『この国のかたち』

5月5日付、朝日新聞4面に、こんな記事があった。

『自民 原発推進派はや始動』

サブタイトルは、『「原子力守る」政策会議発足』。
以下、転載。

 東京電力福島第一原発の事故に収束のメドが立たない中、国策として原発を
推進してきた自民党内で早くも「原発維持」に向けた動きが始まった。
原発推進派の議員が集まり、新しい政策会議を発足。「反原発」の世論に対抗する狙いだ。
この会議は「エネルギー政策合同会議」。自民党内の経済産業部会、電源立地および
原子力等調査会、石油等資源・エネルギ―調査会の3つを合体させた。
電力需給対策とエネルギーの再構築の検討を目的に掲げるが、党幹部は、
「原発を守るために作った」と明かす。
 幹部には原発推進派が名を連ねる。委員長は元経済産業相の甘利明氏。
旧通産省(現経産省)出身の細田博之元官房長官が委員長代理。
西村康稔衆院議員が副委員長に就いた。先月12日の会合では、幹部陣の隣に
東電の元副社長で現在は東電顧問の加納時男・元参院議員が「参与」として座った。
 甘利氏は「安易に東電国有化に言及する閣僚がいる」と指摘する資料を配布。
会議後に河野太郎衆院議員が「原発推進派が並ぶ人事はおかしい」と抗議したが
認められなかった。
 自民党は中曽根康弘元首相らを中心に「国策・原子力」の旗を振ってきた。
(以下、略)

おやおや。
いまは、反原発、脱原発、そうしてそこまではいかずとも、ちょっと考えようよ、という
声は随分高くなっていると思う。
週刊誌などには、原発政策を告発する見出しが躍っている。
これまで、推進側に立ってきた人々の反省の弁などもよく載っている。
そんな中では、原発推進ということを言いにくい雰囲気であろうから、
こうした考えを持っている人々には随分と腹の立つことであろうと思う。

だが、いずれ。いずれ、原発を推進しようとする人々は、顔をぐっと
もたげてくるだろう、とは私は思っていた。
大人しく引っ込んでいるはずがないのである。とにかく既得権益が絡んでいるのだから。
昨日の新聞を開いてこの記事を見たとき、「案外早かったな!」と、
溜息が出そうになった。

勿論、言論の自由、思想信条の自由がある。原発推進の人々が集まって
会議を立ち上げたっていいわけだが…。
この朝日の記事には、この会議で参与を務める、東電の元副社長で現在は東電顧問の
加納時男・元参院議員と、河野太郎・衆院議員へのインタビューも載っている。
それぞれ、原発を推進しようという側と、核燃料サイクルへの疑問を抱く側に
立っての発言である。

加納時男氏の発言。
[続く]に転載しておくので、朝日新聞をとっていらっしゃらない方、
まあ、読んでみてください。
こういうひとが、この国を引っ張っているのかと思うと、個人の考えは自由だとしても、
なにかまた、溜息である。
脱原発には、こういう既得権益べったりの壁を突き崩さねばならないのか、と思うと。

河野太郎氏。
原発を国策として推進してきた自民党の議員なのに、核燃料サイクルの矛盾に
気づき、核燃料サイクルを止めようとしている変わり種。
しかし、反原発、というわけでなないらしい。
そこがよくわからないのだが、彼が、videonews.com にゲストとして
語っている映像がある。
彼は言わば、自民党の内情もよく知りつくし、また現政権も外からよく眺めて
いるので、割合、公平な立場から、原子力発電というものをみているひとなのでは
ないかと思う。

加納氏のように、東電の側の論理でしかものを考えないで、この悲劇があってなお、
原発を、そして東電を守ろうとする人間と、私もそうだが、原子力発電に
生理的嫌悪感を持って、それを止めようとする人間の間には、本質的に
越え難い深い溝がある。

河野氏のようなひとこそもっと増えて、原発論議が、国民の間にもわかりやすく
展開されるようになれば、この国の未来のかたち、というものがもっとよく
見えてくるだろうと思うのだが。
しかし、河野氏のようなひとは、自民党内で異端扱いされる。自民党にありながら、
党の趨勢とは違う考え方を持っている、そこが大事で、そういう人を大切にする
組織なら信頼できるのだが。

