『この国の行方 ⑥-3』

ある一時期の政権の暴走を止める、最後にして最大の縛り、というのは、国民の声だ、
と書いた。
ところが、その国民の考えや価値判断を大きく左右し国民の思想形成に大きく大きく
関わるものが二つある…それは『教育』と『ジャーナリズム』である。

この二つが、権力を掌握している政権に完全に握られてしまったら、国民の手に政治を取り戻すには、
…そう、10年20年…或いはもっと…30年などという歳月を要するであろう。
或いは、1945年の日本の敗戦のようなカタストロフィが、外部から力を加えられて起きるまでは。



教育は、次世代の子供たちの世界観を養って行く。
それは広く自由な場で、広く自由に闊達に行われるのであらねばならない。
一つの価値観を押し付けるとか、或いは権力側が教えたくないものは教えない、とか
いうことがあってはならない。

とりわけ私が、国家の教育への過干渉で最も忌むのは、学問の自由への
干渉である。
●文科省は6月8日、国立大学に対して人文社会科学や教員養成の学部・大学院の縮小や統廃合
などを求める通知を出した。
理系人材を求める財界の要求に応えて“人文系つぶし”に踏み出すもの。
各大学は通知を参考に中期目標・中期計画を策定しなければならない。
通知は、「持続的な競争力を持ち、高い付加価値を生み出す国立大学となることが期待される」
と強調。理系分野の「人材需要」などを理由に、人文社会科学系や教員養成系の学部・大学院
について「組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組む」と明記した。
国立大学への運営費交付金についても「機能強化に積極的に取り組む大学に対し重点配分する」
として、
(1)世界で卓越した研究(2)全国的な研究(3)地域貢献―の三つの支援の枠組みを示した。
すでに国立大学の基盤的経費である運営費交付金は、法人化後の10年で約1292億円も削減され、
教育研究に重大な障害をつくりだしている。重点配分によって、各大学が類型ごとに資金獲得競争
に追い立てられ、大学や学部の再編・統廃合が進められる危険性を抱えている。

●NHKのアンケート調査によると、これに対し、国立大学の83%が政府の方針に従い、
何らかの見直しをする予定であると回答。対象となる学部がある国立大学64校への
アンケートの結果、回答のあった57校中、「全く受け入れられない」との回答をしたのは2校。
「不本意だが受け入れざるをえない」が2校。25校が「趣旨は理解できる」と回答したという。


大学人文科学系



この回答を見て、私は憤激のあまり涙が出そうになった。
今、国立大学は、すでに文科省に生殺与奪の権を握られてしまっている。文科省~国の方針に
従い、目に見えるような成果を上げていかなければ、法人運営費交付金がカットされるのだ。
国は28年度から一般運営費交付金の3割を削減し、削減分を取り組みの優れた大学に
重点配分する方向で検討しているという。

だが、取り組みの優れた大学とはどんな大学なのだろう。
理系学部の強い大学であって、企業の即戦力として通用するような学生を輩出する大学か。
国際的な組織への論文提出数が多い大学か。
そもそもこっちの大学の方があっちの大学よりも、研究成果を上げている、という判断は
どこでどうやって誰がするのだろう。文科省の匙加減一つ、ということにならないか?!

