『菅総理の功罪』 其の三 「菅総理の3月、私の3月。そして9月。」

可笑しいのは、これほど東電のこと、これまでの原発政治のことを怒っている
当の私が、いちばんたくさん放射性物質が2号機の爆発によって放出された
3月15日に、外を走り回っていたことである!
おそらくその日に、東京の私も、なにがしかの被曝をしている!

なぜ、3月15日正午ごろに私は外を走り回っていたか。
その前日。3月14日。今も思い返せば腹が立つ、あの、計画停電なるものが
我が家のあたりでも始まった。しかも我が家は、夜停電するグループだった。
私は、普段のこころがけ悪く、ものを買い置きするということをしない。
計画停電の計画が唐突に発表された時も、蝋燭は大きいのが一本あるし、
ラジオは、大きなラジカセがあるから、それを電池で聞けばいいやと思っていた。
ところが!昔の図体のでかいそのラジカセ!なんと単一電池が8個、そして
単三電池を4個も必要としていたのである。
新しい単一電池は我が家には4個しかストックがなかった。
3月14日と言えばまだ寒い。
我が家は電気こたつがメインの暖房で、石油、ガスストーブの備えもなかった。
寒さは2時間くらい、ふとんにくるまっていれば何とかやり過ごせる。
しかし、真っ暗な闇のなか、携帯も持っていない私、地震の余震もまだある中で、
ラジオの情報が得られない、というのは全く大きな不安であった。
被災地のことを想えば、何の比較にもならないほどのものだが、それでもやはり。

原発には用心深い私。11日。地震が起きてすぐ、原発事故の苛酷さを想定し、
東京にもその放射性物質の飛来は当然のように予測した。
東京がパニックに陥り、機能不全になることまで予測し、娘たちを九州に
いざとなったら逃げさせるよう、九州の姉に頼みまでした。
その季節は、おおむね風向きは春になり南からの風の日が多くなっていた。
それでも北から風が吹いているときには、特に特に外出を控えるよう、
娘に注意もした。
…それなのに、それなのに、である。
ラジオのない不安は、わたしを突き動かし、15日昼10時~12時頃、わたしは
単一電池を探して、町を自転車で走り回っていたのである!
15日の朝、2号機が爆発したことも知っていた。
しかも風は北風。
それでも、250キロも離れた東京には、まだ放射性物質は飛来すまい…。
そう多寡をくくって、自転車で。
ああ!その時ほど、自分たちが弱者であることを自覚したことはない。
大勢の人々が買い出しのパニックに陥り、広い広いスーパーの駐車場は車でいっぱいだった。
米の棚も水の棚も空っぽ。無論電池の棚には、メインとなる単一、単三は売り切れて無かった。
どこを走り回っても電池も小さなポケットラジオなどもうあるはずもなく…。
自家用車を主義として持たない我が家。車の中にいるなら多少の被曝防止効果も
あったろうが、自転車で、生身を曝して走り回るしかなかった。
携帯がないから、いざという時の情報も手に入らないし、連絡もとれない。

地震津波、原発事故、戦争などの大災害時、大非常時には、弱者から真っ先に
犠牲になる!ということを、今更ながらに実感したのである。
我が家の隣の市で、ガイガーカウンターを窓に設置し、その刻々のデータを
ネットにアップしてくれている人がいる。
それで見ると、わたしが自転車で走り回っていた日のその時間帯が、今まで中、一番
放射線量の高かった時間帯なのである!
それはもう。笑ってしまうほどに、グラフがピンとその時だけ跳ね上がっている…!(爆)
『灯台もと暗し』『紺屋の白袴』…?(笑)…笑い事ではないです!
3月23日にもグラフが跳ね上がっている日があるが、その日何をしていたのか記憶がない。

せつないのは、あれほど私が守りたいと思う娘たちまでが、その時間帯に
外にいたことで、聞けば私のためにポケットラジオと電池、蝋燭を
入手して、届けに来る途中だったという。
大きなスーパーの店先でぱったり出会った時の、わたしのなんとも言えない無念さや
二人のこころづかいの嬉しさ。娘の傍に男の人が居てくれる安心感、などの
いろいろ混じり合った複雑な気持ちを、今でも忘れることが出来ない。

パニック。
この私もパニックを起こしていたんだな、と思う。
だから、私には、菅総理の気持ちがなんとなくわかる気がするのである。
8月19日付(発売日は8月9日)の週刊朝日に、菅総理の独占インタビューが載っている。
現役の総理が、週刊誌のインタビューを受けるというのも珍しいこと。
四面楚歌に悩む菅さんが、唯一最後の味方は国民と、インタビューに応じたのではなかったろうか。
しかしながら、思ったほどの効果は上がらなかったか、twitter でも、他のところでも、
この記事に言及してあるのを、わたしは少なくとも見ていない。
菅さんは脱原発の姿勢を示して後、野党、与党の同僚、マスコミ、経済界…
いわば全権力からの攻撃を受けたわけだが、それでもやめずに脱原発に
道筋をつけようとした。あちこちで彼は言っている。
「国民の脱原発への後押しがあれば。」と。
私には、この週刊朝日へのインタビューは、菅さんが、国民の後押しを求めて
最後に打った手のように思えるのである。
しかしながら、世間の反応は、それほどでもなかった…。

無念である…。
私には、菅さんがこれ以降ぐっと、辞任への意志を固めていったような気がしてならない。
国民が味方についてくれた!と思えば、彼は脱原発解散にまで突き進んだかもしれない、と。
しかし、このあたりで、急速に彼は闘志を失ったのではなかろうか。

記事タイトルは、
『原発から辞任まで 総理・菅直人「3.11後」を語る

それによれば、菅さんは、
地震発生時、参議院の委員会長室で質疑を受けていた。
すぐに官邸に戻り、自衛隊派遣など、地震・津波に対する対応にあたった。
ほどなく原発事故の知らせが入ってきた。複数の原子炉が同時に深刻な事故を
起こしたのは世界でも例がない。
「本当に大変なことが起きた。これからどうなるか」というのが最初の認識だった。
初めの10日間は、津波被害は勿論、原発事故の影響がどこまで広がるのか、
背筋が凍りつくような思いだった。


そこから、官邸にいろいろなところからの情報が入っては来るが、
だれが責任者で、どこまでが正確な情報で、どこまでが伝聞なのか、
何がまだ伝わってきていないのか、錯綜している様子が記事の菅さんの言からも伝わってくる。

官邸では、目の前に原子力安全委員長はいるけれど(斑目氏!彼の無能無策は重罪レベル!
これは私の意見)、現場を見て判断しているわけではありません。保安院も
いろいろ言うけれど、どこまで状況を把握しているのか、わからない。
生の情報をいちばん持っているはずの東電も、現場から私に伝わるまで伝言ゲームのように
人が介在し、結局誰が判断しているのか、誰が責任者なのか、聞いてもわからない。
すべてが匿名性の中で行われていました。(菅さんが福島第一原発に視察に行って、
それが収束を送らせたと批判の対象になっているけれど。[彼岸花、付記])
吉田所長と会って、「やっと匿名で語らない人間と話が出来た」という思いでした。


菅さんが視察したことを責める声が圧倒的だけれど、このような情報の混乱の中、
総理が現場を見て、直接指揮したい、と思う気持ち。私は無理もないと思っている。

次のこれもまた、菅さんの普段から怒りっぽい資質の現われとして、指揮官としての
冷静さや部下の扱いのまずさを示す例として、相当非難の対象となったが、
東電を怒鳴り上げた件。

その日(3月15日)の未明に、私のもとに「東電が原発事故の現場から
撤退したいと言っている」という報告が来ました。私は「何が撤退だ」と思いました。
彼らが撤退して冷却作業が止まったら、6基の原子炉と7つの使用済み燃料プールが
放置され、そこから相次いで放射性物質が放出されることになりかねません。
へたをしたら途方もなく広い範囲に汚染が広がるという図が脳裏に浮かんで、ゾッとしました。
私は即座に、「何としても事故収束に向けての作業は続けなければならない」と
決断を固めました。そして、今すぐ政府と情報を一元化する部署を東電に作らなければならないと
判断して、本社に乗り込み、「撤退なんかあり得無い!』と語気を強めて言ったんです。


私は、『週刊金曜日』という雑誌を取っている。
この本の存在は、当ブログにおいでくださるある方から教えていただいたのだが、
その、9月2日号に、菅内閣の内閣広報室審議官であった、下村健一氏への
インタビュー記事がある。そこからも、当時の混乱ぶりを引用してみよう。
彼は元TBSの報道アナウンサー。ニューヨーク特派員を経て退社後、
市民メディア・アドバイザー。東大法学部在学中から菅さんの選挙や政策立案などを
手伝っていた。
私は官邸のホームページ内の菅ブログを見て、そこにときどき菅さんへの応援
メッセージを、枯れ木も山の賑わいと書きこんでいたが、そのブログを
菅さんの代わりに書いていたのが、この下村氏である。

