『3.11から』 ⑤ [瓦礫処理其の四 福島のゴミ そのごまかし]

さて。瓦礫の問題を続けます。
原発や瓦礫の問題ばかりで気が重くなってしまうかもしれませんが、
どうか我慢してお読みくださいね。

4月17日の朝日新聞によれば、26の都道府県がすでに瓦礫の受け入れに
協力姿勢を示したと言います。

おやおや。

本当に愚かなことを進めていませんか?
『瓦礫の広域処理に国民の皆さんに協力してもらわないことには、被災東北3県の
復興は進まない』という、国を挙げての情緒的な一大キャンペーンで、
今回出た瓦礫の20%足らずを、沖縄にまで薄く広く全国に広めたとして、
それで、瓦礫問題が一切解決し、復興は急速に進むのでしょうか?
広域処理の予算1兆7000億円という大金は、どこに流れていくのでしょうか?
これは被災した地元に落ちる金ではない、広域処理を受け入れた自治体にずぶずぶと流れていくのです。
まるで、政府のいうことを良くきくいい子に与えられるご褒美のように。

しかも、そのお金はさらにどこに流れていくのでしょうか?
一部は、受け入れ自治体の住民のために、また例のごとく保養施設やスポーツ振興施設など
箱モノに使われて、多少は役立つかもしれないけれど、その多くは、瓦礫処理の
産廃業者や、焼却施設建設で、大手建設会社などにただ流れていくだけなのではないでしょうか?

受け入れ自治体の従来からある焼却施設で瓦礫を燃やして、本当に放射性物質が
付近の環境に流れ出ることはないと、誰が言いきり、そしてそれは信用できるのでしょうか?
私は信用しません。瓦礫の放射線量測定は、おそらく杜撰なものであろうからです。
サンプルで、低い数値しか出なくても、別の瓦礫からは非常に高い数値が出るかもしれない。
それを、400万トン、正確で正直な数値でデータ、出してくれるのでしょうか?

中国で作った自転車のかごから放射性物質コバルト60が検出されたといいます。
かごの上側の縁の表面から毎時7.5~10.6マイクロシーベルトが検出されたそうです。
この自転車に、毎日1時間乗ったとして、年間で浴びる放射線は、0.059ミリシーベルトで
放射線被害の心配はないと言います。(4月18日朝日新聞)
また、これだ!0.059ミリシーベルトと言えば、それだけ取り出せば小さいようだけれど、
国が、年間1ミリシーベルトの被ばくに抑えたいとしているその、100分の6ですよ!
私はほぼ毎日1時間近く自転車に乗っているかもしれない。
もし人がその自転車を知らずに乗り続けていたとしたら、ただそれだけで100分の6!
食べものからも、空気からも、庭の土からも、あるいはもう流通してしまって
知らずに住んでいるかもしれない、あの、福島の汚染された土砂を使った建物。
それから知らずに買った汚染された中古車からも、…いろいろなものから、100分の1ずつ、
1000分の3づつ、…放射線を浴び続けるのかもしれません。

中国産の自転車かごだったから、なあんだ!とほっとしますか?
なんで中国でコバルト60なんかが混入したのか、原因はわからないけれど、
毒入り餃子などやらかす中国の、いかにもやりそうなことだなあと、馬鹿にして済ませますか?
微量だから大丈夫、と思いますか?

ちょっと視点を変えてみましょう。
瓦礫でも、また、関東地方の落ち葉などでも、放射性物質を含むものは、焼却すると
線量の高い焼却灰になります。ご承知のように、放射性物質のほとんどは
放射線量がすぐには減りはしない。
水で流され、燃やされ、空気中に拡散し、土表面に堆積し、…ただ、移動するだけです。
それらを私たちは、日々いろんなところで、上にも書いたように、あらゆる形で
浴び続け、また摂食や呼吸から体内に取り込むことになるのです。
原子力関連施設から出る資源ごみは、放射線が低レベルのものは、あるいは公園のベンチになり、
フライパンになり、建材になりして、リサイクルされます。
今度の瓦礫からリサイクルされるものもおそらくそうやって、わたしたちの日常に
ありとあらゆる形で入りこんでくるでしょう。

エッ?と思われますか? …こういうことがあります。

しかしながらここに、「スソ切り」という都合の良い考え方が出てくる。
スソ切り、というのは、「放射能のレベルが極めて低く、人の健康に対するリスクが
低ければ、放射性廃棄物として扱わなくていい」という考え方である。
この制度が2005年の国会で認められたのである。
スソ切り、正式には「クリアランス」とも言う。
クリアランスレベルは放射能の種類ごとに決められているが、
分かりやすく言うと、(職業として放射能を扱う人でない)一般人が、年間に
浴びても健康に差支えない放射能の被曝限度は年間1ミリシーベルトとされているのだが、
クリアランスレベルはその100分の1。すなわち、年間0.01ミリシーベルト未満なら、
原発から出た放射性廃棄物を、一般ごみとして処分したりリサイクルに回してもいいですよ、
という法令なのである。                                        

つまり、廃炉から出た大量のコンクリートやプラスチック、鉄材などが、
その放射線量が低ければ、一般の産業廃棄物として埋め立てに使われたり、
住宅用の建材や公園のベンチ、フライパンなどに姿を変えて、私たちの生活の中に
入りこんでくる、ということなのである。
こうすれば、廃炉の際のゴミは劇的に激減し、あとはレベルの高い放射性廃棄物の処分だけを
考えればいいということになる。
年間0.01ミリシーベルト。ごくわずかな値であるから、身近な生活の中で受けても
害はない、と推進側は言う。
しかし、私たちはいますわっている公園のベンチが
廃炉から出た微量ではあるかもしれないが放射能を帯びたものであり、
今日も使ったフライパンや玩具がそういう性質のものだ、ということは
まったく知らされず、健康被害があってもそれは証明されにくく、
責任の所在も全く追求できない。               
 

