『           』

ずうっと考えている。彼、湯川さんのことを…。
深い悲しみと怒りと。
そして後藤さんの無事を祈り続けている……。

今夜また、もう一つの通告がなされた。
時間がない。
『テロリストには屈しない』などと言って突っ張っている場合か。
『国民の命を守る』というのは、こういうときじゃないのか!

後藤さんとヨルダンのパイロットの命を救うためになんでもとにかくやってくれ!

ヨルダンの人々に本当に、本当に申し訳ないと思う…





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Re: うさぎ二匹さんへ

うさぎ二匹さん、こんにちは。

ボコ・ハラムもそうですが、こうした過激暴力集団は、敵とみなす相手の
命は無論のこと、自分たちの仲間に一応属する女性や子供の命もなんとも思っていない、
というところがあるようですよね。
リシャウィは自分から進んで自爆テロ犯になったのか、それとも強いられたのか
それはわかりません…
米メディアなどによると、イラク出身の44歳。
30代前半でISの前身「イラクの聖戦アルカイダ組織メンバーのヨルダン人男性(先夫)と結婚。
だが、夫は2003年に始まったイラク戦争で米軍に攻撃され死亡し、ザルカウィ容疑者
の側近だった長兄と、2人のきょうだいも米軍の攻撃で死亡しているそうです。
こう聞くと、バリバリの戦闘員一家のようにも思える。米軍への恨みは
強かったかもしれません…本人は読み書きも出来ず、野菜を売って生活していたという。
男社会の中で翻弄されただけの人生だったのかも知れません…
それはわかりませんが、とにかく、このひとつの命も消えてしまった。

今は、政府批判をしても『テロリストに与するのか』と言われてしまいかねない
空気になって行ってしまいつつあります。
穏やかな中立的意見のものでさえ、「こんなことを書くと『テロリスト』と
言われてしまうかもしれないが」、などと自嘲的に断り書きをしなければならない
ような、そんな言論委縮の空気が支配的になって行きつつあります。

こんなに急速に、この国が自由を失って行くなんて…

その陰で、福島も沖縄も忘れ去られて原発再稼働の動きや辺野古の工事だけが
着々と進んで行き…TPPも、農協改革も議論が十分なされないままに、
いつしか本決まりとなって行き。

それでも、言論機関が元気があるならまだ救いがありますが、その締め付けが
ものすごく厳しくなって行っているようですから。
もう何も言うまい、と黙りこくってしまう人も多くなるのじゃないかと
思います。
嫌な時代が来るなぁ…そんな予感に気持ちも沈んでしまいます。

沈み込んでいる場合じゃないんですけれどね~~~。

ありがとうございます!コメント嬉しかったです。^^






Re: 8日の鍵コメさん(管理人さん)へ

ありがとうございます。
それではそうさせていただきますね。
未使用の古い年賀はがきも合計すると100枚以上ありますので、
それと一緒に送らせていただきます。
(年賀状って、余ると使い道に困っちゃうんですよね。^^)
書き損じのはがきなども、郵便局に持って行けば、値段相当の切手などに
換えて貰えるそうなので。

返事の続きはそちらでさせていただきますね。

私もリシャウィ死刑囚のこと、考えています。虫ケラのように何とも思われない命が実際はあります。

私もイスラム国を擁護するわけでもありません。
でも、反対意見を言うのも憚られるようなこの雰囲気は異常だと感じます。

なかなか心のうちは表現できませんが、人が人の命を奪う事が起こりませんように。
やっぱり一人一人の命って大事です。

Re: げんさんへ

こんにちは。
返事が遅くなってすみません…

この、湯川さん、後藤さんのことがあってから…
何かもう、絶望に近いものを感じてしまっています…
二人の命…それだけじゃない、カサ―スベ中尉だってリシャーウィ死刑囚だって、
同じ命なんだけれど、同列に語ることのできないこの空気…
リシャーウィ死刑囚(という呼び方もなぁ…)は、世間一般の常識からすれば
ヨルダンの人々をたくさん殺したテロリストだ。
でも、彼女は、自ら意図して自爆テロに加わったんだったろうか。
女性の権利など認められない社会…、結婚したばかりの彼女は、何もかも
わからないうちに、あっという間に夫と共に、自爆テロを命じられて、
そして…失敗して生き残ったんじゃなかったろうか。
そんなことを想ってみます。誰も、ほとんど、リシャーウィの人生のことを
想おうとしないようだけれども。
おそらく、もし彼女が人質交換でISILに返されていたら、…彼女は
自爆テロに失敗した不始末が理由で即座に処刑されるか、再度自爆テロに
送り出される運命にあったような気がします。