彼のブログの仕事ぶりには私はずっと不満があって、「もっとたびたび菅さんの思いを
アップしなさいよ。国民にとにかく話しかけて、国民を味方にしなくっちゃ!」
と、その発信の疎らさにじれったさを感じていた。
だが、朝日ニュースターで彼の話すのを聞いて、ああ、真剣なんだなあ、と
考えを改めた。閑話休題。

…略…原発も本当に何が起きているか訳がわからなかった。いまだに、福島の四つの炉の中で
何が起きているかを実際に見た者はいないのだから。
東京電力や原子力安全・保安院、原子力委員会からも精鋭の人たちが
官邸に集まったはずだが、ほとんど判断が出来ない。どの情報が確実なのか、
誰にもわからない状態が延々と続いた。日本という名の安全システムがガラガラと
崩れていくのを目の当たりにするような危機感だった。
「政府は隠しごとを全部言え]「真実を政府は掌握し、隠している」
などと批判されるたび、隠せるぐらい真実が見えているならどんなにいいか、
誰か教えてくれと思った。


   『問い:米専門機関、あるいは国内のどこか、たとえば東電などには
   真実がわかっていたことが官邸になかなか届かなかったのでは』

…略…当初の遅滞ぶりを間近で見ていた個人的印象としては、東電は本当に官僚的な体質で、
情報一つでも現場から順々に上げていかないと、現場の判断でどこかにポーンと
飛ばして繋がることは許されにくい組織なのだはないか。それがもたつきの原因の
一つなのでは、とも感じるが、それも推測だから、事故調の究明を待ちたい。
 ただ一つ、事故調以前に断言できること。「ここまで有事の対応ができないのだったら、
原発なんて、まだ作るなよ」と、本当にかつて原発建造に見切り発車し、それを安全神話で
継承してきた歴代の為政者たちに対して、怒りに震えた。」


菅さん自身とその側近の一人。それらの言からも、当時の混乱ぶりは伝わってくる。
私だってこれでは、イライラして「どうなってるんだ!」と怒鳴りたくなる。

菅さんは数多くいる民主党自民党の議員の中で、東電からの献金を
受け取っていない2人の議員のうちの一人であったという。
あとの一人は小泉純一郎氏。へええ!と思う。(『AERA』2011年6月20日号による)
菅さんは3月15日に東電に乗り込み怒鳴り上げる以前の、そもそもの最初から、
東電には距離を置いていた政治家、と言えるかもしれない。

東電その他の電力業界と官僚・政治家のずぶずぶの癒着。その中にあって、従来の慣例に
従わない変わりものの偏屈な政治家。しかも3.11以来自分たちに信を置いていない。
そう思ったとき、東電側や経産省の官僚などが、菅さんに不信感を抱き、
情報をわかっていて上げない、ということは考えられるのではないか、どうだろうか…。

私はむしろ、東電そのものも、事故の状況が把握できていなかったのだろうと思う。
東電の上層部が、福島第一原発のプラント設備の詳細を、どれほど知っていたものやら!
なにしろ原子炉本体は、アメリカからおしつけられた古い形式のものである。
アレバ社とアメリカの除染装置を日本の技術で配管するときのもたもたぶりを
見てもわかるように、まして複雑な構造の配管が交錯する原子炉建屋内部。
あれほどの大きな地震と津波の後で、どこがどう破損していてもおかしくない。
全電源を喪失、という一報があってから、私も祈るような気持ちで、東電が打つ手を
注目していた。それが、どうにもこうにも行き当たりバッタリ。
メルトダウンの認識も、検出された核種の種類を見て、小出さんなど外部の人間は
すぐにわかったらしいが、現場にいる人間が、それを認識していたかどうか。
もう、6基同時の過酷事故の対応に追われ、現場の報告も乱れたろう。
まして東電本社にいた上層部の人間などは。
そもそも、一基だけでも制御しがたい原子炉を、6基も同じところに、しかもあのように
くっつけて建設するというのが無理なのである。
結局、原子力政策自体が、これまで無理をごり押しして推進されてきたのである…。

東電本社の彼らの頭にあったのは、いかにして事故の影響を少なく見せるかということ、
東電を守る!ということが第一だったのではないか。
実際の現場の惨状と窮状をよくは把握せぬまま、いや、その大変な悲劇を当事者として
感じ取っていたからこそ、あとあとの補償や、全世界から受ける批判への対策に
知恵は向き、事故を過小評価過小評価する方向へと動いて行ったのではないか。
企業としての東電上層部も。そうして政府もやはり。

ああ!、あのころの私自身の見聞きした、そして感じたことの記録を
すべてきちんと書き残しておけばよかった!
素人の私ですら変だな!と思うことは山ほどあったのである。
唐突な計画停電の話もそうだったし、3号機への放水が多いなあ…という印象も、
3号機がプルトニウムを含むMOX燃料を使用していたと聞けば、ああ!と妙に
納得できる。MOX燃料=プルサーマルは、電力業界が高速増殖炉を
実現稼働できるまでの、電力政策の要である。原発を稼働すれば稼働するほど、
核のゴミは溜まって行き、高レベル~低レベルの放射性廃棄物の処分場も
まだない日本はもうその処分の限界に来ている。プルサーマルによって、『ごみ』と言われる
ものを『資源』と言い変えたい電力会社の、言わば絶対に守るべきものであり、
逆に言えば、アキレス腱である。
プルサーマル、高速増殖炉計画が破たんすれば、日本の原発は、核のゴミの問題で、
自然に停止に追い込まれるのである。
それを使う3号機をおおごとにしてはならない…
プルトニウムの問題は、その後も、なぜかマスコミではあまりとりあげられることなく…。


菅さんが、こういう電力会社の思惑を、どれほど共通認識と理解をもって
3.11後の政策を進めて行ったか…。
そこのところが!どうも菅さんという総理大臣のわからないところである。
いまだに「どうして?」と思うところはたくさんある。

さて、その菅さんが、原発に対する態度を、『脱原発』に踏み切ったな、と感じた
5月以降のこと。それは次のところで書こう。
私もそこから、菅支持をブログでもはっきり言いだしているのだが。

          ***

ゆっくり書いていたら、世の中の方が早く動いていく。
週刊朝日8月19日号で菅さんがインタビューで語ったことを、菅さんが、
今朝の東京新聞インタビューでまた語っている。
しかも、総理という立場から自由になった菅さん、週刊朝日のときより一歩踏み込んで、
経産省を批判し、「太陽光などの再生可能エネルギーについては
産業的にも可能性があるが、電力業界と経産省が三十年前から抑え込んできた。
それをどう突破するか。私も頑張ってやろうと思う」と述べている。
おお~!!!
週刊朝日の記事。全文ブログに掲載しよう、私のキーボード操作の遅さでは
大変だな~、と思っていたが、東京新聞が出してくれたので、ここに転載しよう。
くびきが取れて、より態度が明確になった菅さんがここにいる!

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011090690070913.html

また、同じく今朝の朝日新聞。菅さんがここでも単独インタビュー。おお~!
菅さん、怒りのゼンマイが巻かれて、動き出したな!

朝日新聞では、さらにさらに踏み込んだ発言をしている。
3.11直後から、いかに菅さんのところに情報が上がってこなかったか。
決して言い訳めいた内容ではなく、週刊朝日の時点ではまだ自分が政権を担当しているがゆえに
奥歯に物の挟まったような言い方をしていた部分が吹っ切れて、明らかに、
東電、保安院、経産省に対し、批判をはっきりと述べている。
全文掲載したいが、私では時間がかかりそう。今日、手に入る方はお買い求めいただくか、
図書館等でぜひご覧ください。

私も、この記事のシリーズ、早く書かなくっちゃ。菅さんの動きに追い越されてしまう。
また、野田新政権の動向にも注目。
いい組閣をしたんじゃないかな。とりわけ鉢呂経産省には注目。
うみそら居士さんのブログ『原発のない社会をめざして』で、先ほど知ったこと。
http://stopatomicenergy.blog59.fc2.com/blog-entry-367.html

鉢呂氏。『総合資源エネルギー調査会』について 、9月5日、
「原子力行政に批判的な委員も入れるべき」との考えを示し、また、原発の新設や増設は
事実上不可能だろう、老朽化した原発は廃炉にする、と述べた。
「原発が将来ゼロになると言うことか]という記者の質問にも、「基本的にそうなる」と明言。
野田新総理も基本的に考えを同じくしている、という。
ほんとかな、ほんとだといいなあ!
鉢呂氏はその他の点でもいいですよ。この人がつぶされないように、国民みんなで
応援しなくっちゃ!

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Re: その日暮らしさんへ

こんばんは~。
情報を得ること、そしてそれを咀嚼して、自分なりの考えを導き出すって、
用心しないと時々足を掬われますね。
私も、基本は朝日新聞一紙です。東京新聞に変えたいんですけれど、
自分の意志だけでも決められないし。
最近はテレビの地上波番組をほとんど見なくなって、もっぱらCSの朝日ニュースター
というところを見ています。あとは、twitter で信用できるとわかっている情報を
拾って。
ネットの時事通信とか産経ニュースとかも目を通しますが、同じたとえば
経産大臣のインタビューを記事にしても、その社の見出しの付け方、切り取り方で
全く印象が違うので、用心しないといけませんね。
大事なことに関しては、2,3か所の別の報道を見て、そこから自分なりの
考えを惹きだすようにしないと、一紙だけとかを信じると、とんでもない判断ミスしかねません。

あと。自分の考えに遠いところのものも見聞きするようにしないと、
これまた、自分の考えにこり固まって、判断ミスすることがありますね…。

3.11以降、民放の報道バラエティのようなものを見ていたら
腹が立ってたって胸糞がわるくなって(!)民放一切見ないようになってしまいました。
ところがそれはそれでやはりまずいなあ、とも思いました。
世の中は、こういう番組を見て動いている。そういうものも見ないと、
世の中の常識とか、皮膚感覚のようなものがわからなくなってしまうんです…

なかなか難しいものですね。

菅さんは吹っ切れて。ほんとに、自由になってこれから大いに語ってほしいですね。
まあ、守秘義務ってものもあるでしょうが、原発の闇を少しでも暴いてほしい。

原発推進、大連立、憲法改正、(さらに言えば、戦中の大政翼賛会、…)
…などが地下の水脈で繋がっているように、その反対の極にある、
武谷さん、高木さん、ハンス・ヨナス…
など、人間の良心、とも言える人々もまた、深い深い地下水脈で繋がっているんですね。^^






>  この前、「すばる」を手にすることができ、掲載されていると教えていただいた中沢新一さんの論考に触れることができました。表現方法は違えども、武谷さんも高木さんも、またヨナスや槌田さんや酋長ツイアビにしても、思想の水脈は一つのところへ流れつき合流していくものと思います。
>
>  目に見える「物」から、「心」でしか見えないものへ。経済至上主義がもたらしているところの物欲が満たされることで得られる幸福感から、自然や人や社会との関わりの中で味わえる幸福感へと、価値基準をシフトさせていくこと。この流れの中で「核エネルギー」の問題を考えていこうと思います。

彼岸花さんへ

 とても参考になりました。ここのところ、新聞は別として信頼に足る週刊誌一冊だけが頼りの、情報不足の生活が続いていますから、菅さんを巡る状況については憶測の域を出るものではありませんでした。おかげさまで、おおよその輪郭が掴めてきたように思います。

 首相の座から退くことで反面動きやすくなった菅さんには、市民運動出身者としての原点に立ち戻って、「脱原発」の方向性とそれに伴うエネルギー政策を議員活動の前面に打ち出していただきたいものです。

 この前、「すばる」を手にすることができ、掲載されていると教えていただいた中沢新一さんの論考に触れることができました。表現方法は違えども、武谷さんも高木さんも、またヨナスや槌田さんや酋長ツイアビにしても、思想の水脈は一つのところへ流れつき合流していくものと思います。

 目に見える「物」から、「心」でしか見えないものへ。経済至上主義がもたらしているところの物欲が満たされることで得られる幸福感から、自然や人や社会との関わりの中で味わえる幸福感へと、価値基準をシフトさせていくこと。この流れの中で「核エネルギー」の問題を考えていこうと思います。

Re: そらまめさんへ

そらまめさん。あなたが浅はかだなんて、そんなことあるわけありません。
まっすぐなお嬢さん。いつもそう思っています。
要するに、眼を逸らさない。逃げない、の。
どんな荒れ球でも癖球でも、心のミットのまん中で受けとめようとする。

そして、今でも十分、じっくり考えていらっしゃると思う。
日本中のひとが、立ち止まって考えなければいけない時ではないでしょうか。
汚染は徐々に徐々に、福島、関東だけでなく、東北、北海道、そして西日本にも
広がって行くだろうと思います。
まだ、メルトスルーした核燃料は放射線を出し続けているのだろうし、
汚染された食品は、たぶん、巧妙に誤魔化されて、少しずつ、日本中の
人の口に入っていくのでしょうね…たとえば産地を偽装するとか、他の安全なものと
混ぜて売るとか。
まともに検査したとしても、検査の検体以外の大量な食品の中には、検査を
すり抜けて、また消費者の口に入るものもあるでしょう。
3.11の前と後では。ほんと、そらまめさんがおっしゃる通り、
物事の価値観が変わってしまうほどの大変な変化がもたらされたのに、
なにごともなかったように、つい、おもいこみたい私たち…。

いい文章があったのよ。近いうちにアップしてみますね。
ちょうどそらさんがここで言ってくださってるようなことについてなの。

ところで元気ですか?
そちらはもうだいぶ涼しいのでは?東京も朝夕めっきり涼しくなりました。
靴下はいて、長袖のシャツ羽織って、今、書いてま~す!

