『またね』  愛しき(かなしき)もの 其の十五

みなさん。またね。

小さなあずさはまた箱の中。
娘の家の茶箪笥のお家に帰っていきました。


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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: ららさんへ

さすがららさん。箱の絞りの模様と、縮緬の絞りの鶴の模様が、
全く意識してなかったんですけど、まるでひとつながりのように
写っていましたね。
私も自分で、あれ、つながってる!って思ったくらいです。
よく気づいてくださいました。

お雛さま。私もずうっと出してあげてなくて、きっと長いこと
我慢してらしたろうと思います。
ららさんのお雛さま。ぜひ来年は、少し頑張って、出して差し上げてくださいね。
とはいっても、きっと大変。少しずつ楽しみながら、ね。
きっとね、お母さまが一緒にいてくださいますよ。
ぼんぼりに灯りがともったら、きっと手を叩いて…。
ぜひね、来年。

ちりめん。実は私がお見せしたのはそう大したものではありません。
ちりめん、という布は『しぼ』が特徴です。
細かな細かな皺が全体に入っている。
それは横糸に捩じをかけて織りあげるから。
だから平絹と言って、つるっとした絹織物よりも、絹糸をたくさん使うし、
しっとり柔らかくて重いのです。
今は、縮緬細工というのが流行っていて、小さな小物にこのちりめんの
素晴らしい古布などが使われていますが、
切り崩すのは勿体ない気がします。ほとんどは、レーヨン製でしょうけど。

でも、ららさんのお母さまのお召しものは、きっと素晴らしく上質な
ものだったろうと思います。美しい柄、そうして素晴らしい手触りだったんじゃ
ないかしら。
庶民はその頃おそらく、木綿か、絹でも銘仙という着物を着ていたと思います。
銘仙は平絹。薄っぺらです。そんな中、縮緬の美しい柄の着物を
幼いお母さまが着てらしたら、やはり目立ったのではないでしょうか。

なんだかふと、森茉莉さん。森鴎外の長女にして作家、の娘時代を
思い浮かべてしまいました。森鴎外は、この茉莉さんを溺愛して
それはそれは素晴らしい着物を誂えて着せて楽しんでらしたのです。

ちりめんは感触が素晴らしいです。
やわらかくてしっとり重く冷たい。触りたくなるのも無理からぬ布。

でも、小さい方にはそれは厭でいらしたでしょうね。
お母さまのお小さい頃…。なんだかきゅうっとしますね。
私の記事が思い出のよすがになってよかったです。

昨日私もね、お店でぼたもちを見かけて、ららさんのことを想ったんですよ。
一所懸命小豆を初めて自分ひとりで煮て、おはぎをお作りになった
いじらしいららさんの姿を。

No title

梓ちゃんの入っている箱の模様・・・
あのちりめんの布地ととても似ていて、かわいいです。
あずさちゃんもお雛様もまた来年ですね。
ららのお雛様はもうずっとお顔を見ていない。きっとお雛様が悲しんでいるかもしれないです。母の母が買ってくれたケース入りのお雛様も物置の中・・・来年こそはちゃんと飾ってあげようと思います。
ちりめんってこういう布地なんですね。母の思い出話の中に「ちりめんの着物」というのが出てくるので、名前は知っていたのですが見るのは初めてです。
母の話はこんな感じでした。
「小学校に入りたての位の小さいころ、お母さんとおばあちゃんが奮発して、自分にちりめんの着物を買ってくれたの。それを着て町を歩くのがいやでね~。町を歩いていると知らないおばさんが「あれ、ちりめんだよ、」と小声で言って着物をさわってくる、それがほんとに辛かったの。でも、嫌だっていえなくて我慢して我慢してきていたのを覚えてるわ。子どもにとってはすごく高価なものとかそういうことは全然関係ないのよ。小声で悪口を言われているのと同じ気分だった・・・」
それを聞いて、ちりめんってどんな生地なんだろうとずっと想っていたので、写真で見せていただいてとてもうれしかった・・・
彼岸花さんの記事は不思議と母の記憶に繋がるんです。
ほんとうにありがとうございます。もうすぐお彼岸です。

