『舌禍』

鉢呂経産大臣が、自らの不適切な発言と行動の責任をとって辞任した。
…なんとまあ!…
『原発は0になる』と認めたことで、彼のことをとても期待していただけに、
なんともはや、残念とも何とも言いようがない。

まず彼が、福島原発を視察して、周辺の無人の街を『死の町(街)』と
表現したことについて、マスコミと野党が大騒ぎ。
現地の人々の感情を逆なでする、というのである。その発言について。

しかし、よく考えてもみよう。チェルノブイリの周辺は、25年経った今も
住民は戻れていない。春が来れば森林が緑に芽吹き、草は丈高く成長してはいるが、
かつてそこにあった村は、今はほとんどが無人化している。
ほとんど、というのは、被曝を承知でそれでも、故郷の村に住みたい、という
老人たちなどが僅かにいるからである。

鉢呂大臣が視察後に漏らした『死の町(街)』という感想…。
その言葉を使うのはどうか、と正直言って私も思うが、しかし、
マスコミや野党などが、大騒ぎしたのは的外れだと思わざるを得ない。
そういう言葉を正直に思わず発してしまった人の感覚がおかしいのか?
その発言だけを取り上げて非難などしているより、福島をそういう場所にしてしまった
東電などの電力業界、これまでの政府、経産省などを追及していくのが本筋であろう?
また、原子力発電はクリーンで安全です、という嘘を垂れ流す大きな役割を
になってきたマスコミ自体を反省するのが先であろう?
自民党政権下で、原発は導入され、やみくもに推進されてきた、その反省は、
いったいいつなされた?

私は、このままいけば、少なくとも原発周辺の、放射能汚染度の高い地域は、
やはり人は住めなくなってしまうであろうと思う。まだ、事故は収束してさえいない。
そんな言葉は使わない方がよかったには違いないが、大臣の認識は
決して大袈裟ではないと思っている。
むしろ優しい同情家面をして、『いつか帰る日のために』などという方が
無責任であろうと思う。
住めないところは住めないとはっきり言い、その代わりに精神的ケアも含め、十二分な
生活の保障と先行きの希望を与えるのが、政府と事故を起こした東電の責任である。
それを見張っているのがマスコミの本来の役目であり、瑣末なことを針小棒大に
騒ぎ立て煽るのが役割ではあるまい。

衝撃的ではあるが、こんな映像を見た。
人気のない真夏の、原発付近の道路。
その道路の真ん中に、一匹の動物のからからに干からびた死体があった。
もはや犬とも猫とも見分けがつかない。
この子は、ここに力尽きて横たわり、亡くなる前、最後に空を仰いで
何を想っただろうか……
きっと、懐かしい懐かしい、飼い主の顔であったにちがいない……

こんなことを引き起こしたのは原発である。

福島の子供たちの訴え。『私たちは子供を持てないの?』…

こんなことを子供たちに言わせることになったもの。それは原発である。

責めるべき者はどこにいるのか。糺すべきものは何なのか!
物事の本質は何なのか!
報道陣が本当に追及し、報道すべきものの本質を見失ってはいないか?

…しかし、鉢呂大臣の『死の町』発言は擁護する私も、
『ほら、放射能!』と言って、取材記者の一人に防災服の袖をこすりつけた?
と言われている行為に対しては、それが本当ならば弁護のしてやりようがない。

これは、『死の町』発言と少し意味の重さが違い、本質にかかわることだと
思うからである。これはあの、東海テレビの、岩手県の米をセシウムさんと
テロップ入れた件と同じで、普段から、そのような認識をしているから
こういう発言や行動が出てくるのだ、と言えるような、人間の本性、
本質にかかわる問題である。
鉢呂氏は経験も長く、『農業の鉢呂』とも呼ばれ、与野党の議員とも話が出来る
割と骨太の議員ではないかと、私は期待していたのである。
推進派の人間ばかりが委員会などを構成する。それを改め、総合エネルギー審査会に
原発に疑問を抱く人も入れる…。
おお~!このひとはやってくれそうだな、そう思って期待していたのである。

こんな!こんなつまらないことで、大臣の職も全く何もしないうちにふいにしてしまうのか!
こんなくだらない行為で、おそらくであるが、彼は次の選挙で落選するかもしれない…
なんとまあ…情ないことであろうか…。
もし本当なら、仕方ないな。

…そうは思えど、やはり何か割り切れないものが残る。
『放射能、つけちゃうぞ』と言って、記者の一人に近づいて、防護服を
相手にすりつけようとした…
本人ははっきり記憶していないという。
…しかし、彼が口にしたというセリフ。それが報道各社によって、全部違うのである。
『放射能をつけちゃうぞ』『放射能をうつしてやる』『ほら、放射能』…
『現代ビジネス』の『ニュースの深層』の長谷川幸広氏が鉢呂氏本人に
インタビューして、その日の真相を聞きだそうとしている。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/19475

困ったことに、鉢呂氏自身がよく覚えていないらしいのである。
ただ、本人は、ある記者に近づいて行った事は認めるけれども、『こすりつける』と
言うような仕草はしていない、と言っているらしい。
また、『放射能』という言葉を口にしたかどうかもわからない、という。
朝日は大臣が『線量計を覗いて』その日の視察で85マイクロシーベルト被曝した、
と言った、と書いているが、線量計は返してきたので、大臣が持っているはずもなかった。

また、さらにおかしいのは、この大臣の発言を、第一報で真っ先に流したのは、
フジテレビだったというが、大臣によれば、フジの女性記者なら知っている、
フジの記者はその場にいなかったと思う、というのである。
その場にいなかったフジテレビが、ただの伝聞情報を真っ先に流したのか?

以上は、上の『ニュースの深層』に書いてあったこと。
筆者の長谷川氏は、鉢呂氏が、エネルギー審査会に半数は反原発の考え方のひとも
入れる、という考えを持ち、すでに人選も終えて正式に記者発表する直前であったこと。
鉢呂氏辞任を、鉢呂氏を快く思わない経産省は歓迎しただろう、というようなことを書いている。

鉢呂氏がその晩のオフレコ会見で、何と実際は言い、どんな動作をしたのか、
その場にいた記者の記事さえ、そうバラツキがあるようでは、真実はもう藪の中である。
まあ、そこにいた記者たちの陰謀説、などということはさすがにあるまい。
おそらく、気が緩んでいたのであろう。
いかに夜のオフレコ会見といい、大きな批判を招くようなことのもとは実際にあったので
あろうから、一国の大臣として、軽率であったということは、弁護のしようもないであろう。
…期待していただけに、…残念である。
本人は張り切ってこれからいろいろやろうと思っていたであろうから、
さぞかし無念であろう…。


しかし、この一連のマスコミの報道。おかしくないか!!!
鉢呂氏辞任の記者会見の際、こんな一記者の無礼な態度が、今、ネットで取り上げられている。

http://www.youtube.com/watch?v=FEf9sd56tqE&feature=related

少なくとも、一国の大臣の、正式な辞任会見の場である。
そこで、大臣に対し、最初「説明しなさいよ」と言っていたが、だんだん言葉を荒げ、
ついには「説明しろって言ってんだよ!」と恫喝するように。
それに対したまりかねた同席の記者が、「記者でしょ。敬意を持って質問しなさいよ」、と
たしなめている。
この暴言記者。時事通信の記者ということで、鉢呂氏に後日、上司と共に正式に
謝罪に行ったそうであるが。

私が感じる違和感。
それは、原発事故が起きた3月頃の、保安院、東電などの記者会見の会場での、
記者諸氏の、とりわけ大手マスコミ取材記者諸氏のおとなしさを思うからである。
あれほどの大事故が進行中。しかも東電も政府も一向に情報を出さない。
出さないというよりは、東電自体が状況をつかみきれなくてあたふたしている感じだった。
それに対し、大手メディアの切り込みは、本当に甘かった!
鋭い質問をしているのはフリーのジャーナリストと呼ばれる人々がほとんど。
一時は、このフリージャーナリストや外国人記者も会場に入れないように
締め出されされかかっていたと、上杉隆氏などが憤っていた。
本当に、なにか東電、保安院と慣れ合ったような、どよ~んとした馴れ合いの雰囲気。

ところが、同じ記者クラブの人間が、辞任決まった鉢呂氏に対しては、この威丈高!
まるで、弱い者をつつく鶏のようである。
わたしは、ずうっと、どこかでジャーナリストというものを信じたい気持があった。
本田靖春氏のような、気骨ある新聞記者を。
…ところが今のマスコミの報道はどうだろう!
3.11以来、彼らにほとほと私はあきれ、いや、ある意味絶望してしまった!
世界のあらゆる不正を、該博な知識と経験に裏うちされた直感と足を使って
調べて回り、それを鋭く暴きだし、不正をただすその最先峰に立つのがジャーナリストである…
その、私の信頼は今、ぐずぐずに壊れている。

なんという愚劣な!なんという浅薄な!
しかもその、視線を向けているところさえ、意図的にか何か知らないが、ピントがずれている。

大臣が変わるたびに、小さな瑕疵や経歴上の問題点を調べ上げ、それを
鬼の首でも取ったかのように大騒ぎして、ついにはそのひとを引きずり下ろす。
ほとんど仕事も出来ないうちに、である。
それはなにも菅総理、鉢呂氏などに限らず、たとえば、麻生氏の『未曾有』などについてもそうであろう。
報道の本当の役割は、小悪とも言えぬものをつついて笑いものにすることではないはずだ。
巨悪を放っておいて、なんで瑣末なことに大騒ぎする?

物事の本質を見るべきである。

鉢呂氏の『死の町』発言にあれほど大騒ぎしながら、前原政調会長が、10日、
武器輸出三原則の見直しや海外に派遣された自衛隊の武器使用基準について、
政調の防衛部門会議で見直しを議論するよう指示したことを明らかにし、
また集団的自衛権の行使が今の憲法解釈で認められていないことについても、
「個人的には疑問がある」と述べた、
…そんな大きな問題に対しては、通り一遍の報道しかしない。

前原氏に今、大きな権力が集中しつつある。
前原氏は、アメリカ追随型の、いわば、アメリカと一緒に自衛隊を
海外派遣し、武器を持って戦わせたい考えのひとである。
ということは、平和憲法を将来改憲したいという考えの人でもあろう。
今のところは解釈改憲、ではあっても。この前原発言を、自民党の石破氏が評価。
さて、野田総理をはじめ、大連立したい議員がたくさんいる中、保守系与野党の
大連立が成ったならば、この国では少数派の意見というものは通らなくなっていって
しまうであろう。一方多数派の意見は、憲法改正も、自衛隊の軍隊への格上げ?も、徴兵制も、
原発増設も、もんじゅも、…なんだってやりたい放題になってしまう!

そのような大きな問題をはらんだ発言は放っておいて、
これから原発のことを真摯にやろうとしていたひとの失言を、事実関係も
細かく調べ上げないままに過熱報道。ついに鉢呂氏を引きずり下ろしてしまった!

一国の大臣を引きずり下ろす。その原因となった、件のオフレコの記者会見。
これほどの大きな責任を大臣に取らせるのであれば、その時その場にいて、
記事を書いた、記者たちの名も自ら明らかにすべきではないか?
『放射能、つけちゃうぞ』…その短い言葉さえ、報道はまちまち。
ああ!ここに、外国人記者が一人いたなら…!

報道の自由?…それは大事。
だが大事だからと言って、これほどの大きな影響を持った一言。
報道する記者も、自ら名乗って、その責任を持つ、くらいのバランスがあってもいいのではないか。

今のマスコミは、報道陣としての見識も責任感も本当に意味での鋭さも失い、、 
低劣ないじめ集団のようになってしまっている。
わたしがもう一つむかっ腹をたてているのは、例の野田首相の『どじょう』発言
に対する報道である。いったいいつまで、マスコミはこの言葉を
嬉しがって使うつもり?全く、馬っ鹿みたいだ!!!
本人の野田総理も困惑し、そのラベルを早く剥がしてもらいたいだろうに。
自分の国の総理が、いつまでも『どじょう』と思われていいのか!
全くくだらない…!



舌禍…。

日本の政治家よ。マスコミも低俗だが、あなたたちももう少し、
発言と行動に気を配ってくださいよ!!!
わたしのような、名もなき一主婦でさえ、ブログを書くのに、言葉を選び選び、
推敲を何度もしながら、人を傷つけたり間違った内容を伝えたりしないよう、
気をつけて人前に出すものを…!



マスコミ、記者クラブについてはまたいずれ。




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Re: 愛希穂さんへ

愛希穂さん、はじめまして。
わたしもお話しさせていただきたいと思っていたので、コメントいただき
嬉しいです。

鉢呂さんは、残念でしたね。もっとも彼は失言癖が多いひとだったそうで、
今回のことがなくても、いずれまた舌禍を起こしていたかもしれません。
しかし、私が問題にしたいのは、愛希穂さんがおっしゃるように、マスコミの
あり方に対してです。
誰に対しても毅然とした厳しい態度を取るのなら、それはそれで理解できる。
しかし、昨今のマスコミ報道のありようは、弱い者を、皆で寄ってたかって
つついていじめる鶏や鳩の群れのような、いやな空気を感じます。
判断軸が、相手によってぶれるのです。
強い者には追及の手が甘い。とりわけ、生まれがいいとか、勢力が強いとかいう者には、
弱腰。時にはしなくてもいいお追従めいた言説まで。
ところが、相手が弱っているとなると、それこそこれでもか!というくらい叩く。
それを面白おかしく報道する。

菅総理への報道などは、これほどマスコミは醜悪なものか!と思うくらいひどかった。
話の前後は伝えず、ある部分だけを切り取って、そこをしつこく何回も繰り返し報道する。
そうされると、見ている庶民は、何となくその相手を馬鹿にしていいような効果が
生まれそうした気分にさせられるから問題なのです。
麻生元総理の『未曾有』も、野田首相の『どじょう』もそう。
何が面白くて、一国の首相や大臣の揚げ足取りのようなことばかりしているのか。

その一方で、本来マスコミが追及すべき問題は、うやむやなまま放っておくか、無視。
今度の『放射能、つけちゃうぞ』発言だって、本当のところはどうだったのか、
その場にいた記者の誰も、堂々と伝えてはいませんね。
第一、そのオフレコ発言の晩は、その言葉や仕草が本当に報道された通りだったとして、
その晩は誰もなにも問題行動として記事に取り上げず、なぜ、鉢呂さんの
『死の町』発言が問題にされてから、オフレコ報道もなされたのでしょうか。
その場ですぐに問題にしなかったものを…

前原さんの発言などは、これは国の防衛の基本理念にかかわる問題。
そんな重要な発言は、ほぼスル―。
菅さんのときは、あんなに菅総理の『独断』、『暴走』などと決めつけたのに。

そのぶれた報道姿勢に、私は本当に腹が立ちます。
あ。愛希穂さんに愚痴ってしまいました。(笑)

これからもどうぞよろしく。いろいろおしえてくださいね。

No title

初めまして。足跡から来ました。

鉢呂氏の件、全く同感です。原発村に嵌められとしか考えられません。
鉢呂氏の発言をあそこまで追求するのならば、「ただちに問題はない」と言い続けた一方、自分の家族はさっさと海外に逃したと言われる枝野氏の言動はどうなるのでしょう。東電の家族も即県外避難していたと言いますし。
前原氏のあの発言だってもっと追求されるべきはずだと思います。
でも、鉢呂氏だけがあのようにつるし上げられることに、原発村の恐ろしさを感じます。

フォトジャーナリストの広河氏が
「何のために伝えるかということが分からない人には、ジャーナリストにはなって欲しくはない。 人間が守らなければならないものが分からない間は、カメラをもっても人間の前には立たない方がいい。 守るものが分かれば、権力と闘っても、体を張っても伝える気概が自然と生まれるものだ。」
と言っておられるのですが、志の高いジャーナリストが、本当に求められていると思います。

Re: spoon ride さんへ

spoon ride さん、はじめまして。
時々、ブログにお邪魔させていただいています。
コメントいただき、嬉しいです。

鉢呂さんの件は、なにかすっきりしませんね。
『死の町』発言は、それをもって、辞任に追い込まれたのはおかしい、とする
ひとが多いようですね。
その正直な認識をもって、原発問題に真剣に取り組んでいって欲しかったと思います。
随分熱心に福島に足を運び、小学生の学校での被曝線量年間20ミリシーベルトは
問題だ、1ミリシーベルトに、と、菅さん、枝野さんに進言したのも彼だし、
将来原発0を認め、また反原発のひとも半数委員メンバーに、として人選も終わり、
記者発表寸前だった。
誤解を招くような言動が、なにかあったのはあったのだろう。
本人の一国の大臣としての自覚の甘さ、それはあったにしても、記者クラブでの
オフレコ発言を、こういう形で表に出し、大臣辞任に追い込んだ。
そこにいた記者たち、一人一人から、その時の真実を聞き出したいですね。

報道の自由を盾に、記者がなんでもやっていい、言っていい、というのも
問題な気がします。記事にするからには、責任があるだろう、そう思ってしまいます。

その爆発事故のときの、記者の態度、ひどいですね。
これに似た、無神経な質問、たびたび見るような気がします。
被災地の、避難所にいる、疲れ果てた人々に、マイクを向ける無神経も。
面白おかしい番組作り、それが、ニュース報道にまで蔓延するのは問題ですね。
怒りを覚えます。

spoon ride さん。ありがとうございました。

Re: スキップさんへ

今は本当に、大連立を言う政治家が多いですね。
大震災、原発事故の復興、復旧のためには、それが一番、というと
聞こえはいいのですが、大連立は実は大変怖いこと。
少数派の意見、というものは通らなくなってしまいます。
しかも、大連立したがっている人々が、リベラルならまだしもですが、
普通そういうことはあまりありませんね。大連立したがる人々は、
保守派。そして、何かの目的を持っているという気がします。
憲法をいじること、再軍備への道づくり、原発推進……

それでも今回、右翼と言われる人々の一部が、反原発を言いだしたのには、
わたしも驚きと同時に、そうだよな、という感じも抱きました。
右翼思想の方でも、原発事故の奥にある問題を直視するならば、これはやはりおかしい、
こんなものはあってはならない、という結論に達するはずだと思うのです。
国を真に憂うる人ならば。

…しかし、政治家、マスコミはほんとに、電力会社に魂を売ってるんじゃないかと
思うくらい。いや、この国の隅々にまでどれほど電力会社の力が
いきわたっているか、を考えると、楽観はできません。
忘れやすい日本人が、原発、福島、という言葉を言わなくなった頃、
(もうすでにだいぶそうなりかけている気がしますが)、原発推進族が
また頭をもたげてきそうな。
とりわけ、ここにも書いた、マスコミのありようが、私はいちばん怖いです。
カタストロフィーを経験した日本人は、今、煽りに非常に乗りやすくなっている気が
するからです。

国民がしっかりしていなければならない時ですね。

スキップさん。ありがとうございます。

こんにちは。

はじめまして。時々他のブロガーさんのコメント欄にお名前を拝見しておりましたが、今回の鉢呂さんの発言に対して、私もまったくの同感でありコメントさせて頂きました。

「死の街」

つい半年ほど前には、沢山の住宅と住民の活気に溢れていた街を目の当たりにすれば、私でもそう表現せずにはいられなかったでしょう。
その真意は辞任と共に、結局のところ知る事はないのでしょうが、やはりマスコミのハイエナのような群がり方は、嫌悪感を抱きます。

かなり昔の話になりますが、マスコミの毒々しさに違和感を感じ始めていた頃、ある爆発事故で現場が混乱する中、まだ生死も確認しておらず現場の状況さえも分からない状態だと言うのに、「娘さんは亡くなられたようですが、お気持ちはいかがでしょうか」と、マイクを向けた記者がおりました。
未だに、それを聞かされたお父様の顔が忘れられません。

No title

 またも、同感ですね。前原発言は体制が認めるものなんでしょうね。その体制を変えない限り、未来はないという確信に近いものを感じ始めています。右翼が左翼と同じようなことを言い出すと、その支配体制はもう機能していない、不要になっている、腐っている証拠ですね。
 今そうなっているでしょう。右翼が反原発を言い出しました。これきっと結城が要ることなんですよね。でも、そういうニュースを聞きました。昭和維新を言った人々も体制要人を暗殺しましたね。
 我々は、合法的手続きで、体制を壊さねばなりませんね。大変なことですが、熟してくるとあっという間ですよね。今度の原発はその引き金になる性質を持っています。どれだけの国民が福島を自分のことと捉えることが出来るかに、日本の未来が掛かっている、そう思っています。

Re: スキップさんへ

『汚染地を主人探しの犬歩く』

これ、ほんとに何とも言えない川柳ですね。犬の悲しみがそくそくと
伝わってきます。犬ほど一途な生きものはいません。
どんなにせつなかったことでしょう…

俳句や川柳というものは、5万と語数を書き並べるよりもっと、
ひとのこころに直截的に、言いたいことが伝わってきますね。

鉢呂さんは本当にもったいなかったです。悔しい、残念…言いようがないな。
でも、私、「大臣としての仕事を少しもしないまま]と書きましたが、
今日、野田総理が、衆院本会議で、『総合資源エネルギー調査会』の委員に、
原発に疑問を抱く者の数を増やす、と明言したようですから、
鉢呂さんが辞任に追い込まれる直前まで努力していたことが報われる
ことになりそうですね。一つ業績を残した、と言えるのではないでしょうか。
閣僚からは外れても、鉢呂さん、これからもより自由に積極的に、
福島の救済に奔走してほしいなあ。
『死の町』発言は、彼を擁護する声が多いですね。地元の人でさえ。

『放射能、うつすぞ』云々の話は、釈然と出来ないものが残ります。
タイミングが良すぎる。本当の状況はどうだったのでしょう。
記者たちの名を明かしてほしいですね。報道の自由、とは言うものの、
最近の報道見ていると、無節操過ぎて、直には信じる気になれません…

前原発言、なんでもっと問題にされないんだろう。
あれこそ、『個人の見解』ではないのでしょうか。
菅さんの『脱原発』発言は、無理やり『菅総理個人の見解』と修正させられた
ようなのに、どうして、前原発言は追及しないのかなあ。
本当に、マスコミは今、一部を覗いて、ひどいですね。

スキップさん。ありがとうございました。

No title

 驚きました。これほどまでに、意見が一致するとは。鉢呂さんの「死の町発言」仰るとおりですね。私もなぜ問題にするのかがわかりませんでした。死の町ではないですか。だから何とかしたいと言う気持ちであると私も理解しました。安易な慰めは無責任とのご意見にも同感です。
 前原発言、これにも驚きました。政調会長となったら、党の意見ということでおおぴらに言いやすくなったんでしょうか。本性を丸出しですね。
 汚染地の動物の遺骸、胸が痛みます。私も川柳作りましたよ。「汚染地を主人探しの犬歩く」その犬たちのその後はやはり・・・・残念です。戦争中に殺された動物達がいたことと同じではないですか。しかも象は餓死させられましたね。今日私それを川柳にしました。手を合わさずに入られません。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/donate/?grid=header02
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