『鳥の歌…命の声』

さて。一回の間を置いて鳥の記事を2つ続けて書いたが、ここで、音楽を紹介。
実は、これは、いつもお邪魔させていただいている乙山さんとららさんの記事からの
トラックバック記事。
…なのですが、どうしてもうまくトラックバックできないので(笑)、
URLを貼り付けさせていただきます。
私の記事を読み終わってから、ゆっくりお訪ねくださいね(笑)。



乙山さんは、パブロ・カザルスの『鳥の歌』。ホワイトハウスでのコンサートの
それを紹介してくださった。
弾きながら興に乗ってくると、鼻歌というのでもない、鼻息というのでもない、
感興の声が自然に漏れてくる、その演奏の凄さを紹介されている。
そうして、その音源の古さについてだが、音楽というもの、素晴らしい録音で
聴くにこしたことはないが、音源の善し悪しなどというものを越えて、
その背後にあるものの凄さを感じさせる演奏がある、ということについて書いておられる。

私が、ディヌ・リパッティというピアニストの音楽を紹介した時の気持ちがまさにそれ。
音楽、文学、絵画彫刻…、すべての芸術に言えることではないかと思う。
一人の芸術家のたぎりでる想い、というものは、表面に現れたものの背後からでも
必ず命の声となって迸りでるものだと思う。
http://flaneur777.blog35.fc2.com/blog-entry-285.html#tb

ららさんは、いつも感性豊かな素晴らしい写真を撮るお嬢さん。
優れた写真をお撮りになる方はたくさんいらして、それぞれに私は好きだが、
ららさんの写真には、風景にしても鳥や植物などの生きものの写真にしても、
何かいつも私は、無音のはずの写真から、この地球にあるものの
『いのちの声』『いのちの歌』というようなものを感じ取る。
水芭蕉の群落を見て、…、まあ、その感受性の豊かさというか、この場合は、
ららさんの感性のかわいらしさというか…は、実際にららさんの写真と
文章をご覧ください。
http://lalala0o0o0o2.blog47.fc2.com/blog-entry-354.html#trackback-top
http://lalala0o0o0o2.blog47.fc2.com/blog-entry-628.html#trackback-top

お二人だけにということではなく、いつも私を励ましてくださる
ブログ上のお友達のお一人お一人皆さんに、感謝の想いをこめて、
カザルスの国連でのコンサート風景と、別の人の歌を、ここに
ご紹介してみたいと思う。

『鳥の歌』は、カザルスがチェロ曲として編曲して世に出し有名になったが、
本来は、スペイン、カタロニア地方の民謡。
歌の中身は、『イエスの誕生を祝って鳥たちが喜びの歌を歌っている』というような
内容のクリスマス・キャロルだという。
フランコ政権の圧制を批判して祖国スペインを去ったカザルス。
フランスに渡るも祖国のことは忘れられない。そして、母親と妻の生まれた地である
プエルトリコを終生の地に選ぶが、祖国への想いはいつも熱く彼の胸に内にあった。
望郷の想いと、祖国の平和と、自由と平和が世界に訪れることを願って、彼が演奏し続けた曲。
ほぼ、一世紀を、世界の平和を願って戦い続けた人が、国連デーの折のコンサートで、
自分のその願いを語って演奏する。
このとき彼は95歳直前。おそらく往年の名演奏に比べれば、もうよれよれと言っていいかもしれない。
でも、そんなものを超えるものが、ホワイトハウスでのコンサート、この国連でのコンサート
にはあると思う。
ひとという存在の凄さを否が応でも感じさせられる映像である。

歌の方は、これもスペインの女性歌手。どういう経歴の人か調べたかったけれど、
スペイン語なのでわからなかった。でも、とても歌唱力のある人だと思う。
ローザ・ロペス?の同じページに、バルセロナのモントセラト少年合唱団の歌う『鳥の歌』
もある。これが本来のカタロニア民謡、クリスマスキャロルかと思う。
これも美しいのでよければお聴きください。少年の大写しの顔のです。

『鳥の歌』…

私はホトトギスの鳴き声にしても、ウグイスにしても、日常聴けるヒヨドリの声にしても、
その声を聞き、喉の奥から絞り出すようにして歌うその姿を見ると、
「ああ、あれは素晴らしい『いのちの声』『いのちの歌』だ!といつも思う。

そうしてまた、ヒトという生き物のつくりだす作品の中には、この『鳥の歌』のように、
その人の命の叫びのほとばしりでるような作品や演奏が必ずあるものだ。

私はそういうものを耳にし、また目にするとき、ああ、生きていてよかった!
生まれてよかった!と、この世に生を受けたこと自体への感謝と喜びを
しみじみ思うのだ。



http://www.youtube.com/watch?v=rt9iz3xApVg

http://www.youtube.com/watch?v=_OMq1MDDjMQ


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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: ららさんへ

見てくださったんですね。

記事を使わせていただいてすみません。
ららさんの写真や文章を、ただ可愛らしい、という言葉でご紹介するのは
ららさんのほんの一部しか、皆さんにお伝えしていないことに
なるので、ららさんの剛毅な部分(笑)、精神性のふか~い部分については
またいつか、別のお写真で、紹介させていただきたいと願っています。
次回はもっといい記事書かなくては、ですね。今回はどうぞお許しください。

カザルス。凄いですよね。
乙山さんの記事の、ホワイトハウスでのコンサートの演奏が聴きたくて、
You Tubeを見ていたら、この映像に行きあたりました。
私も感動してしまって。
以前ららさんにご紹介した、アイザック・スターンのシャイな笑顔も
極めてその人間性がよく出ていてすてきでしたが、
本当に、なんていい顔、そしてなんて誠実な語りなんでしょうか。
私もこれ見てよかったなあと思っています。

ららさん。こちらこそ、いつもありがとうです。

Re: 乙山さんへ

『鳥の歌』の記事。
使わせていただいてありがとうございました。
乙山さんの記事の品格を下げることになって無ければいいが、と
思っています。
トラックバック。
私もあまりよくわかってなくて、できないできない、と思っていたら、
出来てましたね。
私もいまだにトラックバックってなんなのか、よくわかりません。
お騒がせして申し訳ありません。

カザルスは、素晴らしいですね。
演奏ももちろんなんですが、私はやはりその生涯を貫く平和への強い意志に
心を打たれてしまいます。
気持ちよく記事を使わせてくださり、ありがとうございました。

No title

記事にららのブログを紹介してくださってありがとうございます。
カザルスの国連での演奏聴きました。
心を揺さぶるような演奏です・・・それにこの演説、メッセージ
そのすべてに溢れる平和の願いが溢れていて・・・
それだけではなく、カザルスの瞳、言葉と言葉の間、仕草、を含めた存在そのものの重さ、深さ・・・
ほんとうに感動でした。
彼岸花さん、ほんとうにありがとうございます。

トラックバックOK

こんばんは。
トラックバックってようするに、
関連、連関、のあるものにリンクを張る、
ということでしょうね。

乙山はあまり利用できていません。
うまく利用できればいいものなのでしょうね。
よくわからなくて、乙山のところで
何度かコメントし直したりして見苦しいのですがご容赦くださいね。

カザルス。
乙山のところに何枚かあります。
ときに、ふと再生しています。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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