それにしても、だんだん東日本大震災事態に関する報道も少なくなり、
意図的にかどうかは知らないが、原発の記事もめっきり減った中、
政府内部や、旧政権の自民党の中で着々と書き進められる、東電生き残りと原発再推進の
ためのシナリオ。

それを国民はしっかり見ていく必要がある。
なんと言っても、いかに反原発の声が今は高まっているように見えても、
これまで原子力発電を推進してきた自民党、そうして今進めている民主党、
それに東電はじめとする原子力ムラの勢力は、有している力の規模が
そもそも反原発の声を上げているグループなどとは違う。

その既存の巨大な力、学会やマスコミまでををまきこめるお金の力を
持った人々に、どうやって一体対抗したらいいのか…。

それは、国民ひとりひとりが小さくてもいい、声を上げることなのだと思う。
自分の周囲に、原発について考える輪を広げていくことである。
例えば、私がこれほど反原発、と心の中で思っていても、
ここ一月ほどのように黙っていては、暗黙のうちに容認したということに
みなされてしまうのである。

河野太郎氏のような政治家に声援を送ることも大切。
選挙の一票で意志表示をすることが大切。
ネットの力は、国を動かす力を持っていることは、シリアの例を見てもわかる通り。
あきらめないで、自分の考えを発信し続けることが大事だなと思っている。

彼岸花さん。この年でtwitter も始めたんですよ。えらいでしょ~(笑)。
少しでも、片隅からでも、発信し続けたいから。

河野太郎氏の話。ぜひ聴いてみてください。
核燃料サイクルというものの矛盾、自民党の体質、原発推進の歴史などが
とてもよくわかりやすく語られています。

また、同じページに、京都大学原子炉実験所の、小出裕章さんのインタビュー映像も
みることが出来ます。
彼も、原子力ムラにあっては異端の少数派。
しかし、教授になるとか、学会でもてはやされるとか、ましてや自分の研究で
大枚のお金を稼ぐとか、政経済界で地位を得るとか、そんなことを一切考えないで
ただ研究にいそしんでいる人の生き方の潔さ。
「週刊誌などで、私が迫害を受けている、などという書き方をされているようですが、
私は一度も迫害など受けたことはありません。いやな想いをしたことはありません。」
と言い切る、その声の、なんと爽やかなことだろう…。

これもまた、お暇の時に、ぜひご覧ください。
三者三様の人生の生き方が見えてきます。
三人の語る姿に、この国の今のかたちというものが、なんとなく見えている気がします。


http://www.videonews.com/




原子力の選択肢を放棄するな

加納時男氏
1935年生まれ。元東京電力副社長。
98年参院選比例区で日本経団連が支援する「財界候補」として当選、
2010年まで2期務めた。現在は東電顧問。

地元が要望 雇用に貢献 
―福島の現状をどう感じていますか。
 「東電出身、元国会議員として二重の責任を感じている。
インターネット上で『お前は絞首刑だ』『A級戦犯だ』と書かれてつらいが、
原子力を選択したことは間違っていなかった。地元の強い要望で原発ができ、
地域の雇用や所得が上がったのも事実だ」

―原発推進のため国会議員になったのですか。
 「そうではない。当時財界と自民党との間に溝があり、経団連は財界の声を
反映させたかった。特定の業界のために仕事をしてきたわけではない」

―電力会社役員から個人献金を受け、自民党が原子力政策に甘くなったことは。
 「お金をもらったから規制を緩くしたとか、そんなことはない>

―河野太郎氏は「核燃料サイクル」政策は破綻していると主張しています。
「反原発の集会に出ている人の意見だ。自民党の意見になったことはない。
反原発の政党で活躍すればいい。社民党に推薦しますよ。
福島瑞穂党首は私の大学の後輩だから」

―今後も原発を新設するべきでしょうか。
「太陽光や風力というお言葉はとってもロマンがある。しかし、新増設なしで
エネルギーの安定的確保ができるのか。二酸化炭素排出抑制の対策ができるのか。
天然ガスや石油を海外から購入する際も、原発があることで有利に交渉できる。
原子力の選択肢を放棄すべきではない。
福島第一原発第5、6号機も捨てずに生かす選択肢はある」

低線量放射線体にいい
―東電の責任をどう考えまずか。
「東電をつぶせと言う意見があるが、株主の資産が減ってしまう。
金融市場や株式市場に大混乱をもたらすような乱暴な議論があるのは残念だ。
原子力損害賠償法には『損害が異常に巨大な天災地変によって生じたときは
この限りではない』という免責条項もある。今回の災害があたらないとすると
一体何があたるのか。全部免責しろとは言わないが、具体的な負担を考えて欲しい」

「低線量の放射線は『むしろ健康にいい』と主張する研究者もいる。
説得力があると思う。私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った。
過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体にいい、ということすら
世の中では言えない。これだけでも申し上げたくて取材に応じた」
 

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Re: 夕惟さんへ

夕惟さん。ありがとうございます。

twitterね。まだ始めたばかりで、よく仕組みがわからないんです。
誰かのところに入ると、次から次に迷路に踏み込んで、迷子になっちゃう(笑)。
それにね、140字にまとめるのが、私には大変!(笑)
140字って少ないわよね~。
逆に、私いつも一体何字くらい書いてるんだろうって感じです(笑)。
でも、言いたいことをぐっと凝縮するいい訓練にはなりますね。まだ、ド下手!
どうぞ、入って覗いてみてくださいね。
私も夕惟さんのとこ、お伺いしてみます。

そのお友だち、新聞5紙とはすごいですねえ。
そうやって読み比べると、いろいろな立場が鮮明になってくると思います。
反対に、「新聞にそんなこと載ってない!」と、聞く耳もたぬ営業の方って、
どうしようもないですね。
私は基本的に朝日新聞だけ。あとは、最近はいろいろな週刊誌を買って読んでいます。
それからネット上の情報も。
確かに、そうすると、朝日一紙だけでは得られない情報が手に入ります。
テレビでは伝わらないニュアンスとかね。

でも、大事なのは、想像力。一つの情報からでも、その裏を読むことが出来ます。
それには、いろいろな仕組みをいつも気をつけて知っておくことですよね。
例えば、原発に関して言えば、政府と電力会社とその関連会社と、マスコミと学会が
どういうふうに繋がっているか、とか。
そうして、人の痛みを想う心ですね。
それがあれば、おばあさまの住んでらっしゃる福島のことを想う夕惟さんの気持ちに
対し、「そんなこと新聞に書いてない!」と一喝するなんて態度できないはず。
忙しい、とか、そんなこと理由になりませんね。

とはいうものの、斯く言う私も、東京の視点でしか、ものを感じていないんじゃないかと
いつも自問します。大地震と大津波で、家も、仕事も、家族友人も、未来も…
すべてを失った人がいる…。その、あまりに大きな悲しみには、わかっている、などと
とても言えません。
被災地の方が、政府の目は福島原発の方ばかり向いている!と怒っていらっしゃいましたが、
確かに官邸にも、私自身にもそういうところは否めない。
明日の食べ物、飲み物に困る人にとっては、政府の目が福島に向いているように
思えると腹が立つでしょう。
しかし、今度はまた、その人たちも、福島の人に対する配慮は弱いかも。
地震と津波と、原発事故による放射線の恐怖と、風評被害の4重苦に対して。

なかなか、他人の苦しみ、というものは同じようには感じられないものです。
でも、出来るだけ、悲しんでいる人の気持ちに寄り添う。それは出来るはずですよね。
その営業さんは、普段から、想像力のちょっと欠けてる人かも。^^

私も、義弟や義姉が福島市内にいますので、毎日、放射線量を新聞でチェックしては、
溜息をついています。リンゴ農家ですので、今年の収穫は作ってもあまり売れないかも、
ということも心配されます。何よりも、東京でさえ、放射線の恐怖はあるのに、
はるかに数値の高い中で、子育てをしなければならないお母さんたちのことなど想うと、
またふつふつと、原発をどんどん考えなしに作ってきた、電力会社、それに
歴代政権に腹が立ってきます。

弟さん、京都大学ですか。すごいですねえ。
私はなぜか昔から、京都大学びいきで。東大が『官』に対し、京都学派は『自由』の
気風が、というイメージがあるんですね。これも思いこみでしょうが。
ああ、でも、東大でも、明治の頃の人びとは好きだし。夏目漱石とか…。
専攻がまた、いいですねえ。
弟さんのような方に、この国の将来を担っていって欲しいです。勿論夕惟さんにもね。^^
>
あっ!わざわざ図書館で調べてくださったんですね。ありがとうございます。
私は、犬と飼い主の友情、というようなものを主題にした実話に近い話が
いつもかなり好きなんです。
どうかなあ。夕惟さんも気にいってくださるといいなあ。
ま、ちょっと問題も含んだ話なんですけれど。
>
ありがとうございます。夕惟さん。

No title

>彼岸花さん。この年でtwitter も始めたんですよ。えらいでしょ~(笑)。
>少しでも、片隅からでも、発信し続けたいから。

わ~!私もあんまりtwitter呟いていないのですけど、
彼岸花さんと繋がりたい~><


私の一番の仲良しさんが、32になる今なお、大学で勉強しています。
先日彼女とお茶をした時に、
新聞もテレビも、日本のメディアは隠すことばかり……
という話になり、原発の話にもなりました。

彼女は、中学高校のことから反原発派で、色々本を読んでいたようで、
私が福島出身ということもあり、色々教えてくれました。
新聞も日本の3社と、
海外の2社(海外の新聞は数値など詳しく書かれているみたいですね;
どれだけ日本が危険なのかきちんと書かれているそうです;)、毎朝5社分目を通しているらしく、
日本の新聞1社じゃ偏る!!!と憤慨してました。

会社の営業さんに、福島の被災地ではない(私の田舎)場所の現状を伝えたところ、
「そんなの新聞に書かれてないんだから嘘に決まってる!」
と一喝されてしまい、何も言えなくなりました。

私の知識不足からのことなので、営業さんを責めることもできず、それは分かっています。
けれど、彼女にその話をしたら、
「たかだか1社読んでいる位で、それを鵜呑みにして何を言っている!!!」
と憤慨してくれて(笑)
身内が原発に関するところに住んでいる人間と、
ずっと東京~関東にいる人間では、感じ方も違うから仕方ないけど、
そういう言い方は無いよね、と慰められました。
(かくいう彼女もずっと関東の人間なので、
私の心の痛みは分からないけど……と前置きで言ってくれました)

だんだん何を書きたいのか分からなくなってきましたが^^;

少し前の日記で書かれていた京都大のこと。
私の弟が今年の4月から京大で学んでいます。
原発関係ではなくて、
農薬や微生物関係(いかに野菜などに農薬成分を残さず人が食べられるようにするか)の専攻なのですが、
ちょっと嬉しかったです^^

ありがとうございます!

昨日の紹介いただいた本、
最寄りの図書館にありました!!
今日、借りてきます^^こちらもありがとうございます*^^*

Re: lily姫さんへ

> 彼岸花さん、twitter も始められたのですね
> えらいですぅ~(笑) ナデナデしてあげますぅ

lily 姫さんっ!ありがとうございますぅ(笑)
嬉しいなん♪ 久しぶりにだれかにナデナデしてもらいました~♪

でもね、まだなんだか仕組みがよくわからないので、あまりtweetしてないのです。
なんだか、すぐ迷子になっちゃうし(笑)。
お作法みたいなのもよくわからない。
でも、何とか声あげて、原発止めたいの。

ほんと。lily 姫さんが書かれたように、私もよくわからないの。
どうしてこんな簡単なことが、わかってもらえないのか、それがわからない。

東京など大都市に原発は作らないわけでしょう。
危険だってわかってるからですよね。
いざ、大事故が起きたら、それは大パニックになって、それこそ日本が
めちゃくちゃになって機能停止しちゃうから。
官邸が東京にあるから。皇居もあるから。
自分たちの家もあるから。

それだったら、なんで、福島の浜通りや青森六ヶ所村ならいいんですかね~。
同じ人間の住むところで、どうして遠いところなら構わないんでしょうか。

危険を自分の身に引きつけて考えてないからですよね。
遠くに建てるということは、危険を認識してはいるわけだから。

結局は経済の論理で動くんですね。
それから、自分たちの欲得。

小出さんと河野太郎さんの話を聞き合わせるとよくわかりますが、
そもそもの最初の導入時には、原子力発電の夢のような部分だけ聞かされて、
その危険性はあまり認識されてなかったと思います。
核のゴミがこんなに出て、その始末がどれほど大変かということも聞かされてなかった。
ただ、原発を作る、とおいしい、ということがだんだんわかってきたんですね。
電力会社は、原発など設備投資をすればするほど、それにかかったコストに3%を
かけたものを、電気力金に上乗せしていい、という仕組みになっているらしいんです。
だから、どんどん作る。損をしないんだから。
原発を作ると建設会社など、関連企業がもうかる。地元には大変なお金が入り、
仕事も得られる。議員さんは電力会社から献金してもらえるし、お互いに天下りという
旨みがある。電自連など組合の後押しで選挙にも勝てる。
学者は多額の研究費を電力会社から出してもらい、その代わりに、その意をくむような
ことをしゃべる。お互いに天下りや職に付ける旨みもある。

…そうやって、利益関係がからみにからみあって、それを外からほぐして
解体しようとしても、やる人がいないんですよね。
自民党も民主党も、原発推進だから。

だから、私たち国民に出来ることは、いろいろな機会をつかまえて、
国民は怒ってるぞ!ということを示すしかないですね。
要するに、次の選挙では、あなたに入れないよ、という意志を示すしかない。
国民の気持ちが反原発に傾いてるな、と思えば、議員さんはそれに靡く。

今はまだ、多寡をくくってるんじゃないですかね。
原発がないと困るぞ、という脅しがまだ効いていると思ってるんじゃないかな。
アンケートの結果などを見ても、半数以上のひとが、なきゃ困ると思ってるらしいから。
でも、国民も馬鹿じゃないですよね。だんだん学んでいっている。
今、政府や自民党や、東電のやり口をしっかり見ていると思います。
再生エネルギーが駄目なんじゃない。
原発に変わるエネルギーがないんじゃない。
電力会社などが、代替エネルギーが発展するのを阻止してきたんです。
自分たちの利益を譲らないですむように。

こんな理不尽なことないです。
高い電気料金は払わされる。一旦重大事故が起きたら、こんなにひどいことになる。
子供たちを安心して外で遊ばせられない、水も安心して飲ませられない、ミルクも
野菜も魚も肉も不安。
しかもその賠償のお金まで負担させられる。

いいことといったら、電気がふんだんに使えること、供給が安定していること。
その2点だけです。

でも、いずれ、ウランもなくなる。それは石油や石炭と同じなんです。
だとしたら、人間はどうしたって、自然エネルギーを組み合わせてうまくやっていくしかない。
ふんだんに電気を使う生活、その他の資源を掘り尽くすことは、
いずれやめなければいけなくなる。

ちょっとそれを考えればいいことなだけなんだけど、眼の前の利益、には
人間は弱いんでしょうね~。

一番いけないのは、知らないのに、ひとに同調することですね。
「やっぱ、原発は必要でしょ。」
「代替エネルギーはまだないんでしょ。」
「原子力発電が一番安いんでしょ。」
「二酸化炭素問題どうするの。」
そう言った決まり文句を、ん?ちょっと待てよ。本当にそうなのか?
と考えて欲しい。

知識のある方は、原発がないと困るんでしょ、と不安がるひとに、
優しく話してあげるといいですね。
身内のおじいちゃんやおばあちゃん。お友だち…。後輩…。
なにしろ、国民が変わっていくしかない。
ひとりひとり、と、原発はいらない、という人を増やしていくしかありません。

世界は変わらない、という思いこみを捨てたいですねえ。
ネットがシリアなどの政治を大きく動かしたように、今は
一般のひとが、政治を変える大きな手段を持っています。

lily 姫さん♪
あきらめないで、がんばりましょう!

lily 姫さんやれんげちゃんや葉っぱさんのように、そしてlily 姫さんのところに
おいでの方々のように、私のところに来てくださる方のように、
わかってくださってる方はたくさんいらっしゃる。
声を上げることだと思います。

変わるときには、一挙に変わる…そう思っています。
今が其の一番だいじなとき。

Re: 大門先生へ

先生!いいなあ~!

ほんとに、その一言に尽きますよね。
私も叫ぼう。

原発!ほんとにもういらな~~~~~いいいいい!!!
再生エネルギーの実用化と改良とコスト安、本気で取り組め~~~~~!!!

原発推進したのと同じくらい国威をかけて、熱心にやれ~~~~~!!!

ああ、すっきりしました♪

先生、いつも、こころ強い応援、ありがとうございます。






Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん、こんばんは。

ねっ?いいでしょう?
各話の、おわりのぺージが、余韻があっていいでしょう?
彼女はかなりの詩人だと思っています。
特に一巻、二巻あたりはとてもいい。
この本は、新聞の書評で見つけたんですが、この書評がまた
とてもよかったんです。それで、これ、買いたくなったくらいですから。

この、淡々として、でも深い感じがすきですね~。

新しい試み。その成果、楽しみにさせていただきますね。
きっととってもすてきなのが出来てきそう…
楽しみです。

ありがとうございます。

Re: NANTEI さんへ

NANTEI さん。こんばんは。
不思議なもので、というか、日本の歴史がそうだったからなのでしょうが、
NANTEIさんのお話、そうして、私が今書いていることなどの多くが、ある一点に
集約していくような気がします。・・・・それは旧内務省。

今日、NANTEIさんのコメントを拝見して、あっ!と声をあげたくなるくらい、
すべての駒が、ピシリピシリとはまっていくような気がしました。

私は今、先回書いた本田靖春さんの本で、『村が消えた むつ小川原 農民と国家』
(講談社文庫)というのを読んでいます。
『我、拗ね者として生涯を閉ず』を手に取ったときは、本田さんと原子力発電の接点がある
などと思っていなかったのですが、そこには讀賣新聞記者として、社主正力松太郎氏が
どういうふうに彼の目に映っていたかが書いてありました。正力松太郎氏は、
この内務省の下部組織である警視庁の出ですね。彼はA級戦犯であったのに、
戦後の日本に重大な影響力を行使できる人物にまでのし上がりました。

4月8日の私の記事の『原発はいかにして日本に持ち込まれたか』という記事の
NHKのビデオに出てくる、原発導入の立役者で、正力の懐刀のような存在、
柴田秀利、という不気味な人物も本田さんの本の中に登場。
(正力にへつらうゴマスリのおべっか人間と、本田さんの目には映ったようですが。)
私は、それまで、正力という人物像をあまりよく知らず、ただ勘で嫌っていたのですが、
このNHKのビデオを見て、何もかもが一挙につじつまがあったような、そんな気がして、
なにか背筋がぞおっとするような気分でしたね。
戦犯として後に訴追されるようなことを戦中にしてきた人間が、なぜか戦後、
アメリカの手先のような存在となって、罪が軽減されたり、あるいは全く罰せられなかったり
します。

本田さんのやった黄色い血キャンペーン。そこで立ちふさがる壁となった、旧731部隊の
生き残りの起こした、民間買血業。彼らのうちの一部も、戦後アメリカに
731部隊の情報を話すことで、戦犯の罪を逃れています。
そうして、それは、後に薬害エイズ問題の時にまた、亡霊のように歴史の背後から
立ちあがってくる。

原発導入のもう一人の立役者中曽根康弘氏も内務省出身ですね。

話が逸れましたが、今私が読んでいる本田さんのその本は、青森県、むつ小川原の
貧しい貧しい農民たちが、生きていくために、満蒙開拓団に志願して、入植。
しかしそこでの生活もまた悲惨を極め、敗戦後は大変な想いをして、ようやくまた
故郷のむつ小川原に帰ります。しかし農業ではとても食べていけない貧しい土地。
そこに、政府と大資本の肝いりで、日本最大の巨大コンビナートが計画される。
農民は土地を買い取られます。しかし、その計画は頓挫。
農民の苦しい生活は変わらない。そこへ降ってわいたのが、むつ小川原地区六ヶ所村に
原子力発電の核燃料廃棄物再処理工場など核燃料サイクル基地を建設しようという
計画でした。またしても、農民たちは土地を追われることになる。というより、産業のない
貧しい土地の人びとに大金をちらつかせて、原子力関連施設の立地を
受け入れさせてしまうんですね。

NANTEIさんがおっしゃる、旧内務官僚と、参謀本部、軍令部、関東軍、満州鉄道の
秀才、と呼ばれた人物たちもこの本に一部出てきていると思います。
なにしろ満州国を立案し実現した人間たちがいたわけですから。ここに出てくる
むつ小川原の農民たちは、満州国建設のための人員の食料確保と
辺境警護の2つの役割を担わされ、無残に捨てられた人々です。
国家というものに、何度も何度も振り回され裏切られてきた人々。

面白いほど、NANTEIさんのお話と、繋がっていきます。
私は以前、ある必要があって、レイテ島のこととか、インパール作戦のことなどを
少しだけですが、調べていました。ですから、当時の軍上層部がどれほど無能で、
机上の空論というべき愚かな作戦で、どれほど多くの兵士を無駄死にさせたか、
そうして本人たちはちゃっかり帰国して後、戦後の日本でうまく生きていったか、
など、ある程度のことを知っています。また本土にいて戦争特需で儲けまくっていた人々。
本当に、そういう人物に限って、戦後、政経済界で大物になっていって、
今の、どうにも動きのとれない世の中の仕組みを作りあげていったように思います。

