『参院選に向けて③ アベノミクスの効用?その一』


寒暖の差の激しい天気のように、株価の乱高下が激しい。

先週日経平均株価が1万4000円台にまで落ちたのは、1年数カ月ぶり。
黒田日銀が2014年10月に『黒田バズーカ第2弾』を実施する以前の水準まで戻ってしまった。
株価が年明けからつるべ落としで下がり続け、昨年末の大納会時の1万9033円
からわずか1カ月少しで4000円も値を下げ、急速な円高が出来した。
急落した日経平均株価は、土日の市場休みを経て、週明けの昨日2月15日は、
日経平均株価は1000円以上値を上げ、1万6000円台を回復した。
2月に入ってから3000円の急落したことに対する反動だという。終値は1万6022円58銭。

世間ではこれをどんな風に受け止めているのだろうか…
『アベノミクス』は順調に効果を上げつつあると思っている人は果たしてどのくらい世間には
いるものなのだろう?

私は経済についてはほんとに素人である。円高円安などと言われたって、商売も
していないし、海外旅行もしないし、日常の買い物でも円が安くなったの高くなったの
などということの影響の実感はほとんどない。
唯一、『ああ、景気が上向きになったのかな』『あまりいい傾向じゃないのかな』と
数値で実感できるのは、NHKのニュースなどの最後に告げられる日経平均株価の
値動きとニューヨークダウの数値の上がり下がりだけである。
と言ったって、株などこれっぽっちも所有しているわけではなく、ただなんとなく耳に勝手に
値動きが入ってくるというだけのこと。

そんな私が、前から素朴に疑問に思うことがあった。
「『アベノミクス』『日銀の異次元緩和』『黒田バズーカ』…などと、政府も日銀もいろいろ
なんだかやっているようだけれど、おかしいなぁ…日本の株価って、ニューヨークダウの
後追いで上がったり下がったりしてるだけなんじゃないの?
」ということである。
夜、私は眠れないままに、NHKラジオの深夜放送をずっと聴いていることがある…
すると、必ず『12日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの小売業の
売り上げが順調に拡大したことや、原油の先物価格の持ち直しなどを受けて、…
買い注文が広がり、ダウ平均株価は300ドル以上値上がりしました』などと
ニュースの終わりがけに言う。
すると私は、そろそろ眠くなった頭で、『ああ…明日は、東京株式市場も値上がり
するんだろうな…』などとぼんやり思う。
翌日。日経平均株価は上がるのである!
無論、毎回ということではなく、連動しないことだってあるけれど、概して、東京の市場は
ニューヨークダウと連動しているような。


さて。国会の論議などを聴く。
安倍首相は、答弁でアベノミクスの効果を盛んに吹聴する。
曰く。『民主党さんの頃の株価の2倍近くにまで上がったじゃありませんか。』
『民主党さんの頃より、有効求人倍率は上がり、企業の倒産件数も減っていますよ』


『民主党さんの頃より上がった、上がった』と、安倍総理に切りかえされると、民主党の
質問者は言いかえす言葉がなくて、その件については黙り込んでしまう。

実際の、例えば有効求人倍率のグラフを見てみよう。
有効求人倍率というのは、求職者一人に対して働き口がいくつあるか、の率である。
それが1になるのが基本。つまり求職者一人に対して職が一つあるということ。
この数値が大きいほど、求職者は『より条件のいい職を選べる』率が高くなる。
逆に1より低かったりすると、『就職難』ということに単純に言って、なるということ。
日本では、雇用関係の経済指標として、完全失業率と有効求人倍率が用いられるので
これを示すことは、日本の経済のおおよその勢いを掴むことになるだろう。

①『有効求人倍率の推移』
有効求人倍率
このグラフは下記のサイトからお借りしました。
http://nensyu-labo.com/koyo_yukokyujin.html

ちょっとわかりづらいだろうが、平成26年までは年別。平成27年1月以降は月別の推移になっている。
民主党が政権の座にあったのは、平成21年(2009年)9月から平成24年(2012年)12月
まで
である。
グラフを見てみよう。
確かに、民主党が政権を取った平成21年には、それまでほぼ『1』近くあった有効求人倍率が
0.4幾つとか0.5幾つとかしかなくなっている。
一方、第二次安倍政権が発足した平成25年(正確には平成24年12月末)には
それが『1』近くになり、以降、1.1倍、1.2倍、1.3倍と改善を重ねている…

これをもって、安倍自民党は、『自民党になって有効求人倍率は民主党の頃の2倍に増えた』
と、胸を張るのであろう。言いかえされた民主党は残念ながら、と俯いてしまうのであろう。

だが。ちょっと待って下さいよ。
民主党政権が誕生したまさに平成21年に、がくっと有効求人倍率が減っているように
確かに見えるけれども、民主党政権が誕生する前の平成20年、まだ自民党政権の頃に、
それまで『1』以上あった有効求人倍率が0.7いくつに、すでに減少傾向に入っている

じゃないですか!
平成20年と言えば、自民党福田康夫内閣から麻生内閣に変わった年である。
現安倍内閣で財務大臣兼副首相を務めている麻生太郎氏が、実は平成20年9月から
21年9月までは総理大臣をしていたのである!!!

平成21年に有効求人倍率が激減したのは、民主党の責任というよりは、むしろ自民党
麻生内閣時に起きたことじゃないのか???

待て待て。待ってください。
資料を見るには、公平公正でなければならない。
それでは、平成20年から21年にかけて、有効求人倍率ががくっと減ったのは、
自民党麻生内閣のせいだったのか?

違う。思い出してほしい。
実は、麻生政権の誕生した2008年(平成20年)9月15日に、あのリーマン・ショック
起きているのである!

リーマン・ショック。言うまでもない。アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズが
破綻したことに端を発した、続発的世界的金融危機のことである。
アメリカ経済に対する不安が、世界的な金融危機へと連鎖。日経平均株価も大暴落を起こし、
9月12日(金)の終値は12214円だったが、10月28日には一時は6994円まで
下落
し、1982年以来26年ぶりの安値を記録した。

なんでみんな、このことをもっと勘案しないのだろう??!!
安倍総理は、民主党議員が経済問題で質問すると、かならずこの『民主党さんの頃よりは…』
という言い方でもって、自分が総理になってからの『アベノミクス』の効果を宣伝する。
一方、民主党側は数字を示されれば、言いかえすこともできなくなって追及をそこで
鈍らせてしまう。
一部マスコミはこんなふうに、民主党がやりこめられたことをあざ笑う。産経ニュースである。
http://www.sankei.com/politics/news/160113/plt1601130048-n1.html

曰く。『衆院予算委員会での13日までの3日間の国会論戦は「憲法違反」「バラマキ」などと
安倍晋三政権を追及する民主党に対し、首相が民主党政権時代などを引き合いに、
返り討ちにする場面が目立った。夏の参院選に向けて見せ場をつくりたかった民主党だが、
次々と反論され、ブーメランの“見本市”の様相を呈した
。』

『あの産経新聞』だからなあ、と思いながらも、なんとも悪意に充ちた書き方である。

2016年1月13日。この問題の国会論戦の実際の映像はこれだ。安倍氏が民主党政権時代を
しきりに引き合いに出して答弁しているところは13:10くらいから14:50くらいまで。
この時の民主党山尾志桜里議員の質問は、迫力があってとてもよかったのだが。






1年前。2015年2月25日の、同じく衆院予算委員会の質疑で、
民主党にも在籍経験がある維新の党の今井雅人氏が、
民主党政権を引き合いに野党の追及を封じる首相の手法を批判した上で、首相に対し
「聞きたくない。今後は控えてほしい」と要請したことがあった。それに対し安倍総理は、
 『民主党の例を挙げるのは、ある意味、敬意を表しているわけです』と、
皮肉を交えつつ反論したという。
『経済の指標を比べるときに、どうしても前政権のことを言わざるを得ない』
『今後、もし前政権という立場になった時も、「あの時は良かったな」と言われるような
実績を残していきたい』などとも語ったそうだ。
(時事通信:2015年2月25日記事より)


安倍首相のアベノミクス喧伝する時の論法はいつもこれではなかろうか。
『わが政権になってから、こんなにいろいろな数値が民主党政権時より改善されました。』
だが。この有効求人倍率が象徴的に示しているように、民主党が政権を取ったのは、
リーマンショックが起きた平成20年(2008年)の1年後だったのである。
さっきも言ったが、民主党政権になる前の平成20年自民党麻生政権のときに
リーマン・ショックは起こり、まだ自民党政権の頃に、それまで『1』以上あった有効求人倍率が
0.7いくつに、すでに減少傾向に入っている!!!

2008年にすでに世界の経済は混乱をきたしていたのである!
しかも、リーマン・ショックだけでなく、日本はすでに1991年(平成3年)のいわゆるバブル崩壊から、
平成不況に突入。
「第1次平成不況」(バブル崩壊、複合不況)、「第2次平成不況」(日本列島総不況、複合不況)
「第3次平成不況」(IT不況、デフレ不況)などを経て来ていた。
日本経済は2000年代以降も低迷傾向が続いた(すなわち『失われた20年』である)。
そこへリーマン・ショックである!米国市場への依存が強い輸出産業から大きなダメージが
広がり、結果的に日本経済の大幅な景気後退へも繋がった。

民主党政権は、いわば、日本がどん底の時に政権を担うことになったのである!
そうしてさらに、2011年、あの東日本大震災は起きた!!!


民主党は言い訳したろうか。『失われた20年』と俗に言われる長い不況やリーマンショックや
東日本大震災が、自分たちの政権運営がうまくいかなかった理由の一つである
などという言い訳を。
安倍総理のように、ことさらに前政権を持ち出して。
まあ、それを言ってはおしまいである。政権政党とはそういうことも含めて現実に起きている
すべての責任を負うということだ。言いわけなど出来はすまい。

だが。公平に考えてみよう。
マスコミをはじめ、私たちは民主党に過酷すぎなかったか?
長引く不況から脱出してもらいたいがために多くを要求しすぎ、期待が外れると
あまりにも厳しくこれを叩きすぎなかったか??!!


それには、上記産経新聞記事のような、巧妙な輿論誘導も大きく作用していたのでは
なかったろうか?
民主党のダメさを必要以上に私たちは誰か何かによってインプリントされていた
ということはなかったろうか?

そういう意味では、民主党政権時代との比較を故意になんども持ち出す安倍総理の論法も
一つの国民へのインプリントである。何度も繰り返されるのを聴いているうちに、それが
頭に定着してしまう。
だが、安倍論法の卑怯なところは、実は麻生政権の平成20年にすでにリーマン・ショックの
影響を受けて有効求人倍率は『1』を切っていて、日本経済の下降は、始まっていたのだ
ということは、一言も言わないことである。
当の麻生氏も、いつも安倍総理の隣に座っているが、そんなことは一言も言わない…。

もう一度、有効求人倍率のグラフを見てみよう。
民主党政権下、どん底の21年から24年まで。
日本は必死で、立ち上がろうとしていたことが見えて来はすまいか。
自民党政権下のときに起こったリーマン・ショックによるどん底から立ち上がろうと。
そうして、自民党安倍政権に政権の座を譲った時には、日本の経済は既に回復基調に
入っていたのではなかったろうか?棒グラフの伸び率がそれを示している…


もうひとつグラフを示す。

②『経済成長率の推移(1980~2015年)(アメリカ, 日本)』
日米経済成長率推移

日米の経済成長率の推移の比較グラフである。
統計の横軸の年度を長く採ってあるので、上記①のグラフとの比較がしにくいが、
日米共にがくんとグラフが下がっている2009年から見てみよう。リーマン・ショックの翌年、
日本では9月に麻生政権から民主党政権に替わった年である。

2009年の経済成長率が、日米共にがくん!とマイナス成長率に陥っているのは、
やはり前年のリーマン・ショックの影響がもろに表れたということだろう。

このグラフのおよその動きを見て、なにを瞬間お感じになるだろうか……。
……やはり大きく見て、日米の経済の動きは連動しているのだな、ということではないだろうか。
無論、個々の国の事情は年度別では出ることもある。
例えば日本の赤い折れ線グラフで、最近もう一度がくんと大きくマイナス成長率にまで
下がっているところが見て取れる。
アメリカは同じ年、さほど下がっていないのに、である。
勿論、これは、日本であの東日本大震災が起こった2011年(平成23年)
である。

ちなみに、もう1か所、アメリカ上昇の動きと関係なく、日本だけの数値ががくんとおちている
場所にお気づきになるだろう。これは1998年(平成20年)。1997年の橋本構造改革の
翌年である。
バブル崩壊の悪影響で低迷を続けていた日本経済がようやく立ち直りの兆しを
見せていた1997年に、橋本構造改革で景気回復より財政再建を優先する
超緊縮予算が組まれ、
また、消費税が3%から5%に上がったことなどの国民の負担増も重なって日本の景気が
再び急速に悪化
した年の翌年である。
民間投資(住宅投資や民間企業設備投資)が1997年後に急速に冷え込んだ。

肝心の最近の経済の動きが、このグラフではわかりにくいが、このグラフを引用させていただいた
『世界経済のネタ帳』さんのサイトでは、実際の細かい数値も出ているので、そちらを
詳しくは参照されたい。そちらでは同じ②のグラフも、ポインターを合わせると正確な年度が示される。

***

さて。これで私が、何を言いたいか、というと。
安倍首相は、日本の景気がここ3年で上向きになったことを『アベノミクス』の成果だ
と喧伝し、逆に『民主党さんの時には』と、民主党政権の3年間が日本の経済を
苦境に陥らせたような言い方をして、その差異を際立たせようとする論法をよく使う。
また、新聞テレビなどの論調も、それに『追随』とまでは言えなくとも、今ここで私が
したような単純素朴な検証はほとんどしてこなかったのではなかろうか。
『いや、そんなことは、経済界の常識だから、いまさら言い募り書きたてるまでもない』
と答えるのだろうか????

だが。この二つのグラフから読み取れることは、民主党が実はいかに日本の経済の
最悪と言える時期に(『運悪く』)政権を担当してしまったか、
ということなのである。
バブル崩壊、橋本構造改革(消費税3~5%へアップを含む)などの悪影響による長年の不況
から日本がまだ立ち直れていないときに…さらには前年のリーマン・ショックの影響がもろに出る
時に…政権に就いた。そしてその政権担当中に東日本大震災は起こった…
言ってみれば、リーマン・ショック前の日本の好・不況は、良くも悪くも戦後数十年続いた
自民党政権下で引き起こされたことである。その悪影響の方の尻拭いを、いわば
民主党政権は、必死で慣れない政権運営力でやろうとしていたのではなかったろうか。
東日本大震災の福島第一原発事故も、大きな責任は自民党にこそあった!

なぜ、日本人は、2009年、長年続いた自民党政権を見限って、民主党政権を
生まれさせたのか。
それは、自民党政権…いや、アメリカが主導する金融資本主義、新自由主義政策の、
と言ってもいい、その弊害が日本の隅々にまで見られるようになり、実質経済が空洞化
倒産などが増えて行きつつあったことなどに危機感を抱いて、自民党にお灸を据えたのでは
なかったろうか?

それはこれらのグラフを見ればすぐわかる。

だが。国民の多くはそのことを考えてみない…。
昨日も私は、戦争法制撤回を求める2000万人統一署名の集会に出、署名集めに
街頭に立っていた。そこで数人の安倍政権支持者に言われたこと。
『だって、民主党政権のときは倒産が多かったじゃない!』
『安倍さんになってから、株価も上がって経済は上向きになってるじゃない!』

これらの人々は、このグラフの示すようなことをじっくり考えてみたことがあるのだろうか?
新聞やテレビは、そうしたわかりやすい情報を読者に提供してきたのだろうか?

私は、安倍政権を貶めるためにこれを書くのではない。民主党政権が好きだから
これを書くのでもない。(何度も言うが、私は社共の支持者だ)
ただ…私たちが政権側の言い分や(彼らは圧倒的に宣伝に優位な手段も資金も握っている)
テレビ新聞などのマスコミが、わかりきったこととして?か勉強不足か、あるいは意図的にか
情報を流そうとしないという、目に見えない情報操作によって、いつも日常的に印象操作
されているのだ
、ということを、多くの国民にしっかりと認識してほしいのだ。

これは今が安倍政権だから、とかいうことさえ関係ない。
もっと情報操作にたけた悪どい政権だってこれから先も出来しうる。

世に流れている情報の奥を読め…。そのことを伝えておきたいのである。

公平を期すれば、確かに安倍政権になってから、雇用の数値は上昇し、
倒産件数は減っている。
しかし、それは民主党が政権についたときのすでにどん底時代から、徐々に
景気が上昇していく自然な流れの中にあったのだ、ということが言えるのではないか。

最初に、深夜放送で夢うつつに聴いた、ニューヨークダウと日経平均株価との
連動のことなど書いたが、アメリカは、2008年のリーマン・ショック
という大きな金融崩壊から徐々に立ち直り、さらにはシェールオイルの実用化
などによって、大きく経済回復する基調にあった…。
世界的にも中国経済の勢いや新興国の経済上昇など、景気を『好感』する
要因は、他にももろもろあったのではなかっただろうか。


日本の株価が上がり、労働条件の改善、倒産の減少など、
経済の指標となるものが改善したのは、本当にアベノミクスの効用だけなのか?

続いてそのアベノミクスの実態を検証してみたい。










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Re:鍵コメさんへ

鍵コメさん。こんばんは。
メール、読ませていただきました~。
いいですね~。意見書。^^
私も必ず書いて送ろうと思います。激越な言葉になりそうだな。(笑)

なんかね~。宣伝下手ですよね。国会などでは結構いい議論してますよ。
でも、新聞もそれを問題意識持って報道しないし、あの短いまとめでは、
国会でどういうことが問題にされているのかわからないだろうな。
自分たちでアピールしていくしかないんですけれどね。それが一向に伝わってこない。

その点、政権はほんと、キャッチフレーズなどが巧みになりました。
一流の宣伝マンがついているんだろうな~。

ありがとうございます。また、いろいろ情報教えてくださいね。

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Re:MATS-TSさんへ

MATZーTSさん。こんばんは。

ご紹介いただいたサイトなど、全部見せていただきました。
●毎日の熱血!与良政談、この問題の予算委員会の安倍発言。酷いですねえ。
「私にそういうことを言うなら(民主党が憲法改正草案を)出してみてくださいよ。
御党がまとまるならばね」
これは言っちゃいけないことじゃないですか。特に「御党がまとまるならばね」
などという発言は、改憲の必要性を問題とする論議の主題とはなんの関係もない。
ただ、相手の党を侮辱しているだけです。どうしてこんな発言が許されるのかな。

以前からずっと思っていることですが、『反対するなら対案を出せ』という考え方は
そもそも間違っています。
自民党の改憲に反対だ。それはもう『反対だ』と言うことそのものが、重要な『意見表明』
なのであって、反対なのだから対案もなにもないのです。

たとえば、私は、現行憲法を変える必要はないと思っている。
それが私の意見であり主張です。
その私に、『改憲に反対するんだったら、あなたなりの改憲案を出しなさいよ』
というのと同じことです。
これはもうめちゃくちゃな要求だ。改憲は必要ないというのが私の意見なのに。

しかし、このおかしな論法がけっこう世の中にはまかり通っているんですよね~~!
『対案を出せ』というのがなにか立派な反駁の方法ででもあるように勘違い
している人がほんとうに多いです。
無論、議論のテーマによっては、相手に反対するだけではだめで、自分なりのアイディア
つまり対案を示すべき時もあります。
でも、『反対である』ということ自体が重要な意見である場合は本当に多いのに。
やたら『対案を出せ』と言う人がほんと私はいやですねえ…
そして、そう言われるとぐっとやりこめられてしまう人がまた多い。
そんな必要はないのです。反対、ということが自分の意見なのだから。

この筆者も、実はその罠に落ちている気がします。緊急事態条項とか
ごちゃごちゃ書いていることは別の論議として論じるべきで、この記事に関しては、
『改憲の必要はないというのが一つの堂々とした意見なのだ。』という部分を
しっかりと言うだけでいいんじゃないでしょうか。
『民主党は意見をまとめる必要があると私も思う』などというところは、
全く、安倍さんの土俵に筆者自ら引き入れられているという気がします。

●この民主党の山尾志桜里議員というのは、なかなかメリハリがあっていいですねえ。
元検事、と言いますが、なるほど議論慣れしていると思います。迫力満点。
民主党はこういう人材がいるんだから、もっと自信を持たないと。
この、『表現の自由や思想の自由の経済の自由などへの優越的地位について』
というテーマは、非常に重いものを持っていますね。
宮武さんのブログは、このテーマの本質の重要性をカっきり掴んで記事にしていますね。
これは、一つの大きな記事にしていいくらいのテーマだと思います。
『なぜ、法は、表現の自由や内心の自由を、経済の自由などの上位におくのか』

しかし、残念かつおかしなことに、この山尾議員の本質的な問いかけの重要性を、
安倍総理は、全く理解できていなかったんじゃないですかね。
そして、紹介してくださった新聞の記事も、ことごとくこの論議の重要性を
わかっていない記事の書き方だと思いました。全くピント外れのことしか書いてない。
朝日もそうなんですから驚きますね。
新聞記者などというものでありながら、この山尾議員の問いの重要性を理解できずして
どうして報道にたずさわっていられるのだろうかと思ってしまいます。

う~ん…
私はこの時の国会でのやりとりを聴いていませんでした。
直接それを聴いていないで、翌日の朝日新聞の山尾議員の質問についての
小さなまとめしか読んでいなければ、このことはまったく知らないで過ごして
しまいます。実際MATZ-TSさんにここで教えてもらわなければ知らなかったですもん。

最近のメディアは、朝日のようなリベラル系新聞でも、ほんと、政治部記者の
質が落ちてるんじゃないかなと思わされることが多いですね。
自分が実際国会の議論を聞いたときの翌日の新聞見ると愕然とすることがあります。
『あの重要なテーマの扱いがたったこれだけのまとめ??!!』と。
大事なところが抜け落ちているどころか、扱ってあってもそれが非常に皮相的、とか。
おっしゃるように、あまりにも中立的であろうとするのか、記者の見識というものが
全く見えてこない記事が多い。
それでは新聞を読んでいても、一般の市民がそれによって考える判断材料を得るとか
自分の思想を育むとか言うことのあまり役に立たない。

●そうなんですよね。安倍政権は、いいことは自分の成果だといい、まずいことは
世界の動きのせいだといいます。
それは公平に言えば、なにも安倍さんだけのご都合主義なのではなく、およそこの
私の記事もそうですが、自分の言いたいことがまず先にあって、そのために資料も
都合のいいように解釈するということは、大いに誰もが陥りがちなことであると思います。

私が、この記事を書こうとしたのも、実はそのことが一つ念頭にありました。
安倍さんが、株価が上がったのも失業率が改善したのも倒産件数が減ったのも
アベノミクスの成果だと盛んに喧伝する。民主党の頃よりこ~んなに!とね。
でも、ほんとにそうなのか?日経株価はニューヨークダウと連動しているじゃないか。
実はアベノミクスの効果など、世界の大きな経済の動きにのっかっているだけなんじゃないか?
という、真夜中に抱いた素朴な疑問から、この記事は生まれました。

でも、逆に言えば、私もまた、その前提に立って資料を集め、強引に自分の
仮説に分析を添わせていき、結論を導き出す…
そういうご都合主義に容易に陥りがちです。
この記事では、そのことを自覚しつつ、出来る限り客観的に見て書いて行こうと
思っています。^^

無論私は、経済の知識などこれっぽっちもないです。だから、『検証』などと
言ったのは大袈裟だな。自分の能力を超えている。
まあ、一主婦の素朴な感想、と言うくらいのことしかおそらく書けないだろうと
思います。でも、一所懸命考えてみようと思います。

毎日、朝日のデジタル版は、無料版を見ています。まだまだ良心的な新聞を支える
ためには、正会員になればいいんでしょうけれど、経済的になかなか。(苦笑)
いつもありがとうございます~。



 









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Re: 玄さんへ

玄さん。こんちは。
わ~い。いつも私の言いたいこと的確に読み取ってくださって感謝感謝です!

安倍さんは、頭いいですね。そう思いますよ、私。
失言などというものもほとんどしないし、何より国会での喧嘩の方法を彼は知ってるな
と思いますね。姑息な方法ですけど。
・答えたくないことにはほとんど中身のない同じ答弁を長々と繰り返して質問者の
持ち時間をいたずらに消費させる。
・国民に訴えたい肝要なことは、ワンフレーズのわかりやすい言葉で、とにかくそれを
繰り返してインプリントする。たとえそれが実は正当性のないものであっても、
繰り返しているうちにゃ、事実となって行く…ということもよく知っている。
・相手の弱点を突く。それも繰り返し突く。大人げなくってもそんなこと気にしない。

一方、野党の追及は、甘いなあと思わざるを得ません…
これには国会運営のお約束事が大きく邪魔をしていますね。
①まず、持ち時間が決まっていること。
②質問の内容はあらかじめ政府側に知らせておかねばならないこと。

な~んかもっとうまい戦略はないものかといつも国会見ていて思います。
と~にかく、周到に質問の準備をしておくことですよね。
相手がどう答えるだろうというのを、将棋や碁の手のように、何手も先を読んで
準備しておかなくちゃ。
『民主党さんの頃より云々』というのが相手の決め台詞なんだったら、それを撃破する
資料を用意しておけばいいのに。
質問内容はあらかじめ通告しておかなければというルールがあったって、うま~く
相手の意表を突く質問は、準備しておかなくっちゃ。
その点、TPPで、ISDS条項などによるアメリカ大企業と日本政府間の訴訟事態になど
なった時、国際協定と、自国の憲法及び法律とではどちらが上位なのか、と
民主党緒方議員が新任の岩城法務大臣に糺して、法務大臣がそれに明確に答えられなくて
官僚が助け船を出したり答弁が右往左往した、などというのは、野党にとって
さらに政府を追及するすごいチャンスだったんですけれどね~~!
このことは記事にしたいと思っているけれど、とても大きな問題だと思います。
日米安保条約や日米ガイドラインと、日本の最高裁とどっちが上位か、などという
問題と絡んできますからね。
最高裁がこれまでほんとに肝要な問題でそうしてきたように、微妙な問題では
最高裁としての決定的な判断を下さないという逃げを打っている限り、TPPに
関しても、日本の憲法及び法律は、国際間の協定(とりわけアメリカ様の意思)
よりも下位にある、ということになりかねない。
すっごくすっごく重大な問題を含んでいて、野党は激しく追及するチャンス
だったんですけれどね~~、なんでもっとやらないんだろう…

ほんと、歯痒いことはたくさんあります。この『民主党政権の頃より云々』という
安倍総理の言い草などは、そのほんの一部。
民主党議員は、東大に行って上野千鶴子さんに喧嘩の仕方を学んでらっしゃい!!
といいたくなりますね。(笑)

『しかし・・・。とはいえ自民復権の前に民主党のダメさをみきった國民という姿が現実にあった。わたしは未だそのこともどーも納得できません。わたしはまあまあ民主党政権,素直にみていてよくやってるとおもってましたから。彼岸花さんもそうでしたよね 菅さんまではね・・・・・。』

ほんとほんと!そうなんですよ~~~!

民主党政権をね。ただ悪く言うひとは、一般の人の中にも多いんですよ。
ただ、じゃあ、なんで、どこが悪かったと思うのか、っていうのを明確に答えられる人は
実は少ないんじゃないでしょうか。
結構ね、この記事で私が署名集めしてる時近づいて来て一言言ったおばさんのように、
『民主党の頃は倒産件数が多かったじゃない』などという、安倍さんのインプリントを
そのまま受け売りにしている人が多いんじゃないか。
確かに、民主党政権の頃より減ってはいる。でもそれはリーマン・ショックを
ひとつのピークにして、民主党政権下の2010年にも前年よりは大きく倒産件数が
減っているんです。次の記事でグラフ出しますけど。その下げ幅は、自公政権の
1年分の下げ幅より大きいくらいだ。
マスコミもこうしたことは報道しないから、結局安倍さんのような言った者勝ち
ということがまかり通ってしまう。むこうは、マスコミも宣伝費もなにも…
権力を掌握していますから言う機会が圧倒的に多い。

民主党政権は確かに政権運営に不慣れで、まずいところはたくさんありましたけれども
一般の人(≒政府の弁)が俗に言う民主党の失敗、というもののほとんどを、
私はちょっと疑って見ています。
例えば鳩山さんの普天間基地の国外移設などという考えは、基本は全く正しかった。
外務官僚に足元を掬われて結局二転三転主張を引っ込めたのは鳩山さんの弱さだけれど、
普天間の基地をなくす、国外移転、というもともとの主張のどこが一体間違ってるんだ!
と私は言いたいですね。
でも、なんだかなあ~、当時野党だった自民党だけでなく、マスコミ(≒国民)
を挙げて、鳩山さんを馬鹿扱いでしょ。あの品性下劣な丸川珠代議員などは、
当時の首相鳩山氏に向かって、国会の場で『ルーピー!』の、下劣な野次。
原発問題の菅さんだって、ほんと、自民党・マスコミ・国民を挙げて、
無能・変人・キチガイ扱いでした。菅さんというひとは3.11前は私は全然評価しない。
TPP参加を言いだしたのも彼の政権だったし、原発を海外に売り込もうとしていたんですから。
でも、3.11後の寛政権は、私は概ね評価する。
マスコミの菅総理の馬鹿扱いはひどかったですよ。
あの『天声人語子』が、菅総理のことを『市民運動上がりの総理』と書いていた時には、
私はほんと、朝日新聞社に殴りこみかけようかと思ったくらいです。w
菅さんが好きだからなどという単純なことじゃない。
『市民運動上がり』という言葉に激怒したのです。
なんという不見識!市民運動は、憲法に守られている、国民の政治参加の一つの権利です。
それをね、朝日の天声人語子ともあろうものがその程度の認識か!と激怒しちゃったのです。
人権意識の発達した欧州などでは、市民運動は当たり前のことですよね。
政治は人々にとって身近なものであり、自分たちが主権者だという意識がある。
『市民運動上がり』という言葉にはね。市民の政治運動をまだ特殊なものと見る
『日本の宿痾』が見える気がします。
(玄さんは、いつも、そこのところを過たず掴んでくださるからいつも感謝です!)

ここにはね~。実はすごく根深い大きな問題があるような気がしています。
それはもう何度か書いて、玄さんがきっちりと正確に受け止めていてくださる
ことだけれど、
要するに、日本では、政治家は『プロのやる仕事』≒『自民党』という意識が、
もう長い長い自民党ほぼ一党支配の歴史の中で、政治家・国民のからだ・意識に
刷り込まれちゃってる気がするんですね。
『自民党の政治家以外のものにな~にができるか!』という考え方。
甘利氏の秘書のふんぞり返り方、高市氏の電波発言、丸川氏氏の『反放射能派がわーわー』
発言…それらにもね、その根っこの心根にこの思い上がりが見える。
安倍総理の『民主党さん時代はうんぬん』発言のしつこいほどの繰り返しも、
それに対してがし~っ!言いかえせない民主党も、それを援護射撃しない他の野党も、
これらを厳しく報道で追及しないマスコミも、またそれをなんとなく受け入れてしまう
国民の多くも、この意識にしばらえているんじゃないか。
だからね。民主党の一回の失敗で、あれほどがっかりし、そして異常なほど
よってたかって叩くんじゃないかな…。

『民主を批判しないとバカにされる,民主擁護してバカにされたくない。』

そうそう!まさにそれなんですよ~~~。どこかで、なにかで、いっぱん国民も
評論家、ジャーナリストなどという結構なインテリまでもが、インプリントされている…

「じゃあ一体、民主党のどこがダメだったの?」と改めて問われて、数値などの
実績でここがこういうふうにダメだった、ときちんと答えられる人は少ないんじゃないか。
安倍政権のプロパガンダやマスコミの『報道しない』という作為によって、
『民主党政権ダメだった』イメージは、実態以上に拡大されて国民の間に広がって
しまっている気がします。

私の思うところ、民主党がダメだったのは、一に福島第一原発事故後の住民の安全と健康
確保の手の打ち方がまずかったこと。それでも、あの『死の街』発言一つで辞職に
追い込まれた鉢呂元経産省の先見などで、被ばく1ミリシーベルトなどは民主党政権が
決めている。それを丸川議員などが『わーわー』のひと言で揶揄してるんですからね。
鳩山、小沢、菅の3人が、愚かな足の引っ張り合いをしていたこと。
後は、掲げたせっかくのいい政策を貫き通す強い意志に欠けていたこと。
その3点ですかね……
その他のことは、ほんと、自民党の長期政権で生まれた膿の、尻拭いとか、
それがたいへんなことだったんですよ…原発事故だってそうですし。

『寧ろ自民支持者の中で心あり客観的評価もできる人は民主をそれほど悪く言ってない印象をわたしはもちましたんです。政権交代中。自民の情けなさダメさを自民支持者はよくわかっていたわけですからね』

あ~~~!それ、ほんとに言えますよね。私もそう感じます。
無論、民主党政権は期待されたほどじゃなかった。しかし、なぜそもそも国民は
自民党から民主党に思いきって政権を渡してみたのか。
自民党の膿が、もうどうにもならないところまで出ていたのを感じていたからじゃないですか。
その大元のところをすぐに忘れてしまって、せっかく成った政権交代を、あっという間に
また潰してしまう。
…そうして誕生したのは、あの頃膿を出し続けていた自民党より、さらに劣悪になった
自民党安倍政権です。
しかもね。そのひどさをね、国民は知っていながら、『アベノミクス』という幻想に
しがみついて、「他に入れるところがないから」と、ま~た存続させるつもりなんでしょうか。

ほんと。私は野田政権が大っ嫌いでしたが、少なくとも、野田政権の時には、
政治に自由にもの言えたんですよ。妙な忖度を国民もマスコミもしなくてよかった…
野田政権の頃には、大手新聞社と政権の癒着などということもまだありませんでしたしね。
とにかく、『報道の自由』『知る権利』『言論の自由』などは、まったくと言っていいほど
冒されていませんでした!

『客観的に考えれば,無党派層とは・・・・まあ所詮そういうもんなんでしょーけど。』

…そうなんですよね~~~……
まあ、自分も含め(私も3.11前は、ほぼ政治に無関心だった!)、一般庶民というのは
政治の細かいところまで、奥ふかくまでは考えてみようとしない。
『俗に「世間」で言われていること』『皆が言っていること(と思いこんでいること)』を
そのまま信じてしまう。自分の考えとしてそれをまた広げて行きもする…。
だからね~。『世評』というものは良くも悪くも怖いんですよ~。

前の記事で、オーストラリアの首相選のことなど紹介してみましたが、これなど
傍から見るとほんとに『民意』というものに疑問を感じてしまいます。
穏健左派である労働党党首ラッド氏の政治は、ほんとによさそうでした。
アボリジニの人々に国家として謝罪し、炭素税など先見的な政策で、環境保護と
税の公平化を一挙に図る仕組みを採用した。エネルギーはクリーンエネルギー
推進。被爆地広島を西側首脳として初めて正式訪問したひと。
太平洋の防衛についても穏健な思想を持っていました。中国名さえ持っていましたしね。^^

そんな、傍から見るとすごく立派な首相を、オーストラリア国民は捨てて、アボット氏
などというひっでえ政治家を選ぶんですよ~!
たぶん自分の利益団体が絡んでいるんでしょうね。炭素税を廃止して石炭産業を露骨に
後押し。環境問題などの政策はひどいったらない。
安倍さんの良き友にすぐになったようですよ。^^
でもね。オーストラリアの政治家は偉い。こりゃひどいや、って判断したんでしょうね。
同じ自由党ながら、穏健派のリベラルのターンブル氏に替えたのです。

…こういうことが日本もできるのなら、私も安倍政権になってもそう心配しないのでしょうが、
日本の民は、『悪いと思ったらさっさと替える』というそのバネがないというか…
もともと『政治は自民とにお任せしていりゃまあ間違いないだろ』式でずうっと
来ましたから、すぐに楽な方に引き戻されて行ってしまう…
なにもしない、何も考えない、変化はない方が楽でいい…的なところが如何ともしがたく
国民性の中にありますからね……

SEALDsは、私も、これからも見守って行こうと思っています。
彼らが今度どうなっていこうと、2014年から2015年にかけて、若い人々が
積極的に政治にコミットするという機運と場を作った功績は、私は絶対に評価する!
これはね。70年代に学生運動が自滅に近い終焉をして、その後、政治運動そのものが
『停滞』どころか、ほぼ死んだ状態になっていたこの日本で、やっと生まれた
小さな芽なんですよ。
しかも彼らは古い運動家たちの欠点もよく知り、彼らの新しいやり方で、政治運動に
新局面を開いたと思っています。
それについて書きたいと思っているのですけれどね…
その前に、70年代から…40年以上も、学生市民の政治運動がほぼ死んでいたこと…
そのことの検証は、いつかしっかりなされなければならないんじゃないかなと
私は思っています。(私には到底できません大きなテーマです)
そのちょうど同じ間に、この記事で扱ったような、日本のバブル期と、バブル崩壊後の
長い『失われた20年』という長い経済低迷期がすっぽり重なってあるんですね。
そこのところは、いいところ悪いところ含めて(文化爛熟的側面などもね)
誰かきちんと検証しないかなあ!!! ^^

まあ、それを言いだすと、さらにそのずっと前の…、日本の占領期、というところも
その前の十五年戦争も…、その前の日本の海外への誤った野望も…みんなちゃんと検証
して来てはいないのだから、日本人はつくづく、ただ流れて行くといいますか、
お気楽なところのある民族だなあと思いますね。

ちょっと、日本の『旅がらす』^^と大親分の関係とですね、それから教えていただいた
『中国革命を駆け抜けたアウトローたち』の中の俗に『土匪』と呼ばれる人々との
違いはなんだろ~かな、と、結構真剣に考えていたところでした。^^
どっちもアウトローということでは共通しているのですが、なんか根本的な
違いがありそうな気がする。

この、ある意味『軽い』国民性の日本で、もっと政治を身近にひきつけて考えることが
『普通に』(プロでなくともね)できるようにしていくには、どうしたらいいのか、
ここは真剣に考える時期がほんとに来ていると思います。
SEALDsは、それを『解答』とはまだ呼べないまでも、一つのありようを提示
してくれたと思っています。

それはね。街頭に立っていてひしひしと感じる。
小学生とか中学生くらいの子供たちが、署名やビラに関心を持ってくれるのです。
それはほんと、大きな変化だと実感する。高校生は、う~ん…まだなんというか、
友だちと連れだって歩いている時は、だめですねぇ。空気を読むことが
身についちゃってるのかな。

ごく普通の一般庶民が、政治について気負わず当たり前に日常的に語り合える…
それが特殊な家庭のことでも個人のことでも何でもないそういう時代は、
日本に来ますかねぇ…。少し近づいているといいなあ…
だって。自分たちの暮らしのことですよ。
『市民運動家あがり』『プロ市民』などという蔑称がなくなるといいなあ。
『きょーさんとー』(なんか、こう書くと甘くておいしそうだ。爆)とか
『ニッキョーソ』(鳥の鳴き声みたい^^)などという、決まり文句を
見ず知らずの他人に投げつけることも。
それってそれ言うとき、すごく醜い顔してるけどなあ。自分じゃ見えないからな。

ふふふ。ブリンカーズ!(爆)

ありがとうございます。玄さんはいつも本質をがしっと掴んでくださるから
うれし~よ~!










民主党政権との比較、精神的自由

彼岸花さん、こんにちは。MATZ-TSです。

特に安倍さんは、「民主党のときより・・」とよく使う。そして産経は「返り討ち」が本当に好きですね。産経は、相手をどちらがやり込めたか、どちらが勝ったか、ということが一番関心があるのだろうか?

そういう記事は、三面記事的であり、大手マスコミの品格?はどうか、と思ってしまう。

一流新聞なら、もっと、政策論議の本質的な比較を乗せるべきだ。その意味では、他の新聞も、国会審議の結果の重要な点のまとめとか、各党の政策・提言の比較検討とかをほとんどみないのが不満です。

先日、毎日の熱血!与良政談に
http://mainichi.jp/articles/20160210/dde/012/070/016000c
こんな記事がでていました。同意しました。最近、NHKの朝7時台のニュースで、18歳選挙権の特集をやっていて、母の世話をしながらちらちら見ていますが、高校生の議論の方がよほど建設的、という気がします。

「表現の自由の優越的地位」についての民主党山尾議員の質問は、たまたま国会中継を見ていたけれども大変迫力がありました。もっと、民主党も他の野党も国会質疑の詳細を丁寧にアピールしてほしい。そこで、どの党が、しっかりした批判と建設的意見を言っているか、国民も真剣にみてほしい。でないと、主権者の義務を果たしていない、と感じます。
この宮武さんのBLOGでよく理解できました。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/31cb15b2832d2d649d0547d5b1eef6cb

この問題をを大手メディアがどう報じているか?
産経
http://www.sankei.com/politics/news/160215/plt1602150020-n1.html
想像通り。直接は「表現の自由」のやりとりを報じていない。
菅内閣の時の平岡法相の発言の趣旨をきちんとフォローし、比較論評すべき。
朝日
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12210463.html
これも、直接、表現の自由の優越性について書いていない。。

アベノミクスについても、本当は「成長戦略」が大事だったのだろうが、それが実質不発(というか、もとからしっかりしたポリシーがない? 軍事産業を伸ばす、位?) 、総括がない。 金融緩和と財政出動、しかなかったとすれば、長続きしないし、ひずみがでるのは当たり前。。 それを、今は、日本のせいではなく、外部要因(原油価格低迷、中国の成長鈍化・・)のせいにできていることも不思議。

もっと、財政再建、社会保障、少子化高齢化、産業と社会の活性化、地方の過疎、総合的にしっかりと考えないのだろう。これらの点で、きちんと与野党の政策を、選挙の直前だけでなく、日常的にメディアは比較し、自社の立場を明らかにすべき、と思います。

そういう意味で、最近のメディア(昔から?)には失望が大きいです。

彼岸花さんの「検証」、楽しみにしています!

んだ.んだ。まったくだ。

ふだんは,あべ=アホなことばか書いてるわたしですが。巧妙ですよねえ。ただのアホじゃない。

「レッテルはりの議論にはくみしませんっ!」とか「批判は当たりませんっ」とかいってりゃなんとかすんでた時代はもう,この夏で終わった,終わったんだということを,アベにわからせなきゃいかん・・・・いや・・・まてよわかってないままずっとそれを言わせてる方がいーのか。(言ってろぃ,それをー)

しかし・・・。とはいえ自民復権の前に民主党のダメさをみきった國民という姿が現実にあった。わたしは未だそのこともどーも納得できません。わたしはまあまあ民主党政権,素直にみていてよくやってるとおもってましたから。彼岸花さんもそうでしたよね 菅さんまではね・・・・・。

といっても,最悪の尖閣国有化という暴挙をなした野田政権でさえ,わたしは自民党のタカ派政権よりはましだとおもいました。
けっきょくですね,

民主を批判しないとバカにされる,民主擁護してバカにされたくない。

という風潮があったことはたしかですね。
客観的に考えれば,無党派層とは・・・・まあ所詮そういうもんなんでしょーけど。

寧ろ自民支持者の中で心あり客観的評価もできる人は民主をそれほど悪く言ってない印象をわたしはもちましたんです。政権交代中。自民の情けなさダメさを自民支持者はよくわかっていたわけですからね

とはいえわたしは民主に一票入れる氣は毛頭ありませんがw

日本人は政治的感性がない,政治を熱く語られると一歩引いてしまう,選挙もいかない,無党派層も含めそういうひとたちを,

そこから変えていこうとしたSEALDs(とわたしはおもいます)は根本的構造的な問題をよく見据えていた,と言えるのではないでしょうか。あらためてそうおもいます

わたしは,やはり今度の選挙,18歳から参加するというところに,大きな望み…・楽観的に過ぎるかもしれませんが・・・・をもっています。
何よりこれから彼らの時代なんですから。

団塊アンポ世代とちがってまったくノンポリのわたしの世代では, 
政治を勉強したり,興味をもってるものもだれも社会に向かってSEALDsの学生たちのようなこといいませんでした。
それがずっと政治を見てきてなにもなしえなかったわたしのこのごろの反省,自愧です

しょせん彼らの行く末。かれらががんばるんだ,という若者の意志,尊く
すばらしいですし,またそれ以外に何ができましょう,ということも思います。

かれらについて,懸念が先にたつ年長は,自分の時代のことだ,と気負い過ぎてる,特に安保法案関連では思い過ぎてるところもありましょう。今まで何もしてこなかったくせに。という・・・・

そして一度や二度の政権交代(村山政権もありましたね)ではだめ,
「そんなに簡単に急激には変われないだろう,この日本のダメさは,ずっと続いてきたんだ,」

もし彼ら若者がそう思っているとしたら,なんの面目があってかれらを批判できるでしょう。黙って応援したい,と,つくづくそう思います。
個人的にはもはやヒコクミンのわたしですが・・・。
これまで何もできず・・・・イラク戦争に賛成する日本,自衛隊の防備を無制限に拡大させ,国の借金をふやし・・・・・そういうわたしたち,その一人なんですから

記事とはなれちゃったかな?ごめん・・・・こブリンカーズつけてない彼岸花さまへ!

こうした記事のせてくださってありがとう,です。心から支持します~~
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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