参加すると、確かに興奮しますが、「祭り」にしてはいけませんよね。
背後にはアメリカさえも控えている、巨大権力と闘う覚悟がなければ。
笑顔ではダメです。悲壮で、苦渋に満ちた、真剣な顔はありましたか?

事の深刻さを理解していたのは、あの新宿の男性だけだったのでしょうか?
私は、日本人として恥ずかしいです。あの魂と一つになれないことが。

安倍政権は、法理も道理も省みず、唯我独尊で突き進んでいますが、
それでもこの「解釈改憲」というのは、ひとつの賭けだったんでしょう。
思い切ったことをしたものです。だから国民は実際に、手も足もでない。

すでに理を尽くし、論を尽くし、言を尽くして、あらゆる批判がなされ、
安倍政権の非というよりむしろ、国家と国民に対する重罪は明らかですが、
彼らはそれさえ、充分承知の上で行なっているのですから、驚くべき執念です。

安倍氏は国民からどんなに憎まれ、後世の人々に大悪人と呼ばれようと、
己が歴史的使命を全うするまでは、絶対に倒れないと思います。

そういう怪物を相手にしているのだから、甘くみたり、笑ってちゃいけません。
この小心な人を、ここまで強くしているのは、敗戦後70年間にわたる屈辱を、
いまこそ晴らさんとする集合意識に、背中を押されているからでしょう。

われわれも覚悟を決めて、気を引き締め、まじめに頑張りましょう。


Re: スキップさんへ

スキップさん。こんばんは~~~!

おお、スキップさんは7月1日においでになられたのですね!^^
私も連日参加したかったのだけれど、さすがに次の日はぐったりしていました。

本当にろくでもない政権です。
安倍支持の人々は、経済がうまくいけば、なんでもどうでもいいんだろうか。
経済が一見好転したように見えるかもしれないけれど、危ういものですよね~。
スキップさんもお書きのように、国民の年金を株で運用なんてとんでもないことも
やっています。昨日でしたか、そのことがちょうど新聞に出ていて、2年続きで
株の運用がうまく言っていて、収益が何兆上がったとかどうとか。
でも、株などというものは、暴落することもある危険なもので、国民の老後のための
お金をそうしたリスクの高いものに運用するというのはやめて欲しいですね!
国民も、株価が上がった、もうかった!と、一時的な運用益で喜んだりしてる場合じゃないと
思いますねぇ。
アメリカの経済が今、上昇傾向にあるから、日本の株価も好感しているだけで、
アベノミクスの効果が一体どれほどあったことやら。
株などをもっていてアベノミクスに期待している人は国民の中でも一部でしょう。
大方の人はさらに生活が苦しくなることを見越して、緊縮財政。
高級デパートで高級ワインなどぜいたく品の買い物どころじゃありません。
税金も保険料も…奪われる方だけは、確実に私のような貧乏人からも奪われていきます!

本当に安倍さんの政治などは危ういのに、なんでテレビなどは毎日変わらず
安上がりなトーク番組ばかりやって、大口開けて手を打って足をふみならして喜ぶ
同じようなメンバーのお笑いタレントばかり映し出しているんですかね。
安倍さんはこうしたマスコミ関係のトップとこまめに会食やゴルフ。
日本は政治が悪くなっていっても、今自浄作用の役割を果たす機能がどんどん
失せていっていますね。
国民こそがしっかりしなくちゃいけないんだけれどなあ…

若い人々が、いまはまだ数も少なく幼い主張にせよ、自分の身のまわりの社会の構造の
矛盾に徐々に気がつき始めたように思えるのだけは嬉しいですね。^^

スキップさん。ありがとうございます~~~♪


No title

こんばんは.MATZ-TSです.

今回の閣議決定は,正直「アタマ」来ましたよ.でも彼岸花さんの言われるとおり,まだまだ閣議決定の段階です.
でも安倍さんは長年の悲願達成間近と考えているのでしょうね... 

形だけ必要最小限.実質文面みても,今後の予想される展開を考えても,
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51588256.html
このようになるのは明白な気がします.

危惧する人は沢山まわりにもおります.しかし,先日も書きましたように,では「この国の国防と国づくりをどうするのか?具体的に述べよ」といわれたとき,我々はきちんと説明できるか?

危惧する多くの人々,自治体が,本当にこの国のあり方はどうなのか,を考え,具体的政策を出すことができるまで発展できたとき,大きな政治勢力になりうる.既存の野党の心ある人々を巻き込むような・・・

そして,自民公明と対峙して,2大政党による,切磋琢磨により,政治の質が向上できたら素晴らしいなぁ

ちょっと時間が足りないですが,しかし本当に対抗勢力を,小異を捨てて,ひとつの力にするだけの広い心が必要だと思います.

こんなことを考えながら,彼岸花さんのBLOG読ませて頂きました.

ではでは,おやすみなさい.

Re: 玄少子さんへ

こんばんは~。

デモ。毎日でも行きたいところですが、なんせ東京は東京でもはずれに住んでいる私。
出不精だし、なかなかエイヤッ!と気合を入れないと出て行かれないんです。
行ってどうなったというわけでもない、秘密保護法も、今回の閣議も通ってしまったんですけれど、
自分が生きている時代の目撃者になっている、という感覚はありますね~……

若い人たちはね、Twitterの影響がかなりあったんじゃないかなあ。
すごい勢いで拡散して行ってましたからね。
周りが行くというので、自分も『一度体験してみたい』という子も多かったんじゃないかな。
そして、一度あの胸に響くドラム隊の太鼓の音そばで聴いて、大声を出してみると、
不思議な発散感があるので、そのうちだんだん昂揚して来て、いつのまにか
最前線に出ちゃってたりする。(苦笑)
ついヘイトスピーチに近いことも言っちゃったりするわけですが、それはやっぱり
どんな場合でも言っちゃいけないことがあると思います。
新大久保とかでヘイトデモする連中と同じになっちけないわけで、その辺りは
年輩の者が教えていかなくちゃいけないなと思います。
思想の裏付けがない単なる騒擾になってしまうと、おっしゃるようにそこから
ほころびて行ったりします。
警官隊も若いですしね~~体と体で揉み合ってると、興奮状態になってくる。
それでも今回、逮捕者も怪我人病人も一人も出なかったといいますから、今の日本人は
お行儀がいいんだなあと、妙なところで感心してしまいますね。
昔の過激派と言ったら!ね~?
歩道の規制もきつくて、官邸前に人が集まらないよう、周到に手配されちゃってる。
バリケード作ってるおまわりさんたちに鋭く食ってかかってるのは、かつての学生運動家らしき
おじさまやおばさまがたでしたよ。^^
シャウトの文言は中には『おいおい…』と思うようなのもありましたが、全体的には
お行儀いいことこの上ない。
きっとね、毎週国会・官邸周辺でやっている首都圏反原発連合の若者たちの
経験がこういうところで生きているのだろうなと思いました。

私が望むのは、最初は興味本位でもなんでもいい、回を重ねていくうちに、ひとと
いろいろ接することによって、この社会のいろいろな問題点を学んでいって欲しいなと
いうことです。そしてそれを持ち帰ってまた広めていって欲しい。

反原発デモは、…秘密保護法もそうだったなあ…ほんと参加者は私のようなばあさん、
じいさんが多くって、「若い人がこう政治に無関心なんじゃ、こりゃいったい
日本はどうなるんでしょうかねぃ」と心配だったけれど、集団的自衛権に関しては
じいさんばあさんは後方に!(笑)
私なども、エネルギーないから、シュプレヒコールはお任せして、おとなしくしてました。^^

ただ、まだまだ本物の関心ではないように思いますね。一種のお祭りに参加してるようなもの。
これからいろいろ勉強していって欲しいです。

じいさんばあさんは、もう先行きがないわけですよ。世の中がどんなにひどいことになっても。
悪い政治の害をまともに被るのは若い人たちですからね。意識を高く持って、
ほんとうに自分たちの未来のために勉強もし、動いてほしい。

…その際にね。やはり、言葉、というものが貧弱だと、考えることが薄っぺらになりますから
いっぱいいっぱい本を読んで、いっぱいいっぱいあらゆる世代のひとと語って、
思考の厚みをつけていって欲しいなあ…

軽く流れる運動には危険性があります。容易に崩されてしまうし、容易に悪利用もされかねないし
容易に、全く反対の流れに突っ走りかねない。
まあ、これは昔っからそうだったのかもしれないけれど、若者が右に走るか左に走るかは
実は紙一重なんですね。何とはない鬱屈感や不満感、不安感が渦巻いている今のような
社会においてはますますそうです。
まず、右とか、まず左とかいうのじゃなくて、この社会のことをまずしっかり見据えるところから
初めて行って欲しいなと思いますね。

その意味で、経験を積んだ老人と若者がこうして集えるのは本当にいいことだと思います。
老人は後継者が欲しく、若者たちには今、『承認されたい!』という願望がとてもとても
せつないほど強い時代だと思うので、じっくりと共に話し合ったりできる場がこれからも
増えていくといいなあ…
あ。私が『若者』というときには、3、40代の人も入っています!(笑)