実はこれは3年前の7月31日に、『故郷の廃家』という、前のブログで
わたしが書いたものの転用です。
これは、『どうする?放射能ごみ』(西尾 漠著、緑風出版)を参考にして書いています。
                           
福島原発1~4号機は、先日正式に『廃炉』が決まりました。(今頃?という感じですが)
あれほどぐじゃぐじゃに壊れたものが、とりわけ炉心がこれから廃炉していけるのか、
という問題は別にしても、周辺地域の瓦礫なども含め、これから現実に、
とてつもなく多くの量の福島の瓦礫が問題とされることになる。
政府は、福島と、宮城・岩手とは分け、福島からの瓦礫は福島県内で処分、と
言っていました。
皆さんは、「あ、福島の瓦礫は、外には出ないんだ!それじゃ一応安心だ!」
そう思っていらっしゃいませんか?
表向きは、政府はそう確言しています。
ところが、政府はこんなことをやっているのです。
まず、この記事をお読みください。

福島の警戒区域内の放射能ゴミを広域処理化!千葉県がヤバイ

長いので、一応、私が危惧しているというか、怒りまくっていることの概要をまとめておきます。

この4月、環境省は、「放射性物質汚染対処特措法施行規則」改正案に対する意見の募集をした。
内容は、
平成23年12月26日の原子力災害対策本部決定「ステップ2の完了を受けた警戒区域及び
避難指示区域の見直しに関する基本的考え方及び今後の検討課題について」に基づき

警戒区域・計画的避難区域(以下「警戒区域等」という。)の避難指示が見直されることと
なっています。これにより、警戒区域等内の空間線量の低い地域では、
警戒区域等の解除前でも事業活動が再開され、相当量の廃棄物が生ずることが想定されます。
 再開された事業活動に伴い生ずる廃棄物を対策地域内廃棄物として国が処理した場合、
汚染廃棄物対策地域外の事業者との競争上の不公平が生ずることが考えられます。

このため、このような公平が生ずることのないよう、避難指示見直しにあわせて、
早急に対応することが必要となっています。
したがって、本件意見提出については、行政手続法(平成5年法律第88号)第40 条第1項
の規定に基づき、必要最小限の期間を設定して、あらかじめ意見の募集を行うこととしたものです


つまり、警戒区域等の避難指示が見直されたことにより、復興に着手すると、
当然ながら倒壊・半倒壊家屋、公共建造物などの瓦礫が大量に出る。それを、
国が責任を持って処理してあげると、他のケースに比べ不公平だから、他の地域の
ケースと同等に処理しましょう、というのです。

不公平?
記事からの引用。
『つまり通常、事業系ごみはゴミを出した事業者は、事業者自身が処理費用を負担します。
これを(福島に限って)国がやるのは不公平だということ。
なので、警戒区域内であっても比較的放射線量の低いであろう「避難指示解除準備区域」
から出る事業系廃棄物は、通常の廃棄物として事業者が自分で処理することにする。
つまり、放射能で汚染されている恐れのあるゴミの処理を民間の事業者、
つまり産廃業者に丸投げするということなのです!
では、その放射能で汚染された産廃=がれき=ゴミはどこに持っていくのか。
福島県以外にも可能だ。それは民間の産廃業者が決めるのだから。国の規制もない。
産廃業者にまる投げ状態では、不法投棄の問題も出てくる。』

避難区域の指定から解除されたからと言って、倒壊した家屋などは、当然
放射性物質に汚染され、それ自体が放射能を持つだろう!
それを事業者ゴミとして、普通に処理していいというのである!
無論県外に運び出してもいいということ。

更に許せないのは、これが「施行規則」の改正だということである。
つまり、規則なので国会の審議がいらないのだ。

でも、「環境省の役人が勝手に決めた」と批判されるのはまずいので、
一応「国民の意見を聞いて」とパブリックコメントをわずか1週間でやり、
アリバイ作りをしようとしている。〆切は4月9日だった!


放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見の募集(パブリックコメント)
http://www.env.go.jp/press_r/15080.html

この記事の中では、環境省(TEL:03-5521-9267)に問い合わせた
その返答も載っている。

環境省「処理主体を国から事業者に変える改正です」
環境省「責任は国ではなく事業者になります
G「そうなると国と違って反対しようがないですよね。あっち系の人が強行したら住民は反対なにも、泣き寝入りしかないですよね」
環境省「ですから、そうした意見も多いですが、暴力団対策を行っていく予定です」

わずか一週間!!!!!!!
わずか一週間の期間、こういった『意見募集』という名の巧妙な誤魔化しをやって、
しかもそれは、『施行規則の改正』なので国会審議もいらない!!!

わたしがこれを知ったのは4月半ば。とっくに4月9日という締め切り日は過ぎていた!
確か、朝日の新聞記事でほんのちらっと見たような気がしているのだが、
今、確認しようと検索して見たが見つからなかった…
つまり、マスコミもろくにこのことには気づいていないか、あるいは気づいていても
報道しないのか、とにかくこんな大事なことがひそかに行われていたのである!

結果が気になったので、先ほど上記の環境省の電話番号にかけて確かめてみた。
電話に出たのは受け付けの女性。問い合わせの内容を訊かれる。
こういうことだ、と説明すると、途端に警戒した声で、バブリックコメントを
受けたが、予定通り「もう施行されています」、と言う。
「避難区域から解除されても、家屋などは当然汚染されていますよね。その解体したものを
通常の解体事業者が処分して、、例えば県外に運び出してもいいということですか?」
と質問すると、「それは、安全性が確認されたという判断がされたわけですから、
そうなります」という返事だった…!!!!!!

安全性が確認され避難区域から解除された?そんなことを言ったって、
その安全、危険の線引きは、いったい何なのでしょう?

岩手、宮城の瓦礫の広域処理について、その放射性物質としての危険性について
今、国を2分するほどの議論があるんですよ。
それなのに、その陰で、当の福島の被災地から出る廃棄物については、
国会の議論を必要としない『ただの規則改正』だから、と言って、わずか一週間の
意見広告公開で決めてしまったんですよ!!!しかも、数日でもう施行!

『福島から出る瓦礫は当然福島で』処理する、と言っているのは大嘘じゃないですか!
また、『事業活動に伴い生ずる廃棄物を対策地域内廃棄物として国が処理した場合、
汚染廃棄物対策地域外の事業者との競争上の不公平が生ずることが考えられます。』つまり
通常、事業系ごみはゴミを出した事業者は、事業者自身が処理費用を負担します。
これを国がやるのは不公平だということ。
それを言う一方で、『事業者東電が出した、これほどひどい核のゴミは、事業者東電に
処理を任せるのではなく、国が国民の税金をふんだんに使って、処理してあげる』
というのですか?!!!!! おかしいじゃないですか!!!!!!
こんな大きな不公平をやっているじゃないですか!!!!!

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195120001&Mode=0

早速、千葉県の産廃業者は、事業のチャンスとばかり、受け入れを積極的に
進める算段のようです。君津市には水源があるというのに!
この問題には、『南亭雑記』のNANTEIさんが取り組んでおいでのことは
以前紹介しました。

家や公共建造物が取り壊され、それは公のチェックもなく、一般産廃業者が
『平等に♪公平に♪♪』処分する。コンクリートも、鉄骨も、アルミも、
プラスチックも、時には、家具や車や、衣類や家電や、食器や・・・・
そういった大きなものからこまごました物までが、そのままの形で、あるいは
再加工されて、わたしたちの日常の中に入り込んでくるということですよ!
放射線を浴びて雨ざらしになっていた鉄骨やアルミ、プラスチック製品などを
一度溶かし、再加工した、新品のフライパンや家具や、公園のベンチや
ブランコ。砂利や土はどうですか?

わたしたちは、そういう『微量の』、個々を取ってみれば『ただちに健康に害はない』
ものの数々に囲まれて暮らしていくことになります。
赤ちゃんや子供を、そういった環境の中で育てていくことになる!
放射能というのは何十年、何千年と、見えはしなくとも、姿は変えようとも
消えはしないのです。

そういった健康面だけではありません。
『原発を止めると、経済が経済が』、と、日本の経済のことばかり、政府や
推進派の権力者は言う。庶民も、そう思う……。
でも。いつか西日本の工場で生産された工業製品から、普通より高い放射線が検出
されるかもしれません。
日本の食の宝庫、北海道の野菜から、高いベクレルが検出されることになるかもしれません。
日本の大事な資源。海が汚染されて、海産物の多くから、高放射能が検出されるかも
知れません。

ニュースは一瞬にして世界を巡ります。

…中国産の自転車…「あ、やっぱりね!」と笑ってすますことが出来るでしょうか?
明日は日本産の工業製品かもしれないのです。
明後日は、日本産の農作物、海産物、その加工製品かもしれない。
いや、今だってすでに、海外では、日本産は厳しい検査の対象になり、
日本製品の安全性に対する、日本人の安全意識に対する世界的信用は、地に落ちかけていると
言っていいのではないでしょうか?
中国産食品、中国産自転車かごを、わたしたち日本人が笑うことが出来るでしょうか?
経済にとって打撃を与えるのは、原発事故ですか、それとも節電ですか?

…放射能汚染は、出来る限り、いや、絶対に、広げない方がいいのです。
たとえ一つ一つの事例は微量であろうと、低線量であろうと、累積させない方がいい!
低線量であろうと、浴びない方がいいのです。

放射性廃棄物だけではなく、また、岩手、宮城の瓦礫だけではなく、
わたしたちの日常から出てくる瓦礫についても、わたしたちはあまりにも通常無関心です。
首長が瓦礫受け入れを表明した自治体のみなさん。
こんな映像をご覧ください。
これは、東京都に続き、いち早く瓦礫受け入れを表明した島田市の
管理型最終処分場の雨の日の映像だそうです。
これは2月の映像だそうですので、島田市が瓦礫受け入れ表明したそのことと
直接関係はありません。放射性物質測定の数値など出ていますが、これも
受け入れ表明前のことですので、直接の参考にはならないでしょう。

しかし、『管理型』最終処分場という、なんだか名前はいかにも立派そうなものが、
実はこのようにとても管理がずさんなものであるということの一つの例には
なるだろうと思います。

http://youtu.be/RFezsYgYdk0

わたしは、瓦礫は拡散してはならないと思っています。
苛酷なことを言うようだけれど、福島のゴミは福島で処分する。
除染除染といっても、それはただ単に移染でしかなく、一度除染したところも
また放射線量が高くなるところもある。
そこへとにかく住民を急いで戻らせようとしているようにしか思えない政府と自治体。
線量が下がったと言ったって、その数字が信用できないから困るのです。
例えば食品にしたって、100ベクレルは危険だけれど、99ベクレルなら大丈夫と
言われて誰が信用できるでしょう。
わたしは、福島第一原発の周辺の地域は、国が早くこれを買い上げ、そこに、
今回の事故による核廃棄物の処理場を作り、国と東電が責任を持って管理していくしか
ないだろうと思っています。
父祖伝来の土地に住み続けたい…そう思うお年寄りの気持ちは充分理解できるけれども、
国が中途半端な姿勢でいては、いつまでもいたずらに帰還の希望を持たせ、
その間も子供や若い人の被曝は進んでいく…彼らには長い未来があるのです!

福島から出た瓦礫は、小出裕章さんが言うように、いずれ第一第二原発を
廃炉、解体するために、コンクリート、砂利、鉄骨など大量の建材が必要になる。
それにあてよ。…それがいいのだろうと思っています。それしかないでしょう。
国がこっそり責任放棄して、民間解体、産廃業者に任せるなどもってのほかです!

岩手宮城の瓦礫は、一部どうしても焼却せねばならないのなら、国が責任を持って
さっさと最新型の、放射性物質やダイオキシンなどを外の環境に出さない
焼却炉を今よりもっとたくさん早急に作って、しかもそこで同時に発電もすると言うような
よりいい方法を取る。
でも、出来るなら燃やさない方がいい。
わたしは、宮脇昭先生の提言するように、瓦礫を使って、防潮堤を建設し、
そこに、その土地の樹木を混植、密植して、容易には崩れない堤防の森をつくる…
それがベストだろうと思っています。

大量の瓦礫は圧縮されて腐敗し、腐敗ガスを出す、それが火災を起こす…
それは確かに問題ですが、日本の技術と知恵を持ってすれば、それは解決できない
ことなんかじゃあるまいと思います。
それから、瓦礫を、汚染されていない、西日本にまで大金をかけてばらまくのは
反対だけれど、被災地内で移動させるのは構わないのではないかと思う。
現に、福島県南相馬市の櫻井市長は、防波堤を作るために瓦礫が足りない。
岩手宮城の瓦礫が欲しい、と言っていたのです。
しかし、国と県はなぜか、考慮することもなくいきなりこれを断りました!
http://youtu.be/H_oqbXS8CFE

その一方で、福島の廃棄物の一部を、厳重な放射線量管理もなく、
国が責任放棄して民間の解体・産廃業者に扱いを許す!

こんな姑息なことを陰でやる政府ですよ!
岩手・宮城の瓦礫の広域処理の議論は、福島のゴミを県外に持ち出して
減らすための隠れ蓑だったのでは?と勘繰りたくなります。
そして、『施行規則の改正』だけで、いとも簡単に福島のゴミを県外に
ばらまける前例と実績がこれで出来てしまうことになります。
これから、福島原発内のものを、そういう手法でこっそりと処分していくのではないか…!
もし、誰かにこの一連の誤魔化しについて追及されても、
『私どもは、ちゃんと正式に国民の皆様に意見募集を行いまして、国民の皆さまの
了解を得ております』と言い抜けするのではないでしょうか。
そうして、さらに…
わたしが一番恐れるのは、こうやって徐々に徐々に、政府の巧妙な汚染ばらまきを
何の批判精神もなく、ただ『絆』などという情緒的ことばに流されて受け入れていって、
国民に
「もういいよ!どうせ日本中もう薄く広く汚染受け入れちゃったんだから、
原発でも、中間貯蔵施設でも核燃料再処理施設でも、焼却炉でもなんでも、作っていいよ!
お金がたくさん下りるんだし…!」
といった、捨て鉢なあきらめが蔓延してしまうことなのです。

この、パブリックコメントなどというごまかしをして、福島の大なり小なり
汚染されているだろう廃棄物を、無責任なものもいるかもしれない民間業者に任す!
こんなことが、なぜもっと報道されないのでしょうか!
ジャーナリストは何をしているのでしょうか!


……
ああ、嘆きたいことばかりです!

でも、こちらにおいでくださる『杜の舟』ブログのmorinofuneさんが、先日こんなコメントを書いてくださいました。

風の丘の杜はいつの間にか12年目を迎え
幾多の動植物が棲みつく豊かな杜に成長しました。
山中に移り住み、切り開いた土地にもう数千本を超える樹を植えたでしょうか。
たったの十数年で、それもほぼ一人の力でも広大な雑木の杜が出来るのです。
瓦礫を粉砕し木質、無機質なものと土壌を混合させてやれば
腐敗ガスなどが大量に発生することはありません。
工房から出る木屑や鋸屑などを土手に廃棄しているうちに
カブトムシの幼虫が大量に発生し、それを猪が掘りあげて食べています。
踏み荒らされていくうちに土と混ざり、今では椎や樫、紅葉、楠、タブ、椿
キイチゴ、タラの木、烏山椒、櫨、もう限りなく多様な木々が芽吹き
こんもりとした小林を形成し始めています。
この国土の再生は最初の一歩を踏み出せるかどうかに掛かっていますね。


あまりにもひどい、そしてお粗末な政府とこの国の現状…
それに疲れたかたは、一度、杜の舟さんを覗いてご覧になられてください。

たった一人の力で…数千本の樹を…
『椎や樫、紅葉、楠、タブ、椿、キイチゴ、タラの木、烏山椒、櫨、
もう限りなく多様な木々が芽吹き』そこに、多くの生きものたちが集う豊かな森…、
四季の花がいつでも咲き乱れています。
椿だけでいったい何種類あり、それぞれの美を歌っていることでしょう!
これだけの森をたった一人が。十数年で成し遂げられるのです。

宮城、岩手、福島…
多くの人が波にさらわれてしまった、あの悲劇の地・・・
人々の想いを、生活の記憶を今もとどめる瓦礫…
その想いの籠る瓦礫を使って、そこに、このような美しい防潮堤である美しい森が、
海岸沿いに延々と出来たなら、どんなにいいでしょう!
そこに多くの動植物たちが生き、人々が散策したり出来る美しい森…
そして、その内陸部の高台に人々が住み、海岸近くの低地は、自然エネルギー開発の
一大拠点として、世界にその技術を誇る、自然エネルギー『ムラ』を
作っていけないものでしょうか!

巨額の大金を使って瓦礫を汚れていない日本の各地にまでばらまいて、一部業者を喜ばせ
日本中の国民に薄く被曝を広げること。
そこにどんな希望があるというのでしょうか!





















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Re: ききょうかるかやさんへ

偶然ですが、たった今、ききょうかるかやさんのブログ、
お訪ねしたところでした。お返事も読ませていただきました。
ありがとうございます。

自分のコメントのやり直し。私もよくやります。
一番多いのは、いただいたコメントの内容に一つ一つお応えするために
相手の方のを見ながら書いていってて、それを最後に消すのを忘れることです。
自分のコメントの後ろに、相手の方のコメントが半分残ってたりする!(笑。涙)
そうすると、わたしも、いっぱいある > を一個一個消しながら、
再投稿しなおす、ということになります!
わたしの場合、大抵長いコメントなので、それが大変!
昨夜のききょうかるかやさんの大変さ、だからお察しいたします。^^

いい方法がたぶんあるんだろうけれど、わたしはいつもそんなまどろっこしいことを。
どうか、お疲れになられませんように~♪
これからもよろしくお願い申し上げます♪


>

No title

6018彼岸花さん こんばんは。
先日はコメントいただきありがとうございました。

昨夜、というより未明、そのご返事を、私のほうに書かせていただきました。

いったん送信後、間違いを見つけたあとの訂正にすごく手間取って(途中休んで、また始めましたが、今度は Re が何個もついたり、> がずらーっと並んだのがくっついてきてしまったりで何度もやり直し)、そんな時間になってしまいました。

とりあえず送信したのですが、今日は早くから外出してしまい、どんなふうになっているのか一日気になっておりました。
帰宅後、覘いてみましたら無事表示されていました。
どうもありがとうございました。

Re:ききょうかるかやさんへ

ききょうかるかやさん、こんにちは。

ご本、今少しずつ読ませていただいています。^^
今少しお待ちくださいね。
とっても文章が読み易いです。これは相当な文章訓練をなさった方だなあ、
と思いながら読み進めています。

私のブログは今、半閉じ状態。通常のコメント欄を開いていない記事もあって、
コメントお困りになられたでしょう。ごめんなさい。
ききょうかるかやさんのブログ、楽しみにしています。
やってらっしゃればすぐに要領がおわかりになると思います。
私でもできたんですから。^^
私は東京の西郊の町に住んでいます。^^

Re: 葉っぱさんへ

葉っぱさん。こんにちは。

ほんとにひどい会社ですよね。末端の社員に恨みはないけれど、
会社としてのT電のあり方は最低です。
国会事故調での、勝俣会長の答弁、お聴きになりましたか。
自分の責任ということに話が向くと、ぬらりくらりと話をはぐらかして、
そのくせ、菅元総理の対応に話が転ずると一転、はっきりと総理批判。  
これだけ大きな事故を引き起こした会社のトップとしての責任を
感じている風はありませんでした。
国に、ということは国民に、これから何兆かかるかわからない経済的負担と
なによりも周辺住民および全国に及ぶ放射能汚染。
その重大さを考えると、なにか要求するなんてずうずうしいことあり得ない!
って思うんですが、柏崎刈羽原発の再稼働を会社再建の条件に入れるなど
ずうずうしいったら。

もういずれにしても、日本では原子力発電はだめ!
それをどうして認めようとしないんだろう!

ほんとですね。今、一番頼れるのは猪瀬さんですね。
首尾一貫して、東電に厳しい。東電に頼らない東京、というメッセージを明確にしている。


本当にあきれた会社です。

No title

昼にもちょっとのぞかせていただきましたが、その時は時間がなかったので失礼いたしました。
コメント方法、それまで不安でしたが、彼岸花さんの書き込みを拝見し、ほっといたしました。
私のブログのほうは、少し時間をかけての勉強が必要かと思います。

遅くなりましたが、本をダウンロードしていただきありがとうございました。

お忙しい中、たびたびごめんなさい。ひとことお礼のご挨拶まで。

No title

v-22先日、ある会社?wの説明会に参加しました
この夏の値上げについて・・・ね、こっちだって頑張ってるんですよ、ってやつ
原発については一言もなし、というより火力はこんなにお金がかかるんです、って

なんだか、視点がもう全然違う
話しているひとも、本気で半しているようには聞こえない

猪瀬さんに頑張ってもらいたいな、まずは

Re:ききょうかるかやさんへ

ききょうかるかやさん。こんにちは。^^

先ほどお伺いして、小説、持って帰らせていただきました~。
お気に入りに入れておいて、今晩ゆっくり読ませていただこうと思っています。
ききょうかるかやさんのところの私のコメント、さっきちょっと読み返してみたら、
漢字の変換間違いばかり!(笑)
いつも気をつけて書いたもの読みなおして確かめるようにしてるんですが、
気づかないまま送ってしまったようで(汗)。
あとで訂正させていただきに伺いますね~。

私もパソコンの原理など基本的なことはちっともわからないのですが、
ブログはブログ上で知り合った若い方に教えていただいたりして少しずつ慣れて
まあまあ、出来るようになりました。
ここがわからない、ということがおありでしたら、訊ねてみてくださいね。
私でわからないことは、強力な助っ人がここの仲間にいらっしゃるので、
訊ねることも出来ますし。^^

このブログの前のブログでは、3年ほど前にかなり反原発のこと書いていました。
こちらではそもそもは、自分が好きなもの、美しいと思うことなどについて
書いていこうと思って始めたんですが、3.11以降、また過激な反原発ブログに
戻ってしまいました(涙!)
今は怒ることに少し疲れ、休んでいます…。

国民が自分たちの国は自分たちで作るのだ!という気持ちが欲しいですね。^^
ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

No title

彼岸花さん、昨日はコメントをいただきありがとうございました。

ブログ初心者で、初めての書き込みは、深夜、後で読み直そうと、下書き保存のつもりだったものを送信してしまい、十分な読み直しも出来なかったものでした。

コメントのお礼の書き方もわからず、昨夜遅く自分のブログに書き込んだりしておりました。その文をこちらにお送りできればよいのですが…… 
まだいろいろなことが本当によくわかっておりません。

本日、彼岸花さんのブログを改めて拝読させていただきました。
そして取り組まれている大切な課題について再考させられました。

人類の未来もこの国の未来も、個人としての未来と同じだという観点に立たなければ、人々の無関心のうちに危険な方向に突き進んでいってしまいますね。
3.11から日本はすっかり別な国土になりましたが、それは抱えていた問題が明るみに出ただけという気もいたします。

