『悲しみ』

今回の東北地方太平洋沖地震 。
日本中の人が、息を詰めるようにして、報道を見守っているだろうと思う。
想像を絶する地震被害である。
被災地の方々に、こころからのお見舞いとそうしてお悔やみを申し上げる。
その悲しみに対しては、頭を垂れるしか表現のすべがない。


私は深い悲しみに包まれている。
そして、深く深く恐れている。

今日も青い空の下を歩きながら、こういう平凡で幸せな日常が、一瞬にして
むごくも奪い去られてしまう、その理不尽を想っていた。
人間の予測を越える天災のその凄まじさ、むごさ。
そうして、こういうことが起きねばいいが、とずっと恐れ続けてきた、
深刻な原発事故が、ついに起こってしまったことを。

今、被災地のかたは極限状況の中で耐えていらっしゃる。
救助活動にあたっている消防、警察、自衛隊、そして海外から
ありがたくも来てくれた支援部隊の人々…
その他、ボランティアとして活動していらっしゃる方や、医療関係者、
原発の終息作業に危険を賭してあたっている現場の作業員、等々…

その大変さを想うと、今は過激な言葉は避けようと思う。

しかし、胸の中には人が避けようとしても避けようのない天災への深い悲しみと、
そして、もしかしたら避けられていたかもしれない原発事故の深刻化への
なんとも言えない怒りが渦巻いている。

今は、ひとりでも多くの人が、無事でいらっしゃることを祈ること、
早く被災地の暮らしが少しでも改善されること、
そうして、福島原発が何とか、コントロールできるようになり、
これ以上の重大事故に至ったりしないことを、ひたすら祈っているしかない。

なんという理不尽であろうか…。
やはり、怒りはふつふつと胸にたぎる。






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Re:れんげちゃんへ

読んでくれましたか。
私、一所懸命調べて書いたのですけど、事実誤認のところなども確かにあるようで、
そこら辺は、コメント欄のtweedle さんの意見のような方もいらっしゃる、ということで、
両方を読み比べて、れんげちゃんの目で、公平な判断をしていただければ、と思います。

ただ原発が絶対に安全だ、などということはありえないということが、結果的に今回のことで
証明されてしまったことが、ほんとうに残念でなりません。
私の不安など、年寄りの取り越し苦労だよと、笑われていた頃が、今となっては
懐かしいです。
元気を出そうとはしてみているけれど、この悲しみは、やはり去りそうもありません。

いつも元気なれんげちゃん。元気を頂戴。
あなたに悲しみを教えてしまったようで、それも残念なのです。

ただ、あなた方は未来を背負うひとびと。
原発のことをちゃんと知って、そうしてこれからのエネルギー政策のこと、
公平に判断していって欲しいと思っています。

興味を持って読んでくださってありがとう。



No title

彼岸花さん、前ブログ 今おさらいしてきました!
記事も、コメント欄も、全部読んできた!
あの頃、正直頭に入らなかった。
でも、今はカラカラのスポンジが水を吸うように入ってくるよ。
ぞわぞわと、体中の毛が逆立ってます。

Re: t.grayさんへ

t.grayさん、t.grayさん。

あなたが意識が低いなんて、とんでもない。現にこうして、平井憲夫さんの
記事などを読んでいらっしゃるではありませんか。
私の書きかたがもし、きつい感じがしたなら、どうぞどうぞお許しくださいね。

私は今、皆さんと同じに、ただひたすら悲しいのです。そして無念でならないのです。
ですから、記事など書いたら、たぶん言葉激しくなってしまうに違いない。
そうしてそれは、それでなくても不安な、ひとのこころを煽り立てるものに
なってしまうかもしれない、今は、それをしてはいけない・・・
そう思って、正式の記事には、原発のことをあまり深く書きませんでした。

t.gray さんが、関心を持ってくだって、平井憲夫さんの名前が出てきたので、
つい感情のたがが外れてしまいました。
私は、15日11:45現在の、報道を聞いて、平井憲夫さんが
伝えたかったこと、その憂慮と不安が、現実のものになりつつあるのではないか、
という、深い怒りと悲しみに包まれています。
それは、平井さんの悲しみと同質のものであるような気がします。
ほんとに悲しいです。

t.gray さん。今からでも遅すぎるなんてことありません。
原発のこと調べてみてくださいね。そして、私にも教えてください。
私ね、原発がこういうことになると、人々の関心がそちらに集まって、
また、政府の対応もそちらにもものすごいエネルギーをかけずにはいられなくなり、
今、生死にかかわるほどひどい状況にある、地震の被災地の方々への
その手当や救援が遅れること、それを深く憂慮しているのです。
二重の意味で、無念で仕方ないのです。

T.grayさんと話せてよかった。それでないと、私、胸がつぶれそうでした。
ほんとうにありがとうございます。

おはようございます。

ご助言、ありがとうございます。
原発に対する知識や意識のレベルの低さを反省しております。
これから、故郷の廃屋の記事,読んでみますね。

私も情報の公開や炉心の冷却がうまくいくことを願い
そして不眠不休で作業にあたっている方々の無事を祈ります。

Re: 依里さんへ

依里さん。おっしゃる通りですね。

私もね、どれほど怒ってるかしれないけれど、今は人のこころを
これ以上不安にするようなことは書かないでおこうと思いました。
今はひたすら、一刻も早く、被災地で極限に近い状態に置かれている方々に
救援物資が十分に行きわたり、水、電気、ガスなどの設備が回復すること、
そして原発事故が無事終息することを祈るだけ。
でも、今の様子を見ていると…

原発のことに限らず、普段から、報道されていることというのは、
おそらく事実のごく一部だろうと思います。
ひどい場合には、ある思惑によって、バイアスがかけられてれいることも
多いのだろうと思う。
私たちは、メディアの伝えることの裏側を想像して見る力、
一つの情報を鵜呑みにするのではなく、さまざまな情報から総合して
判断する力を身につける必要がありますね。

そうして、依里さんの言うように、パニック的な行動をしないように
しないと。足を引っ張ってはいけないですものね。
今は被災地のかたがたのことを考えるのが一番先決。そこにすべての力を
結集しないと。
政府も、人々も、今は、被災地のかたがたの救済と原発への対応と
二つのことに意識と力を向けなければならない。それが残念なのです。
力をすべて、被災地の人々に向けなければならないときなのに…

今晩も当地は寒いようです。何とかもっと素早くうまく物資や燃料などが
届かないものかなあ。
遠くにいると、募金するくらいしかできないのがもどかしいです。

Re: ららさんへ

> 最悪の天災の被害を最小限に食い止めるために必要なのが電力です。

ほんとですね。今回、どれほど電気、ガス、水道などの基本インフラが
人間の生活に大事か、痛感させられましたね。
電気のありがたさ。ほんとです。

私は反原発の考え方を持っているので、今回のことがどれほど無念だか
しれないけれど、今はね、ひたすら、この事態が終息することを
祈るだけです。今、身の危険を冒しながら、徹夜で作業している人々のことを想う。
だから、まだ批判記事にはしませんでした。

私の原発の記事をずっと見ててくださったららさんならば、私の無念さと、
そうして、今はまだ厳しいことばを投げかけたくないと思う、私の複雑な気持ちも
よくおわかりくださるのじゃないかと思います。

> 住民の被爆も問題だし、海水を入れた何号機かのこれからの処理はどうするのか・・・
> この事態から日本は何を学ぶのでしょうね・・・

ほんとね。ららさんのおっしゃる通り、私もこれが終息して後のことも心配。

(ああ!これを書いている今、また冷却水の水位が下がった!)

とにかく今は何とか終息してほしいです。
そうして、これを機に、みんなが原子力発電について興味を持ち、そして
原発でなにが行われているかが、もっとオープンにされるようになり、
みんなが今回のことを教訓に、エネルギー問題を真剣に考えるように
なるといいですよね。

ららさん、ありがとう。

Re: Re: t.gray さんへ

すみません。ご紹介したサイト。私が読んだときは入れたのですが、
再度読みに行こうとすると、どうしても入れません。
論旨の中心は、平井さんの記事とされるものの非科学的な誇張や間違いを、
ご自身が原発職員であった経験から、指摘訂正されている記事です。

そのページに飛べなくてごめんなさい。

コメント、ありがとうございました。

Re: t.gray さんへ

平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」。
私も読みました。読んでびっくりしてしまいました。
t.grayさんはそのころを存じかしら、私は、前のブログ『故郷の廃家』で
原発について調べ、記事を書いています。
その時に、平井憲夫さんのこの記事も読みました。

私は反原発の立場に立っています。
ただ、公平に判断はしたいと思うので、この記事については、原発というものの
本質を鋭くついている、と思う面と、疑問に思われている部分があるということと
両方ある、ということを、ここで言っておきたいと思います。

実はこの文書は、平井さん自身がお書きになったものではなく、彼が
お話したことを、彼が肺がんで亡くなったあと、反原発の会の人々が
まとめたものらしいのです。
ですから、ここには技術者であった彼ならば書かなかったであろう、と思うような、
非科学的な噂話のようなたぐいのものや、反原発に強引に持って行きたいがための
誇張や誤りもあるようなのです。

それを厳しく、あるいは揶揄して馬鹿にして反論したサイトなども随分あったようです。
その中で、実際の原発労働者として働いていた方の反論があって、
これは非情に理知的な論理の進め方で、平井さんの(とされる)この文のおかしなところを
指摘しています。
C:\Users\user\AppData\Local\Temp\Temp1_eifye[1].zip\eifye\0.html

私は、この両方を読み比べて見て欲しいと思います。

私の結論から言うと、平井さんのとされる文の中にはきっとおかしな点は
たくさんあるのだろうと思います。彼が現場にいたころから比べると、
今は原発の技術や管理体制は随分進歩しているでしょうから。
平井さんの文を批判するこの方の言うとおり、いろいろ事実関係の勘違いもあるだろうと思います。

しかしながら、感情に流されないよう、客観的に読み比べて、
反論する方の態度を立派だなと思いつつなお、
私は平井さんの言っていることの中には、原発のみならず、ある意味、
優秀だとされる日本の科学技術の中にも、ここに書かれていることに近いような
盲点があるのではないか、と思っています。
例えば、記憶に新しい『マンション耐震強度偽装』事件。
一流と見える立派なマンションであのような杜撰な工事と認可が行われていた。
また、原発の労働者についての記述。これもある意味の真実を言っているのではないかと
思っています。誇張はあるにせよ。
現実に今、事故の終息に必死であたってらっしゃる人々がいる。
防護服を着ていては動きにくくまたそれだけで大変なもの。
長く作業を続けては危険なので、交代でやる、などというのは
たぶんそうなのだろうな、という想像はつきますね。
このあたりは現実に現場にいた人でないと書けないところです。

私は多くのひとに、この両方を読み比べて欲しいと思います。
どちらが正しく、どちらが間違っている、という問題ではないように思います。

原発というものが一旦、正規な手順で動かなくなると、今回の様子を
見ればわかるとおり、人間の手に負えない危険なものであるということは、
これは原発賛成のかたも、感じられたのではないでしょうか。
ただ、石油に代わる代替エネルギーの中で、原子力発電が一番パワーがある、ということも
否めない。
今度の事故を機会に、皆がエネルギー問題、そして原発問題について、
知識を得ること、そして国としてのエネルギー政策をともにしっかり
考えていくことが大事だろうと思います。
またもう一つの問題は、電力会社のやっていることが、一般の庶民には極めてわかりにくいこと。
このような重大な事故の時こそ、電力会社、原発の内部だけで処理しようとしないで
情報をしっかりと公開し、必要な人員や物資を国を挙げて注ぎ込んで、一刻も早く
ことが大事に至らないうちに解決できるようにしていくことではないかと思います。

どうかこの危険な状態が一刻も早く終息しますように。
今は反原発だの何だのということを置いておいて、作業に当たっている方々の
無事と炉心の冷却のうまくいくことを祈りたいと思います。

No title

彼岸花さんに全く同感です。
大分昔ですが、原子力発電についての本を読んだ事があります。
もう、大分記憶が薄れていますが、それでもとても危険な発電方法だと書いてあったように記憶しています。

