『この国の行方 ⑥-1』

また、『この国の行方』のシリーズに戻ろう。
これまで6つほど、私自身の考えを述べることなしの、引用記事を並べて来た。
それらは皆、国内外の学問研究に携わる人々や弁護士会などからの、安倍政権への
危惧と忠告の緊急会見やアピールとその要旨である。
こういうものが次々と発せられる今の政治状況について、私の考えを書いておく。


9.『知』の否定 其の一』

歴史修正主義、など、安倍政権の特徴を表す言葉はたくさんあるが、安倍政権の特徴の一つに、
『反知性主義』というようなものを、失礼だが私はどうしても感じてしまうのである。

断っておくが、『知性』という言葉で、私は、単なる学歴とか知識の量とか頭の良さとか、
そういった表面的なことを意味していない。

安倍首相とその周辺の『反知性主義』と言って私が意味するところのものは…
なんというのかなぁ…『人智というものの軽視』とでもいおうか…


人類は、何千年もかかって、幾多の知恵を蓄えて来た…。
人を殺さない、戦争をしない、他人のものを欲しがらない・奪わない、女性を強姦しない、…
約束を守る、嘘をつかない、他人を恫喝しない…などという、それこそ人間が生きていくうえでの
基本的原則のようなものから始まって、自由、平等、といった普遍的価値まで…
紀元前の昔のあまたの知恵者たちや思想家たちの深い考察。
数知れぬ名もなき人々の経験から生まれたいわば『経験知』、とでもいうようなもの。
そうして、近代の高度に体系化された哲学・倫理学、法律に至るまで……
『人はどう生きるか、人はどうあるべきか、という、人類の知恵の総体』、
というようなものがあると思うのだ。

それは、個々人が生きていく上の、時には憲法や法律のようにきちんと成文化された約束事であり、
また時には成文化などされていなくとも目には見えなくとも、明らかに個々の人々の胸のうちにある
いわば生きていく際の『条理』『道理』のようなものである。

だが、それは、ただ個々人が守っていくべきものであるだけでなく、同時に、一つの国家や、
一つの企業といったものも、人類が長い長いその試行錯誤の末に生み出してきたこういう
『知恵の総体』というものを軽視してはならないし、大事にして守っていかなければならない、
と私は思う。
私がここで言うところの『知性』とは、そういった深い意味での『人間の知恵の総体』といった
ものを意味している。

だが。
安倍首相とその取り巻き連のやり口を見ていると、この、数多の戦争や侵略、略奪や強殺、
強姦…貧困や病などなど…数えきれないほど多くの不幸の経験の過程を経て、人類が
多くの血と涙と汗を流した末に少しずつ育んできた知恵の総体、というものを、彼等は
どうにも無視・軽視しているとかそもそも理解していないと思われるようなことばかりしている
ように思えて仕方がないのである。

●日本がかつてアジア・太平洋地域において侵してきたあの侵略・戦争の否定と、あろうことか
時にその美化。(あれは自衛のためであったとか、アジアを解放するという崇高な目的が
あった、とか)

●韓国併合や台湾などの獲得、『満州国』建設と中国へのさらなる侵略。続く南方の国々への侵略。
これらにいったいどんな正義があろうか。これらを『侵略』と呼ばず 『進出』と書いて
どんな理屈付けをしようと、要するに、日本は、他人のものを欲しがったのである!
武力で他人のものを奪ったのである!
イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、スペイン、ポルトガル、オランダ…こうした西洋諸国は皆、
歴史上他国の土地を収奪してきたじゃないか、などというのは、日本がアジアでしてきたことの
正義化の理由にはならない。要するに、日本は、これらの国に遅れて他人の土地を収奪しようと
目論んだのである。
皆がやっていることだから俺もやる、というのは自らの行為の正当化の理由には
決してならない。そんなことは子供でもわかることだ!
●いまだに治外法権状態の米軍基地が県の面積の10%、本島だけで言えば、その18~19%
を占めている沖縄の問題をどう考えているのであろう?
●福島第一原発そして福島という郷土はどうであろう?
東電と国の原発推進政策策によって、放射能汚染で『うつくしまふくしま』は、失われてしまった…

