『庭の花たち』
ずっと記事を書けないまま、ひと月があっという間に過ぎてしまった。
庭に咲いた花の写真でもとりあえず載せてみましょう……

我が家のシンボルツリー。木蓮。
昨年少し枝を整理してやったせいか、今春は花がたくさん咲いた。

球根を七八個植えた中で一本だけ花が咲いた日本水仙。

ムスカリは今年初めて植えてみた。
来年は、もっと増えるかな。

我が家の庭は日の当たる場所が少ない。その少ない場所に何の花を植えるかが
いつも悩みの種。
門脇のわずかなスペースだが、今年はチューリップを初めてニ十本ほど地植えしてみた。
スプレー咲きというのだろうか、一本の茎から複数の花が咲く。
なんだかおもちゃの花のように派手だ。

沢山咲いたので、花瓶にも差してみた。
大きな花は差し渡し10センチ近くもあってとても華やか。
こっくりと分厚いガラスの花瓶は、ルーマニアのもの。

牡丹の木も、鉢替えをしてやらないものだから、年々細っていって、もう花は咲かないかな
と思っていたが、今年一輪だけ花をつけてくれた。
ほんとうは鉢からあげて地植えにしてやりたいのだが、その場所がない。
せめて鉢を一回り大きくしてやらないとなあと思っている。
牡丹さん。ごめんね……

生協で幾種か球根を買って、とりあえず鉢に植えておいたのだが、自分で買ったのに
何を買ったのだか覚えていず。
そしたら、スノーフレークが一本と、白いフリージアが数本咲いた。


それぞれの花の咲いている期間は短い。一種類の花でもある程度広い面積に数多く
植えられるほど庭が広ければ順々に咲いてもっと花の期間を楽しめるのだろうけれど、
本数がそもそも少ない我が家の花たちは、植え付けから発芽~開花まで待って待って
待っていても、花を楽しめるのはせいぜい一週間だ。
それでも、庭にこうやって細々とでもささやかに花たちがあるときはそれで満足できて
いるのだが、それらのリレーが途絶えてしまうと、急に寂しい気持ちになってしまう。
久しぶりに花屋さんに行って、初夏を先取りするような涼しげな花を選んでみた。
今は本当に品種改良が進んでいて、珍しい変わり咲きの花たちがたくさんある。
白い花びらの先が三裂五裂して花火のように見えるのは、なんと、菊だ!
美しい紫色の花は、花びらがくるんくるんに巻いている。これでエゾ菊の仲間だという…
エゾ菊といえば、昔は百日草や千日紅、ミソハギなどと共に、『盆花』というイメージ
しかなかったものだが、百日草同様、今はこんな変わり咲きの種類もつくられている
のだなあ…
繊細なレースフラワー。そして庭の木蓮のひこばえの枝を剪定してきて
緑の色合いをさらに足してみた。
ふう~~~・・・・・・・・・
溜息の日々。花たちがどれほど心を慰めてくれるかしれない。
まだこれから、ムラサキツユクサ、バラ、クレマチス、矮性ライラック、シモツケ、
百合、テイカカズラ、梔子、ジンジャーリリーなどなどがじゅんに咲いていく。
紫陽花は、伸びすぎて深い森林みたいに庭を暗くしていたのを去年強剪定しすぎて、
たぶん今年は咲かない。裏の木槿も強剪定してこれも咲かない。
ダリアとグラジオラスも植えてみているのだけれど、これら真夏の花たちは
日照の足りない我が家ではいつも失敗しているのでどうかなあ。
ミニトマトも3本、これは一番の日当たりの場所に植えています。