そもそも、2015年度日本の公的教育費の対GDP比率を国際比較してみると、なんと日本は
148か国中101位である!一位はキューバ。
政府支出に占める公的教育費割合では、日本はこれまたなんと、123位である!
http://www.globalnote.jp/post-1479.html
その中でそれでは日本の大学生一人当たり教育費は世界何位かというと、10位である。
大学生の一人当たり公的教育支出は何位かというと、世界29位である。
なんだ!割と高いじゃないか?
これらの数字は何を意味するのか。
要するに、日本の大学は学費が高いということ。しかし公的援助は国力の割に少なく、
親や本人の負担が大きい、ということである。
これは大学生のみでない。塾の費用などを含めた小中高生の教育費に占める親の負担は、
日本はとても大きいのだ。親の経済力が子供の教育の質に直結するということは
もうずいぶん前から問題になっている。
●今、話題になることが多い、大学生のブラックバイト問題。
これはただ大学生たちが遊ぶ金欲しさにバイトしているのだろう。バイトなどするからいけない、
学生は学業という本分に励むべし、などというのは認識不足も甚だしい。今、親たちの仕送りは激減し、
親元を離れて遠くの街の大学で学ぶ学生たちは、バイトをしなければやっていけない、奨学金を
受けなければやっていけない、という子が多くなっている。
ブラックバイト…。正社員並みに働かされても給料は安く、シフトを一方的に決められることで
授業や課外活動に支障をきたしてしまったりする悪辣な労働形態である。
●大学を卒業した時にすでに奨学金という借金を300万とか400万円とか背負ってしまう若者も
多いという。日本にはアメリカのような返還免除の奨学金が少なく、『奨学金』と銘打ちつつ、
実はそれは単にその学生が20歳やそこらで背負い込んでしまう借金と変わりない。
ましてやノルウエーのように大学が無料、などという国とは並べて考えることさえできない。
●大学を卒業すると、学生たちは奨学金返済をして行かなければならない。うまく
きちんとした会社なり何なり定業に就ければいいが、そうできなかった場合、奨学金返済は
若者たちの大きな負担になってのしかかっていく………

●2014年、文科省は、大学生らの経済支援に関する報告書をまとめた。有識者会議メンバー
の一人はその検討過程で卒業後に就職できず、奨学金の返還に苦しむ人たちについて
「防衛省でインターンシップ(就業体験)をさせたらどうか」と発言した。若年貧困層を
兵士の道に追い立てるのは「経済的徴兵制」ではないのか。(東京新聞2014年9月3日)
http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/776.html

もう皆さんご存じでおいでと思うが、米国では実際、軍に入隊すれば国防総省が奨学金の返済額を
肩代わりする制度がある。それは、兵士の確保のためだが、格差社会が進む米国では、
この制度に頼らざるを得ない貧困層が多く、結果的に兵士の多くを貧困層が占めている。
貧困層にとっては、これは、『学資援助』という甘い蜜で誘われて、実際は、大学卒業という
ことと引き換えに、兵士以外の生きていく道の選択を奪われる『経済的徴兵制』なのである!


日本という国は、いや、今の政権は、いったいどういう国作りをして行きたいのであろうか。

大学は、単に即戦力の企業戦士を養成するための場ではない。そこでは、あらゆる分野の学問が、
その経済性とか即効的な有意性とかに関わりなく、自由に闊達に行われるべきところ。
その自由さ、学問分野の広さの中からこそ、やがて素晴らしいアイディアや優れて個性的な人も
生まれてくる…
ところがこの政権は、工学部系など社会にすぐ役に立つ分野の学問研究に力を入れて、
文学、教育学、史学、哲学、倫理学、宗教学…、おそらく法学も…
そういった分野の…いわゆる人文系の学問を露骨に縮小していこうという方針を今、打ち出しているのだ。
そういう学問は、確かにすぐに国家に利益をもたらさない。
だが、そういった学問こそが、実は学問の世界の豊穣さを生みだすのに大きな力を
持っているのだと私は思っている。 ひいては、社会そのものに豊穣さを。
文学部のない国立大学など…私には考えられない!

●2004年。私は、国立大学の法人化に、すごい危惧を抱いていた。
大学が企業のようなものになる…そこでは当然のように目に見える成果が期待される…
●さらにその前に、1991年、大学における教養課程の要件が緩和され、多くの大学で
教養課程の縮小や廃止が進んだ。
その時も、私は、「ああ…!」と深いため息をついたものだ。
大学では無論専門課程と、そしてこの教養課程を普通学ぶ。その他に語学や体育もある。
4年間は短い。まして就職運動に大学4年生のほぼ1年間をとられてしまうのでは。
自分のえらんだ専門外の教養科目など、やらされるだけ時間の無駄!…そういう人も多くいる。

だが私はそうは思わない。自分の専門が例えば理工系であっても、人文科学、社会科学などの
概論や、あるいは、そういう分野で分けない学際的な感覚を、大学生のうちに身につけることが、
例え将来、実際に理工系の職業や研究職に就いたとしても、どれほど、その基礎作りに
大きく役に立つか…。
ものを大きく捉える目、ものごとを深く見通す目、柔軟な発想力、幅の広い学際的知識…
そういったものは、その人がどんな職業に就こうがとても大切になってくるのである。
それはまた、学問の世界の入り口のようなものでもあって、専門課程や大学院等で学ぶための
基本的素養・ものの見方を養う働きをすると私は思う。
教養科目を無駄と思うその発想の貧困さよ…
一切の無駄の排除された世界、なんて、そんな味気ない恐ろしいものがあるだろうか?

だが。しかし。
今度の文科省の人文社会科学系学部や教育学部などの縮小方針は、これを、単に教養科目から
削除するなどという規模のものでなく、学部ごと、学科ごと、大学から無くしていってかまわない、
という、無茶苦茶なものである。
要するに、『人文系つぶし』である!
その意図する本当のところはいったい何なのであろうか。…ただ教育費予算を節約したい?
いやいや、そうではないであろう。
要するに、人文社会科学系の学問の大事さが、わかっていないのである!!!
意地悪な見方をすれば、人文社会科学系の学者が小うるさく思えて嫌なのか?
人文社会科学系の学問は、人間のモラルについて深く考え、そうした心を養っていく場でもある。
もしかすると、安倍政権にとっては、邪魔な学問なのか?

アメリカは、成果主義の国である。大学での研究も成果第一と学者たち自身も割り切って考える。
だがその一方で、例えばメディカル・スクールなどに行く前に、学部で文学を専攻する学生がいるという。
人の体を扱うようになる前に、人の心やいのちの本質というようなものを知っておきたいからだという。
専門分野の基礎としてそうした人文社会科学系の学問に触れて、幅広い視野と深い思考力を
身につけておくことの重要さを知っているからであろう。
日本学術会議は、『(人文科学は)人間と社会のあり方を相対化し批判的に考察する』と指摘する。



教育の場に『効率』や『成果主義』を過剰に持ち込めば、それは一時的には効果を上げたように
見える時期があるかもしれないが、やがてそうした学問の場は、目に見える成果だけを競い
すぐに結果の見えない研究は軽視し排除していく硬直した組織に堕していく危険もはらむ。
それは、時には、成果を誇示するための杜撰な研究発表や虚偽さえ横行する歪んだものに
なっていく危険性をもはらむ。
大学の場ではないけれども、小保方氏の一件などは、そういう弊害を象徴するケースだったのではないか。

学問研究というものは、2年3年の短いスパンでその成果を求めてはならないものだ。
決して。断じて。
学問研究の精神というものは、時に50年、100年、1000年の時をも、過去にも未来にも
自由に行き来して、真理を追究していくものである。
学問研究の成果というものは、過去の学問の基礎の上に立って初めて成り立つ。
時に、奇跡のように独創的な、まったくのひらめきによる発見や発明があるではないか、
と思う人もいるかもしれないが、それさえも、過去の学問の基礎を知らなければ生まれないものである。
医学や物理学、生理学、化学…こうした分野の優れた研究者に、優れて哲学的な人がいるのは、
そういう人々が、学問というものの学際的な性質…専門知だけからではなく、幅広い思考からこそ
すぐれた発想が得られるということを、経験で知っているからなのではなかろうか。

ある国の政治の、学問・教育に対する態度というものは、そのまま
その国の『政治の質を表す』もの、ではないかと、私は常々思っている。


●人文系学問を学ぶということには、もう一つ大事なことがある。
それはそれらが、『言葉をみがく』『ものごとの意味を深く考える』学問であるということだ。
歴史に深く思いを致し、未来を思う。先人の思想に学ぶ…広く世界を想う…
想像の翼を高く豊かに走らせる…
無論、私はこう書いたからと言って、理工系の学部で学んだ人が、言葉の豊穣を知らない、
などと言っているのなどでは決して決してない。上にも書いたように、科学者にして素晴らしい
文学者でもあるひと、科学者にして素晴らしい芸術家であるひとはたくさんいる…
大学になど行かなくても、おのずから深く考えることによって、世界の深淵や豊穣を知っていき、
磨かれた知性や境地に到達する人もほんとに多い。

私がここで言いたいのは、大学という学問の場を、いわば国策として、狭い効率第一主義の
余裕のないものにしてしまっていいのか!という大きな疑問なのである。

●今、この国の政治は、政治の言葉がどんどん単純化されて薄っぺらになっていっているように
思える。
集団的自衛権行使の必要性を説く説明の、まあ、なんと、失礼だが薄っぺらであることか。
集団的自衛権行使を、殆ど密室の閣議決定によって決め、国会でろくな審議もしないまま、
数の論理で強行採決してしまうなどということは、この国の最高法規である憲法を蹂躙するものであり、
また、国民主権の根本思想や、法治主義、立憲主義の放棄であり、この国のかたちを
全く変えてしまうような大きな大きな、いわば国民に対する背信行為である。
もっといえば、それは、冒頭部分にも書いた、人類の『知の総体』というようなものへの冒瀆である。
しかし、それにしては…なんというあの、あれらの説明ボードのイラストたちの、程度の低さよ。
この政権は、国民をあの程度のものと考えているのだろうか。
赤ちゃんを抱いたお母さんが逃げていく…、あのいつも使われる絵。
あそうくんやすがくんの出てくる漫画…。お隣の火事…。
~事態、などと名のつくいくつもの状況を説明する言葉や事例は、いつも同じ文言の繰り返しである…
こんな国民を小馬鹿にした政治があろうか?
この政権は、国民を愚民の群れとでも思っているのではないか。

『国民は、同じ文言を繰り返して聞かせていればそれが徐々にインプリントされ、
いつかそれを受け入れていくものだ。』
『国民は、 すぐに忘れる。』

これらの言葉は、安倍首相、もしくはその周囲の取り巻きから発せられた言葉もしくは
その思想である。

単純化されたフレーズを繰り返すことで、政治そのものを単純化していくこと…。
公平に言えば、それは安倍政権で始まったことではなく、小泉政権の時にはすでに
明らかに見えていた。小泉政権の大衆迎合主義がそれである。
『構造改革なくして成長なし』『自民党政治をぶっ壊す』『自己責任』などという短いフレーズで、
大衆の心を掴み、小泉氏が何をこの国に実際はもたらしたか。
小泉内閣でもたらされた『規制緩和』や『構造改革』などという政策の、『緩和』とか『改革』
などという一見美しく聞こえる言葉の実体が、今、どれほど中小企業やそこに勤める人々を
苦しめ、ありとあらゆる社会構造を余裕のない息苦しいものに変えてしまっているか。
ワンフレーズ・ポリティクスは、大きな問題の争点を単純化し、その実質を見えにくくすると共に、
批判派を『抵抗勢力』などと呼ぶことで、丁寧な議論を実質的に封鎖してしまう…
しかし、安倍政権の政治理念ややり口は、小泉政権のそれと似ているようであるが、小泉政権の
それよりもはるかにこの国を大きく変えようとするものである。

私は、この政権の、反知性主義というような性格を、心の底から嘆く。
この度、多くの学者たちや学生たち、法律の専門家たちが、立ち上がったのは、集団的自衛権の
憲法違反を警告するためだけであろうか。
いや、安倍政権というものの、『人智』というようなものへの軽視や鈍感、また積極的な蹂躙が、
我慢ならないということも実は大きいのではないだろうか。
ここに書いたことは、実は皆、繋がっているのだ。
ブラックバイトという労働問題や、女性蔑視、原発、沖縄・・・すべてのことが絡んでくる。

●国立大学から人文系の学部を無くす…。
私が怒っているのは、それが単に大学の問題を超えて、この政権の根本的な冷酷さ、
無関心というようなものにもつながっているような気がするからである。
おそらく、東大や京大のような大学から人文系はなくなりはすまい。
しかし、地方の大学はどうであろうか。大学の合理化、という荒波で、地方の大学から
人文系の学問の場が消える…。いや。人文系に限らず、地方の大学の存続そのものが
文科省の評価の匙加減一つで危うくなる。
それでは、地方出身でそういったものを学びたい!と願う若者はいったいどうすればいいのか。
大きな大学に親元を離れて行くしかあるまい。
かくて、地方からの若者の流出はますます進む…。
それで、『地方創生』などと果たして胸を張って言えるであろうか?


象徴的なニュースが一つ、この頃あった…

●『防衛省が大学に研究費 軍事応用も視野、公募開始』
国の安全保障に役立つ技術を開発するとして、防衛省は大学などの研究者を対象に研究費の支給先の公募を始めた。
研究者に直接お金を出すのは初めてで、最大で1件あたり年3千万円と一般の研究費に比べて高額だ。
軍事応用が可能な研究分野の広がりが背景にあり、戦後、軍事研究と一線を画してきた日本の学界にも課題を突きつけている。
公募対象は大学、独立行政法人、大学発ベンチャーや企業。今年度の予算は3億円で、8日に募集を始め、
8月12日に締め切って10件程度を選ぶ。
成果は「将来装備に向けた研究開発」で活用するとし、実用化の場として「我が国の防衛」「災害派遣」「国際平和協力活動」を挙げた。
支給額は文部科学省の科学研究費補助金の1件あたり年平均約200万~300万円より高い。
基礎研究に限定し、成果は原則公開、研究者は論文発表や商品への応用ができる。
防衛省の担当者は「安全保障への活用の遠いゴールを示しつつ、広く応募してもらえるよう工夫した」と話す。

朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASH786RLMH78ULBJ00V.html



                      *        


●もう一つ。権力者に握られてしまっては致命的なもの。それはジャーナリズムである。
この、報道、ということが一つの権力の元に傾斜を深めていくとどういうことが起こるか。
国民の価値観が、一つに染められて行ってしまう危険性が濃厚になっていく……。
行きつくところは、ときの政権に誰もNO!と言えない、恐ろしい恐ろしい社会だ。
すでに私たちの国は、どれほど自由のなんとなくない…忖度する社会になってしまったことで
あろうか。

…これらすべてが、この政権の蘇ってきたこの3年弱の間に起きてしまっていることなのだ…
私たちは、ただそれを見ているのか。

予算はどんどん削りつつ、自由な学問の城であるべき大学への介入。
なぜ、当事者である学者や学生は起って怒らないのだろう…?!
なぜ、若者たちは、劣悪な労働条件下で働く人々は、怒って立ち上がらないのだろう?
赤ちゃんや子供たち。
赤ちゃんや子供たちは、決して国家のために、国家というものを、いずれ支えていくための、
『人材』『道具』などではない。
その存在自体が大きな喜びであるのだ。
ママさんたち。がんばれ!
政治は国民が自らの手で変えていくものだ。自分たちの権利は自分たちの手で守らなければ。

ひとびとがようやく!ようやく、立って声を上げ始めた!




『「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール』

『安保法制に反対する学芸大からのアピール』

『安全保障関連法案に反対する長野大学教職員有志アピール』

『岩手県の大学関係者・研究者・弁護士有志のアピール「私たちは専守防衛逸脱・憲法違反の安全保障関連法案の廃案を求めます』


安全保障関連法案に反対する立教人の会


『安保法制に反対する医師・歯科医師アピール 大阪』

『安保関連法案に反対するママの会』

『映画関係者ら、安全保障関連法案に反対するアピール』

『安全保障関連法案に反対する一橋大学有志の声明』

『演劇人ら安保法案に反対声明 106の劇団・団体が賛同』

『安全保障法制関連法案に反対する一橋大学有志の声明 』

『安全保障関連法制の改正に反対する会長声明 島根県弁護士会』

『安保法案に反対する広島大学人有志の声明』
  
『安保関連法案のすみやかな廃案を求める島根大学 大学人アピール』

『安保関連法案に反対する島根県立大学有志の会』

『戦争法案反対デモ実行委員会@鳥取』                             ・ 
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Re:鍵コメさんへ

鍵コメさん、こんにちは。
お暑うございます。

この夏は、ほんとに、後で、あのときが歴史の転換点だった…と嘆かれるような
そんな夏になるように思います。
(おそらく戦争法案可決成立。ろくでもない焦点ぼかしな安倍談話、川内原発再稼働、
どの一つをとっても、日本の今後を決めるような重要問題ばかり。
それなのに、日々は坦々と過ぎていってしまいます……

いろいろな情報、いつも本当にありがとうございます。全部見せていただきましたよ~~
……う~ん…ますます腹が立ってきますね!(苦笑)

山本太郎氏の国会での質問、テレビ、ラジオ、で見聴きしていましたよ~。
彼自身も一所懸命勉強しているでしょうが、周りに人が集まっているようですね。
小沢氏も無論国会の作法や、その作法のうち破りかたなどの知恵を授けているでしょうし、
志葉玲氏などジャーナリストやその他の支援スタッフたちが知恵を絞っているのでしょう。
政府側に殆ど答弁を求めないで、こちら側が一方的に政府の矛盾を追及する、というのは、
持ち時間の少ない野党にとってはいい戦法だと思います。
安倍氏や法制局長官、防衛庁長官の答弁は同じ文言の繰り返しだけですから、
それだけで質問時間などあっという間に終わってしまう。
こちら側が一方的に言いたいことを言ってしまえばいいのです。その方が聞いている
一般国民に与える印象も強い。
それでもぐずぐず言う首相への太郎氏の切り返しも巧かったですね。
国内に54基もある原発にミサイルやテロ攻撃、というのは、起こりうることです…
あまりにも荒唐無稽、などとたかをくくっているのでしょうが、今は、世界的に
その荒唐無稽なことが起こりうる時代になってしまった。
…いや、今に始まったことではなく、かつてもそうだったのでしょう…
600万人近い犠牲者を出したと言われるドイツのユダヤ人虐殺はその実数も
実はわからない…アウシュビッツで行われていたことは、人間のすることとも思えません…
アメリカの9.11。あれも、まさか、世界の最強国アメリカに、それも本土で、
あのような攻撃が行われるなんて、だれも想像さえしていなかった…
日本で、原発をターゲットにしたテロが行われないなどという保証はどこにもありません…
なにも北朝鮮からのミサイル攻撃を想定しなくとも、狂気の小集団によるテロリズムは
いつだってどこでだって起こりえます。冷却装置とその復旧のための電源設備などさえ
完全に遮断・破壊すればいいのですから。
原発という設備そのものが、いわば潜在的な大きな脅威なんですよね。
でも、誰も政治家は、まともにその問題に向きあってこなかった…荒唐無稽過ぎると
思うのでしょうか…
でも、オウム真理教の事件だって、誰もあんなことを考える集団が足元にいようなどとは、
あんなことを大規模に実行し得るとは想像もしていなかった…

思えば、人間という生きものは、なんという恐ろしい生きものなんでしょう…
中国で、新兵に度胸をつけさせると称して、罪もない中国の民の刺殺させる訓練を
行った日本軍…日本軍がアジアの各地で行ってきたことなども、戦後70年もたつ
今の社会では信じられない。でも、その荒唐無稽なほどの残虐は、かつて確実に
起きたことだし、過去に起きたことはまた未来に起こす危険性を持つということ
ですよね…

でも、私たちは通常、そうしたいやなことは考えないように考えないようにとして
日々を過ごしている…
でも、それは…ある日、突然起こります…或いは、その実は予知できる潜伏期間を経て
ある日、表に出てきます…
福島第一原発の全電源喪失、などは、突然起こったことと言ってすまされない。
何年も前から、東電内部で…、或いは共産党議員の指摘によって…、あるいは
識者から…何度も津波による全電源喪失の危険性は認識されていたことでした…
テロだけじゃない。
2日でしたか明日にも、3号機から、使用済み燃料プールに落ちた巨大な燃料交換機
(20トンもする)を引き上げる作業が行われますね。これもとても心配です。
プールには、566体もの使用済み燃料棒がラックに入って水で常時冷やされている…
でも、そのラックの強度は750キログラムまでだそうです。
今度吊り上げようとしている燃料交換機は、なんと20トン。
放射線量が殺人的に高いので、人による吊り上げ操作は無論出来ないから、遠隔操作で
クレーンでつり上げる…
危険だから、作業の日は、福島第一でのその他の作業は一切中止だそうです。
3号機の建屋の覆いは、この作業のために取り外してしまってある…
遠隔操作によるつり上げ作業が、万が一にも失敗することのないよう、明日は、もう
祈っているしかありません…

温暖化問題もそうですね。凍土地帯の氷が解けていっている…
7月19日の朝日新聞に載っていた、シベリア、ヤマル地方のツンドラ平原にあいた
大きな4つの巨大な穴。
永久凍土が溶け、メタンガスの圧力が地中で高まって爆発したとの説が有力だそうです。
将来も地球温暖化が進み、凍土全体から、温室効果の高いメタンの大量放出が始まれば、
さらに温暖化を加速させていく…
ぞうっと鳥肌が立つような報告でした…
http://digital.asahi.com/articles/ASH7H4T21H7HULBJ009.html


…こんなことが、日常の隣で、当たり前のように日々進行している…
ほんとに、まともに考えていると、頭が変になってしまいそうです…

TPPは、今日、交渉がまた大詰めでつぶれたようですが、こんなもの、教えていただいた
記事のごとく、日本にとって、いや、アジア、南米等の中小の加盟国にとってはなおさら、
一体実質どれほどの利益があるのか、すこぶる疑問ですよね。
記事にも書きましたが、野田政権の頃プラスマイナスの試算が出されていて…
驚くほど差し引きのプラスの額が小さかったのを記憶しています。
え~っと、今安倍政権下で出した試算を調べてみたら、
『輸出が2.6兆円増え,輸入も2.9 兆円増える(マイナス)。消費が3.0 兆円増加し,
投資も0.5 兆円増える。差し引き日本のGDP は3.2 兆円,0.66%増加すると見積もっている。』
そうです。http://www.jsdis.org/d/jsds-conv27th-abstruct.pdf#search='%EF%BC%B4%EF%BC%B0%EF%BC%B0+%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%B9%E5%B7%AE%E3%81%97%E5%BC%95%E3%81%8D%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A'

計算方法には異論が賛成反対双方からあるようですが、とりあえず3.2兆円の差し引きプラスと
考えて…これを、例えば2014年度の日本の実質国内総生産の数字、525兆円と
比べてみると…ほんと、わずか0.6%くらいですね。1%にもならない。

なんか…朝日などリベラル系の新聞までが、TPPが大きな未来の夢をはこんでくると
でもいうような、TPP成立ありきの書き方をしちゃってますが、実際数字を見てみると、
そのメリットなんて、わずかにこんなもんです。
それなのに!
TPPによって、日本が失うものは、とてもこんなもんどころじゃない。金銭面だけでも
たいしたメリットないのに、TPPが、金銭以外の側面…日本の農業破壊や、皆保険制度
など基本インフラの破壊、それからISD条項やラチェット条項、NVC条項など、
日本の企業や自治体、国をまで縛ることになりかねない数々のアメリカルールの押しつけ
という害毒の要素を考えたら、マイナス面ははかりしれないほど大きいですよね。

そして。別のコメントにも書いていますが、誰にも大きく欠落している視点が、
『日本が他の弱小加盟国に与える損害』のことです。それは単に、金銭のことではない、
いわば、いつも鍵コメさんとお話しさせていただくように、『倫理』の域にまで及びます…
TPPは、アメリカの巨大産業の益々の拡大のためのルール。強いものほどメリットがあり、
弱いものにほどデメリットと社会制度の破壊までを生みかねない、不平等なシステムに
なっていくと思います。
各国間に公平にウィンウィンの関係が結ばれるのなら、なぜあれほど交渉過程を一切秘密に
して行こうとするのでしょうか…
同じ日本という国内においてもそうです。
TPPは、巨大企業には利益をもたらすでしょう…でも、中小企業や、中小農家には
メリットをおそらくさほどもたらさない…
お米や牛肉や乳製品などが安く買えるから、消費者にとっては有り難い、と一時的には
思えるかもしれませんが、それが日本の一次産業を破壊し(自然も)食の自給率を甚だしく
下げていくことを想うと、この地球の気候異常のこれからも拡大が予測される中、
これまたぞっとするほど怖いですよね。食の安全性ということもあるし…

私たちは、子供たちや未来の世代に、どんな地球、どんな日本を渡そうとしているのでしょうか…
ほんとにほんとにおっしゃる通りだと思います。

鍵コメさん、いつもありがとうございます。

 

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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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