『一緒に政治を勉強しよう ②』

経済、経済、と、どうもお金の話ばかりが争点になっていってしまっているようなので、
そうして、本来、経済問題と同様の比重を持って語られるべき問題からは、目を逸らさせられて
しまっているようなので、それならば、私も逆にお金の話をもう少しとことんまで続けてみます。

超高齢化社会がやってくる。それを支えるためには国のお金が足りない、足りないと
一種の強迫のように聞かされるたびに、私はいつもある疑問が頭をよぎるのです。
この問題、一緒に考えてください。こういう問題に詳しいかたがいらしたら教えてください。

その疑問というのは、
やがて極端な高齢化社会が来ることはわかっていたはずだ。なぜそのための備えを
国はしてこなかったのか
?』ということです。
もう一つ。
団塊世代が国の稼ぎ手であった頃は
逆にその人数の多い世代が納める所得税などの多額の税収や厚生年金積立金が
直接間接的に国庫に入ったはずだ。
それを将来の彼等の老後のためにもっとたくさんプールしておく知恵はなかったのか
?』

という疑問です。
いや。実は答えはわかっているのです。
公的年金制度は『賦課方式』と言って、いま働いている世代(現役世代)が支払った保険料を
仕送りのように高齢者などの年金給付に充てるという「世代と世代の支え合い」という考え方
で運営されています。

しかし。厚生労働省の年金制度の説明のページにはこうも書いてあります。
『保険料収入以外にも、年金積立金や税金が年金給付に充てられています。』

おう!『年金積立』をしているじゃありませんか!
それならば、どうしてもっと、超高齢化社会の到来に備えて、その積立金を大きな金額に
しておかなかったのでしょうか?
それが私の素朴な疑問なのです。

こんなグラフ見てください。

グラフ①
一般会計税収の推移
グラフ税収の
【(注)24年度以前は決算額、25年度は補正後予算額、26年度は予算額である。】


これは日本の一般会計税収のグラフです。
平成2年と3年の、60.1兆円と59.8兆円の金額が突出しているのがわかります。
これはバブルがピークだったとき。
逆に平成21年に、税収が38.7兆円にがくんと落ちていますが、これは平成20年(2008年)
例のアメリカ金融界発のリーマンショックの翌年ですから、リーマンショックが日本の経済にも
与えた影響がわかります。
棒グラフは、こういうふうに、『量』としての実態がつかみやすいからいいですね。
今年度平成26年の税収は50兆円の見込みです。



それでは、支出の方はどうなっているのでしょうか。

グラフ②
一般会計税収と歳出総額と公債発行額
税収、歳出、公債


このグラフはおよそ上のグラフと横軸の年度を合わせてあります。上下のグラフを合わせ見てください。
ここにおいて、薄紫色の折れ線グラフで表されているものが一般会計税収。つまり上のグラフ①と
同じものです。
赤色の折れ線グラフで表されているのが、一般会計歳出総額、つまり支出です。
やはり、リーマンショック翌年の平成21年には支出が増えているのがわかります。
これはさまざまなところでの補てんや援助にお金が必要だったためでもあるでしょうか。
しかし、税収の薄紫色と、歳出の赤色折れ線グラフとでは随分開きがあることがわかります。
その開きというのは、つまり、国の赤字、ということですね。

それではこれほどの赤字分を一体どうやって補っているのだろうか、というのが素直な疑問です。
答えは。
国債などのいわゆる公債発行によってなのです。それが水色の棒グラフで表してあります。
こうやって見ると、税収分と公債発行額を足したものがほぼ歳出額と同じくらいになっていますから、
収入と支出の差を公債発行で補っていることがわかります。
ちなみに、今年度平成26年の一般会計歳出予定額は95.9兆円です。
税収つまり収入が約50兆円で支出の方は約96兆円!およそ2倍です。
普通の私たちの家計で考えて、収入の2倍もお金を使って、足りない分は借金って、
そんなことやって平気でいられますか?
例えば月収25万円の家庭が、25万円借金して月々50万の生活して、
それを続けられるものでしょうか?
もしかして国は、バブルがはじけて税収の減収が当然予測できていたにもかかわらず、
バブルの頃同様の、飽満財政を続けてきていたのではなかったでしょうか?
国の借金は、今、累積国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が
今年6月末時点で1039兆4132億円になった、と財務省が8月に発表しています。


お金が足りない足りないという。消費税を上げないと、皆さんの社会保障費も
確保できませんよ、と国はまるで脅すように言います。マスコミもほとんどその論調です。
それでは、その国の収入の方、いわゆる一般会計税収の方は、どんな内訳でおよそ
入ってくるのでしょうか。というより、私たちは税金として国に納めているのでしょうか。
それが次のグラフで、これもまた上の2つのグラフとほぼ同じ年度で横軸をとってあります。

グラフ③
一般会計税収内訳
税収の推移我が国の


バブルが頂点の頃の平成2年3年は、さすがに景気の良さを反映して、所得税、法人税も、
ほぼピークになっていますね。一方、リーマンショックの翌年の平成21年には、この2つの
税収も、昭和61年以降の最低を示しています。
消費税の方の税収の動きはどうでしょうか。緑色の折れ線グラフがそれです。
1989年(平成元年)に3%で導入され、1997年(平成9年)に5%に引き上げられたのが
グラフでもはっきり見て取れますね。

消費税導入の理由の一つに、『所得税や法人税は、経済の動向に左右されやすいが、
消費税による税収は安定している。だから、是が非でもなくてはすまされない皆さんのための
社会保障費は、消費税によって徴収されるのがもっとも適している
』という言説があります。
財務省のホームページにも、またいろんな論説の文にも、『消費税の利点』というと、
この財源としての安定性が、かならず書かれています。

確かにこれを見ると、消費税による税収は、経済の動向にあまり関係なく安定しているようです。
否応なく徴収されるのですから、安定しているはずですよね。
実は、この、否応なく徴収できる、というところが、消費税導入の一番の理由だったのではないかと
私は考えています。

とりわけ、消費税が『社会保障費のため』と目的税化されてからは、国民には文句のいいようが
なくなってしまった。

このグラフをこの先も続けて見ていけば、消費税が8%に上がった今年平成26年に、また
この緑色の折れ線グラフが、ぴょんと増加に転ずるのが見て取れることになるでしょう…。

問題は、所得税や法人税はどうなんだ、ということですよね。
所得税や法人税の乱高下は、このグラフを見ても確かに激しい。
しかし。所得税や法人税などの税収の下がっているのは、何も経済の動向によるだけでなく、
国が意図的に引き下げを行っているということは、みなさんご承知の通り。

曰く。
『日本は他の先進諸国に比べて法人税が高すぎる。そのために、日本で事業を興そうとする
海外の資本も躊躇してしまうし、国内の企業も、法人税が高いとそれでは太刀打ちできないから
海外に工場などをどんどん移転させてしまい、日本国内の製造業が空洞化する』

それで、経団連など企業団体は、ときの政府に常に圧力をかけて、『法人税を下げろ』『下げろ』と
言っているのです。
その法人税率の推移を載せてみます。
   (お断りしておきますが、私がここで『法人税』と言っているのは、法人税に、法人事業税、法人住民税を
   含めたいわゆる『法人三税』のことです。それらを総称して法人税と呼んでいることが多いようなので
   その通例に従っています。)


グラフ④
法人税率の推移
法人税率の推移


これを見ると、ちょこちょこと税率が変えられていますが、日本が景気の良かったバブルの頃…
その頂点を迎えつつあった平成元年と2年に法人税が引き下げられ、さらに平成10,11年に。
そうして24年にも下げられていることがわかります。
上のグラフ③とひき比べてみましょう。
法人税率と、法人税税収の間に、あまり相関関係はないような…
つまり、法人税税率を下げたら企業の業績が上向きになって、数年後に法人税収増加の
効果が上がるとか、逆に法人税率が変わらないから、その税収も変わらない…などということなく、
法人税税収は乱高下していますよね。
法人税税収の乱高下は、法人税率以外のところに理由があるのでは。




ここでもう一度、2つ前の記事で紹介した、消費増税と、法人税等減税による減収分の
推移のグラフを載せてみます。

グラフ⑤
消費税増税と、法人税等減税による減収分の
推移

消費税増税と法人税減税




1989年(平成元年)に消費税を3%で導入してしてから1997年(平成9年)に5%に再増税するまで、
それからさらに2010年度までの動きをそれぞれ見て行っても、消費税アップで国の税収が
増えた分も含め総額を、法人税等の減税によって減収してしまった分が、ほぼ相殺してしまっています!
これじゃ、なんのために、国民が消費税アップに苦しむのかわからなくなってしまっています。

では何故、法人税減税が必要だという理論がまかり通るのか?
これは、法人税減税が誰に有利にはたらくのかを考えれば、簡単に見当が付きます。
大企業の経営者と大企業の株主です。
株主には、無論、あなたや私(我が家は株など持ってませんが)、また知人の誰それなどもいるわけですが、
そうしたささやかな個人の投資家の他に、大企業の経営者や創業者一族が大株主であるケースが
非常に多いです。政治家の資産が公開されることがありますが、政治家にもまた、大株主である人が
います。そういう人々は、株を持っているというだけで、株の運用だけで、何億とか何十億とかの
所得を得ます。

一方で、減税されても従業員の給料が必ずしも増える訳ではないです。
11月19日に政府が経済界、労働団体の代表らを集めた「政労使会議」を開いた際、
安倍晋三首相は円安で収益が向上している企業に賃金支給総額の増額や、
設備投資などの積極的対応を要請しましたが、そんなふうに首相自らが『給与あげてね』と
圧力でもかけなければなかなか大企業でさえ、給与を上げようとしません。
経団連などが喜んでしたことと言ったら、法人税減税を約束してくれた自民党に、
政治献金の額を大幅に増やしたことです。
2009年、民主党政権で一度やめることに決めた政治献金を、安倍政権が復活させたからです。

ましてや、中小企業で働く普通の労働者に、法人税減税の恩恵など殆ど関係ないです。
大企業は、法人税をそのまま払わなくてもいい減税のノウハウを知りつくしていますし、
実際、法人税の法定実効税率そのままを払っていない超一流企業は多いのです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-06-01/2014060101_01_1.html

『理論上の法定実効税率と実際に企業の負担する税効果会計適用後の法人税等負担率は、
大抵の場合一致しない。その要因は様々であるが、主な要因としては、以下のものがある。
1.法定実効税率が課税所得を基礎とするのに対し、税効果会計適用後の法人税等負担率は
企業会計上の税引前当期純利益を基礎としている。
など。(Wikipediaより)

超大企業であっても、赤字だったら課税されなかった?(赤字でも、法人事業税や住民税の方は
納めていた?ここら辺はややこしいです)
その他に、海外子会社が外国に払った税金を親会社自身が払ったものとみなして法人税額から差し引く
「外国税額控除」や研究費の1割程度を法人税から差し引く「試験研究費税額控除」(研究開発減税)、
過去の法人所得の赤字分を差し引くことができる「欠損金の繰越控除制度」など、
法人税には様々な抜け道というか、まあ、企業を優遇し経営を助けるする措置があるわけです。
法人税引き下げのメリットは、大企業の内部留保金として現れているはずですが、
その内部留保金は労働者の賃金や設備投資としてはなかなか吐き出されません。
2014年1月の『赤旗』記事によれば、『資本金10億円以上の大企業が保有する内部留保が、
前年度比で5兆円増の272兆円(2012年度)に達することが全労連・労働運動総合研究所(労働総研)
の調べでわかったという。
大企業が内部留保を着実に積み増す一方で、民間企業労働者の年間平均賃金は、
賃金のピーク時に比べ約60万円も減っている』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-14/2014011401_01_1.html


グラフ⑥
大企業の内部留保額と民間平均賃金の推移
大企業の内部留保額と民間平均賃金の推移


この救済措置は何も、大企業に対してだけではなく、中小企業向けにもいろいろあるらしいのですが、
とにかく、大企業は減税のためのノウハウを知りつくし駆使することができるのに対し、
中小の企業ではどうでしょうか。中小企業が大企業のように海外に製造工場を移したり、
立派な研究施設を作って研究開発減税を図ったりすることができるでしょうか?
麻生財務大臣兼副首相が、12月6日・長野県松本市内の街頭演説で、
『この2年間で株価は1万7千円まで上がった。円安にも振れた』『その結果として企業は
大量の利益を出している。益を出してい ない企業は、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ』
という意味の失言をしていますが、円安による輸入価格上昇に悲鳴を上げ、しかも法人税軽減のための
手立てもなく、法定実効税率そのままを納めている中小企業も多い中、無神経な発言と言えます。

実は法人税減税は、企業の国際競争力の強化にはほとんど役に立たないとも言われています。
日本の大企業などが海外に生産工場などを移転するのは、まずは人件費の問題と、
エネルギー価格など生産コストの要因が大きいと、企業アンケートなどに実際出ています。
(新聞などで見た記憶が確かにありますが、出典を今、見つけられません…)

一方で庶民は、給料が上がらないのに消費税増税で生活が苦しくなっているのですが、
マスコミも経団連の望むような、『消費税増税しかこの国を救う道はない』プロパガンダや、
『法人税減税で国際競争力を!』プロパガンダを、ただ繰り返しています!
法人税を下げて、国民にとって逃げ道のない消費税を上げる、というのが、ほんとうにベストの
道なのでしょうか!



それでは、いったいどうしたらいいのか。
実は、私にも答えなどありません……
一流の経済学者や、政治家などが長年一所懸命考えても妙策がないものを、
私などが考えていい答えなど出るはずがない…です。


しかし。このグラフを見てください。

グラフ⑦
②日本の人口ピラミッドの変化



日本の人口ピラミッドのこれまでの推移と将来の予測です。

バブルがピークだった1990年を見てみましょうか。
20歳から64歳までの働き盛りの人口が実に総人口の61%を占めている(淡いピンク色)。
ちなみに、この、一番人口が突出して多い世代、…緑の点線でマークされている世代が
いわゆる『団塊の世代』という人々です。昭和20年日本が戦争に負けて、男たちが戦場から帰ってきた…
その後の数年間に赤ん坊がわっと生まれるわけですが、その世代に私自身も属しています。

その下に黄色で表わした部分に再び人口のピークが来ていますが、これがいわゆる『団塊ジュニア』…
私の子供などのまさに属するグループです。
濃淡2色の赤で表わされた、年金被受給世代は、なんと当時数が少なかったことでしょう!

このブログ記事の最初の書きだしのところに戻りますが、私がいつも不思議に思うのは、
この図なのです。
『なぜ、将来の人口減に備えて、団塊の世代の働いて稼ぎだしたお金…つまり彼等が納めたはずの
多額の税金や厚生年金などを、もっと先見性を持ってプールしておかなかったのか?!
そうして、その額をもっと多くしておくだけでなく、その使い道を制限し、もっと厳しく目を
向けていなければならなかったのではなかったか?』
『税金や年金積立金の放埓なまでの無駄遣いはなかったのだろうか?』
という疑問です。

無論、将来の正確な人口動向など誰にも知ることは出来ない。
下の世代の者が上の世代の人々の老後の面倒を見る…それが自然な流れなのでしょう。……
しかし。この1990年の図を見ただけでも、団塊世代の十数歳下のあたりには、がくっと
人口の減っている世代があって、さらに、一番下の0歳児の出生数は既に
極端に少なくなっていっている傾向が、もう見えてきていはしないでしょうか。
ここでバブルで浮かれていたりしないで、国も国民も本当は、将来の国の設計を
しておかなければならなかったのです。
日本列島改造論を掲げる田中角栄内閣の計画のもと、厚生省(現・厚生労働省)の管轄で、
被保険者、年金受給者等のための保養施設として、旧年金福祉事業団(年金資金運用基金)が
1980年から1988年にかけて13ヶ所設置した、例のグリーンピアという名の巨大な福祉施設群…
あれは壮大な国家による無駄遣いでした。
1991年、バブルがはじけるとそんな無駄遣いなど出来なくなりますが、国民の年金や
厚生年金の積立金を、将来の保険金以外のものにずぶずぶと流用した体質は、
日本の役人や政治家の、いわば一種の無駄遣い体質として、今もなくなってはいないのではないかと
思わされてしまうのです。
ことは違うけれど、日本の原発事業などもそうです…国民の金を使い放題の体質は同じです。
なにしろ、電力会社のかかった費用は全部電気代に上積みできるというシステムだったのですから。
あの東日本大震災の復興資金にさえも、まったく関係のない省庁までが群がって、復興と
まったく関係のないお金をむしり取って行ったあの体質です!

その反省で、いまは、『これからは消費税はすべて社会保障費に』ということになりはしたものの、
国がお金に困れば、いつでも消費税を上げるぞ、国債発行するぞ、という体質が根本的に変わらない以上、
政府や国家公務員、またそれらと一体となった天下り法人らはこれからもずぶずぶと
無駄遣いをして行くのではないでしょうか?


②日本の人口ピラミッドの変化


2013年のところを見てみましょう。ほぼ現在の日本の人口分布図と言っていいでしょう。
1990年に働き盛りで、たくさんお金を国庫に納めたはずの団塊世代は、今や、
年金を受給される年代になりました。同じく緑の点線の示すところですね。…多いです!
事実として…実感として…多いです!
これらの老後をなんとか支えていかなければならない。
しかし…団塊ジュニアたちが今や、40代前半くらいの働き盛りになっています。

ところが、です!
本当は、一番脂が乗った働き手であるはずのこの世代後の人々は、いわゆる
あの『失われた20年』といって、バブルがはじけた1991年頃から2000年代前半にわたる
経済低迷の期間に、ちょうど大学や大学院を出て就職機を迎えます。
大学院を出てたって仕事がない…
安定した就職口がなければ、結婚をして子供を作って…という将来設計も描きにくいでしょう。
自然にいくならば、いわゆる団塊ジュニアたちは、今、40歳から45歳くらいになっていて、
その子供たちが、また第三のピークを形成しているはずなのです。
黄色の、0歳から19歳のグループを見てみましょう。ピークは……ない!
本当なら、15歳くらいのところでまた人口が多くなっているのが見られたのでしょうが…。

2025年の人口分布予測図を見てみましょう…
団塊ジュニアはまだ50代の働き盛り。ピンク色で示された働く世代のかたまりは、
一見多いように見えます。1990年のそれや2013年のそれからそう減っているように見えない。
しかし、赤の濃淡2色で示された支えられなければいけない世代が、うんと増えているのがわかります!
確かに……団塊の老人たちを支えるのは、これは大変だ!……

2060年の予測を見てください!
これはもう、殆ど悲鳴を上げたくなる!
団塊ジュニアたちはあまり子供を生まなかった…第三のピークは出来なかったのです。
従って第四のピークもない……
この、働き盛りの人口の少なさは、どうでしょう…!
日本の総人口自体も、8千万人台にまで減ってます。

私自身がたまたま属している団塊世代と、その子の団塊ジュニアの世代、さらにその子の
団塊の孫たちの世代を一つの例にとって、こうやって見てきました…(わかりやすいので)。
無論、人口減少現象の原因が…、少子化が…政治のせいばかりとは言えません。
結婚しないことや、子供をもたないことが、若い人々自身の『選択』の結果、であることも
多いのでしょう。
私の娘夫婦も、『子供は生まない』という道を選んでいます。
これまた、麻生氏を何度も引き合いに出して悪いのですが、『子供を生まない方が問題』
などと傍がいう問題では全くありません。
まして、政治家などが、女性に対して、子供を生むことがまるで義務やノルマでもあるかのような
考えかたをしてそんな発言をしていいものではありません。

…しかし、結婚したい、子供を生みたい、家庭を持ちたい!という願望がありながら、
就職難や、就職していてもそれが不安定な非正規の仕事で収入も少なかったらどうでしょうか。
また。『子供がいても働きたい』…そう思っていても、子供を預けるところがなかったら。

親は老いていく…親が動けなくなったら、そうして国がそれを支えてくれなかったら、
せっかくばりばり働いていた子が、仕事を辞めて親の介護にあたらなければならなくなるということも
出来てきます。今、その介護離職がとても増えているという…
下手をすると、親子共倒れです!子の介護離職がそのまま、貧困層への転落のきっかけに
なっている…そんな新聞記事を読んだことがあります。我が家などもその予備軍です。
その支援がどこからも得られなかったとしたら。

日本は今、そういう状態になっています。
そのために、それを解決するために、社会保障の充実が必要です。
それにはお金がいる。
『だから、消費税を上げるんだ!
それしかない!』

…本当にそうですか?
恐ろしいほどの無駄が、どこかで今も行われているのではないですか?


私は、名目は消費税であろうが、かつて細川元首相が打ち出した『国民福祉税』という
ような名称であろうが、この、社会保障費の確保のためのお金は…確保しなければ
仕方がないだろうと思います。この、人口予測図を見てしまえば、 そう考えざるを得ない。
日本の少子化問題と、超高齢化社会、そうして核のごみ問題は、待ったなしです。

消費税という名目にしろ何にしろ、25%、いや、35%くらいまで増税しないと
社会保障費もまかなえないし、そうしないことにはまた国の借金もさらに増えて行くという。

35%…! 大変です。
スウェーデンやデンマーク、フィンランドなど、北欧の諸国ではそれでやっていってるという。
でも、その代わり、基本の大事な食糧品は消費税がゼロだったり、子供の医療費や、
大学までの学費がただだったり、老後の心配がなかったり、国によってありかたは違うけれども、
福祉の手当てがしっかりと分厚いということを忘れてはなりません。
国が国家の財政状況を正直に情報公開し、国民が国の財政をしっかりと理解し把握したうえで
これらのことは行われている。

日本にそれができるでしょうか?
今、公明党など、選挙前になってようやく、軽減税率導入のことを盛んに言い出していますが、
この軽減税率導入に、政治家や官僚がこれまでどれほどぬらりくらりと言い訳ばかりして
腰を上げようとしなかったか、私は随分前からずっと注目して見て来ています。
選挙用に、おしりに火がついたからここに来て急に熱心なふりをしているのではないですか?
自民党にその気は本当にありますか?
つまり、北欧諸国のように、消費税は高いが、その代わり、子育てや老後の心配はさせない、という
システム構築を本気でやる強い意志はあるのですか?


私はね。
日本の一番の問題は、国民が国を信じられないこと、なんじゃないかと思っているのです。
北欧諸国と根本的にどこかが違うとすれば、そこなのではなかろうか、と。
日本の国は膨大な借金を抱えているけれども、どこか政治家はたかをくくっているようなところがある。
実は、日本の国民は、米国と比べると、「現金・預金」の割合が圧倒的に多い。
「資金循環の日米比較:2009年3Q」日本銀行調査統計局によると、日本人の資産構成は、
実に55%が預貯金に向けられている。
米国では10%台、欧州主要国でも30%前後に過ぎない。
https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/02.html

しかし今、株などを含め預貯金の全然ない人が、30%でしたっけ、も、いると、前の記事で書いたばかりです。
確かに、国民の生活は苦しくなっている。
それでも、日本人は総体において、せっせとお金を貯めて、今、それを使わないでいる人が多いのです。
しかも、リスクの高い株や債券などではなく、銀行貯金などという堅実で地味な方法で。
とりわけ、上の世代の人々は…。高齢者の人々は…。
だって、国の福祉政策が頼りないのなら、お金は使わないで持っていなければ…
そう思うのは当然でしょう…
若い世代だって、子供たちの教育資金は貯めておきたい。
だって、日本は先進国という名が恥ずかしくなるくらい、教育関連の国家予算が少ない国。
http://synodos.jp/education/1356
このサイトのグラフが示す通り、国が出さない分を、家計が負担しているのが、一種奇異な目を持って
海外から見られるほど、家庭の家計における教育費の割合が異様に高い国なのです。
せめて子供たちにだけは、出来る限りの教育を受けさせてやりたい…
親たちのせつない想いですよ…
その親たちの想いを利用して、国が教育にかけるお金を出し惜しみしてるんじゃありませんか?
(防衛費はどんどん増やすのに…。)

教育の、親の年収による格差、というのも年々ひどくなっていっている…
しかし、それを、『安心して使いなさい』『消費にもっと回しなさい』と言っているのが…、
それじゃなかなか安心して使おうなどとしないので、消費税、という逃れようのない方法で
徴収しようとしているのが…、今の日本の政治です。
(もう一つ!今、TPPでアメリカが狙っているもののひとつに、この日本人のなけなしの預貯金を、
アメリカの投資会社や保険会社に振り向けさせて取り込むという、壮大な陰謀、とは言いませんが、
狙いがある
ということは、覚えておいてくださいね。
日本人の預貯金が国内にあれば、それは国の財産とまあ言えますが、預貯金が海外に流れていって
しまったら……)

なぜ、日本人は貯金をしてきたのでしょうか。
それは、心のどこかで、国家、というものを信用していないところがあるからじゃなかったろうか…
そうしてそれは、先の戦争の苦い記憶が、垢のように澱のように心にこびりついているから
ではなかったろうか…

私はそう思うのです。
国なんてあてにできない…いつ何が起こるか知れたもんじゃない。
その時、国は助けてなんかくれない…と。

逆に若い人々が子供を生もうとしない、家庭さえ持とうとしない、という傾向が
もしあるとしたら、それも、将来に確信が持てない、安心感を抱けない…
そんな迷いがあるからではないでしょうか。
未来なんて考えたって意味ない。今が良ければそれでいい、というような…

日本の国としての病理は、相当に深いぞ…私はそう思います。
その病理心理は、安倍政権の目指すような、上からのトリクルダウンで果たして解決出来るでしょうか。
この2060年の人口ピラミッドは極端な予測であって、経済が曲がりなりにも右肩上がりで
好調になっていけば、若い人も結婚し子供を作って、こんなひどい時代にはならない…
そう、果たして言えるでしょうか。


私は、上からのおこぼれが滴り落ちてくるのをあてにするだけでは、この今の日本が抱える
不安は、解決しないと思います。
大きく右肩上がりの経済は、もう、日本のこの人口構成を見るだけでも無理なのではないでしょうか。
人口は国力でもあります。

ただ、…この狭い国土に、日本人の人口は多すぎた、ということも言えます。
日本人は、その人口過密の中、真面目に働き、乏しい資源でも工夫を重ねて、逆にそこから生まれた
さまざまな知恵の成果の発明品や改良品を産業として、発展してきたのです。
いわば、量より質で勝負してきたのです。
まるで、戦争末期の『武器も喰うものもなくても、皇国の民は、気力でアメリカに勝つ!』
という軍部のスローガンのようですが、そういう意味でなく、日本人の真面目さと有能さは、
私も、日本の大きな財産だと思います。

ただ、それも、戦争時代のように上から鞭をあてて増産、増人口を励ましてもだめです。
戦争中のように、『産めよ。殖やせよ』と命令しても。
(ここでついでに言っておきますが、政府自民党の改憲案や、少子化対策や婦人の輝く社会、
などというものの根っこを流れているものは、この『産めよ。殖やせよ』という戦中の思想に
酷似していますからね!つまり、国民、女性を増産機、のようなものと捉える思想…)

上からの鞭打ちと飴…
それではだめなのであって社会の底辺から…中間層からの…活気がついて行くのでなければ。
湧きおこっていくのでなければ。
下からの改革でなければ。
安倍さんなどのやろうとしている方向とは全く逆のことをやっていかなければ。

私は、今の日本を見ていて、『アリとキリギリス』の話をよく想います。
でも、あの寓話の筋とちょっと違う。
寓話では、アリさんたちは暑い夏の間もせっせと真面目にコツコツと働いて、冬、
暖かいおうちでにこにこ豊かに暮らします。一方、夏の間働きもせず歌を歌って暢気に過ごした
キリギリスは、寒い冬、飢えと寒さで死にますね。
そうじゃない。私が思い浮かべるお話はこうです。
アリたちがせっせと夏の間働いて貯めた食糧を、夏の間何もしないでいたキリギリスが、
取り上げて全部食べちゃうのです!
キリギリスは、この国の官僚や、ろくでもない政治家たちです…

本当は。私は、気質的には、夏の間歌を歌ってばかりいる暢気なキリギリスさん、
もし彼が自分が選んだ生き方だから後悔しないで従容として死んで行くのならば、
潔いキリギリスさんの気質は実は好きです(笑)。
人間社会にはそういう人がいる方が楽しい。
しかし、です。もしそのキリギリスさんが、ひとの蓄えを上手く取り上げて、ざぶざぶ使うような
そんな政治家や官僚だったら、これは好きになんてなれない。糾弾せざるを得ません…
まっとうに働く者が安心して生きていけるような社会が、当然でしょう。
労働に見合った対価が得られるような社会でなくてはならないのではないでしょうか?


今の政治のシステムじゃ駄目だ。
既得権をすでに親から受け継いだような政治家が、それを手放す政策をとりますか?
今は、日本の社会の上から下まで、ほとんどがこの既得権を持った者によって動かされている。
私は、地方の政治を、ボランティア制のようなものにすることを、ずっと考えています。
国の政治の権利を、一度国民の手に取り戻さないとだめです!
本当の意味での民主主義の国に変えなければ。

しかし、その政治制度や選挙制度を変えようにも、いまの国会議員たちにはその本気は
見えません。そりゃそうですよ。自分が議員の職を失うかもしれないのですから。

どうしたらいいのか。
ろくでもない働かない議員や、国民のことを考えない問題議員に議会に帰って来て貰わないことですよ。
つまり、棄権や白票などしないで、国民が総がかりで、政治家を少しでもましな人に代えていくことです。

ひとり…ひとりと…選挙のたびに根気よく…

そうしてもう一つ。
この差し迫った少子化問題や国の借金問題や、エネルギー問題や、沖縄を含めたアメリカとの関係や…
これらを解決していくのに、国が国民に対して情報を隠すのが、隠そうとするのが、
これまた大きな問題じゃないでしょうか。
国家が、国民から正当な情報を奪う…そんな国があるとすれば、どうやって国民に
『私たちを信じて、もっとお金を預けてください』『国の政治をお任せ下さい』と言えるでしょうか。

そんな国が、もしあるとしたら…どうやって私たち国民は、そんな国の元で、希望を持って
子供を生み育てていくことができるでしょうか。
貯めこんだ預貯金を、安心して買い物などに回すことができるでしょうか。
まして今は、その預貯金もない、国民保険さえ払っていけない…仕事も非正規でいつ
失うかわからないという人が増えていっているのです!

国に政治をまかせっきりにするなんて、とんでもない!
『国』『国家』などという言葉を必要以上に駆使する者を、
私たちは信じてはいけないということを、
私たちは、70年近く前に、手ひどく学んできたはずではなかったのでしょうか!



株高や円安効果など、泡のように果敢無くあてにならないものです。
日本の一時的な景気好感など、アメリカの景気一つであっという間に急降下しかねない、
その程度のものです。
しかも、その効果は、あなたにどんな恵みを実際もたらしているのですか?
そんな果敢無いもののために、日本の民主主義、国民主権という、大事な大事な宝を
捨てて平気なのですか?
















スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: NANTEIさんへ

こんばんは~。

はい。経済のことはあまりよく知らなくて、記事はちょっと時間を食ってしまいました。
こんなことは当たり前にご存じでおいでのかたも多いと思うのですが、
まあ、自分の勉強のためでもあると思って取り組んでみました。

新聞も候補者さんたちも、市井の声も、余りに『経済経済』とそればかり言うので、
それなら、みなさん関心をお持ちのお金の方面のことから書いてみようじゃないですか
…そう心の中で啖呵切って(笑)書き始めたはいいものの、時間がかかることかかること!
かれこれ10日近くこれやってました…
ほんとは、争点となるべきことひとつひとつについて、これから厳しいこと書いて行こうと
していたのですが、時間がなくなってしまいました!

だから、TPPのことも原発・復興のことも、格差のことも、秘密保護法のことも
拳法のことも、みなこの中にちょっとずつ盛りこんじゃっています。
でもね、殆どのことは、その根っこのところで繋がっているのですものね。

この経済の仕組みと言いますか、さまざまな因果関係を手繰り寄せて行きますと、
これまた、戦争中のことにどこかで繋がってことになってしまいます……。
余りにも範囲が膨大になりすぎて、ここには何もかもを書けませんんでしたが、
戦争のことや憲法のことは、また別のところでしっかり書きたいと思います。

こうやってブログでいろんなことを調べて書くようになってから、その過程で
私には忘れられない一枚の写真があって、それは、まだ記事に出来てないんですけれど、
満蒙開拓団の集団自決事件などのこと…それを調べていっている過程で、
親たちを無くした幼い子供たちだけの一団が引き揚げ船のタラップを降りてくる写真を
見たのです。
その中の一人の少女の顔が私は忘れられない……
年は4,5歳くらいかなぁ…綿入れの着物上下、着てましたね。
その子が自分のような気がしたんです。
どれほど心細かったことでしょう…どれほどの悲しみをその小さな体に背負って
日本に帰還する船に乗せられてきたのでしょう…
そのあと、あのこは、どう戦後を一人、生きていったでしょう…

そういう時代をね、知らない人々が今、政治をやっているわけですよね。
しかも、二世、三世議員が多く、その中には失礼だが、戦争でむしろ
旨い汁を吸った人々の子孫もいるかもしれない…誰とは言いませんが…
戦争に行った人の中でも、いい想いしかしてない人々もいるわけですよね。
そういう人々は戦後、よく語った!
でも、ほんとうに地獄を見てきたひとは、口を噤んでいたろうと思います。
固く口をひき結んで、もくもくと戦後を生きてきたろうと思う。
そんなご老人たちへの共感が、この文を書かせました……
あの、孤児になってタラップを降りてきた幼い少女への共感が、書かせました……

どんなテーマについて書いていても、必ず結局は日本の戦中戦後のところへ
行きついてしまいます。
その私とは全く違う感覚で、やはり戦中に還りたがっている人々の一団が
今、政権を握ってこの国を動かしています。
戦前の日本へ。皇国ニッポンへ日本を引き戻したい人々が。
それに対するふつふつとした怒りが胸を去ることはなく、なんか生煮えな記事だけど
とにかく書いて出すことにしました。

『アホウドリ』のお話。
…それはまた、意味深いお話ですねぇ…
とてもよくわかる気がします。
ふしぎなことですが、確かに生物というものには、そうした能力があると私も思います。
人間のように、言葉で伝達することはできないのに、親から子へ、子からまたその子へ…
と、代を替わっても、そのDNAで、何かを教えていくのですね。
人間は言葉というものがあるゆえに、かえって、その生命に関わるような大事なことの
伝達というものが、その本能が、弱くなっているかもしれません。

わずか70年で、戦争の惨禍の記憶の伝達に失敗するのですものね。

地方議会議員のボランティア制。
これしか、日本の政治を変えていく道はないかもです!ですよね?^^
誰でももっと気軽に政治に参加できる仕組み。だからと言って、素人の集団ではない。
本当に政治にまともに取り組みたい人々の集団です。

今、プロだと思われている政治家の中にもひどい人がいますものね。
本当に点数をつけたい!
裁判員制度というものがあるくらいなのですから、地方議会議員制度、というのを
作ってもいいかもですね。裁判員制度と同じように、有権者から無作為で選出する。
まず議会の傍聴から始める、というのもいいですね。

国民投票の投票年齢を18歳からに下げたのなら、18歳になったら、地方議会の
傍聴を、アメリカの学生のボランティア制のように、卒業単位の中に組み込むと
いうのもいいかもです。^^

私なりに一所懸命がんばって書いた記事。
表面の所でなく、深い意図まで正確に読み取ってくださって、ほんとうに嬉しいです!
ありがとうございました!
















戦争というものが、どれほどの不幸を自国民にも相手の国民にも強いるものか…
そのことへの想像力が欠けた人々に政治を任せたくないです。




グラフをどこから引用したのやら、

こんにちは。

昨日から、行ったり来たりしながら、
唸りながら読んでいました。

詳細なデータを検証しながら、
私たちにこの国ののっぴきならぬ現状を、
諄々と説かれる何節かは、圧倒的でした。

そして・・・

なぜ、日本人は貯金をしてきたのでしょうか。
それは、心のどこかで、国家、というものを信用していないところがあるからじゃなかったろうか…
そうしてそれは、先の戦争の苦い記憶が、垢のように澱のように心にこびりついているから
ではなかったろうか…


に始まる後半には、不覚にも涙がこぼれそうでした。
「蟻とキリギリス」の比喩も沁みました。

なんと可哀そうな民族にさせられてしまったことか。

一度ブログに載せようと思っていたのいですが、
アホウ鳥の話をご存じですか?

アホウ鳥というのは警戒心が無く、
捕獲に来た人間にもヨチヨチと寄ってゆく。
そんなところから「アホウ」という有難くない名前を頂戴したそうですが。

20年ほど前に羽毛利用のため大量乱獲されて、
全滅に瀕してしまいましたが、
奇跡的にその最後の鳥たちの残した卵が無事孵化したのです。

するとその雛鳥たちは、人間を見ると警戒して逃げ出したといいいます。
殺戮を何度も目の当たりにてきた親鳥が、
やっと人間に対する恐怖心をDNAとして次代に伝えようとしたのでしょうね。

お話しを読みながら、そんな辛いエピソードが蘇ってきました。

さて、これからの日本を変えるための、
最も根本的な政治のありかたを提案してくださいましたね。
自治体の議員をボランティア制にするということは、
私もスエーデンの例を読んでから、ずーっと考えていました。

もう一つ付け加えるなら、国会議員を選ぶベースに、
採点制を取り入れるべきだと思っています。
どのような採点制かは人権の問題もあり、
また、誰がどんな項目で作成するのかは難しいところですが。

先ずはボランティアの地方議員による採点の上に立って、
候補者を選び有権者の判断に委ねるという方法もあるかと・・・

ともあれ、改めて彼岸花さんの大きな優しさに触れたような、
感動的な記事でした。

ありがとうございます。

プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード