『もう、時間がない!安保法制を止めるためにまだできること』

時間がない!

私はこの1年間、いったい何をしていたのだろう!

このまま行けば、来週中にも、安倍政権は、衆院での安保法制は十分時間をかけて
論議を尽くした、として、採決に進むだろう。
ご存じのように、衆院を通ってしまったら、事実上法案は通ったも同じだ。
昨年7月1日の閣議決定から、1年間もあったのに、一体私は何をしていたのか。

なんとか今からでも、法案を廃案にする手立てはないのかと、自分でも考え、
また、わずかな光明を求めて識者の声など探ってみるけれど、こういう方法があるよ、という
アイディアや知恵にはちっとも出会えない。
このまま手を拱いているしかないのか…

これからの数日に出来ることはなんだろう…。
とにかく、審議を長引かせ、期限切れに追い込むか、採決に臨む議員の良心と良識に
訴えかけられればいいのだが…。
それが可能であろうとなんだろうと、思いつくままに書きだしてみる。

① 国会周辺を、安部氏にとって一つのトラウマであるであろう60年安保時と
  同じ、30万人規模で取り囲む。
  今、学生たちが立ちあがった!SEALDsは日に日に賛同者を爆発的に増やして行っている。
  その主張もしっかりしている。
  憲法学者を含む学者たち、法曹界、宗教人、文学者、タレント…怒りの声は広がっている。
  世代や党派や分野を超えた巨大な連携で、国会をとり囲み、大きな圧力をかける。

② 公明党議員、創価学会員への働き掛け。
  かつて『平和の党』と自負した、庶民政党の感覚はどこへ捨てた!安倍政権のようなものの
  下駄の雪(踏まれても蹴られてもついていきます下駄の雪)になり果てることを残念に
  思っている議員や、学会員はたくさんいるはず。学会員からの突き上げ、政権内部からの反乱を。

③ 谷垣禎一氏、河野太郎氏など、自民党内に、まだ良識ある議員は、たくさんいるはず。
  谷垣氏はすっかり安倍政権に絡め取られてしまったように見えるが、きっと心の内では
  苦々しく思っているのではなかろうか。
  先月25日、安保法制をめぐり、自民党のリベラルな若手議員が、小林よしのり氏を
  講師に招き、勉強会を開こうとして、執行部から『時期が悪い』と言われ中止を余儀なくされた
  ことがあった。中止に追い込まれたのは、党内ハト派とされる「宏池会」(岸田派)の
  武井俊輔、無派閥の石崎徹両衆院議員らが立ち上げた「過去を学び『分厚い保守政治』
  を目指す若手議員の会」。
  こういう人々にも、メールやファックス、電話などで働きかけ、②と同じく、政権内部からの
  反乱を。

④ 採決に持ち込まれてしまう場合。
  日本の戦後70年の歴史を見直し、日本の将来を決定するような重要な法案なのであるから、
  投票に関して、個々の議員が自分の考えに従って意志を示せるように、党議拘束を外すよう
  求める。

⑤ 同じく、日本の戦後70年の歴史を見直し、日本の将来を決定するような重要な法案。
  それなのに、審議時間はまだまだ足りていないし国民の理解は得られていないどころか、
  各種調査によっても、この法案は今、無理して通すべきでないという声が圧倒的である。
  採決の判断を下すのは、議長。大島理森衆議院議長は、国対委員長を二度つとめ
  歴代最長在任記録を持つ国対族の大ベテラン。自民党国対にも、大きな影響力を持つ。
  戦後70年の国会の歴史に最大の汚点を残すことになるであろう今度の決定に、議長として
  汚名を残してしまうことのないよう、大島理森議長の良識に訴えかける。

⑥ 採決と直接関係ない市議会、県議会議員などにも抗議の声を伝える。
  彼等が一番恐れるのは有権者に見離されること。地元民の抗議の声が激しいという
  地方議員からの恐怖の訴えも、国政に与える影響は無視できない。


⑦ 安保法制成立、川内原発再稼働、辺野古工事決行…これらが同時に決まってしまえば、
  リベラル勢力は意気消沈してしまってもう立ち上がる力を無くすだろう、と書いた記事を見た。
  それを逆手に取る。戦争法案断固反対、川内原発再稼働反対、辺野古工事断念、
  それらと共に、今、大きな問題となっているオリンピック新国立競技場の杜撰見積もり、
  世界遺産認定問題、安部談話、など、全ての問題で同時に批判の声を上げる。
  『あべ、いやだよね』のムードを、国会議員の間にも広げる。


⑧ 以下は、日刊ゲンダイより。
  『国会の知恵袋”伝授 安保法制を廃案に追い込む「秘策と戦術」』
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159985/3

  衆院事務局に33年間勤め、国会運営を熟知し“国会の知恵袋”とも呼ばれる
  元参院議員の平野貞夫氏のアドヴァイス。

 ・歴代の法制局長官や憲法学者などを多数呼び、見解を聞きたいと議院運営委員会(議運)
  に迫ることだ。「このままでは議長の権威を失墜させる」として衆院議長も巻き込む。
  専門家を50人も呼べば、審議は相当時間がかかる。与党がこの要求を拒否したら、
  野党は審議拒否すべきだし、与党が強行した場合、野党が国会の内外で猛抵抗で騒げば、
  世論もますます関心を持つ。(これは一部実現したなあ。もっと大規模に。)

 ・全衆院議員の5分の1(95人)が会派を超えて結束し、反対すれば、本会議で記名投票になる。
  牛歩で時間稼ぎもできる

 ・法案の「撤回要求」の決議案を出す。

 
 ・法案の「分割要求」決議案。「平和安全法制整備法案」は10件の改正法案を
  ひとくくりにして1件の法案としている。議員によっては一部賛成や一部修正の者もいる。
  一本化法案はそうした議員の表決権の侵害である。

 ・十分な審議が必要だとして、特別委員会の中に「小委員会」の設置を要求する。
  法案1件ずつ、つまり10の小委員会が必要で、それぞれで審議を行えば、時間切れに追い込める。


実際、野党のこうした抵抗で、戦後の破防法は参院で否決されたという。
60年安保では「条約修正権」を巡って議運の中に小委員会が設置され、真剣な議論の結果、
集団的自衛権の行使の道が閉ざされたという。

あきらめるのはまだ早い。
というより、あきらめてなんかいられない!



 

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん、おはようございます。
そちらも暑そうですね。私も、昨日今日と、暑さにまいっています。

中谷防衛大臣の発言はひどいですね。
もう、総理を始め、いろいろある法案の厳密な定義や、法的裏付けや
それぞれの関連性と独自性、それから、これらが実行される場合の具体的想定例、
また、そのおのおのの限界設定と歯止めの具体策…最終的責任の所在…など、
自分たちでもほんとに正確にわかっちゃいないし、国民にわかるように
説明することなど、最初っから放棄してるんじゃないかな、と思ってしまいます。
いや、むしろ、11ものわかりにくい法案を一挙に出して来て審議にかけ、
けむに巻いて、「もう、わからない~~~!もう、どうでもいいや!」と
思考停止に追い込むのが目的かもです。
個々の大臣の失言などは、いくら追及されても、圧倒的多数の、数の論理で
強行採決すりゃいいだけのことだから、もう何がどうだってどうでもいいのでしょう。

衆院での審議をすべて放送しないNHKにも腹が立ちます。こんな大事な法案なのに。
新聞に出るのは、質問答弁のほんの一部。しかもまとめてあるし。
でも、NHKでなくとも、今回の論議も、衆議院インターネット審議中継というのを、
やっています。
今日は何もないようだけれど、明日13日は、『平和安全特別委員会公聴会』という
大事な公聴会が、午前9時からあって、ネット中継されるようです。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
これは、でも、『公聴会も地方と中央でちゃんと開きました。国民の理解を
得られる努力はこのようにちゃんとしました』という、政府の、採決に向けての
いよいよ最終段階に入ったということの印でもありますよね。

私、出来るだけ、ラジオとかで聴いてるのですが、いくら注意ぶかく聴いてても
ちっとも理解できないです。記事にも書いたけれど、肝心なところは、決まり文句を
繰り返すだけのむなしい答弁しか返ってこないんだもの。
長々と、新三要件だのの文言を、オウムみたいに繰り返していれば、質問時間が
過ぎてくれる。野党議員は、だから、いつも中途半端なところで質問を終えてしまう…
明日の公聴会も、ただ、予定通りに消化されてそれで終わるのでしょう。

ほんとに虚しいけれど、でもこうしたむなしい審議も、やっていれば、敵失も
出てきますし、『わからないんだけれど、なんだかとにかくいや!』という、国民の
嫌安倍政権ムードも、今進行中のように、どんどん進行していきます。
支持率もますます下がっていくでしょう…
ここで一番大事なのは、反安部勢力が、内輪もめをしたりしないことですね。
結束してとにかく、嫌安部ムードをますます高めていくこと。
自公内部にもいる安倍政権に疑問を持つ人々が内部から立ち上がるその、ムードを
国民が醸成していくこと。
マスコミも風を読みますから、国民が怒っているというその大風を吹かせれば、
勇気ある報道もするようになるだろうと思います。
(しっかりしてよ。ジャーナリズム!)
そうして、来年の参院選で、自公に大負けさせることですよね。

もちょっと私も記事書き続けてみたいと思います。
いつも、ありがとうございます♪



管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re:MATZ-TSさんへ

ほんとですね。私も聴いていて本当にイライラします。
そもそも、こんな大事な審議が行われているというのに、NHKが思いついたように
しか放送しない。全部が放送されていれば、議員たちの緊張感も多少は違うのでしょうが。

いずれにしても、野党議員たちの追及力は、生ぬるいですね。
でも、とにかく今は、それを言っていても仕方がない。
次の段階を見ていかなければならないのかな、と…正直言って思っています。
来年参院選で、自公を大敗させることです。憲法改悪に必要な衆参両院での三分の二を
とにかく叶えられないようにしないと。
そのためにも、今、運動を大きく盛り上げないといけないと思います。
安倍政権に反対、疑問、不快…を抱くすべてのひとの気持ちをまとめる。
維新であろうがとにかく今は共闘。

MATZ-TSさんが、ここにお書きになっていらっしゃることへの回答、とまでは
行かないだろうけれど、安倍さんたちの答弁を論破している本、ありましたよ。
柳澤協二さんの、『新安保法制は日本をどこに導くか』(かもがわ出版)という薄い本です。

柳澤協二さんという方は、テレビなどにもこのごろよく出られて、この安保法制の
批判を激しくしておいでなので、顔を見たら、「ああ、この人か!」と思われるかもしれません。

この人は、実は日本の防衛官僚で、
防衛庁運用局長、防衛庁人事教育局長、官房長、防衛研究所所長、
第2次小泉・第3次小泉・福田・第1次安倍・麻生内閣の下で内閣官房副長官補
(安全保障・危機管理担当)を務め、バリバリの防衛族なのです。
イラクに自衛隊を派遣させた張本人のうちの一人と言ってもいい人です。
本来、こういう人は、私にとっては、一番の『敵』です!
今も、『自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会代表』であります。
うう…!!!

だが、この人をもってしても、安倍政権の今回の安保法制はでたらめと綻びだらけに
思えるのでしょう。
リベラルが生ぬるく批判するよりももっと厳しく安倍政権の説明を論破しています。
いわば、防衛庁の中枢にいた人ですから、その目は厳しいのでしょう。
安倍さんがなぜ、このような無茶苦茶な法制を通すのに、かくも情熱を注ぐのか、
そういうところも歯に布を着せずに書いている…。

その主な論点を整理してご紹介したいのですが、なにしろ昨夜ざっと読んだばかり。
95ページほどの薄い小冊子です。900円。
私は急ぐので、今回Amazonで取り寄せました。
一読の価値はあるんじゃないかと思います。安保法制の次は、来年の参院選。
安倍政権を引きずり下ろし、改憲の芽を摘み取ってしまう。これが山場ですから。

後で、柳澤氏の話の動画がないかどうか、ちょっと探してみますね。
皆さんにも見ていただきたいから…。

ありがとうございます♪






No title

MATZ-TSです。こんにちは。こちらは、この6-7月で最高の暑さになりました。

色々方策は考えられそうですが、今イライラしているのは(勉強調査不足かも知れませんが)、これまでの100時間になろうか、という国会審議を通して、政府答弁の矛盾(例えば安倍さんの最初の頃と、後半の頃・・、政府の異なる人の答弁間の不整合、その他)が、沢山出ていると思います。 米国戦艦護衛、ホルムズ海峡、後方支援、・・・、存立危機事態の判断、間違った判断をした場合の責任、・・、

野党の質問も、そのあたりをきちんとまとめて、如何にこの法案が不出来であって、

たとえ集団的自衛権が必要だ、という人にとっても、運用しにくい(憲法の枠内の活動が現場の判断で適格にできるか?とか)、あるいは恣意的な運用の恐れが十分ある、というような「ダメ出し」の一覧ができそうな気がします。(必要最小限で集団的自衛権、と枠をはめた段階で、曖昧さや憲法違反の恐れは、必然の結果としてついてくるからですが。)

もちろん、憲法解釈として違憲、と考えられる答弁や法案の一覧表もすぐできそうです。

そのようなものをまとめて、政府与党に突き付けて、この矛盾に回答せよ、と迫る。それに対して、政府がきちんと答えて、皆さんが納得するか、です。

野党各党?市民?、あるいは心あるマスコミ。。。 だれかが、きちんと国会論戦をまとめて総括し、すれ違いの点をすべてクリアにしないと、何のために長い時間とカネを使ったのでしょうか?

何か、野党の追及もその場限りで、戦略性がないし、政府の方も何か答えておいて、その場をしのげばよいというような、真剣さが感じられないのです。

国会審議は、時間が過ぎればよいのではなく、論戦を通して、何か実りある、もっとよい方向を見つけるべきもので、一体国会議員は何をしているのか!

と思いたくなります。

 この先どう進むかわかりませんが、声は上げ続けたいと思います。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード