『ロシア機墜落に想う』


『25日早朝、ロシア南部ソチからシリアに向かっていたロシア軍所属のTu154型旅客機が、
黒海に墜落した。ロシア国防省によると、乗客84人と乗員8人の計92人に生存者はいない
模様だ。乗客の多くはロシア軍所属の楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル」のメンバーで、
報道関係者9人も搭乗していた。(12.25 朝日新聞デジタル)


『アレクサンドロフ・アンサンブル』と言っても、ピンとこない方が多いだろうか。
それでは『赤軍合唱団』と言えばどうだろうか。
そう言っても、ご存知でない方は多いだろうなあ…

だが、私には、ある意味で、自分の青春時代を象徴するもののひとつである…。
『赤軍合唱団』だけではないけれど、ロシア~旧ソ連の芸術というものは、確かに私の感性の
ある部分を育てるのに確実に影響を与えてきたと言えると思っている…。

その『赤軍合唱団』…いや、正確にいえば、『アレクサンドロフ・アンサンブル』イコール
『赤軍合唱団』ではない。
『赤軍合唱団』と俗に呼ばれているのは、旧赤軍・旧ソビエト連邦軍・現ロシア連邦軍・
ロシア内務省国内軍といった、ロシアの軍隊・準軍事組織等に属する合唱団の総称・通称
であるからである。
『アレクサンドロフ・アンサンブル』は数ある『赤軍合唱団』のうちの一つだ、と言って
おけばいいだろう…

墜落機の乗客84人の多くは、その合唱団の団員であって、生存者はいない模様という…
ああ!なんと…!







勇ましい曲調のも多いけれど、たとえば、4:20からとか10:00や19:23、27:00くらいからの、
哀愁を帯びたメロデイのをぜひお聞きください。
合唱団の後ろに流れている映像は、ロシアの苦難の歴史の一こまでもある…
単純に一つの国を、憎んだり嫌悪したりはできないのだということだけここでは伝えたいと
思います…。


私は、ちょうど今、プーチンの訪日の記事を書いていて、いろいろな感情から、記事を
仕上げることが難しくなって、途中で筆を止めていたところであった。
いろいろな複雑な感情とは何か…
詳しくは、また、記事をちゃんと仕上げて、その中で説明しよう。

…だが。とにかく、私は、『アレクサンドロフ・アンサンブル』を含むいわゆる『赤軍合唱団』の
歌がとても好きだった…。軍の合唱団…という事実はともかく、世界の男声合唱団の中でも
とりわけうまいよなあ、といつも思っていた。
そもそも私は、ロシアの民謡が好きなのだった。
とりわけ、ロシアの大地から生まれてきたような哀調を帯びたメロディの歌たちが。
私が今でも、『短調』の歌以外には心ひかれないのは、幼いころから、『トロイカ』『黒い瞳』
『カチューシャ』などのロシア民謡に親しんで育ってきたからだとさえ言えるくらいだ。
そしてまた、トルストイの『復活』などのロシア文学、チャイコフスキーなどの音楽、また、
レーピン、シ―シキンなどのロシアの写実主義の絵画などが、私はどれほど好きだった
ことか…。



①イヴァン・シ―シキン

イヴァン・シーシキン 『冬』 (1890年)




それは、プーチンの政治が好きだとか嫌いだとか、安倍総理との会談がどうだとかいう
ようなことの一切を超えて、私自身のすでにいわば血肉となった好みなのである。

なんと悲しい…
彼らの乗った飛行機が、シリアに向かっていたということも、私にとっては二重三重の意味で
悲しい。
ご存知のように、プーチンのロシアは、アサド政権を支援して、反政府軍の拠点である
アレッポの街を無差別猛爆撃。かつて美しかったアレッポの街は灰燼に帰し、当然だが
そこに住んでいた人々は反政府軍、民間人の区別なく爆撃を受けて赤ん坊幼児を含む
多くの人が命を失い住む場を失ったからである。
つい先日、アサド政権とプーチンは、アレッポの制圧を宣言。反政府軍とその家族などを
含む人々は、アレッポからの撤退に合意したと、高らかに勝利宣言したばかりだ。
これで、ほぼ4年間続いた、シリアの内戦は、形の上では終息に向かう見込みが出てきたと
いうのだが……
ご存知のように、シリアのアサド政府をロシアやイランが支持し、反政府軍をアメリカや
トルコなどが支援するというその戦いの様相に加えて、ISなど過激集団や、さらには
クルド人の戦闘員たちもこの内乱に関係していてシリアの内乱を複雑にしている。
それらが入り混じって戦い、外部から見ていると、もう何が何やら、何が正しくて
何が悪いのかそんなことが判然としない複雑な状況になってしまっているのだ。
そんな中、確実に罪もない人々の命が失われていっている……

プーチンの日本訪問には、単に北方四島返還の問題だけでなく、このシリアの問題や、
トランプのことや、いろいろな問題が絡んでいて、私は、頭を抱えていたのである。
…それは、単に今現在の日本、ロシア、シリア、アメリカ、トルコ、…などという国々の
ことだけではなく、それぞれの国がそれぞれに抱きしめている、『痛いほどの』歴史、と
いうことの重さに突き当たったからである。
それを単純に、たとえば日本という一つの国の立場から見て、どちらが正しいとか
どちらが間違っていたとかとはとても言えないのだ、という…ごく単純なことに突き当たった
のである。いわば、それぞれの国の民そのものの顔が見えてくるような気がし、私の皮相的な
善悪観では、とても記事は書けないと考えてしまったからである。

それを私は、今回、プーチンというひとの顔、その表情、仕草…を見ていて感じたのである…
これまで彼のことは、ニュースの断片などで一瞬見たことはあっても、その表情の微妙な
部分、人間の仕草が表すその人の性格、その時の心情の動き、などということを、じっくり
観察する機会はなかった。

…彼は、人の目をめったに見ない…
概していつも伏し目がちである……それはなにを意味するのか…
ロシアの人々はプーチンのことを『大好き!』だという…
どうして、この人物を、そんなにいいと思うのか…
この猜疑心の塊のように見える人物を…

だが。ずっと彼の顔を見ていて、今回ほんの少しだが、プーチンの一見冷たく見える容貌の
底に時折よぎる悲しみの気配のようなものを、私は見たような気がした。

それは。ロシアの歴史を革命の頃までずうっとさかのぼって考えないとわからないことなのかも
しれないと、この頃改めて思う。ロシアの歴史、ロシアの大地。そしてロシアの人々…




イヴァン・シ―シキン②

イヴァン・シーシキン 『陽を浴びる松』 (1886年)



ああ!この松林の風景は、ソ連に抑留された日本人捕虜たちが見ていた光景でも
あるかもしれないなあ…


私は今、ちょうど、2015年のノーベル文学賞受賞者であるベラルーシの女性作家
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチの、『戦争は女の顔をしていない』を読んでいた
ところである。これは、今はベラルーシだけれど、かつては旧ソ連の一部であった
かの地の作家が、第二次世界大戦中、ドイツとの戦いのために出征したロシアの
女性兵士たちに聞き書きをした、重い重い作品である。
彼女は言う。
『ロシアほど、戦争について日常的に語る国民はいない』と。

なぜ、ロシアはシリア内戦にかくも介入したのか。
それにはいろいろまた語ればきりがない要因がいくつもある。
だが私は、ロシアはシリアの港が欲しかったからだということが、今、改めて痛いように
わかったような気がしているのである。
ロシアはシリア西部、地中海に面したタルトゥース港に本格的かつ恒久的な常設海軍基地を建設
拡大しようとしている。タルトゥースはずっと以前から、ロシアの軍艦の地中海での任務中の補給
基地としても使用されてきてはいたが…そこをミサイル防衛基地として拡大したいという意図を
持っているのである。

広大な極北の大地を抱えるロシアにとって、暖かい南や西の海に開ける港がどれほど大事に思えるか。
それは、戦略的な意味だけでなく、もう、ロシアの民の体質となってしみついているものでは
ないだろうか…。
そのことは、ロシアの哀切きわまりない短調の歌を聴き、シ-シキンなどの描いたロシアの
森林の絵や、かつての帝国時代の貧しい農民たちの暮らしぶりの絵…そんなものを知って
いれば、痛いほどに分かるような気がするのである。
だがそれは。無論。別の国の人々たとえばクリミアをめぐってウクライナ、たとえばシリア、の人々に
とって見れば、傍迷惑極まりない話である。容認などできることでは全くないのは無論だ。

今回墜落したロシアの飛行機u154は、モスクワ郊外の軍用飛行場からシリア西部ラタキア
近郊のロシア空軍基地に向かっており、ソチには給油のために立ち寄った。
 『アレクサンドロフ・アンサンブル』は、今回はシリアのロシア軍基地で新年コンサートを
行う予定だったという。一部メディアは、シリア政権軍が制圧を宣言したばかりの北部アレッポで
記念演奏会を行う予定があったと伝えているという。

ああ!………
なんということ!……
私が感じる悲しみは、無論合唱団の人々を含む遭難者に向けられたものではあるけれど、
その前に、ロシアやアサド政権軍からアレッポのひとびとが受けた攻撃のこと…
アメリカを含む反政府軍支持の国々からの爆撃 ―(もう何が正しいのか!!)なども含む……
それらすべてによる死者たちや避難者たちにに向けられるものでもある。


こんな美しい歌声を持った人々が消えた…
彼らは何のために命を落としたのだろう。
美しい街が消えて、瓦礫だけが残された…
そこに住んでいた人々はいったい何のために命を落とし、追われる身となってしまったのだろうか。

これらすべての人々をわたしは、今日、悼むのです…。














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Re:☆バーソ☆さんへ

☆バーソ☆さん。あけましておめでとうございます♪

いえいえ、何をおっしゃいますか~。
こちらこそ、☆バーソ☆さんのところで、ほんとに多岐にわたる面白い話題を
いつも楽しませていただいています。
私、もともとはすごい面白いことが好きなんですよ~。
『面白い』というのは、『興味が尽きない話題』ということですが。^^
☆バーソ☆さんの、記事の取り上げ方の切り口が、いつも面白くてですね~。
普段見過ごすようなことでも、☆バーソ☆さんにかかると、興味が尽きない深い
話題に変わってくるので、それがいつもすごいなあ、と思ってしまいます。

それに、記事の密度と完成度がすごい。
ブログの体裁も、ずいぶん考えてらっしゃるのだろうなあと思ってしまいます。
挿入される図像にいつも私も興味尽きなく。^^

私もね。今年は、もっと好きな記事も書いていきたいです。
ほんとはね。『男の口笛』とか、今度の赤軍合唱団とか、ロシアの絵画とか、
そういうことが好き。
ずっと以前、☆バーソ☆さんのところで拝見した和妻『胡蝶の舞』の記事ね。
あれを拝見した時には、パソコンのこちらで一人で狂喜乱舞しましたもんね(笑)。
私もテレビで見て、感動しちゃって、誰かと語りたい~!と思っていたところで。^^

ありがとうございます。
そうですね。
体調にもう少し気をつけて、これからも長く書き続けて行きたいです。
この世には不思議や面白いことがいっぱいいっぱいあるんですものね。
知らなきゃもったいない♪

☆バーソ☆さんにとって今年が、さらにすばらしい年となりますように。
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。







Re: んさんへ。

んさん。こちらこそ、本年もよろしくですう♪

いつもね。暗い政治記事が多くて、みなさんにも申し訳ないなあ、と思いつつ
書いているのですが、んさんが、いつもこうして軽妙なコメントくださって、
時に笑い飛ばしてくださるので、どんなにいつも救われているか知れません♪(ぺこりとお辞儀)
今年も名コンビ(迷コンビ?爆)で行きましょう!(笑)

ほんとですね。今年は少しは希望の持てる話題が世間を賑わせて欲しいですね。
カープ…うっ、と。この話題はやめておこう(爆)
昨年も嬉しい話題がなくはなかったのですが、それをかき消すほど政治がろくでも
なかったからなあ。

『お笑い番組』ね。新春のお笑いはいいですよね。
今の若い芸人さんたちも、結構芸に精進してるんだから、その芸を落ち着いて
見せてほしいなあ。落語とかもね。
あたしは、古典落語全集が欲しいなあ…。眠るとき、聴きながら眠りたい(笑)。

『世界情勢は今年は去年以上に混乱しちゃいそうなんで、正月だけでも少しは笑って過ごしておかないとね、暗澹たる行く末がなんとなく想像できちゃうからさ。』

ふんとにふんとにそうだそうだ!
あたしも明日は、番組表探して観よう!

んさん。今年もよろしくお願いいたします♪






今日は、『食べて、飲んで、食べて、飲んで、食べて…』でした~~っ!(爆)

No title

明けましておめでとうございます。
いつも精力的で、情熱的で、分析的で、学問的で、
文章量も長大で、知識も深遠広大で、すごいなあ、
と、ただただ感心するばかりで、私には難しすぎて、
コメントなんぞ全然できずで、申し訳ありません。
でも勉強になっています。
今年も体調に気を付けて頑張ってくださいませね。

本年もよろしくです。

辛辣だったり、ほっこり話だったりの楽しかったり腹立たしかったりな、いろいろな話題を本年もよろしくです。

でも今年こそ、明るい未来を少しでも期待できる話題が世間を賑わせてほしいですよね。

さて、もう暫くは「お笑い番組」でも見ながら去年の留飲を少しでも心の隅に追いやろうかな・・・

世界情勢は今年は去年以上に混乱しちゃいそうなんで、正月だけでも少しは笑って過ごしておかないとね、暗澹たる行く末がなんとなく想像できちゃうからさ。

Re:MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん。こんばんは!

天気予報を見ると、いつもMATZ-TSさんのお住まいの情報にも注目して
しまいます。『ああ…雪なんだ…』などと…。 ^^

一年あっという間に過ぎてしまいましたね~~~。
とりわけMATZ-TSさんには、お母様のこともあって、あわただしくもまた
心に残る一年だったのではないでしょうか。
いろいろあって、きっと気付かず疲れておいでかもしれません。
お休み中はのんび~りお過ごしくださいね。

ほんとですね。日光の力は大きい。
雪深い土地の人たちが、春を待ちわびるこころは、これはその土地の人でないと
なかなかわからないのかもです。
シ―シキンの二枚の絵。いいとお思いになりませんか?^^

ロシアという国が政治も含めすべて好きかと言えば、決してそうは言えないのですが、
でも、旧ソ連~ロシアの芸術・文化には、すごく心を惹かれます。
そうそう。ロシア民謡。ロシア民謡とは言うけれど、日本語の歌詞もまた
よかったんですよね~。
バラライカのひびきも大好きです。

なんだかこの冬は、ロシア文学とかにのめりこみたいような気がしています。
あと、江戸期の文物。
きっと、『アンチ昨今の日本』気分になっているのかも!(苦笑)

このところの我が国政権の対米従属ぶりは、目に余ります。ほんとに一体
日本は独立国なのか?と思ってしまいますね。
アメリカ向けに言ってることと国内向けの顔アジアの国々向けの顔が違うんだもの。

『史実をきちんと積み上げて、真摯なまた潔い意志を国として明確にすることが、(軍事的、経済的)力関係による戦略で物事を考える前に必要と思います。真実に則っることは一番の力です。』

ああ…ほんとですね…
真実に則ることが一番の力。私もほんとにそう思います。
『ポスト・トゥルースの時代』だのなんだと言われていますが、そんな時代にして
なるものか!と思う。
それは、ほんとに、人間一人ひとりが真実を見極めようと不断の努力を続けて
行くことでしか守れないのですよね。
そして。おっしゃるように、まずは人と人とが知り合うことからすべては始まりますね。
人と人だけじゃないな。物事だって、知ろうとするところから出会いは始まるのですよね。

私も、希望を棄てないで、来年もまた、いろんなことを学んで知って行きたいです。
MATZ-TSさん。来年もよろしくです。^^







No title

彼岸花さん、お久しぶりです。

正月に向かって少し冬型も弱まってきたのでしょうか。こちらでも日差しが出始めて、気温も高くなってきました。昨日まではずっと雨・みぞれなどが続き、暗い日々でした。

出張から帰り、年末にかけて、また仕事やら私用やらで、忙殺され、精神的肉体的にくたびれて居ましたが、日光の力は大きいです(笑)。

冬、ほとんど暗闇の生活になるロシアの人々にとっては、春が本当に恋しいのでしょうね。そのなかで、ロシア民謡など、特に冬にこころを暖かくするメロディが多いように思います。

------

北方4島にしても、竹島や慰安婦問題、尖閣、拉致問題、本当に日本の周りには、戦後70年たって解決できない問題が多いですね。

独立したといっても、米国の占領下に近い状況に慣らされてしまって、我々は本当に、自立して如何にこの国を運営するのか、隣国と付き合うのか、今後どのように生きていくのか、考えてこなかったツケが回っているように思います。このままでは、また日本は深い泥沼に入り、暴走の恐れがある、・・・昨今の国会審議などをみていて、そんな気がしてきました。

史実をきちんと積み上げて、真摯なまた潔い意志を国として明確にすることが、(軍事的、経済的)力関係による戦略で物事を考える前に必要と思います。真実に則っることは一番の力です。

避けるべきことは、一方的な情報に惑わされて、

「単純に一つの国を、憎んだり嫌悪したりはできないのだ」・・・ という意識。

どの国にも、人間として誠実に生きている多くの国民がいる、という意識を持たないといけないと思います。そのためにも、もっと、個人的な付き合いや互いの文化に触れることが必要だと思います。

これは、隣国だけでなく、近所付き合いでも同じですよね(笑)。。 物騒な世の中、といって、子供には、見知らぬ人から「おはよう!」と言われても返事をするな、と教える、どうも変な世の中になった、という気がします。

今年は(も?)色々、めげることもありました、しかし、有難いことに、家内・子供たち、無事に年を越せそうです。

彼岸花さんもよき新年を迎えられますように!

Re:yokoblueplanetさんへ

yokoさん。こんばんは。

世の中、哀しいことが多すぎ。
ほんとほんとですね!
怒りを通り越して、ただ暗澹としてしまうことが多いです。

韓国の食器。おお、そうだったのですか。知りませんでした。
そういえば、たまに行く小さな韓国料理のお店、ご飯の器だけがステンレス製
だったように思います。
食文化もそうですが、何気なく見過ごしてしまうような日常の『当たり前』にも、
その国の深い歴史的事情が隠れていたりするのですよね…。
いつでも逃げられるように、とは、なんとまた悲しい事情なのでしょうか。
その『逃げる』理由を、かつて、日本の勝手な支配者たちが作っていた
時代もあったのだ、と思うと、粛然としてしまいます…
食器一つにそういう歴史があるとは。

かつて、朝鮮半島には優れた陶工たちがいて、日本の陶器は、朝鮮半島の
陶工を(無理やり)連れてくることで学んだという歴史があることを想うと、
余計に複雑な思いです。李朝の陶器など、見ているだけでいいなあ…と
思うものありますものね。

その国の民の暮らしの細部は、その自然環境や、彼らが経験してきた歴史や、
そうしたことが複層化した厚い積み重ねの中でいつしか形成されていくもの…。
それを想えば、いろいろなことを簡単に割り切って考えることには用心深く
なりますね。人々の暮らしが愛しくもなります…

『今日は金色に輝く夕陽を見ながら思いました:真の金はこれだ、って。
この金を誰もが心に取り込めば、取り込むことができれば、世界は変わると!』

yokoさん!すごく素敵な言葉ですね!
いいなあ!
ほんとに、あまねく人々が、太陽の恵みやこの地球のもたらしてくれる自然の
恵みに、もっと謙虚に向き合うことができれば、この世界がどれほどよくなるだろう
と思いますね。
これから、太陽の金色を見たら、yokoさんのこの言葉、想うことにします!
ありがとうございます!


Re: んさんへ

んさん。こんばんは。

ほんと。一見美辞麗句を並べているようだったけれども、中身のない
スピーチでしたね~。
アメリカはまあ、慰霊の当事者だから、概ね満足の評価が出るとしても、
日本のマスコミが、ほめちぎるのには辟易してしまいました。
ほんとほんと。嘘臭くて聞いてられませんでしたね。
まず、あの戦争は、アメリカだけを相手に戦ったのか?
アメリカと仲直りすればそれであの戦争が清算できたとでも思っているのでしょうか。
中国や朝鮮半島、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア…その他の
アジアの国々、さらにはオーストラリアやイギリスなどとだって戦っています。
アメリカとの戦いは、十五年戦争の一部にすぎない。日本の侵略がアジア諸国に
もたらした災いは、計りしれません……

これでもうすべての禊が済んだとでもいうように、慰霊の旅から帰ってきてすぐ
靖国に参拝する防衛大臣!
この政権のどこが、戦争に心から深い反省をしてるんでしょね!(怒!)
アメリカしか見てない。アジア諸国は無論、自国の民のことさえ見てない。
これで本当にアメリカと和解したというのなら、そんな綺麗ごと言うんだったら、
沖縄を返してもらいなさいよ!と言いたいです。
沖縄にはさらなる犠牲を強いておきながら、和解も寛容もへったくれもあった
もんじゃないですよね~。
自己満足の軽薄きわまるパフォーマンスにすぎません。
元米軍兵士へのハグのとこなんか、鳥肌がぷつぷつたちそうだった。><
やめてくれ~~~!!!

あ~ぁ。年の暮に後味の悪いもの食べちゃった感じですね。><


 

沖縄は

陶器

こんばんは。
世の中、哀しいことが増えすぎです!
合唱団の飛行機墜落の原因は、まだテロの可能性が排除されていませんね。

今日のお話で、大分前にどこかで読んだエピソードを思い出しました:日本の方が韓国を訪問して、ほとんどの食器が金属製であることに疑問を持って、何故かと地元の知り合いに尋ねたそうです。
相手の方は悲しい顔をして、戦乱が長いこと続いたので陶製の食器は逃げる時に壊れてしまう。逃げる時に簡単には壊れない金属製の食器になったと話されたそうです。

今日は金色に輝く夕陽を見ながら思いました:真の金はこれだ、って。
この金を誰もが心に取り込めば、取り込むことができれば、世界は変わると!

真珠湾談話

広島でのオバマ談話の趣旨返しで・・・

わしの安倍嫌いもあるけど、唾棄すべき内容だったね。

オリジナリティ全く無し、あれこれ談話に対する反応もあったけど好意的なコメントばっかでマスコミにも失望じゃわ。

オバマはともかく、安倍不信のわしには一言一言のすべてがうさん臭く虚偽で粉飾された今回の談話は・・・

何かあったら、しでかした暁には全世界から「日本は嘘吐きな国と弾劾されちゃう」だろうなぁ・・・

と、今から心配しかないです。

全く厚顔無恥なトップ頂いた国(日本)って不幸だよねぇ・・・

って、言ってた端から稲田のババぁやっちまいましたね・・・

ハワイからゴブリンと帰国の翌日に靖国神社参拝だと。

早速、あちこちから非難が相次いでますよ。

ものすごく安いメッキだから簡単に剥げちゃうんですよね、笑って良いんだか激怒して非難すべきなんだか?

Re: んさんへ

んさん。こんばんは。

飛行機ね。南米でもサッカー選手たちの乗った飛行機の事故が今年ありましたね。

飛行機だけでなく、世界的にいろいろなものが、経年劣化の時期に入って
行っていると思います。
日本だって、列車の窓から、通り過ぎて行く景観を眺めていると、かつては
ぴかぴかに新しく、行動成長期の日本を象徴していた工場群や会社群などが、
今、もう経年劣化してくたびれているのを見かけることが多いです。
少し前までなら、コンクリートにひびが入ればすかさず直し、外壁が汚れれば
すぐに塗りなおしていたものを、今は、その手当てをする余力もないのか、
汚れたまま朽ちて行くに任せているような建物群などが沿線にいくらでも
見かけられます…。
飛行機などや橋脚やトンネルなどは、放っておくわけにいかないですよね!><
アメリカもずいぶん橋などが劣化しているとか。トランプもそれらの修復のこと
言っていましたね。

少しどこの先進国も、自国の内部のことに気を向けて、立て直しをする時期が
来ているように思いますね~。

政治的思惑などは別にして、この合唱団の歌には親しんできただけに、
ほんとに悲しいです。

Re:鍵コメさんへ

鍵コメさん、こんばんは。
そうなんです。記事を書きながらね、黑島傳治のこと、しきりに想っていましたよ~。
鍵コメさんに教えていただいた槇村浩のことなどもね。

『戦前、ウラジオストックがサガレンがどれほどかれらにとって,たいせつなものだったか。』

そうそう。そのことも想っていました。何かね。胸が締め付けられるような実感が
ありますよ……わかるのです…
ちょっと直接は関係ないのですが、ポーランドの『夜行列車』という映画のことなども
思い出しましてね。イエジー・カヴァレロヴィッチ監督作品。1959年。
スターリン体制化のソ連の脅威からようやく解放されかけた戦後のポーランド。
だけれども、夜行列車に乗り合わせた人々の心には、まだまだナチスへの恐怖や、
スターリン時代の記憶は生々しく残っている。
ポーランド中心部の駅から発車する夜行列車は、翌朝バルチック海岸の町に到着予定
する予定。人々は海辺の町に避暑に行こうとして夜行列車に乗り合わせただけなんですが。

でも、この映画など見ると、ヨーロッパ、ソ連を含む大陸の人々にとって、『海』と
いうものがどういうものを象徴しているか、よくわかる気がしてくるのです。
逆に、地続きであることの恐怖もね。それはもう…、歴史が人々に植え付けた、
消えることのない恐怖心だろうと思います。

大陸の人々にとって『港』というものが意味するもの…
それは、日本のような島国の人間にはなかなか分からない微妙な感覚…
『焦燥』や『渇望』にも似た感覚なのではなかろうかと思います。
一方、海から侵略者が攻めてくるという感覚もね。

同じなんですよね。南シナ海のことも同じ。
日本人はね。『領土を侵される』ということに関してあまりにも鈍感ですね。
だから、それを守ろうとする人々の気持ちがわからないのでしょう。

今度のプーチンの来日も、なかなか興味深かったです。
プーチンは、『自分たちの立場を理解してほしい』と何度も言っていましたね。
『日本は自分の考えでことを決められるのか』とも。
今回プーチンは、とても率直に、日本の『領土返せ』合唱に、『返せない事情が
こちらにはあるんだ』と、国の歴史を語って訴えかけていたように思いました。
通訳の不備もあって、プーチンの言葉はなにか半端にしか伝えられなかったけれど、
彼自身は、とても率直に、真実味を持って語っていたように私には思えました。
良くも悪くも、できないことはできないとはっきり言ってくれてもいたのに、
勝手に何かを期待して大騒ぎしていたのは日本側です。

領土問題に鈍感で軽々しく考えているのは日本側だけですね。
一連のプーチン来日報道や、今度の首相の真珠湾訪問、そしてたまたま起きてしまった
合唱団の遭難と…私、自分の知っている限りのいろいろなこと想ってしまいましたよ…
いろんなことは単独で独立してあることではない。密接につながっているのです。
黑島傳治らのこともその中の一つですよね~…。
今回は話を広げないために、日露関係のことしか書きませんでしたが、日露も
日中も…、長い長い歴史のかかわりがありますね。それらの上に今の日露なら
日露の関係があるのであって、安倍首相の言うように(その歴史を直視することもなく)
ただ『未来志向で』などという言葉が、どれほど相手国にとっては軽々しいことか、
それがどうもずっと報道など見ていても一向に伝わってこない。
プーチン訪日に関し今度の記事の前に書きかけていた記事も、その違和感を
突き詰めて書きたかったのですが、まだ途中です。

『これは端的に言って領有権のもんだいではなく,日本人の道徳のモンダイである』

ほんとに私もそう思います。その『道徳』心のある種の軽さ、軽薄さというものは、
これもほんと、日本人の宿瘂かもしれませんね。
何かね。人間の歴史の重みへの実感のようなものがすっぽりいつも抜け落ちて
いるような気がしてしまいます。血や肉でできた一人一人の人間の、
その重みへの感覚の欠如というようなもの…
自国の歴史…神話的なものには妙にこだわるのにね。

まあ…ほんとにいろいろなことがあって、いろいろ考えさせられます。
でもね~。私などほんとちっぽけな存在にすぎませんが、自分の今、日々見ている
あれこれのことが、そのまま歴史を形成していっているのだという実感は
確かにあります。それはなんというか『嬉しい』と言うと語弊があるけれど、
自分が、確かに、今、生きているのだという『実在』の感覚であって、
その感覚をは、自分が生きている限り大切にしていきたいと、しみじみ思いますね…。

2016年もいよいよあと4日。
来年はどんな年になるのでしょうか…

ありがとうございます♪










トランプの記事もまだ全然書けてないし、どんどん書いてないことがたまっていっちゃう!><



軽々しい


う~む・・・

飛行機の墜落事故が頻発しとるのう・・・

ひと昔前にも、1機墜ちたら次々と・・・って事あったよね。

世界中の航空機のある程度経年した機体の総点検がまた必要なんじゃないかの?

まあ、最新型も含まないとダメなんかも知れんが、そこまでは手は回らんじゃろうから適当なとこで線引きして。

当面飛行機に乗る予定は無いんじゃが、何があって何時乗るかなんて分からないからね(笑)

このままじゃ、恐ろしくて乗れないよ(苦笑)確実で的確な整備された飛行機じゃないと・・・

まあ、とりあえず値は張ってもANAかJALなら・・・

人は空を自力では飛べんから航空会社に命預けんとダメとはいえ・・・苦渋じゃのう。

Re: Film Photographyさんへ

Filmさん、こんにちは。そしてはじめまして。

ご訪問とコメントありがとうございます。
Filmさんのブログ、早速拝見させていただきにまいりました。
今回のアレクサンドロフ・アンサンブルの遭難のニュースが、お父さまと
おじいさまの思い出…満州でのご経験と旧ソ連の人々の歌声の記憶という
ものに深く関わっていること。私もいろいろ物思いしながら読ませていただきました。
岸田劉生の絵のことも遡って読ませていただきましたが、大変に興味深かったです。
つい最近、『麗子像』のうちの一枚を間近に見てきたところでもありましたし。

アレクサンドロフ・アンサンブルなど旧ソ連~ロシアの合唱団及び、ロシアの
音楽について、これはもう、調べて行けば、どこまで遡って行けばいいのか
わからないほど奥が深そうですね。
ロシアの歴史を含め、知るべきことは山ほどありそうです。
Filmさんの記事、大変そういった意味で、勉強になりました…。

私自身は、小・中学校の時、NHK地方局の合唱団にいたということもあり、
ロシア民謡と広く呼ばれているものをずいぶん愛唱してきました…
『ステンカ・ラージン』など、スチェパン・ラージンのことやコサックの歴史
は知らなくとも、子供心になんと勇ましくてしかも悲しい響きを持つ歌なんだろう…
と思いながら歌っていました…
大きくなって上京した頃は、例の歌声喫茶『灯』などが流行っていたころ。
ロシア民謡はどれほど日本人に愛され歌われ続けてきたことでしょう。
私自身はそうしたところへ顔を出すことはありませんでしたが、子供のころに
親しんだ歌は、私のいわば血肉となっているように思います。
娘が生まれてからも、私が台所仕事などをしながら口ずさんでしまうそうした歌たちは、
娘もいつしか覚えて、よくハモったりしていたものです。
深夜放送で、モスクワ放送をなんとなく二人で聴いていたなあ。
あのインターヴァルシグナルの音楽がいまでもすごく懐かしいです!

ソ連軍の侵攻で、岸田劉生の絵を含め何もかも奪われてしまったご経験を
お持ちのお父様が、後に合唱に深く携わって行かれるようになったこと…
優れた音楽は、主義主張・恩讐などをいとも容易に超えて、人の心に文句なしに
訴えかけ、そこに根を下ろしていくものなのではないかと思わされます…

アンサンブルの人々の遭難の事実の重さとともに、とても心に残る深い記事で
あると思わされました…
御ブログには、他にも品川正治氏の記事など、関心をひかれる記事がたくさん
ありそうに思いました。(私もいつか氏のこと書きたいなとずっと思って
いましたので)
これからも訪問させていただき、いろいろ読ませていただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

軍の合唱団であれば、こういうことはいつか起きるかもしれないとは思えた
としても、…何とも言えない悲しいニュースでした…


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ロシア機墜落で失われたもの

『ロシア機墜落に想う』 拝読いたしました。

私も「彼ら」には少しばかり思い出がありますので、もし宜しければブログをご一読いただれば幸いと存じます。
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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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