『参院選は野党4党に ①』


参院選がいよいよ近づいてきました。

今度の参院選の大事さを、どのくらいみんなわかってくれているのだろうか。

憲法の記事は少し中断して(また書き続けます)、参院選に向けて直接訴えたいこと
書きます。22日に公示されたら、こんなブログといえども公選法に違反しないよう、
発言には気をつけねばならなくなりますから。
Q&A方式で書いてみます。

今度の選挙の目的ははっきり言って『改憲勢力三分の二を阻止する』
ということです。


Q1:でも、経済も大事なんじゃない?
  もちろん大事です。でも、今度だけは、野党四党に入れてください。

Q2:なんでなの?私は安倍政権でアベノミクスをもう少し続けさせてみたい。
  それでもいいです。でも、今度だけは、野党四党に入れてください。
  仮に今度の参院選で野党が勝っても、総理大臣は衆院第一党から選ばれるのですから、
  自民党政権は変わりはしません。安心してください。

Q3:じゃあ、野党が参院選で勝っても、意味無いんじゃないの?

  大きな意味があります。それは、安倍政権を『図に乗らせない』という意味で大事なのです。
  今度の参院選は、『あべさん、あなたの政策ややり口に何もかも賛成しているわけじゃないのよ』
  ということを国民が意志として示すことがとても大切
なんです。
  ほら。2010年夏の参院選直前に、民主党政権の菅さんが『消費税』のことを言い出した時、
  みんな選挙で民主党にきつ~いお灸をすえたじゃないですか!
  そして、国会に『ねじれ』を生んだじゃないですか。あれですよ。
  あれをもう一度、今度は自公政権に対してやるのです。

Q4:でも、『ねじれ』になると国会運営が停滞しますよね。
  します。多少はします。
  だけれども、考えてみてください。
  ねじれも抵抗勢力も一切なく、どんな法案もするすると通るくらい怖いことないですよ。
  ドイツのヒットラーの時代がそうでしたし、日本に『政党』が一つもなくなった『翼賛体制』
  の怖さを思い浮かべてください。日本は無謀な戦争をとどまることなく続けたのです。
  法案審議が何もかも抵抗なく進み、どんな案件にもみんなが同じ考えになって
  全員一致で何もかもが決まることくらい怖いことはありません。
  一つの法案に反対の考え方の人もいて、中間くらいの考え方の人もいて、そういう勢力が
  拮抗していて、十分に議論が尽くされることこそ望ましいのではありませんか?

  国会がもめれば、それはニュースにもなり、私たち国民も関心を持って政治のことを
  考える契機になります。
  そういう意味でも、与野党の勢力は、一方に傾き過ぎず、拮抗しているくらいが
  望ましいのです。


Q5:でも、野党四党って、いわゆる『野合』で、考え方の違う人たちじゃ
  ないですか。

  与党の人々の決まり文句ですね。  
  でも、違う考え方の人々が共闘を組むのを『野合』と言うのなら、自公だって『野合』ということに
  なりますよ。自民党と公明党の政策は、本来全く反対のことが多かったのです。
  公明党は以前は『平和の党』を自任していました……それが今は、政権の一角に占めた
  座を失いたくないばかりに、自民の政策を追認してばかりいます。それでも今でも
  公明党は改憲にも集団的自衛権行使にも慎重です。

Q6:参院で政策を戦わすと言っても、『野合』の野党は、まとまってないから
  『対案」さえ出さない出せないじゃないですか。

  これも与党政治家の決まり文句ですねぇ…。  
  何もかもに『対案』を出すことが政治、と言うのは考え違いだと思います。
  例えば、『改憲に反対』。そのこと自体が一つの思想であり、一つの立派な『意見』なのです。
  「自公の改憲草案に反対するのなら、あなたたちも改憲草案作って出しなさいよ」
  という議員さんがいますが、それはおかしい。『改憲する必要はない』というのも、
  『安倍政権下での改憲には断固反対』というのも、それ自体が立派に一つの意見です!

  無論、対案を出すことが大事な時もありますが、なんにでもどんな案件にでも『対案を出せ』
  と言い返すのが、相手をやり込める方法だと思っているのは、幼稚な議論です。
  今回の参院選の野党四党は、『安倍政治に好き放題をさせない』『安倍政権による改憲に反対』
  ということで立派に一つにまとまっています。
  その他、野党四党は、市民たちの要望にこたえ、このような政策でも一致して戦うことを
  決めています。是非ご覧ください。
  http://shiminrengo.com/archives/869

Q7:それでも、野党が勝ったとして、その先何をするのかが見えません。 
  先ほども言いましたが、参院選で仮に野党四党が大勝ちしても、それで政権が野党に
  移るわけではありません。自公支持のかたは安心してください。アベノミクスはまだ続きます。(苦笑)
  今度の参院選、そして参院選後の野党四党の役割は、一に
『安倍政権の暴走をチェックして止める』
 
そのことに特化していいと私は考えています。
  これは何も、安倍政権に対してだけのことではありません。
  行政府である時の一内閣に、あまりにも権力が集中し過ぎ、それが暴走するのは
  いつの時代でもいつの内閣であっても、いいことではない
からです。

Q8:安倍内閣は暴走していますか?
  しています。
  これは、前の記事でも列挙したことですが、もう一度載せます。
 
①多くの法学者の『憲法違反』の指摘も無視し、時の一内閣による無理筋の
憲法解釈によって、憲法九条の『不戦の誓い』を改憲によらず事実上無効化しようとしたこと。

②安保法制を、正当な国会運営によらず(議事録さえとれない混乱の中で
抜き打ち的に採決)可決成立させてしまったこと。これは、立法府の死に等しい。

③国会審議に諮る前に、すでに4月の安倍訪米で、アメリカに安保法の成立の
約束をしていること。これも立法権の軽視であり、日本の最高法規としての憲法を、
対米条約や協定というものの下に総理大臣自ら置く行為である。

④上記の一から三にわたるような安倍政権の手法が、日本国憲法第九十九条  
『天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を
尊重し擁護する義務を負ふ。』という条項に違反している!



Q9:③のところがよくわかりません。
  そうですね。でもこれはとても大きなことです。
  私たちの国の『最高法規』は無論憲法です。憲法第九十八条にはこう書いてあります。
  『この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関する
   その他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。』

  ところが、同じ第九十八条第二項には、こんなことが書いてある。
  『2  日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。』

  国際条約や国際法規は遵守しなければならない。それでは、一国の憲法と、
  国際条約や国際法規は、いったいどちらが『上位』にあるのでしょうか。これは難しい問題です。
  一応、憲法>国際条約>国内法と日本では解されているようですが、オランダなど
  国際条約>憲法、の国もあります。

  とても難しい問題です。一例として、沖縄やその他の在日米軍基地で頻発する
  米兵による婦女暴行事件やその他の事件事故などは、それが米軍基地内で起きた場合には、
  日本の警察捜査権も及ばない。犯人が基地内に逃げ込めば、もう日本の法律は
  及ばない。治外法権状態です。これで一体、日本は独立国と言えるのか?
  日本の憲法が上なのか、日米安保条約や日米地位協定の方が上位なのか。
  在日米軍基地に関しては、まるで、日米間の条約や協定の方が上位にあるようです。

  安倍首相が、日本でまだ法案が提出されてさえいない段階の2015年4月に、アメリカの
  連邦議会上下両院合同会議で、『日米同盟強化のため、集団的自衛権の行使を一部可能に
  することなどを柱とする新しい安全保障法制の関連法案を夏までに成立させる決意を示した』
  ことが、果たして一国の首相(行政府の長です)として、適当な行為だったでしょうか。
  国会(立法府)無視、もっといえば、国民無視と言えないでしょうか。
  主権者たる国民の間では、そんなことはまだ了解などされていない!現実に2015年夏には
  国会前であれほど多くの人が集まって抗議し、世論調査でも、安保法審議が十分に尽くされた
  とは言えないと多くの人が答えたその数カ月も前に、首相がアメリカの議会で安保法の
  夏までの成立を約束してくることなど、国民感情として是認できますか?
  
  沖縄の問題も絡め、この件は、短い間には語りつくせません。また別のところで書きます。

  一つだけ覚えておいてください。
  『三権分立』が大事なことは皆さんもちろんご存知ですよね。
  なぜ大事なんでしょうか?
  それは、時の一内閣(行政府)に権力が集中し過ぎ、行政の暴走に
 歯止めが効かなくなることを防ぐため
の、人類の知恵、大事な大事な大きな仕組みなのです。


この記事まだ続きます。


が。
自公連立政権支持のかたも今度だけは、野党四党に入れてください。
  安倍政権にお灸をすえましょう。 



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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

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