『優しいうた』


最近の東京は、梅雨時と言うのに、夕焼けの綺麗な日が妙に多いのです。
今日も、西の空は、素晴らしい夕焼けでした。
哀しくなるほど美しい夕焼け。
うっとりしながら買い物から帰る途中、見上げた東方向の空には、
朧にかすんだ月が…

今日は十三夜?

そんな夜。やはりやさしい音楽が聴きたいです。
こんな曲をお送りしましょう。

ティノ・ロッシ。1907~83年。イタリア、コルシカ島生まれ。
1930年代に一世を風靡したシャンソン歌手。
シャンソンは、その内容や歌い方によっていろいろな種類に分けられていますが、
その中でも、甘い恋の歌をシャンソン・ド・シャルムと言い、それを歌う
男性歌手をシャントゥール・ド・シャルム(chanteur de charme)と呼ぶのだそうです。
その呼称を最初に与えられたのが、このティノ・ロッシでした。

恋の浮き名も多く流した美男歌手でした。
古い映画ですが、フランス映画の名作『望郷』でジャン・ギャバンと共演し、
一時彼と恋仲になっていた女優ミレイユ・バランは後にこのティノ・ロッシと
恋に落ち、パリで同棲生活をおくりましたが、ティノ・ロッシの恋の多さには
悩まされたらしいです。

まるで、女性の声かな?と一瞬思うほどの、やわらかな声。
その声は『月光に濡れそぼち愛する人に抱かれているよう』と表現されたことが
ある、というのが頷けるような、甘い声です。

今日は、ちょうどそんな、やさしげな朧の月。
疲れた体とこころにそんな曲を。『夜のヴァイオリン』。
出だしの音がちょっときついので、ボリューム下げてお聴きくださいね。




もう一曲。こちらの方がはるかに有名な曲ですが、
残念ながら、他のは音源がひどかったりして、この、映像無しのになってしまいました。
タイトルも、今の季節にふさわしく『小雨降る径』。


http://www.youtube.com/watch?v=dkHQ-HRWIEo



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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

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