『あのこのそのご』



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なんの写真でしょう。パソコンを紹介したい?
花瓶にはさみしげに何かの葉っぱがあるだけだし・・・。

この草は、むらさきつゆくさである。


実はこのむらさきつゆくさは、もう一ヶ月半も前、5月5日、
端午の節句のときに、花菖蒲と一緒に飾ったもの。
花菖蒲は買ったけれど、むらさきつゆくさとアケビの蔓は庭から切り取ってきた。
まだこの時には花が開いていなかった。


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端午の節句も過ぎて、花菖蒲とアケビの蔓は捨てたが、むらさきつゆくさは
まだ蕾がいくつもついていたので、そのまま、このガラスの花瓶に残しておいた。

むらさきつゆくさは、生命力の強い植物なのだろうか。
たった一本のむらさきつゆくさだが、次から次に花が咲くので、
捨てるに捨てられず、上の方の花房も下の方のも花のつぼみが皆開いてしまって、
いよいよこれでこの草も捨てなきゃな、ということになっても、
一か月ほどの間のそれまでの習慣で、なんとなく私の部屋の窓辺に置いたまま、
あまり深く水を差して茎が腐れない程度を保ちながら、
ときどき水を足してやっていた。

すると、その間にこんなに根が!

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この状態が、6月の初めころだったかな。
うちには、むらさきつゆくさが玄関先に大きな株になって生えている。
だから、これ以上増やさなくてもいいので、根の出たこの一枝を
そのまま処分してしまってもよかった。
けれども、必死で生きようとするその植物の意志のようなものにうたれて、
私はそれを素焼きの鉢に植え替えてやったのである。

そうして、他の植物に水をやるとき一緒に水を差すだけで、
そのまま、あまりその鉢のことは気に留めずにもいた。



・・・そうしたら、この6月16日朝。
このむらさきつゆくさが花を開かせているのを見つけたのである!
ああ!なんということ!

鉢ごと私の部屋に持って上がって写真を撮ってみた。
葉っぱも、花瓶の頃よりこころなしピンとしてきたみたい。


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アップにしてみよう。

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こんなに美しい花が!


私はこの時も、なぜか胸の内がじ~んとするのを感じた。

植物を世話し慣れている人なら、こんなことは当たり前なのかもしれない。
切り花でも、大切に世話してやれば、こうやって切り口から根をだす。
葉っぱのかけらからさえ、芽を新たに出す植物もある。

それは知っている。それはわかっているのだが、ああ、しかし!

この植物の生命力というもの。その時の私に
どれほど驚きと感動とそして勇気を与えてくれたことであろう!


それが6月16日のこと。
私はこのこに名前をつけた。
名前は『ツユちゃん』(笑)。

ツユちゃんは、この梅雨空のもと、今日も元気で、一輪、花を開いています。


今朝も、日本列島が雨雲に覆われた今日の気分を一掃するような
こんな曲を、お送りしてみましょうか。
映画、『明日に向かって撃て』の挿入曲です。


http://www.youtube.com/watch?v=yAoznLKG8XE





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Re: 手帳さんへ

あのシーンは、難しそうだということで、スタントマンをちゃんと用意してた
らしいのですが、そのスタントマンが自転車に乗れないということが判明(笑)。
そしたら、ポール・ニューマンがあっさり自分でやっちゃんたんですって。
そんな話を聞くと、ますますあのシーンがすてきに見えてきますね。

二人の最後が、ちっとも暗くならない。逆にカラッと明るい。
名作ですよね。『生きぬく』…その美しさと明るさでしょうか。

選曲褒めていただいて嬉しいな。
そろそろ音楽記事はお休みにしないとなあ、と思ってたところでしたが、
調子に乗って、また続けちゃいそうです(笑)。

No title

ポールニューマンとてもチャーミングでしたね。
自転車でくるくるまわって。

この選曲素晴らしい!!!

Re: れんげちゃんへ

れんげちゃん、ありがとう。
いつもね、あなたのところお訪ねしては元気貰ってます。
植物が順調に育っていく姿って、本当に見ていて楽しいし、
勇気を貰えます。それもれんげちゃんは、この上なく楽しそうにやってるからなあ。
きっと、植物たちと、お互いに元気やり取りしてらっしゃるのね。

私もね、いろいろやってはみたいんですが、なんせ我が家の庭は狭くて
あまり日当たりが良くなく。川に近いので、庭を掘ると、石がごろごろで、
スコップがすぐガキン!とやな音たてるし(笑)。
日当たりが悪いというのは致命的なのよね。
だから、れんげちゃんのとこで、バーチャルに野菜づくりと試食楽しませて
いただいてます(笑)。

ツユちゃん、いじらしいでしょう~?
この親株もね、どこから来たのかわからないの。
タマスダレを植えた覚えはあるんだけど、そこにいつの間にか、
むらさきつゆくさが生えてきて、玉すだれは小さくなってる(笑)。
むらさきつゆくさは、裏のあまり日当たりの良くないところに一株植えたのは
確かなんだけど、きっとそこはやだと言って、私が眠っているうちに
日あたりのいい玄関先まで歩いて来たんだと思う(笑)。
だからツユちゃんもたくましいの。

No title

はい。だから畑はやめられないのですぅ~。
でもね、植物と心がリンクしてないと、なかなか難しい事だと思うよ。
だから、うれしさ100万倍~~~♪

花まで咲いちゃって!
ツユちゃん、キュンとしちゃうよぉぉぉ!!!
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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

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