そんなことを今言うと、『あなたはISILを擁護するのか!』という非難を
すぐに浴びかねません。政府批判もできにくい空気にどんどんなりつつある…
安倍批判=ISIL擁護、という単純な色分けが横行する空気になって行っています。
本来、AかBか、という問題ではないはずなのに…

そうして、亡くなった人々のことはあっという間に忘れられ…。
今回の後藤さんたちのことで残ったものは、中東での軍事行動容認の空気。
そして、真っ当な議論を許さない『狭量』。それから…『語っても批判を受けるだけなのなら
もう何も言うまい…』というあきらめ、です。
一部『テロに屈しない』と意気盛んな人々はいるけれど、今、国中が殆ど委縮して
しまっている…

わたしもまた、語るのが嫌になって行っています。
語るのはいやになって行っても、考えるのはやめることができない。

今度の件は、日本人の内向き志向の弱点を、良くも悪くも暴き出しました…
自分もその典型だと自覚させられています。
ぼちぼちとでも、学んでいくしかないのでしょう。いつか、学んだことが
大きく繋がって行くことを信じて。

『國家の帰属意識を奪われたときの心もとなさ。』
これは、日本人にはなかなかわかりにくい感覚でしょうね。頭では理解しても
本質的理解には至れない。そういう経験が歴史上ほとんどないのですから。

今回アフガニスタンのことを書きましたが、アフガンもそうですね。
イギリスによって同じパシュトゥーン族の土地、その東側平地の部分が
アフガニスタンからもぎとられて、パキスタン領になった。
パシュトゥーン族にとっては、同じ部族の地。

生きていけないから土地を棄てる。それは、侵攻のせいであったり、内戦の危機であったり、
飢餓によるものであったり…理由は錯綜しているけれど、流浪の民にとっての故郷の地…
それがどのように思えるものかは、『わかる』などとはとても軽々しく言えないけれど、
少なくとも頭で想いを致してみる…というくらいのことはできるのじゃないかと思います。

『混乱の原因は,宗教なのか,それとも政治・經濟や貧困か?どれか?ではなく。
原因があって,そこから先に宗教があるとかんがえてみてもいいのではないでしょうか』

そうですね。
宗教に関し極めてアバウトな民族である日本人は、ついシャルリー・エブドのことでも
また中東の諸問題でも、『宗教』の問題に単純に帰してしまいがち、なところがありますね。
何でもかんでも、一神教の偏狭さ、に帰して、『日本は宗教に鷹揚な国でよかったなあ…!』
と安心してにこにこ、で終わってしまいがち。
そこから先をぐうっと考えなければいけないのだけれど。

国が興り他国がそこを通り過ぎて行き、また国を興して、また蹂躙される…
侵入者がいつしか主体となって国を作り、融合や迫害が起こる…そこをまた
別の国が侵略する…それらが去って行ったあと、内乱が起こって、どっちかが勝って
国を興す…その繰り返しの歴史…
そのたびに逃げ惑い、或いは武器をとって戦う…或いはじっと頭をさげて
嵐の去るのを二世代も三世代の間も待つ…
そういう歴史を持つ民の、悲しみや怒りは、とても一口に語れませんね。
誰が正しくて誰が悪かったのだなどと、とても言いきれない…

そこで、彼等が胸に抱く最後の誇りや絆、希望とはなんなのだろうか。
どんなものだろうか。
それが、生まれた土地へのやみがたい想いであったり、同じ部族の血縁であったり、
また宗教であったり、一番小さな単位は、家族、であったりするのでしょう…

『宗教心は人類共通でそぼくなものです,戴く神は違っても。それこそ夜道の明かりであり,
寒い中の焚き火をもとめる心,ではないでしょうか』

そうなのですよね。
中村医師の話ですが、彼は用水路と同時に学校とモスクも作るんです。
難民たちが、村に緑が戻ったと言って続々と帰って来ていたから。
それで、医師が驚いたのは、村人たちは、用水路が開通したのと同じかそれ以上に、
モスクと学校ができるのを喜んだことだという。
『これで、我々は自由になった』と言うんですね。昔から営んできた生活が、
外国が入ってきたために押さえつけられていた…モスクや学校が出来て、それから解放された、
という喜びに満ちていた、と。