福島第一の建屋に入れ、という件ですが。^^
正直言って、首相にも東電幹部にも、実際入って見て欲しいですよ。
長くいて被曝せよとは無論言わない。でもね、誰かがあそこに入っていかねば
ならなかったわけですよ。ベント作業の時…機器の具合を見るとき…
いつ爆発するかもわからない真っ暗な建屋に、恐怖を必死に抑えて、『見て来い』と言われて
見に行った作業員たちがいたわけです。
東海村JCO事故の収束作業もそうでした。作業員たちが5分とか10分とかの
こま切れ交代しながら、必死で収束作業にあたった…
原発事故というものは、いったん事があると、そうやってとりわけ末端の作業員たちが
恐怖を抱えながら作業しなければならない。
「こんな危険なとこに居られるか!」と、誰も行かなくなったらおしまい。
そこのところをね、推進派の人々はあまりピンと来てないようだ。
『要するに金さえだしゃ、誰かがやるさ』と、最初から誰かの犠牲を前提にして成り立つ産業。
私はいつもそこのところに猛烈に腹がたつの。
戦争もそうですね。兵士の死を最初から想定して平気。


その構造がいつも猛烈に腹が立つので、つい、『あなたも自分で行ってみなさいよ!』と、
しれ~っとした上の方の権力者に言いたくなってしまいます。
本来いいことじゃないとわかっちゃいるのだけれども。(苦笑)

そうですねえ…ゆっくり文学談義などしていたいですねぇ……
もっとも、私は何もかも勉強しなおさないと何一つ語れないので、玄少子さんと
議論するにゃ~たいへんだ!(笑)
それにね、このごろ、自分の気もちや言いたいことをピタッと表す言葉が見つからなくて
困りものです。漢語をほんとに知らないんだなあとしみじみ実感…
いっぱい難しい言葉で高等な悪態とかつきたい!(笑)

玄少子さん、ありがとう~~~。








No title

 おっしゃるとおりですね。第一まだ、自衛隊を戦争に送ることが決まったわけではありません。これから、世論は安倍さんの危険性について気付くはずです。また、財政が危ないことも分かってくることで、安倍支持は落ち込むはずです。経済の危機を言うことも大事になってきました。政府の財政金融政策も禁手を使っていて危ないんですね。このことも攻撃材料にしなければいけません。
 私は7月1日に官邸前に行きました。やはり、若い方が増えている床に気付きます。少なくとも反原発集会よりは相当に多いですね。若者にも安倍さんの危険性は認識されつつあると思います。彼の危険性があらわになったという点では、今回の閣議決定は朗報でもあります。

おつかれさま&感謝

彼岸花さん,こんにちは
デモおつかれさまでした。若い人がおおかったということでなによりです。わたしも体調の心配がなければいって見てみたかったです。

なんだか次から次とぶち上げるアベ政權の狂気で,落ち着いて,文學談義もできませんね,おもえば知り合ってこの一年寒寒しい話題ばかりで・・・・。
でも寒いのはわたしたち側だけで,むこう側は,なまぬるくぬめりとしたぬるま湯につかって海外派兵をたくらんでいる・・・おとろしいことです

>想いのほかの一体感と高揚感にしびれてしまった末の発言も結構多い。
>~~ヘイト的叫びもあって、『これこれ。ちょっとそれは…』

とのことでしたが,いけませんねえこういうの。
別にあぽつきに失礼だから,とかじゃなくて,足元すくわれかねないという意味ですけど!!!。
この発言が自然発生的に出たならば,そこまで政治を身近に捉えている,という希望的観測も出来なくないですが・・・・。
官邸もデモの力をすこしづつ脅威に感じ始めている矢先でしょうからね。

もしかして,腹黒い意図をもって,なにか,こう,紛れ込んでるヤツが“煽動”している可能性だってかんがえとかなきゃなりませんよね・・・沖縄の反基地運動でもおかしなことで,純粋な思いが,壟断されたり,とかがあるようですし。

リベラルの本意に誠実であればあるほど,無防備ですし,來るもの拒まずのデモになりますものね・・・・。ちょっと瑣末にすぎますが想ったことをそのまま書いちゃいましたー。
でも,この記事,わたしもうれしくなりました。

>語り継ぐ相手が今回たくさん生まれたことが、何にもましてうれしいのである。

ほんとです!!

梅雨空の下,気分はめいりがちですがめげずにうったえましょう。

あ。
あのね,この記事へのコメントとして書きますから,「玄少子むしかえさないでくれーー」とおもわないでね,

>福島第一の原発建屋に~うんぬんのくだり。。

わたしはあの時,あの発言は,あんなふうには,まったくおもいませんでしたよ。
わたしに身びいきがあるからだ,とか想わないでください,
総理や東電の幹部が建屋に入ることはとうぜんあってしかるべき,という意見を,ああ捻じ曲げて受け止めるひとは,へんです。そんなこといったら,

政治家!おめら前線で彈,受けて来いっ,

なんて発言の正当性まで否定されちゃうことになりますw。
しつこいですが,あれは虎視眈々とあらさがし,してくだりまする,紳士的な批判者のレベルでなく,単なる言いがかりです。

反省なさる彼岸花さんの美質で,ああいう発言をうけいれてはいけません。
ほんと,わたしの,まっさらな,正直な気持ちです。

あれ?感謝の気持ちをと想ったコメなのに,またまたぐちっぽくなってしまいました
てへへ
しつれいしました。

プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード