『新たなスタート 』

          

           
みなさん。
彼岸花。なぜそんなに原発の事故で怒ってるんだろう、
そうお思いになりませんでしたか?

福島原発にさほど近いわけでもない。
東京の、私の住むあたりからは250キロほどもあります。
それなのになぜ、そうもむきになる?
近くに住む人々のために怒っているのか?

…みなさん。
私の母性が怒らせるのです。

自分の命が惜しいから怒ってるわけではない。

子供を生む。子供を育てる。子供が育って行く…。
無事に大きくなる…。

それまでにどれほどの想いを母は託すことでしょう。

ところが、突然、その子の命を脅かすようなものが現われたのです。
それは全く理不尽な形で、その子の将来を奪いに来る…

それに対し、怒らずにいられるでしょうか?

ひとはこの世に、たった一回しか生きられません。
この広い広い宇宙に、奇跡のように生まれた美しい星、地球。

そうして、その気が遠くなるほどの時の流れの中に、ほんの束の間、
輝かしいひとつぶの雫のように、
奇跡のように生まれ出でた、我が子のいのち。

その健康と安全が、ほんとうに馬鹿馬鹿しいほど愚かしい者たちのせいで、
なぜか理不尽に奪われようとしているのです。

なぜ、たかが一企業のために、かくも多くの人が安全を脅かされているのでしょう?
そうして、これから先も、日本人は、とりわけ福島の人々は、
どれほどの負債を負って生きていかねばならないでしょうか…。
住む家を失い、これまでに築いてきた人間関係や仕事や…そういった土地との
絆を失い。
妻と子が遠くへ避難して、家族というものを失ってしまった父もいます。
原発事故のために!家族が崩壊してしまった!
農家は手塩にかけた野菜がすべて廃棄の対象になり、
畜産家は手塩にかけた牛を見殺しにせねばならない。
土地は汚染されて、そこにはもう住めなくなったり、あるいは住めても
風評被害はそこでの生活をなり立たせなくする。

…こんな理不尽がありますか?

こんなことになるために、私は子供を生み、育ててきたんじゃない。
こんなことになるために、酪農家や畜産家は子牛を育ててきたんじゃない。
農家は、土を作り種をまき、肥料をやり、草を抜き、ほうれん草を育ててきたんじゃない。

それらが、なんというお粗末さ、なんという杜撰さ、なんという想像力の欠如、
なんという傲慢さ、なんという誤魔化し…!
そんなお粗末な一企業によって、国策によって、突然うばわれてしまう…。

怒らずにいられますか?
馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうくらいでした。

私はお前たちに奪われるためにこの子を育ててきたんじゃない!

そう言いたくなるでしょう?

でも私は、自分の子のために怒っているのでさえない。
私は、すべての母と子のために、そしていのちのために怒っています。

これだけの被害を20年、30年…100年、10000万年という
長い間、人類にもたらした福島第一原子力発電事故。
それでもなおまだ、「原発はいる」と考える人が多くいるとは!
それも、この国を動かす、政治、経済界、官僚、マスコミ、学者…、
国の中枢、世論に影響を与え国を動かす中枢にいる人々に信じられないほど多くいて、
なおそれらが虎視眈々と、再稼働の日を待っているとは!

どんなに怒っても、今の日本には政治の受け皿がありません。
与党も野党もダメ…
世論を形成する役目のマスコミは、なお愚かです。
なにが怖いのか、何かに気を使って情報を意図的に操作し、愚昧な番組だけを
垂れ流している。

国を変えていくのはわたしたちしかありません。
庶民の力を、『原発のない国作り』の実現のため、結集しなければ。
少しでも声を上げていかなくては。

ええい!わたし、尻まくっちゃうからね!
たかが電気のために、
経済効果などというもののために、
これ以上放射能汚染をこの国に広げてなるもんですか!
『おとなしい羊』『都合のいい羊』になど、なってたまるもんですか!
怒りの矛を収めてなるもんですか!





実は、この記事の前の方の部分は、3月20日頃に書いたものです。
この頃はまだ、原発事故のことをあまり言いたてるのは、地震大津波の
悲劇の中にいる福島以外の被災地の方々の感情を逆なでにする…
そんなおかしな気遣いが、日本の中に行きわたっていました。
わたしはそれをおかしなことと思いながら、その空気にやはりあえて逆らえませんでした。

躊躇っているうちに3月21日には、15日に続いてまた多くの放射性物質が
日本の国土にばらまかれました。
これらの日、外に出ていて、被曝した人々も多かったに違いない。
牛の飼料の藁なども、外においてあっただろう……
ああ!原発事故の汚染は、わたしが恐れていたように、単に原発周辺の県だけでなく、
地震被災地、さらには、望みを託すべき西日本各地にまで
じわじわと広がっていきつつあります。
今は、牛だけを騒いでいるけれど、牛がセシウムに汚染されているということは、
外においてあった藁が汚染されたということは、当然他の野菜も、
土も、水も、海も…そしてわたしたちの体も、
放射性物質を外部から内部から浴びてしまったということです。
そうして、これから汚染は、ますます広がっていくだろう…
いや、すでに広がっていることが、これからどんどん判明してくるだろう…
わたしは悲しいです。
わたしは腹が煮えくりかえるほど怒っています。

ああ!この美しい日本の自然が!
可愛い、幼い子供たちが!
日本の未来が!


猛烈に怒っているひとを、もう一人ご紹介します。

7月27日。衆議院厚生労働委員会。
そこに参考人をして呼ばれた、東京大学先端科学技術研究センター教授で
東京大学アイソトープ総合センター長である児玉龍彦氏の話。
専門用語が多く難しくてわからないところは多いけれど、彼の学者としての
良心からくる、真っ当な猛烈な怒りをご覧ください。

その後に行われた質疑応答での、国会議員?たちのどよ~んとした質問。
その対比をご覧ください。
それでもまだ、この人を呼んで話させた、ということにわずかな救いを感じる。
これを見れば、やはり菅政権の対応の遅さは責められずにすむわけはなかろう。
しかしながら…その後を狙っている次期総理候補…
それらがことごとく原発推進の人びとであること。

それらが経済界のドン、米倉氏などや、マスコミのドン渡辺氏などに象徴される
経済界、マスコミ、官僚、学界の、原発推進族と共に、菅総理を追い落とし、
再び自分たちの仲間が政権を担う日を、虎視眈々と待ち続けていること…

それを思うと、私は絶望してしまうのです。

ああ、だがまだ。絶望しているわけにはいかない。
国会を動かさねば。
マスコミを動かさねば。

わたしはまだ、老けこむわけにはいかないのです。

http://www.youtube.com/watch?v=DcDs4woeplI&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=LunV27H3oW8&feature=related


わたしは昨日、年を一つ重ねました。
それから、ブログ訪問してくださった方が、延べ1万人になりました。
延べ5000人の時に続き、恒例の?わたしの若い頃の写真公開。
(今は引っ込めてあります。)
いろいろな意味で、わたしには変わり時かな、と言う気がしています。
これからはまた、自分の勉強も再開しましょう。
再スタートの気持ちも新たに!





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Re: 夕惟さんへ

夕惟さん。こんばんは。
ありがとうございます。
夕惟さんももうすぐお誕生日なのですね。その日が来たら教えてくださいね。
じゃあ、同じ獅子座かなっ?^^
ひょっとして根本的な性格も似てる?

ふふ。写真。お会いできませんでしたね。わたしも残念です。

夕惟さんはお忙しそうですね。
なかなか、世の中がこんなふうに先行きが見えないと、
子供も持つ気になれないでしょうね…。
空気のこと水のこと食べ物のこと…
意識の違いから生まれる、感情の分断など…
今、小さいお子さんを抱えてらっしゃるお母さんたちの心配は尽きません。
どうしたらいいんだろう、いったい……。

忙しそうにバタバタ駈けておいきになられた後姿が見えました。^^
またいらしてね~。
夏風邪ひかないようにね~。
ありがとう~。

おめでとうございます☆

あぁぁぁぁ~
忙しさにかまけていたら、
彼岸花さんのお写真拝見できなかったーーーーー(>_<)
ざ、残念っ!!

私はまだ母ではないのですが、
産むことに恐怖を感じます。
産まれてくる子供たちが、安全で安心して生きていける国に向かうなら良い
のですが……


私ももう数日で誕生日です>ω<
本当に生まれた日が近くて嬉しいです^^

またきま~す!

Re: そらまめさんへ

そらまめさん。こんばんは。

ふふ。写真ご覧いただけましたか。光栄です。
そらさんには、前の5000回の時も見ていただいてるんですよね。
なにかご縁があるとしか思えない?^^

3万回くらいになったら、今のひどい姿をお見せしなきゃいけなくなるかも(笑)
あれがこうなるかい?ってなもんで…えへっ!

ツイッタ―やってるでしょう。わたしは珍しく自分じゃほとんど書かないで、
他の方のを読んで、ときどきリツィートしてるだけのことが多いんですけど、
赤ちゃん、幼児をもつ被災地のお母さん方は、必死ですね。
孤立しているお母さんもいるみたい。
でも母は強し。ほんとに、必死で戦う。

もうね、わたしは子育ては終わったのだけれど、それでも、未来の子供たちを想い
母を想って、腹が立ちますねえ……こんな日本にしてしまったこと…。
evgeneさんとハンス・ヨナスの本で、こんなこと話していたなあ…。
それを、はすいさんがあきれたように遠くから見てらしたなあ…。
はすいさん、どうしておいででしょうね。まだフランスにいらっしゃるのかなあ。

