『銀座にて』

9月12日。銀座へ。
5丁目の画廊で開かれている個展を見るため、そして友に会うために。




詳細はこちら




☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆ 松井大門展 情報 ☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆


日時 : 9月11日 ~ 17日  11:00 ~ 18:00
場所 : アトリエスズキ 東京都 中央区 銀座5-5-13 並木通り坂口ビル4F

画像をクリックしていただくと、大門先生のところに飛べます。




勿論、松井大門先生の絵を見せていただくため。そしてこのブログでお世話になっている、
れんげちゃん、葉っぱさんと会うためです。

お昼12時。個展の会場へ。
大門先生が、どなたかお客様とお話ししてらっしゃるのがまず見えました。
「ナマ大門だっ!」と思わずこころのなかでつぶやく…(爆)
お~~~~~~!!!
先生はとってもやさしそうでした。絵がいいんです!!!

先生の絵は、ブログ上で見せていただいていましたが、まだ、この日本にかろうじて
残っている農家などの絵が、とっても私などには懐かしく。
少女の頃、こういう畦道を学校帰りに歩いたよなあ、
小5の夏。父に会いに帰った九州の高原の村の、私の生まれた家もこんなだったのでは!
…などと、風景だけでなく、田舎の家の、なにか大豆か何かを煮ているような
独特の甘いような匂いや、水を入れた田の泥の香りや、また、初夏の、
青い柿の実の匂いや、…そんなものがすべてわ~っと思い浮かべられるようでした。
今回は、中国に取材にいらした折りの、向うの素朴な老人たちの笑顔の絵など、
人物像もありました。また、先生だからこそ!、と思うような、暖かみのある
植物図譜もあります。

れんげちゃ~ん!!!
彼女は、ちょっと横っちょに隠れて、恥ずかしそうにはにかんでいました。
写真はブログで何回か拝見していたからというのもあるんだろうけれど、
初対面にして、なんというこの懐かしさ!
すぐに手をつないで。…言葉はいりませんでした。

申しわけないけれど、先生を残して、れんげちゃんと私は銀座の街へ。
これからどこかでお食事です。
最初は、銀座ライオンでビールかな、と思っていたけれど、昨日すでに
行ったということなので、資生堂パーラーに案内することにしました。
パーラーはおやすみ、ということで、10階のファロ資生堂に行きました。

こんな感じ。れんげちゃんとの思い出に載せておきましょう。

http://faro.shiseido.co.jp/restaurant/

お腹の今すいてらっしゃる方には、お目の毒かな。
ここはミシュランの一つ星だそうです。お料理はイタリアンと言うより、フレンチみたい。
給仕をしてくださる男の方たちは皆訓練が行き届いて、もの静かでやさしく。

内装もすてきでしたよ。野又穫さんの絵が何枚も壁に高く掲げられていました。

ワゴンでサービスされるデザートは、何種類選んでも切ってくれる。
盛り付けが感動的に綺麗でした。

お腹一杯になって、いろいろ話もして、そこから松坂屋の少し先にある、
ミタケボタン、というボタンやさんにれんげちゃんを案内しました。
れんげちゃんは、お野菜作りがプロみたいだけど、いろいろなんでも自分で工夫して
手作りするのも好きだということで。

このミタケボタン店は、ここ銀座で営業70年の老舗。
先代が海外に行って買い集めて来たという、ヴィンテージボタンが
たくさんあって、服飾界では知る人ぞ知るというお店なのだそう。
私は、『ku:nel』という雑誌の表紙になっていた、ここのボタンを見て、
この店のことを知りました。

ミタケボタン

私は目移りしちゃって、今日は何も結局買えず。
今度、縫いあげた服を持って、それに合うボタンをゆっくり探しに来よう。

さて。画廊には大門先生の奥さまと葉っぱさんとが、戻っておいでの頃です。
れんげちゃんと、西日の照り返しの強い銀座の街を急ぎ戻る。

大門先生の奥さま今日子さんと、葉っぱさんも、すてきな方でした!
大門先生とは日本が捨てようとしている良きもの、についての話をしたり、
今日子さんは、アンティークの服からすてきなバッグなどを作る先生なので、
この日持って来てらした、スエードのバッグを見せていただいたり、
れんげちゃんがミタケボタン店で買った、皮のボタンを見せてもらったり、
これまた、驚くほど多趣味、というかなんというか、マルチな才能を持った
葉っぱさんに、万華鏡作りの話を伺ったり、
そんなことしてるうちに、あっという間に、5時を回ってしまいました。
名残惜しいけれど、先生ご夫妻とれんげちゃんとはお別れ。
温かい握手をしていただいて、私は葉っぱさんと有楽町駅に戻りました。

奥さまともう少し、手仕事の話がしたかった気がします。
もの静かな、気品のある方です。
近くに住んでいたら、いろいろ楽しい情報交換できるだろうのになあ。
いろいろ教えていただいたり。
また、葉っぱさんとは電車の中で、原発のこととか政治のこととかいろいろ
話ながら帰ったけれど、やはりもっともっと話したかった。
ものすごい勉強家です。掘ればいくらでもいろいろなものが出てきそう。
…葉っぱさんとは近いので、また会えるだろうと思います。だといいな。
「姐さん!」と。呼んでみたくなるような人。
わたし、こういうタイプ、ふらふらっとついて行きたくなるんだ!(爆)
葉っぱさん。ごめんね(笑)。

れんげちゃんとは、…れんげちゃんとは。なにか、あまり話さなくても
もうじゅうぶんいっぱい話したような…。そんな満足感があります。
母子?以上に年は違うんだけれど、そのキュートな外見に似ず、というのも
おかしいかな。彼女はすっごい大人です。そしてもの想うひとです。
ブログで知るれんげちゃんは、文句なしに明るいひと。
誰のこころにもストレートに、爽やかな風のように飛びこむ。
しかし、そのまっすぐさは、なんというかなあ。単純な形態ではありません!
ものすごく、微妙なニュアンスのあるストレートなんだ…うまく言えないけれど。

だから。彼女は。みんなのれんげちゃんになる…。
うつむいてる顔や仕草が。可愛い。



そして、大門先生。
先生は絵を通じて多くの人に伝えたいことがある…
それは、なぜ、この日本にまだ、地方には素晴らしい家屋や、人の暮らしが
残っているのに、それを壊そう壊そうとするか!という問いかけです。
先生の描く、古い農家など。それらはまだまだ修理すれば立派に生きていけるのに、
ひとはどんどん惜しげもなくそれらを取り壊し、日本全国どこへ行っても見られるような
新しい、でも味気のない建物に建て替えてしまいます。

先生が訴えたいそれは、ただ、古いものへの哀惜というような単純なことではない。
そこには、何もかもが東京や大阪などの大都会に集まってしまい、
地方の生活が成り立って行かなくなってしまっている、この国の農政や林業政策、
また文化格差など、大きな大きな問題が見えている…。

それは根本のところで、私が今書いている、原発問題にも通じる課題です。
なぜ、福島浜通りに、かくも多くの原子炉が建設されるにいたったのか…
青森県六ケ所村、北海道泊村に、なぜ、各施設は建設されたか…

やさしいやさしい、やわらかい色調の、美しい水彩画です。
でも、私は、先生の、剛毅な思想の一面も見せていただいた気がして、
深く考えこみながら、葉っぱさんともさよならした後の、電車に一人乗っていたのでした……



一匹狼的な生き方をしてきて、いつも根無し草の感覚を持って生きている彼岸花。
このまま。墓場まで、この生き方を貫くのだろうなと思っていた。が。

ひとっていいな、そう、思えた日でした……





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Re:lily姫さんへ

そうなの~。
会ったの~。
初対面のような気が全然しなかった。
今でもなんだか不思議です。
まだみんな、東京の空の下なのよ。
明日はれんげちゃんが帰ります。

lilyちゃんとも会えるとよかったな~。妹だもんね!^^
いつかきっと会える気がする。

そしたらね。とびっきりの『こんなひと』って文章、書くわね♪

面白いわね。ブログで会った方々が、みんな集まったらどんな感じになるんだろう…
どこまでも制限をなくして、友達の友達が、み~んな集まったら?(笑)

ひとみしりの私ですが、れんげちゃんが、そんな壁をぽ~んとのり越えさせて
くれたから。
大門先生のナマの絵。綺麗だったよ~。とってもやさしい温かい絵だった。
奥さまと葉っぱちゃんとは、話し足りなかったなあ…

lily姫ちゃん、いつかきっと会おうね♪


Re: 左官屋女房さんへ

左官屋女房さん。こんばんは。
そうなんです。ほんと、どなたとも、堅苦しい挨拶はいらない、って感じでした。
私ね、正直申しますと、人付き合いがとてもへた。
いい年なのに、初対面の方だと、とっても固くなっちゃうんです。
でも、大門先生ご夫妻、葉っぱさん、そしてれんげちゃん。
不思議なことに、ふわ~っとすぐに打ち解けられて。
時間があっという間に過ぎ、ほんとに後ろ髪惹かれる想いで画廊を
あとにしました。

ブログって不思議ですね。
世の普通の付き合いと同じはずなのに、生身の付き合いでは出せない
本音を、きっと皆多かれ少なかれ出しているんでしょうね。
だから、もう、ブログで自分を知ってくれている人には、気取ったり
駆け引きしたりする必要がなくなってるんだと思うんです。

去年の春。そうですか。^^
れんげちゃんのところで、お写真拝見したような。^^
にぎやかで楽しかったことでしょうね♪
ダジャレの名人トマオさん!(笑)
きっと、左官屋女房さんとお会いできたら、また、すうっととけこませて
いただけるんだろうなあ…。

画像。どうぞどうぞ♪
いつもありがとうございます。
もう半年、たってしまったんですねえ……

No title

私も 彼岸花お姉ちゃんに会いたかったです

そして、彼岸花さんの書く
「Lilyさんは、こんな人」という文章を、ドキドキしながら読むのっ!

わーわーわー 
想像しただけで、震えます **(/▽/)**

No title

彼岸花さんがおっしゃりたい事がとてもよく伝わります。
私もれんげちゃんや画伯や今日子さんと、初めて出会った時も、初対面なのに、もう何も話さなくてもいい感じで、いきなりハグ!でした。
葉っぱちゃんにも会えたんですね。いいなあ。
去年春に、九州で、画伯夫妻、れんげちゃん、そしてLily姫さん、トマオさんトマコさん夫妻に、実際に会いました。
いろんなところで、それぞれがつながってるんだなあ…と、感動です。
あ、それから、いつもながらのお願いですが、素敵なキャンドル画像をお借りしてもいいでしょうか?

Re: 大門先生へ

先生の明るい笑い声が、もう想像ではなく、実際に耳に残っていますので、
これから、『ははは』という声が、今までと違って聞こえてきます。

こちらこそ、素晴らしい絵をじかに拝見することが出来、ほんとに感激でした。
どうか、奥さまによろしく♪
ますますの盛会、お祈りしております~。

No title

ははは
アリがとぅうううううううう!!!!!!
涙がでるぅぅぅぅぅ!!!
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/pekai/signup.html
国境なき医師団
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