『日本国憲法をなぜ守りたいか その2 憲法と私たちの暮らし 』

               

Q1:憲法って、私たちの暮らしとどう関わってるの?あまり実感がないんだけど。

こう感じる人は多いのではないでしょうか。
だが、憲法というものは、その国の根幹をなすものです。
憲法は、私たちの実生活と関わりがないどころか、私たちの『生』を決定づける
重大きわまりないものなのです。

いい例が、一昨日5月16日の衆院予算委員会の論議の中にありました。
まずはこの新聞記事を読んでください。その日の産経ニュースです。

『安倍首相が民進・山尾志桜里政調会長に「議会の運営を少し勉強してほしい」 
キレた山尾氏は「男尊女卑政権だ!」』

   16日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が、質問に立った民進党の山尾志桜里
  政調会長に「勉強した方がいい」と“忠告”する一幕があった。
   山尾氏は今年1月の衆院本会議で首相が「政策を国民に提案することから逃げて、
  逃げて、逃げ回っているようでは、国民の負託に応えることはできない」と民進党を皮肉った
  ことに対し、(民進党は:彼岸花註)保育士の処遇改善など議員立法による対案を
  示してきたことを説明し「なぜ私たちの提案から逃げて、逃げて、逃げまくっているのか」
  と述べ、首相が審議を拒否しているとの反論を展開した。
   首相が「国会で議論してほしい」と述べると、山尾氏は、首相の意向で環太平洋戦略的
  経済連携協定(TPP)を巡る質疑が優先的に行われたと主張し、首相が主導して対案を
  審議するよう求めた。
   これに対し、首相は「山尾委員は議会の運営を少し勉強してほしい。(法案を)国会に
  一度付託したら委員会で決めることだ」と国会運営のイロハを説明した。
   興奮冷めやらぬ山尾氏は、首相の姿勢を「女性活躍政権ではなく、男尊女卑政権だ」と批判。
  首相は「誹謗中傷だ。議論をすり替えている。だから議論が軽薄になる」と非難した。


これだけ読むと、山尾志桜里議員は、国会のイロハも知らぬただの感情的な女性野党議員、
というふうな印象にうつらないでしょうか。なぜ、『男尊女卑政権』などという言葉がここで
山尾氏の口から出てきたのか全く分からない。
いかにもともと偏った新聞といえども、これでは、『報道』の体をなしていません。

私はこの日の予算委員会審議をテレビで見ていましたが、山尾議員が『男尊女卑政権』
と口にしたいきさつの実際はこうでした。産経記事では以下の部分がすっぽり意図的に
カットされてしまっています。

政府側の、あれは、塩崎厚生労働大臣だったかな、
『保育士の給与が今はまだ低いから、これを働く女性の平均賃金のレベルにまでは
持っていく』、という発言に、彼女が噛みついたのです。
厚労大臣だけでなくそれを安倍総理までもが追認したので総理にも噛みついた。

『なぜ、働く女性の平均賃金を基準にするのか。男女合わせた全労働者の
平均賃金と比べるのでなければおかしいではないか』
『それは男女間に賃金格差があることを最初から容認している考え方だ』
『しかも、なぜ、保育士の仕事を、「女性の仕事」と決めてかかるのか。
それは、男女の役割を固定化して考える偏見ではないか』と。

そもそも保育や介護の賃金が全産業に比べてとても安いのは、保育や介護を
家でやるのは女性の務めだという認識、あるいはその仕事が仮に社会化されても
女性が担う仕事だ、というような暗黙の先入観が社会に今なおあるからではないか。
その本質的なことに気づかず、そのような答弁をするとは、女性活躍政権どころか
男尊女卑政権だ、というようなことを厳しく批判したのです。
私は、この山尾氏の意見を尤もだと思います。
とりわけ、保育士の仕事とそれに携わる人々が置かれた労働条件の悪さについての
政府の無理解への批判は、まったく本質をついていると思います。
『全ての家事、保育育児、介護は、女がもともと家でやるべき無償の労働である』という
暗黙の了解は、私たち国民の中にもありはしないでしょうか。その偏見が、
『保育』『介護』という職業の賃金の低さに関係してはいないか、というようなことを、
この山尾議員はずっと指摘し続けて来ているのです。


さて。ここからが憲法の話になります。
『家族』に関連する憲法の条文を見てみましょう。
まずは、現行憲法であります。


(家族、婚姻等に関する基本原則)
第二十四条
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、
相互の協力により、維持されなければならない。
②配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関する
その他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、
制定されなければならない。

自民党改憲草案では、この現行憲法の条文の上に、新たな項を付け加え、
『家族』というものを規定しています。それを第一項にしているのです。

家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。
家族は、互いに助け合わなければならない。


これは一見麗しい美徳をうたった条文のように聞こえるけれども、
家族の助け合い、などということは、心の問題であって、憲法で規定されるべき
ものではないのではないでしょうか。これは『道徳』の問題であって、『法規範』として
国民を縛るべき性質のものではないように私は思うのです。
これを憲法に規定することによって、裏を返せば、家族の問題は家族間で解決せよ、
ということになって、国が負うべき責任を回避することに結び付きかねないとも思います。

それでは、実際問題として家庭の中で現実に、育児、家事、介護、を担っているのは、
男性でしょうか女性でしょうか。・・・・・・数の上では圧倒的に女性が多いと思います。
つまり、自民党の改憲案は、暗に女性の負担をますます重くするものです。しかもそれを
憲法の条文にして『義務化』してしまうとは。

その上、この政権は、『女性活躍社会』などということを、選挙向けのうたい文句に
していますよね。
保育所が不足しているから女性が思うように働けない←保育士の待遇が悪いから
なり手が少なく辞めていく人が多い←『保育士は女の仕事』という社会(政府を含め)の思いこみ
がある←そもそも、家事、育児、介護は女が家にいてしっかり行うべきという社会(政府を含め)の
暗黙の先入観←さらに、憲法で、家庭の自助努力を義務化する


この悪循環を、山尾議員は厳しく突いたのではなかったでしょうか。これでは女性が
活躍できるはずがない。『女性活躍社会』をうたい文句にする政府自身の認識の内に、
それと真逆の、男女の役割についての固定観念があるのではないか、そのことを指して
『男尊女卑』という言葉を使ったんだったろうと私は思います。

ところが、産経新聞などは、その山尾議員の真情を全くカットしてしまって、
国会審議の取り上げ方に関する論議から、いきなり『男尊女卑政権』発言に飛躍して
伝えています。『国会運営のイロハを知らない興奮した女』という印象付けです。
これは意図的に山尾議員を貶める情報操作です。
さらには、その日の午後の審議で、おおさか維新の馬場伸幸幹事長が、この山尾氏の
『男尊女卑政権』という発言を、『ヒステリック』『懲罰ものだ』と批判している。
(これも産経報道)

私が委員会審議をテレビで見ていた限り、山尾議員が『ヒステリック』になっていたなどという
印象は全くない。ただ、的を射た厳しい追及だなと思っただけでした。

さらに言えば。
山尾氏の質問の前半部分に関したことですが、安倍政権が、行政府として
『行政権』行使をその責任下に置いて執り行うことに何の問題もないわけですが、
国会という『立法府』の役割を軽視しているようなところは、これまでも散見されたように
私には思えます。山尾氏も指摘していたことですが、議会における総理自身の品のない
野次(それも、野党女性議員に対して目立つ)などは、行政府の長として立法府の尊厳
を汚すもの、と言われても仕方ないのではないですか。
2015年5月28日のの衆院平和安全法制特別委員会において、辻元清美氏に対し
『早く質問しろよ』などという野次を飛ばした感覚などは、
『総理、あなたこそ、国会運営のイロハ、国会の尊厳を知らないのではないですか』
と言いたいくらいです。
さらに、ここにはそれこそ、安倍氏の意識下での女性議員に対する蔑視を、私などは
感じたものです。相手が弱い立場の者だと居丈高になる態度。あるいは小馬鹿にした態度。
例えば、年配の共産党男性議員に対し、安倍氏は同じ野次を飛ばせたでしょうか?

日本国憲法では、『三権分立』をくっきりと謳っています。
世界的な流れかもしれないけれど、とりわけ今の自民党政権は、『行政権』を振り回し過ぎ
というように私には危惧されてなりません。自衛隊の集団的自衛権行使容認を含む
安保法制の採決がどさくさまぎれに議事録もとられない中で強行されたことなど
立法府の危機とでもいうべき事態に関しては、追及されると今回と同じように、
『議会がやることですから』と逃げ、国会で政府としてしっかり答弁するべき時には、
『私が総理大臣なんですから』と、行政府の長であることを黄門さまの印籠ででも
あるかのように振りかざして、誠実な答弁をしない。

こうしたことをひっくるめて山尾議員は、批判したんだと思います。
彼女のこれまでの議論を聴いていると、それはよくわかります。
しかし、産経の報道でしか、この一連の山尾氏の質疑を知らないで判断すると、
三権分立や憲法24条などこれらの憲法の理念にもかかわる根本的な問題点は、
一切伝わってこないです。山尾氏という女性野党議員を貶めているだけ。

もう一度、憲法に戻りますが、
今の日本国憲法を、自民党は『GHQによる押しつけ憲法』と言って、ずうっと変えたがって
きました……
確かに『押しつけ』的ではあった。私もそれは認めます。
だが、出来上がったものを見れば、私はこの急ごしらえの憲法が、奇跡的に優れた
ものであったと思わざるを得ないのです。
『個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚』した、この憲法24条の条文は、
どうやって生まれたか皆さんご存じでいらっしゃるでしょうか?

『個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚』
…これ、たったこれだけの短い文言ですが、ここにどれほどの人類の長い歴史から
学んだ叡智と願いが籠められていることか!
この願いは、まだ、世界で蹂躙され続けています!


確かに現日本国憲法の草案は、GHQ、マッカーサーの指令により、『法律のほぼ素人』
たちによって、1946年2月4日から12日までのわずか9日間でまとめ上げられたものです。
その素人たちの中に、まさに法律の全く素人、ベアテ・シロタ・ゴードンさんという
若い女性がいました。
彼女については詳しくいつか描くけれど、シロタ。と言っても日系ではありません。
両親はロシア、キエフ生まれのユダヤ人。父はレオ・シロタ。『リストの再来』とも言われる有名な
ピアニストでした。ベアテは、その両親と共に1929年から1939年まで、5歳から15歳までの
少女時代の10年間を日本で過ごしているのです。第一次大戦後の欧州の不況の中、父のような
芸術家の活躍の場が狭められていたからです…
ベアテは、ロシア語、ドイツ語、フランス語、英語、ラテン語、そして日本語を話しました。



ベアテ
    写真は、映画『ベアテの贈りもの』から拝借しました。




1945年、アメリカで大学を終えたベアテは、GHQ民間人要員の一人として採用され、
再び日本の土を踏みます。GHQ民政局政党課に配属。政党課は、日本の政党の調査と
民政局が全力を挙げて推進していた公職追放の調査なども分担してはいましたが、
基本的には『人権』に関する部署でした。

ベアテは、その民政局で、マッカーサーの命により、憲法草案の『国民の基本権』に関する条文
の草案作りを担当
することになります…

『個人の尊厳と両性の本質的平等』を、明確に謳った日本国憲法第24条は、実はこの
わずか22歳のベアテが書いたものです。
ベアテは日本で暮らした多感な少女時代の十年間に、戦中の日本の女性の地位の
極めて低いこと、貧しさの故に身売りする少女たちのことなどを見聞きしていました。
また、レディ・ファーストの国と俗に言われるアメリカでさえ、女性に対する差別はまるで
解消されてはいないことを学んでいました。
実は、アメリカ憲法には男女平等を明確に謳った条項が当時のベアテの頃も今でもありません。
ERA(Equal Rights Amendment、男女平等憲法修正条項)が、1923年に起草され、
1972年に合衆国議会で可決されましたが、1982年までに成立に必要な数(全州の4分の3。
50州のうち38州。)の州議会の批准を得られず、不成立となったままです。

ベアテは、この24条に該当する部分のみでなく、日本国憲法に、その他に、『教育の無料化』
『児童の医療費無料化』
『児童の労働搾取の禁止』『私生児の差別禁止』…そして、
『妊婦と乳児の保育にあたっている母親は、既婚、未婚を問わず、国から守られる。
彼女たちが必要とする公的援助が受けられるものとする』

などという、当時としてずば抜けて先進的な、条文も書きいれようとしていました。
が、民政局の決定によって、彼女の必死の訴えにもかかわらずこうした条文は削られました。
だが、
第14条『すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分
又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。』

にも、ベアテの考えは残っているのです。

1946年3月4日、GHQ本部となっていた第一生命ビルで、民政局が作った憲法草案を、
日本側とアメリカ側が逐語訳していくという会議が行われました。
GHQの突きつけた憲法草案に仰天した日本側の翻訳が遅々として進めれらなかったため、
業を煮やした民政局が、それでは一緒に逐語訳して行こうということになったのです。
日本側からは、 松本烝治国務大臣、佐藤達夫法制局第一部長、白洲次郎終戦連絡事務局
次長、外務省の小畑薫良、長谷川元吉が出席していました。
語学に堪能なベアテは、通訳の一員としてその場にたまたま出席させられていました。

逐語訳は進んでいき、ベアテの担当した現24条のところに来た時、ベアテはこういう
日本側の発言に驚きます。
『女性の権利の問題だが、日本には、女性が男性と同じ
権利を持つ土壌は無い。日本女性には適さない条文が目立つ』


しかし、アメリカ側のケーディス大佐は、マッカーサーが、婦人参政権をなすべき真っ先の
項目に挙げていること、女性の解放を望んでいること、を伝え、さらに、その条文が、
ここに同席しているミス・シロタが、日本女性の解放を願って一心不乱になって
書いた条文であることを伝えます。
佐藤法制局第一部長や白洲次郎氏はびっくりしたらしい。ただ親日的な一通訳の女性と
みなしていたからでしょう。しかし、それで24条は通って、今も憲法にあるのです!

さて。山尾志桜里議員の、保育士の給与に関する国会質問から、話が1946年
日本国憲法が生まれた年にまで遡りました…
これを読まれて、皆さんは、「なあんだ!やっぱり、日本国憲法は、ただの素人の
アメリカ人が作ったんだなぁ。そんなものを我々は今もありがたがっているのか!」
と否定的に思われたでしょうか…
私はそうは思いません。
憲法の成立の事情や過程はこれからも詳しく書いていきますが、この24条が生まれた
過程だけを見ても、ここには、日本人だからアメリカ人だから、法の専門家だから
素人だから、などという違いの言いたてを超越した、人の智と理想が凝縮して込められて
いるのだと感じます。
ベアテが、さらに通そうとしていた、妊婦と育児中の女性に対する国による手厚い支援は、
今、この日本で実現しているでしょうか?
妊娠を告げると職を失う、ということはまだ当たり前のように横行していませんか?
育児中の女性は、十分に環境や待遇を保証されているでしょうか?
山尾議員が問題にしていることは、まさにそのことだったのではないでしょうか?


『日本には、女性が男性と同じ権利を持つ土壌は無い。』と言ったのが、当時の
日本側出席者の誰かは知りませんが、この男性の意識は、今もそのまま、今回の
厚生労働大臣や首相の発言の中に、『無意識』に、今も厳然としてあるのではないでしょうか。
ベアテは、男女間の同一労働同一賃金、ということも憲法に盛り込もうとしていた……
上にも書いたように、当時のアメリカには(そして今もまだなお)、『男女の平等』と
いう憲法上の条項がない時代に、そうして、アメリカ・日本を問わず、一般的に言って
知性的な男性たちの意識の中にさえ、まだ男女の平等という明確な概念への理解が
乏しかった時代に、一人の無名の若い素人の女性が、第24条を日本国憲法の中に
必死でそっと忍び込ませてくれたのです!
その24条を、自民党は、再び古臭い『家庭観』『国家観』の中に閉じ込めようとしている
のです。


私は、『世界の憲法集』という本を買って、折があるごとにちらちら読んでいます。

私は、現日本国憲法の各条項が、今なお極めて先進的に
優れていると思う故に日本国憲法を守ることを決意します。






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Re:MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こんにちは。

そうでしたね。ベアテさんのサイン入りの本。いいなぁ! ^^

安倍さんが、自分のことを『立法府の長』と言ったの、私この時の委員会、
テレビで見てたんですが、それは気がつきませんでした。(苦笑)
あの厳しい山尾さんも、その時は気がつかなかったみたい。他の論点に
集中していたからでしょうね。
安倍さんは、この言い間違いを結構何回かしているようですね。『自分は
立法府の長』と言って、そばにいる官僚から注意されるとか。
でも、ひょっとして確信犯?
…まあ、そういうことでもないでしょうが、安倍さんの心の中には、
『自分がこの国の長だ』という意識が良くも悪くもとてもあるから、なにかにつけ、
『総理大臣の私が言うんですから』とか、『自分は立法府の長だ』とか言う
言葉がつい口をついて出るのでしょう。
国会において与党の圧倒的議席数をその背中に背負っているものだから、つい
『万能感』を抱いてしまうんじゃないかなあ…
第二次政権後、選挙にも過去三回勝っているので、余計に『自分は国民から
全てを任されているこの国の長なんだ』という気負いと思い上がりがあるんじゃ
ないかな…。
今度の参院選では、どうしても、一度、この思い上がりを挫く必要が
ありますね。国会議員は国民に信託されて議会に上がってはいるが、飽くまで
国民の代わりに議論をしているのだという自覚をしてほしい。そしてその
中から選出される内閣総理大臣もまた、『全権』を託されているわけではないですよね。
なんか安倍さんは、『全能感』を抱いてしまっている感じ。
三権分立、への謙虚さに欠けている気がします。

香川が共産等で一本化するとはすごいですね。香川には玉木議員という民主党内での
なかなかしっかりした論客がいるので、このあたりが民進の英断(と言っておこう)
に関与したかなあ。わかりませんが。
あとは、佐賀県と三重県ですね。

私ね。今回の選挙は、参院選で改憲勢力に三分の二を与えない。自公に厳し~~~く
お灸をすえる、国民は安倍政権に全権委任したわけじゃないんだぞ、ということを
突きつける、ということを目標、ということでいいんじゃないかと思っているんです。
つまり、衆参にねじれを起こさせること。安倍政権にNO!を突きつけること。
それが第一義。

自民党に腹も立つけれど、共産党は怖い。民進党にはがっかりしている。
と言って、社民や生活はもう弱小過ぎて、どこにも票を入れるところがないから、
今回もまた棄権する、あるいは仕方ないから自民に入れる、という人たちが
すごく多いわけですよね。その人たちに、このことを伝えたい。
今度の選挙は、以前、民主党にきつ~いお灸を据えたでしょ、あれと同じですよ。
とにかく、安倍政権に完全に満足しているわけじゃないんだぞ、ってことを
示すためだけの選挙でいいと。
それなら、自公政権はまだとりあえず続くわけでしょ。共産党が政権握る
わけでも何でもない。だから安心でしょ。
とりあえず、こんどは、やりたい放題の安倍政権にNO!というだけ
でいいんです、って。参院で反自公の野党が多数を占める、という状況にとりあえず
持っていくこと。
昨日、小林節さんの対談会に行って来たんですが、自民も嫌だけど共産党はもっといや。
民進党にはほとほとがっかり、投票するところがない、という無党派層のひとは、
小林節さんらの『国民怒りの声』(比例区のみ)。ここに票を集める♪

とにかく今度の選挙は、安倍政権にお灸をすえる!これでいいと思うんです。
その一点で、野党も国民もまとまればいい。
政権を獲った時の政策の整合性、などということを気にしていると、突っ込みどころ
満載で、与党の土俵に引きずり込まれてしまう。
政権内での整合性の無さ、なんていうことでは、現在の自公だって、ほんとうは
水と油のようにその基本姿勢は違うんですから、野党のことを『野合』だの
なんだの言えた義理じゃないですよね。

とりあえず、安倍政権をストップした後、民進党は、解体すべきですね。
前原、細野、長島ら、を追いだせばいい。追いかける必要ない。
民進党内のリベラルが、他の反自公野党と共闘を組んで、『反自公』の
旗印を明確に掲げるのです。共産党と無理にいっしょになることもない。共闘できる
ところで共闘して行けばいいのです。
その姿勢を明確に民進党執行部が打ち出せば、たぶん、日和見主義者たちは
居残ります。
要は、国民が右往左往しないで、『反自公』をしっかり応援していくことだと思います。
そして、長期的には、既成政党に頼りきり任せきりにするのでなく、自分たちの内から
しっかりした政治家を育てていくことですよね~~~。

今のところの私の考えは、そんなところです。ベスト、というわけじゃ無論ないのですが。
一番の問題は、若い人にどうやったら、もっと政治に関心持ってもらえるか、ですね。
政治は遠くにあるものじゃない、あなたの暮らしそのものが政治と関わって
いるのだ、ということを、なんとかして、このブログでも伝えていきたいと願うのですが…。
書くのが遅くて、想いに追いつきません…(笑)

いつもありがとうございます~!
MATZ-TSさんは、政党などにも直接働きかけて、ほんとにすごいですね。
国民の声を直接そうやって届ける、それってすごく大事なんですけれどね。
私は、そっちの方の努力が欠けているのです。(苦笑)
また、衆院選についてはお考えなど教えてください!






No title

こんにちは。MATZ-TSです。

彼岸花さんに薦められて、ベアテさんの「1945年のクリスマス」の古本をAmazonで買ったら、なんとサイン入りだったことを思い出しました。

安部首相が行政府の長だと理解しておられればよいのですが、どうもそのあたりが不安です。山尾議員とのやり取りでも、「自分は立法府の長だ」と言われたそうですが・・・
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9cb2f7975cfb6cb8b0c484e0623b32cc

言い間違いではない感じ。。。 三権分立がおかしくなるのもむべなるかな、という気がします。

ところで、香川県で共産党の候補が野党統一候補になったそうで、野党共闘もようやく進んできたような気がします。ただ、野党の連合政権という事態になったとき(そこまで行けばよいですが)、その在り方や今後について、あまり具体的なことを聞かないのです。

この件について、先日から共産党に問い合わせて、共産党の考えはある程度理解できてきました。

衆議院の場合、政権選択の問題が出てくると思うので、もう少し自分なりに整理してみたいと思います。

Re: んさんへ

んさん。こんばんは!

顔文字。『呆れて開いた口がふさがらない』ってやつですね(笑)。

ほんとに。どうしてまあ~…こう、ろくでもない政治家ばかりなんでしょう。
ちょっとひどすぎますよね。というか、何か『せこい』『みみっちい』感じがして
情けないですねえ…

都議会が、これまた私の見るところ、一部議員を除いてあまり…
ちゃんと追及出来ますかねえ。
もし舛添氏が辞めたとして、その後に来るのが誰になるのか、というのも
また問題です。宇都宮健児さんがなるといいな。この人こそクリーンで、そして
硬派の人権派の弁護士さんですからねぇ。

んさん。ありがとうございます!

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。ありがとう~~~!

はいっ!お言葉に甘えてそうさせていただきますね。
鍵コメさんへの感謝の気持ちも、記事につぎ込んで、^^集中して書いていって
みたいと思います。
ありがとう!(ぐしぐし!眼をこする)

書こうと思うことが膨大すぎて、書いていく順番がまだ頭の中で整理しきれて
いないのですが、とにかくとっとと書かないと間に合わないので、思いつく
ところから書いていこうと思っています。

鍵コメさんの応援。ぐっと力になります。^^
うれしいや。ありがとう~~~~~♪

・・・(・0・;)あ、

酷かったね、都知事の会見。

開いた口が塞がらないというか・・・

何なの?「馬鹿の一つ覚え」の如き同じフレーズの繰り返しの応対で・・・

1万件以上の苦情電話にも「かえるの面に小便」くらいに思える不遜な態度。

反省は全くしてないよねあの態度じゃ、弁護士が「法には触れて無いから大丈夫ですよ!」と言われればそれを言質にしてまだまだその地位に居座りそうだし。

6月からの都議会でしっかり追求しろ!都議どもっ!

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Re:しほさんへ

しほさん。こんばんは~。

ある意味で安倍さんはわかりやすいひとですね。^^
お坊ちゃんなんだなあ…と思いますね。
いつかも、『私の給料が仮に月50万、妻のパート収入がその半分の25万
と仮定しまして』とやって、『月に25万もパートで稼ぐ主婦がいったい
どのくらいいるんだ!金銭感覚がなさすぎだ!』と、ネット空間で
突っ込まれていましたが、ほんと。パートで25万はなかなかもらえないぞ。^^
そうですねえ…シングルマザーの大変さ、などというものは、なかなか
わからないだろうなあ…

私ね。日本国憲法、短い時間で、よく作ったなあ…って、しみじみ思うんですよ。
ベアテさんは、何か国語も読み書きできるから、その能力を生かして、世界の
憲法資料を、焼け野原の東京の街駆け回ってかき集めたらしいです。東京大学や
日比谷図書館や…
一方、日本側の憲法草案作成者たちは横着でしたね。大日本帝国憲法に
ちょちょっと手を入れてお茶を濁しておけばそれで通るだろうと思っていた…

いいものは、誰が作ろうといい。

ほんとそうですよね。私も、もし日本側の作った草案が、GHQ案より優れていたら、
今、こんな反対してません…第一そうであったなら、GHQ案そのものも
作成されなかっただろうし。
自民党が2012年4月に出した憲法草案が、これまたひどいので…。

婦人参政権も、そうですね。GHQによって、言わば上から完全な参政権が
認められるまでに、多くの戦いがありました…。
今でも、女性たちがもののように売買されたり汚されたり殺されたりする国が
たくさんたくさんある…
日本だって、戦争に負けるまでは、その『女性観』たるや、野蛮なものでした…
いや。今でも、一部そうですね。

私も、選挙はずっと行っています。
今度の参院選も、みんな、棄権しないで行ってほしいなあ。
一票の力は、国民が思っているよりずっと大きいと私は思います。
その考える叩き台になるようなもの書けたらなあ、と思っています。

しほさん。いつもどうもありがとうございます♪

No title

そうです。
家事育児介護は女の仕事と思っているし、大前提でもあって
女、老人にもGDPを増やすために使おうと思いついたものだから
『カツヤク』だなんて言い始めたのです。
付け焼き刃ですからすぐ地金が出ます。
安倍首相には 働く主婦 の日常が想像出来ないと思います。
お手伝いさんのいない 専業主婦 の日常も同様ご存知ないと思います。

日本国憲法は第二次世界大戦が残した遺産だと聞きました。
いいものは 押し付けでも いい じゃありませんか!
納税額の少ない貧しい男にも、全ての女にも…
選挙に行けるようになった戦後は素晴らしいです。
その点においては男女平等です。
男女平等を実感することが少ないので選挙には必ず行きます。

プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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国境なき医師団
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