また訪問させていただきます。

Re: 葉っぱさんへ

葉っぱさん。おはようございます。
こんな下の方まで遡らせてお手間をかけさせてしまってごめんなさいね。

葉っぱさんと同じ。何かね、考えていると、し~んと悲しくなってしまい、
気落ちしてしまったんです。
国民の大多数が、原発はもういやだ!と思っている。
電力不足にしても、アンケートによれば、原発を再稼働するより、
多少の不便や経済の落ち込みがあっても、節電する方がいい、
電力の足りない生活に自分の方を合わせる!と言っている人が
これまた60%だったかな、圧倒的に多くて、再稼働しないと困る!というひと
はほんの少ししかいないんです。

それなのに、その国民の声は政治に届かない、というか、届いても
無視する政権なんです。
これだけの被害を出した福島第一原発事故。その経済的損失だけ
取ってみたって天文学的数字。まして人の生活に与えた苦悩は
数字では測り知れません…
そんな原発を再稼働したり、新設したり、という重要な、国民の生存権を
左右するような決定が、一部の凝り固まった政治家や経済人、そして
その立地自治体の一部の人間だけの欲によってゴーサインが常に
出されていってしまう…
そのことに深い深い無力感を抱き、気持ちの張りを失ってしまいました…

でも、黙ってしまってはおしまい。
もう少し、休んで怒りのエネルギー溜めて、また書きだします!
もうちょっとおまちくださいね。^^

今月はそんな無気力の中、キャンドルナイトもパスしようかな、って
夜の11時ころまで迷ってたんですよ。・・・・・・
でも、被災地のかたの姿が背中を押してくれました。
どんな風にキャンドル立てようかなって部屋を見回していて、ふと
思いつきました。骨董市で先日買ってきた古い安っぽいオルゴール。

葉っぱさん。いつもありがとうございます。
あきらめないで訴えて行きたいですね。植物たちのようにたくましく…^^

No title

v-22コメント欄を閉じていらっしゃるんですね・・・・
空の写真も、たくさん・・・・都心ではあまり空は見えません
そして、悲しいことが続きすぎて、復興その他、助けたい人達が増えていっているような
自分の無力さだけが思い知らされます

地震だけじゃなく、竜巻の心配も・・そして何より交通事故、なんてのも今年は他人ごとではなくなり、こんごもこのままじゃ増えそうな予感さえ感じるこの国
安全、危機管理・・どれだけ本気で考えているんでしょうね、あのお方たちw

画像お借りしますね
いつも素敵な試みで楽しさもあり、悲しさもあり・・かな

Re: スキップさんへ

スキップさん。こんばんは。
スキップさんが戻っておいでになったと思ったら、入れ替わりのように
休みにするようで、すみません。ちょっと前から考えていました。

私などは、頭を冷やして、もう一度客観的に見てみるのもいいかなと思いました。
去年までに国民が挙げた声が、ようやく政治に届きつつある気もします。
TPPも原発再稼働も、政府の思う通りにはしないでいますしね。
でも、きっと、国民の隙を突くように、一気に大事なことを決めてしまおうと
まだしていると思います。安心は全然できませんね。

ほんとに。今のテレビのお笑いなど見ても一向笑えません。自分たちだけで
盛り上がっている浅ましさ…

『風と落ち葉と旅人』。聴いてみました。^^
チューイングガムというデュオ名に聞き覚えはあるのですが、歌を聴いたのは
初めてかもしれません。いい歌ですし、またいい声ですね。^^
12歳と10歳ですか、まだほんとに若いご姉妹たちだったとか。
少女期にしかあり得ない、清らかな歌声ですね。
歌詞も、あ~、ふらりと漂泊の旅に出たい私の今の気分にぴったりかもしれません。
他の歌も聴いてみましたが、ほんとに綺麗な声…

スキップさん。ありがとうございます。
また戻って来ます。ぽちぽちと短歌や俳句も作ってみたいと思っています。^^




Re: NANTEIさんへ

NANTEIさん、こんばんは。
お手間をとらせてしまってすみません。
また、こんなふうに急にお休み宣言してすみません。
ちょっとの間休みます。そしてまたパワーアップして戻ってきます。^^

お休みの間に、いろいろ本を読んだり、映画を見たり散歩もしたいと思います。
前にNANTEIさんが紹介してらした神田界隈の散歩もいいなあ。
銀座もいいですねえ。
良い喫茶店でゆっくりしたいな…

『志ん生のいる風景』、読んでみますね。^^
あ~。こういうとき、落語はいいかもしれませんね。特に古典落語。
志ん生師や圓生師が生きておいでだったら、聞きに行くんですけれどね。

NANTEI さん。ありがとうございます。

No title

 楽しく笑っても、笑いきれないこのごろですね。どす黒く汚れた血の塊が、癌の塊が生き物のように光り、悪さをしようと虎視眈々と機会をうかがっているような、そんな不気味さの中にあります。ひと時、お笑い番組やバライアテイーを観て笑ってもその後、開放感がないですね。
 ところで、チューイングガムという姉妹の歌手覚えていますか。「風と落ち葉と旅人」が代表曲です。これを久しぶりに聞いたのですが、癒されました。落ち着きました。全く忘れていた歌だったんですがね。もしよかったら、聞いてみてください。曲名でヒットします。

すみません。

拍手コメントは500字以内ということを、すっかり忘れてそのためにエラーが出てしまいました。
せっかくこの欄で私と千葉アクションのことを紹介していただいたのに、
はたと困惑してしまった自分がいました。
なにも取り組んでいないエセの自分に気が付いたのです。
それは一に勉強不足をそのままにしていたという、取り組みの甘さです。
この問題を語りかつ訴えてゆくには、まず化学的論拠を持たなければなりませんし、法的なことも学ばなければなりません。情緒だけの反対では説得力などあるわけないですから。
それでまずは核廃棄物について、一番苦手な科学的に理解することから始めようと決心した矢先でした。
そのもっとも良き先達の休養宣言!
なんという脱力感。

でも、そう長いお付き合いをさせていただいたわけでもありませんが、
彼岸花さんの深い無力感とそれにともなう底知れぬ悲しみは、
おこがましいようですが良く判っているつもりです。

しかし、絶対に閉じこもらないでくださいね。
この機会に、短い漂白の旅もいいでしょう。
山間のあるいは半島の突端で、しなやかに生きている人々の顔をみるだけでも、
違う思いが生まれてくるかもしれません。
あ、彼岸花さんの場合はもっと哀しみが深くなるかもしれませんねえ・・・
困ったものだ。
それは冗談ですが《「志ん生のいる風景」矢野誠著・文春文庫》でも読みながら、
小さな旅をおすすめします。

Re: 鍵コメさんへ

鍵コメさん。ありがとう。ちょっと安心した。^^
でもまだ心配よ。しっかりお洋服の裾、つかんでおかなくちゃ!(笑)

ここで言ってくださったこと。ほんとにそうだと思う。
そうなのよね。一蓮托生。少しでもいい方法をみんなで考えていくしかない。
それに少しでも役に立つんだったら、もうちょい、頑張ってみるかなあ…!^^

ずっと、見ていてくださいね。お互いにね♪^^
ありがとう。とっても嬉しかった♪
これからもよろしくです~~~!

Re: んさんへ

んさん。こんばんは~♪

広島・長崎の原爆と福島第一原発事故の違いはどこにあるのか、
なぜ、広島長崎はすぐに人が住めるようになったか、という問題ですが、
こういうことらしいですよ。
例えば、セシウムの量で言うと福島は広島の168倍もあったと、言われています。
その量の違いがまず第一。広島の原爆リトルボーイのウラン135は50キログラム。
内、核分裂をしたのは800グラム。ところが福島は一基だけでも数十トンの
燃料が入っていました。その放出量は168倍と言われています。

広島長崎の原爆は爆弾ですから、一億分の一秒という極めて短い時間に
一挙に爆発させました。ではなぜ、広島などの残存放射線量が少なかったか、というと、
広島の場合、上空570メートルのところで爆発させました。このとき、発した熱は
中心部で100万℃、あの球体の外側でも7000℃あったそうです。このすさまじい
高温は、核分裂の分裂片、ウラン235の燃え残り、そして爆弾の容器など、
すべてのものを一瞬のうちに気化させました。
亡くなった方々は、この熱線と大量の放射線と衝撃波で死にました。
そしてこの高熱は、爆心地付近の空気を一気に膨張させ、爆心地付近は一時
真空地帯になりましたが、その後、今度は周りの空気が真空地帯に逆流し、
強い上昇気流によって塵や残骸粉そして気化した放射性物質が上昇気流に乗って
成層圏近くまで上昇し、多くは気流に乗って拡散しました。
そのため、地上に降った降下物は割合少なく、それで、広島などの復興は早かったんだそうです。

チェルノブイリの場合は、地上で爆発事故が起きたために、爆発で拡散してまた地上に降ってきた
放射性物質も、広島などよりはるかに多く、それであのように30年経ってなお
ひとが住めない土地になってしまいました。
福島の場合は、核燃料の量がはるかに多いのだけれど、一応圧力容器、格納容器
というものが飛散の防止の役割を幸運なことに果たした。
これが、もし、水蒸気爆発などが起きていたら、今の数千倍の汚染になっていたかも
知れないと言います。菅総理などが言うように、もっと最悪の事態だってあり得た。
そうしたら、日本の半分が、ほんとにだめになっていたかもです。
ただ、福島の場合は、ヒロシマ・ナガサキ、そしてチェルノブイリと違って
大きな爆発を引きおこさなかった代わりに、はるかに多い放射性物質が
まだ福島原発内に残っていて、これからも何十年とだらだらと出し続ける、
ということが大きな違いであり、困ったことなんだそうです。
つまり低線量被曝を長い間にわたって続ける、ということが広島などとの違い。

だから、この3つの場合は同じレベルで語ることは出来ない。

それから、広島・長崎に関しては、敗戦国日本には、原爆の被害の資料が全然
渡されませんでした。原爆投下する時点で、アメリカは被害の大きさの
実験データを広島や長崎で集めることにしていました。ABCCという組織が
被爆者の死にかたや後遺症も含め、調査を行い、そのデータは日本には
渡されなかった。戦後10数年経ってようやく一部が公開された。
だから、日本には、投下直後のデータというものを集めようがなかった。
医師たちに、アメリカの協力は与えられず、彼らは手探りで被爆者の治療にあたったと言います。
肥田舜太郎さんという方は、今80何歳かな。そのとき広島で治療にあたっていらした
お医者さん。今も老体に鞭打って、低線量被曝の危険を世界に訴えてらっしゃいます。
広島などにどれほどの残存放射線があったとしても、日本人はそれを
知りえなかった、ということだそうです。

…いずれにしても、なんと、核というものは恐ろしいものでしょうか。
原子力発電というものは、この核兵器開発をいわばごまかすために『平和利用』
などと言って、日本に持ち込まれたもの。核のゴミのことなど誰も真剣に
考えてこなかったし、いつのまにか『安全なもの』という神話が作られて
行ってしまったんですね…。

ほんとに核はいやです。なんかもう理屈じゃないんですよね!(苦笑)

どこが政権とっても、ろくな予感しないですね~~!
ほんとに困ったもんです!

んさん。ありがとうございます~♪

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

広島や長崎に

投下された原爆の放射性物質は如何処理されたんじゃろ?
それとも原爆の放射性物質とは半減期が違うのか?
広島、長崎に学べ!と言いたいけどね。

原発事故と原爆の違いはあるが、被爆から復興のヒントみたいなモノが有るとして?
有ると思いたいが、そのへんのノウハウをキチンと応用して欲しいなぁ・・・

でも暫くは無理そうじゃな、民主も自民が政権奪い返しても、維新の会が政権獲っても・・・やれやれじゃ。
あれ?何を如何主張したかったんじゃ?
「わしはまだ暫くは納得できそうにない!」は確実じゃな。

Re: うみそら居士さんへ

おはようございます。

> 「パブリックコメントの募集の報道」は知りませんでした。

そうですか。やはり…
うみそら居士さんは、原発関連の記事をいつも細かくチェックして
それを伝えてくださってる…
そのうみそら居士さんが見落とすくらいですから、きっと、ちいさくしか、とか
ごくあっさりとしか、報道されなかったのでしょうね。
今は、記者の危険への直感も鈍ってしまっていますから、こんな大事なことも
する―したり、扱いが小さくなったりするのでしょう。

この国のやり方は、昔からこうだった気もします。
国民にとって将来禍根を残すぞ!と思われるような危険な法案や条例や規則
などが、何か他の大きな問題が起きたとき、こそっとばたばたっと提出され
決められてしまう。
重要な問題ほど、ろくに審議もされず、ばたばた急ぎ足で決められてしまうのは、
ぐずぐず審議していて、国民がその重要性に気づいて騒ぎだすのが
困るからでしょうね。原子力ムラのやり口もまったくそうですね。
計画停電もそうだったし、この、年間0.01ミリシーベルト未満なら、一般ごみとして
処分していい、とするクリアランスレベルというものも2005年、
充分な審議をしていたでしょうか。
もう一つ、心配なのは、原発問題ではないけれど、『秘密保全法』です。
これももう文は出来あがって、提出を待つばかりだと聞いています。
国民の眼がそっちを向いている!というようないい時期を見計らって、これを提出、
あっという間に、自民党民主党の圧倒的多数でこれが通ってしまったら、
ネットでの発言も、自由に出来なくなる恐れがあります。
そうしたら、原発政策の批判をするひとも、手足をがんじがらめに縛られることになる。
私はそれも今、すごく恐れています。

でも、こういうことも、マスコミはあまり取り上げないんですね。
これ通ったら、日本は大変な国になってしまいます。

また、教えてくださいませね。ありがとうございます!^^

Re: take1960さんへ

おはようございます。
真鶴の問題。偶然わたしもたった今、「これは!」と思い、tweetした
ところです。市議会議員だから、公務員だからと言って、自分の考えも
述べられない…これはやはりおかしい気がします。
民主党も、党所属国会議員に、ツイッターやブログを使って政策の審議経過や
個人的な情報の発信をしないよう“自粛”を求める通知を出していたらしいですね。
三井辨雄、桜井充両政調会長代理名で17日付で出されたそうです。(産経ニュース)
公務員としての良識は求められるでしょうが、これがどんどん自粛が自粛を呼ぶ、
日本の悪しき心性によって、当たり前のことになって行って、
『もの言えば唇寒し』…の状態になって行くことをすごく懸念します。
それでなくとも、ネットの監視は進んでいっているというのに…

ほんとになにか信じられないような勢いで、国が悪い方に突っ走って行って
いる気がします…。

ありがとうございます。



No title

おはようございます。
「パブリックコメントの募集の報道」は知りませんでした。
こちらが見逃していたと言っちゃあ…それまでなのですが、
いちおう…原発関係のニュースに関しては注意して見ているつもりなので、
私の目に止まらない程度の報道のされ方ならば、
ある意味…報道されなかったも同然かな?とも思いますね。

「わずか7日間の意見募集です! しかも、13日にはもう施行されている!」
これも、今までの「原子力ムラ」の常套手段ですよね。
大事なことはずるずると先延ばしして、決めても抜け道だらけの骨抜き。
くだらないことだけはさっさと決めてゴリゴリに突き進む。

ん?今…こう書いていて、民主党も原子力ムラと同じだと思いました(笑)
ありがとうございました。合掌

No title

ひとつのボタンを掛け違えると全部のボタンが違ってしまうように、原発を作ったことで昨年から世の中全てに悪い雰囲気が漂っている感がします。
この問題に端を発したTwitterで僕の住む小田原に隣接した真鶴でも変な動きが進んでいます。しかも議会という場において・・・
なんだか世紀末のようなすべてがおかしくなっているような気がします。
なんとかせねば、という思いだけが空回りしている…。

Re: うみそら居士さんへ

うみそら居士さん。こんばんは~♪

これね。ひどいでしょう。
中身よりも、その手法が腹が立ちます。
このパブリックコメントなるもの、一応4月3日の「 報道発表資料」という形で
募集されたらしいですから、例えば、環境省のホームページだけでこっそり、
というようなものではなかったようです。
知っている方は知っていたということですから、私が気がつかなかっただけ???
新聞やテレビで、このことについてのはっきりした報道はあったのでしょうか。
うみそら居士さん。このパブリックコメントの募集の報道。ご覧になりましたか?

新聞記者やテレビ局の記者が、この報道発表を受けていながら、まったく報道しなかった、
あるいはほんの小さくしか扱わなかったのだとすれば、ジャーナリストとしての
センスを疑ってしまいます。
わずか7日間の意見募集です! しかも、13日にはもう施行されている!
早すぎませんか!? 何をそんなに慌てているのでしょう…
この件については、私の誤解もあるかもしれないので、もう一度記事にしますね。^^
誤解というのは、その事業者ゴミの中身のことなんですが。
私が書いたような、例えば、警戒区域にあった民家の住人が、帰還にあたって
家を新築しなおす。その時に古い家は多少は絶対に汚染されているはず。
その解体ごみや、不用品などは、通常解体業者が依頼を受けて処分するのでしょうが、
こういったものが含まれるかどうか、という点です。
事業者ゴミの中身がはっきりしないんですよね~。
『十分に線量の低い区域で行われる事業活動に伴い生ずる廃棄物(製造工場で生ずる
原材料の切削くずや事業所で生ずる紙くず等)』
と、書いてあるんですが、この『等』というのが問題ですよね~。
いくらでも拡大解釈できますものね。

いつもありがとうございます♪

No title

彼岸花さん。こんばんわ。
気合いの入った記事をありがとうございます。

食品の自主規制に文句をつけた農水省に負けず劣らず、
環境省もひどいもんですね~。
結局…この官僚制度というやつを根本から何とかしないと、
もうこの国には明るい未来はないかもしれないと思いました。
ありがとうございました。合掌
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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国境なき医師団
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