遠くパキスタンや、市街地に逃れて難民生活をしていた彼等に、故郷の村のモスクや
そこで子供たちが自由に学んだり遊べる学校は、どれほど渇仰の対象であったか。
ただ信仰心が篤い、と言うだけのことじゃないでしょうね。
心のよりどころ、なのだと思います。
自分の存在と直結している……

考えていると情けなく悲しくなることばかりです…。
こんな日本に、こんな世界になって行っていいのか?!と。『嘘でしょ?!!!』って
叫びたくなる…

語っても、思っていることは言い尽くせず。
語った後に、なお悄然としてしまいます…。


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おつかれさまです^^

ひとつだけ。わたしが宗教も考えて見なければいけないというのは,經濟や政治が人を追い詰めたとき,すがるのは何か,ということだと思います。
そして中東のばあいもうひとつ。 
國家の帰属意識を奪われたときの心もとなさ。
デイアスポラの放浪があの地域には染み付いている。

混乱の原因は,宗教なのか,それとも政治・經濟や貧困か?どれか?ではなく。
原因があって,そこから先に宗教があるとかんがえてみてもいいのではないでしょうか
彼らは勝手に引かれた線引きの中で,部族や宗派を断ち切られ,國を作り上げられてしまいました。,先祖が住んでいた國は,遠くに行ってしまい中には住んでた土地を取り上げられた人もいる。そしてその線引きが彼らにとってとうてい納得いかないものであれば,納得いくように動きたいと思うのは人の常,集団の常ではないでしょうか。

そんなとき古代バビロニアから綿綿と土地に残ったいい香り,アッシリアの暖かい火,それが宗教,或いは神,といっていいのかと思いますが,そこにひきよせられるのはむしろあたりまえです,荒廃したときであればこそ,求める心も強いと思います。
國をぶったぎられ,習慣を個々に断ち切られた人たちは,絆を求める,それが宗教心です。すくなくとも古代はそうだと思います。わたしは信仰はないですが共通の燈のようなものを求めたり信じる心は誰にもあると思っていますし。

“神”と宗教心は分けて考えることも必要です
いつも思うのは,紛争地の宗教というと.イコール天上の神や厳格な狭義だ,と考えるのはすこしちがってる氣がします。それだけでなく,つまり,なんというかジハード以外にも,もっとむすびつくための膠にすぎないばあいもある。
それと,守るために戦う人がいる,でも誰も彼らを攻撃したと思っていない,これが紛争地の特色ですね,わたしたちはすぐ日本人を守れといいます。でもかれらが虐げられた挙句の抵抗者であれば,守る動機だけで戦争が起きてしまう。最初の攻撃はいったいだれがしたか?となったとき“神”はわかりやすいものです,特に自分と関係のない神であれば,悪い神だ,と
結局紛争の始まりは土地を守る,部族を守る,家族を守るです。日本は洗練されて「国益」という言葉を使い,彼らは宗派ということばをつかうだけかもしれません

キリスト教世界でもイスラム世界でも,“神”と,宗教はちがう。
神と宗教心もちがう。宗教心は人類共通でそぼくなものです,戴く神は違っても。それこそ夜道の明かりであり,寒い中の焚き火をもとめる心,ではないでしょうか,抽象的過ぎてむかしばなしだとおもわれますか?でも人間がおもうことはむかしもいまもおなじではないでしょうか

Re: げんさんへ

いえいえ。私が誤解されるような書き方をしたからいけないのです。
それでなくても微妙な難しい位置にいるヨルダンに、さらでもの難題を
押しつけることになってしまったなあ…という気持があったものですから…
どこの国であっても、あのような状況の解決を抱えこまされてしまったら、
困惑するに違いありません。
これからヨルダンはもっと大変になりますね…
日本もいったいどこに漂流していくのか……


少々疲れました…


率直すぎを反省

もうしわけありませんでした。
でもていねいにお返事いただいて真意がわかり安心しました。尋ねてみてよかったです。そうでなければあるいは誤解してしまったままでしょう・・・・ヨルダンの苦悩を伝えてください
ついでにうったえますが,別にコメントを殘されないことにはまったくなんとも思ってませんよ。わたしの記事にコメントなさるよりみなさんと「議論」することのほうが,ほんとうに大切なことだと思いますし。とりわけ若い方とていねいな議論を
(・・・わたしの性格から,イヤミじゃないのはおわかりくださいますよね)

Re: げんさんへ

げんさん。こんにちは。
げんさんのところにお伺いしながら、黙って帰ること申しわけなく
思っています。
今、いろいろ勉強すること、それでまた考えることで手いっぱいで、
なかなかコメントなどが残せません。

自分がいかにこれまで海外のこと…中東のことなどにも…無関心で無知であったか、
ということをいまさらながらに実感しています。
日本軍のして来たことを知るために、今も中国、朝鮮半島などのことを少しずつ
勉強しているように、中東やアフリカなどのこともこれまでほんとに無知だったけれど、
ひとつひとつ学んでいくしかないと思っているところです。

ヨルダンのことも、無論今回のことをきっかけに、というのが悲しいですが、
少しは見てみました。ほんとにざっと、でしかありませんが。
ヨルダンの地理的位置や歴史、そうして現在の経済状況などについても
概略ではありますが勉強しました。

『ヨルダンは、まったく意図せず、日本の人質問題に巻き込まれてしまった』

という書き方は、誤解を生むかもしれませんね。
『まったく意図せず』というところを、あとで削除したいと思います。
これを書いたときの私の心情は、ヨルダンの人々に、それでなくとも
ヨルダンが抱えている問題にさらに難しい問題を上積みしてしまったことを
申し訳なく思うというそういう心情でした。
『まったく意図せず』という表現は、『ヨルダンが中東のもろもろの問題から
超然としていられたのに、突然日本から難題を突き付けられた』というような、
そんな意味で書いたのでは全くありません。
ヨルダンはこの地理的位置にあって、周辺のアラブ諸国やイスラエル、アメリカなどと
薄氷を踏むような外交を続けている。
アメリカからは、多額の経済援助を受けているので、イスラエルとの関係も
微妙なバランスをとりながら生きていかなければならない。
アメリカにもイスラエルにも、イラクにも…本音のところと表向きのところと
ほんとに微妙に使い分けながらやって行っているのですね。
そうして、カサスベ中尉が12月に囚われていることはすでにわかっていて、
その救出をISILと必死の駆け引きをしながら交渉中であった。
アメリカからは、身代金も人質交換も含め、ISILとの交渉などあり得ないと
くぎを刺されている。
しかし国内の世論は、西部カラクの有力部族の出身のパイロットをなんとしてでも
救え、という声と、もう有志国連合から離脱せよという声とあって、
ヨルダン政府は国内の舵取りも難しい状態にあったでしょう。
そんな中、突然、日本のジャーナリストの救出に自国が捕えているリシャウィ容疑者
との交換が、ISILから突きつけられた。
ヨルダン政府はさらに複雑な対応を迫られることになってしまいました。

後藤さんとリシャウィ容疑者の交換問題は、ヨルダンにとって、日本政府の現地対策本部が
ヨルダンに置かれることになったので、その場所を提供し情報収集など
いろんなことで協力する、という初期の条件とは全く違う、降って湧いたような
難問を抱え込んだ、ということだったと思います。
その当惑、困惑、混乱、を察して『まったく意図せず』と、書いたのだったと思います。

私が、20日に、この一連のことの最初の情報を受けたとき、現地対策本部が
ヨルダンに置かれたと聞いて『なんでヨルダン?』と思ったのは、
ヨルダンの微妙な位置やアメリカとの関係など漠然とは知っていて、
ヨルダンに置くことがアメリカをとりわけ憎むISILにどういう印象を与えるだろう
それで後藤さんらを無事取り戻せるだろうか?と一瞬思ったからです。

対策本部はトルコに置いてもらうしかしかないんじゃかなあ…と最初漠然と思ったので、
ヨルダンと聞いたときに驚いたのですが、しかし、実は私がトルコだったら、と
思うのも、日本側からの勝手な願望だと思うんですね。
トルコはとても親日の国だけれど、そして長い友好の関係を両国は
築いてきたけれど、湯川さん、後藤さんの救出は、おそらくトルコにとってだって
もし、頼まれれば、降って湧いたような難問に直面した、と思ったでしょう。
自国民でさえない二人の人質の救出、しかもアメリカやイギリスからは
ISILとの交渉に応じるな、身代金などもってのほか、という強い圧力が
かかっている…
ヨルダン、トルコ、…他のどの国だって、今回の事案の解決を日本から
頼られる、まではいいとしても全面的に任されてしまっては困惑してしまっていたでしょう。

あとになってだんだんわかって来たところによれば、8月に湯川さん行方不明という
ことが分かった時点で、日本政府はヨルダンに対策本部を置いたらしいですね。
後藤さんのこともその流れでヨルダンでそのまま対策をとることになった。
なぜヨルダンだったのか私などにはわかるはずもないですが、ヨルダン~リシャウィ~
日本人質との交渉カード、さらには12月、パイロット拘束でそれもカードとして
使おうというISILの思惑になって行ったのでしょう。

私は、お二人が命を奪われてしまったことがすべて安倍政権のせいだとは思いません。
安倍さんが今、言い訳で盛んに強調している『人道支援だった』という言葉は本当でしょう。
それはでも何も安倍政権だけの手柄ではなく、安倍政権以前の政府も…日本国民が
ずうっと行い続けてきた人道支援です。
でも、安倍さんは愚かにも、せっかくのその日本の人道支援に、
日本が長らくやってきて、おそらく現地の人々からも評価されていることも多いであろう
人道支援という名目の援助に、『ISILと戦う』という軍事的イメージの衣を
着せてしまいました。誰かが『包装紙』と表現していたけれど、まさに
アメリカ主導の有志国連合の『空爆』『せん滅』などという軍事的イメージの
包装紙にくるんで渡してしまいました。
しかも、シャルリー・エブドなどへの襲撃で、西側諸国と中東情勢が
非常に微妙な空気になっているまさにその時に、のこのこ出かけて行った。

既に湯川さん、後藤さんをつかまえて、何かに利用しようとしていた
ISILに、きっかけと口実を与えてしまったこと、そして二人の命を
公開の取引にして宣伝に利用することに使えるとISILにおそらくヒントを
与えてしまったこと、そのことを私は安倍氏に対し怒っているのです。

水面下の交渉をもっと早くから真剣にしたたかにできていたなら、ふたりは
もしかしたら帰ってこれたかもしれない…。

だが、しかし、安倍政権に公平になるならば、それでは他の誰が、
他のどの政党が、もっとうまくやれていたか、と問うならば、それは答えを
持たないです。なにしろ相手はああいう集団ですから。
だから、この記事も安倍批判一色のように見えるだろうけれど、安倍さんが
明らかにまずい…国民の命を守る責任のある一国の長として決定的にまずい
行動や言を発してしまったという罪を自覚してほしいと思うことと、全部の罪を
安倍さんに押し付けることは、別のことだと思っています。

私も、ふたりの無事が第一ですから、祈るように政府の交渉がなんとか
上手くいってくれ、と思っていました。私がずうっと沈黙していたのは、
政権批判など後でいくらでもできる、今は見守るしかないと考えたからです。
3.11が起きた時、津波の3県と、どう悲劇的結末に突き進むかわからない
福島第一原発への対応という2つの大きな大きな悲劇に苦慮する民主党政権を、
自民党など野党議員の一部やマスコミは袋叩きにしました。官邸の一々の対応を
取り上げて批判した。安倍さんもそうでした。菅総理の給水停止命令のせいだ
などというありもしないことを週刊誌などでしゃべり散らしていた…
そのことは現場のあの吉田所長自身がのちに菅総理の命令ではないと認めています。
そういう安倍さんと同じような、緊急時に政権の足を引っ張るというようなことは
すまい、と考えていたから、黙って見つめていたのです。
あの時の態度では、当時の自民党総裁谷垣さんは立派だったと思います。

安倍政権は、とにかく他のもろもろの政策で、私はどうしたって認めることが
できません。とりわけその歴史認識の点において。

シャルリー・エブドのこともそうですが、後藤さんたちのことも、いろんなことが
いっしょくたにして批判されたり擁護されたりということはおかしいと思います。
個々の問題を分けて考えて行かないといけない。
また、ネットで拡散されていることをそのまま鵜呑みにして、批判したり
弁護したり、恐れたり楽観したりも、戒めなければと、自分に言い聞かせています。
それには自分でいろいろ調べて、なるたけ正確な情報集めて、いつもげんさんが
おっしゃるように、自分の頭でぐうっと考えていくしかない。

それでなくとも記事書くのが遅い私が、ますます遅くなっていっています。
一つの記事をようやく書いても、そこにはこぼれてしまった想いもたくさん
ありますし。
記事は慎重に言葉を選びつつ書いていっていますが、コメント欄ではふっと
気を抜いてしまうことも多いです。これからも今回のような、曖昧で誤解を招く
表現とかまたしてしまわないよう、慎重に気をつけて書いていきたいと思います。

とにかく圧倒的に知識不足。
またお気づきになられたこと、この本がいいよ、などいうことありましたら
教えてくださいね。
教えてくださった中国関係の本、読み進めていましたが、20日から
ぱたっと進まなくなってしまっています(苦笑)。
世界の広さと、自分の無知に絶望します。


  

No title

こんにちは
少しおどろきます
トランスヨルダンという言葉はご存じないですか?
或いは,ヨルダン川西岸という言葉,なら

「ヨルダンは、まったく意図せず、日本の人質問題に巻き込まれてしまった。 」

ぜひヨルダンという國の宿命的な困難を少し考えるいい機会にしてください

Re: しほさんへ

しほさん、こんばんは。

安倍さんの責任は否めないですね。
あんな時期に中東訪問を強行して、言わでもがなの刺激的な発言をして、
ISILに身代金要求の口実をまんまと与えてしまいました。
邦人二人の拘束をその時点でまるで知らなかったのなら、不注意な発言で
済まされるかもしれない。でも、湯川さんが8月に行方不明になり、
11月末には二人に関するおよその事情がわかっていたわけですから、
明らかにISILを名指しにして中東であのような演説を日本の総理がしたら、
二人の身に何かあるかもしれない、ということを予測できなかったのだろうか。

安倍さんだけでなく、周辺の人間たちもいったいなにを考えていたのだろう。
とにかく、第二次安倍政権が発足してから、安倍さんの外遊は度が過ぎている。
東京新聞によれば、2013年度の首相外遊は13回。29カ国。
予算超過で、異例の1億5000万円補てんしたそうです。14年8月には
外務省が、安倍首相の例の『地球儀俯瞰外交』推進に費用が足りないと、
外遊予算の7割増しを要求している。
大ぜいを引き連れて海外の国々を訪ねて、お金をばらまいている本人や随行者は
気持がいいでしょうが、これらはみな国民の税金。
開発途上国にばらまくお金だって、純粋の支援ならともかく経済界を引き連れての
セールス外交で、紐つき支援なのでは、その長い目で見た効果は被援助国にとって
いったいどうなのでしょう。

そうした、安倍外交のうわつきぶりが、今度の悲劇の遠因のひとつになっては
いないでしょうか。少なくとも事態の深刻さをもう少し早く自覚して、
昨年中に二人を救出する手立てを真剣に考えていれば、ふたりは死ななくて
すんだかもしれないと思います。選挙なんかして670億とも言うお金を
どぶに捨てていたのですからね……

なんとも、怒りの持って行きようがないです…




そういう

Re: MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こんばんは。
すみません。昨夜返事を書いてアップして、ふと見たら、いただいたコメントを
そのままアップしたことになってしまっていた。
どうやら、書いた返事の方を削除してしまったようです。
朝、あらためて書きなおそうと考えていましたら、後藤さんのことが
ラジオで告げられていました…

なんとも…言いようがないです。

シャルリー・エブドなどのあとで、中東情勢が微妙になっているときだから、
外遊は避けた方がいい、と安倍さんは忠告もされていたようですね。
それでも出かけたのは、安倍さんなりの理由があったからなのでしょう…

私は、私の勝手な推測ですが、ネタニヤフと安倍さんは親しくなっていますから、
3月の選挙を控えて印象をよくしたいネタニヤフの側面からの応援というようなことを
ひょっとしたら考え、また、パレスチナ自治政府のアッバス議長とも会って
イスラエルとパレスチナの和解に一役買いたい、などという意図もあったのでは
ないでしょうか。
それ自体はとてもいいことだと思う。日本が目指すのはそういう外交ですよね。
ホロコースト記念館に訪れたのもいいこと。
でも、なんだか意図が見え見えなんですよね。自分が『平和』主義だというアピール
しているのでしょうが、安倍さんの思想が極度に右傾化していることは
世界の多くの政治の場で知られていることだから。
イスラエルと日の丸の旗をバックに握手という構図も、他の国でもやっている
ことだから、別におかしくはない。でも、なんと言っても結果的に時期が
最悪でしたね。

安倍さんが積極的に外交に飛び回るのは、非常任理事国入りも目的だったんじゃないでしょうか。
9月25日、国連総会で安倍さんは一般討論演説を行い、日本の安全保障理事会の
常任理事国入りに意欲を示していますし。
結果的にそのばらまき政策が功を奏したか、つい2日前かな、日本の非常任理事国入り
確実、というニュースが出てましたね。常任理事国には絶対なれないだろうけれど、
非常任理事国になって、アジアの代表という体裁はとれることになりそうです。

安倍さんが、責任をとって辞任してくれれば、と私も内心どんなにか思いました…。

もう何を言っても二人は帰ってこない……
むなしさでいっぱいです……

『しかし、日本がこれまでのように、真に平和的国家であることを、政府に代わり
国民が発信していくことが今必要ではないでしょうか?』
『ISILのやり方を擁護するのではなく、テロには、その背景があり、それを無視して、
軍事力でせん滅を図る側につくのは、テロ対策ではなく、泥沼に自ら足を突っ込むことになる・・・』
『今、欧米とイスラムが対立する中で、日本の役割は、その間に立ち、
いずれとも何とか話ができる位置をキープする、その中にこそ日本の枠割が
発揮できることがあると思います』

私も本当にそう思います。
実は、湯川さん後藤さんの拘束が『イスラム国』によって発表される前、
そんなことを全然知らなかったとき…日本のできる支援のこと、記事に書こうと
準備していたところでした…シャルリー・エブドのことも…

それだけに、ショックで。
なにか書こうとしても、気持がついていきませんでした。
自分も含め、大事な時に国民もメディアも野党も、何か自粛してしまった心理のことも、
厳しい自省をこめて記事にして、
『沈黙…意見を差し控えるということと斟酌するということ』
というタイトルで昨日一旦アップしたのです。
でも、長過ぎるので少し手直しして今日またアップしなおそうなどと思っていたら、
悲報を聞いてしまったのでした…

何もかもが今となっては手遅れです…ほんとに悲しいです…










胸が痛いです

2004年に自己責任と合唱したメディアは、
今度は安倍首相の外交責任を追求しないとおかしいですね。
日本人2人拘束されていた事は充分知って中東へ外遊した訳ですから。
安倍首相には帰国を急ぐより現地で陣頭指揮をとってもらったら良かったのに!

2004年に「出来たら日本に帰りたいです。」
と言い残して殺された青年の事が頭を離れません。
あと時の首相は小泉純一郎です。

国民は守られていくのでしょうか?
人命優先から国家優先、経済優先に流れが変わったように思います。

No title

MATZ-TSです。お久しぶりです。ISILに主導権を握られたまま、後藤さんのことは硬直状態、とメディアは伝えております。後藤さんの安否が心配です。ヨルダンまで巻き込んだ状態で・・・

この件が起きる前から、安部首相は懸案山積の国会の前に、なぜ中東外遊に出かけたのか、不思議に思っておりました。

難民を救助するため?  ISILと戦う国側であることを明確化するため? 現地での記者会見は、どちらも言っておられるが、やはりISILとの戦いのためというニュアンスに聞こえます。しかもイスラエルで・・ これはどう考えてもISILに付け入るスキを与えた、としか思えませんね。

現状を何とかする方法として、例えば柳澤協二氏は安部さんの辞任、に可能性あり、と言っておられます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226466
それが実現性のある提案とは思えませんが・・一理はあるかもしれません。

しかし、日本がこれまでのように、真に平和的国家であることを、政府に代わり国民が発信していくことが今必要ではないでしょうか?

