『5月3日に ②』


さて。
有明の防災公園での憲法集会が終わって、豊洲からどこへ向かったか。



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有楽町、東京国際フォーラムにおけるフランス発の音楽祭『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』。
昨年、その前の前の年と…ここ毎年5月の三連休は、一日をこのコンサートに過ごしてきました…
ただ、今年は、3月、ぼんやりしていて、チケットを購入し損じてしまった…
慌てて気づいてチェックした時には、聴きたい演目はどれもこれもチケット売りきれ。
仕方ない…今年はチケット購入は諦めて、とにかく顔出すだけは出してみました。

というのは、この大規模なコンサートは、広い国際フォーラムだけでではなく、丸の内エリアに
至るまであちこちの会場で無料コンサートなどが行われているからです。

国際フォーラムでは、ガラス棟とA~Dホールの間の地上ひろばにたくさんの屋台が出ていて、
そこで食べ物買って、屋外特設ステージで演奏される音楽聴きながら休むことができます。
まずここで簡単に腹ごしらえ。
私が休んでいた時は、『東京セルパン・トリオ』がグリーグなどの『蛇』を主題にした
音楽を演奏していました。
『セルパン』という、あまり聴いたことのない楽器は、17世紀~19世紀に教会や軍楽隊で
広く使われたフランスの古楽器なのだそうです。その名セルパンも「蛇」の意。
日本初のセルパンのトリオということで、なにかすごく不思議な音色でした。
異国情緒たっぷり。




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次に向かったのがここ。
丸の内「一号館広場」。
目的は、そこ一号館美術館で行われている展覧会なのだけれど、ブリックスクエアなど
ビルとビルの間に設けられたこの気持ちのいい一号館広場でも、無料コンサートが
行われていました。




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こんなふうに、多くの人が思い思いに場所をとって、奥で演奏されているサックス四重奏に
聴き入っていました。




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私は展覧会場に入ります。
三菱一号館は、1894年竣工の、丸の内初のオフィスビル「三菱一号館」を、
赤レンガづくりや当時の内装まで忠実に再現した素晴らしい建物です。
 


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展覧会は、『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』。
この展覧会の予告、以前、新聞で見て、行ってみたいなあ、と思っていたのですが、
ラ・フォル・ジュルネ~などと連携して、ちょうどこの時期にやっているという絶好のタイミング。




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この『『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』展は、フランス、ガリエラ宮
パリ市立モード美術館から来た、オートクチュール(高級仕立て服)の歴史を物語る
約70着のデイ・ドレスとイブニングドレス、そしてバッグ、手袋、帽子など服飾品や
デザイン画などによって構成されています。
かつて貴族や豪商の夫人・子女たち、パリの高級娼婦などを顧客として、一点ものの
『美術品』とも言えるような服を作り続けてきたクチュリエ(オートクチュールのデザイナー)
たちとそのメゾン(店)またお針子たちの技が伺える展覧会なのです。

真珠、ビーズ、スパンコール、ラインストーン、刺繍、ブレード、毛皮、鳥の羽、鋲、レース、……
ありとあらゆる装飾素材を、技の限りを尽くして縫い上げたドレスの数々…
その技(と根気)は圧倒的でした。

おそらく服飾関係のひとと思われる若い女性たちや男性たちが結構たくさん
見に来ていて、なかなかドレスの近くに近づけない…
この部屋だけは、撮影が許されているので、みんな写真撮っていましたっけ。




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ジェローム、による、1925年ごろのイブニング・ドレス。
アール・デコ様式というのかな。ローウエストで直線的なシルエット。
このドレスは、アメリカの鉄道事業の大物、ジェイ・グールドの娘アンナが着たものだと言う。


ふ~ん…むむむ…
あまり高級すぎて、高級品には縁なき衆生の私には、古き良き時代のドレス類は、
溜め息が出るだけで、なにかドレスそのものへの感動は少なく、むしろこれらのドレスを
かつて着た女性(ひと)たちの肉体と、その心を想像して、生々しい悩ましさを感じました。
みんな、すっごくウエストが細い!!!
どんなことを想って、これらのドレスに身を通したのでしょうか…
歓喜、憧れ、…倦怠、…嫉妬、…憂愁…





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ここら辺になると、私などにも少し親しみが感じられるようになるかな。
左は、ヘンリー・クラークとクリスチャン・ディオールの、1956年春夏コレクションの
ファッション写真。
私は、女性服のラインとしては、この1950年代くらいのものが一番好きです。
右の服などは、帽子はともかく、今でも着たいくらい。






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う~ふ…
すっかりなんだか気分的に満腹になって、外に出ます。
この日の丸の内は、風が強くて、街路樹が揺れ、吹きちぎられた葉っぱが石畳に落ちていた…




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旧丸ビルの面影を残す丸ビル。



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ここでも、『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』の一環である無料コンサートが
行われていた。東京藝大学生による金管十重奏。
本当は、ゆっくり音楽も聴いて食事もどこかでして帰りたかったのですが、盛りだくさんな一日で
時間がなくなってしまいました…
仕方ない。帰ろう…



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いつもの東京駅。



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三菱一号館美術館のミュージアムショップで買ってきたおみやげ。
ミントチョコと、いい香りの石鹸2種と、薄い生地のハンカチ。

ここのカフェに寄りたかったのだけれど。



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Re: んさんへ

んさん。こんばんは。

ご立腹ですね。^^
でもなあ、毎度のやり口だから、記者さんたちもそう驚いてもいないのでは。
向こうが『見せたい』と思うところしか見せてはくれないし、
宣伝に使われるということもわかっているはず。
テレビ見る者もそう期待してはいないし、あらかじめセッテイングされた
綺麗な工場など見せられても、『ほほう。北朝鮮は発展してるなあ…』とは
誰も感心して思わないでしょう。
んさんおっしゃるように、むしろ国内向けじゃないかな。

んさん。ありがとうございます。


北の・・・

ふざけてるよな、海外メディア呼びつけて取材させないなんて。

「ふざけんな!呼びつけておいて取材はするな!なんて、なめとんのかっ!」と怒りを顕にしてとっとと出国する気概が欲しかったね。

そもそも、取材の価値無しと最初から取材班を出さなかった韓国・・・同じ民族だけあって「流石じゃ!」とわしは感心したよ(笑)

卑劣な罠(後ほど北の情報操作に使われるのは目に見えてる)に手玉に取られてる海外記者(日本もな!)マヌケを通り越して哀れに見えてきたよ。

Re: んさんへ

んさん。こんばんは~。

ほんとですね。一体何を約束してきたのやら。
やたら世界を回って、お金をばらまいていますが、安倍さんのお金じゃないのにね。
お金をばらまいても尊敬される国になれるわけじゃない。
ただプーチンと会ったというだけで、まだ成果でも何でもないのだけれど、
これも参院選の宣伝に使うのでしょうね。
今度の欧州諸国への外遊も、一体何が目的なんだかわかりません。
そんなことにずいぶん国費も使ったんだろうなあ…
どこを向いて政治してるんでしょうね。

んさん。ありがとうございます♪


売国

まがいの外交しかできんのか?

日露首脳会談・・・まず「北方領土返せよ!」だろがっ!

安易な融資ありきからの交渉なんてありえない、その融資金は税金だぜ!血税だぜ!信用できない国に融資するくらいなら消費税をあげるんじゃねぇよ!



Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん。こんばんは~。

ああ、5日においでになられたんですか。
もしかしてもしかすると3日だったりするかもしれないと、それとなく
同年代の紳士に目をやってみたりしてましたよ~~~(笑)
『ラ・フォル・ジュルネ~』も、年年、チケットの売り切れが早くなって
行っている気がしますね。それだけ人気が高まってきたということでしょう。^^
来年は、早めにチェックしなくちゃ!

空き時間。あると『どうやってこの間、時間つぶししようかな…』と思うのですが、
実際はあっと言う間に経ってしまいますね。国際フォーラムは広いので、
トイレにいったり食べ物のお店物色したり座るとこ探したり、うろうろしてる
だけで結構時間が過ぎちゃう。
屋台のワインを。
あ、そりゃ、眠くなっちゃいますね。(爆)
私も例年のごとくサングリアを飲みながら、座って、蛇使いの音楽みたいなの
聴いてたら、猛烈に眠くなっちゃいました。^^
山手線一周で爆睡とは、そりゃまた風流でおっされ~!ですね(爆)
なかなか日常でできることではありません。^^
師匠のばやい、宵の時間のお楽しみ、ということがありますから(笑)、
エネルギー蓄えておかないと、ですね。
私はいつも、『午後5時のシンデレラ』(爆)。たまにゃあ、夜の街を
彷徨してみたい。

師匠の『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』記事。楽しみに伺います~!



こんばんは。

三日に行かれたのですね。

私は昨日五日でした。

三菱一号館の「オートクチュール展」。
案内板をちょっと眺めて広場に直行です^^

この日は物凄い暑さで、半袖で来ればよかったと思ったほど。
最初のプログラムが11:30から、次の公演が17:00ですから、
その間いろいろ企んでいたのですが、
屋台のワインを呑んだ途端動きたくなくなりまして。

何をしたかというと、有楽町から山手線で一周の睡眠稼ぎでした(笑
一時間ちょっとを140円で船を漕いできたわけです(^^ゞ

夜に備えるためでもありました(笑!

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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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