Re: うみそら居士さんへ

こんばんは。
野田さんは、原発に対して本当はどういう考えか、まだわかりませんね。
論理的に考えれば、このような危険なものを活かし続けるのはまずい、と
思うと思うんですけれど。
讀賣新聞などは、『展望なき「脱原発」と決別を』などという記事を、
今朝の社説として載せていますね。「節約だけでは足りない」とか、
「新設断念は早すぎる」などと言っています。
「日本は原子力の平和利用を通じて・・・核兵器の材料になり得る
プルトニウムの利用が認められている。
こうした現状が、外交的には、潜在的な核抑止力として機能している・・・」

これ、まともな新聞の、しかも『社説』だなんて、信じられませんね。
原発導入からのそもそもから深くかかわってきた讀賣新聞。
…こういう考え方を信じて疑わないひとびとが、まだ一方にいるんですよね。

私たちが怒りのエネルギーを失わないことだと思います。
うみそら居士さん。ありがとうございます。大変こころ強いです。^^

No title

一気に読んでしまいました。
あの日の自分、何も知らずに汚染下にいた福島の友人。
その後の政府の動きと世界からの視線、放射能の恐怖や悲しみ。
目を覆いたくなるような津波の被害。

今まで自分が語ってきた色んな政府や社会・世界への不満・理想
全てが一瞬でキレイごとになってしまいました。

物事の本質をじっくりと見極める。

それが浅はかな自分のこれからの課題のような気がします。

こんにちわ

新しい内閣の挙動から目が離せませんね。
「脱原発」ぜひとも実現してもらいたいですねえ。
あちこちから圧力がかかって、骨抜きにされないことを願います。

足かせがはずれた菅元総理の言動にも注目ですね。
バンバン「爆弾発言」をしてくれることを期待しています。



Re: Angelaさんへ

Angelaさん。ありがとうございます。
原稿の書き起こしって、大変なんですよね。おかげさまで、野田さんの
原発の今後についての発言の、ニュアンスが正確によくわかりました。
少なくとも、容易に新規立地や、同じ場所に増設ということはなさそうですね。
原発産業は先細り……。 に、なってくれるといいなあ!
でも、経団連の米倉会長や、高橋はるみ北海道知事のような人がいますからねえ。
野田さんに圧力をかけたり、勝手に原発再開する、電力会社や経産省と結びついたひと。
まだまだ油断はちっともできませんね。

積極的に声を上げて、国民の意志を伝えていくしかないのでしょうね。
ありがとうございます。

廃炉について

ご存知かもしれませんが、9月2日に行われた総理大臣記者会見が官邸のHPにアップされています。
フィナンシャルタイムズのミュア・ディッキー記者が原発に関して質問した際の、野田総理の返事;

「新規の建設予定、14基あると思いますが、私は新たに作るということはこれはもう現実的には困難だというふうに思います。そしてそれぞれの炉が寿命が来る、廃炉にしていくということになると思います。寿命に来たものを更新をするということはない。廃炉にしていきたいというふうに思います。その上で、当面の話です。今のこれは基本的な姿勢ですよね。当面の問題なんですけれども、これはさっきの冒頭のご挨拶のところにも触れたように、ストレステスト含めて、安全性を厳格にチェックした上で、稼働できると思ったものについては、これは地元の皆さまのご理解をいただくためにしっかりと地元の皆さまにご説明をしながら再稼働をしていって、特にこの夏と冬については、これは電力の需給関係見ると何とか乗り越えることができると思いますが、来年についてはちょっと幾分心配なところがございますので、そういうことで、再稼働できるものについては、しっかりとチェックをした上でですよ、安易ではありません、安全性をしっかりチェックした上で、再稼働に向けての環境整備、特に地元のご理解を頂くということを当面はやっていくことが必要だろうというふうに思っています。」
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201109/02kaiken.html

長くなって失礼しました。でも希望を持ちましょう!
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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