懐かしいですね。僅か2年前なのに、とおい日々みたい。

そらさん。ありがとう~♪
これからもよろしく♪

No title

遅ればせながら、誕生日おめでとうございます。
お写真、実はちょうど見ることが出来ていました。

ものすごく美しい『母と子』の写真。
こんな写真を見せられた日には世の男性は絶対的に女性(母)には
勝てないと思いますね。(私はそう思った・笑)
だって、やっぱり子供を産むという事はスゴイことだから。
誰もが女性から産まれてくるのだから。

その美しさとは時にまぶしいくらいの【命の輝き】そのものですから。

彼岸花さんが母として闘う姿勢。
そこに私がまぶしさを感じてしまうのも、そういったモノがあるからかも
しれませんね。

応援してます。

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。ありがとうございます。
そちらでお話させてくださいね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: はなさかすーさんへ

はなさかすーさん、こんばんは。
ありがとうございます。また一つ年を重ねてしまいました。^^

うふふ。若い頃は、若さだけで多少は見られましたが、今は見る影もなく(笑)。

母は強し。でも、父も強しです。
はなさかすーさんの、お子さま方へのおこころの尽くしかたを拝見していると、
こんなお父さまがいてくれたら、なんて幸せなことだろう、と想像してしまいます。

…そんな、人間の美しい営みまでもを冒してしまった、これからも冒しかねない
原子力発電というもの…

なぜ、これをまだ求める人がいるのかわかりません。
地位や名誉や、お金は、自分自身の健康や、家族などかけがえのない
人々の健康や安全よりも大事なものなのでしょうか…。
『悲しみを知らない人々』なのかもしれませんね。
人生において、悲しみというものを見つめたことのある人ならば、
人の悲しみもまた、わかろうものを。

道を歩いていても、幼い子供を見るとせつないですねえ。
道端のささやかな草や生きものを見ても、木々の梢、空の青を仰いでも、
もう、以前とは違うんだな、取り返しがつかないんだな、と
つい思ってしまう。

気持ちを切り替えて、明るく生きようとは思っているのですが。
…でも、肝は据わりましたかね。
この国の行方を、そして自分を、生見出来たら、と思います。
でも、我欲から離れるって、ほんとに難しいことです。
自分自身も我欲の塊!(笑)

子供を見ていると希望と勇気が湧きますね。
エネルギーの塊。
子供を大事にしない国…。う~む。

はなさかす-さん。いつも希望をありがとうございます!


おめでとう☆ございます

彼岸花さん、こんばんは^^

☆お誕生日、おめでとうございます☆

仰るとおりです。何のために生まれてきたのか、雑草のように、この世に
踏み潰されても強く生きることを目標にして来ましたが、それさえも叶わない
ところまで日本は堕ちてしまいました。これからが大変ですけど、ユーモア
を忘れないで原発をすべてなくしたいものです。母強し^^

スミマセン・・・・、想像していたより綺麗な方でした^^;
動画はなかなか見れませんが、時間をつくってダウンロードしたいと
思います。子どもはポジティヴです。ピカチュウではありませんが、大きな
意味で人間は霊的に進化しないと絶滅してしまうのでしょう。狐と狸の
化かし合いは、もう終わりにしたいですね。

出来ることから^^

Re: ヘルブラウさんへ

ヘルブラウさん。こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
わたしもNANTEIさんのところで、いつもお名前は拝見し、
こころの中ではもうとっくに存じ上げている気持ちでおりました。
でも、ヘルブラウさんのところにどうやったら辿りつけるかわからず、
今日、その方法、みつけました!^^
あとでゆっくり訪問させてくださいね。

児玉先生。すごかったですね。
twitter上でも、感動した人が多いようでたくさんの人が、児玉先生のこと
呟いています。質疑応答の、議員さんたちの精気のなさが、なんだか
際立って見えてしまいましたね。
ヘルブラウさんの記事、アップなさるの楽しみにしています。
他の記事もとても楽しそう。
わたしに欠けているものが、た~くさん、宝物のように発見できそうです♪

よろしければ、リンクさせてください^^。って言って、もうしちゃってるんですが…(汗!)
どうか、お許しを。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
わたしも、性根を据えて、これからも、いろいろなことに興味を持ち、
出来る限りの美しい記事を書いていきたいと思っています。




初めまして

もう随分前に南亭さんに彼岸花さんのことご紹介されていて、
星の数ほどあるブログのこの世界のなかで、とても静謐で
真摯なブログだと想いながら読まさせていただいておりました。

私も昨日、東大にも児玉先生のような方がいらっしゃるということを知り、
記事にしようと下書きをしたばかりだったので今日のこの記事に
共鳴したということをお伝えしたくなり初コメとなりました。

どうぞこれからもブログで彼岸花さんの心の叫びを記録され、
多くの皆様方に読んでいただきたいと願っています・・・
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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