Re:鍵コメさんへ

ちょうど日程が重なってしまいましたね。
そちらの旅のほうが…大変そうというか(笑)、楽しそう。
くっついていきたいくらいです。
でも、ありがとう~♪

そちらに連絡入れておきました~。
とっても嬉しかったです。

Re: HOBOさんへ

HOBO さん、最初、もう彼岸花のところを一年後にしか
訪ねてくださらない、とおっしゃってるのかと思って、
びっくり悲しくなりました。
ああ、よかった。あずさに言ってらしたんですね。

はい。人形のあずさはまた一年後に。

でも、本当ですね。
毎日会っても心が通じないこともあれば、年に一度数年に一度でも、
また遠く離れていても、前置きもなにもいらない、言葉さえいらない、
心が通じ合う友もいるんですね。

それはほんと、相手を想う心の深さによるのだと思います。
私がしばらく記事をアップしないでいた。そうすると、HOBO さんが、
「寂しいのかい?」と声をかけてくださる。 
乙山さんが、短いけれど、滋味あふれる言葉をかけてくださる。
その他、知らぬふりしていつもどおりに声をかけてくださる方。
声はかけないけれど、黙って訪問の跡だけ残して、「見てるよ」
「待ってるよ」という意思表示をしていってくださる方。
ご自分のところで温かく迎えてくださる方・・・。

ああ、ほんとに友っていいなあと思います。

HOBOさん、ほんとにありがとう。
彼岸花、ときどきバッテリー切れ。もうすぐ充電終わりますので、
そしたらまた記事書いていきます。

これからもどうぞよろしく。
私も全記事、ちゃんと読ませていただいてます。
何インチのお買いになったんですか?(笑)
まさか壁面いっぱいくらい大きいのとか(笑)。

また、私の方は、一年後といわず、毎日でもお訪ねください。
そして、喝を入れてください(笑)。






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ではまた来年また会う日まで!

こんばんわ、彼岸花さん。

年に一度だけ会える友人がいてそれがもしずっと続く友情なら
悪くないなと思います。毎日会えてもいつ終わるかわからない友情
より、年に一度の再会を心待ちにする日々も素敵かなと思いますね。

 ぼくは友人はたくさんいなくてもいいと思っています。会えなくても
想いあう時間の尊さをと考えてしまうのです。乙山さんや彼岸花さん、
たまに連絡し「寂しいのかい?」などと言ったりする。寂しいのは自分の
ほうで相手と苦笑いの握手をする。遠距離握手というやつですかね?ははは。
いい人かどうかはこの齢になると会わなくてもわかります。惹きあうとは
そういうことです。いちばん近くにいる自分自身にでさえ距離をおきたく
なることがあるぐらいですから!信頼しているはずの自分を箱につめて、
一年後に取り出してみたいなとも思います。
「会いたくて会いたくてただ僕に会いたくて」

そうだなあ、乙山さんの言う通り、ホントの友人は遠くにいる。
会えないときに想うこと、「寂しいか?」と訊いてみる。
このまえ友人GONに連絡したら、「何インチのテレビ買ったんだい?」と
訊かれた。なにも言わなくてもちゃんとぼくのブログを見てくれている。
友情とは言葉ではなく想うことだと、そんなことを今さら。

あずさIN BOX、また会う日まで。



HOBO

Re:HOBOさんへ

HOBOさん。ありがとう。
長く記事アップしなかったので、ご心配おかけしてしまいましたね。
彼岸花、大丈夫ですよ。
何回か記事書いたんですけど、直したりしているうちに
季節や内容がずれちゃったりして、載せそこねてしまいました。