政府の対策に文句をいうことを自粛するのではなく、「テロには屈しない」「人命第一」という矛盾をいうだけの政府に対して、国民やメディアや野党が、それは違う、日本の方針はこうあるべきだ、という明確なメッセージを出して、ISILに伝える必要があると思います。そうなれば、ひょっとして安部首相も態度を変えざるを得ない(そもそも、テロとの戦いに乗り出すのは憲法違反)。それが解決に繋がるかもしれない、と思っています。

メディアも国民も、黙って政府の方針に異議を唱えない、これは民主主義国家と言えないのでは?

ISILのやり方を擁護するのではなく、テロには、その背景があり、それを無視して、軍事力でせん滅を図る側につくのは、テロ対策ではなく、泥沼に自ら足を突っ込むことになる・・・

今、欧米とイスラムが対立する中で、日本の役割は、その間に立ち、いずれとも何とか話ができる位置をキープする、その中にこそ日本の枠割が発揮できることがあると思います。

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん、おはよう~♪
久しぶりにお声欠けていただいて嬉しいです♪

ほんとにね。後藤さんもパイロットも二人とも助かってほしいけれども…

どんどん事態が錯綜して悪くなって行きますね…

首相の舵取りが間違ったとしか言いようがないと思います。
まして今度のことを、自衛隊の海外派遣をやりやすくするための口実に
しでもしたら、ほんとに許せないです!

鍵コメさん、そちらにもコメント、入れましたよ~。
読んでくださいね♪
ありがとう~~~~~♪


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Re: スキップさんへ

スキップさん、こんにちは。

『我々にも突きつけられる生き方の選択です。』

本当ですね。
私もそう思います。
「日本人は『平和ボケ』」とよく言われますが、良くも悪くも日本人は
戦後、これまでこうした世界の惨状に直接当事者としてあまりタッチせずにいられたし、
目を背けて見ないようにしてもいられました。
沖縄の人々だけが、日本のいわば前線としてのひりひりする現実の中に
常に曝されてきたのだけれども、本土の人々はその現実にも目をそむけて
来たのですね。

シャルリー・エブドなどの襲撃事件から、安倍総理の訪中東、そうして、
今回の後藤さん、湯川さんの『イスラム国』による監禁、そして湯川さんの殺害と…
私たち日本人は、世界の暴力に直接身をさらすことになって、政府も、
私自身も含め、その現実のあまりの厳しさに茫然としてしまっている…

…『イスラム国』に名指しされているのは、私たち日本国民自身です。
私たちは、これからの世界でどう生きて行くのか…その選択が突きつけられて
いると思います。
安倍首相のようなひとを国家のトップとして戴き続けて、否応なしに、
アメリカといわゆる『有志連合』と言われる国々の一員として、苛烈な戦争も
厭わない『勇敢な』!生き方を選択するのか、
それとも『平和ボケ』とか『金しか出さない臆病もの』と言われようが、
それこそ安倍さんの言う『中庸』(よく恥ずかしげもなく言えるもんだ!)という
曖昧なものではない『中立』を保って、『不戦と平和』の道を、
後世の世界に『日本モデル』とでもいわれるようになるほどの確固とした哲学を
持って迷わず行くのか、
そのことを深く考え、選ぶ時が来ているように思います。

いつもありがとうございます。

No title

 ヨルダンのパイロットをイスラム国は交換釈放することでしょう。その後は後藤さん釈放の条件は2億ドルだと私は思います。政府がそれをどうするかです。また、国民が240億円払うことを政府に求めるかどうかです。今それに付いて考えています。我々にも突きつけられる生き方の選択です。

Re:ひげさんへ

ひげさん、おはようございます。

私のようなものでも、迂闊なことを書いて、救出にさし障ってはいけないと
だまっておりますが、腹の中は怒りでいっぱいです。
イスラム国などの暴虐に対する怒りは無論ですが、湯川さんに対する
殆ど二重の蹂躙に等しい政府、マスコミ、そして残念ながら国民自身の、
扱いの軽さに、深い傷ましさと悲しみを感じずにはいられません…

テロリストの生まれる構造など…いろいろいろいろ考えておりますが、まだ書けずにおります…

今はただ、後藤さん、そしてヨルダンのパイロットの方も…の、救出がなりますことを
私も祈るばかりです。

No title

彼岸花さん おはようございます。

今回の事件、自己責任、自己責任と騒がぬ・・・・・・・政府、マスコミ・・・・おかしいとお思いになりませんか・・・!!。

その疑念にずっと囚われております。

助かって欲しいです・・・・。





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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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