『一政権が日本を恣に変えてしまうのを許すのか ③』

9月18日。
それは奇しくも、84年前の同日夜。中国奉天北部の柳条湖で、南満州鉄道の
線路が日本の奉天独立守備隊の河本末守中尉らによって爆発されるという事件が
起こった日である。満州での兵力行使の口実をつくるため石原莞爾,板垣征四郎ら
関東軍幹部が仕組んだものであり、満州事変の発端となった。
『自衛』とか『在留邦人の命を守る』などという名目で、行われてきた日本軍の
悪事の一つである。

今また、『自衛』とか、『アメリカの艦船に乗ったお母さんと赤ちゃん』とか、
『存立危機』とか、『日本を取り巻く世界の情勢が変わった』などという、曖昧な
概念のもので、国民の気分を煽りたてるようにして、一連の法案がこの国会で
採決可決されようとしている……

今日はいよいよその安保法制が参議院本会議で採決される日。
だが、私は、夫の病院がよいの付き添いで、二か所病院に行かねばならなかった。
朝、家を出て、帰りついたのは午後3時半。
参院がどうなっているのか、留守にしている間中、情報が得られなかった。
すぐにネットを見ると、まだ採決はされていない!
疲れてはいたけれど、急いで夫の夕食の支度だけしておいて、4時半家を出た。
今日、行かなければきっとずっと後悔すると思ったから。



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国会前に着いたのは午後6時過ぎ。
もう、かなりの人でいつもの歩道は埋まっていた。
ちょっとでも座れるスペースはないかと歩道を移動。朝からろくにものを食べていなかったので、
途中駅で買ってきたものを少しお腹に入れておきたかった。
南庭側の歩道の車道寄りに、一か所わずかな空きを見つけて、隣においでの
老婦人に会釈して、地べたに紙を敷いて座った。
この方が、隣にいらしたその老婦人。
「ちょっと失礼して食事させていただきますね」とそのかたに断ると、
「腹が減っては戦が出来ぬ、と言いますからね」と笑って答えられる。
あ。この方は、いつか私が記事にその写真を載せたことがある方だ。
一人で手製の横断幕持って、ほぼ同じところに立っていらしたあの老婦人だ。
そのことを告げると、にっこりなさって、
「そうですよ。もう、私は40年以上、反戦と反原発で、毎日のように国会前に
通い続けています」とおっしゃる。
びっくりしてしまった。
聞けば、彼女の父君も、治安維持法と軍規の厳しい中で、反戦思想を掲げる軍人で
いらしたのだそうだ。無論、表だってそんなことを言えはしなかったろうが。
彼女が三歳くらいの時、というのだから、昭和何年くらいだったろうか…
もっと詳しいことを聞きたかったが、既にコールが始まっており、あたりが騒がしいので
隣にいてもよく話が聞こえない。
だが、つまり、彼女は父娘二代にわたり、バリバリの反戦闘士でおいでだということだ。

ずっとそばにいて話を聞きたかったが、私は少し動いて写真を撮っておかねば。
それで、彼女にお別れのご挨拶して、立ち上がった。
「後ろ姿のお写真撮らせていただいていいですか?」とお訊ねすると、こうやって、
ポーズをとってくださった。

ほんとはせめてお名前など名乗り合いたかったな、とも思ったけれど、
この淡さが人生の機微とも言うものではないのだろうか…。
きっとまたここで会える。そうも思ったし…
それまで、きっとお元気でいらしてくださいね。





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警察側には主催者から、将棋倒しの危険を防ぐため、車道を開放するよう
連日申し込みをしているはずだ。その結果、というか、妥協案というか姑息な
はぐらかしというか、今日は、警察車がこれまでのように車道の端に連なって
参加者を車道に一歩も入れないようにするのではなく、警察車を少し中央寄りに
配備して、車道の一部にも参加者が出られるようになっていた。
それで、私も車道に出た。これで国会議事堂が正面から見られる。

いろんな人が応援に駆けつけていた。
鎌田慧さん、落合恵子さん、などはいつも変わらず参加する人々。
佐高信さん、金子勝さん、蓮舫さん(代読?)、室井佑月さん、横浜の公聴会で意見を述べた
公述人水上貴央さん、ママの会の代表…。
私が聴いていたのはその辺までだったが、あとで私の好きな作家島田雅彦さんなども
スピーチしたらしい。
国会から一時駆けつけた?蓮舫さんは、この声が国会にいる議員たちにも十分届いていて、
それがどれほど力になるかわからないと言っていた。
私だって一所懸命声上げて、持って行っていたサイリウムかざしていたよ。





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上空では、取材のヘリが何機も飛び回っている。
みんな。歩道の木陰にいないで、せめてわずかな間でも、みんな車道に出て、
大勢集まっている図を、見せつけてやろうよ!
同じ思いの人々が、徐々に車道に出てくる…
それでもまだ、歩道の植え込みのあたりに陣取っている人々の方が多いのだった。
高齢者が多く、長丁場だから、植え込みの石垣などに座って参加していたい、
というのも無論よくわかる。






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いつも車道に人々が溢れ出た時でも、正門正面の車道に人がいっぱいに
なることはなかった。国会周辺のあちこちに人々は場所取りしているのだが、
それらが皆、この正面道路に集まってほしい…という私の願いはいつも叶わないから。
しかし、今日は、主催者の総がかり行動のアナウンスが、国会周辺にいる人々に
正面道路にぐるっと回って集まるように呼びかけていた。
そうそう。それなのよ。とにかく数を可視化させることなのよ。

今日はどのくらいまで、人々がいるのか…
私は、車道を桜田門方面に下って行って、それを確かめることにした。
国会のシルエットが上の写真より小さくなっているのがわかるでしょう。
今日は、正面道路の裾の方まで人がいっぱいだ。
みんな、どれほどの切実感を持って、連日ここに集まってきていることか…。





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ずうっと一晩中、ここにいて、今この最中も、国会の中で安保法制可決に
抵抗を続けている野党議員たちに声援を送りたい…。
でも、家のことも気になるし、一晩中はとてもいられない…。
本当に申し訳ないが、私は午後8時半、国会前を後にした。
写真は、おお!また、福島、『希望の牧場』の、吉澤さんの抵抗車だ!








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今日は、午前中から座り込みなどしていてくれたひとびともいる。
総がかりの前半が終わって、SEALDs主催のシュプレヒコールなどになり、
また総がかりが主催する…
私のように後ろ髪引かれつつ帰る人もいるにはいるが、こうやって8時9時になっても
仕事など終えて駆けつけてくれる人々が続々あちこちの地下鉄の駅から
集まってきていて、交差する……



                     *



家に帰りついたのは、午後10時半。
それからまた、参院本会議の中継などを見ていた…
9月19日に日付が変わって。午前2時17分。希代の悪法・安保法制可決。


採決前の各党の最終弁論。
民主党の福山哲郎議員の弁論は、歴史に残る心打つものであったと思う。
自公からの緊急動議により、この最後の弁論さえも、15分という時間制限を
するように採決が図られ、これも与党の圧倒的多数で決められてしまった。
だが、福山議員はこの決定に抗議して、30分ほど弁論。
熱い、熱い、魂のほとばしり出るような弁論である。
いずれ画像が消されてしまうかもしれないので、消されないうちに見てほしい。
中央、地方の公聴会を開いて民意を問うふりをしながら、その記録さえ、特別委員会
最終日に議員に配られなかった。
無論、それらの貴重な意見に対する委員会での議論もなし。
特別委員会の採決は、鴻池委員長の不信任決議が否決され、鴻池氏が
委員長席に戻ってきた直後、自公の議員たちが委員長の上に人山を作り、
反対派野党議員が抗議でそれを取り囲む中、自民党佐藤委員が大きく
手を振り回して席についている賛成派議員に起立するよう合図。
それが、『賛成多数と認めます』ということになって、もう可決されてしまったのだった…。
速記者たちが議事録さえ取れない、放送局のアナウンサーさえ、何が起こったか
わからないうちの一瞬の採決であった。
無論、通常手続きの採決前の総括質疑も行われず、野党議員たちには、議事の
進行順さえ知らされていなかったらしい中での抜き打ち採決であった。

議事録が取れないほどの騙し討ち的採決であったため、この重大な法案についての
参議院特別委員会の記録を後に文書としてみても、そこにはこの一部始終が
記録としては一切のこらない!
だから、こうしてここ、本会議の場で、前日の卑劣な特別委員会採決の
一部始終とその瑕疵を、こうやって語り、記録に正式に残しておくのだ!と
福山議員がうっすら涙を浮かべて抗議弁論した映像である。
是非、見てほしい……

http://no-nukes.blog.jp/archives/8339473.html


国会の外では、SEALDsなどから『福山ガンバレ!』のコールが沸き起こり
外から同時的に福山議員を応援。
twitter、facebookなどでも同時に応援のメッセージが延々と送られ続けていた。

想い起こせば…過去形で語らねばならないのが悔しいが、…、この一連の
安保法制の、草案作成から昨年7月1日の閣議決定…そして今回の審議に
至るすべての過程で、自民党公明党の与党の発してきた言葉のすべての、
なんと空疎で不誠実であったことであろうか!
いや、そもそも、この法案自体が、空疎かつあり得ないめちゃくちゃな内容の
ものであった。
安倍政権がこの法案の必要性のよりどころとしたものは、72年見解から
砂川判決という理論的根拠、…ホルムズ海峡、アメリカ艦船にお母さんや赤ちゃん
という例のフリップから、サマワでの自衛隊の安全な活動事例、自衛隊員の
法的身分の保障に至るまで、ことごとく理論崩壊と嘘で固めた法案である。
政府の説明も、皆さんご存じのとおり、あの空虚な新三要件なるものの文面を
ただ黄門さまの印籠のように振りかざして繰り返し読みあげるだけの、まったく
誠意と中身のないものに終始した…
しかも、公聴会結果の真摯な検討を含め、一切の議論過程を含め、不誠実と
瑕疵の連続である。

国民は、審議が十分でない(一案件当たりにすれば、わずか平均9時間そこそこに
過ぎない)と思う人が圧倒的多数。今回の国会で無理に成立させることはない、
という意見も圧倒的多数。
それにもかかわらず、この法案は…
『平和主義を貫く』という日本の戦後70年が、がらりと百八十度方向転換されて
しまう、この希代の悪法は、そういった国民の声も、法律の専門家、学者たちの
圧倒的な違憲判断も無視して、ついに強行採決されてしまった……!


自民党議員で国際政治学者の猪口邦子参院議員は、議員会館の事務所で
こう語ったそうである。(毎日新聞 2015年09月18日 23時36分)

3週間ほど前、上智大教授時代の教え子から法案に反対するよう求める手紙が届いた。
猪口氏は「市民運動的なノリでは(社会に)貢献できない。電話して会いに来てくれれば、
新たな観点に気づいたかもしれないけれど、十数年ぶりの相手に手紙だけ送るのは、
私が教えた対話の作法じゃない」と苦笑
した。


なんという傲慢!なんという不見識!
自民党議員である前にあなたはひとりの人間であろう。一人の国民であろう。
そしてなんと、国際政治学者を名乗っているのだろう??!!!

なんで、手紙で彼女自身の学生たちが訴えるのが作法に叶わないのか?!
先生はお忙しいだろうから、電話や会いに行くのは失礼であろう、いつでも自由な時間に
読める手紙が礼儀にかなっているだろう…学生たちはそう考えたのではなかったろうか?
国会議員になると、そんなに偉くなるのか?学生たちなら自分より下の人間であるから、
会いに来られるよう膝を屈して求めるのが当然だと思いあがっているのか?

それよりなお私が腹が立ち、また『国際政治学者』として考えられない不見識、と
思うのは、『市民運動的なノリでは(社会に)貢献できない
という発言である。
市民運動が社会に貢献できないだと?
貴女は、それを世界の国際的政治学者の集まりで言えるのか?!
貴女は、今日も国会前に集まっている一般市民たちや学生たちの前で、それを言えるか?!

世界の国際政治学者たちの前で、そんなことを言ったら、失笑されますよ。
市民運動は、人間の権利だ!
選挙で一票を投ずる以外に直接政治に参加することのできない普通の国民が、
わずかに自分たちの想いを届け表現することのできる、神聖な権利なんだぞ!
フランスの、イギリスの、ドイツの、アメリカの、…ポーランドの、かつてのチェコの…
中国の、台湾の…ブラジルの…歴史上の市民運動をあなたは知らないのか!
シャルリー・エブド襲撃抗議…言論の自由封殺への抗議に立ち上がった
あの宗教・人種を越えた市民たちの集まりを、あなたは知らないのか!

あまりに低次元の認識に笑ってしまう。これが自民党の政治家の平均的認識
なのではあるまいか。
それが、このような空疎にして立憲主義、民主主義、法治主義…国会のありようを含め
この国が過去の戦争などの経験から痛い痛い想いをして獲得し、戦後70年
守ってきたこの国の制度や信頼のすべてを崩壊させる、悪法を平気で生み出すのだ!
自民党の憲法改正草案の低次元さを見よ。


…この一連の法案審議のすべてを通じて、私が一番感じたのは、この法案を創り、
それを推進しようとする人々の、言語の空疎さ
である。そもそも法案の言語と中身そのものが。

『積極的平和主義』『我が国の存立が脅かされる』『国民の生命、自由及び幸福追求の
権利が根底から覆される明白な危険がある』『必要最小限度の』『切れ目のない対応』
『我が国を取り巻く国際環境の悪化』……繰り返し繰り返し答弁に使われてきた
これらの言葉と、またそれを発する人々の、誠意の微塵もないどこか浮ついた態度。
(あなたたちの妙に好きならしい言葉、『誠』を、行いで国民に見せてよ!!!)
法案に法的整合性がないことを本人たちが一番知っているから、実のある言葉が
出てこないのだろう!
聞けるなら、昨日の本会議採決前の各党の弁論の、公明党議員の弁論を聞いてみてください。
まさに、上記の決まり文句の切り貼り羅列である…。その空疎さな感じと言ったら!
結局、彼にもこの法案が、ほんとのほんっとに必要なのかどうかの確信がないから、
福山演説のようには、自分の言葉で語ることが出来ないのであろう。

(そういえば、横畠内閣法制局長官の答弁もひどかったなあ…
彼の罪も重いぞ。内閣法制局のいい意味での伝統をぶち壊してしまった…。
これからはもう、どんな懸案に対する未来のどの法制局長の言葉も、もう重みのない
信頼のできないものと判断されかねない悪しき前例を、彼は作ってしまった…。
すなわち、内閣法制局は、『内閣府における法の番人』たる誇りを捨て、その時の
政権のいいなりになる気弱なポチになり下がってしまった、ということである!
横畠氏の、あの苦しまぎれの答弁と、本心を隠す作り笑いの哀れさよ…)

それに対し…法案の危険性を訴える人々の言葉の…なんと真実味と真剣さに
溢れていたことであったろう。憲法学者たちの言葉、学者たちの言葉…
学生たちの言葉…ママさんたちの言葉…戦争を直接経験してきた人々の
警告…宗教界からも、作家からも…芸能界、俳優、映画人…多くの人々の
憂いに満ちた警告があった……


私は。
不思議に、少しもがっかりしてない。
逆に、希望を見た。
言葉の不毛』にあきれもしたが、この国にまだある『言葉の豊饒』に気がついたからである。
この国にはまだ、命がけで語ることをやめない人々がいる……
命がけで戦争に向かう動きを阻止しようとする人々がいる…
(記事冒頭で紹介させていただいた、この老婦人のように。)
若い世代にもその動きが繋がって行った…
日本全国の人々が連動した……!
それを象徴しているものの一つのように私が思うのが、あの長野県栄村の軽トラデモ
であると私は思っている。
(この軽トラデモが象徴しているように思う民の歴史についての想いは、近いうちに書きたい。)

それらがある限り、まだ絶望するのは早い!


最後にもうひとつ。
今回いくつかの参院決議の場面で、ただ一人、『牛歩戦術』を実行した山本太郎議員。
あれをあざ笑う人間たちがいる…
だが、私は、そういう人々に言いたい。
あなたは、山本氏のように、周りの空気など読まずに、自分の正しいと思ったことを
たった一人になっても実行できるのか?と。
いや、まあ、そんな人々への問いなどどうでもいい。
私がここで言っておきたいのは、山本太郎、という一人の人間がやって見せた
『たった一人でも、自分が今やるべきと思う正しいことをやる』という、勇気のことである。
牛歩戦術が美しい国会戦術か、などということはこの際、関係ない。

この!この!この、いつでもみんなが、理由なく空気を読みあう、という、国民病とも
言うべき性向の顕著な日本社会にあって。
ただ一人、あの場で牛歩戦術を行うことに、いったいどれほどの勇気と信念が要ることか!
私は、山本太郎の行為を美しいと思った。
中身はこの際、関係ない。
ひとがひとであろうとする決意の美しさを、
私は、あの、ただ一人のろのろと歩く姿に感じたのである。

そういう言わば、体の奥底から発する真実の言葉や
人間の勇気から出てくる不屈の行為が、まだこの国のあちこちに
見られる限り、あきらめなくてもいい、諦めるのはまだ早い、と
私は思うのである。










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Re: スキップさんへ

スキップさん、こんばんは。
返事が遅くなってすみません。

猪口邦子氏。
ほんと、あきれるでしょう。
この発言は、国際政治学者を標榜する人としては、認識不足も甚だしいと
思います。
『市民運動的なノリでは(社会に)貢献できない』

日本には、なぜこうも市民運動を馬鹿にする人間が多いのでしょうね。
『市民』という言葉自体も、ある場合には特定の人々を馬鹿にする
ために使われます。あり得ない不見識ですよね。

フランス革命など、封建制打破と近代民主主義社会を築く担い手となったのは
誰だったか。この言葉をフランスで彼女は言えるんでしょうか。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動を、彼女はどう認識しているのでしょうか。

学生に対するなんか偉そうな態度も醜いですね。

スキップさんはきっといい先生でいらっしたでしょうね。^^
誠実な、生徒に信頼される先生でいらしたと思います。
日本国憲法の素晴らしさ。私もいくらでも語りたいです。

スキップさん。ありがとうございます。
あきらめずに、語り続けていきたいですね。



Re: しほさんへ

しほさん、こんばんは。
返事が遅くなってすみません。

今、教えていただいた番組聴きながらこれ書いています。
石田英敬さん、知りませんでした。
ほんと、わかりやすい解説ですね。
安倍政権のメディア戦略は、ほんと、二次政権になってさらに巧妙になりましたね。
その点、民主党は本当にメディア戦略が下手くそでしたね。
いまの共産党はなかなか上手いですよ。^^
民主党も、志位さんを見習って、枝野さんあたりが、もっと若者の集まりに
必ず顔を出すようにすればいい。
SEALDsが、石田さんおっしゃるように、その垣根を低くしてくれたのですから。

そうそう。それから、石田さんがまた指摘しているように、SEALDsの
集いは、政治家とかいわゆる特殊な人以外の人は政治参加しにくいという
この国の悪弊を変えていく動きにつながる気がしますね。
私がこのところ何回も繰り返していることなんですが、『市民運動』に対する
理由なき偏見が、この国には、政治家にも一般市民にもありますね。
桜井よしこ氏などは、しょっちゅうそれを口にする。
前の記事にも書いたように、猪口邦子氏も同じことを言う。
でも、ここで石田氏が言うように、日本以外の先進国などでは、市民が
デモに参加したり、芸能人が政治的発言するなんていうのは、ごく当たり前の
ことで、むしろ、政治に無関心なことこそ恥だと思うところがありますね。
でも、日本じゃ、変人扱いです。
山本太郎氏など、いつまでもきわもの扱いだ。

ほんと。石田氏。いいですね。
とてもわかりやすい。記号論の頭でこの今という時代を見つめて
いらっしゃるからでしょうね。
私もこれから注意して話を聞いてみようと思います。
しほさん。いつもありがとうございます。



Re: やっちゃんさんへ

やっちゃんさん。こんにちは。
返事が遅くなってごめんなさい。

はい。行かないとあとで自分できっと後悔するな、と思ったので
行きました~。
ほんとは、やっちゃんさんや皆さんの想いも背負って、夜通しでも
国会前にいて叫んでいたかったのですけれど。
帰るときは、ほんと後ろ髪引かれる思いでした。
なんかね……せつないです…
こんなふうにして、歴史は何気ない日常の中で転換点を迎えては
後戻りできないところへ進んで行くのだろうなあ…と…

そうなの。私も、家に帰りついてから、すぐネット配信の国会中継
見てました。
福山さんの演説。胸を打ちましたね。
あれを情緒的すぎる、という一部の批判も、twitterなどで見ましたけれど、
彼は参院特別委員会の民主党委員として、国会の間中一所懸命やってたの
ずっと見てたので、その悔しさが直に伝わってきました。

私は、彼のことは、福島第一原発事故の時からかっていたのです。
民主党内部にさえ、菅総理の3月11日から数日の対応を批判する人がいました。
曰く怒りっぽくてどなり散らしていたとか細かすぎるとかそんなことを…。
でも、あの大きな大きな事故で、先がいったいどうなるかわからない、
水蒸気爆発で、もう、誰一人建屋の近くに近寄れない…冷却ももう
一切できないで、ただ原子炉が次々にメルトスル―していくのを遠くから
見ているしかない、東京から関東一円の人々が逃げ惑う、ということだって
起きるかもしれないという一切先の見えない状況の中で、国の責任者である
総理が、ピリピリしたって当たり前じゃないですか。原子力安全・保安院の
院長から、原子力安全委員会の委員長から、東電から派遣されていた武黒フェロー
から…誰一人としてあの状況を正確につかんで、官邸に必要なアドヴァイスを
出来るものがいなかった!
あの、連日の記者会見での、いつも三人くらい並んで記者の質問に
おたおたしていた東電側のあの頼りない人々…あんな人々しかいなかったのです。
官邸に情報さえ最初の内は上げられなくって集約もされなかった…

安倍氏をはじめ、自民党だけでなく民社党の人々でさえ孤軍奮闘する菅総理の
足を引っ張るような発言をする中で、福山哲郎は黙って官邸で総理を支えていた
ように見えました。私の知る限り彼は、大変な状況にある総理の足元を
掬うような卑怯なふるまいをしなかった。
NHKの討論番組にも出て、沈着な話しぶりで脱原発を主張し、あの事故
直後から、私は、これはなかなかの人物だな、と思っていたのです。
もう一人、私が買うのは枝野幸男です。
彼は、官房長官という当時の役職上、『すぐには危険はありません』という
あの、みんなから猛烈な非難を直接浴びる文言を言わねばならない立場に
なってしまったけれど、私は、彼がそういう役回りになったことを
惜しみました…。
あのことがなければ、彼は一国の総理になっていい人物だと私は見込んで
いるからです。そのくらいの頭の良さと力量がある。胆も据わっている。
民主党政権下で、あの事故が起きたことを、こんなこと言っても詮無いことだけれど
私は惜しみます。
原発を導入、長年推進してきたのは自民党なのに、国民の憎しみはそこには向かわず、
民主党に向かってしまった……

福山哲郎の、『武士の情け』のあのセリフ。
私も胸が熱くなりました…
人によっては、『何いってんだ!?』と思ったかもしれないけれど、
少なくとも私には、あの時の彼の想いがまっすぐに胸に迫った。

それは、政治的な信条などとは別のところにある、私の日本人としての
感性に訴えたのだったかもしれない。
いつも私は安倍政権批判を猛烈にしているけれど、それはえてして日本批判
そのものにつながっていきがちなんだけれど、私の中には、日本が好きで、
自分もつくづく日本人だよなぁ…、と思うことがたくさんあります。
彼の、武士道、の一言は、そんな私の胸にぐっときたんですよね~。
これはなんかもう、理屈じゃないんだなあ…。

今度の一連の国会審議は、自公の態度があまりにも醜かったがゆえに、
太郎さんの筋の通し方や、福山議員のあの怒りが、とても美しく
感じられたのだったと思います。
やっちゃんさんとかっちゃんさんと、同じ時に私もうるっとしてたんですね。^^

やっちゃんさん、ありがとう~。

Re: んさんへ

> 数まかせ採決、今までも間々ありましたがここまで酷いのは無かったですね。

ひどかったですねえ…。
そもそもあれで採決したと、本当に言えるのだろうか。
議事録もとれないような採決のしかた。
これからたくさん訴訟が起こされるでしょうね…
しかし、裁判がどうなるかは私も信用ならないです。
砂川判決という悪しき前例がありますからねぇ…

自衛隊員は、例えば紛争地で銃撃戦に巻き込まれて、一般市民を誤射など
してしまった場合、一般の法律で裁かれるということになります。
自衛隊は軍隊じゃないから、国際法の戦争時の兵士の身分に当てはまらない。
だからと言って今の政権のようなものの下で憲法変えろという議論には
結び付けちゃいけないわけで、そもそも自衛隊を、武器使用も可能な
前提で海外に派遣しちゃいけないのだと思います。
ぎりぎり許されるとすれば、厳密に民生分野だけ。

日本には日本人の得意な分野での国際貢献がいくらでもできると思います。
アメリカやイギリスのようには武器を使わない、平和的貢献が。
それを意気地なしと言ってあざ笑う者がいたって、いいじゃないですか。
日本が世界に先駆けて国際貢献の別のあり方のモデルを作って行けばいいのです。
日本なら…自衛隊なら…それが出来るはず。

でも、残念ながら、この国はこの政府は、自衛隊員の武器使用を緩和する
方へ方へと道を進んでいます……
いずれ隊員の被害も出るでしょうし、心ならずも自衛隊員が殺人者、という
境遇に置かれてしまうことも出来してくることでしょう…

そして、日本製の武器が罪もない人々をころすことも…

ほんっとに、ろくでもない政権ですね。
アメリカは無論のこと…

んさん。ありがとうございます。返事が遅くなってすみません。

Re: 愛希穂さんへ

愛希穂さん、こんにちは。
返事が遅くなってすみません。

どんどん既成事実が積み重なっていきますねぇ…。
「防衛装備庁」が10月1日から発足。
装備品を開発・購入から廃棄まで一元的に管理することで、調達などに要する
『コスト削減を狙う』とは謳っていますが、安倍政権は、もう従来の
いくつかの政権の防衛費削減の流れなどどこ吹く風。
併せて、災害派遣など自衛隊運用を担当してきた内部部局の運用企画局を廃止し、
自衛隊の統合幕僚監部に機能を集約。文官(背広組)が自衛官(制服組)より
優位との規定を改め、10月から両者を対等と位置付けるそうです。 
ますますきな臭い国になっていきます…

それと呼応するように、経団連は、9月10日、『武器など防衛装備品の
輸出を「国家戦略として推進すべきだ」とする 提言を公表しましたね。

提言を出した経団連の防衛生産委員会は、大手軍需産業60社で構成され、
委員長は三菱重工業会長がつとめている。提言は岩崎総合部会長代行
(三菱重工・防衛宇宙分野担当)がおこなった。
現在禁じられている国産のセンサーや半導体の武器輸出を認めることや、
政府に専門部局を設置し、国を挙げて武器輸出を推進すること、大規模な
国際共同開発は国が主導することなどを要求した。

ポツダム宣言第11項で、『戦争のための再軍備を可能にする産業は
許されない』、と書いてあるにもかかわらずです。
安倍さんが、ポツダム宣言を『つまびらかに読んでいない』というわけだ。

この大きな戦争立国化への流れを食い止めるのは大変です…

でもね。要するにすべては、国民の党じる一票から始まるわけですよ。
自公の議員を片っぱしから落とし、次世代、改革、元気なども無論のこと、
民主党内の自民寄りの勢力…日本会議に属しているような議員たちですね、
これらを全員落としてしまえばいいのです。

だが。それが難しいのですね。
安倍首相は今日24日、両院議員総会のあと記者会見して、『GDPを、
名目で600兆円に引き上げる目標』を打ち出すほか、『強い経済』『子育て支援』
『社会保障』を、新たな3本の矢として取り組む意向を表明することにしている
そうです。安保関連法の成立を区切りに、暮らしや経済といった、国民に
より身近な問題に政策の重点をシフトしたい考えで、連休中も「強い経済を作る」
と、繰り返し強調してきた、そうですが、これも来夏の参院選をにらんでのこと。
参院選の争点には、改憲色を出さないで通すんじゃないですかね。
昨年の衆院選で、安保法案のことは極力表に出すのを避けたように。

国民はまたしても、安倍政権の『経済優先』の美辞に惑わされるのでしょうか。
そうして一挙に、改憲に持っていってしまわれるのでしょうか…。

『平和よりもまず経済!』
これまでも歴史上、その道を歩んできた日本国民…甚だ心もとないです…
そのプロパガンダが、国民をどういう未来に導くのかいやというほど経験して
来たはずなのに。

でも、あきらめていられないですね。
愛希穂さん。ありがとうございます。



No title

 猪口邦子さんでしたか、私も驚きました。全く、すべて、彼岸花さんに同感です。
 私も教員の端くれでした。それも社会科教員、日本史、現代社会を中心に担当しました。日本国憲法は素晴らしいと繰り返し、説明し、自分の思いも述べてきました。その自分は、憲法を骨抜きにする法案が議会制民主主義を踏みにじる形で、強行されるのを、ただ、指を咥えてみているわけには行かない、それぐらいの感性と、責任感ぐらいは持たないといけないでしょう。
 私は、自分に嘘をつくことが最高級の不誠実人間だと思っています。自分に正直なことは誠実な仕事をする人の特徴であると事実を見てきました。それから照らしても、猪口さんの対応は不誠実そのものです。それに気付かないほど、政治に毒されてしまったのか、すっとぼけているのか、どちらにしても、美しいものではありません。彼女が信頼する安倍首相は「美しい国」「美しい国」といっています。彼女が見ている美しい国のそこが知れます。

No title

彼岸花さん、こんばんは。
18日も行けれたのですね。
本当にお疲れ様でした。

憲法違反だって言ってるのに…何故?
裁決!
常識を超えた超常現象の様です。
ここ数日繰り返し聴いてる番組が二つあります。
特に文化放送。
1931年9月18日は歴史上忘れてはいけない日だと番組でもおっしゃってました。
その日に戦争法案を強行裁決するのは戦前に戻るということと…
安倍政権は充分意識して選んだのだとしたら、恐怖を感じます。
そんな解説をしてくれる石田英敬教授の言葉を何度も聴いてます。
落ち着いた語り口、分かりやすい言葉に信頼出来る人だと思いました。
なので、紹介させて下さい。


文化放送ゴールデンラジオ
2015/9/18 メインディッシュ 石田英敬、金子勝

http://youtu.be/q69AjmOg4KU

2015/9/18 紳士交友録
http://youtu.be/bCqmAHpC_H4

石田英敬×金子勝×室井佑月:安保関連法制で戦後が終わり戦前に舞い戻る

No title

彼岸花さんおはようございます。
18日夜もデモ参加して下さった、ということ、
やっちゃんは心から感動して、
全霊こめて彼岸花さんへの尊敬の気持ちで一杯です!
ほんっとにありがとうございました!
そしてお疲れさまでした。

やっちゃんは深夜、
かっちゃんとテレビでず~っと見てたんですが、
福山氏の答弁の時は、胸が熱くなってホロリとしましたが、
「武士の情け」のセリフには、なんかね、
かっちゃんもね、目の縁が赤くなってたりしてね、、、。
新しい動き是非期待していきたいです!

彼岸花さん、さぞお疲れになったでしょう?
ゆっくりお休みになって下さいね~。


自民お得意の

数まかせ採決、今までも間々ありましたがここまで酷いのは無かったですね。

相乗りした「野党が3党も合意したんだから自公単独採決じゃないよ!」と言い張るんでしょうね。

安倍の、あの腐った目(視点がどこ向いてんだか怪しい目つき)見るたびゾッとします。
地獄の亡者とか?ゾンビレベルの目つきですよアレは。
どうりでデモに集まる群衆見ても感情あらわにしない訳だ・・・

自衛隊員が派兵中に殉職や怪我した場合の補償の事とかまったく話してないとか?
アメリカに魂売った奴の言いなりで参戦させられた自衛官の死体の山なんか見たくないです。

アメリカは昔は世界の警察だったかもしれないけど?
今は世界中の紛争に首突っ込んで、弾丸撒き散らし焼け野原と瓦礫の山築いて帰っていく(世論に押されて撤収の体で)戦争の犬ですよね。

その犬の言いなりなんて、人としての尊厳は・・・あっ!安倍政権は地獄の住人達だから生物の枠から外れてますね。

次の選挙のフレーズは決まりです「戦争亡者の自民党から日本を取り戻そう!」なんてのはいかがでしょう?

No title

彼岸花さん、こんにちは。

私もがっかりはしていません。ものすごく腹は立っているけれど、絶望はしていません。

「安倍首相がアメリカに売り渡した日本の一番大事な憲法を取り返しましょう」と山本太郎さんが言っているとおり、憲法を取り戻すため、立憲主義や平和主義を取り戻すために、多くの人たちが立ち上がって、なお闘志を新たにしているので、日本にはまだまだ希望があると信じています。
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彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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