『民進党よ!!! ②』



もうすぐ、民進党の代表選がある。
その本質において自民党と変わりない前原氏ではだめだ。
枝野氏を中心にして、自民党と明確に違う政策方針を打ち立てていかないとだめだ。
そして、4野党共闘は、安倍政治を倒すためにも絶対必要だ。

思えば・・・民進党はなんと早くここまで落ちぶれたことだろう・・・!!!
私は、正直言って、これまでずっと、共産党と社民党のどちらかに票を投じてきた者だ。
民進党に票を入れたことは全くないか、おそらくあっても一回くらい?しかない。
だけれども、野党第一党(だった・・・)民進党にはしっかりしてもらわねば困ると思って、
これまで、何回か、民進党を叱咤激励する記事を書いてきた。

実は、昨年の参院選では、民進党候補の演説会の応援に行きもした。
私のようなノンポリの老女でも、それこそ枯れ木も山の賑わい、と思ったからである。
と言っても、私の正確な立ち位置は、民進、共産、社民、生活ネット(小池支持の愚かさ!)の
いずれにもなく、それらが共闘する、と言う条件下で、一市民としてそれらすべてを
応援してきた、と言うのに近い。

・・・そうやって、遠くからながら、全くの末端からながら、それらの政党の選挙のあり方を
垣間見たとき、民進党の議員諸氏そしてその選挙運動の感覚の市民との乖離は、
大きな問題だな、と感じた。
まず第一に小回りがきかない。というか、敢えてきかせないようにしているのか?
と思うほど。
民進党の第一の問題点は、もう嫌になるほど言われてきていることだけれど、
『連合』との癒着、依存、であろう。
それがあるためにいつまでもその組織票に頼っていて、足場として一般大衆のところまで
下りてこない。連合の組織的選挙運動法の感覚から一歩も出られないのだ。
たとえば昨年の参院選で、なんとか改憲勢力阻止のため、祈るような気持ちで
野党4党の共闘を願い、なんとかそれらを叱咤激励してまとめようとした市民連合や、
なんとなく自民党に不満を持っている一般市民の気持ちがわからないのだ。
祈るような気持ちがわからないのだ。
そして、野党第一党であるという妙なプライドと意地だけは強いから、共闘する他の
政党や、手弁当で応援に駆け付けた市民たちのやり方に合わせない。

私は、どの政党に対しても、いつも本格的選挙運動には荷担せず、単に応援演説の
聴衆の一人であるとか、九条の会の一員として側面から応援とか、腕章を借りてビラ配りとか、
その程度の手伝いしかしてきていない。
それでも、市民運動のベテランと言われるような人々から、民進党の選挙運動への
あきらめと溜息まじりの慨嘆は、何回も耳にした・・・・・・

要するに、『市民のところまで下りてこない』のである。

大っ嫌いな自民党ではあるが、そういう点では、自民党の選挙運動の方が、『草の根』の
価値をよく知って実行しているように思える。
町会レベルの夏祭りなどにもこまめに顔を出す・・・日常での市民とのふれあいを
大事にしているのである。それが一方では、地元民と政治家の癒着を生むという
悪弊も生じさせてきたのではあったけれど、とにもかくにも、自民党は、大衆の末端
まで入り込むルートと手立てを持っている!
悪いがかつての社会党、そして民進党にはそれがないのである…


   ◆


民進党は今やがたがた。
細野、長島氏など、民進党の中でも自民党に近い考えの持ち主たちが、次々と離党していく・・・
まだ民進党に残った人々の中でも、自民党に極めて近い政治姿勢の人々がいて、それらが
いるために、民進党の『立ち位置』は、いつもぐらぐらしてしまう。
そういう人々が、なんとか党をまとめて解体させまいと努力する代表の足をこれまでも
いつもいつも引っ張ってきたように思うのである。
いわば、彼らもまた、『腐った林檎』である・・・。

面白いのは、(などと言ってられない状況なんだが)、あの細野氏と、日本ファーストとやらいう
のの代表、若狭氏とが、盛んにくっつこうとしているんだか単なる噂なんだかの動きのあること
である。
『あの細野氏』、と私が言うのは、私は彼のことを、非常に蝙蝠的な政治家だと思うからである。
細野氏は、東日本大震災の直後、菅政権で内閣府特命担当大臣、野田政権で環境大臣を
やっていた頃までは、まだどこかに一抹の『清新さ』があった。 震災後、原発事故後の
苦しみに直面する人々に、真剣な真面目な顔で向き合っていた感が、一応、あった・・・(かな?)

だが、その後の細野氏の動きは、極めて蝙蝠的、はっきり言って日和見主義的。
・・・彼自身の政治家としての定見がいっこうに見えない政治家、と言うイメージだった・・・。
個人のはっきりした政治思想や定見で動くと言うよりは、あるいは動かないでいるというよりは、
そのときそのときの風を読んで動く人、のような、日和見主義的なところが私などには見えた。

可笑しいというのは、その彼が、もしかすると、『あの小池氏』の一党とくっつくかも知れないと
いうことである。小池百合子、という人も、私は、極めて『蝙蝠的』もっといえば、『鵺(ぬえ)的』
政治家だと思っている。
彼女はとっても賢い。風を読むのがうまい。人心をつかむイメージ操作にも長けている。
そして、チャーミングな女性だ。何事によらず、『センスのいい人』だと私は思っている。
ひとりのひととして、私は彼女のことが嫌いというわけではない。ある意味見事な女性だ。
だが。彼女は『鵺』なのである。
本心を見せない。失敗もしない。柔らかい。したたかである。おそらく我慢強い・・・。

だが。政治家としては、その鵺的なところはどうなのだろう?
日本新党→新進党→自由党→保守党→保守クラブ→自由民主党(細田派→無派閥)→
都民ファーストの会へと、『渡り歩いた』というと語弊があるが、変わり身の早さを見せて
ついに、東京都知事の座に昇った彼女。最終目標は、日本の総理の座であろう。それも女性初の。
しかし、小池氏の政治思想がいったいどのようなものなのかは、巧妙に押し隠して
いるのでわかりにくい。
なにかこう・・・『鵺的』なのである・・・

『鵺(ぬえ)』・・・日本の伝承的物の怪。
サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビ。文献によっては胴体については
何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。また、『源平盛衰記』では背が虎で
足がタヌキ、尾はキツネになっており、さらに頭がネコで胴はニワトリと書かれた資料もある。
Wikipediaより

そのように、彼女自身は、奥底にどういう思想を持っているのか滅多に見せない政治家だが、
彼女を支えてきた仲間たちの中には、極右と言われるような思想の人々がいる。
そのはっきりした例が、野田数(かずさ)氏である。
小池東京都知事特別秘書(政策担当)から、ついには都民ファーストの会代表になった。
東京維新の会時代の2012年には、『日本国憲法無効論に基づく大日本帝国憲法復活請願
を東京都議会に共同提出。「我が国の独立が奪われた時期に制定された」と
現行憲法の無効を主張し、皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする
不敬不遜の極み」と批判、「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」すべきと主張。
というような、とんでもない思想の持ち主である。

小池氏は、この野田氏とおそらく根本の思想を一にする人であろう。
皆さんの記憶にも新しいように小池氏は、東京都議会選挙で全面に立ち、『都民ファースト』
を圧勝させた。
だが。選挙に勝つとすぐ、彼女は都民ファースト代表の座を、野田数氏に譲ってしまった。
・・・そんなのあり??!!
だって、都民ファーストにあれだけの多くの都民が票を入れた、と言うことは、小池氏の
存在が大きかったからだろう?
もし仮に、都民ファーストの代表が選挙時も野田数氏であったなら、小池氏がいなかったなら、
あれほどの圧倒的勝利は、あり得なかったはずだ。つまり、都民は、小池氏個人に
票を入れたのだと言っていいのではないか。
だって、50人だかの候補者たち自身は、箝口令が敷かれているかして、候補者としての
個性や自身の政策の表明は、皆無に近いほど出さないで、ひたすら小池氏の名を
連呼していただけなのだから。

小池氏から野田氏へのいわば内々での代表の座譲渡は、投票した選挙民への裏切り
じゃないか! 
都民ファーストに投票したあなた。野田氏が代表で表に出ていたなら都民ファースト
に票を入れましたか?表の顔が小池氏だったから入れたのでしょう?
このたびの都民ファーストの圧勝は、自民党政治、とりわけ安倍政権にほとほと
嫌気がさした人々の、いわば悲鳴のような想いが、小池氏という政治家の上に
集まった結果であったはずだ。
それなのに、この勝手な代表交代劇!!!
それを都民は怒らないのだから、全くどうかしてるよ。

と言う具合に、小池氏という政治家は、ぬるりするりと体をかわしてしまうのが非常にうまい。
その、鵺的政治家小池氏の一党と、日和見主義細野氏が結びつこうとしているのか?

そうして、なぜか。マスコミなどがこれをなにか望ましい動きででもあるかのように
持ち上げているような気配があるのが、私には非常に気に掛かる。
細野氏、長島氏など、民進党の離党組と、小池氏のお仲間の若狭氏・・・このほど
『日本ファーストの会』なる怪しげな政治団体を立ち上げた若狭勝衆議院議員が
どうやらくっつきそうな動きをしているのを、マスコミなどが、『政治の受け皿ができる』
かのように表現しているのが、私などにはおぞましくて仕方ないのである。

自民党政治に不満な人々にとって、彼らが『政治の受け皿』になり得るか?????
冗談じゃないのよ!
国民は、そんな表面的な『新たな』動きなどに惑わされてはいけない。
小池氏を私は『鵺的』で正体をなかなか見せない、と言ったが、彼女のこれまでの
政治家としての言動を注意深く見ていれば、その本質はとうにわかっているはずだ。
とりわけこのたび、9月1日に行われる関東大震災時の朝鮮人犠牲者追悼式への
都知事として寄せる追悼文送付を、彼女は断った。
そのことで、小池氏という政治家の本心というものは丸わかり、ではないか!

例年、市民団体で構成する主催者の実行委員会が要請。石原、猪瀬、舛添の歴代知事は
それに応じてきた。小池氏自身も昨年は送付していたのである。それがなぜか、方針転換。
今後も要請があっても出さない、と言う。
団体側は「震災時に朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」と、
近く抗議するという。
1923(大正12)年9月1日に関東大震災が発生すると、「朝鮮人が暴動を起こした」などの
デマが広がり、民衆がつくった「自警団」などの手により、多数の朝鮮人や中国人らが
虐殺された。殺害には刃物や竹やりなどが用いられた。
私たち日本人が、それも私たちと同じ『普通の』民衆が引き起こした虐殺事件であった・・・・・・

その歴史的事実を直視することから目を背ける政治家。
それが小池氏の本質だ。
その彼女の元に、どうやら政界の有象無象が寄り集まっていくという構図・・・。
出来上がるものは、おそらく、今の自民党より粗悪な、しかも極右的性格を隠し持つ
ポピュリストの政治家集団だ。
そんなものが、国民の政治の受け皿になるというのか????

だが、正直言って、都民ファースト、日本ファーストなる政治団体の本性は、
あまり知られていないのじゃないか。
だって、マスコミはそういうところを報道しないのだもの。
マスコミが、日本会議や神道国会議員連盟などのこと、それに属している政治家たち・・・
とりわけ安倍内閣との強い関係を詳しく報道しないのと同じだ。
私が、反原発運動で個人的に顔見知りになった生活者ネットワークの人々・・・
皆、真面目で真剣に社会のことを考えて長らく活動している女性たちだが、その
生活者ネットワークの人々が、先の都議選で、あろうことか小池氏の一派と政策協定を結び
選挙協力をする、などということさえ起きて、私などはびっくりしたものだ。

小池氏は、政策の肝心なところについて何も言わない。
だから、彼女の一見ソフトムードに、人は、勝手に思い込みをする・・・。
だが、彼女の目指すところは、実は、『政治』でさえない、言ってみれば、個人的出世欲の
ひとなんじゃないか、と私などは見ているのだが。

とにかく。小池氏とその周辺の野田数氏や若狭勝氏ら『都民ファースト』『日本ファースト』
の政治家たちと、民進党の言っては悪いが『腐った林檎たち』、そしていつかは
あの橋下氏や渡辺喜美氏などや、これからもいっぱい出てくるであろう政界渡り歩き組、
が有象無象で寄り集まって、国民の真に願うようなクリーンな新党などできるはずがない、
ということだけは言っておきたい。

……しかしながら。
民進党が解体寸前のこの今のありさまでは、『従来の古い自民党も嫌だ、といっても
共産党も嫌だ』、という多くの浮動票とも言える層の人々が、雪崩打って、その新党に
流れていく可能性は大だと私は思っている。
その実、その新たな党は、自民党と何ら変わらない・・・いや、より右翼色の強い実体を
ソフトでお洒落な衣の下に隠した、よりうすっぺらな新党になることは目に見えているのだが。


…なかなか、『民進党よ!』という本題に入れないな…



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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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