心配してくださったHOBOさんの友情に、とっても感謝です。
ありがたいものだなあ、と、心から思います。
また元気に記事出していきますから、読んでくださいね。

本当にありがとうございます。
お気持ちがとっても嬉しかったです。

彼岸花さん

おはようございます、彼岸花さん!
ふむふむ、また沈んでますね?
いまばたばたしてますんで、こんやゆっくりコメントしまーす。

しっかりね!
あずさIN BOX。


HOBO

Re: 鍵コメさんへ

行くのよ~(笑)。
どっかで知らずにすれ違ったりして。
一番生き生きしたお嬢さんを探すと、当たり!かもね。

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Re: れんげさんへ


『8時丁度の、あずさ2号で、私は私はあなたから 旅立ちます』
です(笑)。

沿線沿いの風景は、私の住むあたりもなんとなくあんな感じなんですよ。

れんげさん、ありがとう。

Re: そらまめさんへ

そらまめさん、こんばんは。

ポニョ。…
ああ、そう言えば、顔だけ出してるところ、似てるかもしれませんね。
『あずさ。そらまめさん、だ~いすき!」ってね(笑)。

そらまめさんのお母さまは毎年お雛様、お出しになられるんでしょう。
尊敬してしまいます。
私は娘が中学生になった時くらいからは、出してもお雛さまたちだけ。
七段飾りはずっともうやっていません。
そう言えば娘。小さい頃、七段飾りの骨組みの中に潜り込むのが好きだったなあ。

最近では、お雛様たちでさえ、しまい込んだまま。
だめ母なんですよ。

でも、これを機に、来年からはちゃんとしようかな。

ありがとうございました。

No title

8時ちょうどじゃないの?知ってるよ、あずさ2号。(笑)

No title

ハンカチ布団の間から覗かせた顔がポニョに似てるなぁと思ってました。(笑)
素朴ながらも、かわいらしい蝋燭人形ですよね。

昨日実家に帰ったのですが、雛人形はまだ飾ってありました。
一緒に片付けようかな?とは思ってみたものの7段は流石に軽く手伝う規模
ではないとそそくさとアパートへ戻ってきました。
悪い娘でごめんなさい。(失笑)

きっと彼岸花さんの娘さんも飾ってくれる母の愛に感謝していると思います。

Re: asobo さんへ

ありがとうございます。

可愛い箱でしょう。
既製品ですが、小さなろうそく人形のあずさにぴったりの箱。
手のひらにすっぽりと収まります。ふたは千代紙です。

この箱に住むあずさは、ろうそくあたま。
あまり言葉はしゃべれないのです(笑)。

でも「asoboさん、またあそんでね、ね。」
そう帰りしなに言ってました。

Re: 乙山さんへ

ありがとうございます。

あずさはまた、春の夜の夢をうとうとと見ながら、
来年まで箱のお家で過ごします。

ひさしぶりに外に出られた後で、あずさはなんだか嬉しそうに
帰って行きました。

乙山さん、ばいばい。またらいねん。

No title

かわいい箱ですね。
ふたの絵柄は着物の布とかですか?
箱のいろもすてきです。

またね

また、会おうね。
プロフィール

彼岸花さん

Author:彼岸花さん
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『しだかれて十薬忿怒の息吐けり』

『南亭雑記』の南亭師から頂戴した句。このブログになんともぴったりな句と思い、使わせていただきます。
十薬とはどくだみのこと。どくだみは踏みしだかれると
鮮烈な香りを発します。その青い香りは、さながら虐げられた若者の体から発する忿怒と抗議のエネルギーのよう。
暑い季節には、この強い歌を入口に掲げて、私も一民衆としての想いを熱く語りましょう。

そして季節は秋。
一足早いけれども、同じく南亭師からいただいた、この冬の句も掲げておきましょう。

『埋火に理不尽を焼べどくだみ荘』

埋火(うずみび)は、寝る前に囲炉裏や火鉢の燠火に灰をかぶせて火が消えてしまわぬようにしておいた炭火などのこと。翌朝またこの小さな火を掻き立てて新たな炭をくべ、朝餉の支度にかかるのです…

ペシャワール会
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