人が生まれたところ、いま生きている場所で誰からも侵されず平和に生きていけること…
それがどれほど大事で、どれほど当たり前に守られるべきことか。その基本的なことさえ、
この政権はわかっていない。

●『女性を強姦していい』などと、誰が胸を張って言える?
そんなこととても言えまい? なぜ、戦時下なら許されるのか?
たとえその組織が民間の斡旋宿などであろうがなかろうが、日本軍が、従軍慰安婦の募集や
時に徴用を(暗黙のうちに)許し、ときには(公然と)依頼し、その収容や異動にそれこそ
公然と便宜を図り、軍ぐるみで朝鮮半島の女性だけでなく、日本人台湾人中国人フィリピン人…
南方諸島の娘たち…時にはオランダ人など白人の女性もを、日本国兵士や軍属の
性処理の相手にすることを組織、黙認、容認したことは、どうやっても否定の出来ない
歴史的事実である。
従軍慰安婦の問題は、相手が商売女だったらたとえ相手が抵抗しようと許される、
というような問題では決してなく、相手が金を受け取った貰っていないの問題でも決してなく、
またその行為者が、日本軍兵士であったから他国の兵士であったからなどという問題でも決してなく、
『どこの国でもやってるじゃないか』とか、『男とはそういうものだ』などと恥知らずな申し開きが
通用するような問題でも決してなく、戦時中という特殊な状況下だったのだとかいう言い訳が
効くような問題では決してなく、その行為者被行為者の男女の区別さえ実はなく、
『強姦してはならない』という、人間の根本的な規範そのものなのだ。
かつての日本軍の行為だったから責める、ISILの残虐だから責める、などというものではない。
男女という性の平等…いやそれすら狭い定義である…。およそ同じ人間としての尊厳を侮辱し
侵すものだから許されないということなのだ!

この、人間としての尊厳を侮辱し犯してはならないという根本原理をわかっていない人々…
韓国人従軍慰安婦問題を、どうしても過去の歴史の闇に葬ってしまいたい人々を、
私は、以上のような意味で糾弾したい。

●約束を守る。嘘をつかない。こんな、基本的規範でさえ、この政権は守らない。
それはこのポスターを見てていただければ、説明さえ不要であろう。

ポスター


TPPは単に農業問題(それは無論、食の自給率や安全性などの観点からものすごく大事な
問題であるのは当然のことだが)に限らない、日本という国の皆保険制度など
基本インフラの崩壊や、日本の自治権のアメリカ大企業による侵害、などという、底知れぬ
大きな危険をはらんだ協定なのである。
すべてが秘密主義で行われる中で、それに参加すれば、どれほどの利益があり、どれほどの
損失があるのかも、その概算さえ示されていない。民主党野田政権の頃、議会答弁で
いくらの利益があるという数値を示したことがあったが、例えば米作農家や牧畜産業農家
への損失補てんなど、損失と差し引きすると、その経済的メリッが低いのに驚いた記憶がある。
それに比し、失うものはどれほど大きいかしれない。
実際は。こんなことにもなりうる。
『日本農業 一人負け 参加国の輸出増 70%背負い込む 米農務省がTPP試算 (2014/11/13) 』

安倍政権に限らず、リベラル系新聞までが、TPPを、ある種の希望ででもあるかのように、
それが早く締結されることを願うような論調であることに、むしろ私は驚く。
そして。これは、どこでも誰も指摘していないことのように私には思われるのだが、
TPPは、日本の産業がアメリカ巨大企業群の犠牲になるとかいうだけの問題ではなく、
逆に日本が、弱い国々の産業を破壊し、その国のインフラを壊すことだってありうるということ。
TPPというのは、どこまでもシビアに容赦なく『強者の論理』で進められていくものである、
ということを忘れてはならない。


公平に言えば、TPPは安倍政権のみの責任ではなく、菅氏や野田氏など民主党政権にも
その責任が大いにある。
ただ。上記掲載の自民党ポスターは、これは明らかな、嘘である!選挙に勝つためだけの
時期、TPP断固反対などと謳って農家票を取り込むための重大な欺瞞である!
こんな大きな嘘を国民に対してつく政権を、どうして信じることができよう?



                      *

安保関連法制や、安倍内閣の歴史認識に関し、国内外の多くの学者たちや学生たちが
抗議声明や、憂慮の声明を出したということの紹介をした。 それは今も新たに出され続けている・・・・
私は、これらは、もうすぐ出てくるであろう70年談話や、集団的自衛権行使を含む安保関連法制に
対する直接の抗議と憂慮の表明であるばかりではなく、安倍政権という内閣組織の持つ
本質的乱暴さ、論理の粗雑さ…への危惧の念が、ここに来て一気に噴き出した
のではないかと思っている。
集団的自衛権行使、ということのみに特化して反対しているのではなく、安倍政権そのものの
持つ体質や思想に、国民が不安と懸念を抱いているということの表出ではないかと思うのだ。

言葉数は多い。だが、それは、この政権がほんとうは何をしたがっているのかを隠す
美辞麗句ばかりである。
安倍政権のワンフレーズは、極めて抽象的でちょっと聞いただけでは美しく聞こえるものが多い。
『美しい国、日本』『日本を取り戻す』『すべての女性が輝く』『アベノミクス』『三本の矢』…
そうして今回の『積極的平和主義』などなど…

だが。そうした一見美しい言葉の陰に隠れている思想はどんなものであろうか。
そもそも、安倍氏が目指す『美しい国』とはどんな国なのだろうか。

私が思う『美しい国』とは、稲作や漁業、林業などという一次産業を大切にして、
日本の美しい田園風景や海、森などを保全し、そこで人々が贅沢はさほど望まずとも
悠々と、安全に、生きていける国である。
(無論、工業や第三次、第四次産業を発展させるな、という意味ではない!)
だが、どうだろうか。福島第一原発事故は、その美しい日本の国土を…農地も山林も
海も空も…放射性物質で取り返しのつかない汚染させてしまった…!
私は稲作に限らず、農業は、その国の根幹だと思っている。国民が天災や異常気候などに
左右されることなく安心して安全な食を得ることができること。
だが、TPPは、グローバル資本主義に基づくアメリカ巨大産業の飽くなき欲望で、
日本の農業を根底から切り崩して行くであろう。
『美しい国、日本』という言葉でおそらく多くの人が思い浮かべる美しい稲田の風景などは、
この国から徐々に、しかし確実に、消えていくであろう…。
『美しい国』…日本の歴史や伝統文化を大事にする国、と安倍首相はまた言う。
だが、学校の式典で日本国旗を掲揚し、国歌を斉唱することを国家が強いるような国が
美しい国、なのだろうか?その際起立しない先生がいるかどうかを監視するような国が?
日本の伝統や文化を大事にするのはいいだろう。しかし、他の国の伝統や文化を尊重しなかった
過去の歴史を直視しない国が、美しい国と果たして言えるだろうか?

『日本を取り戻す』とは、誰から一体何を取り戻すのか。
GHQに支配されていた戦後の日本のあの屈辱の日々を、アメリカから取り戻す、
というのだろうか。それにしては、この、アメリカへの卑屈な追従ぶりはどうだ!?
沖縄の民などの日本国民よりも、まったくアメリカの方を向いてしまった外交姿勢はどうだ!?
安倍首相の『日本を取り戻す』とは、単に首相個人のやるせない想い…祖父の名誉を取り戻し、
祖父の出来なかった九条放棄を含む改憲を成し遂げること、という、個人的妄執なのではないか!?


●『すべての女性が輝く』社会をつくると言いながら、その女性観の貧困さ、蔑視はどうだ?
この政権が導入を検討していたが、当事者の女性たちから総スカンを食ってとりやめ?に
なっているらしいあの『女性手帳』の発想のいびつさはどうだ。
『女性には妊娠適齢期や産みやすく育てやすい年齢がある』ということが例え医学上
少しの真実があるとしても、国がそれを上から『女性手帳』というようなものの姿を
借りて全女性に押しつける、ということの無神経さ…
その他にも、この政権の一見女性を持ち上げているようでいて、実は、出生率(少子化対策)も
子育ても、労動力不足解消も、介護も…皆、女性の手に負わせようとする…、女性は家で
しっかり働け、産めよ育てよ、という旧態然とした価値観が、あれこれの政策に見え隠れするのである。
国会、地方議会を問わず、少ない女性議員に対するセクハラ野次も、自民党議員からの
ものが多いのは、この政権の価値観を後ろ盾にしているからじゃないのか。
そうして、この政権の、『女性が輝く』どころか!女性蔑視の思想が、もっとも如実に
表れているのが、上に書いたように、従軍慰安婦問題なのである!

安倍政権はモラルハザードを起こしている。安倍政権には、倫理観が欠如している…

なかなか上手い言葉で、この私の、安倍政権への拭いがたい違和感を説明できない…

そう。安倍政権には、『悲しみの感情が感じられない』
この世にある数知れない不幸…人類が経験してきた数知れない不幸や悲劇…
そういうものに対する惧れと共感の念のようなものが、感じられないのだ…


                      *


9.『知』の否定~其の二』
この下に続きます。

        ↓

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

Re: MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こんにちは♪

いつもながら、長い記事ですみません…(汗!)

1.人智の軽視

ね~…。
この政権の反知性主義、というものはいたるところに見られると思います。
もちろん自分で『反知性主義』と標榜しているわけではないでしょうが(苦笑)
結果的にそうとしか思えないようなことばかり言ったりしたりしている。
歴史認識も無論ですが、ここに来て一番世の中の目につくようになったのが、
『法治主義』とか『立憲主義』への無理解、軽視、蹂躙です。
だから、これまで原発事故があっても辺野古の問題があっても、なかなか立ち上がる
気配さえ見せなかった憲法学者や学生さんたちが、ここに来て一斉に立ち上がっている…

ただ、これは、単に憲法を守れとかそういった意味の問題であるだけでなく、
人類が長い間かかって積み上げてきた大きな知恵…約束事と言ってもいいです…
その大きなものの破壊につながっている…そう思うんです。

いわば、下世話な表現をすると、世の中のすべてのシステムの、どんな無理な
ちゃぶ台返しでもしていい、(…それも、下から例えば百姓一揆のように
悪政に我慢に我慢を重ねてそれでも耐えられなくなって起こす反乱とは違います)
権力を握っている者たちが、自分たちの恣に、世の中の公理というものを
数の力で勝手に押しつぶしたり、ひっくり返したりしてもいい…そう言っているのと
同じだと思うんです。
それが上つ方の政治の世界で通用するのなら、世の中のありとあらゆるところで
それに似た手法が行われていっていいということになります…。

2.日本の国の在り方
日本が生きていく道は、安倍政権がいうところの『この道しかない』なんて
そんなことありえませんよね。
思えば…東日本大震災が起きてから…その大きな悲しみの中から、日本人が模索
しようとしていたものが確実にありました…
それは、直接には、原発に依拠するような世界でいいのか。という問題でしたね。
でも、それは、単に『電気』の問題だけではなかった。
人間という生物の生き方…この地球上でのありようそのものにつながっていく大きな大きな
問いがそこには含まれていました…
それは、社会は、常に右肩上がりの成長を遂げなければならないのか、
という問いにもなっていきます…
もっと別の生き方があるんじゃないか、経済効率とか利益追求とかそうしたことが
まず第一に来るのではない、別な価値観の社会というものがあるのではないか、
という問いでした…

原子力という、人間の制御を超えたエネルギー、しかも、その処分の仕方さえ
世界の誰もまだ見つけていない暗黒のエネルギー。それではない、もっと人間にとっても
地球にとっても持続性のある安全なエネルギーがあるのではないか。
そういうエネルギーの考え方に共通する社会のありようがあるのではないか…

わたしたちは、3.11後の2年間ほどは、そうした問いを続けて来たように思います。
それは、MATZ-TSさんが、ここで挙げてくださったように、

『里山資本主義というような考えかたや、再生可能エネとコジェネなど、ローカルな特徴を
生かしてエネルギーや食糧の自給、その経験や技術を東アジアを起点に、
世界にアピール、国際貢献、・・それらが、敵を作らない外交(最大の安全保障)、
地球温暖化などの地球規模の問題へのリーダーシップに繋がる。』

というような大きな流れ…原発が象徴するような世界の志向とは全く別のありようの
模索と希望だったと思います。
そこには、決して小さなエネルギー社会などといって馬鹿に出来ない、大きな希望が見えていた。
そして、日本は、そのリーダーにもなれる立場と力を持っていた…
ドイツのように。

しかし、その大きな転換の機会を日本が失ったのは、国民が安倍政権を選んだ
2012年からであったと思います。(まあ、厳密に言えば、野田政権も同じような
もんだったが、でも、野田政権はまだそれでも最後の箍が外れちゃいなかった…!)
民主党政権がいかに稚拙であったろうと、安倍氏を党首に戴く自民党政権になど
あの時、決して戻るべきではなかったのです。
長期に政権担当してきたゆえに腐りかけていた自民党の、対抗勢力としての民主党を、
もっとお尻叩いて成長させなくちゃならなかったのです。
私は、社共をずっと応援してきた者ですが、今でもそうですが、それでも、その
『自民の対抗勢力が必要だ』という1点で、民主党も育てたいと思っていました…。
でも、日本は、そうした転換のチャンスを自ら捨てました。
原発からの離脱も、自然エネルギー大国としての新しい希望も、地方再生も、
言論の自由も、憲法さえも。今、捨てようとしている…。
この1年で、国民がなんとか立ち上がらなければ、そうなってしまうでしょう…。


3.『悲しみの感情』
安倍政権になってからの、この日本の変わりようは恐ろしいほどですよね…。
『憎しみ』が増幅する社会になってしまった…
自戒をこめてそう思います。

でもそれは、日本のことだけなんじゃないのかもしれない…
世界が大きく変動期に入ったのかな…と思わされることもありますね。
世界中で、『倫理』というものが、息も絶え絶えになっているのかも…
そんな気がする時もあります。

すみません。あまり答えになっていないかも。
いつもありがとうございます。


No title

MATZ-TSです。こんばんは~!

力作3部作。まず、6-1、読ませてもらいましたよ。

いくつか、コメントしたいところに限定しますね、でないと無限に書いてしまいそうです(笑)。

1.「『人智というものの軽視』とでもいおうか…」 これはわかります。

エネルギー政策、財政規律、支持率アップのための財政規律緩和、格差を拡大するアベノミクス、日米同盟が重要だとしても、沖縄の歴史と現状の無視、中韓やアジア各国への真摯な反省と謝罪、日本防衛への考え方・・・大体がいわゆるジャパンハンドラーへの忠誠だとしても、立憲主義の理解と国民への真摯への対応が見られない・・・あまり感情的に好悪を言いたくないのですが、また自分を棚に上げているきはしますが、例えば、これまでの日本国民や周辺国家、占領国への謝罪と今後を、長い目で常に考えて、できる限りの発信を続けておられる、天皇皇后陛下との対比を考えると、「品性」の差は感じてしまします。

2.日本の国の在り方
「私が思う『美しい国』とは、稲作や漁業、林業などという一次産業を大切にして、 日本の美しい田園風景や海、森などを保全し、そこで人々が贅沢はさほど望まずとも 悠々と、安全に、生きていける国である。
(無論、工業や第三次、第四次産業を発展させるな、という意味ではない!) 」

私の思っていることを、端的に表現して頂いた、と思います。藻谷さんの「里山資本主義」、世界的に飛躍的に伸びている再生可能エネとコジェネなど、ローカルな特徴を生かしてエネルギーや食糧の自給、その経験や技術を東アジアを起点に、世界にアピール、国際貢献、・・それらが、敵を作らない外交(最大の安全保障)、地球温暖化などの地球規模の問題へのリーダーシップに繋がる。

自分の理想実現には手段を選ばず、その「理想」が他人や他国の犠牲を伴う、そのあたりの心の広さや、現状は苦しくても子供や孫の時代、生態系にもよい方向へ・・・その希望と具体的政策の提言があれば、自然にこの国を大事にしていこう、という「背中でみせる」道徳教育に繋がる。。。覚えこませるだけでは無意味である。

3.「悲しみの感情」・・釈迦のいった「慈悲」、孔子の「仁」:東アジアで、その伝統を思い出すべきではないか。。。そこに未来志向の協力体制ができるのでは?

我々は、資本主義のなかで、今の利益しか考えない時代に生きている、ただ、未来を希望に変える 政治経済の方向を作りだすのは「仁徳」である。そのなかには、科学技術者が、御用学者ではなく、科学者としての矜持を守って(技術者倫理の確立)、わかりやすく国民に発信する必要がある。

国民全体が、今一度立ち止まって考える必要あり。、問題意識を目覚めさせたのが、安部さんの功績と言えるかもしれないなぁ。。

では、そろそろおやすみなさい。 夏バテをされないように!

Re:スキップさんへ

スキップさん、こんばんは!

私も、参議院審議、見てましたよ~~~!
今日は、民主党の質問者たち、概してがんばってたんじゃないでしょうか。
今日は、中国を名指しするなどの問題発言も引き出したし。
特に、大塚耕平議員は、なかなかいいですねえ。

これが廃案につながっていくといいなあ、とほんとに思います。

自公は、この夏に成立するとたかをくくっているのでしょうね。
公明党など、足元がぐらぐらになってるのになあ。
以前塾に勤めていた頃、同僚に創価大学の大学院生とかがわりと何人も
いたのですが、みんな素晴らしい若者たちだった…
ああいう子たちが信じてる宗教なんですから、宗教自体が悪いとは
私、一度も思ったことないんです。偏見を持って見たこともない。

…公明党の上層部が悪いですねえ。

創価学会の人々に訴えかけるのもいいし、私もまだまだあきらめずにいたいと思います。^^

スキップさん、ありがとうございます♪



No title

 彼岸花さん、ご無沙汰してしまいました。暑い中、参議院審議を見ておりましたが、普通の知識と良識、理解力があれば、憲法違反ですといわなければ不誠実だと思われるところまで、過去の国会審議事実を突きつけられても、突っぱねる厚顔無恥には恐れ入ります。
 辞任もそうという事態なのですが、何とか事態を6つも掲げて、正当化しようとしていますね。白旗を揚げない姿に哀れささえ感じて、三時でスイッチを切りましたよ。なんとも、嫌な汗が流れます。

Re: ひげさんへ

ひげさん、こんばんは~~~♪

ほんとですね。アメリカへの従属はますます強まっていくのでしょうね。
TPPもおそらく、この国の食の自給をめちゃくちゃにしちゃうでしょうし、
社会のいろんなところに、アメリカのルールが入りこんでくるんじゃないかな。
アメリカの企業のルールが。

そうなんですよ~~~!!!
安倍政権の支持率がまだ30%後半もあるというのが、ほんと不思議ですよね。
この政権に変わってから彼等がやって来たこと、その一つだけを取り上げたって、
昔だったらもうとっくに辞職に追い込まれてたっておかしくない。
結局、自民に変わる政党がない、というのが厳しいですねえ……

でも来年の参院選は、投票するところがないなんてそんなこと言ってられない。
自公に厳し~~~~~~いNO!!!!!を突きつけないと、ですね! ^^

あああ~…
一切の政治の憂さなど忘れて、旅したいですぅ!(笑)

ひげさん、いつもありがとうございます♪

 

Re: 愛希穂さんへ

愛希穂さん、こんばんは~!

ありがとうございます。
このシリーズ、まだまだ続くんですが、途中で道草食ってるので、なかなか
先に進みません。^^

小林節氏は、本当は改憲派で、私などは以前、敵の一人、と思っていたのですが(笑)、
小林氏から見ても、あまりにも今の安倍政権がひどいということですよね。
面白いのは、今回の件では、むしろ小林節氏とか小林よしのり氏とか、右派の
人々が厳しく安倍政権を批判しているということですね。

私も、心の内では、安保法制は参院を通過するだろうと思っています。
9月などと悠長に構えていられない。
自民党は、10数日審議したら、また強行採決して、お盆前に決めてしまうかもですよ。
まだやれることはあると思うから、あきらめてはいないですけれど。

大事なのは、参院選で、自公をもう完膚なきまでにやっつけること。
そのために今の活動がすごく大事なのだと思っています。
安倍政権のひどさを、今、しっかりと国民の多くに心に刻みつけてもらいたい。
そのために、今、問題を根底からあぶり出して曝しだすこと。
今回、目覚めた人は多いと思います。その点がちょっとだけ希望かな…

しかし、今の政治家はほんとに質が落ちましたね。これまでだってそんなに
立派な人ばかりだったわけじゃないけれど、少なくとももっと個性は豊かで、
自分を持っていたような。

なんかね~。ほんと、国の政治をおちょくっているような人物が多いですね。
普段私、『おちょくる』なんて言葉使わないんだけど、この政権はこの言葉が
ぴったりな感じがするのが、また情けないです(苦笑)。

敵ながらあっぱれ!ということってあると思うんですよ。
でも、そう感じさせてくれる人がいないですね、この政権には。一人も。
おそらく、安倍さんのお祖父さんの岸信介氏などは、怖いような凄みのある
人物だったでしょうね。嫌いだけれども、人物としてはとてつもなく大きかった…

なんかな~…この政権は、この上なく重大な歴史的転換を目論んでいるにもかかわらず、
ひたすら軽いんですよ~。
だから、ぶつかっていくことさえもが虚しい感じがしてしまいます。

あきらめるわけにいかないので、私もこれからも書き続けていくつもりです。^^
いつもありがとうございます!

No title

彼岸花さん おばんです。

単細胞なので難しいことは、あべちゃん並みに解かりませんが・・・早い話、植民地化がいっそう進むということだけは、はっきりしています。

支持者がまだ三十数パーセントもいるというのが、摩訶不思議なこと・・・・・と・・・・。

怒りを持続させること・・・これが我らのできる事ですね・・・。

No title

こんにちは。

「この国の行方」シリーズ、すっごくいいです。と言っても、サラッとしか読んでいないのですが、それでも分かり易くまとめて下さっていて、感謝です。

もう一度改めて読み直します。

昨日、あの小林節氏が高松に来られて、「安保法制を考える」と題して講演会がありました。小林氏もアベ内閣の知性のなさを嘆き、ああいう人が一国の首相になってはいけない、というようなことを話されていました。愚か者がリーダーになるその恐さを。

小林氏は、多分安保法制は可決されるだろう、って仰っていました。でも、そこで失望してはいけないって。来年には参院選があるから、それまで今の怒りを持続させて、安倍内閣を倒しましょう、と。

そしてこんなことも話されていました。
小林氏の所にこそっと来て、「先生頑張って下さい」っていう自民党議員もいるそうです。でも、彼らは「ここで反対すると、次の選挙で公認してもらえないから」って言うそうです。

彼らは何のために議員になったのでしょうね。
日本を少しでもよくしたいと思ってのことではないのか。でも、権力側につくと、そういうのがなくなってしまうのでしょうか。

そういう人たちっていうのは、自らの哲学というか、何があってもこれだけは守らねばならない、という軸みたいなのがないのでしょうね。
先日読んだ本で、私は知らないのですが、栗原祐幸大臣が、「仕事っていうのはね、知識でするもんじゃない、人格でするんだ」って言っていたと。

安倍政権に『悲しみの感情が感じられない』との表現は、もうまさにその通りだと思います。そしてそう感じるのは、彼らに人格というものが、失礼な言い方ですが、ないからなのだろうって思います。だから、平気で人格を踏みにじるようなことを推し進めていける。

状況はかなり厳しいですが、でも何があってもあきらめずに、失望せずにいきたいです。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
リンク、トラックバックご自由に。

『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
最新記事
最新コメント
リンク
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード