『夏にさようなら』


ああ、もう、夏が終わってしまいますね。
今日が8月最後の日曜日。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏の終わり、というものは、どうしていつもこう寂しいのでしょうか。
それは年齢に関係なくそうなような気がします。
夏の終わりを感じないのは、未就学の小さな子供くらいなものかな(笑)。
彼らにとっては毎日が夏休みです。
光と喜びに満ちている。
少なくとも幼稚園に通い出せば、夏休みの終わりの寂しさはもう知るように思います。

夏はよく人生の青春期に例えられるけれども、わたしのような、
青春期をとっくの昔に過ぎさせてしまった者にも夏の終わりは寂しい。
ああ、そうだ。
夏というのは、人生の青春期と言うと同時に、祝祭の季節なんですね。
祝祭、というよりは。『祭り』の季節、と言った方がいいかな。
これは、祭りの終わる寂しさなんだな。

なにもいいことがなくても、夏は祭り。

こんな曲を、夏の最後の日曜日にお届けしましょう。
残りの夏を精一杯お楽しみくださいね。
そうして、夏が終わっても、あなたの祝祭の日々は続くことを
お祈りしていましょう。

人がこの世に生を受けたこと。それ自体が祝福。・・・
無宗教な私ですが、この頃そう思います。

父がある夏の日、わたしの誕生を祝って、役場でわたしの名を戸籍に
書き加えてくれたように…。





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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: morinof さんへ

morinof さん。ありがとうございます。
つくつく法師の声も、ひぐらしの声と同じでどこかもの悲しいところがありますね。
今年は蝉がよく鳴きましたが、それでもこのところ声がめっきり少なくなりました。
川べりの道も今は秋の虫の音です。

『八月の濡れた砂』。調べたら1971年の歌でした。
私が24歳のとき、ということになります。
石川セリさん。井上陽水夫人。雰囲気のあるいい歌手ですね。
この頃の女性歌手や女優さんは、同じ女の身でも、何か体が痛くなるような、
ひりひりするような感性を感じさせるひとが多かった気がします。
カルメン・マキ、秋吉久美子、高橋恵子、・・・皆、私より少し下の人たち。
ある雰囲気を持っていますね。

この歌なども聴いているとせつなくなりますね。
若い日々は疾く過ぎて行ってしまいました…。

晩夏の黄昏

『晩夏の黄昏をつくづく惜しいと啼く蝉のあり』
法師が『祭り』の最後を締めくくる蝉とは
これまた粋な計らいでござる。
    ::::::
八月の濡れた砂、20代の頃の歌でしょうか。
久し振りに聴きました、いい歌です。
そう何度も聞いてはいない筈なのに記憶の奥底に
静かに沁み込んでいるような曲で、聴くたびに焦燥感と
喪失感のようなものが靄のように浮き出してきます。

Re: さかごろうさんへ

さかごろうさん。やさしいコメントをありがとう。

大丈夫です、わたし元気。
夏の終わりって、どうしてこうメランコリックになってしまうんでしょうか。
もう何十年も夏の終わりは経験しているのに、相変わらずこの季節には弱いな。
春、桜が散る頃より人生の無常を感じます。…なあんてね!(笑)
でも、さかごろうさんの言葉、本当に嬉しく頂戴しました。

夏ってお祭りなんですよ。
学校が終わって働きだせば、、夏休みなどというものはなくなり、
わたしのように毎日暇な人間には、夏も他の季節も変わりがない筈なんだけど、
それでもひとにとって、夏は非日常の祝祭感がありますね。
何か魂がぱあっと開放されるような、何か出会いがありそうな、
何かドラマチックなことが起こりそうな、…そんな期待をしてしまう季節。
どうしてなんでしょうね。

あっ!花火しなくっちゃ!おかげさまで思い出しました(笑)。
そうそう。娘たち無事帰ってきましたよ。旅の安全を祈ってくださり、
本当にありがとう。鬼剣舞、よかったと言ってました。
旅したところでは、遠野と気仙沼と吉里吉里に魅かれたようでした。
あ、釜石にも。遠野ではきれいな川の水を頭からかぶって、撮影を
続けたそうです。よく日射病にならずに済んだもんだ。
ずうっと外を歩き続けでしたから。
さかごろうさんの御祈り、きっと効いたと思うの。ありがとうございました。
昨日は、ずうっと娘が撮った旅の動画、見ていました。
わたしも行きたくてたまらなくなりました。



No title

沈丁花さんが、皆さんの祝祭の日々(夏)が続くことを祈られるなら、
私は沈丁花さんの悲しみが一日も早く癒えるよう、お祈りします。

そっかー、夏は祭りなんですね。

あ! だからか。 私が夏が好きなのは。
スイカを食べたり、花火で遊んだりできるから・・・じゃなかったんだ(笑)
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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