個人的には、原子力発電を完全にコントロールするのは不可能で、まるで綱渡りの様な芸当なのではないかと疑っています。
とは言え、現実には原子力発電所が作動し、その電力が生活に欠かせないことも事実でしょう。
特に環境問題から火力発電を増やせない今となっては。。。

原子力発電を手放すなら、皆が不便な生活を受け入れる事に賛同しなくてはならないだろうと思います。
私達の生活は電気に偏りがちですから。。。

国民には知らされていない事柄もあるのかもしれません。
だけど、私達は公共の情報をチェックする以外になす術がありません。
怒りや悲しみを感じますが、今自分ができる事を考えてみると、出来る限りパニックにならない様に行動する事が大事ではないかと考えています。

個人的には、最悪のシナリオが頭に浮かびます。
関東の私達も被曝するかもしれない。
だけど、余震が収まるまでは少なくとも、希望を捨てずに自分たちなりに頑張るしかない様な気がします。

そして、幸運にも怪我のない自分が今すぐにできる事と言えば、募金でしょうか。
多くはできなくても、信頼できるルートで募金する事を考えています。

No title

天災は人智をはるかに超えて人を襲う・・・
そういう自然の力を甘く見ていたような気がしてならないのです。
最悪の天災の被害を最小限に食い止めるために必要なのが電力です。なので原発では最高レベルの安全性が求められるのに、災害の想定が甘かったし、科学の力を過信していたのだと思います。ならばこれは人災です。
住民の被爆も問題だし、海水を入れた何号機かのこれからの処理はどうするのか・・・
この事態から日本は何を学ぶのでしょうね・・・

Re: 依里さんへ

私は一年半前、『故郷の廃家』という、前のブログで、
2ヶ月くらいにわたってずっと原発についての記事を書いていました。
地震の多い国にどんどん原発を作っているこの国の政策。
いつか大きな事故にならなければいいがと危惧しながら、
いっしょけんめい調べて書きました。
それだけに、今回の事故の知らせを聞いたとき、すぐに最悪のシナリオを
想像して、暗澹とした気持ちになりました。
その気持ちをぶつけた記事も一度は書いてみたけれど、皆が必死で
地震の悲劇に堪えているとき、人の感情をあおりたてるような記事は
今は書くまいと、抑えています。
それでも、ふつふつと、無念さは胸の内から湧いてくる。

とにかく、何とか炉心を冷却するという緊急措置がうまくいって欲しい。
それを祈るばかりです。

こんにちは。

今、平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」という文章を読んでみました。
え^、
これは、そうなんですか!
怖くなってしまいました。
大変な事です。

考えてみます、もう少し調べ洞察してみます。

悲しいです。
被災地の方々、本当にひとりでも多くの人が、救われて欲しいです!

No title

やっぱり制御できないんじゃないか。
まず、私はそう思いました。
以前から、原子力発電所は制御がかなり難しいと言う話を耳にしました。
しかし、一番多い火力発電は環境問題から増やせないだろうし、今話題の風力発電は騒音の問題があり、太陽光は費用の問題があるなど、実質的には原子力に頼らざるを得ないんでしょう。

残念ながら爆発してしまったものはどうしようもありません。
これからどうなるのか、どうすればいいのか、一刻も早く政府に情報を整理し、発表して欲しいと思います。

ちなみに、デマの話ですが、私はチェーンメールを身内から貰いました。身内の人間も友人から貰ったと言っていました。
始めたのが誰だかは分かりませんが、広めている人々は善意でやっていることだろうと思います。
「一刻も早く広めて下さい」などと書いてあれば、混沌としたこの状況下では信じてしまう気持ちも理解できます。
ですが、私は自分のブログや携帯から情報を発信する事を控えています。
こう言った状況での情報は口伝えで聞くべきではなく、各自が自ら公共のものを入手すべきだと考えているからです。

なかなか冷静さを保つのは難しいですが、二次被害を最小限に抑えるためにも、今は落ちついて行動する事が大事であると考えます。

Re: マサキさんへ

見ています。
作業にあたっていた方の被害が少ないことを。
そして冷却作業が続行できることを祈るしかないです。
怒りと悲しみで、胸が溢れそうです。

No title

三号機で爆発があったようです。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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国境なき医師団
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