『選挙の争点 ③』

ぐだぐだ勉強してるうちに、衆院選の公示の日がすぐ明後日に迫ってしまいました。

今度の選挙は、はっきり言って、経済問題だけを考えて投票などしては大まちがいです。
経済問題は無論大事。
でも、それ以上に、この国のかたちまでもを大きく変えてしまおうとしている現政権に
はっきり、NO!と言わないと。
自公が議席の過半数は獲得するかもしれない。もっといくかもしれない。
でも、今それだからと言って、国民がもういいや!と思って、一票の権利を放棄することは、
自分たちの未来を選択する権利を自分で放棄したのと同じことになります。
もう、これから先数年、どんな政治をやられても、文句は言えない、ということになります。

『入れるところがないから、白紙で』、『その抗議の意味で白紙』というのは、なんの意味もありません。
『白紙』は、なんら、抗議の意味は持ち得ません。無駄になるだけです。

ある党を、それがどこの党であっても、『選挙に勝たせる』ということは、基本的に、大事な他のことも
『白紙委任したのとほぼ同じ』ということになります。
経済政策で期待できたから、原発のことや憲法改悪や、TPP、沖縄など大事な他のことは目をつぶった、
ということは、原発のことも憲法改悪もTPPも沖縄も全部任せた、というのと同じことだ、ということを
しっかり認識しておかないといけないと思います。
政治家が『選挙で国民の信を得た』と胸を張って言うということはそういうことを意味するのです。

『人を見て選ぶ』というのも、基本的に駄目です。
個々の議員は、最終的には自分の判断だけで動きません。党の意向にやはり従うのです。
最後は、やはり、党の政策を見て判断して選ぶしかないのです。

勝ちそうもないからあきらめる、というのも駄目です。
例えば投票率が極めて低く、その結果、組織力や金力に富む自公がまた大勝ちするのと、
国民が投票に行って、そう簡単には勝たせないと、批判の意志をはっきり出して、
結果的に自公がすれすれで勝つのとでは、
同じ結果に見えて、実は大違いです。
国民が仕方ないから何もかも任せる、というのと、国民の目が厳しい、というのとでは、
この先の自公の政治のありようを大きく左右し、大きな違いを生みます。
どうせ、野党はばらばらで、政権なんか取れないんだから、と考えるのも違っています。
野党が過半数に迫っているのと、野党の力がもう何もない、というのとでは、それはそれは
大きな違いです。政権与党は勝手ができにくくなります。

要するに、時の政権が勝手をすることを許さない!という意志を、私たち国民ははっきり
示さないといけません。それが民主主義ということです。

これは自公に限ったことではない。他の政党が政権についていても同じです。
とりわけ、自民党は、戦後、ほんとうに長い長い間、政権をほぼ独占してきている。
長い間政権与党にいるということは、おごりや諸権力との癒着を生みやすくなるということです。
自民党に向けられる目が厳しくなるのは仕方がないことです。

消費税増税と社会保障の充実の両立はなるのか…将来の財源は…国の膨大な借金は…
福島第一原発の収束と核のゴミ問題は…少子化問題をどうすればいいのか…、TPPは…
近隣諸国との関係は…沖縄は……。 わからないことばかりです。
でも、わからないと言って、政治家任せにしていてはいけない時代がきているように思います。

国家というものは、あっという間に悪くなります……
私たちが今、享受していると信じている諸権利…例えば言論の自由や、集会・結社の自由、
男女平等…というような憲法で保障された諸権利のほかに、
国民皆保険の制度、…呼べば救急車が基本的にすぐ来てくれる…などという社会的インフラなどの
ごく、今当たり前に思っていることも、国家の方針が変われば、いとも簡単に奪われ瓦解してしまう
極めてもろいものなのです。

今、日本は、その社会の仕組みが根底からぐらつきつつある。
経済的弱者ほど、その、社会のセーフティネットというようなものが崩れて行きつつあるのを
実感としてひしひしと感じているだろうと思います。
自民党だけが悪いとは言いません。国民自身が選んできた部分も大いにあります。
国民も今回の選挙を機に、大いに政治に関心を持ち、むしろこれから積極的に関与していって
欲しいと思います。
でも、その時に、時の政権が、国民の声など無視して、勝手に内閣だけで決めるような政治を
していたらどうですか?
一内閣の権限が強くなりすぎ、内閣の少数の人々のうちで、重要問題が決定されていく政治は
好ましいですか?

『決められる政治』は、実は本当に本当に怖いものなのです。

政治に参加しましょう。近くにいる、棄権しそうな家族や友人に声かけしましょう。
国民が『主権者』なのだという自覚を忘れてはなりません。







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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

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