「このブログについて」

どくだみという花をご存じでしょうか。
5月から7月ごろにかけて、庭の半日陰になったようなところに、
ひっそりと白く咲く花です。
花びらのように見える白い部分は実は花ではなく総苞片というもので、
真ん中のしべのように見える黄色い部分が、おしべとめしべの集まった花です。

手折ったり、足で踏みつけたりすれば、特有の青臭いにおいが、ぱあっと
立ち上ります。
この青臭いにおいを嫌う人もいますが、私はこれを夏の庭の香りとして
愛しています。

今は家庭園芸を楽しむ人が多くなり、どくだみのような雑草は邪魔者として
引っこ抜かれてしまうことが多いのか、最近は、そうした、手入れの生き届いた
綺麗な庭で見かけることは少なくなってしまいました。
私が子供のころの各家の裏庭や薄暗い路地には、必ずと言っていいほど、
このどくだみが生えていて、特有の香りが辺りに漂っていました。

私の家の庭は、せまくて日当たりが悪いせいか、このどくだみがよく
繁茂します。放っておくと、地下茎でどんどん増えていき、他の植物の
栄養を奪ってしまうのですが、その花は意外に気品のある、純白の姿が
風情があり、私は無碍に引っこぬくことをせず、放ってあることが多いのです。

「どくだみ荘」と言っても、別にアパートではありません。
「荘」というのは、「いなかやしき」とでも言うくらいの意味です。
また、「日乗」(にちじょう)というのは、「日記」と同じ意味です。

さて、このどくだみの白い花の香る小さな茅屋で、
私が折節考えることを、これから日々綴っていきたいと思います。
なぜ、コメント欄を設けないか。
それは決して、ここをふと訪れてくださる方々を
拒む意味のものではありません。
むしろ、コメントなどというものの存在を気にせず、
書き手の私と、読み手のあなたとの、より純粋な、
魂の触れ合いの空間にしたかったからです。

お読みいただいてそのまま去っていただいて結構です。
ただ、何か伝えたいことがおありの時は、ドアをノックしてください。
ひっそりと隠れ住む私も、そうすればそっと顔を出すでしょう。
それは、どくだみの花に似て、白くかすかに艶めいているかもしれません。
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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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ブログ開設おめでとうございます。

少々遅れてしまいましたが、ブログ開設おめでとうございます。


ドクダミの花は嫌いではありません。
雑草だらけの道端に咲く白い花はすがすがしい感じがします。

でも名前は4文字の半分がダ行です。漢字では「毒溜」とも書くようです。
薬効があり毒消しにもなるというのでこの名前も納得できますが、花を見ていると「ちょっとなぁ」といつも思います。

ブログの名前を見てそんなことを思い出しました。

これからもよろしくお願いします。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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