『音楽の贈り物』 13

しばらく寂しげな記事ばかり続けていました。
読んでいただく方も困っておしまいになりますね。
ちょっと明るい曲お送りしましょうね。
今、あまり調子のよくない方も、なんとなく気が抜けて、元気が出ますよ。

Waldeck の曲。90年代に活動を始めたオーストリアのグループで、
20年代のタンゴ、30年代のジャズなどを融合した、不思議な世界を作り出す。
…と、紹介されているのですが、この白黒映像、現代のものかしら?

…どう見ても違いますよね。ということは、演奏、歌は現代のWaldeck によるものだけど、
映像だけは昔のものを、ぴったりシンクロするようにあてはめた、ってことなのかな。

とすると、私が感心しているのは、この昔の映像に対してですね。
3~40年代くらいのショーの演出。とっても気がきいていて、とにかく楽しい。
使っている楽器も、演奏ぶりも、歌手もダンサーもみんな、とっても
古めかしいのだけれど、なぜか凄くキュートでお洒落。
へえ、昔、こんな楽しいショーをやっていたんですね。
ベースの人とかダンサーたち、それぞれの動きをよくご覧ください。
ひとりで男と女の抱き合っているように見える衣装や、ベース弾きのパフォーマンスや
ひとりひとりの踊りや演奏姿が本当に楽しい。
それをこういう風にうまく現在の演奏にあてはめたのかしら。
だとすると、感動的に凄い編集だと思います。


曲はどこかで聞いたことがある曲なのですが、邦題などがわからない。
意味は『あなたは僕といると美しい』というような意味らしいのですが。
と思って調べて行ったら、大体のことがわかりました。

原曲は1933年のイディッシュのミュージカル。作曲ショローム・セクンダ、作詞ヤコブ・ヤコブス。
イディッシュとは、東欧やドイツにおもに住んでいるアシュケナージ系ユダヤ人の言語のこと。
それを37年にサミー・カーンがアメリカに持ち込んで、以降ジャズの名曲として、
多くのアーテイストがカバーしている。邦題は『素敵なあなた』。


とにかく、あまりにも楽しげな歌と演奏だから、きっと見たら明るい気分になれますよ。

どなたか、この映像のオリジナルは何なのか、ご存知の方は教えてくださいね。





30~50年代に活躍したアンドリューシスターズというグループも歌っている。
その歌もアップしておきましょう。
このビデオクリップも、『お熱いのがお好き』のジャック・レモンとか、
ルシル・ポールとかクリストファ・リーとか往年の怪優、迷花(!)が次々と出てきて
なかなか楽しい映像です。

http://www.youtube.com/watch?v=Xe2UXccid40

さらに調べると、元歌のイディッシュの演奏もありました。
これも一応アップしましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=ZUVEq6NC7mM

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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: さかごろうさんへ

ね、楽しいでしょう。
同じ曲を演奏しているとしか思えないんですが、
たぶん、切り貼りでつなげているんでしょうね。
相当凝った編集ですよね。
さすがの私も、この映像の時代にはたぶん生まれてなかったので、
ショウタイムの演出の楽しさに新鮮な驚きを感じました。

さかごろうさんのコメント読んでなるほどなあ、と思いました。
さすがさかごろうさんだなあ、って。
もう一度聴きなおしてみると、イディッシュのバージョンは確かにいいですね。

音楽はいいですね。
私はまだほんとにあまりよく知らないの。
私ね、楽器店とかレンタル店に行って、たくさんあるCDの中から、
お気に入りを見つけようとすると、ただただボー然としてしまうの。
特に海外のは体をぐっと曲げないと、タイトルも読めないし。

それでも頑張って探してると、気分が悪くなっちゃう(笑)。
で、すごすごと撤退することが多いです。
最近本屋さんでもそうなりつつあるので、いけないなあ、と思っています。

これからも、いろいろ紹介して教えてくださいね。頼りにしてます。

No title

よくこんな上手い具合に音と映像を当てはめるものですよね。
元の画像が何なのかは残念ながら分かりませんが、観ていて確かに楽しい!

でも、この画像も、アンドリューシスターズの歌も良かったのですが、最後に挙げられていた元祖「イディッシュ」の歌が、私は一番心を突かれました。
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彼岸花さん

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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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