調べていくと、戦争中から続いたそうした系譜の存在に、時にぞっと身震いすることが
あります。

大江健三郎さんの裁判。私も前から深い興味を持って見守っていました。
これも、大きな闇の部分を抱えていますね。
一軍人の下した命令かどうか、という単純なことではないですね。

…お近いご家族のかたがたにそういうことがおありでいらしたんですね。
日本人が戦後、戦争の検証としっかりした反省をしないままに来たこと。
亡くなられた多くの方々に、まだ、本当の意味での慰霊と鎮魂は出来ていないという
気にさせられます。
NANTEI さんが、生涯の課題として取り組まれていらっしゃること。
それを後の世代の方につなごうとしておいでのこと。深く感動いたします。

今度の大震災と原発事故も、責任の所在がうやむやにされてしまわねばいいのですが。

は~い。適当に外を散歩したりお出かけしたりして、元気いっぱい
調べたり書いたりしていこうと思います。

ありがとうございました。

No title

彼岸花さん、twitter も始められたのですね
えらいですぅ~(笑) ナデナデしてあげますぅ


彼岸花さん、私は単純にわからないのです

生み出す電気は決して安くない
莫大なお金がかかっている
二酸化炭素排出が少ないというのも夢だった

原発で出たゴミの処理の方法も人間は知らない
何事があったときにも、廃炉にすることもできない
廃棄物は100万年監視し続けなければいけないのですって
プルトニウムは14万年後に64分の1にしか減らないのですって

人も動物も植物も汚してしまう
空気も水も土も汚してしまう

ならば単純に、直ちに「原発ノー」でしょう?
それしかないでしょう?

「人を殺してはいけません」と同じくらい、当たり前の答えに思います

脳たりんの私にだって分かることを
ものすごく優秀な脳みそ持った人たちがどうして分からないのでしょう
私が間違ってるのなら、脳たりんLilyでも分かる言葉で説明して欲しいです

賢いはずの人たちは、
自分が生きてる間だけ地球が無事ならば、それでいいとでも思ってるのでしょうか

それとも、やどかりが殻を捨てて、次の殻を見つけるみたいに
地球を捨てても大丈夫な次の星でも見つけたのでしょうか

くやしくてたまりません

くやしいよ~




No title

原発もういらな~~~~~いいいいいい!!!

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こんにちは。

彼岸花さん。
いいリズムで散策されたのでしょうか。文章が筋肉質になったように見えます・笑。
その昨日の記事、読みました。というより否が応でも眼にしてしまいます。やはり大勲位の名前があがっていましたね。旧、内務官僚の思考はおそるべきものがあります。この旧内務官僚と、参謀本部、軍令部、関東軍、満州鉄道の秀才と呼ばれた連中が日本を目茶苦茶にし、戦後も政財界を牛耳ってきたのですね。
私は前回、追い続けているものがあると言いましたが、それがいわゆるジャパン・エスタブリッシュと呼ばれている彼らによる影の力なのです。最近の最も象徴的な記事は、4月23日の「沖縄の集団自決、軍の関与を確定」でした。ご存じの通り戦争末期の沖縄で旧日本軍が「集団自決」を命じたと記述した大江健三郎氏の著作をめぐる名誉棄損訴訟で、最高裁は原告の元少佐の上告を退ける決定をしたという内容なのですが、大江氏が長い間執念を燃やしてきた弾劾の相手は、その一隊長の元少佐ではなく、机上の作戦図だけで戦争指導をしていた、参謀本部高級参謀に向けられていたのでした。彼らはなぜか戦争裁判にかけられることもなく、戦後その「頭脳」を買われて政財界の「参謀」となったのです。それは満州で開拓民をいち早く身捨てた関東軍の「頭脳」も同罪であり、そのために異国で命を失った叔父、叔母、従兄の話や、生贄のようにされた輸送船で爆死した祖父たちの魂が、少しでも安らぐようにと思ったのがきっかけでした。少しずつ、少しずつ資料を集め賢く全ての理不尽に鋭敏なわが娘夫婦に、後を託したいと思っています。●私ごとの、長い話はこれきりにします。
どうか気持ちの良い日は、できるだけ庵を出て空や、雑草や水たまりを見てやってください。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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